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★☆ 人形劇なのにリアルでエキサイトなSF特撮テレビ番組 ★☆ " Thunderbirds" is a TV program produced in Britain. ~ 当時はサンダーバードのプラモやおもちゃが大人気 ~ 『サンダーバード』 (Thunderbirds) は、1965年から1966年にイギリスで制作・放送された人形劇による1時間枠の特撮テレビ番組だったが、日本でも早くも1966年4月10日から1967年4月2日までの間、NHK総合で毎週日曜の18:00~18:50の50分番組で全32話が計48回放送された。 また、その後も民放局(TBS、テレビ東京、フジテレビ)でも放送され、さらに最近では、2003、2004年になってもNHK教育で再放送された。 この作品は、人形劇でありながら、それを感じさせないほどの近未来的なメカニックとその模型のリアルさ!、質感の充実!、子供でも理解できる単純なストーリー!、「人命救助」というスリリングかつ前向きで健全なイメージ!、これら全てが明確な世界観を提示して大好評を博した。当時、女の子の「レディ・ペネロープ」役の日本語吹き替えの声優は「黒柳徹子」さんだった。 REALISTが一番お気入りの「サンダーバード2号」・・・小学校低学年ながら父親にこのプラモデルを何度もおねだりして、やっと買ってもらい、組み立てて、色々な方向から眺めて鑑賞したり、番組での活躍をテレビで見ながら遊んだものだった。このドラマのストーリーは、世界各地で発生した事故や災害で絶体絶命の危機に瀕した人々を、国際救助隊[IR](International Rescue)と名乗る秘密組織がスーパーメカを駆使して救助する活躍を描く物語であり、日本の海保の活躍を描く「海猿」の地球版というスケールの大きなものだ。 ★☆ 『 サンダーバード OP(日本放送当時版)& ED 』★☆ この動画は、前半が、番組が始まる最初のプロローグの場面、後半が、番組終了時のエンディングの場面だ。バックミュージックも迫力がある。当時の日本の子供たちにも大人気で夢中にさせたテレビ番組のひとつで、REALISTも午後6時の茶の間のテレビに家族共々集まって観たものだった。これに刺激され、プラモデルやおもちゃ業界も関連する製品を色々製造し、デパートのおもちゃコーナーやプラモデル屋さんでも沢山売られていた。 『 サンダーバード・オフィシャルサイト 』 番組中で活躍するトレーシー兄弟とペネロープ 下中央の女性が「レディ・ペネロープ(26歳)」(秘密諜報員)、上中央が長男「スコット・トレーシー(26歳)」(1号担当)、上左が次男「ジョン・トレーシー(25歳)」(5号担当)、上右が三男「バージル・トレーシー(24歳)」(2号担当)、下右が四男「ゴードン・トレーシー(22歳)」(4号担当)、下左が5男「アラン・トレーシー(21歳)」(3号担当)の勇姿だ。(Thanks) !! ↓(ありがとう)^^)/~~ ♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。♪
2014/09/18
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★☆ 『鉄腕アトム』の対抗馬として出現したロボットアニメ ★☆ " The 8Man " By Japanese Anime~ 少年マガジン連載で知った正義の味方『エイトマン』 ~ 『8マン』(エイトマン)は、原作はSF作家の平井和正、作画は桑田次郎(現:桑田二郎)により、手塚治虫の『鉄腕アトム』を越えるようなロボット漫画を目標に週刊少年マガジンに1963年5月から連載されたロボットアニメで、1963年11月8日から1964年12月31日までTBS系で全56話がTV放送されました。少年マガジン版の表記は数字の『8マン』でしたが、テレビアニメ版の表記はカタカナの『エイトマン』に変更されました。このアニメは、当時アメリカでもTV放送されました。 REALISTの記憶では、少年マガジン掲載版のアニメの方が精密な絵であったのが印象的で、TVアニメ版は絵が少し雑であったように思いました。 ★☆ 今でも耳に残るTVアニメ『エイトマン』のテーマソング ★☆ 主人公のロボットヒーローは、その仮の姿は、 私立探偵の「東八郎(あずま はちろう)」であり、生前の職業は警察官の刑事であったが、悪を倒す正義のロボットヒーローに生まれ変わったという設定でしたが、これは、まさに、あの有名なSF映画『 ロボコップ 』の元祖であったわけです。エイトマンの性能は・・・ 〇目は暗闇でも見え、サーチライト機能もついている。