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あるBarのマスターから教えてもらって、そのうちに一度味わってみたいと思っていた「シャルトリューズVEP」を先日初めて味わいました。 シャルトリューズと言えば、1767年からフランスのシャルトリューズ修道院で造られている秘伝のハーブ・リキュールです。 イエローとグリーンの2種類があります。お菓子やケーキづくりの材料にもよく使われています(現在は民間会社で委託生産されているらしいですが)。 このVEPは通常のシャルトリューズのワンクラス上の品で、VEPとは「Vieillissement Exceptionellement Prolonge」の頭文字をとったもので、「長期熟成...品」という意味だそうです。 大樽で8年以上熟成させたものを瓶詰めした高級品とのこと。せっかくだから、イエロー、グリーンともにストレートで味わいました。第一印象はいずれも、「実にまろやかで、滑らかで喉ごしがいいなぁ」でした。ナイトキャップ向きのお酒かもしれません。 度数はスタンダードなものとほぼ同様、イエローが42度、グリーンは54度と差別化していますが、グリーンはやはり度数がきついので小さい氷を一個くらい入れた方がいいでしょうね(笑)。 もしこの日記を読んで、「じゃぁ、僕も飲んでみようかな」と思う人にお勧めするのは、同じシャルトリューズ・イエロー同士で、スタンダード品とVEPの飲み比べ。より違いが分かっていいと思います。こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2012/04/29
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昨晩は連れ合いと友人夫婦の計4人で、夕方から焼鳥屋さん&Barで楽しい時間を過ごしました。焼鳥は以前から行ってみたかった評判の大阪・北新地の「YAMATO」というお店。まだオープンして1年ほどの店ですが、こだわりの近江軍鶏、大和地鶏を使い、熟成度たっぷりの肉を堪能させてくれます(レアな部位もたくさんあります)。 前菜、お造り、焼き物8種、口直し小鉢が途中に3品、ご飯物、デザートという季節のおすすめコース(¥5000)に追加2品、ビールやお酒約10本を頼んで1人約7000円!とは、信じられないようなコスパ。超満足...でした。また絶対訪れたい店です(ちなみに超人気店なので予約は必須です)。 焼鳥の後は、友人の奥さんのリクエストで近くのBar・Kへ。話もはずんで、カクテルやモルトを4人で計14杯(たぶん合ってると思うけど、記憶が若干曖昧…(笑))も味わってしまいました。マスターのMさんからは、でっかいチーズケーキのサプライズ・プレゼントもありました(これがまためちゃ美味!)。Mさん、素敵な心遣い有難う! 写真は、(上段左から下段右へ) 前菜、お造り、箸休め、逸品モモ、ハート、上モモ、ハラミ、口直しの豆、 ズリ(スモーク)、レバー、つくね、口直しの水茄子、焼き野菜、追加で頼んだ熟成肉のカラスミ&地鶏のスルメ、焼鳥YAMATO玄関。 【焼鳥YAMATO】大阪市北区堂島1-316 堂島メリーセンタービル5F 電話06-6347-1194 午前11時半~午後1時半、午後5時半~11時半(L.O.) 日休【Bar K】大阪市北区曽根崎新地1-3-3 好陽ビルB1F 電話06-6343-1167 午後6時~午前2時 日休こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2012/04/28
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前回、前々回に引き続き、連載(「禁酒法時代の米国」)で参考文献として利用した洋書のカクテルブック等についてご紹介いたします(Amazonの価格はあくまで参考価格です。とくに古書価格は買うタイミングでかなり幅がありますので、ご了承ください)。 6. Imbibe!(David Wondrich著、2007年刊)=Amazon等で入手可能(参考価格(円):1900円~) 著者のデヴィッド・ワンドリッチ(David Wondrich)は、カクテル・ライターで歴史学者、そして「アメリカン・カクテル・ミュージアム」の共同設立者という方です。この「Imbibe!」は、米国で「カクテルの父」とも称されるジェリー・トーマス(Jerry Thomas 1830~1885)への「オマージュ(敬意)」として出版されました。 本では、トーマスが1862年の米国初のカクテルブックで紹介した約200種類余のカクテルのうち、54種類(パンチ、サワー、フィズ、トディ、スリング等々)と、ほぼ同時代(19世紀後半から1910年頃までの間)に生まれた36のカクテル、計90種類について、もし現代で入手可能な材料でどうすれば当時のオリジナルなカクテルに近づけるかという観点から、さまざまな文献も参考にしながら、ワンドリッチなりの解釈で「決定版レシピ」を提案してくれています。 