PR
カレンダー
キーワードサーチ

先週だったか、母校からクリスマス礼拝の案内はがきが届いた。
去年はほたほた降り続く湿った雪の中、
同期の饗応夫人と張り切って出かけたのだが、
今年の私は疲れが溜まって気乗りがしないのだ。
礼拝は毎年同じ内容、お決まりの聖書劇、歌う讃美歌も変わり映えがしないし、
何よりお説教がつまらない。
夏に避暑に来た東京在住の元クラスメートに、
「最近の教会のお説教って、つまらなくない?」
と、訊いてみた。
彼女は英国聖公会の信者なのだが、
「そうなのよ。インパクトがないわよね」
ランチのお皿に目を落としたまま、あっさり肯定されてしまった。
饗応夫人は若いころにプロテスタント系の教会で洗礼を受けているのだが、
「今年のクリスマス礼拝はパスしよう」ということになった。
アメリカ在住の長兄と同居していた母上が帰国して、
彼女のマンションで同居することになったので、何かと忙しいらしい。
避暑夫人には女の子の孫が生まれたので、
羨ましくも婆バカに忙しい。
我が家も「すがもり」以後、爆弾低気圧による家屋被害の処置、母のごみ処理など
一年を通じて忙しかった。
ありがたいことに店においてもリピートしてくださるお客様が増えて、
サポートのお手紙に追われるようになった。
誰にも知らせず、広報活動もせず、
ただ営業時間だけを守ってひっそりと店を開いているだけなのだが
相談客のお一人お一人を大切にして接客していくなら、
なんとかなるものだと、4年経ってしみじみ感じる。
私の力など微々たるものではあるけれど、
頼りにしてくださるお客様がいらして、何とか治してさしあげることができるなら
これほど嬉しい事はない。
お客様が元気になることが、私の喜びになり力になる。
今年は忙しかったが、どんなに忙しくても、方向性さえ見失っていなければ、
必ず良い結果を手に入れることができる。
そう実感できる一年だった。
たかが鼻血、されど出血多量で。 June 3, 2022
レプリカによる正倉院宝物展 November 3, 2021
遠藤周作作品における「生活と人生」 October 11, 2021