〇赤外線、放射能物質(放射性物質?)など肉眼で見えない物も見える。〇紫外線を放射すること(ブラックライトになる)、見たものを映像収録し投影することも可能。 〇『光線兵器レーザー』で改良され、透視装置を装備した(壁越しでも、人体から発する微弱な電気を感知することができる)。〇耳は超音波を捕らえることができる。 〇顔は人工皮膚(プラスティック)で覆われており、どのような顔にも変装できる。 〇関節は伸縮可能(関節を縮めることによって、女性など小柄な人物にも変装できる)。〇予備電子頭脳が肩にセットされている。 〇ボディの骨格はハイマンガン・スチール。〇動力源は内蔵の小型原子炉。 ベルトのバックルに、原子炉を冷却するタバコ型の強化剤が仕込んである。〇10万キロワットの電撃を放つことができる。 〇加速時の会話はフォノン・メーザーによって行う。(以上の出典は、ウィキペディア) 右は、日本のマンガヒーロー特集の記念切手の一枚にも取り上げられた「エイトマン」でした。(Thanks) !! ↓(ありがとう)^^)/~~ ♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。♪
2011/12/10
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★☆ SFと歴史冒険映画をミックスさせた夢の様なTV映画 ★☆ THE TIME TUNNEL(American SF-TV movie)~ SFがやがて現実となる・・・時間旅行は可能なのか? ~ 9月24日の新聞記事には物理学会に常識では「あり得ない」衝撃が生じたことを紹介しています。それは、名古屋大学など11カ国の研究機関による国際研究グループが、「ニュートリノは、光よりも速かった」ことを示す実験結果を発表したというものでした。これが事実であれば、これまでの物理的常識の「光速を超える物は存在しない」とするアインシュタインの特殊相対性理論を覆(くつがえ)す可能性があるのだそうで、「仮に光速を超えると・・理論上は、時間の進み方が逆になり、時間をさかのぼって時計の針が逆行することになる」のだそうです。これをさらに飛躍すると、H・G・ウェルズの『タイムマシン』のように時間旅行も可能になるとも言われています。この記事で思い出したのが、小学生時代に観た懐かしいSF-TV映画『タイムトンネル(THE TIME TUNNEL)』でした。 卓越したアイデアと画期的な特撮! それが『タイム・トンネル(THE TIME TUNNNEL)』でした。このシリーズの製作総指揮は、TV映画『宇宙家族ロビンソン』、『原子力潜水艦シービュー号』や本格的特撮映画の『ポセイドンアドベンチャー』、『タワーリングインフェルノ』を成功させた大物プロデューサーのアーウィン・アレンでした。過去の歴史的事件のセットなどは、彼の方針で20世紀フォックス社に保管した膨大な映画のストックステージを再利用したそうです。右写真の女性は、唯一の女性科学者アン・マグレガー(リー・メリウェザー配役)です。 『タイムトンネル』の始まる冒頭プロローグのテーマ曲と映像のタイトル場面です。時間を強調するために、砂時計がデザイン化されていました。このTV映画は、1967年にNHKで毎週日曜の午後6時から1時間放映され、1時間でほぼ1話が完結するシリーズものでした。その後、1980年代にも民放で深夜時間帯に再放送されたようです。 この物語では、『タイムトンネル』は、アメリカが莫大な国家予算を投入した極秘の時間航行国家プロジェクトの中心施設であり、アリゾナ砂漠の地下部分に建造した研究施設の地下800階に設置されているという想定でした。その巨大な秘密施設の情景は、まるで『スター・ウォーズ』シリーズで見かけるのダークスターの内部を先取りしているかのような凄さがあり、当時のTV画面に釘付けになった少年たちの目には強烈なインパクトを与えました。右写真の二人がこの映画の中心人物で、向かって右が若き科学者トニー・ニューマン(ジェームス・ダーレン配役)、左がプロジェクトの責任者ダグ・フィリップス(ロバート・コルバート配役)です。彼らは、タイタニック号沈没やリンカーン暗殺事件、トロイの木馬によるトロイ滅亡など・・・過去の歴史的事件の時代にタイムスリップし、歴史を変更することが可能なのかと・・いろいろ試みます。しかし、次第に歴史を変えることがどうしてもできないことがわかってくるわけです。 日本で放映されたものは、もちろん日本語で吹き替えされていました。ある特定の時代に送られた二人の活躍の場面のようです。いくら、二人が頑張っても史実を変えることはできませんでした。 これは、TV映画セットで使用されたタイムトンネル中枢コントロール部となるスーパーコンピュータのセット模型が紹介された動画です。(Thanks) !! ↓(ありがとう)^^)/~~ ♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。♪
