全3326件 (3326件中 151-200件目)
発達障害で意外に多い自閉スペクトラム症 早期訓練より早期ブレーキを「発達障害のリアル」を、自身も発達障害(学習障害)の息子を育てるフリーランス編集者・ライターの私(黒坂真由子)が模索する本連載。このたび1冊の本になり、『発達障害大全』として近日、発売となる(アマゾンなどで予約販売中)。 前回に続き、ASD(*1)研究の第一人者、本田秀夫氏に話を聞く。発達障害は、さまざまな障害を含む概念だが、最も多いのはADHD(*2)だといわれている。しかし、本田氏らの研究から、ASDの人の数は、これまで考えられていたより、ずっと多いことがわかってきた。*1.ASD:自閉スペクトラム症、「Autism Spectrum Disorder」の略称。*2.ADHD:注意欠如多動症、「Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder」の略称。 前回に続き、ASD(*1)研究の第一人者、本田秀夫氏に話を聞く。発達障害は、さまざまな障害を含む概念だが、最も多いのはADHD(*2)だといわれている。しかし、本田氏らの研究から、ASDの人の数は、これまで考えられていたより、ずっと多いことがわかってきた。*1.ASD:自閉スペクトラム症、「Autism Spectrum Disorder」の略称。*2.ADHD:注意欠如多動症、「Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder」の略称。増えているのは、知的障害のないASD本田:ただ、診断が増えていることと、実数が増えているかどうかは別の話です。大人になってから初めて診断される人も増えていて、その人たちは子どものころに見落とされているわけですから。 ああ、そういうことなのですね。そのなかで知的障害を伴う人の割合はわかっているのですか。本田:今は、そのデータを持っていないんです。 先生のこれまでの臨床経験のなかで考えて、何割くらいだろうといった体感などありますか?本田:ちょっとわからないですね。特に大学病院で働くようになってからは、そういった実感を持ちづらくなっています。大学病院には、特殊なケースが紹介されることが多いですから。ただおそらく全国的に、ASDと診断されている人たちの圧倒的多数は、知的障害がないと思います。 地域の保健や医療の体制にもよりますが、知的障害があるほうが、早くにASDの診断につながりますよね。 そうですね。周りが気付きやすいと思います。本田:そういった事情から、これまで、ASDには知的障害がある人が多いと思われていた可能性があります。知的障害のない人のなかに、ASDの特徴を持っている人が結構いるとわかったのは、1980年代から90年代前半にかけてのことです。90年代に「ASDには知的障害のないケースの方がむしろ多い可能性がある」ということを初めてデータにしたのは、僕らです(*1)。 当時は「高機能自閉症(*2)」や「アスペルガー症候群(*3)」などと呼ばれました。知的障害のあるASDの人というのは、それ以前から見つかっていましたからそこの数字は変わらず、知的障害のないASDがどんどん増えてきているという感じになります。2000年代に入ってからもその傾向は続いています。*1. H Honda, Y Shimizu, K Misumi, M Niimi, Y Ohashi. Cumulative incidence and prevalence of childhood autism in children in Japan(1996), The British Journal of Psychiatry*2.高機能自閉症:幼児期に言語発達の遅れを示すが、知的障害のない自閉症を指す。*3.アスペルガー症候群:(Asperger syndrome):知的発達や言語発達に遅れがないタイプのASD。現在は、共通の特徴を持つ1つのスペクトラムとして、ASDという概念にまとめられている。 なるほど。数字が変わらない部分と、変わる部分がはっきりしました。本田:おそらくASDの要素と知的障害の要素は、独立の因子なのだと思います。知的障害のほうは、昔から把握されていたので、知的障害の因子で、患者さんを診るうちに、そこにASDも混ざっていることがわかってきた。それを今度は、ASDの因子を軸として診てみると、ASDのなかで知的障害がある人はごく一部にすぎない、むしろ知的障害のない人のほうが多いかもしれないということがわかってきた。そんな流れだと思います。「療育」とは、何か? ASDにかぎらず、発達障害と診断される人は増えていると思います。それに伴い、療育を受ける子どもが増えてきました。ただ、何をもって療育と呼ぶかというと、曖昧な印象を受けます。先生にはぜひ、療育についておうかがいしたいと思っていました。療育に定義はあるのでしょうか。・・・(会員登録記事です)【日経ビジネス】「発達障害大全」書き下ろしの為に対談の内容のようです。自閉症児に早期ブレーキを、納得です。☄
2023年12月08日
コメント(0)
発達障害大全内容紹介発達障害について、知っておきたかったこと、知りたいこと、これから知っておいたほうがよさそうなこと。生きづらさを軽くするため、知りたいことすべて ――ありそうでなかった「発達障害の教科書」。発達障害の子を育てる編集者・ライターが、各界第一人者の医師、研究者など13人に、あらゆる疑問をぶつけてとことん聞いた。入門書にして決定版!◎ 発達障害とは「脳の個性」◎ 発達障害に必要なのは「治療」ではなく「対応」◎ ADHDの薬には「劇的な作用」がある◎ 本当に怖いのは「二次障害」◎ 発達障害の診断が「自尊感情」を守る◎ 「IQが高い発達障害の子」は見逃されやすい◎ 「いじめられやすい子」が主役になれる特別支援学校◎ 仕事選びで大事なのは「絶対に向かない仕事」を知ること◎ 発達障害で障害者手帳をとることに損はない ……など。[本書にご協力いただいた方たち](1)医師(監修者)【精神科医・岩波明氏】ADHD(注意欠如多動症)研究の第一人者。日本初のADHD外来を立ち上げ、「大人の発達障害」の存在に光を当てた。【児童精神科医・宮口幸治氏】『ケーキの切れない非行少年たち』などの著作で、「軽度知的障害」や「境界知能」の問題に光を当てた。【小児科医・高橋孝雄氏】慶應大学医学部などで40年以上、小児科の臨床現場に立ってきた。優しく的確な子育ての助言に定評がある。【精神科医・本田秀夫氏】ASD(自閉スペクトラム症)研究の第一人者。発達障害の子どもを成人期まで診療した臨床経験を豊富に持つ。(2)当事者(診断を受けて社会で活躍する人たち)【漫画家・沖田×華氏】学習障害、ADHD、アスペルガー症候群(現在はASD)の診断を受けている人気漫画家。【作家・借金玉氏】大学時代にADHDの診断を受ける。早稲田大学卒業後、大手金融機関をへて起業し、大きな借金を背負った経験を持つ。【経営者・似鳥昭雄氏】ニトリホールディングス会長・創業者。70歳をすぎて発達障害の診断を受けた。(3)研究者(監修者)【中邑賢龍氏】東京大学先端科学技術研究センターを拠点に、個性的な子どもたちのための新しい学びのあり方を探る。【宇野彰氏】学習障害の中核である「発達性読み書き障害」を研究する、この分野の第一人者。子どもたちへの読み書きの指導も手掛ける。【横道誠氏】自身がASDとADHDの診断を受けたのを機に「当事者研究」をスタート。診断を受けた当事者の視点から、発達障害の情報発信を続ける。【松本敏治氏】ASDの言語発達を切り口にしたユニークな研究を手掛ける。2017年刊行の著書『自閉症は津軽弁を話さない』が、話題を呼ぶ。(4)教育と仕事のプロフェッショナル(監修者)【学校長・東野裕治氏】大阪府で特別支援学校の校長を歴任。発達障害の子どもが利用することの多い特別支援教育の現場をよく知る。【経営者・鈴木慶太氏】自身の子どもの発達障害をきっかけに発達障害の人に特化した就労支援を手掛ける株式会社Kaienを起業し、経営する。[日経BOOKPLUS]発達障害大全 「脳の個性」について知りたいことすべて [ 黒坂 真由子 ]本田先生も監修に名を連ねていますね。本格的な教科書のようですね。☄
2023年12月07日
コメント(0)
「朝起きると死んでたらいいなと思ってた」発達障害グレーゾーンの映画監督・瑚海みどりと漫画家・クロミツが対談【映画「99%、いつも曇り」公開&書籍「灰低カタルシス」発売記念】2023年12月15日に映画「99%、いつも曇り」がアップリンク吉祥寺で公開された。インディース映画の登竜門とされる第17回田辺・弁慶映画祭ではグランプリなど5冠を達成し、発達障害の傾向がある女性のリアルな生き様を描いた本作に絶賛の声が集まっている。映画を手掛けたのは、50代にして初の長編映画監督を務めた瑚海(さんごうみ)みどり。女優として本作の主人公も演じている。 主人公は、アスペルガーの傾向があるアラフィフ女性・楠木一葉。母親の一周忌に叔父から言われた「子どもはもう作らないのか」という言葉をきっかけに、発達障害グレーゾーンである自分自身の存在や夫の気持ち、子どもをもつことの難しさに葛藤していく。瑚海みどり監督自身も発達障害グレーゾーンの当事者のひとりだ。発達障害グレーゾーンとは、発達障害の傾向があるものの発達障害という診断には至らない状態を指す。本作では、発達障害グレーゾーンであるが故の生きづらさを知る当事者として、「子どもをもつことは幸せの証」という世の中の“普通”に真正面から疑問をぶつけ、発達障害グレーゾーンに悩む女性の生き様を描き切った。■対談の内容を一部公開「私の人生は昔があって今がある」アップリンク吉祥寺に続き、2024年1月からはシアターセブン(大阪)やアップリンク京都での上映も決定している映画「99%、いつも曇り」のパンフレットには、瑚海みどり監督と同じく発達障害グレーゾーンの当事者である漫画家・クロミツ氏との対談が掲載されている。クロミツ氏はKADOKAWAより12月20日に発売されるコミックエッセイ「灰低カタルシス グレーゾーンダイアリー」の作者で、40代半ばで判明した発達障害グレーゾーンという特性と向き合い、生きづらさを克服していく奮闘記を描いた。 この度、そのクロミツ氏と瑚海みどり監督の対談内容を抜粋紹介する。■【対談】漫画家クロミツ VS 瑚海みどり +KADOKAWA編集 澤田(一部抜粋) (瑚海みどり/以下、瑚海)映画って観てもらいました?(クロミツ/以下、クロ)あ、観ました。 (瑚海)あ、観ました?どうでした?(クロ)あの、すごいリアルだなと思いました。一つひとつの所作がすごいリアルに感じましたね。 (瑚海)私自身はちゃんと診断は受けてないんです。私、役者をずっとやってたんですけど、いっとき辞めてて。そのとき、昔お世話になった劇作家から演出助手をやってくれないか?って頼まれまして。それで、その劇作家のお兄さんが発達障害の子どもたちを見たりする先生みたいなことをやってたんです。そういうことから発達障害のことを彼女も知識として知っていて、「私もアスペルガーだけど、あんたもそうだと思うよ」って言われて。その後、全然別のところで一緒になった役者にも「私アスペルガーなんですけどサンゴさんも多分そうだと思います」って言われて。そこから、そうなのかなと思うようになったんですね。それで、今回長編映画を作ろうと思ったときに調べ始めたら、最近は「グレーゾーン」と呼ばれる、診断では発達障害までいかないんだけど傾向がある人たちが悩んでるっていう話がYouTubeにいっぱい上がってて。日本っていうのは閉鎖的だったりするからそういうところを書くのは挑戦しがいがあるんじゃないかなと思って書き始めたんですよね。 ◆本当はどっちなんだ?自分はどっちなんだろう?(瑚海)漫画、読ませていただいたんですけども。お父さんの存在とか、軋轢みたいなのとか、特に自分を追い詰めていく感じがね、すごく私にも響いたんですよ。 (クロ)親父とは、僕自身が親子喧嘩とが得意じゃなくて……親父はガンッて言ってくるんですけど、でもどっかで、ごめんな、と思いながら言ってきてるのかなって思っていましたね。 (瑚海)私たちの親の世代って口が悪いじゃないですか。「毒親」っていう言い方をするとそこまで毒ではないんだけども、結構口がきつい。そのことがあって、私は自分の生きづらさやコンプレックスが強くなっていったと思うんですよね。漫画を読んだ感想として、クロミツさんも漫画しかないんだ!って行き着くまでにちょっとお時間がかかったのかなという印象でした。私もこの映画を作るに至るまでっていうのが、やっぱり時間かかっていて。クロミツさんの白いやつと黒いやつが出てきて自分をずっと……。(クロ)「どっちなんだ」と言ってくるみたいなね。(瑚海)あれがものすごくリアルにわかってよかった。(クロ)よかった!この描き方あってるのかどうかわからないまま描いてたんで。自分がぶつかり合って、本当はどっちなんだ?自分はどっちなんだろう?というふうに思いながら描いてました。 ◆私の人生はこうやって流れてきたから今がある(瑚海)こういうふうになってきた道のりってやっぱり大事だと思うから、「何々だったら早く漫画家になれたのにね」っていうことはなかったと思うんですよね。私も「早く自分を素直に認めてスタートしてたら活躍してたかもしれないね」とか誰かに言われたとしても、そんなことはなくって。私の人生はこうやって流れてきたから今があるんだと思っているので。それが全部血肉となって、漫画にもこれだけ描けるっていうのは、めげずに引きこもったりせずにこれた強さもあるし、その力を親が授けてくれたというのもあるだろうし。(クロ)はい。そうですね。おっしゃる通りで。(瑚海)なので読んでるとジーンとくるっていうか、なんかすげえわかるっていうのがあって……私は朝起きるともう死んでたらいいなって思うこととかもよくあった。 (クロ)僕もありますね。なんか生きるの面倒くさいな、みたいな。 (瑚海)また始まっちゃった、みたいなね。だけど、あるときから考え方が変わったというか、何でも前向きに捉えていけば自分の武器になるっていうか、どれもこれも使えるなって思ってて。嫌なことが起きるとめんどくせえなって言いながらもそれも書いちゃえ、みたいなね。朝起きたら死んでたらいいなって思うようなこととか、リアルに書けて。大丈夫、みんなやってることだからっていうね。(澤田)純粋な興味なんですが、お2人はご自身の経験を書いているわけですよね。いわゆる自分の写し鏡のようなところだと思うんですけど、正直書きたくないみたいなものはなかったんですか?(瑚海)ありましたありました。具体的に言うと子どものことを語るシーンは本当の話ですね。「子どもが同じような思いしたらどうしようとかって心配した」って自分で書くのは嫌だなと思って、ちょっと覚悟がいりましたね。(澤田)泣きました、あのシーン。クロミツさんは書きたくなかったものはありましたか?(クロ)僕は、会社で怒られっぱなしだったけど、社長に言われたことがどうしてもすごい心残りだったんで。君は人が1年でできることを3年かかるかもしれないけど、しっかりやっていきなさいねっていうような。これは絶対描かなきゃ駄目だなと思いました。 (瑚海)私、あのシーンがすごくグッときましたよ。クロミツさんが今後いろいろ苦労するかもしれないっていうことを彼は見ててくれて、それを言葉としてアドバイスしてくれて、しかも投げやりな言葉じゃなくって、頑張っていきなさいよって最後に見送ってくれる感じが、いいシーンだなと思いました。(クロ)曝け出すって、結構大変な作業ですよね。 Walker Plus[YAHOOニュース]前触れが大きかっただけにかなりの反響ですね。やはり現実に悩みを抱えている当事者の声は、訴えて来るものがあるんでしょうね。☄
2023年12月06日
コメント(0)
三重 特別支援学校 校長 “生徒との接し方 犬と関わるように”三重県桑名市にある県立の特別支援学校で、障害がある生徒たちとの接し方について、校長が教諭に対し「犬と関わるように接したほうがよい」などと、指導していたことが分かりました。三重県教育委員会は「事実関係を確認し、対応を検討したい」としています。三重県教育委員会は7日、会見を行い、去年9月に桑名市の県立くわな特別支援学校で、50代の女性の校長が障害がある生徒たちとの接し方について教諭から相談を受けた際「犬と関わるように接したほうがよい」などと、犬のしつけに例えて指導していたと発表しました。指導を受けた教諭は、ことし3月、一身上の都合で退職したということです。県教育委員会によりますと匿名の通報がありことし9月に聞き取りなどを行ったところ、校長は不適切な発言をしたことを認め、その後、教職員に謝罪しました。また、別の教諭1人にも同様の内容の指導をしたと話しているということです。校長は現在も通常どおり勤務していて、県教育委員会は「人権意識の面で課題があると判断し、校長に障害がある子どもの人権などについて個別研修を実施している。事実関係の確認を行い校長の対応を検討する」としています。また、学校では今夜保護者への説明会を開き、詳しいいきさつを校長から伝えることにしています。三重県教育委員会の錦織厚史人権教育監は「子どもたちやそのご家族の心情を傷つけ心配をおかけし、誠に申し訳ありません」と話しています。【NHK NEWSWEB】(動画あり)どういう見解でそういう指導になったのか、そのいきさつの校長の弁を知りたいですね。☄
