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ふー。鹿児島から帰ってきました…。天気が悪かったので、東京より涼しかったです。インターネットにつながる環境になかったので日記が書けませんでした…。残念!PEN
Jul 31, 2005
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以前の日記より今日の話題は、「南極と天気」です。 南極といえばブリザード(地吹雪)をご想像されると思います。確かに冬の間は週のうち半分はブリザードになります。ブリザードは約3日間程です。すなわち周期的に低気圧が入り込んでくることになります。 ブリザードの合間は、風は無く快適です。まるでスキー場の天気のよい日と同じです。また、夏の期間は雪がないので風が強い日が数日続くことがありますが冬よりは頻度は下がります。 また、ブリザードの時は北側から暖かい風(南極だから北の方が暖かい)が入り込みますので気温は上昇します。 かえって真冬の晴れた日のオーロラがでる夜の時間帯の方が気温は下がります。こういった時に昭和基地の最低気温が更新されます。おおよそ-45度程度まで低下します。
Jul 28, 2005
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今日の話題は、「南極と研究者」です。 南極観測隊と言うぐらいですから、研究者が観測を行うわけですが、最近は、1年半も日本を空けられない人が多くて越冬隊には研究者が参加する機会が減ってきています。 学生が博士論文のネタのため観測隊に参加する事は良くあることです。教授は、年をとってしまっているわけですから若者を送って研究活動を活性化したいわけですね。 研究者のテーマとしては、生物(ペンギン等の調査)、海洋(南氷洋の調査、プランクトン等)、気象、地質、地震(地球のどこかで起きた地震を南極でキャッチ)、雪氷(氷のサンプル採取)、地球物理(オーロラ等)、人工衛星データ受信、重力測定、等々の研究があります。 こういった、様々な研究分野の人が集まって日夜データ収集に余念がありません。データのためなら徹夜(夜勤)も早朝勤務もこなしております。結構楽しみながら…。●この日記を読んでいただいて、少しでも「いやし」の空間として安らいでいただければ幸いです。■「こんな事が聞きたい」と言うことがありましたらどしどし日記や掲示板などにカキコして下さい!★他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]PEN
Jul 25, 2005
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PEN@日本です。ドイツに行ってきました。ハノバー空港到着してブラウンシュバイクという町に10日間滞在しておりました。最初は、30度ほど気温が上昇し暑かったのですが、4から5日目頃から急に寒くなり10度台になってしまいました。雨も降り仕事での外作業が雨に濡れながらで大変でした。暖かい前半は、町中はとてもにぎわってました。暖かい夏は、夜10時頃まで明るいのでゆっくりと外で食事し過ごすのが彼らの楽しみのようです。もちろんビールも最高においしかったです。移動手段の限られた私たちは町中はバスか徒歩しかありませんので、散々歩いてきました。ちょっぴりやせたような感じがします。ドイツはビールとソーセージのイメージが強かったのですが、パンとアイスクリームがとてもおいしかったです!ドイツ人も食事の後や遅い午後にアイスクリームをよく食べていました!仕事も順調に済みましたが、彼らは夕方5時には仕事を終わってしまうので時間中にすませることが大変でした。金曜日はもっと早く、2時には終わってしまいます。同じ仕事をしているのに日本では、遅くまで残業するライフスタイルを考えさせられてしまいます。
Jul 24, 2005
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日記はドイツ出張中につきお休み中です!こちらは、湿度が低いので快適!日が長いので10時までエンジョイライフできます!PEN
Jul 19, 2005