トーマスのカクテルは、現在でも存在するシンプルな材料でつくられているものが多いのですが、同じジンやラム、シャンパン、キュラソーであっても19世紀後半のものと現在のものとでは味わいがかなり違います。また当然現在では入手・利用が難しい銘柄もあります。 ワンドリッチは「そもそもトーマスは、例えばジン一つとっても、カクテルブックでは何の銘柄を使っているのかまったく触れていない。だから、前後関係で推測するしかない」として、最もふさわしい材料、あるいは代替できる材料でレシピを提案しています(彼自身はバーテンダーではありませんが、カクテルづくりの腕前もかなりのものだということです)。 ワンドリッチはこの本の前半で、これまでともすれば謎につつまれ、やや誇張されてきたトーマスの生涯について、初めて紹介するエピソードも交えて、その実像に迫っています。例えば37歳の時に5歳年下の子連れの未亡人と結婚し、その後2人の子どもをもうけるなど意外と家庭的な人間であったとか、破産した年、記者が訪ねていくと、彼は飼っていたペットの白いネズミを自分の肩にはべらせていたとか、亡くなる直前まで再びロンドンに行ってバーを開業する夢を語っていたとか。 結果として、私たちはトーマスの波乱に満ちた生涯だけでなく、クラシック・カクテルがどのように発展してきたかも含めて数多くのことが学べます。カクテルを愛する人、そしてカクテルの裏側に秘められた歴史に興味を持たれる方々にとっては、「必読」の読み物と言っていいでしょう(とは言え、本文の英文のレベルはかなり手強いので、辞書が手放せませんし、読むのははっきり言って結構疲れます)。 本の巻末では、“プロフェッサー(教授)”とまで呼ばれた奇才・トーマスへのトリビュートとして、ニューヨークのバーテンダーの大御所、デイル・デグロフ(Dale DeGroff、名著「The Craft Of The Cocktails」の著者、この本の序文も執筆)ら現代の最高のバーテンダー(ミクソロジスト)たちが、彼が生きた19世紀後半の黄金時代を思い起こさせるような、16種類の素晴らしい創作カクテルも紹介してくれています(そのうちの1つを著者のワンドリッチがつくっているのは、ご愛嬌でしょうが…)。 タイトルの「Imbibe!」は「飲め、吸収せよ、(思想などを)受け入れよ」という意。この本はトーマスへの「オマージュ」という意味だけでなく、バー業界のプロの方や一般の方に、「もっとトーマスのことを知ってほしい」という著者の願いが込められているのかもしれません。 7. Classic Cocktails: A Modern Shake(Mark Kingwell著、2007年刊)=Amazon等で入手可能(古書での参考価格(円):800円~) アマゾンの洋書部門でクラシック・カクテルに関する文献は何かないかなぁと探しているとき見つけて、題名にひかれて購入した本ですが、はっきり言ってこれは期待はずれでした。 約230頁もある結構ぶ厚いハードカバーの本なのに、取り上げられているカクテルはわずか30種類ほど。しかも、内容は文章とわずかのイラストばかりで、写真は、いまどきのカクテル関連図書にしては珍しく一枚もありません。 カクテル誕生にまつわるストーリーについてあれこれ記されていますが、それ以上でもそれ以下でもありません(はっきり言ってやや退屈です)。英語の読解力がある程度あって、英文を読むのがそう苦にならない人向きです。 ちなみに、取り上げられているカクテルは、有名どころではギムレット、ウイスキー・サワー、キール・ロワイヤル、トム・コリンズ、マンハッタン、ネグローニ、ギブソン、シャンペン・カクテル、ハーベイ・ウォールバンガー、ジャック・ローズくらいで、残りはマイナーなカクテルです(果たしてこの内容で売れる本なのか少々疑問です)。 という訳で、この本は一応、連載で参考にはしたので紹介しておきますという程度で、とくに興味のある方以外は、無理に買うのはおすすめいたしません。 8. Cafe Royal Cocktail Book(W.J.Tarling著、1937年刊、復刻版2008年刊)=Amazon等で入手可能(参考価格(円):1600~1700円) 原著は、サヴォイ・カクテルブック(1930年刊)の7年後に発売されたものです。この本が出版された1937年と言えば、二つの世界大戦の間。欧米の人たちがつかの間の平和を味わっていた頃でした。 著者のTarlingという方はロンドンの「Cafe Royal Club」のチーフ・バーテンダーで、英国バーテンダー組合のトップまでつとめたという実力者ですが、詳しい経歴は未調査なのでよくわかりません。 約700種類のカクテルが紹介されていますが、当然ながらサヴォイ・カクテルブックの内容と重複するものもあります。掲載の半数は出版時にすでにスタンダードとして定着していたカクテルで、残る半数は当時の気鋭のバーテンダーたちのオリジナルです。 サヴォイホテルのハリー・クラドックも、1937年当時ではまだ現役バリバリのバーテンダーとして、この本でもオリジナルが紹介されているのが面白いです。この本は、1930年代前半の欧州で、どういうカクテルが定着していて人気があったのかが分かる一級資料です。巻末に、今ではあまり見られないスピリッツやマイナーなリキュール類について解説が付いているのも有り難いです。プロの方なら持っていて絶対損のない本だと思います。 <4>へ続く・こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2012/04/24