2023年12月05日
コメント(0)
全身麻酔で抜歯、特別支援学校生が死亡 酸素管誤挿入か堺市堺区の「堺市重度障害者歯科診療所」で7月、特別支援学校の男子生徒が全身麻酔で親知らずを抜く治療中に低酸素状態に陥り、約1カ月後に死亡したことが16日、遺族への取材で分かった。遺族によると、麻酔で自発呼吸できなくなるため酸素を送るチューブが挿管されたが、気管ではなく誤って食道に入ったとみられる。大阪府警が経緯を調べている。死亡したのは大阪府大阪狭山市の富川勇大さん(17)。父、勇雄さん(48)によると、勇大さんは7月13日に親知らずを抜く手術のために診療所を受診した。チューブを鼻から入れられた後、低酸素状態になり別の病院に搬送され、8月9日に低酸素脳症で死亡した。事故の数日後、診療所の院長が当時の経過を記したA4用紙1枚の報告書を遺族側に渡し、謝罪した。遺族側は死亡の詳しい状況が分からないとして、さらなる説明を求めているが、診療所側からの連絡はないという。勇大さんは家族と「手術が終わればおいしいご飯を食べに行こうね」と約束していたといい、勇雄さんは突然の死に「まだ納得していない」と憤った。診療所のホームページによると、診療所は2008年に開設され、堺市歯科医師会が運営する。〔共同〕【日本経済新聞】なんとも痛ましい辛い事故ですね。せめて意識さえあれば、早く気が付けたかと思うと全身麻酔の盲点を突いたような事故ですね。☄
2023年12月04日
コメント(0)
主役は松山の女子高生 映画「ノルマル17歳。」先行公開「ADHD」に「自分らしく」【愛媛】発達障害「ADHD」をテーマとした映画が全国に先駆け、愛媛で公開されています。主演は全国オーディションで選ばれた松山市在住の女子高校生。10日に映画の見どころを直撃しました。 「私、発達障害あってさ。ADHDっていうんだど知ってる?」 この映画は「ノルマル17歳。」。シネマサンシャイン重信で8日から先行公開されています。主人公は発達障害の一つ「ADHD」である2人の女子高校生。物語は生きづらさを感じながら、本当の普通とは何かを見直していきます。 10日は舞台あいさつを伴った上映が開かれチケットは完売。出演した俳優たちが登場し作品への思いを語りました。ADHDは不注意や落ち着きのなさ、衝動的な行動などが生活に影響を及ぼしている障害のこと。 主人公の1人「絃」を演じたのは松山市在住の西川茉莉さん。県内の高校に通う3年生の18歳です。全国オーディションで100人以上の中から選ばれました。舞台あいさつの直前、西川さんを直撃しました。主人公の絃役・西川茉莉さん(松山在住): 「台本いただいた時からこの絃ちゃんの役を演じたいと思っていた。合格って言っていただいた時は本当に震えがとまらないというか、すごくうれしかったです。ADHDについて全部理解した上で演じるのはすごく難しかったんですけど、私なりに絃ちゃんの思いを届けられたらなと思って頑張りました」絃の母親を演じたのは西条出身でタレントの眞鍋かをりさん。自身も過去にADHDの傾向があったといいます。しかし娘の障がいに理解のない母親の役を演じ苦労したということです。眞鍋かをりさん: 「どっちかというと(ADHDの)絃とか朱里ちゃんに共感することが多かったんですけど、逆に無理解な側を演じなきゃいけないっていうのがすごく大変だなと思いましたし、『そういう風に思われるんだな』というのはすごく発見でした」 タイトルの「ノルマル」の意味はラテン語で「普通」。メガホンを取った北宗羽介監督は作品を観た人に「普通とは何かを考えるきっかけにしてほしい」としています。 映画を観た人: 「外見は普通な感じでも、実際にそういう病気を持っているということと、家族の方の葛藤が繊細に描かれていた作品だと思います」映画を観た人: 「学校でも差別とかがなくなったらいいなと思いました。その人だけを特別に扱わずにみんなと一緒って見ていけばいいなと思いました」西川茉莉さん: 「自分らしくいていいんだよって温かく教えてくれる映画だと思うので、少し元気ない人とか、自分らしさを出すことをためらうときとかに見ていただいて、明日も頑張ろうと思っていただけたらうれしいです」愛媛出身の2人の俳優が親子役で共演する映画「ノルマル17歳。」は、シネマサンシャイン重信で21日まで先行公開され、来年春に東京の劇場で公開されます。テレビ愛媛(動画あり)【YAHOOニュース】舞台挨拶とても興味深い作品、来春の東京での公開が楽しみです。☄
2023年12月03日
コメント(1)
「私と同じようになってしまうかも」夫は子供が欲しそうで…アスペルガー傾向に苦しむ45歳女性が走った“ある極端な行動”とは「4年前、ひどく酔っ払って転んで、下手したら命に関わるような大怪我をして……、私、何やってんだろうって、つくづく思ったんです。40代半ばを過ぎて、細々と声優の仕事をやっていた時でした。でも、本当はもっとやりたいことがあるんじゃないか? と、どこかで悶々としていました。それで一念発起。映画美学校に通い始めたんです」 そこで映画作りの技術を身につけ、仲間を得て、ようやく完成したのが、瑚海みどりさんによる初の長編映画『99%、いつも曇り』だ。瑚海さんは、監督と主演を務めている。 主人公は楠木一葉(かずは)、45歳。現在職探し中ながらも、5歳年上の夫・大地(二階堂智)と、気ままな二人暮らしを送っていた。しかし母親の一周忌で親戚が放ったひと言「一葉ちゃんは、もう子供は作らないの?」をきっかけに夫婦の心は揺れ始める。年齢もさることながら、自身のアスペルガー傾向(発達障害グレーゾーン)を自覚し、苦しんできた一葉にとって、それは簡単ではない話題だったのだ。「私の子供も、私と同じようになってしまうかもしれない……」 一方、もう諦めたと言いつつ、子供が欲しそうな素振りを見せる夫。彼は職場の後輩に、親きょうだいと死別した自分には、妻しか家族がいないのだと打ち明ける。 そんな中、友人の紹介で養子縁組・里親制度を知った一葉は、夫には内緒で、ある極端な行動に走ってしまう――。「一葉は、ある意味“かわいそう”で“かわいい”女性。以前、この2つは表裏一体だと言った人がいて、なるほど一理あるなと。と言うのも、発達障害があってコミュニケーションにやや難があり、いつも周囲に不協和音を起こしてしまう彼女を、単なる“綺麗事”として描きたくはなかったんです。私も、人から『アスペルガーかもよ』と言われた経験があるので人ごとではないのですが、今回、映画を作るために改めて調べて知りました。いま、発達障害で苦しんでいる人がとても多いそうです。だからこそ、一葉のキャラクターは慎重に造形しました」 一葉は、実にアンバランスな魅力に満ちた人物だ。正義感は強いが飽きっぽく、激昂しやすいが心優しく、理屈っぽいのに芸術的感性に溢れている。ただ、少し、ほかの人たちとのズレが大きいだけ。でも、そんなズレって、本来誰だって持っていますよね? 皆ちょっとずつズレている。アメリカの友人は、『こっちにはそんな人いっぱいいるよ』と笑っていましたが、それが自然なんじゃないですか」 と、早口でまくしたてる瑚海さんはパワフルそのもので、やっぱり少し一葉に似ている。「それは皆に言われます(笑)。確かに劇中のエピソードは私由来のものも多いんですけど、監督として客観的にキャスティングした結果でもあるんですよ? ただ、変な行動力があるところは似ているかも」 瑚海さんの俳優としてのキャリアは、渡辺えりさん演出の舞台に立ったのがスタート。その後、天性の明るさとトーク力を買われてバラエティ番組のリポーターに抜擢。やがて結婚を機に活動休止。演技の仕事に戻ったのは40歳。そして、このたび51歳で映画監督デビューを飾った。「まさか監督になるとは思っていませんでしたけど、自分がやりたいことをやるには、もうこれしかない! と思ったんです。日本には、私のような歳で無名の俳優が主演クラスで活躍できる映画なんて、そうそうありませんから。でも、無名でもいい俳優さんはたくさんいるし、海外では、中年以上の女性が主役を張る作品もたくさん作られています」 ドキュメンタリーのように、一人の“特別ではない”40代女性の日常を切り取った本作。ここに監督の狙いと確信がある。波乱万丈、天真爛漫な50代の新人監督にエールを。さんごうみみどり/1972年生まれ、神奈川県出身。俳優・声優として活躍中。2020年より映画制作を学び、翌年、短編映画『橋の下で』で東京国際映画祭「Amazon Prime Videoテイクワン賞」審査員特別賞受賞。長編デビュー作となった本作では新人監督の登竜門である田辺・弁慶映画祭でグランプリを受賞している。INFORMATION映画『99%、いつも曇り』(12月15日公開)https://35filmsparks.com/(「文春オンライン」編集部/週刊文春 2023年12月21日号)【livedoor News】いよいよ公開なんですね。深いテーマですが、チャンスがあれば観てみたいです。☄
2023年12月02日
コメント(0)
立憲議員が「オーガニックで子どもの発達障害の症状が改善」と投稿。専門家は取材に「魔法の薬なんてない」立憲民主党の川田龍平・参議院議員が12月7日、Xに「オーガニックな食事で子どもの発達障害の症状が改善できる」と投稿した。川田議員は、農薬「ネオニコチノイド」が子どもの発達に影響していると発信しているが、国立環境研究所が公表した調査結果では、「関連はみられない」と因果関係が否定されている。そもそも発達障害は「改善すべきもの」なのか。そして、国会議員が根拠のない情報を発信する危険性は何か。発達障害を正しく理解するため、ハフポスト日本版は「オーガニックで全て良くなるという『魔法の薬』なんてない」と話す専門家にインタビューした。「オーガニックな食事で子どもの発達障害の症状も改善!」と投稿川田議員は12月7日、「アメブロを投稿しました。『【お知らせ】オーガニックな食事で、子どもの発達障害の症状も改善!』」とXに投稿。 投稿には、「【新版】EU、米国、韓国、中国等で禁止されているネオニコチノイドの最新情報が出ました」とタイトルのブログ記事が添付されていた。 記事は主に、サイエンスライターが農薬「ネオニコチノイド」に関してまとめた本の宣伝で、川田議員は次のような趣旨のことを書いていた。「子どもの発達への影響を及ぼしている農薬ネオニコチノイドの危険性をわかりやすく伝えている」「オーガニックな食事で子どもの発達障害の症状も改善!と題し、有機農産物を活用した学校給食の拡がりを取り上げている」「子どもの発達との間に関連はみられない」ネオニコチノイドは本当に子どもの発達に影響を及ぼしているのか。 国立研究開発法人国立環境研究所は11月14日、 「母親の尿中ネオニコチノイド系農薬等濃度と子どもの発達との関連について―子どもの健康と環境に関する全国調査」を公表した。 ネオニコチノイド系の農薬は多くの国で使用されており、害虫に対する優れた防除効果があるため、日本では出荷量が約20年で2倍以上増えているという。これまでの研究はあくまで農薬のばく露(人が化学物質などの環境にさらされること)を使用頻度などの質問票で評価していたため、今回は実際に妊娠中の母親から尿を採取した上、ネオニコチノイド系農薬等のばく露を定量的に評価し、子どもの4歳までの発達との関連を調べたとしている。その結果、「母親の妊娠中のネオニコチノイド系農薬等ばく露と、子どもの発達との間に関連はみられなかった」ことが判明した。また、ネオニコチノイド系農薬などの推定1日摂取量が、許容1日摂取量を超える母親はいなかったという。なお、許容1日摂取量とは、環境汚染物質などの非意図的に混入する物質について、人が生涯にわたって毎日摂取し続けたとしても、健康への悪影響がないと推定される1日当たりの摂取量のことを示す。「オーガニックフードで良くなるというような『魔法の薬』はない」川田議員の投稿を発達障害の専門家はどうみたのか。ハフポスト日本版は12月13日、「ハートクリニック横浜」の柏淳院長を取材した。一問一答形式で紹介する。ーーそもそも発達障害とは何ですか。 基本的には生まれつきのものです。よく知られているのは「ASD(自閉スペクトラム症)」、「ADHD(注意欠如・多動症)」、「SLD(限局性学習症)」。例えばSLDで言うと、「読む・聞く・計算する」などのうちどれかが抜けるというものです。 人との関わり方に悩む人が多く、社会的な場面での振る舞いやコミュニケーション、集中力の欠如などが挙げられます。私は成人の専門医ですが、どうしてもチームワークの仕事で同僚の輪に入れなかったり、目の前の仕事しかできなかったりする人が多いです。 本来の知的な能力は高いのに仕事ができない人たちがいて、その場合はここで発達障害と診断されることがあります。 ーーどのように診断していくのでしょうか。 診断基準というものがあり、基本的にはそれに従います。例えばADHDは12歳までに症状が出ることになっていますが、そのような幼少期から現在まで続いている症状を確認していきます。ただ、症状があっても困っていない人もおり、その場合は特に診断をつける必要はありません。ーー川田議員の投稿に「発達障害の症状も改善」と書かれていました。診断をつけない場合もあるということですが、そもそも発達障害というのは改善させるべきものなのですか。改善という意味をどう捉えていいのかという論点はありますが、当然ながら病院に来る人は治療をしてもらう目的で来ています。ただ、基本的には生まれつきのものなので変わらない部分もあり、私たちからすると病気というよりは「特性」だと思っています。つまり、大多数を占める定型発達(発達障害ではない多数派の人々)の人たちが作った社会では非常に困ってしまうことも多い。ただ、学校で1日中机に座ることはできなくても、他に得意なことはたくさんあり、活躍の場さえ用意できれば力を発揮する人もたくさんいます。ーー川田議員の発信で問題だと思われたことは何でしょうか。やはり「オーガニックフードで発達障害の症状が改善する」という点ですね。 オーガニックフードそのものを否定するつもりはないですが、根拠のない情報を国会議員が発信してはならないと思いますし、そもそも何をもって「改善した」と言えるのか分かりません。農薬を取り除けば解決すると考えているのかもしれませんが、世の中そんなに簡単ではない。発達障害は生まれつきの脳の神経回路に由来する話なので、食べ物だけで変わるのであれば苦労はしません。 私たちは発達障害の特性とどう工夫して向き合っていくか、職場にどう馴染むか、仕事を行うためにはどういう支援が必要か、といったことを考えていますし、そのようなことの方が大事だと思います。ーー根拠のない発信が発達障害のある人に影響を及ぼす可能性はありますか。 心配しています。小児の発達障害を専門としている先生の場合、「何を食べさせたらいいのですか?」と聞かれることも出てくるかもしれません。もっと言うと、この川田議員の話を真に受けて医療機関に行かず、食事だけでなんとかしようという親も出てくる可能性があります。 発達障害には様々なものがあり、オーガニックフードで全部良くなるみたいな「魔法の薬」はありません。発達障害は悪いものだから改善しないといけないと捉える人が出てくると、差別につながる心配もあります。一冊の本だけを根拠としないでほしいですね。 ーーもし子どもが発達障害ではないかと思ったら、親はどのように行動すればいいのでしょう。 福祉、教育、行政などで様々な支援がありますが、やはり診断が必要となりますので、最初は医療機関にかかるシステムになっています。正しい知識を持った専門医と、どの程度自分の症状と向き合うのか、どれくらいを目標とするか、といったことを話し合い、方向性を決めることが重要です。 先ほど申した通り、子どもの頃から勉強ができてハイレベルな大学に通っていても、会社に入ったら馴染めないケースがあります。その場合、まずは目標を落とすことから始めないといけないし、違う分野では力を発揮できる可能性があるので、向き合い方、方向性を決めることが大事になってきます。 凹凸があったとして、その人の凸(得意なこと)をいかせるようにしていきます。ーーやはり発達障害を正しく理解し、特性として向き合っていくことが重要なのですね。 発達障害は悪いもの、というのは古い考え方です。確かに、日本では「学校の席に座ってられるようにすること」が求められており、確かにそれは必要なことではありますが、海外では森の中で教育するような学校がある国もあります。 まだ日本はそういう考え方が普及していないので、どうしても発達障害は悪いもので、改善させなければならないといったことを言う人が出てきます。日本の社会では「自分の努力が足りない」「自分が悪い」と思ってしまいますが、病院で診断されたらホッとする人もたくさんいます。これまでうまくいかなかった理由がわかるのでしょう。 そういう意味で自由度の高い社会になってほしいです。ADHDは子どもで5%、ASDは2~3%いると言われています。広くとると、日本人の約10人に1人はなんらかの特性があるとも言われています。本当の少数派というわけではありません。 学校のシステム、社会のシステムが変わり、この10人に1人の特性を持った人々が活躍できるようになれば日本のためにもなると思います。ハフポスト日本版は川田議員の事務所に質問状をメール送付している。返信があり次第、追記する。HUFFPOST【YAHOOニュース】川田議員のブログ記事(ハフポスト日本版)確かにオーガニックで植物アレルギーに改善が見られる、と友人が息子さんの食生活に気をつけていたことがあります。でも、何の根拠のないこういう軽率な発信は、それを真に受けてしまう親御さんもいるので、医者に任せておいた方が賢明ですね。☄