2011/11/25
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★☆ 個性あふれるキャストたちの演技を楽しめた青春TVドラマ ★☆ Youth drama of the 1980s nostalgia Japan~ テーマ曲『いとしのエリー』が印象的なオープニング ~ TV青春ドラマは数多くありましたが、そのなかでも比較的新しいもので、REALISTも欠かさず観ていたのが、『 ふぞろいの林檎(りんご)たち(初回シリーズ) 』でした。製作局はTBSで、放送期間は、1983年(昭和58年)5月27日 から7月29日の間に10回にわたり連続放送されました。このシリーズは、その後も同一キャストを使い、パートII(1985年)、III(1991年)、IV(1997年)と続きましたが、もっとも印象的だったのが初回シリーズでした。 原作・脚本は山田太一氏によるもので、ドラマ開始のオープニングでは、サザンの「いとしのエリー」がテーマソングとして流れていたのがとても印象的でした。 青春TVドラマ『 ふぞろいの林檎たち 』のオープニングシーンの林檎3個 テーマ『ふぞろいの林檎』の意味は、「規格に当てはまらない落ちこぼれ」の登場人物たちを指すものだそうですが、このドラマでは、国際工業大学という架空の四流大学を舞台に、学歴が恋愛や進路に暗い影を落としながらも、それを懸命に乗り越えようと奮闘する落ちこぼれの大学生3人の青春を見事に描いた作品でした。 大学の授業風景などが挿入され、サークル活動での若い看護学生や女子大生との出会いなど大学生活の平凡な一面も織り交ぜながらリアルなタッチで演出されていました。 ★☆ このドラマの個性あふれるメインキャストたち ★☆ ◎ 大学生・・・仲手川良雄(中井貴一)生真面目で不器用な青年◎ 大学生・・・岩田健一(時任三郎)大人びているが活発で最もケンカ早い◎ 大学生・・・西寺実(柳沢慎吾)お調子者で女好きの典型的な三枚目〇 看護学生・・水野陽子(手塚理美)しっかり者で常識を重んじる慎重派〇 看護学生・・宮本晴江(石原真理子)破天荒かつ奔放な性格〇 女子大生・・谷本綾子(中島唱子)容姿にコンプレックスを抱いている 〇 風俗嬢・・・息吹夏恵(高橋ひとみ)才色兼備だが、時折大胆な行動に出る〇 夏恵の恋人・本田修一(国広富之)東大卒のエリートだが、人間関係に悩む 放送時間は、比較的遅く、毎週金曜22:00-22:54(54分)でした。当時、仕事で観れない時は、ビデオに留守録してましたね。この動画の最後のシーンは、時任三郎演ずる岩田健一が学生アルバイトで深夜の警備員でビルの巡回シーンのようです。 TVドラマでも当時は、ストーリィは、けっして薄っぺらなものではなく、味があり、考えさせられる様なものがありました。脚本や作品づくりに対する製作関係者や出演タレントたちの熱意がグングンと伝わる様なものが多かった様に感じます。そのドラマを観ることで、その登場人物と共感したり、感動できるものがありました。そして、次のストーリィではどんな展開があるのだろうと、次の週の次回作品が待ち遠しくなる欲求が起こるものでした。まるで、仲の良い同窓会のシーン様な、若さあふれる左から・・・石原真理子、時任三郎、中島唱子、柳沢慎吾、中井貴一、手塚理美の面々 「時任三郎」と言えば、この栄養ドリンク「リゲイン」のTVCMを思い出してしまいます。このCM放映当時(平成元年・1989年)は、まだまだ、日本が世界第2位のGDP(国内総生産)を誇る時代の、まさに世界を股にかけて活躍していた力強いサムライ・ジャパニーズビジネスマンのイメージで作成されていたのが印象的でした。(Thanks) !! ↓(ありがとう)^^)/~~ ♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。♪
2011/10/14