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いつもお世話になっている神戸のBar・SHで、マスターから素敵なリキュールを一杯御馳走して頂きました。 バイオレット・リキュールです(元々は東京のお客さんIさんからのプレゼントだそうです)。マスターが「これはぜひそのまま味わってみてください」と言うので、そのまま頂きました。 一口味わったとたん、僕は驚きました。こんなになめらかで、奥行きの深いリキュールは30年以上Bar巡りをしている僕でも初めての経験です。その旨さに脱帽でした。 聞けば、このリキュール、ドイツのマリエンホーフという会社の高級品で、なんと200mlで約5000円近くするということです。ボトルだといったいいくらするのか、考えるのも恐ろしい(笑)。 マスターも「カクテルの材料で使ったら、まったく採算合わないですね」と苦笑。普通のBarでは、そう簡単には味わえないということですね。こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2012/04/22
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北新地のピアノBar・P(写真左)で昨晩、シャンソンばかりの歌伴をしました。歌い手は、会社のシャンソン好きの友人A君。3年半ほど前からシャンソンの勉強を始めて、今では別の店で時々ステージにも立つという本格派です(加えて言えば、フランス語にもかなり堪能です)。 僕の方は、シャンソンの歌伴と言えば、これまでホームグラウンドにしているBar・Mでは、「愛の讃歌」「ろくでなし」「枯葉」というような、誰でも知っている超有名曲くらいしか演奏した経験がありません。 しかも、シャンソンというのは、リズムも崩して語りかけるように歌うので、弾き方の緩急や歌い手との呼吸がとても大事です。 今回は、僕がまったく知らない、シャンソンのジャンルでのみ知られた曲が中心です。だから、彼との歌伴を実行する前には、約1カ月ほど前からYou Tubeでリクエストのあった約15曲を必死で聴いて、コード譜で練習して本番に臨みました。 で、この夜演奏したの...は、「サンジャンの私の恋人」「脱走兵」「コマン・サバ」「コメディアン」「街角」「街」「メケメケ」「ラ・ヴィアン・ローズ」「ロレットの店」「私のパリ」「巴里の屋根の下で」「オー・シャンゼリゼ」「水に流して」「地下鉄の切符切り」という14曲。 実際に歌伴してみると、曲によって難易度があって、初めてにしてはとてもうまくいった曲があったかと思えば、僕の伴奏技量では次回はやめた方がいいなぁと思える曲もありました。 この分野はこれまで馴染みがなかったので、シャンソン独特の歌伴ができるようになるには、まだまだ時間がかかりそうですが、お世辞にも上手とは言えない伴奏にもかかわらず、素敵な歌を聴かせてくれたA君、楽しい時間を有難うございました!こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2012/04/21
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前回に引き続き、連載(「禁酒法時代の米国」)で参考文献として利用した洋書のカクテルブック等についてご紹介いたします(Amazonの価格はあくまで参考価格です。とくに古書価格は買うタイミングでかなり幅がありますので、ご了承ください)。 4. 173 Pre-Prohibition Cocktails: Potations So Good They Scandalized A President(Tom Bullock著、Original Edition=The Ideal Bartender 1917年刊、2001年復刻版刊)=Amazon等で入手可能(古書での参考価格(円):5000円~) 原著は1917年に出版されたカクテルブック。それが10年ほど前に解説を付して復刻出版されたのがこの本です。禁酒法施行以前に飲まれていたカクテルがどんなもので、どういうレシピだったかを知る貴重な内容です(本のタイトルにもあるように、173種類のカクテルのレシピが紹介されています)。 