2023年12月01日
コメント(0)
知的障害者の意思決定支援愛知県知的障害者福祉協会が研究大会愛知県知的障害者福祉協会による「愛知県知的障害関係施設職員等研究大会」が12日、豊橋市藤沢町のロワジールホテル豊橋で開かれた。知的障害者施設などで働く職員らが参加した。 あいさつに立った川崎純夫会長は、「利用者の心の声を聞くことについて考えたい。施設の都合で動いてしまうことも多いが、利用者の言葉がなくても観察やコミュニケーションで意思を確かめることができる。そうした支援について学んでいこう」と述べた。永年勤続者の表彰とフォトコンテストの入賞者の表彰があった。 この後、基調講演があり、筑波大学人間総合科学研究科講師で日本意思決定支援ネットワークの名川勝代表理事が、「私の望む人生と私らしい意思決定〜障害のある人の好みや希望を大切にするかかわり〜」と題して講演した。鼎談(ていだん)もあり、名川代表理事と豊田市福祉総合相談課の安藤亨権利擁護支援担当、愛知県知的障害者福祉協会の阪田征彦副会長が「改めて意思決定支援のあり方を考える」をテーマに意見交換した。研究大会は13日も続けられる。【東日新聞】講演する日本意思決定支援ネットワークの名川勝代表理事こうした一番大切な部分を忘れずに、突き詰めてゆく。何より大変でも有難い支援ですね。☄
2023年11月30日
コメント(0)
入所待機者、三重県内で346人 知的障害者の支援施設 親の高齢化で年々増加三重県議会は6日、一般質問を行い、喜田健児氏(松阪市選挙区、新政みえ)が「障がい者福祉事業について」を質問。重度障害のある子供を持つ保護者から、親が先立った後の子供の受け入れ先などについて心配の声が挙がっていることに触れ、「親亡き後の問題の解消や、入所施設の待機者の現状について聞きたい」と問い掛けた。 中村徳久子ども・福祉部長は「県内の知的障害者の入所施設の待機者数は、今年11月時点で346人。親の高齢化に伴い年々増加している。緊急に入所が必要となった場合は、ショートステイを踏まえた対応をしている」と答えた。また親亡き後の問題については「自宅やグループホームなど、自ら安心して選択できる状況を整え、通所施設の整備を進めている」とした。 喜田氏は「重度訪問介護を24時間態勢で確保してもらっている人は非常に少ないと聞く。ヘルパー派遣費用が1人当たり月250万円と高額で、苦渋の決断をして人数を絞らざるを得ない状況に各市町は陥っている。それに対しての支援はどうなっているのか」と追及した。中村部長は「昨年度に三重県医療的ケア児・者相談支援センターを設立し、さまざまな相談などに対応している。また、来年度の共生社会づくりプランの新しい計画について、地域の課題をその関係者たちが集まって、議論するなどして検討している」と話した。 一見勝之知事は「一般福祉の財源は税金。選択集中でやっていくしかなく、知恵を出し合う必要がある」と述べた。 続けて、喜田氏は「(学校の)オーガニック給食の推進について」を質問。「学校給食に有機農産物を活用することで、有機農業に取り組む農家が増えるのではないかと1年9カ月前に提案した。それからの進捗(しんちょく)状況を聞きたい」と問い掛けた。 中野敦子・農林水産部長は「農薬の安全性については国の基準にのっとって行っている。有機農産物の普及に関しては、尾鷲、名張、伊賀の3市で実証的な有機栽培の取り組みが進んでおり、今後は他の市町に周知することで有機農業の拡大を狙っていく」と述べた。 これに関連した質問として松浦慶子氏(多気郡選出、自民党)が登壇。多気郡多気町内の有機農業に取り組む団体などの事例を紹介し、「有機農業の県の強みは」と質問した。一見知事は「三重県は農業の長い歴史と伝統があり、規模が大きい。少しずつ有機農業を進めていきたい」と応じた。夕刊三重新聞【YAHOOニュース】これもまた全国規模の問題ですね。是非、国会でも取り上げて欲しいものです。☄
2023年11月29日
コメント(0)
子どもの発達・知能検査“受けるのに時間” 都が支援策検討発達障害のある子どもが特別支援教育を受ける前に行う「発達・知能検査」について、受けるまでに時間がかかることによる支援の遅れが指摘される中、東京都は、各自治体での検査の実施状況など実態を調査し、支援策を検討していくことになりました。発達障害のある子どもへの特別支援教育をめぐっては、支援を受ける前に障害の有無や特性を調べる「発達・知能検査」を必要とする自治体があるものの、当事者側からは「検査の予約が取れず、支援の開始が遅れた」といった声が挙がっています。これに関連し、12日の東京都議会の代表質問で、都民ファーストの会の議員は「検査待ちで支援が遅れる現状があると聞いている。負担が高額となっている民間検査機関への助成なども含めて対応し、速やかに支援を受けることができる体制をつくるべきだ」と指摘しました。これに対し小池知事は「早期に必要な支援につなげることが重要だ。検査の実施状況などの実態を把握しながら、地域の検査体制の充実を検討する」と述べました。支援の遅れは、不登校や自傷行為などにつながるおそれもあり、都は、速やかに各自治体での検査の実施状況など実態を調査したうえで、支援策を検討することにしています。[NHK NEWS WEB]以前から問題視されていたことがやっとここにきて対応されることになりましたね。支援策の検討に終わらずに、早急の対策が臨まれますね。☄
2023年11月28日
コメント(0)
障害児養育との両立へ相談窓口 京王電鉄京王電鉄㈱(東京都多摩市、都村智史代表取締役社長)は、中学生以下の子を養育する社員とその配偶者を対象に「障がい児養育支援制度」を開始した。臨床発達心理士などの専門家に相談できる窓口を設け、発達障がいなどの悩みに応じる。併せてカフェテリアプランに「発達支援施設や放課後デイサービスなどの療養施設の利用料補助」を追加し、同施設への送迎や手続きに積立年休を利用できるようにする。 妊活なども含めてさまざまな両立支援策に取り組むなか、新たに障がいを抱える子の養育も対象に加えたもの。社員からの声をきっかけに検討に着手し、導入に際しては複数人の社員から実態のヒアリングを行ったうえで制度化した。 一方、1月から女性の活躍推進策として月経プログラムも導入する。今後、全社員に医師監修のセミナーを実施するほか、20~30歳代の女性社員を対象にオンラインでの婦人科診療などを可能にする。【労働新聞社】これから結婚、出産、育児と進む人生の中で、こういう制度が充実していると心強いですね。☄
2023年11月27日
コメント(0)
泣き叫ぶ参加者、止まらぬ震え 障害者施設のイベント会場で車暴走6日午後1時ごろ、茨城県日立市役所前の広場で開催された、障害者施設のイベント会場内で乗用車が暴走し、参加者ら男女3人が重軽傷を負った事件。県警は、この約30分後に同県東海村役場に別の乗用車で突っ込んだ男を建造物損壊容疑で逮捕、日立市役所の事件にも関与したとみて調べている。 参加者でにぎわう会場で何が起きたのか。目撃者の50代女性が当時を生々しく振り返った。「行政に不満」村役場に突入容疑の男が供述、日立の事件も関与か 女性は、知人が出店しているこのイベントに買い物に行っていた。 会場には、出店者や施設利用者の障害者を含めると40~50人程度の人がいた。ちょうどお昼時で、市役所の職員も外に買い物に出てきており、コーヒースタンドなどに人が集まっていた。 「ドスン」 買い物を終えて帰る途中、市役所前の交差点で信号待ちをしていた時のことだった。何かがぶつかる大きな音が聞こえた。・・(この記事は有料記事です)【朝日デジタル】意図的に恨みから車を暴走させた事件。愉しいはずにイベントが一瞬にして恐怖に変わり、やるせなさばかりが残りますね。☄
2023年11月26日
コメント(0)
自閉症の娘の代わりに投票し公選法違反、母親は二審も有罪 大阪高裁自閉症の娘(24)の代わりに投票用紙を投じたとして、公職選挙法違反の罪に問われた母親(61)に対する控訴審判決が5日、大阪高裁であった。石川恭司裁判長は、罰金10万円とした一審・大阪地裁判決を支持し、母親側の控訴を棄却した。判決によると、母親は2020年、大阪市を廃止して特別区に再編する「大阪都構想」の住民投票で、娘とともに大阪市淀川区役所の期日前投票所を訪れ、娘の投票用紙を投じた。 公選法では心身の障害などによって自筆で投票できない人のため、「代理投票」の仕組みが整えられている。だが、実際に代理を担うのは投票所の職員で、親族らには認められておらず、母親は公選法違反(投票偽造)の罪で在宅起訴された。 母親側は、娘が車いすを職員に押されたり、職員から意思表示の方法を否定されたりして「パニックにならないかと焦った」と説明。とっさに自分の投票用紙と、無記入の娘の投票用紙を投じたが、「やむを得ない行為だった」として、無罪を主張した。 今年3月の地裁判決は、投票所職員らの証言を踏まえ、娘が投票の意思表示をしていないのに母親が投票用紙を投じたと認定。職員の説明などで違法性の認識もあり、1票とはいえ「投票の厳正さが害された」として、罰金10万円(求刑罰金20万円)の有罪とした。【朝日デジタル】控訴されていたんですね。その場の緊張による咄嗟のできごと、パニックを恐れる母の思いなどに寄り添った、より懇切丁寧な支援があっても良かったですね。☄
2023年11月25日
コメント(0)
誰もが楽しめるサッカー場に 発達障害の子に専用ルーム広がる音や光が気になる。じっとしているのが苦手。そんな特性がある発達障害の子どもや家族が安心してスポーツを観戦できるように、「センサリールーム」という部屋がサッカースタジアムを中心に広がっています。どんな部屋で、どんな効果があるのでしょう。先ゆくサッカー界 障害児の親からも喜びの声 10月28日、サッカーJ1、セレッソ大阪の本拠地・ヨドコウ桜スタジアム(大阪市東住吉区)。ガンバ大阪との「大阪ダービー」に満員の2万1665人が詰めかけ、応援合戦の声がスタンドに響いた。 しかし、最上階の1室だけは静かだった。ピッチに臨む大きな窓から、大阪市の40代会社員と妻、3人の子が試合を見守った。(この記事は有料記事です)【朝日デジタル】セレッソ大阪がヨドコウ桜スタジアムに常設したセンサリールーム。ふだんはじっとしていられない4歳の子ども(右端)も絵を描きながら落ち着いてすごした=大阪市東住吉区、セレッソ大阪提供静かに観戦できる専用の個室が設けられているようで、他のスポーツでもこの試みを見習って頂きたいですね。☄
2023年11月24日
コメント(0)
「障害者支援の基盤なくなる」 職員不足解決へ報酬改定を 署名提出障害福祉サービスの来年度の報酬改定に向けて、障害者を支援する全国組織「きょうされん」(東京)は8日、深刻な人手不足など事業所の厳しい運営環境を踏まえ、基本報酬のプラス改定などを求める1411団体の署名を武見敬三厚生労働相あてに提出した。 障害福祉サービスの事業者に払われる対価は公定価格で、来年度に3年に1度の改定を迎える。きょうされんは要望内容として、危機的な職員不足の解決や最低賃金引き上げへの対応、安定運営を実現するための基本報酬・加算の大幅なプラス改定▽物価高騰による利用者・事業所の負担増をくいとめる報酬改定▽食材費・水道光熱費の大幅高騰により、利用者・事業所の負担が増えている現状を踏まえた食事提供体制加算の継続、拡充・恒久化、などを盛り込んだ。 署名を受け取った厚労省担当者に対し、きょうされんの斎藤なを子理事長は「職員不足の苛烈(かれつ)さはかつてない状況。このままだと事業を撤退するところも出て支援の基盤がなくなっていく。抜本的な報酬改定の道筋を示してほしい」と訴えた。[朝日デジタル]人手不足は、あらゆるところにまで影響を及ぼしていますね。☄
2023年11月23日
コメント(0)
障害者を侮辱「殺処分でいいやん」ネット投稿者に96万円賠償命令 前橋地裁「短文でも1回でも違法」インターネットの掲示板に「殺処分でいいやん」と書きこまれ、精神的な苦痛を受けたとして、身体障害者の男性が投稿者に約195万円の損害賠償を求めた裁判で、前橋地裁(神野律子裁判長)は12月8日、約96万円の支払いを命じる判決を言い渡した。原告は群馬県前橋市に住む40代男性で、脊椎骨端異形成症という障害があり、1人で生活することは困難だという。2022年4月、前橋市を相手取り、24時間体制の介護サービスを求める義務付け訴訟を起こしたところ、「こういうゴミクズはマジで死んで欲しい 一体何が目的で生きてるのか意味が不明」 「安楽死させよう 生産性のないやつは生きる価値無し」などと中傷が相次いだ。 男性が匿名の投稿者らを特定していく中で、何人かは謝罪し、示談に至ったという。今回の裁判の被告を含め、争う姿勢を示した2人に損害賠償をもとめて提訴していた。 判決文などによると、男性は「殺処分でいいやん」という投稿が、自らの生存意義や人格的価値を否定する差別的な言論「障害者ヘイト」であり、名誉を傷つけ、侮辱するものだと主張した。障害者が大量に殺された「相模原殺傷事件」を想い起こし、恐怖を感じたという。 これに対して被告側は、短文で一言であるため、社会的評価は下がらないなどと反論し、請求棄却をもとめていた。前橋地裁は、投稿による男性の社会的評価の低下は認めがたいとの考えを示した。一方で、男性の生命を著しく軽視し、動物に使う言葉を用いるなど、「極めて不当な表現方法で男性の人格を否定した誹謗中傷」だとして、名誉感情の侵害を認めた。また、慰謝料の算出にあたって、被告が「地球を隅々まで探してもこんな社会的処理困難物はない」といった侮辱表現を答弁書に書くなどした対応も踏まえ、投稿による男性の精神的苦痛は軽減していないとして、「短文で、1回であること等を考慮しても、慰謝料額は60万円と認めるのが相当」だとした。残りは、発信者情報の開示請求などにかかった費用。原告側代理人の下山順弁護士は「障害者ヘイトは許さないということ、軽い気持ちでもこのような投稿をすると厳しい民事責任を問われるということをしっかりと示してもらった」と評価。「1回の短文の投稿で60万円というのも、他の案件と比べれば大きいと思う」と話した。弁護士ドットコムニュース編集部【YAHOOニュース】いつ自分がその弱い立場になるか分からないこの世の中で、そういう発言をしてしまうとは、自分の命こそ粗末にしかねなく、残念ですね。☄
2023年11月22日
コメント(0)
聞こえるけど「わからへん」 発達障害の娘、新たな生きづらさの理由「うそをつくの、やめなさい!」 小学校3年生の長女に、今日も大声を上げてしまった。大阪市に住む浦綾子さんは、「もう限界だ」と感じていた。2年前のことだ。 長女はしょっちゅう、同級生ともめ事を起こした。その理由を尋ねても、長女の説明はその都度コロコロと変わる。それが日常茶飯事だった。 「うそをつくと、周りの人も傷つく」と伝えたのに、なぜ何度もうそをつくのか。浦さんは理解できなかった。 それ以外にも、いろいろと問題があった。朝は時間通りに起きられない。学校に行っても、授業中は居眠り。宿題はやらない。ノートの字もいつもぐちゃぐちゃ。毎日、何かを注意しては、けんかに発展する。親子関係はもう最悪だった。 ところがある日、その原因がわかった。 きっかけは、4歳離れた次女とのやりとりだった。幼稚園への登園を前に「早く着替えて」と早口で伝えると、次女はどうすればいいかわからない様子で、その場で固まってしまった。別の日も早口で話すと、また固まってしまった。何かがおかしい。 「ね、ママが言っていることは聞こえている?」。試しに聞いてみた。 「うん……。聞こえるけど、何を言っているかわからへん」 聞こえるのに、わからない。そんなことがあるのか。 浦さんは「早口がわからない…この記事は有料記事です。【朝日デジタル】正に言葉の内容が分からない、親子でも会話が成立しない事、多々あるようですね。☄
