私訳・源氏物語

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June 28, 2011
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カテゴリ: 源氏物語

桐壺院の御弟宮でいらっしゃる 桃園式部卿の宮 は、
桟敷で源氏の大将のお通りをご覧になっていらっしゃいました。

「何と。年ごとに、まぶしいまでうつくしく成長する方ですな。
鬼神などが目をお留になるでしょうに」

と、恐ろしくお思いになります。

 源氏の大将は宮の姫君へは、長い間にわたり御文を差し上げていらっしゃるのでした。

姫君はその源氏の君の御心持ちを、『世間の男にはないもの』とお思いで、

『平凡な男であっても、女は心惹かれるものだわ。
まして源氏の君はどうしてこんなにすばらしいのかしら』と、御心が留まるのでした。

けれども、今以上に近しい関係に、とまでは、お思いになりません。

 それでも若い女房たちは聞き難いまで、源氏の大将を褒め合うのでした。






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最終更新日  March 6, 2017 09:26:03 PM
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