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2010.07.05
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2010年4月10日、シギショアラの観光を終え3時半にビエルタンに向かった。
世界遺産の「要塞教会」を見学するのが目的。
ビエルタンまでほぼ南へ27Km、30分ほどのバスドライブである。

途中、馬力に何台か出会う。
ルーマニアのエコカー 馬力
これは一家全員を乗せた馬力。
ルーマニアの田舎ではまだまだこのような馬力が多く活躍しているようだ。

また村をいくつか通過した。
ビエルタンへ行く途中の村で
これらの村々にはドイツ系の移民が多く住んでいたのだが、第2次世界大戦で枢軸国側に付いていたルーマニアはドイツが負けたためにともに敗戦国となってしまった。
その結果、ほとんどのドイツ移民が帰国してしまい、その後にジプシーがどっと入ってきて家屋を乗っ取りそのまま居座っているとの現地ガイドの話であった。


ビエルタンの要塞教会
3重の塀に囲まれた教会というか要塞で、オスマントルコの襲撃に備えて分厚い防壁に守られている。
小高いところにさらに高い見張りの塔を設けられている。

塀の中へ入る。
要塞教会の中庭から
中庭から見る村は今は平和そのものである。

教会の入口にはこの地方の殉教者なのだろうか、左手を挙げて祝福している姿の立像があった。
殉教者の立像か?
台座には GEORG PAUL BINDER と記されている。

教会内へ入る。
質素なエコノスタシスであるが、その上のリブヴォールトの装飾が素晴らしい。
アプシスと綺麗な装飾のリブヴォールト
これはゴチック様式と思われる。

また説教台も豪華である。
要塞教会の説教台
台座は浮き彫りのある大理石で、上には王冠のような感じのものが取り付けられている。

要塞教会のパイプオルガン


教会を出て、防壁を見てみる。
要塞教会の防壁
鉄砲窓があり、いざという場合はここから応戦できるようになっている。

その防壁の外側の道を歩いて、要塞を一周してみた。
要塞教会の外側を歩く
緑濃い道。
村はプラムの白い花が満開であった。
野生のデージー

要塞教会の外側の道を野良帰りだろうか、村の人が愛想良く手を振ってくれながら家路についていた。
人懐っこい村人達


我々はシナイアのホテルまで約165Km、来た道を戻って行った。






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Last updated  2013.12.30 20:15:52
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Mitch29 @ Re:獅子咲きの椿(04/14) ChatGPTの返事 「申し訳ありませんが、は…
Mitch29 @ Re:夕暮れ富士(11/10) 昨今は日中雲が多く、富士はなかなか姿を…
はざくら2005 @ Re:夕暮れ富士(11/10) すてきな景色ですね。 こんど久々に東京に…
Mitch29 @ Re:令和4年 初富士(01/01) XONG清水 さん 新年、おめでとううござい…
XONG清水@ Re:令和4年 初富士(01/01) あけましておめでとうございます いつも…

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