2023年11月21日
コメント(0)
子どもの1%が「聞き取り困難症」 発達障害との関連も、大規模調査子どもの約1%に、聴力検査では異常がないのに、聞き取れない、聞き間違いが多いといった「聞き取り困難症(LiD)」の症状があることが、日本医療研究開発機構(AMED)研究班の調査でわかった。国内初の大規模疫学調査で、国際雑誌に論文が掲載された。LiDは、耳から入った音の情報を脳で処理して理解する際に、なんらかの障害が生じると考えられている。単語が言葉として入ってこない、耳で聞いただけでは理解できないといった症状がある。騒がしい場所や複数での会話、電話、接客、授業といった場面で自覚しやすい。 海外では人口の0・2~5%に症状があるという報告がある。国内ではあまり知られていなかったが、ここ数年、SNSなどを通じてその存在が知られ、診断を求める人が増えてきた。 研究班は2021~22年、関西の小・中・高校9校に通う計4350人の子どもと、その保護者を対象にアンケートを実施。「『佐藤』を『加藤』など聞き間違いが多い」「『なに?』と聞き返しが多い」といったLiDに関する質問のほか、「学習などで集中を続けるのが難しい」といった発達に関連する質問について、それぞれ743人から回答を得た。 その結果、LiDの症状を自覚する頻度が「若干高い」は12・4%、「中程度」は2・8%、「かなり高い」は0・8%だった。学年が上がるにつれ割合が高くなる一方で、保護者は症状を過小報告する傾向にあり、周囲が気づきにくい構造も明らかとなった。 さらに、保護者の10%が子どもに発達上の問題があると回答し、LiDの症状が重いほど発達問題のスコアも高い傾向がみられた。LiDを自覚する人の34%にADHD(注意欠如・多動症)があるという国内の先行研究もある。 研究責任者の阪本浩一・大阪公立大准教授(耳鼻咽喉〈いんこう〉科)は「少なくとも症状の頻度がかなり高い0・8%はLiDと診断される可能性が高い。聞き取りに困難があると、子どもの学習や言語習得に悪影響を及ぼす可能性があり、早期に診断を受け、対策を取ることが必要だ」と話す。朝日新聞社[YAHOOニュース]就学時検診で視力検査はあっても、聴力検査まではないし、果たしてあっても、情報処理能力までは把握できないのが現状でしょうね。朝日デジタル上では有料記事ですが、ヤフーでは全文掲載の稀な記事です。☄
2023年11月20日
コメント(0)
鍵持ち出し、無免許運転で死亡事故…重度の知的障害ある27歳男性を書類送検 逮捕当時、具体的な会話できず埼玉県川口市内で6月、無免許運転の車がコンビニエンスストアに突っ込み高齢男性が死亡した事故で、県警は1日、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)の疑いで、蕨市の男性(27)をさいたま地検に書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。 男性は6月17日、川口市並木2丁目のコンビニエンスストア「ファミリーマート川口並木2丁目店」に車を運転し突っ込み、同店舗付近を歩いていた会社員男性=当時(82)=が巻き込まれ死亡した。 川口署は同法違反(過失傷害)の疑いで男性を逮捕し、その後釈放していた。 捜査関係者らによると、男性には重度の知的障害があり、無免許にもかかわらず自宅から家族名義の車の鍵を持ち出し運転していた。 逮捕当時、車を運転していたことは認めていたものの具体的な会話はできず、同居家族は「今まで車を運転したこともなく、なぜ運転したのか分からない」と話していたという。埼玉新聞【YAHOOニュース】そんな殺人に繋がる事故があったんですね。遊園地のゴーカート、またはゲームセンターのレーシングゲームの延長線だったんでしょうかね。なんとも悲惨な事件でしたね。☄
2023年11月19日
コメント(0)
劇団四季公演に障害者招待 850人、ミュージカル楽しむ 磐田でヤマハ労連 ヤマハ発動機グループの11労働組合でつくるヤマハ労働組合連合会は1日、県西部の障害者を無料招待した劇団四季チャリティー公演を磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで開いた。県西部の福祉施設利用者や市内小中学校特別学級の児童生徒ら約850人がミュージカル「エルコスの祈り」を楽しんだ。 厳しい規律の中で過ごす子どもたちと、優しい心を持つロボットの触れ合いを描いたストーリー。招待者は躍動感あふれるダンスや美しい歌声を満喫した。 チャリティー公演は1993年から続く福祉活動で、今回が29回目。組合員からのカンパやヤマハ発グループ各社の支援金を開催費用に充てた。【あなたの静岡新聞】劇団四季がミュージカル「エルコスの祈り」を披露したチャリティー公演=磐田市上新屋の市民文化会館かたりあ29回目の福祉活動、素晴らしいですね。☄
2023年11月18日
コメント(0)
わが子を「かわいいと思えない」「愛情が湧かない」…発達障害児を育てる母親たちに、識者が伝えたいこと子育て本著者・講演家である私は以前、次のような相談を受けたことがあります。 「自閉症のわが子を、正直『かわいい』とは思えません。愛情が湧きません。毎日、疲れ切っています。前向きになれません。解放されたいです。わが子を愛することができる方法はありますか? そして、私は母親失格なのでしょうか?」「愛情は結果」である 私は、次のように答えました。「母親たるものはこうあるべきという“べき思考”を、まずなくすことではないでしょうか。『手のかかり過ぎる発達障害のわが子を、かわいいと思えない』という感情は、人として自然なことです。疲労のもとになるわが子をかわいいと思えないという感情にふたをしたり、責めたりしてはなりません。わが子を愛するようになれる方法、前向きになる方法なんてないと思います。目の前にある子育てをこなすことで、愛情が生まれることもあれば、生まれないこともある。でも、毎日ご飯を食べさせたり、風呂に入れたりと、世話をしている事実があるだけで十分なのです。愛情は結果です。 発達障害の子を育てる生活は、現実問題、毎日繰り返されます。決まったルーティンに親は振り回されますし、こだわりにも付き合わなくてはパニックを起こされる。それに耐えているだけで十分なのです」自分の本当の感情を責めないで 私の友人に、定型発達の2歳児と、自閉症の5歳児を育てている人がいます。定型発達の子は、言葉は多くなくても、2歳にして親とコミュニケーションが取れます。一方、自閉症の子はそれができません。親との関わりはなく、数字や換気扇ばかりに興味を持って、「人よりも物に関わろうとする」そうです。だから「子育ての甲斐もなく、愛情が湧かない」というのです。親子の間に愛着形成がされにくいわけです。それも当然だと思います。 私は「『きょうだいに分け隔てなく愛情をかけられない』と、自分を責めてはいけないよ」と伝えました。どうしてかというと、自分を責めることは自分の感情を押さえつける行為であり、心の病に発展してしまうことにもつながるからです。 別の例でお話ししましょう。例えば、友達の結婚式に招かれたとき、「自分には恋人もおらず、結婚なんかずっとできそうもない。だから、心から祝福することができない」、挙げ句には「離婚すればいいのに」くらいの感情が湧き起こってきたとします。 この感情は自然に起こるものだから、仕方がないのです。自分の心臓の動きを、手足を動かすようにコントロールできないのと同じで、湧き起こる感情は、自分の力ではどうにもコントロールできないものです。「こんなふうに思ってしまう私は、何とひどい性格だ」という気持ちにまで発展させてはいけないのです。 「わが子を『かわいい』と思えない」という自分の本当の感情を責めず、素直な心に耳を傾けてください。自分をこれ以上いじめる必要はありません。 皆さんも、よかったら参考にしてくださいね。子育て本著者・講演家 立石美津子大人んサー[YAHOOニュース]子育ては親育て。気が付いたら親になっているのが現実ですね。☄
2023年11月17日
コメント(0)
倉吉の知的障害者施設で入所者が入浴中に死亡 職員付き添わず倉吉市にある県立の知的障害者施設で5年前、当時18歳の入所者が、入浴中にてんかんの発作を起こしおぼれて死亡したことがわかりました。施設は事故当時、マニュアルに定められた浴室内での職員の付き添いを行っていなかったということです。県によりますと、倉吉市にある県立の知的障害者施設「皆成学園」で、平成30年12月28日に、当時18歳の入所者が入浴中にてんかんの発作を起こして浴槽内でおぼれ、病院に搬送されましたが死亡しました。施設のマニュアルでは「てんかん発作のある入所者が浴槽内につかっているときは目を離さないようにする」と定めていましたが、亡くなった入所者は事故までの2か月間発作がなかったため、当時職員は浴室の外にいたということです。職員は入所者が20分たっても浴室から出てこなかったため、外から声をかけたものの返答がなく、中を確認したところ、浴槽内でうつ伏せになっている入所者を発見したということです。皆成学園は「リスクの高い入所者に対する認識が甘かった」と話していて、ことし8月、遺族から当時の状況について説明を求められたことを受けて面談し、謝罪したということです。県は現在、遺族と和解に向けた交渉を進めています。皆成学園は事故後、てんかん発作のある入所者は職員が浴室内で見守ることを徹底するとともに、てんかん発作について、職員の理解を深めるため定期的に研修を行っているということです。一方事故の公表が5年もかかった理由について県は「当時、保護者が公表を望んでいなかった」と説明しています。NHK NEWSWEB【鳥取 NEWSWEB】家に居てもずっと入浴を見守ることは大変なこと、ただ施設だと一瞬のできごとでも、しっかりとマニュアルに沿っての対処が求められるということですね。☄
2023年11月16日
コメント(0)
知的障害者160人力走 静岡オレンジマラソン 静岡県知的障害者福祉協会などはこのほど、知的障害者の社会参加や健康増進を促す「第36回静岡オレンジマラソン大会」(静岡新聞社・静岡放送後援)を静岡市駿河区の県草薙総合運動場で開いた。 100、1000、1500、3000メートルの4種目に、小学生から60代までの計約160人が参加した。参加者はスタートの合図とともに勢いよく飛び出し、「頑張れ」「あと1周」などの声援を受けながら疾走。ゴールテープを切ると、観客から大きな拍手が送られた。参加者と常葉大チアリーダー部員による共演企画も行われた。[あなたの静岡新聞]スタートの合図で一斉に飛び出す参加者=静岡市駿河区の県草薙総合運動場年代を越えてのこういう集いに交流、日頃の頑張りも垣間見れて、それぞれの励みになることでしょうね。☄
2023年11月15日
コメント(0)
「知的障害者である前に一人の人間」牧場での虐待訴訟、原告側が主張 長年住み込みで働いていた牧場(北海道恵庭市)で虐待されていたとして、知的障害のある男性3人が、牧場の経営者家族と市に損害賠償計約9400万円の支払いを求めた訴訟の第1回弁論が28日、札幌地裁(布施雄士裁判長)であった。被告である経営者家族と市側は「虐待の事実は認識していない」として請求棄却を求めるなどした。 訴状によると、3人はいずれも60代の男性で、同市の「遠藤牧場」で18~45年間、住み込みで働いていた。原則休みはなく、午前3時半ごろに起床し、明け方から日没ごろまで牛の乳搾りや農作業などの仕事をしていたが、賃金は支払われていなかったとしている。 3人が障害年金を受け取っていた銀行口座からは、2003年以降で計5千万円超が引き出されていたが、それらのお金を3人が受け取ることはなかった。口座は経営者らが管理していたという。 3人は牧場内のプレハブ小屋の個室で生活していた。小屋に水道はなく、暖房は1部屋にしかなかったとしている。朝食は、ご飯にお湯と生卵をかけたものを支給されていた。昼夕食はレトルトカレーなどで、原告の弁護団は「かなり質素なもの」だったとする。 訴状では、市の責任についても言及した。 市は2017年1月の時点で、3人の生活状況を把握していたと指摘し、「虐待の疑いを強く認識しながら、経営者が元市議会議長だったことからあえて調査を行わず、放置した」と主張した。 この日の弁論では、原告弁護団の船山暁子弁護士が意見陳述し、「(3人は)与えられた環境に疑問をもつことができず、逃げ出すことも、助けを求めることもできなかった」と主張した。そのうえで、「原告たちは、知的障害者である前に私たちと同じ、人権をもつ一人の人間だ。『健常者』に対して許されないことが、障害者相手であれば許されるということはありえない」と訴えた。 一方、経営者家族は、「認識している事実と異なる点がある」などとした。 市は「虐待の事実を認識しておらず、隠蔽(いんぺい)も放置もしていない」と反論。経営者が元市議会議長であったからといって「忖度(そんたく)するような動機、必要性はそもそもない」などとした。 また、市は、経営者の夫婦らは原告3人の「里親」だと主張。原告3人は「『家事使用人』と表するのが妥当」であり、「労働契約が成立した『労働者』だとするのは誤りだ」とした。 原告弁護団の中島哲弁護士は、「障害者虐待防止法によると、雇用主らによる『使用者虐待』よりも、親などによる『養護者虐待』の方が、市町村の権限や義務がより重い」と指摘している。【朝日デジタル】政治絡みのお粗末な展開に、市の対応も残念極まりないですね。☄
2023年11月14日
コメント(0)
「家賃の前払いがいる」などと嘘 発達障害ある女性から1300万円だまし取った疑い 39歳男が逮捕不動産会社の立場を悪用し、部屋を借りていた発達障害がある女性にうそを言って、あわせて1300万円をだまし取った疑いで39歳の男が逮捕されました。準詐欺の疑いで逮捕されたのは京都府亀岡市に住む井上充善容疑者(39)です。井上容疑者は不動産会社で勤務していたおととし、部屋を貸していた20代の女性に、「家賃の前払いがいる」などと嘘のメッセージを送り、57回にわたって現金あわせておよそ1300万円をだまし取った疑いが持たれています。警察によると女性には発達障害があり被害に気付いておらず、去年「娘と連絡が取れない」と母親から警察に相談があり、市役所に保護されて入院していたということです。井上容疑者は現在、児童養護施設に勤務していて、調べに対し容疑を認めていて、だましとった金はギャンブルや借金の返済に充てていたとみられています。 【関西テレビ】よりによってまた児童養護施設に勤務していたとは、雇う方も人選を誤っていましたね。☄
2023年11月13日
コメント(0)