原著者トム・ブルック(Tom Bullock 1872~1964)は黒人で、ケンタッキー州の州都ルイビルで生まれ、若くしてセントルイスのクラブでバーテンダーとして働き始めます。南北戦争も終結し、米国内の奴隷は解放された後ですが、それでも黒人への差別は根強い時代でした。 しかし、ブルックはそのクラブで日ごとにカクテルづくりの腕を上げ、常連客らから高い評価を得ていきます。本では、とくに3人の著名人に気に入られたと記されています。1人目は、後に「バッドワイザー」で知られる大手ビール・メーカー「アンハイザー・ブッシュ」を築き、セントルイス・カージナルスのオーナーにもなったというオーガスト・ブッシュという実業家。 2人目はジョージ・H・ウォーカーという人。もちろん日本では無名の方ですが、おそらく当時もこのクラブの常連客で、地元の名士だったのでしょう(職業は現時点では不詳)。1917年の原著ではウォーカー氏が序文を書いています(ちなみにこの方、第41代ブッシュ(父)大統領の祖父にあたる人です)。 最後、3人目はセオドア・ルーズベルト(1858~1919)。後に米国の第25代大統領(1901-1909年在任)となり、日露戦争終結後のポーツマス条約の仲介役も果たした有名な人物ですが、ルーズベルトはブルックのカクテル、とりわけミント・ジュレップがとてもお気に入りだったそうです。 当たり前ですが、この本は現代のカクテルの「原型」ができたと言われる1920年代以前の本ですから、掲載されているカクテルも「**サワー」「**パンチ」「**コブラー」という初期の古典的なものがほとんどです。 現代のBarでもなお飲まれているカクテルは、上記のミント・ジュレップ以外だと、バンブー、ブロンクス、ホット・バタード・ラム、ギブソン、オールド・ファッションド、シャンペン・カクテルくらいですが、それでもカクテルの発展の道筋を知るという意味でも、とても興味深い本です。プロの方にもぜひ読んでいただきたいカクテルブックです。 5. Vintage Cocktails: Authentic Recipes And Illustrations From 1920-1960(Susan Waggoner & Robert Markel著 1999年刊)=Amazon等で入手可能(参考価格(円):1400~1600円) 本のタイトル通り、古き良き時代のカクテルが昔のレシピとともに紹介されています。サブタイトルには「1920年から60年」となっていますが、当然、1920年以前に生まれて、この時期に人気が定着していたカクテルも含まれています。 オールカラー96頁。紹介されているカクテルは約60種類と、他の文献と比べてやや少ないのは不満ですが、それぞれのカクテルには、誕生にまつわる逸話も少し添えられています。 全編に渡って昔のお酒の広告やポスター、写真がふんだんに紹介(残念ながら、写真はモノクロが多いですが)されていて、レトロな雰囲気があふれています。見ているだけでも十分に楽しい、絵本のようなカクテルブックです。手頃な値段を考えると、とても “コスパの良い” 本だと思います。 <3>へ続くこちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2012/04/18
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私は先般、禁酒法時代(1920~1933)の米国の「酒場&お酒事情」について、このブログで計9回の連載(「禁酒法時代の米国」)をしましたが、その際、古い時代(とくに1940年代以前)のカクテルについては、国内で出版された参考文献がほとんどなかったため、かなりの部分で洋書のお世話になりました。 連載の際には、最後に書名(参考文献)を掲載しただけだったので、改めてもう少し詳しく紹介したいと思います(Amazonの価格はあくまで参考価格です。とくに古書価格は買うタイミングでかなり幅がありますので、ご了承ください)。1. Vintage Spirits And Forgotten Cocktails: 100 Rediscovered recipes and the stories behind them(2009年刊、Quary Books)=Amazon等で入手可能(新品での参考価格(円):1400~1600円) 文字通り、20世紀初頭に誕生した主なカクテル約100種類のオリジナル・レシピと、そのカクテル誕生にまつわるストーリーを紹介した本です。 写真や図版をふんだんに使い、見ているだけでも楽しい内容です。とくに、昔の広告や本、ボトルの写真もたくさん紹介されていて、とても中味が濃い文献だと思います。 バー業界のプロの皆さんだけでなく、洋酒好き、カクテル好きの方にもたまらない、充実した内容。加えて350頁もあるぶ厚さで、このお値段。得した気分にもさせてくれる本です。