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★☆ 60年代とは思えない洗練されたスタイルのTVアニメ ★☆ Japan nostalgic 1960s TV anime~ 2008年、完成度が高くアメリカでリメイク実写映画化 ~ 『 マッハGO!GO!GO! 』は、タツノコプロ制作の日本のTVアニメ作品で、第1作目は放映期間が1967年4月2日から1968年3月31日の1年間、そしてリメイク版の第2作目が1997年1月9日から1997年9月24日の9ヶ月間でした。テーマソングも心地よく、子供のころに聴いた記憶が今でも鮮明に残っています。車のデザインや登場人物のスタイルは現在でも十分通用するほどの洗練されたものでした。当時、このマンガは、週刊マンガ雑誌の「少年サンデー」か「少年マガジン」にでも連載されていたと思います。 (第1作作品)放映局:フジテレビ系放映時間:昭和42年4月2日から昭和43年3月31日毎週日曜日19時 - 19時30分(第1 - 13話)毎週日曜日18時30分 - 19時(第14 - 52話) このアニメは、主人公である天才レーサーの「三船剛(みふねごう)」がその搭乗する7つの特殊機能を搭載した「マッハ号」で世界の大地を駆け抜ける本格的カーアクションアニメ、そのストーリィには様々なサスペンスやロマンスが盛り込まれ、海外でも今なお根強い人気を誇る元祖レースアニメです。 TVで放映されたお馴染みのオープニングシーン 今観ても・・・カッコいい!!子供に戻ったような感動! 国内では、日本アニメに対する海外諸国での人気の実態がほとんど報道されませんが、アメリカ、ヨーロッパ諸国、アジア、中近東諸国の子供たちや大人のアニメオタクに至るまで、日本のアニメに対する人気や羨望は凄いものがあり、日本のアニメで日本の文化や歴史に興味をもち、日本が好きになり、日本語を勉強している外国人の多さには驚くばかりです。また、『 鉄腕アトム 』の様な日本の古いアニメが見直され、リメイク版や実写版を手がけるケースも多くあります。 アメリカでは、『 Speed Racer 』のタイトルでTV放送されました。また、このアニメを見て衝撃を受けた・・マトリックス三部作も手がけたアメリカ人のウォシャウスキー兄弟が、『 Speed Raser 』を実写映画化させ、2008年夏に劇場公開しました。アメリカでのTVアニメ『 Speed Racer 』アメリカで実写映画化、2008年に公開の映画シーンとテーマソング(Thanks) !!↓(ありがとう)^^)/~~♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。♪
2011/10/11
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★☆ 中村雅俊の主題歌でイメージされた青春TVドラマ ★☆ Japan nostalgic 1970s youth TV series dramas~ 青春ドラマが高視聴率だったTV時代の代表作 ~ 『俺たちの旅』は、ユニオン映画製作・日本テレビ系列放送の青春群像ドラマで、1975年10月5日からTV放送が開始され、当初予定されていた放映期間は半年間とされましたが、高視聴率を獲得し続けたことから結果的には1年間(1976年10月10日まで)に延長されました。 この物語の内容は、二流私大生の「カースケ(中村雅俊)」、その同級生「オメダ(田中 健)」と同郷の先輩(早大OB)「グズ六(津坂まさあき))が中心に織りなす・・友情と青春群像を活写し、生きることの意味、悩み、喜びなどについて問いかける・・というもので、当時の多くの同世代に共感を与えたようです。放映時間は、毎週日曜の午後8時から約1時間の時間帯でした。 このドラマの良いところは、飾り気のない当時の二流大学生が主人公という設定で、青春時代の若者特有の悩み、葛藤、淡い恋心などがうまく演出されていた点でしょうか。当時の学生に流行していた長髪ルックにジーンズ、質素な学生アパートの様子などもごく普通に一般的な学生のイメージとしてうまく投影されていました。主題歌の『俺たちの旅』は、歌は中村雅俊ですが、作詞・作曲は小椋佳(おぐらけい)です。REALISTも当時は、東京在住時代であり、恒例の神宮球場での「早慶戦」終了後の打ち上げで先輩と先輩の友人の慶大生と新宿に直行すると、どこもかしこも学生たちでいっぱいで、この映像にもある新宿コマ劇場前の噴水にも酔っ払った学生たちが入り水浴びして遊んでいたことを思い出してしまいます。監督:斎藤光正主演:中村雅俊・田中健・津坂まさゆき昭和50年10月5日~昭和51年10月10日TV放映 ★☆ TVは、昔の方が番組自体も品があり、充実して魅力的だった ★☆ ~ TV時代は終わったのか?TV離れの人が多い現実実感 ~ REALISTの子供時代から大人に至るまでのTV環境は、今思い出すだけでもその時代その時代を象徴するような優秀なTVドラマ作品で溢(あふ)れかえっていて、いつも番組表には観たい作品ばかりがぞろりと並び、どれを観ようかと迷うほどに恵まれた時代だったと思います。それだけ、当時は、まさにTV時代の絶頂期であり、それだけTVが国内・世界の情報・音楽・映画・流行を知るための最高の宝箱の様な存在でした。