「ばばも死ぬから、死んで」78歳の女性は苦悩の末、孫の首に手を掛けた 発達障害、不登校、暴言と暴力、すべての責任を背負い込み…3月27日朝、千葉県内に住む78歳の女性は、自宅で寝ていた孫の男児(9)に静かに近づいた。用意したロープを首の後ろに通す。すると孫は目を覚まし、驚いた表情を見せた。それでも女性はかまわず、無我夢中でロープを引っ張った。「ばばも死ぬから、死んで」 なんとか逃れた孫は外に飛び出して行く。ひとり残された女性は自分で110番し、電話口で、悲哀に満ちた声でこう告げたという。「私、孫の首絞めたんですけど。もう悩んで悩んで…」 離婚した息子夫婦に代わり、母親役となって孫の育児に一生懸命だった祖母は、なぜ最悪の行動に出てしまったのか。裁判の中で、家庭内での暴言や暴行、学校でのトラブルの連続に苦悩を深めていった状況が明らかになった。▽母親不在の子育て 千葉地方裁判所の公判で判明した内容によると、女性は当時、夫と長男、そして長男の子である孫と4人暮らしだった。長男は、孫が3歳のときに離婚している。 長男の仕事は介護職でシフト勤務のため、家を空けることが多い。そのため孫は、主に祖父母に育てられた。何事にもきちんとした「ばば」が寝食や身の回りの世話を担い、おおらかな「じじ」は祖母のサポート役や遊び相手になった。孫は保育園を卒園する間際に「自閉症スペクトラム(ASD)」と「注意欠陥多動性障害(ADHD)」と診断された。小学校に進学したものの、周囲とのコミュニケーションはうまくいかない。小2からは特別支援学級へ。小3になって通常学級の子どもと一緒に授業を受けるようになったが、その頃から学校へ行くことを露骨に嫌がるようになった。 その理由を、孫は祖父に打ち明けている。 「学校に行っても、怒られに行くようなもんなんだよ」 クラスの児童とけんかになると、先生は相手の子をかばうという。実際、連絡帳にはこんな記述があった。「友達とのトラブルがあって困ります」。孫が一方的に悪いかのようにも書かれていた。 ▽孫の暴言と暴力 祖父は法廷でこう証言している。 「孫が学校で受けたストレスは、一方的にばばにかかっていた」 生活リズムを正すよう祖母から注意を受けると、「うるさい」「しつこい」と反発。言葉は成長するにつれてエスカレートし、「死ね」「出て行け」とまで言うようになった。やがて暴力も振るうように。身長150センチと、小学3年にしては恵まれた体格で、力は強い。手加減もない。夜はゲームばかりでなかなか寝ようとせず、結果として朝は起きられない。遅刻や欠席が増えた。真面目で責任感が強い祖母は、孫の将来を強く不安視するようになった。 一方で、主治医は一貫して、学校に行くことを押し付けないよう指導した。祖父も賛同し、暴言や暴力を受けることがあっても「病気のせいだ」と捉え、さほど問題視はしなかった。しかし、性格が生真面目な祖母は違った。凶悪事件のニュースを見るたびに悪い想像が膨らむ。「いつか孫も事件を起こしてしまうのでは」 祖母はこの頃、長男にこうこぼしていたという。 「孫のことを考えると、ご飯ものどを通らないし夜も眠れない。あんたはいいわね」 子育ては大人3人で分担していたはずだったが、いつしか祖母ひとりが抱え込み、思い悩む状況に陥っていた。 3月上旬ごろからは、孫が不登校状態に。自宅で祖母と2人きりで過ごす時間が増えた。暴言や暴行は毎日のようにあった。このため、祖母はスクールカウンセラーにいろいろ相談していたが、3月下旬、相談内容が学校側に一切共有されていなかったことが判明する。「これまで相談していたのは、一体何だったんだろう」。そう言って、ひどく落ち込んでいた。▽事件前日「限界です」 事態は悪化していく。3月26日夜、孫がかんしゃくを起こし、祖父の左ほおを突然、平手打ち。祖母はショックを受けた。自分も幼い頃、戦死した父に代わり祖父母に育てられた経験がある。孫が祖父に手を出すのは考えられないことだった。孫はさらに「出て行け!」と暴言も吐いた。 見かねた祖父は、祖母をレストランに連れ出した。 「私、もう限界です」 2人で静かに食事をした帰り際、祖母がぽつりとつぶやいた。これまでも「疲れた」「楽になりたい」という発言を祖父は聞いていたものの、「限界」という言葉を耳にしたのはこの時が初めて。「相当追い詰められているんだな」と思ったが、まさか翌日に事件を起こすとは思っていなかった。 翌27日朝、長男と祖父は既に外出していた。祖母は自宅で段ボールをまとめる作業をしていた時、物置の棚にロープを見つけた。 それを手に取って孫の寝ている和室に向かい、犯行に及んだ。110番を受けて警察官が駆け付けた時、祖母はそのロープをクローゼットのポールに掛け、首をつろうとしていた。殺人未遂容疑で逮捕された。 ▽再出発 事件後のある晩、祖父と一緒に寝ていた孫は、突然泣き出したという。 「ばばは僕を真剣に怒ってくれたんだ。大きくなって何でもできるように。僕はばばの気持ちを分かってあげられなかった。僕が原因なんだよ」 祖父は公判で孫について聞かれ、涙を流して訴えている。「本当は優しい子なんです。今すぐにでも(祖母と)会わせてやりたい」 勾留が続く祖母にも変化があった。家族との面会を繰り返すうちに、常に厳しかった表情が徐々に和らいでいった。 被告人質問で祖母は、当時を振り返っている。 「あの3月は何だったんだろうか。次から次へと悩みが尽きず、本当につらかった」 祖父は法廷で「後悔」を口にした。「夫として一緒に住み、『限界』という言葉を聞いていながら、未然に防げなかった」 被害者である孫を含め、親族5人が「処罰を求めない」という嘆願書を裁判所に提出。祖母が家に戻った後のサポートも誓った。公判の最後の意見陳述で、祖母は涙声でこう語っている。 「本当に申し訳ない。孫も私も生きていて本当に良かった」 千葉地裁は10月12日、懲役3年、執行猶予4年の判決を言い渡した。判決が確定後、祖母は自宅近くに住む長女とその息子と暮らすことになり、孫とは当分顔を合わせないという。 加害者と被害者の双方を抱えるこの家族は、どのように再出発していくのだろうか。幼い孫が抱えた心の傷は決して小さくないとは思うが、祖母が法廷で語った小さな望みがかなうよう、願ってやまない。「許されるならば、孫のいないときに料理を作ってあげたい」【YAHOOニュース】以前にもクリップした記事ですが、生活環境を窺うと本当にお気の毒としか言えませんね。☄
2023年11月12日
コメント(0)
映画 『マイ・ファミリー 自閉症の僕のひとり立ち』が11月25日(土)より全国公開42歳の自閉症のケース・モンマが80代の両親の元からの自立を目指す日々を、8年にわたり丁寧に撮り続けたドキュメンタリー。果たしてケースは〈自立〉できるのか?ケース・モンマ、42歳自閉症。自立のススメ── 実家の離れで長年“半分自立”した暮らしを送ってきた自閉症のケース・モンマ(42歳)。365日両親のサポートのもと生活してきたが、かいがいしく世話をしてくれる両親はいつしか80代に。“本当に自立”すべく一人暮らしをすることにしたが、その道は前途多難。両親の支えを失うのが不安でたまらない。さらに外的刺激に敏感なケースには、天候やわずかな音でも非常に大きな不安の種。さらに、我が子のサポートのため人生を捧げて来た母は、息子をそばに置いておきたがっているのだ・・・。連絡係のボランティアとの交流、父の入院など、モンマ家で起こる様々な出来事を丹念に描きながら、〈自立〉の道のりを映し出す。果たしてケースは〈自立〉できるのだろうか?8年間にわたる撮影で描き出される ある親子のかたち 撮影中に50歳を迎えたケース。両親はともに80歳を超えている。最近母には認知症の兆候が現われ始めた。かつて揺るぎない安心を与えてくれるはずだった両親。その姿が変わっていくのを目の当たりにし、パニックに陥るケース。そんな息子に、自分たち亡きあとも安心な暮らしをさせてやりたいと願う両親だったが…。“共生関係”とも言えるほど独特の信頼関係を築いてきた母子を前にして、父親さえもが“部外者”である。何よりもケースを優先することを使命としてきた家族関係には、重要な柱が一つ崩れた時、何が起こるのだろうか?親こそ子離れできるのだろうか?〈自立〉を目指す家族の姿を時にユーモラスに、時に赤裸々に映し出している。 『ケースのためにできること』をオランダで450万人が見た、モニーク・ノルテ監督待望の新作! 監督とケースの出会いは1997年。以来、26年間にわたり交友関係を続け、ケースと両親の関係を撮り続けてきた。35~56歳まで(2008~2014年)のケースを追った前作『ケースのためにできること』(EUフィルムデーズ2020上映時邦題)は、本国オランダで延べ450万人が見て、ケースは一躍“時の人”となり、自閉症がメディアの注目を集めた。同作はのちにTVシリーズ化される程人気を呼んでいる。本作では、長年の信頼関係があるからこその視点から、ケースの魅力的な人柄、親密な家族関係も描き出した。 【DIVERSITY IN THE ARTS TODAY】可なりの長い年月の密着取材がとても明確にケースの環境に伴う心身の成長を描き出した優れた作品です。☄
2023年11月11日
コメント(0)
周囲と違うと気づき始めた子どもへの「説明という支援」の実践本! 『自閉スペクトラム 「自分のこと」のおしえ方 増補版』発売!自閉スペクトラムの子どもたちへの特性説明・診断告知のための実践的マニュアル。「説明という支援」を通じて、子どもたちの肯定的な自己理解をはぐくみます。自閉スペクトラムの子どもたちの肯定的な自己理解をバックアップするために、私たちはどのような説明をしたらよいのでしょうか。本書では、著者が臨床現場で長年取り組んできた診断説明を、実践的なマニュアルとしてまとめました。自身が周囲と違うと気づき始めた子どもたちに、自閉スペクトラムのことをいつ、どこで、誰が、どのように説明したらよいのか。そのための手順と、ひな型を用いた説明が丁寧に紹介されています。・・[PR TIMES]きちんとした手引きがあれば安心ですが、自閉症児全員に当て嵌まるかどうかは、また別問題ですね。☄
2023年11月10日
コメント(0)
知的障害の高校生に頭突きや蹴り、容疑で放課後デイ代表者ら3人逮捕障害のある子どもが通う放課後等デイサービスで、利用者の高校生に頭突きや足蹴りなどの暴行を加えたとして、大阪府警は21日、大阪府吹田市の「デイサービスアルプスの森」代表、宇津(うづ)慎史容疑者(60)=吹田市千里丘上=と職員の男2人を暴行の疑いで逮捕したと発表した。3人の認否は明らかにしていない。 他に逮捕されたのは、宇津容疑者の兄の雅美容疑者(65)=同=と棟方日出海容疑者(62)=同市岸部北2丁目。 発表によると、3人の逮捕容疑は共謀し、2月23日と3月1日、施設内で男子高校生(16)に頭突きなどをしたほか、頭を殴ったり、馬乗りになって床に頭をたたきつけたりした疑い。高校生は重度の知的障害や、自傷他害が激しい強度行動障害があったという。 府警によると、3人はそれぞれ2~4月、同じ高校生に計14回、別の男子中学生に計2回、バランスボールを投げつけたり、顔を平手打ちしたりした疑いもあるという。朝日新聞社【YAHOOニュース】以前にこの施設から居なくなった男性が川で遺体で亡くなっていましたね。施設のモラルを逸脱していて継続運営も不安ですね。☄
2023年11月09日
コメント(0)
自閉症当事者が講演12月5日 障害支援団体が集会 障害者福祉の理解、関心を高めるための講演会が12月5日午後1時から3時30分まで、みなみん(南公会堂)で行われる。南区内の施設などによる、南区地域自立支援協議会の主催。 前半は障害児者の保護者による「障がい児者の将来を考える『泉の会』」が設立から50年を迎えたことを記念するステージ発表があり、障害を理解してもらう講座などを行う。 後半は作家・東田直樹さん(31)の講演会がある。東田さんは重度の自閉症で会話ができないが、パソコンなどを使ってコミュニケーションを図っている。13歳の時に自閉症者の内面を伝えた著書「自閉症の僕が跳びはねる理由」が世界的ベストセラーとなって話題を呼んだ。 定員400人で申込受付中。11月30日まで専用フォーム、FAXで受け付け。問い合わせは同協議会事務局(南区高齢・障害支援課)【電話】045・341・1141。自閉症の作家・東田直樹さんの講演会@横浜市南区2023年12月5日13:00開始 〜 15:30終了事前申込みが必要:11月30日まで神奈川県横浜市南区浦舟町2-33費用:無料問い合わせ先:南区自立支援協議会事務局(南区高齢・障害支援課)TEL:045-341-1141【タウンニュース】東田さんの講演会は久しぶりですね。☄
2023年11月08日
コメント(0)
「自閉症児の人生」は豊かなものと言えるのか…「うーん」と黙り込んでしまった母親が5年後に出した結論人の気持ちがわからない。人間に関心がない。コミュニケーションがとれない。そんな自閉症児の勇太くんと母親の歩みを、小児科医の松永正訓さんが描いたノンフィクション『発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年』が発売5年を経て文庫化される。新たに書き下ろされた「20章 あれから5年 文庫本のためのエピローグ」より、一部を紹介する――。■一人で料理を作れるようになった 勇太君のこの5年。就労だけでなく、さらに自立が進んだ。日曜日に勇太君が出かけるもう一つの場所は料理教室である。本人はイヤイヤ行っている節があるが、これは自立のために避けて通れない。勇太君は手先があまり器用ではないし、教室の先生から「四等分に切って下さい」とか言われると意味が分からないこともある。そういうときはストレスのようだ。しかし隣で料理を作っている生徒さんの様子を見ながら、自分も真似しながらなんとか作っている。 料理教室で覚えた料理は、自宅でも実践することがある。餃子などは具から丁寧に作り、皮に包んで、焼き上げる。キャベツを均等に切るとかのこだわりは必ず守るので、意外と料理は上手といえそうだ。 買い物も自分で出かけて済ますし、近隣のクリニックを受診することも一人でできる。もっともそういう場合は、母が病状をLINEに書いて、それを勇太君が医師に見せるようにしている。しかし受付から会計までやり遂げる。処方箋もしっかりもらってくる。歯科の受診の際には、母に告げず自分の判断で予約を取るということもできるようになっている。■「息子さんがトイレの前で騒いでいる」と通報 先日、母は検査入院で一泊自宅を空けた。以前ならこういうときは、ヘルパーに来てもらうか、ショートステイに勇太君を預けていた。しかし今回は、勇太君は自宅で一人で過ごした。一人でできることが増えると自信になる。自信がつくと一人でやってみようと思う。この好循環が勇太君をさらに成長させている。 勇太君が社会との接点で一番困難を抱えるのは、彼のパニックである。しかしこれも変わりつつある。 1年前のこと。勇太君は日曜日にいつものようにトイレ散策に朝から出かけた。商業施設の多目的トイレを訪れ、便器の品番をチェックし、水流を動画撮影していた。母は仕事のため外出していた。すると14時頃に、母の携帯電話が鳴った。横浜市の戸塚警察署からだった。 「息子さんがトイレの前で騒いでいると通報がありました。それで保護者の方にお電話した次第です」 母は驚きはしたが、常に覚悟していることでもあった。おそらく不審者と思われて通報されたのだろう。■トイレの扉が開くのを30分以上も待っていた 警察官は続けて「お子さんは自閉症なのですね」と言ってきた。勇太君のバックパックにはヘルプマークが付けてあるし、療育手帳には「自閉症の障害があります」と書き込んである。警察はそれを見て事情を理解したのであろう。大事にならなそうな気配に母は安堵(あんど)した。 母が「どういう様子なのでしょうか」と尋ねると、警察官が状況を説明してくれた。 勇太君はトイレの前で扉が開くのをずっと待っていた。30分以上も待っていたらしい。なぜ、30分も開かなかったのか。詳しい事情は分からないが、どうもホームレスの人がトイレに閉じこもっていたらしい。勇太君は帰宅時刻を厳格に守るので、門限が気になってイライラし、それが昂じてパニックになった。そして通報されたのだ。 母は勇太君と電話を代わってもらった。勇太君が向こうで叫んでいる。 「これからは30分待たない。20分待ってドアが開かなかったら諦めて、次のトイレ、見に行く!」 電話はブツッと切れた。こういう日は帰宅後に勇太君は大暴れになることが常だった。そこで母はLINEでメッセージを送った。 『警察から電話がありましたけれど、20分ルールを作ったのはよい工夫ですね。これからのトイレ撮影に生かして下さいね』 ■「親亡きあと」の勇太君の人生とは 夕方になって帰宅した勇太君は普段と変わらない様子で落ち着いていた。ただ叫びすぎで声がガラガラだったけれど。そして何度も「20分で次のトイレに行く!」とくり返していた。 普段から、勇太君は警察を異常に怖がっている。だけど警察に通報されてもそれ以上のパニックにならず、母親の携帯電話番号を伝えるというのは冷静な対応だった。さらには自らルールを作って、今後パニックになって通報されないようにしているところなどは、これまでにないことだった。 子どもが成長するのは当たり前だろう。でも大人になっても成長するのだと母は実感した。母が以前に思った以上に勇太君は自分で考えて行動するようになった。HOPE神田で学び、社会に出て働いたことが想像以上の成長につながっているのだろうと母は思う。 勇太君が高等部に通っていたとき、母は「親亡きあと」の勇太君の人生をひどく心配した。グループホームを自分の手で作ることも考えたし、実際に建物を作る不動産事業に携わる公益社団法人を紹介してもらったりもした。ただ同時に、こういった制度や法律はどんどん変わっていくということも知った。だから今からあまり先のことを考えても仕方がないとも言えた。常に新しい情報を仕入れながら、5年ごとに新しいプランを立てればいいと助言を受けた。■自閉症の人は集団生活が得意でない そして5年が経ってみると、勇太君は想像以上に自立が進んでいた。グループホームが本当に相応しいのか少し疑問に思える。自閉症の人は集団生活が得意でない。