2. Classic Cocktails of The Prohibition Era(1997年刊、Phillip Collins著)=Amazon等で入手可能(古書での参考価格(円):約2500円~) 米国の禁酒法時代(The Prohibition Era)に絞って、当時よく飲まれていたカクテルをレシピとともに紹介した本です。禁酒法下でも富裕層は「もぐり酒場(Speakeasy)」や非合法のクラブで、当局から隠れてカクテルを楽しみました。 この本には、約100種類のカクテルが、Sam Sargentという写真家のユーモアあふれる凝った写真とともに登場します。そのほとんどが、現代のBarではあまり注文されることのないものですが、消滅した訳ではありません。時代とともに、飲まれなくなり、近年のカクテルブックで取り上げられることが少なくなっただけです。 こうしたクラシック・カクテルを味わいながら、当時の人たちの思いを想像してみるのも一興だと思います。きっと、再発見と驚きが待っています。皆さんも、いきつけのBarで1杯頼んでみてはいかがでしょうか?3. Speakeasy: Classic Cocktails Reimagined From New York's Employ Only Bar(2010年刊、Jason Kosmas & Dushan Zaric著)=Amazonで入手可能(新品での参考価格(円):約1800円~) 本のタイトルはそのものずばり「もぐり酒場」。当時飲まれていた、あるいは飲まれていたであろう(飲まれていたかもしれない)カクテルが約80種類以上紹介されています。 ただし、内容は本のサブ・タイトルにもあるように、当時のもぐり酒場で飲まれていたクラシック・カクテルだけでなく、著者たちが営むBarでアレンジを加え、創作した(Reimagined)「1920年代風カクテル」も含まれます。 しかし、著者らはそうしたカクテルづくりに、おふざけではなく、真剣に取り組んでいて、それはそれでとても興味深いのです(時には、「ミリオネア」からインスピレーションを得た「ビリオネア」というようなユーモアも忘れません)。写真も美しい約170頁の本。うらんかんろは買って後悔はしませんでした。 <2>へ続く・こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2012/04/14
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我が家のガーデン・ネタから3題。 (1)寒かった冬でしたが、なぜか今年は冬の間も、ミントがずっと元気でした(写真左)。寒さをものともせず、青々と次々育ってくれています。 普段の年には、冬場は葉も落ちて"冬眠"状態のですが、不思議です。おかげで、家でカクテルの「モヒート」を飲むときのミントには、ほとんど困りませんでした。 (2)バラの話。我が家のバラのうち、「テキーラ」を先般「チャールトン」という品種に植え替えましたが、順調に育ってます。 写真右は最近の様子です。「チャールストン」は季節が変わるにつれて、花の色が微妙に変わっていくという面白い品種です。 最初の花(一番花)が咲くのはおそらく5月になってからでしょうが、今から楽しみです(もちろん、四季咲きなので、その後も何度か咲いてくれるはず)。 (3)さて、これは何の植物(花)でしょうか?(写真左) お分かりになりますか? ヒントは、皆さんもお刺身を食べる時よくお世話になるアレです。最近は水耕栽培でなくとも、土で育てられる品種も登場しています。 食用として一番ポピュラーな根(地下茎)は、すり下ろして使ってしまうと、来年は楽しめない(笑)ので、我が家では当面、葉や花穂で楽しむことにいたします。 こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2012/04/08
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最近テレビなどで、映画「タイタニック」が3D版になってリバイバル上映されるというニュースが話題となっているので、うらんかんろもタイタニックがらみの話題を一つ。 豪華客船「タイタニック号」=写真左((C )Croydon Photo Center )=の悲劇(1912年=明治45年=4月15日、処女航海でニューヨークへ向かう途中、大西洋上で氷山と衝突して沈没)には、昔からとても興味がありました。 有名な「A Night To Remember」(邦題「タイタニック号の最期」、原著は1955年刊)というタイタニック号の悲劇を記した有名な本(ノンフクション)は、中学生の頃から何度も読みました(昔、NHKで放送していた「タイムトンネル」という番組も、1966年の第1回がタイタニックの悲劇の航海が舞台で、これも興味深く観ました)。 1997年春、僕はかつてホームステイしていた米コネチカット州の家族の息子が結婚するというので、その結婚式に出席するために、米国へ向かいました。コネチカットではわずか数日の滞在でしたが、帰途、当時ニュージャージーに住んでいた友人夫婦を訪ねてさらに2泊し、ニューヨークでも若干Bar巡りなどをしました。