ぐりっちのいるところ

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ぱぷりか。

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ぱぷりか。 @ Re[1]:今日のげっ歯。(02/01) narupon777さん おひさしゅう(^^ >ゆ…
narupon777 @ Re:今日のげっ歯。(02/01) ゆず姫お元気でなによりです。 ごまたん…
ぱぷりか。 @ Re:あけまして・・(01/07) nikonikonoriさん ようこそ(^^ >ぱ…
ぱぷりか。 @ Re:おめでとうございます!(12/24) ゆきみねこさん ようこそ(^^ & …
nikonikonori @ あけまして・・ ぱぷちゃん、超ご無沙汰しております。 …
2003.10.21
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カテゴリ: 全て
今夜は豚汁です。

お玉で掬った汁がとろとろとこぼれ落ちます。
冷凍さといもでは出ない「とろみ」
さすが畑のものは違うなぁ・・・
と、日々の糧に感謝。

何でか秋はことこと煮るです。

栗の実煮てます 囲炉裏端。
『里の秋』という歌の風景は、

今の季節はよく唄ってます。

あぁ かあさんと ただ二人

そか、お父さんの帰るの待って一緒に食べるんだね。
お仕事、大変だね。
私の父はいつも残業で午前様のサラリーマンだったので、
そんな風に何の疑いもなく、すとんと納得できる光景だったです。

でもそれが違うんだ。と気づいたのは、
先週実習にうかがった施設でのこと。
多くのお年寄りがほとんど1日中屋内で暮らすそこでは、
ささやかながら色々なイベントや会が催されていて、
私がお邪魔した時にも『歌の会』というものがありました。
プロの音楽の先生がいらして、ピアノの生演奏をバックに

車椅子の間に腰掛けて歌った中に、この歌もありました。

その3番の歌詞の頭が、

さよなら さよなら 椰子の島

秋にいきなり、常夏の島。あれ?と思うまもなく

ああ 父さんよ ご無事でと

もしかして、お父さんてば、お仕事じゃなくて・・・!

椰子の島なら、南方。

多くの兵隊さんが亡くなった所です。

ことこと煮える栗を見つめながら、二人は祈っていたのは
そこから、父さんが生きて帰ってきてくれること。

その頃、母であり子でありしたヒトビトのなかで歌いながら、
これは、生々しい記憶の一部なんだ。と感じてたです。

戦後は終わった。と云われた後に生まれた世代は
この3番を知らないです。

知らないことは罪ではないけれど、
もし知ることがあるのなら、
それを忘れてはいけないんだな。
そう思いました。

静かな秋の午後でした。





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Last updated  2003.10.22 17:39:19


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