一人でいることが好きである。勇太君もそうだ。それを考えると違う道も選択肢となるかもしれない。 サテライト型グループホームというものがある。これは、本体住居であるグループホームとサテライトの関係にあり、一人暮らしをするというものだ。何か困難があれば本体住居のグループホームから支援員が駆けつけるという形をとる。 このシステムは、将来完全に一人暮らしをするためのワンステップのような位置付けにある。通過型とも呼ばれ、原則3年間と決められているが、これも将来どう変わるか分からない。 勇太君にはサテライト型がいいようにも思えるし、もしかしたら将来、今の自宅で一人暮らしできるかもしれない。日常の家事はほとんどできる。だが、ちょっとイレギュラーなことが起きると対応は難しい。たとえば、家電などが壊れてメーカーに修理を依頼するときなどだ。 ■悲観することはなかったのだと今なら思える それでも母はなるべく多くのことを勇太君にやらせている。宅配便の人が来たら、勇太君に対応させる。勇太君は荷物を受け取り印鑑を押す。風呂の掃除もやらせているし、毎日の洗濯もやらせる。自閉症の人は1回教えるとルールを必ず守る。洗濯物は必ずきちんとシワを伸ばして干し、きちんと畳む。網戸の掃除のしかたを教えると、母がそれまで1年に2回だけやっていたものを、2週に1回必ずやるようになった。 母は細かく手出ししないことが大事だと思っている。やらせてみるとできるし、できれば楽しいと思える。そうするとまた新しいことにも挑戦して覚える。 5年前、母の胸には不安があった。将来の就職とか住まいのことが気になった。現在でもそれは完全に解決したわけではないが、あの当時の不安は薄らいでいる。将来への道がうっすらと見通せるようになっているからだ。やってみると、思っていた以上にどうにかなる。それが偽らざる母の心境だった。悲観することはなかったのだと今なら思える。 現在、母は自分の健康管理に今まで以上に気を使っている。健康なまま長く生きたい。勇太君との楽しい時間を少しでも長く継続したい。それが母の思いだ。■「勇太君の生活とか人生は豊かなものですか?」 5年前に本書を執筆したとき、母へのある質問に続くやりとりを丸ごと割愛した。それは次のようなことだ。勇太君の人生は山あり、谷ありだったと言ってもいいだろう。プールで指導員に罵倒されたこともあった。でも初めて言葉が出たときの喜びもあった。谷があるから、山が際立つ人生だと言える。 私は自閉症の子どもの生きる道は、大まかに言って平板なものかと思っていた。だがインタビューをしているうちに、勇太君には彼なりの豊かな世界があるような気がしてきた。トイレの水流に熱中するのは世間の基準からすれば少し不思議な興味には見えるが、それはそれで熱中できる何かを持っているのは若者として中身の詰まった生き方に見えた。そこで母に尋ねた。 「勇太君の生活とか人生は豊かなものですか?」 すると母は「うーん」としばらく考え込んだ。1分くらい黙り込んでしまったのである。 「どうでしょう? 豊かと言えるでしょうか。くり返しが多いし、むしろ平凡な毎日じゃないでしょうか……」 これは意外な答えだった。返答があまりにも歯切れが悪かったので、このインタビュー部分は原稿から落とした。 あれから5年経ち、私はもう一度、同じ質問をしてみた。今度は間を置かずに返事の言葉が出た。 「そう思います。豊かに生きていると思います」 私には「なぜですか?」と重ねて聞く必要はなかった。答えはすでに母の言葉の中にある。大人になっても人は成長する。成長し続ける勇太君は間違いなく豊かに生きていると言えるだろう。 5年という時間は大きい。つくづく私はそう思った。 ---------- 松永 正訓(まつなが・ただし) 医師 1961年、東京都生まれ。87年、千葉大学医学部を卒業し、小児外科医となる。日本小児外科学会・会長特別表彰など受賞歴多数。2006年より、「松永クリニック小児科・小児外科」院長。13年、『運命の子 トリソミー 短命という定めの男の子を授かった家族の物語』(小学館)で第20回小学館ノンフィクション大賞を受賞。19年、『発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年』(中央公論新社)で第8回日本医学ジャーナリスト協会賞・大賞を受賞。著書に『小児がん外科医 君たちが教えてくれたこと』(中公文庫)、『呼吸器の子』(現代書館)、『いのちは輝く わが子の障害を受け入れるとき』(中央公論新社)、『どんじり医』(CCCメディアハウス)などがある。----------医師 松永 正訓PRESIDENT Online【YAHOOニュース】文庫本になると読者も増えることでしょうね。☄
2023年11月07日
コメント(0)
だいたひかる、長男に「自閉症の心配」医師の見解あかすお笑いタレントのだいたひかる(48)が16日、自身のブログを更新。乳がん治療を中断して不妊治療に専念し、出産した息子(1歳)についてある心配が寄せられていると明かした。 「自閉症の心配」と題した投稿で、息子について「自閉症の心配を、お寄せいただき 昨日、先生に聞いてみた」と医師の受診を受けたことを報告した。 「注射前に泣いて 終わったら泣き止む…そして先生が喉をみる、アイスの棒みたいのを見た途端泣き出す…その場の状況を、敏感に感じているのでとの事でした」と息子の様子と医師の見解をシンプルに報告。 つづいて「人生に一生安泰は難しいですが、何か心配があったら…信頼できる先生にみてもらって、診断してもらう。そして伸び伸び育てたい」と育児の姿勢に対して私見をつづった。 ファンからは「そんな事を言う人がいる事にビックリ」「何を持ってそんなことをだいたさんに言うのでしょうか?」「著名人の方は色々ほんと大変ですよね」と心配の声が寄せられた。 だいたは13年にアートディレクターの小泉貴之さんと結婚。14年から不妊治療を始めたが、16年に乳がんが発覚し、右乳房を全摘。19年3月に乳がんが再発し、放射線治療を受けてきたが、不妊治療を選択して治療を中断。第1子となる息子を22年に出産した。中日スポーツ【YAHOOニュース】単に敏感に反応するというだけで自閉症とは、恐らくは性格の内でしょうね。しっかりときちんとした場所で診断して貰うと、良いのでしょうね。☄
2023年11月06日
コメント(0)
「新しい時代の子育て・働き方」で思春期発達障害グレーゾーンの子どもとママの自立を両方叶える「育て直しスタートBOOK」無料配布開始株式会社パステルコミュニケーション(本社:東京都豊島区、代表取締役:吉野加容子)代表の吉野加容子が開発した、親子のコミュニケーションをスムーズにして子どもの発達を加速させる「発達科学コミュニケーション」講師・桜井ともこによる、「思春期発達凸凹キッズの育て直しスタートBOOK」無料配布開始しました。ダウンロードはこちら〈https://desc-lab.com/sakuraitomoko/3555/?prt〉はじめまして。親子のコミュニケーションをスムーズにして子どもの発達を加速させる「発達科学コミュニケーション」トレーナーの桜井ともこと申します。発達障害グレーゾーンの思春期キッズを育て直す専門家として活動しています。 この度、年齢が上がるにつれ問題が増えてきている発達障害グレーゾーンのお子さんのママに読んでほしい電子書籍『\小学3年からはじめる/思春期発達凸凹キッズの育て直しスタートBOOK』の無料配布を開始いたしました。 総務省の「労働力調査(基本集計)」によると、女性の就業率は25~29歳をピークに低下し、年齢の上昇とともに下がっていきます。出産を機に、正規雇用から雇用形態を非正規雇用に変えたり、そもそも仕事をしないで家庭に入るという選択をする一方で、子どもの年齢があがるにつれ、子どもにお金がかかっていくという現実があります。 また、文部科学省が2023年に公表した「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、不登校児童生徒数は299,048人です。発達障害のお子さんで不登校を経験される方は多くおり、発達障害と不登校には深い関係があります。 実際、不登校となった子どもを、家庭で見るために仕事を辞めざるを得なかったり、仕事復帰ができなかったり、発達障害の子どもの問題ごとに振り回され、仕事を諦め、家で子どもをどうにか育て直したいと考えるお母さんが多くいます。そこで、そのような方に向け、家庭の中でお母さんの声かけを変えて、思春期の発達障害グレーゾーンの子どもの困りごとを解決し、そのスキル、専門性をさらに磨いて、自分と同じように悩む人を助ける講師となる方法について、小冊子にまとめました。 わが家には高校3年生になった息子がいます。小学3年生になったころから、授業中の立ち歩きを学校から指摘され、そのころから頻繁にケンカも起こすようになり、謝罪の日々が始まりました。中学では謹慎処分を言い渡されるまでの問題児でした。そんな息子の対応に追われ、私はやりがいのある大好きだった仕事を続けられなくなりました。しかし、今では発達科学コミュニケーションの講師となり、毎日一人で泣いていた辛かった子育ての経験がキャリアとなり、子育ても仕事も諦めなくていいと知ったことで、自分もわが子も大きく世界が変わりました。 この小冊子では、思春期になってからでは、発達障害グレーゾーンの子どもの対応は”もう手遅れだ”という世間の常識を覆す、育て直す方法をお伝えしています。わが子を発達させ、自分の学びが誰かの力になる幸せを感じながら、経済的にも精神的にも自立した女性となる、そんな新しい時代の子育て・働き方を叶えたいママのお力になれると嬉しいです。\小学3年生からはじめる/思春期凸凹キッズの育て直しスタートBOOK■電子書籍 目次はじめに第1章 どうして思春期になるとうまく行かなくなるの?第2章 間違った声かけや手助けをしてしまうと?第3章 わが子と自分に思いっきり投資できるママになる!第4章 New Mammyティーチャー養成講座のはじめ方!おわりに【ダウンロード方法】 https://desc-lab.com/sakuraitomoko/3555/?prtこちらより、メールアドレス・お名前をご登録してお受け取りください。【著者プロフィール】発達凸凹キッズの子育てから「もう手遅れ」という言葉をなくしたい!そんな想いで、小学3年生からの育て直しを叶えて、わが子と自分を思い切り自立させるママになるサポートをしています。反抗期を迎えたお子さんの脳もまだまだ発達途中です!わが子を育て直した経験を生かし、脳に届く声かけでわが子を思いっきり伸ばしたいお母さんを応援しています!こちらにて詳しい情報をお届けしています。https://desc-lab.com/sakuraitomoko/?prt■発達科学コミュニケーションとは?発達科学ラボ主宰の吉野加容⼦が、企業の脳科学研究や、臨床発達⼼理⼠として15年間⾏ってきた発達⽀援の実績と経験、および脳科学・⼼理学・教育学の知識をベースに独⾃にまとめた、科学的根拠に基づいた、脳の成⻑・発達を促すコミュニケーション法です。⼦どもの特性を理解し、⼦どもの良さを引き出す⽇常のコミュニケーション術です。発達科学コミュニケーションをマスターすれば、お⼦さんと会話するだけで、お⼦さんの困った⾏動が減り、意欲や能⼒が伸びます。■ 会社概要社名:株式会社パステルコミュニケーション代表者:吉野加容子所在地:〒170-6045 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 45階事業内容:子育て講座の運営/発達に関するリサーチ・開発/起業支援事業URL: https://desc-lab.com/「すべての子どもが健やかに育つ社会」の実現を目指し、関係するすべての人々、関連機関・団体が一体となって取り組む国民運動、「健やか親子21」応援メンバー[PR TIMES]反抗期の子どもの育て直しができたら、子どもにとっても、有難いことですね。☄
2023年11月05日
コメント(0)
「今日しんどい」体調伝えるアプリ 発達障害の大学生が自分で開発今日はしんどいよ、がんばるけどうまくいかなそう――。発達障害の人たちが抱えるこんな体調について、周りに伝えられるスマートフォンのアプリを愛知県の大学生が開発した。自身も「高機能自閉症」があり、自分の体調の伝え方に苦労してきたという。助け合える社会になればとの思いを込めている。 開発したのは、立命館大学2年森本陽加里(ひかり)さん(21)=休学中。「見通しが立たない状況」が苦手な発達障害があり、例えば「何時の電車に乗って、次はどこで何をする」ところまで事前に分かっていないと不安が募り、どうしたらいいか分からなくなるという。 小学生のとき、発達障害の診断を受け、小中で不登校を経験した。努力して登校しているのに、周りからは体調が悪く見えないところがつらかった。進学した名城大付属高校(名古屋市)の「探求」の授業でアプリの原型を考案。そのアイデアを具現化した。 アプリでは朝晩の毎日2回、「あなたの疲れ度どれぐらい?」と質問が出る。「楽しい」「逃げ出したい」といった感情を表す顔マークをいくつか選択すると、プログラムが自動で数値化する。「そろそろ休んだ方がいいんじゃない?」と休息を促すメッセージが出たり、学校の担任や保護者らに体調悪化のアラートの通知が届いたりする。言語化しにくい体調が周りに伝わり、「SOSを出し、限界になる前に状況をおさえる」ことが目標だ。朝日新聞社【YAHOOニュース】発達障害と「うまくつきあう」ためのスマートフォン用アプリを開発した森本陽加里さん=名古屋市朝日デジタルでは有料記事ですが、YAHOOでは全文掲載されています。必要に応じて体調が周りに伝わるのは健康管理にも繋がりますね。☄
2023年11月04日
コメント(0)
「役に立てた」実感与える輸送用機械器具製造業の島野精機㈱(島野裕久代表取締役社長、埼玉県比企郡滑川町、196人)は、2018~22年の5年間で6人の精神・知的障害者を地域の就労支援センターの紹介で採用した。業務の切出しにおいては、障害者の就労意欲を高めることを重視。「人目に付き、役に立った実感が得られる」、「立ちっぱなしにならない」、「1年以上毎日継続できる」といった点を意識して、敷地内の清掃や草むしりではなく、金属製品の検査・洗浄を任せた。取組みの背景には、シニア人材の獲得競争が激化したこともある。障害者は今や「欠かせない労働力」として活躍している。…この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。【労働新聞社】全文が読めないのは残念ですが、労働意欲を高める業務の切り出しは素晴らしいですね。☄
2023年11月03日
コメント(0)
特別支援学校で“校内コンビニ”がオープン「将来の職業生活に経験活用を」知的障害のある生徒が仕入れから販売まで実施 千葉・市川市千葉県市川市の特別支援学校で、生徒が自ら運営する“校内コンビニ”がオープンしました。知的障害のある生徒が商品の仕入れから販売まで一貫して行うという、新たな取り組みです。けさ、市川市の特別支援学校にオープンした“校内コンビニ”。“従業員”としてレジに立つのは、この学校に通う生徒です。知的障害のある1年生から3年生までの生徒あわせて24人が、商品の仕入れから販売まで一貫して行います。利用した生徒 「ツナマヨのおにぎりを買った。同じ学校の仲間が一生懸命販売をしているので、応援していこうと思う」 オープンに向け、生徒たちは学校内でどんな商品にニーズがあるのかを調べ、販売する商品を選ぶ“マーケティング”も行いました。 販売業務にあたった生徒「こういった経験は初めてで、はじめは緊張した。資料を考えたり、内容を考えたりするのが難しかった。賑わいをみせる店になってほしい」厚生労働省の調査では、企業が知的障害のある人を雇用する際の課題として、「会社内に適当な仕事があるか」「採用時に適性や能力を十分把握できるか」といった声が上がっています。 校長は、今回の取り組みが生徒たちの就職に向けた後押しになればと話します。 市川大野高等学園 小倉京子 校長「生徒たちは一度覚えたことは確実にできるというところがあるので、知的障害の良さを活かしていければ。販売、それから商品管理を身につければ、将来の職業生活に十分活かせる」 “校内コンビニ”は、生徒の新たな可能性を生み出すものになるかもしれません。TBS NEWS DIG【YAHOOニュース】校内コンビニ、理想的な社会体験の実践ですね。みんなで支え合い、売り上げにも貢献して欲しいですね。☄
2023年11月02日
コメント(0)
