私訳・源氏物語

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佐久耶此花4989

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January 20, 2014
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カテゴリ: 転居

不足分の棚板が届き、やっと書物が片付いた。

本棚1.jpg

寝室の書棚1.jpg

音楽はダウンロードし、本は電子化されて行き、
今やハードが減少していく時代だ。

住宅もミニマムになり、そこに消えゆくハードのため書棚やオーディオを設えるのは、
時代に逆行しているようにも感じるが、ある意味で贅沢にも思えるのだ。

古本屋の主人によると、私たちの蔵書はもう古く、
単行本や全集物はみなミニマムに、文庫化されているのだそうだ。
ハードカバーの書籍は、今の住宅事情に合わないのだという。

そういえば、私は高校時代まで旧仮名遣いの文庫本を読んでいた。

難解な漢字が出てきても、前後の文脈から当て推量で読んでいたので、
今でも「暫く」と「漸く」が曖昧なままだ。

家人も同じで、「詳細」を時々「せんさい」などと言うことがある。

ところで私が一番読書に励んだ時期は、
高校時代でも大学時代でもなく三十歳代だった。

私は(学生時代はともかく)図書館で借りるタイプではなく、本は正価で買って読んだ。
それが作者への「礼儀」というのではなく、
身近に置いておきたい「宝物」であったからなのだが、
そのために本がどんどん増えてしまったというわけだ。

古本屋が我が家の蔵書を眺めて、
「ジャンルが多岐にわたっていて、趣味が読めないですね」
と笑ったが、あのころはなんでも読んだ。

今、手元に残した蔵書を眺めてみると、
日本語のうつくしさ、優雅さが感じられる読み物
あるいはさりげないユーモアにみちた児童書が多いように思う。






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最終更新日  March 4, 2017 10:39:48 PM
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