私訳・源氏物語

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January 7, 2009
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カテゴリ: エッセイ

 私は文章教室で添削を受けたことはありますが、他人様の文章しかもアマチュアのエッセイをこんなにたくさん読ませていただいた経験は、ありません。

 読んでいくうち、書き手の人となりや個性が見えてきて、つい引き込まれていきました。

 起承転結をしっかり心得、ユーモアをちりばめ、構成に工夫をこらした「うまい」と感じる文章でも、どこかに自慢のような自意識過剰なニオイがしたり、力が入りすぎたためか全体がこなれていず、息苦しさを感じる文章は男性に多く、女性の場合は、ご自分の不幸な生い立ちや弱者としての哀しみが目立ちました。

 長年書き慣れていらっしゃるであろう方の文章は、さすがにうまく纏めてはあるのですが、失礼ながら、ひらめきや輝きが感じられませんでした。

 では、読んでいてどんなエッセイが心地よかったかというと、気負いのない素直な文章でした。

 文章の中に「自分」を込めるのはもちろん大切なことではあるのですが、自意識とでも言いましょうか「自分の気配」を感じさせず、さらに自分の体験だけに留まらず、そこを突き抜けたエッセイに仕上げることは、なかなか難しいものだと考えさせられました。






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最終更新日  March 21, 2017 05:23:33 PM
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