「グループホームは地域生活ではない」と国連障害者権利委員が言及。“ぼったくり”グループホームの拡大計画も明らかに知的障害者として初めて国連障害者権利委員会の委員を務めるロバート・マーティンさんが、10月17日に来日して講演しました。講演でマーティンさんは「施設で暮らすと地域の一員ではなくなる。その点ではグループホームも一緒だ」と話し、日本政府の「グループホームも地域生活のひとつ」という解釈を否定しています。更にマーティンさんは「障害を理由に、何処で誰と暮らすか選べないのが問題であって、共同生活する人数の問題ではない」と強調しました。昨年9月にも、閉じた施設から開けた地域へ移すよう勧告されています。これらを踏まえ厚生労働省は、入所施設の定員を減らしグループホームから一人暮らしへの移行を促進する方針を打ち出すようです。元々、グループホームを「落としどころ」とするのは無理があったと思います。シェアハウスに似た形式をとっていますが、運営する母体とその職員が管理している以上、甘く見積もっても「施設と地域の間」に留まるでしょう。地域の近くにグループホームを設けようとすれば、強硬な反対運動が起こることさえある始末です。そもそも、グループホームは運営者の心構えからしてピンキリです。利用者の食事にかかる費用を過大に請求する「ぼったくり」が明らかとなったある運営会社は、利益を上げることだけに拘って施設や職員の質など一顧だにしませんでした。その運営会社は、事業を日本全土へ拡大するだけでなく、高額な報酬を目当てに支援も出来ない重度障害者を積極的に受け入れていました。重度障害者を対象とした日中型グループホームというだけでかなりの需要があり、役員はこれを「入れ食い」と表現したそうです。案の定、各施設では虐待や介護ミスが頻発しました。挙句の果てには、退所する利用者の家族に部屋の修繕代として、相場の3倍にもなる金額を請求までしたそうです。最後の最後まで金を毟り取ってやろうという気概が表れており、もはや単なる「銭ゲバ」です。勿論、全ての運営がここまで酷いわけではありませんが、ハズレを引いたときの恐ろしさはやはり「施設」です。かといって、障害者をグループホームから一人暮らしへ移すのも易々とはいきません。寧ろ、良い施設を探すよりも難しいのではないでしょうか。基本的な生活能力は勿論、低収入に甘んじる障害者が家賃を払い続けられるだけの部屋も探さねばなりません。結局、手の届く範囲で家族がサポートすることにもなるでしょう。何よりも、開けた地域で障害者が住むことを受け入れるだけの器が近隣住民たちにあるのでしょうか。過去には、自治会の班長決めで対象から外すよう求めた知的障害の男性が、「特別扱いは出来ない。外れたいなら全住民にカミングアウトしろ」と言われて自殺する事件もありました。「脱施設」をしようがしまいが、最後に鍵となるのは周囲の人間たちの「器」なのかもしれません。[障害者.com]日本は、バリアフリーを謳いながらも、まだまだそういう意味では目に見えない囲いがありますね。☄
2023年11月01日
コメント(0)
知的障害抱える野田あかりさん、学童で「お絵かき教室」大樹町の学童保育所で、知的障害を抱える野田あかりさん(28)=町内在住=の「お絵かき教室」が開かれている。あかりさんは幼少期から絵を描くことが好きで、ほのぼのとしたタッチが特徴。目の前で... 学童保育の児童を前に、アニメのキャラクターなどを書き上げる野田あかりさん(左から2人目)(この記事は会員限定です。勝毎電子版に登録すると続きをお読みいただけます。)【十勝毎日新聞】多くの情報がなくても、映像からほのぼのとした様子が窺えますね。☄
2023年10月31日
コメント(0)
障害等級を誤って低く認定、115万円の損害与える 川崎市が謝罪川崎市は10日、同市宮前区に住む40代女性の障害等級を誤って低く認定し、重度障害者医療費助成金や所得税などで総額約115万円の損害を与えていたと発表した。女性とはすでに和解して約75万円を払い戻し、残りの約39万円は賠償金として11月中に支払う。市側は「障害者手帳制度の信頼性が揺らぐ重大な事態で、申し訳ない」と謝罪した。 市側によると、女性は2011年、当時既に心臓機能障害4級だったが、新たに言語機能と肢体不自由の障害認定も追加申請した。しかし宮前区の担当者が誤って、言語障害のみの等級審査を「障害者更生相談所」(現在は市総合リハビリテーション推進センター総務・判定課)に依頼。さらに、相談所からの結果通知時に、宮前区の職員が再び誤ってシステム上のデータを言語機能から肢体不自由の障害に変更させた。この結果、女性は心臓機能障害4級と肢体不自由4級を合わせた総合等級3級と認定された。本来であれば言語機能障害4級も合わせ、総合等級2級と判定されるべきだったという。 市は再発防止策として申請書式やマニュアルの変更、申請処理やシステム入力時の確認の徹底などを実施した。[毎日新聞]早く気が付いて良かったものの、手続きなどが難しい障害の者には、それ自体も把握が難しいでしょうね。☄
2023年10月30日
コメント(0)
北九州 障害児通所支援事業所 給付費260万円余不正受給北九州市は、八幡西区にある障害児通所支援事業所が給付費260万円余りを不正受給していたとして事業所の指定を取り消すと発表しました。北九州市によりますと、指定が取り消されるのは八幡西区にある障害児通所支援事業所「お−ぷんはーと」で、おととし4月から去年5月までの間、利用者2人に対し、サービスを提供していなかったにもかかわらず、サービスを提供していたかのように装った記録を作成し、市から給付費260万円余りを不正に受け取っていました。匿名の情報提供が去年4月にあり、これを受けて市が調査したところ、不正が明らかになったということです。このため、市は児童福祉法に基づいて「お−ぷんはーと」の障害児通所支援事業所としての指定をことし12月31日付けで取り消すことを決定しました。また、運営会社の「CーSmile」に対して不正受給額の4割を加算したおよそ370万円の返還請求を行ったということです。「C−Smile」はNHKの取材に対し、「コロナ禍で利用者が減少し経営が厳しくなり不正に請求してしまいました。利用者におわびします」とコメントしています。NHK NEWS WEB[北九州 NEWS WEB]匿名の情報提供、内部告発があったんでしょうか。いずれ明らかになる不正受給、経営が厳しくなった時点で市に相談する術が持てると良かったんでしょうね。☄
2023年10月29日
コメント(0)
はじめよう 心と心の 握手から12月3日から9日までは「障害者週間」です障害者の自立と社会参加を実現していくためには、都民の皆様の理解と協力が大変重要です。都は、都民の皆様が障害や障害のある方々について知り、考えるきっかけとなるよう12月3日から9日までの「障害者週間」に合わせて様々な取組を行います。1 標語及びポスターによる啓発「鉄道ジェンガ」:森井武蔵さん2 令和5年度「障害者週間」記念の集い 第43回 ふれあいフェスティバル9月26日報道発表障害のある人もない人も、お互いがふれあい、楽しみながら障害や障害のある方に対する理解と関心を深めることができるイベントです。(1)日時令和5年12月6日(水曜日)13時00分から15時10分まで(開場:12時00分)(2)会場東京都庁第一本庁舎5階 大会議場(3)主催東京都及び公益財団法人日本チャリティ協会(4)プログラム記念式典障害者自立生活者・自立支援功労者への知事賞及び記念品贈呈「ふれあいステージ」アレックス・ラミレスさん(元プロ野球選手)のふれあいトークショーインテグレイテッド・ダンス・カンパニー響-Kyoによる車椅子ダンスパフォーマンス都立文京盲学校の皆さんによる器楽演奏3 障害者の電話相談(法律・福祉)【期間限定】都内在住の障害者を対象に、弁護士や身体障害者相談員などが専門的な知見から相談にお答えします。電話、ファクス、Eメールで受け付けています。(1)日時12月3日(日曜日)から9日(土曜日)まで(6日(水曜日)を除く。)10時00分から17時00分まで(受付は16時00分まで。12時00分から13時00分までは除く。)(2)相談先東京都障害者社会参加推進センター(3)電話等電話 03-5261-0729電話 03-5261-0807電話 03-3268-7184ファクス 03-3268-7228Eメール info(at)tosinren.or.jp【東京都】一年の最後に色々と相談して、普段の悩みを解消できたらいいですね。☄
2023年10月28日
コメント(0)
娘の背中見て前向きに 障害者ダンサー母・森田さん講演 育英西中・高 奈良 /奈良2021年の東京パラリンピック開会式でソロダンスを披露した重度障害を持つダンサー、森田かずよさん(46)の母で、歴史学者の森田登代子さん(74)が4日、奈良市三松4の育英西中・高校で講演した。登代子さんは「娘に『どうしてこんな体に生んだの』と責められるのがずっと怖かったが、『生まれてきてよかった』と言ってくれた。そのことが何よりもうれしかった」と振り返った。(この記事は有料記事です。)【毎日新聞】森田かずよ PVしなやかな身体の動きはまさにアートですね。☄
2023年10月27日
コメント(0)
トラウマが原因で生じる「第4の発達障害」が、学校教育の現場を混乱させている親子で治療が必要なトラウマ系発達障害とは発達障害の子に対する一般的な対応では、うまくいかない。学校現場で今、そんな問題が浮上しているという。こうした中、注目され始めているのが第4の発達障害ともいわれる「トラウマ系発達障害」だ。トラウマ系発達障害とは何なのか、その対応は一般的な発達障害の対応と何が違うのか。長きにわたり発達障害の臨床研究を行ってきた杉山登志郎氏に教えてもらった。トラウマで生じる発達障害によく似た症状2003年にあいち小児保健医療総合センターの心療科に虐待の専門外来を開設した際、1000人もの被虐待児と接して驚いたのが、その過半数が発達障害の診断基準を満たすということでした。長期慢性的なトラウマ(心的外傷)に晒された被虐待児には、さまざまな後遺症が出ます。これが発達障害の症状とよく似ており、実際に被虐待児の多くが発達障害の診断を受けていました。それはなぜかと言うと、現在の精神医学は症状によって診断されます。カテゴリー診断学と呼ばれ、代表的な症状のうち○個当てはまるから、その病気と診断しましょうという方法で診断されるからです。そこで、こうしたケースを「第4の発達障害」と捉え、トラウマ系発達障害と呼ぶようにしました。その後、精神科医のベッセル・ヴァン・デア・コークが2005年に同じ現象を「発達性トラウマ障害」という概念で説明していることを知りました。しかし、トラウマ系発達障害に対しては、一般的な発達障害の治療が通用しません。トラウマが中核にある場合は、それを取り除かないと子どもの本当の問題がわからないからです。発達障害に似た症状だけでなく、愛着障害や解離性障害、双極性障害なども併存し、実は治療があまりうまくいっていません。激しい癇癪(かんしゃく)や暴力などの問題行動が多く、学校教育の現場を非常に混乱させています。脳や成人後の健康にも影響を及ぼす虐待──虐待などの体験は、具体的にどのような影響を心身に及ぼすのでしょうか。小児期逆境体験(Adverse Childhood Experiences:ACE)の影響については、すでに研究が行われています。ビンセント・フェリッティが、アメリカ疾病対策センターとACEスコアを作成したところ、大人になってからの身体的・精神的な健康や発達、人間関係などに大きく影響していることがわかったのです。ACEスコアは身体的な虐待、心理的な虐待、性的虐待、ネグレクト、家族の機能不全(親のアルコール依存、家族の精神疾患や服役等)などに関する質問に答えてもらい、スコアを算出するというものです。このスコアが高い人ほど、健康リスクが高くなることが明らかになりました。小児期逆境体験があると喫煙は2.2倍、慢性気管支炎または肺気腫は3.9倍、心筋梗塞は2.2倍、アルコール依存は7.9倍になります。──虐待は脳にも影響を及ぼすのでしょうか。身体的な虐待を長期にわたって受けると、感情や思考のコントロールに関わる前頭前野の体積が小さくなることが明らかになっています。一般的な発達障害で、前頭前野にこれだけ大きな影響が出ることはまずありません。このように、ACEは何十年も強い毒性を持ち、子どもの脳の働きだけでなく形まで変えてしまいます。幻覚や多重人格(解離性同一性障害)などが起こることもあります。しかし、精神科(とくに成人)では、「トラウマがある」という視点を持って理解し、診療する、いわゆる「トラウマのメガネをかける」ことも、その大切さも知られていません。例えば、幻覚を訴えた患者に解離性障害を疑うべきところを、統合失調症と診断して薬を出してしまうなど、多くの誤診が起こっています。トラウマ系発達障害はカウンセリングもプレイセラピーもNG──トラウマ系発達障害は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)とも異なるのでしょうか。衝撃の大きい出来事があったり、怖い体験をすると、ふとしたきっかけで記憶がよみがえるフラッシュバックが起こります。通常は数日もすると記憶が薄れていきますが、フラッシュバックが続くようだとトラウマになっていると判断されます。PTSDの場合は、このトラウマが“1回だけの出来事”によるものになります。怖い体験を思い出すのはつらいので、思い起こさせる行動を回避するようになりますが、安心感が戻ってくると過剰な覚醒(緊張)状態は収まります。この過覚醒、フラッシュバック、回避が2カ月以上続き、日常生活で明らかなマイナスが生じているとPTSDと診断されます。一方、虐待のように長期にわたって何度も繰り返される反復性のトラウマは、いつ暴力が降りかかってくるのか、つねに緊張の中で過ごすことになります。それは過覚醒状態が続くということ。すると、感情のレギュレーション機能が壊れ、激しい気分変動が起こります。さらに、自分は価値がないと感じたり、人への信頼関係が壊れてしまうのです。ICD-11(国際疾病分類第11回改訂版)では、先ほどお話ししたPTSDの3症状(過覚醒・フラッシュバック、回避)に「気分の上下・無価値感・他者への信頼の崩壊」の3症状を加えたものを、複雑性PTSD(Complex post-trauma stress disorder)としています。複雑性PTSDではフラッシュバックがいつでもどこでも起こります。そして、複雑性PTSDは子どもへの虐待で多く発症しています。──複雑性PTSDにはどのような治療が行われるのでしょうか。複雑性PTSDのフラッシュバックはいつでもどこでも起こりますから、まずはそれに対する治療が必要です。しかし、フラッシュバックがあると一般的なカウンセリングがうまくいきません。というのも、一般的なカウンセリングの基本は傾聴と共感ですから、これをやるとフラッシュバックの蓋があいてしまい収拾がつかなくなって悪化してしまうのです。子どもによく行われるプレイセラピーも同様で、私はほぼ禁忌と考えています。治療は続くものの臨床的にどんどん悪くなり、そのうちに子どもが嫌がるようになって中断するケースがものすごく多いですね。トラウマへの対応では一般的なカウンセリングやプレイセラピーが無効なので、フラッシュバックを起こさないための精神療法が開発されています。それが「トラウマ処理」です。親子で受けるべきトラウマ処理──トラウマ処理とは具体的にどんなものなのでしょうか。ベッセル・ヴァン・デア・コークは、トラウマ処理を(1)トップダウン型、(2)ボトムアップ型、(3)1と2の要素を持つもの、の3つに分類しています。(1)は認知行動療法による遷延曝露法(トラウマを延々と語らせて慣れを生じさせるもの)、(2)はフラッシュバックを起こさない反応を身体のほうに作る治療法で、マインドフルネスやヨガなどがあります。そして、(3)がEMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing:眼球運動による脱感作と再処理法)です。これは、トラウマになっている記憶を想起しながら眼球運動を行い、その記憶と心理的な距離を取れるようにするというもの。近年はさまざまなトラウマ処理の技法があり、保険診療外来でもできるものもあります。しかし、トラウマ処理を行うことができる医師や臨床心理士は多くありません。そこで私は、一般的な外来で行うことができる簡易的なトラウマ処理方法を工夫してきました。それが、EDMRを基盤としたTSプロトコールです。これは、トラウマの記憶を思い出すのをやめて不快感だけを抜きます。するとフラッシュバックが収まるのです。セルフで可能な方法も考案していて、例えば子どもが自分で自分の胸の上、鎖骨のあたりで腕をクロスし、鎖骨の下を左右交互にパタパタと叩くというものです。