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今日の話題は、「南極と看板」です。 今、ふと昭和基地の事を想像してみると、看板が好きな人たちだったな…と思います。 昭和基地の中で一番大きいものは一九(いちきゅう)広場にある昭和基地の看板です。これは昭和基地のシンボルですから、あって当たり前ですがね…。 そのほか、各棟の入り口には、「オングル中央病院」、「昭和基地郵便局」、「第一三居住棟」とか、バーには、毎年違う名前の看板がつきます。各棟にはそれぞれ木彫りで立派なものや、達筆で書かれたものなどがあります。 昭和基地以外の基地にも看板は必ずありますし、内陸旅行から帰ってくると、「お帰りなさいの看板」が沿岸近くにあります。 観測隊は、毎年変わることから各隊次の団結は強く、その年に作られた建物には、隊の数字が良く用いられます。昭和基地の看板のある一九広場も19次隊が作った広場です。また、個人的にも私がここに来たのだぞと言わんばかりに、看板の裏には名前が彫ってあったりもします。 日本から14000kmもあるのですから自分が残したものは、誰かに見てもらいたいですし、日本の南極活動の歴史に刻みたい心理が働きますね。 PS:明日からドイツ出張してきます。しばらく南極日記ではなくてドイツ滞在日記になるかもしれません!●この日記を読んでいただいて、少しでも「いやし」の空間として安らいでいただければ幸いです。■「こんな事が聞きたい」と言うことがありましたらどしどし日記や掲示板などにカキコして下さい!★他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/http://plaza.rakuten.co.jp/penguin3/PEN
Jul 12, 2005
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今日の話題は、「南極と映画鑑賞」です。 南極の娯楽といえば「映画」と相場は決まっていました。週に1度食堂に集まって映画を鑑賞していました。ただし、今は、個室でビデオがみれる時代ですのでちょと様子が違ってきているそうです。 映画といっても昭和30~40年代のTVドラマの16mmフィルムやレンタルした映画です。越冬隊でちょっと古い人は、「赤い鈴蘭」と言えば共通語になるぐらいみられていたTVドラマがあります。今も見ているでしょうか? レンタルした映画は、寅さんなどの和物が多かったように思います。映画を上映するときは、映画係が準備します。事前に今日の映画は「赤い鈴蘭(10)、寅さん」などと南極新聞などで宣伝をします。 また、映画の時は、ソフトクリームと決まっていて食べながら鑑賞する習慣がありました。 今年の夏は「皇帝ペンギン」という映画が、上映されますね!是非ご覧ください!(私は映画会社のものではありませんが…)●この日記を読んでいただいて、少しでも「いやし」の空間として安らいでいただければ幸いです。■「こんな事が聞きたい」と言うことがありましたらどしどしカキコして下さい!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/ペンギンさんの南極日記http://plaza.rakuten.co.jp/penguin3/PEN
Jul 10, 2005
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(過去の日記より) 今日の話題は、「南極と手紙」です。 私は昔、昭和基地内郵便局長をしていました。郵便局はあれども郵便が届くのは年に一回、南極観測船がお迎えに来たときだけです。 手紙には色々な思いや愛が込められています。恋人からのメッセージや残された家族の大変さ、子供からの直筆の手紙もあることでしょう。 最近ではデジカメで撮った写真をCD-ROMにしたり、ビデオレターもあります。時代は変わってきました。しかし、1年間離れて暮らすと言うことは、隊員や家族の人生にとっても大きなできごととして心に残ることでしょう。 そんな、家族や恋人の思いが手紙に込められてやっと1年して到着するのです。ちょっぴりロマンティクな気分がしませんか?