その時、たまたま立ち寄ったマンハッタンの本屋さんで興味がわいて買ったのが、その年発売されたばかりの「Last Dinner On The Titanic」という本(写真右下)でした。 この本は文字通り、タイタニック号船内のレストランでのメニューや料理内容等を紹介したもので、とても興味深い、価値ある資料と言っていいものです(1999年には日本語版も出版されましたが、今でも書店で販売しているかどうかは分かりません。アマゾンでは中古本で買えるようです)。 個人的には料理自体よりも、乗客たちがどんなお酒(ドリンク類)を飲んでいたのかにとても興味があって買ったのですが、残念ながら、この本では、船内で出されていた具体的なお酒については、銘柄も含めてほとんど触れられていません。 わずかに、約70種類のシャンパンと約110種類の赤、白のワイン(フランス産やドイツ産、イタリア産がメイン)が積み込まれていたということと、カクテル(Mixed Drink)は1912年当時すでに人気があり、ファーストクラスの乗客らは食前酒として楽しんでいたこと(肝心のカクテル名は不明)、食後にはポート・ワインが好まれたことなどくらいしか記述は見当たりません。 そんな中で、この「パンチ・ロメーヌ」は、詳しいレシピが紹介されている唯一のドリンクです。この本では、1912年4月14日、タイタニック号の一等船客のための最後のディナー(コース)で、6番目のメニューとして登場し、メイン料理(5番目)の次に出されたと記されています(ちなみに、この後、ローストした小鳩(Squab)、アスパラガスのサラダ、フォアグラ、デザートと続きます)。 タイタニック号が沈没して今年で100年。今も海底に眠る船と約1500人もの乗員、乗客たちのことを偲んで(救助された生存者は約700人でした)、今夜はこの「パンチ・ロメーヌ」を味わってみてはいかがでしょうか。メニューでは飲む際に、「お好みでラム酒をかけて」と記されています。レシピは以下の通りです(本では、8人分の量で紹介されていますが、うらんかんろは、使いやすいように2人分で換算して記しました。それでも量が結構多い!)。 クラッシュド・アイスを入れてブレンダーでつくるため、出来上がりはパンチというより、口直しのシャーベットのような雰囲気ですが、お酒はしっかり入っています(レシピ中の単位:1Cup(カップ)=250ml)。 <材料>(2人分)クラッシュド・アイス 1.5Cup シャンパンまたはスパークリング・ワイン 約130ml 白ワイン 約60ml シンプル・シロップ 約60mlフレッシュ・オレンジジュース 20ml レモンジュース 1.5 teaspoon(約7~8ml) ホワイト・ラム(お好みで) オレンジピール(縦に裂いたもの) <つくり方>1.ブレンダーにクラッシュド・アイス、シャンパン、白ワイン、シロップ、オレンジジュース、レモンジュースを入れ、十分に混ぜ合わせる2.カップに取り分け、お好みでラムをスプレーする。最後にオレンジピールを飾る ※シンプル・シロップのつくり方1.大きな鍋に砂糖2Cupと水1Cupを入れる。砂糖が完全に溶けるまでゆっくりと混ぜながら、中火で煮る2.沸騰したらさらに約1分間、シロップが透明になるまでさらに混ぜ合わせる。火を止めてコンロから鍋を下ろして、冷ます【追記1】タイタニックが沈んだ1912年、僕にとっての偉大なバーテンダーの先達、ハリー・マッケルホーン(パリの「ハリーズ・ニューヨーク・バー」の創業者)はパリから船でニューヨークへ向かいます。もし、マッケルホーンがタイタニックに乗っていたら、あの歴史と伝統あるバーも誕生しなかったわけですが、この偶然に少し驚きます(マッケルホーンはその後、再びパリに戻り、自身の店を「世界で一番有名な街場のバー」にしたことは言うまでもありません)。【追記2】これは比較的よく知られている話ですが、はっぴいえんどやYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)に在籍した音楽家・細野晴臣さんの祖父、細野正文さん(当時、鉄道院主事)はこのタイタニック号に日本人として唯一乗船していました(当時42歳)。細野さんは幸い救助され、帰国できましたが、「女子供を押しのけて助かった卑怯者」という非難を受けました。そのため鉄道院も解雇され、その後は不遇の人生を送りました。 その後、「そうした非難は事実ではなかった」ということが判明し、英国のタイタニック財団からも細野氏の「名誉回復」は認められたということです。もし彼が船と運命を共にしていれば、音楽家の孫もこの世に存在しなかったわけで、人間の運とか、運命とは何かをしみじみ考えさせられます。こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2012/04/06
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