心のラジオ体操のような感覚で、学校の朝礼などでもTSプロトコールを取り入れてもらえたらと思っています。──トラウマ系発達障害の子どもには、こうしたトラウマ処理が有効ということでしょうか。有効ではありますが、虐待は家族の病理ですから、子どものトラウマ処理だけでは解決しない問題もあります。虐待してしまう親は、自身も子どものときに虐待を受けていた人が非常に多いもの。日本の子ども虐待が減らないのは、子どもも親もトラウマ処理をしていないからなのです。トラウマ系発達障害の治療では、子どもだけでなくその親の治療も行う必要があります。子どもの頃、虐待を受けていた女性の中には、暴力的な男性への親和性が高くなり、そうした男性と結婚してDVに遭うというケースが多くあります。反対に、暴力的な男性を避けて、対人距離が遠いASD(自閉スペクトラム症)の男性に親和性を感じ、伴侶に選ぶケースも少なくありません。一方で、知的な遅れのない軽度の発達障害のある人は虐待を受けるリスクが高くなるといわれています。発達障害の症状に対して、親はしつけで何とかしようとして虐待になってしまうこともまれに起きてきます。また、ASDの人は感覚過敏といった特性から、普通に生活をしていても怖い世界が広がっていると感じやすいもの。さらに、ASDには「タイムスリップ」(トラウマのフラッシュバックに似た記憶の病理)があり、トラウマを抱えやすくなっています。このように、親がトラウマを抱えている家族の間では、鶏が先か卵か先かといった具合に、トラウマが先か虐待が先かわからない状態となることがあります。──教員や子どもに関わる大人はどのような視点を持っておくべきでしょうか3つあります。1つ目はトラウマに気づくこと。「トラウマのメガネをかけ」て、その子を見るのです。2つ目は、子どもだけでなく親子で見ること。トラウマ系発達障害の子どもは長期にわたる虐待を受けていますから、その親はモンスター・ペアレントになりやすい傾向にあります。そのため、学校だけで対処しようとすると埒があきません。児童相談所、医療機関、心理士など、専門家との連携をつくりましょう。3つ目は学校でできることをやること。それは何といっても教育です。学習の成果が上がることほど、子どもの自尊心を伸ばすものはありません。トラウマ系発達障害の子はネグレクトや不登校が多く、解離という記憶を飛ばす症状もあって、学習が遅れがち。だからこそ、一人ひとりに合った学習が必要なのです。杉山登志郎(すぎやま・としろう)福井大学 子どものこころの発達研究センター 客員教授久留米大学医学部小児科、名古屋大学医学部精神科、静岡県立病院養心荘、愛知県心身障害者コロニー中央病院精神科医長、カリフォルニア大学留学、名古屋大学医学部精神科助手、静岡大学教育学部教授を経て、2001年あいち小児保健医療総合センター心療科部長兼保健センター長、2010年浜松医科大学児童青年期精神医学講座教授、2016年同大学客員教授。2017年から福井大学子どものこころの発達研究センター客員教授。『発達障害の子どもたち』『発達障害のいま』『子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害』(いずれも講談社現代新書)など著書多数【東洋経済ONLINE】親子関係の歪みから生じる様々な子どもの症状、学校現場ではその子に合った学習を模索することなんでしょうね。☄
2023年10月26日
コメント(0)
知的障害者施設の19人殺害事件から着想した小説『月』。宮沢りえ・磯村勇斗らで映画化の、善悪を揺さぶる原作を読む【書評】10月13日に公開される映画『月』。主人公は、宮沢りえが演じる作家・堂島洋子です。主な舞台は洋子が働き始める障害者施設。職員の入所者への横暴な態度、入所者たちの目を背けたくなるような行動、職員間のいじめ……生々しい日常がタブーなしで描かれます。さらには宮沢りえ含む主要キャスト4人の役柄は全員小説家、映像作家などの表現者。表現者同士だからこその嫉妬・羨望・焦燥など複雑な感情が、物語の闇をさらに深めます。 社会の中には確かに存在するのに、多くの人が目を背けようとしている。さらに言えば目を背けている自覚もなく、“ないこと”になっている問題をむき出しにする本作。その原作である辺見庸氏の『月』(辺見庸/KADOKAWA)を紹介します。 作者である辺見庸氏は、元共同通信社記者。『もの食う人びと』などルポルタージュ、ノンフィクション作品も多く執筆しています。『月』は、神奈川県の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で入所者が殺害された事件に着想を得たもの。映画と小説ではテーマや一部の登場人物、容赦のない現実の描き方は共通していますが、主人公は別。筋書きも異なります。 小説の主人公は「きーちゃん」と呼ばれる障害者の女性です。きーちゃんは体を動かすことができないばかりか、目も見えず話すこともできない重度障害者。自分の気持ちを表現する術はありませんが、耳は聞こえているので聴覚情報は入ってきます。周囲の人間が自分を表現する言葉や態度から、「きっと自分は醜いのだろう」と感じているきーちゃん。そんなきーちゃんへずっと話しかけているのが、のちに事件を起こすこととなる“さとくん”です。さとくんは独り言のように、自分の日常に起きた出来事をきーちゃんに語ります。そんな話を聞いて、人知れず思いを巡らせるきーちゃん。きーちゃんの頭の中は想像力も語彙も豊かです。特にさとくんが入所者たちに読んで聞かせる紙芝居『花さかじいさん』から「“善”が〈富・福・美〉を生み出すのではなく、〈富・福・美〉があるから“善”なのではないか、すなわち醜い私たちは“悪”なのではないか」と考えるシーンは秀逸。すべてを持つ強者が善とされ、持たざる弱者が悪であるかのように捉えられがちな現代全体への考察は本作のテーマをわかりやすく示す一例であり、その鋭い着眼点にハッとさせられました。 また、きーちゃんの視点で描かれるさとくんの変化にも注目。さとくんが入所者に読む紙芝居は、職員が必ずすべき仕事ではなく、さとくんの自発的な行動です。その行動は入所者には歓迎されますが、職員には「いらない仕事を増やしている」と疎まれることも。 このエピソードからもわかるように、さとくんは一言で“悪”と断言できる人間ではないのです。他の職員のように入所者を痛めつけることはせず、集団痴漢にあっている(と思われる)被害者を助けようとするなど、人一倍純粋で正義感があるような面も。そんなさとくんがいろいろな出来事をきっかけに変容していく様子が小説ではじっくり描かれます。しかし変容と言っても、最後までやはりさとくんは完全な悪としては描かれません。事件の準備をする一方で、広告で見たとある子どものためにユニセフへ寄付金を送ります。「今から行うことは殺人ではない、相手は人ではないから。自分のやることに賛同するものも多くいるはずだ」とさとくんは心の底から考えているので、自分が悪であるという認識は一ミリもないのです。 「人とはなんなのか」「命とはなんなのか」そんな重い問いかけを残し、善悪の基準すら揺さぶってくる本作。映画と小説ではその根幹は同じでも、描かれるディテールは全く異なります。どちらも観る、読むのに気力を必要とする一作ですが、ぜひ見てほしい作品です。ダ・ヴィンチweb【YAHOO ニュース】月 / 辺見 庸 著 選書 双書 ノンフィクション 学術 教養文庫 国文学 海外文学 紀行 エッセー 雑学 知識 詩 詩集 文学全集 日本文学 教養新書 選書 文庫一般 短歌 俳句 最新 日本 雑学 ブックス ノベルス ライブラリー ブックガイド 文芸全般.. 人気 おすすめ 送料無料 #og映画だと一定の流れで話が進んでしまうけど、小説だとゆっくりと段階を踏んで内容を把握できるので映画を観た後に本を読んでみるのも、またその逆も、一手ですね。☄
2023年10月25日
コメント(0)
100人中8人もいる発達障害児、専門医が出張相談…欠かせない早期支援を拡充へ発達障害の子どもの増加に対応するため、こども家庭庁は、専門医の出張相談に乗り出す。専門医不足で受診に時間がかかり、適切な支援を受けられない子どもを減らすのが目的で、今年度中の開始を見込む。 政府関係者によると、各地の拠点病院から月に1回程度、専門医らを保健所などに派遣し、発達障害の疑いがある子どもや保護者の相談に乗る。緊急性が高い場合は病院での受診につなげ、低い場合は接し方などを助言する。病院との調整は自治体などが担い、同庁は費用の一部を負担する。 発達障害は生まれつきの脳機能障害が原因とされる。文部科学省の昨年の調査では、全国の通常学級に在籍する公立の小中高生約7万5000人のうち、発達障害の可能性があった小中学生は8・8%で、10年前から2・3ポイント増えた。教員らの障害への理解が深まり、気付きやすくなったことが要因とみられる。 発達障害には早期の支援が欠かせない。専門医の診断に基づき、学校側が子どもの状態に応じた個別指導を行えるためだ。支援が受けられなければ学校になじめず、不登校につながりかねないと懸念されている。 自治体には相談窓口があるが、病院での受診を勧めるだけで、助言を受けられないケースも多い。専門医は全国的に不足しており、受診までに何か月も待たされる例が相次いでいる。[goo ニュース]年々増えつつある発達障害児にようやく政府も重い腰を上げたようでも、まだまだ課題は山積みですね。☄
2023年10月24日
コメント(0)
「助けて、また犯罪に走ってしまう・・・」 罪を犯した障害者を支え続けた夫婦の25日間大阪府内の障害者入所施設で事件を起こし、逮捕されたものの不起訴で釈放された37歳の男性。知的障害と精神疾患を抱える男性は住まいを失い、ネットカフェで寝泊まりすることになりました。そんな男性が最後に頼ったのは、かつて入居していたグループホームを営む、ある夫婦。支援が難しい「罪を犯した障害者」を手弁当で支えた25日間を追いました。ABC ニュース【YAHOOニュース】捨てる神もあれば救う神あり、ですね。長文なので内容はリンク先から覗いて下さいね。☄
2023年10月23日
コメント(0)
14事業所で25人"不妊処置"受けていた…グループホーム『結婚希望の知的障害者に不妊提案』問題受け北海道が422施設に調査障害者のグループホームで知的障害のある入居者に不妊処置を求めていた問題を受け、北海道が全道を調査した結果、14事業所で25人が処置を受けていたことがわかりました。 この調査は、北海道南部の江差町にある「あすなろ福祉会」が運営するグループホームで、結婚などを希望する知的障害者に不妊処置を提案していたことを受け、全道422の施設を対象に行ったものです。調査の結果、14事業所で25人が不妊処置を受けていたことがわかりました。 このうち不妊処置を入居条件にするなど、強制や誘導があったかはわかっていません。 道はこの結果を受け、入居者で結婚や出産を希望する場合にどういった支援ができるのか、2023年度中に対応をとりまとめる方針です。北海道ニュースUHB(動画あり)【YAHOOニュース】25人、かなりの数にびっくりですね。赴任処置の意味をきちんと理解していたのかどうか、提案だけでなく、きちんとした性教育が必要ですね。☄
2023年10月22日
コメント(0)
障害持つ生徒や保護者の同意を得ずに心理検査 北海道立高校が謝罪札幌市内の北海道立高校が障害のある生徒に不適切な対応をしていた問題で、同校の男性教諭が本人や保護者の同意を得ないまま生徒に心理検査を実施し、職員間で結果を共有していたことがわかった。検査を行ったことはその後も生徒と保護者に通知せず、結果も知らせていなかった。10月30日に同校が保護者に事実関係を認め、「承諾を得るべきだった」と謝罪した。 学校によると、公認心理師の資格を持つ特別支援教育担当の男性教諭は6月、知的障害や身体障害がある生徒に対し、本人や保護者の同意を得ず、心理検査の「ヴァインランド・ツー」を校内で実施し、結果を職員間の打ち合わせで共有した。 検査は対象者の日常生活における行動を評価するもので、対象者の行動や反応を観察しながら進める。保護者は、事前に男性教諭から検査を提案されていたが回答を保留。その後、無断で検査が実施され、結果も知らされなかった。他の複数の生徒には保護者らの同意を得て実施していたという。・・(この記事は有料記事です)[朝日デジタル]不適切な対応に対する心理検査、教師側の不手際を棚に上げて説明なき心理テストとは不甲斐ないですね。☄
2023年10月21日
コメント(0)
新生児放置殺害の母、事件後「優希」と名付け「優しくなって」…軽度の知的障害で社会から孤立 愛媛県新居浜市で昨年4月、出産して間もない男児を竹林に放置して殺害したとして、殺人罪に問われた女性(27)の裁判員裁判で、松山地裁は9月、懲役4年(求刑・懲役6年)の判決を言い渡した。公判では、軽度の知的障害がある母親が社会から孤立し、我が子の命を奪うに至った経緯が明らかになった。身近に相談できる人がいなかった「家族など身近に相談できる人がいなかったことが、この事件最大の要因です」。女性の精神鑑定を担当した興野康也医師は、証人尋問でそう語った。女性の両親は子育てに関心が薄く、怒ることもしなければ、褒めることもしなかったという。母親は機嫌が悪くなると包丁を持ちだし、「死ぬ」や「殺す」という言葉を繰り返した。きょうだいはいたが、「普段から自分のことは話さなかったので、相談もできなかった」と女性は公判で振り返った。 学生時代は自分から生徒の輪に入れず、1人でいることが多かったという。 そうした生い立ちの女性は2018年頃から、マッチングアプリで複数の男性と知り合い、性的関係を持つようになった。今回の事件以前にも妊娠し、出産した子どもを自宅のトイレに放置したことがある。被告人質問で、女性は「赤ちゃんはくみ取り式トイレの中に落ちていった。またトイレで産むと赤ちゃんが亡くなってしまうと思った」と述べた。 それなのに、なぜ過ちは繰り返されたのか――。リスク管理や言葉での表現が苦手「負の成功体験です。間違って学習し、極悪非道な人ではないのに、残酷な結果になった」と興野医師。軽度の知的障害については「リスク管理や言葉での表現が苦手で、他者に相談できず、社会的孤立に陥りやすい」と考察する。 検察側も論告で「18年の反省を一切いかすことなく、『良くない成功体験』として再び新生児の命を粗末にした」と指摘。避妊や相談、救急車を呼ぶなど回避策はあったにもかかわらず、新生児を救えなかった。 判決などによると、女性は交際相手がいるにもかかわらず、マッチングアプリで知り合った複数の男性と性的関係を持ち、22年4月、交際相手に妊娠したことを隠すため、新居浜市内の竹林で男児を出産。男児をバスタオルで覆い隠して水路内に放置して殺害した。名前の由来を聞かれ、泣き出すただし、女性は我が子が疎ましかったわけではない。赤ちゃんの顔や、手足が動く様子を見て「かわいいなと思った」という。 事件後、男児は「優希」と名付けられた。女性は公判で名前の由来を聞かれると、両手で顔を覆って泣き出した。ようやく顔を上げたのは約15分後。「優しくなって……」。消え入りそうな声でつぶやき、法廷には再び沈黙が流れた。 興野医師は「現在の日本では、自ら訴えないと援助を受けにくい。知的障害は軽度であるが故に気づかれず、セーフティーネットから漏れてしまう」とも証言した。誰もが友人や家族にSOSを発信できるとは限らない。そうした人の声をすくい取るにはどうすべきか。事件は社会に重い課題を突きつけた。妊娠相談窓口の必要性考えて…赤ちゃんポスト運営の医師公判では、親が養育できない子を匿名で託す「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を運営する慈恵病院(熊本市)の蓮田健理事長が弁護側の証人として出廷した。 蓮田理事長は、この女性と同じような状況から事件に至るケースを減らそうと、過去にも四つの事件で証言台に立ったほか、意見書を書いてきた。今回の事件でも自ら証人出廷を申し出た。 蓮田理事長によると、赤ちゃんポストに乳児を預けに来る人のうち、約8割は知的障害や発達障害の傾向があるという。「相談もできずに見放されてしまう親子関係と、知的障害が合わさり、彼女たちは『孤立出産』という結果に陥ってしまう」と証言した。 公判後、蓮田理事長は「赤ちゃんは祝福されて生まれてくるのが本来の姿だと思う。事件を機に、社会全体で妊娠相談窓口の必要性について考えてもらい、赤ちゃんの幸せにつながれば」と話した。【読売新聞オンライン】27歳、まだ保護者が十分に見守れる年齢、まずは家族の支援が受けられなかったのが何より残念ですね。☄
2023年10月20日
コメント(0)
全3326件 (3326件中 151-200件目)