Jul 9, 2005
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今日の話題は、「南極と冷暖房」です。 南極で暮らすには、冷房はいらないでしょう冷蔵庫もいらないですよね?と思われがちです。 暖房の方は、必要なことは当然といえばそうですよね。しかし、暖房をあまり使わなくて良いほど観測装置が熱を持っていて電離棟という建物の中は暖房をあまりしません。油が節約できますがその分電気を沢山使うわけです。 冷房の方は、ちょっと窓やドアを開けると涼しくなります。さすがにクーラーはありません。冷蔵庫の方は、外にでも出しておけば良いのではないかと思われがちですが、冷凍庫も1年中-10度とかに一定の温度に保たないといけませんし、野菜などは、常温に近くて良いですがマイナスにならないように常温庫に入れています。 こうやって暮らしていますが、人間の方は、結構環境に順応してきますので、越冬した夏には、0度でも暖かく感じられます。●この日記を読んでいただいて、少しでも「いやし」の空間として安らいでいただければ幸いです。■「こんな事が聞きたい」と言うことがありましたらどしどし日記や掲示板などにカキコして下さい!★他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/http://plaza.rakuten.co.jp/penguin3/PEN
Jul 8, 2005
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今日の話題は、「南極と七夕」です。 今日は7月7日で七夕ですね。天の川の両岸に分かれたおりひめ・ひこぼしも1年に1回会える日ですね。 南極では空気がとても乾燥しているため、天の川はとてもきれいに見えます。本当に河のように見えます。 昭和基地も今は極夜(1日中真っ暗な時期)ですから、天気が良ければロマンティックな天体ショーを見れるでしょう。 満天の星とオーロラが見えるともっとすばらしい天体ショーになることでしょう!●この日記を読んでいただいて、少しでも「いやし」の空間として安らいでいただければ幸いです。■「こんな事が聞きたい」と言うことがありましたらどしどし日記や掲示板などにカキコして下さい!★他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/http://plaza.rakuten.co.jp/penguin3/PEN
Jul 7, 2005
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今日の話題は、「南極と海峡」です。 昭和基地は、オングル島という島の上にあります。ということは、厳密に言うと南極大陸の上ではありません。 南極大陸とオングル島の間には、オングル海峡という海があって、通常は1年中凍っていて雪上車で南極大陸までいくことができます。 オングル海峡には、氷山が所々で座礁しています。中には、70mも突き出ている氷山が昭和基地から見えていた時がありました。この氷山は縦に長かったので私達は煙突形氷山と呼んでいました。 また、この海峡の海の氷(海氷)が1夜してすべて流れてしまって、海水面が見えるオープンシーの状態になってしまったことも数年に1回の割合でありました。 セスナなどの飛行機を海氷上においていて飛行機の周りが解けて飛行機が氷に乗った状態で海の上に取り残されるということもありました。 自然というのは、非常に大きなパワーを持っているものですね!●この日記を読んでいただいて、少しでも「いやし」の空間として安らいでいただければ幸いです。■「こんな事が聞きたい」と言うことがありましたらどしどし日記や掲示板などにカキコして下さい!★他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/http://plaza.rakuten.co.jp/penguin3/PEN
Jul 6, 2005
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今日の話題は、「南極と蜂の巣岩」です。 南極では、ブリザード(地吹雪)が吹き荒れることは想像がつくかと思います。このブリザードには規則性があって昭和基地では北東からの風と決まっています。 これは、低気圧との位置関係で決まりますが一年中ほぼ同じ風向になっています。そうしますと、昭和基地などにある露出した岩に風で巻き上げられた砂が同じ方向からたたきつけることになります。 これが長い月日と共に岩の風上側に少しずつ傷をつけて、所々、穴が開きます。これが、蜂の巣の穴の様なので私達は、「蜂の巣岩」と呼んでいます。 これと同様に、地面の小石も長らく砂に削られ三角錐になったものも多く見受けられます。南極で蜂の巣岩というのも想像できないかもしれませんが、南極の露岩地帯は砂漠のよう所なのです。●この日記を読んでいただいて、少しでも「いやし」の空間として安らいでいただければ幸いです。■「こんな事が聞きたい」と言うことがありましたらどしどし日記や掲示板などにカキコして下さい!★他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/http://plaza.rakuten.co.jp/penguin3/PEN
Jul 5, 2005
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今日の話題は、「南極と自由」です。 南極観測隊として越冬するということは、見方によっては「島流し」になっているようなものです。しかも、軍隊のような隊という名前までついています。 隊長以下、観測隊員がオングル島という名前の島に1年と3ヶ月程滞在するのですから、「島流し」はまんざらはずれてはいないと思います。 ただし、「島流し」であっても完全に自由がないわけではありません。その点は、昔、佐渡へ島流しになった御法度を犯した者とはちょっと違います。 お酒は飲み放題、食事は1日あたり4000kcal、カラオケあり、ビデオは見放題、ソフトボール大会あり、外出は、許可をもらえばOK、仕事あり、家事(炊事・洗濯・掃除)ありと不自由はありません。 書いていて、「やっぱり島流しか?」と思う節もありますが、観測隊は隊長の命令で日本国の代表として南極の基地を維持する事に生を出す毎日なのです。●この日記を読んでいただいて、少しでも「いやし」の空間として安らいでいただければ幸いです。■「こんな事が聞きたい」と言うことがありましたらどしどし日記や掲示板などにカキコして下さい!★他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/http://plaza.rakuten.co.jp/penguin3/PEN
Jul 4, 2005
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今日の話題は、「南極と皇帝ペンギン」です。 皇帝ペンギンは、南極に2回行ったのですが1度もお会いできませんでした。なぜか?と言いますと皇帝ペンギンの子育てを行うルッカリーが氷の上だからなのです。 昭和基地の近くには、皇帝ペンギンのルッカリーが無いため集団でみることはありません。1~2年に1度ひょこり1匹だけ昭和基地に訪れることがありますが、その程度でしかありません。 よって、私は1度もみたことがないという訳なのです…。一方、アデリーペンギンのルッカリーは基地の近くにありよく見かけます。南極ではありませんがオーストラリアのメルボルンに近いところでフェアリーペンギンという一番小さいペンギンを見に行ったこともあります。 今年の夏、皇帝ペンギンという映画が上映されるそうですから是非ご覧ください!●この日記を読んでいただいて、少しでも「いやし」の空間として安らいでいただければ幸いです。■「こんな事が聞きたい」と言うことがありましたらどしどしカキコして下さい!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/ペンギンさんの南極日記http://plaza.rakuten.co.jp/penguin3/PEN
Jul 3, 2005
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今日の話題は、「南極とグリーンフラッシュ」です。(過去の日記より) 太陽の光が地上に達するまでに、わずかですが大気の影響で屈折を起こします。地上に近くなるほど大気の密度が濃くなります。太陽高度が低いと大気を通過する距離は長くなり屈折の効果が大きくなります。 南極昭和基地で太陽の仰角0度で空気の屈折する角度は、34分(度分秒の分)程度になります。よって、冬のまったく太陽画家大出さなくなってから、初めて太陽が顔を出す日は、数日早くなります。 屈折の大きさは太陽光の波長により異なります。波長の長い赤い光は、波長の短い緑や青、紫色の光になるにつれ屈折が大きくなります。 太陽の出始めは、最初に短い波長の光が届きます。また、青や紫は大気で減衰してしまいます。よってこの時には、緑色に近い光が見えることになります。これをグリーンフラッシュと言います。 短い時間で緑色の太陽がみれますので、グリーンフラッシュと言うのです。●この日記を読んでいただいて、少しでも「いやし」の空間として安らいでいただければ幸いです。■「こんな事が聞きたい」と言うことがありましたらどしどし日記や掲示板などにカキコして下さい!
Jul 2, 2005
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今日の話題は、「南極と氷河」です。 南極にある氷河は、河口付近が数kmから数10kmに及ぶ大きなものが存在します。昭和基地の北方約200kmに「白瀬氷河」という大きな氷河があります。 この氷河を一望しようと思いますと、飛行機かヘリコプターでしかその流れを見ることはできません。氷河の河口は、氷の割れた部分が沢山あり人が近づけないのです。 氷河は少しずつ川の流れのように海へと注ぎ込まれて先端が割れて離れると氷山となります。その氷山には、南極の地面近くの砂や土を巻き込んだ部分もあります。また、気泡を沢山含む部分もあります。 最近、地球温暖化が進んでいると言われています。最近、南極の氷河の流れ方にも温暖化が影響しているのではなかという議論が始まっています。 南極の氷が溶けて無くなることはないと思いますが、人類の生活に影響が出るようですとこまりますね!●この日記を読んでいただいて、少しでも「いやし」の空間として安らいでいただければ幸いです。■「こんな事が聞きたい」と言うことがありましたらどしどし日記や掲示板などにカキコして下さい!★他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/http://plaza.rakuten.co.jp/penguin3/PEN
Jul 1, 2005
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