父親が、いつも新聞のテレビ欄にその日に観たい番組の部分を赤鉛筆でぐるりとマーキングしていたのを思い出します。 ・・・しかし、それに比べ、最近のTV環境は最悪であり、観たいと思う様な魅力的な作品が極端に少なく、大半がどのチャンネルでも顔を出す吉本関係者による内容が貧困なバラエティー番組の数々、通販番組、増えつつある韓国ドラマの様に感じます。そのせいか、会社の同僚や独身女性などに尋ねても、「TVは観たい番組がないから観ない」という理由で、ここ最近は、ニュースを除いてほとんどTVを観ないというTV離れの人が多いように感じました。(Thanks) !!↓(ありがとう)^^)/~~♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。♪
2011/10/09
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★☆ 主人公ビンセントの地球侵略者との孤独な戦いを描くテレビドラマ ★☆ The Invaders( This article is about the television series. )~ いつもハラハラ、ドキドキだった戦慄のサバイバルドラマ ~ 『 The Invaders 』・・・この英語を直訳すると、「侵略者たち」、または「侵入者たち」という意味になります。 今回ご紹介する『 The Invaders 』(日本語読みの題名は「インベーダー」)とは、アメリカABC系列で、1967~1968年の間、全43話が放送されたテレビドラマで、日本でも、1967~1971年(再放送を含め)の間、NET(現テレビ朝日)系で放映された人気の高い外国テレビドラマでした。REALISTはまだ小学生ながら、主人公デビッド・ビンセントが、人間そっくりに化けて人間社会で地球支配を策動する宇宙からの侵略者たちから絶えず命を狙われる孤独な存在であっても、人類を守るという正義のために果敢に立ち向かう姿や絶体絶命の大ピンチの時など、いつもビンセントを自分に置き換えて「自分だったらこうする」と考えながらハラハラドキドキしつつ手に汗して観ていたサバイバル風SFサスペンスドラマであり、家族みんなで楽しめる娯楽作品でした。『 インベーダー 』のイントロオープニングシーンです。『 The Invaders opening titles 』 ドラマのプロローグシーンの冒頭に出るこのドラマの表題『 The Invaders 』ですが、1975年ごろから、日本国中で大流行したコンピュータゲームの「インベーダーゲーム」がありますが、そのネーミングからも、このアメリカ発のテレビドラマによる強い影響があったわけです。 このドラマの最初のナレーション部分は、こうです!・・・・・・・「・・建築家デビッド・ビンセントは深夜に車で仕事からの帰宅途中、迷い込んだ田舎(いなか)道で空飛ぶ円盤が着陸するのを目撃します。これにより、彼は宇宙からの侵略者(=インベーダー)の存在を知ってしまいますが、その事実を誰に説明しても信じてもらえません。しかし、ビンセントはインベーダーの陰謀を追って全米各地を飛び回るわけです。そのうち、他にインベーダーの存在を知る者が現れますが、その誰ももすぐに殺されるため、ビンセントは孤独な戦いを続ける。・・・・」・・・というもので、その中で43話が展開されるわけです。 毎週何曜日だったかは忘れましたが、夜の8時前後でなかったかと思います。海外作品ですが、毎週、楽しみにして親子で観た記憶があります。 主人公デビッド・ビンセントが仕事で疲れて、人里離れた空き地で止めた車の中で寝ていると、もの凄い轟(ごう)音とまぶしい光で目が覚め、ふと前方を見ると、大きな円盤が地上に着陸するのを目撃してしまいます。ここが、このドラマの出発点です。 このドラマの宇宙からの侵略者たちの特徴は、・・・・・・人の容貌に化けているので、その外見からはまったく普通の人間と区別がつきません。ただ、死んでしまうと、瞬く間に赤く燃え上がり、あっと言う間に黒い煤(スス)状となって蒸発して消えてしまいます。したがって、死体の存在がないために、その存在の証拠が証明できず、ビンセントが侵略者の存在を必死で訴えても、他の人はほとんど信用しません。他の特徴では、例外もありますが、手の小指が伸びきった状態で、曲げることができないと言うことです。ビンセントは、この点を外見上の見分け方としていました。また、彼らには、脈拍や心臓の鼓動もなく傷ついても血が出ません。酸素が彼らにとっては猛毒であり、酸素に触れないように人の姿の全身スーツで自分の身を保護しているわけです。 地球に向かう侵略者の円盤と進行中の円盤船内から目的の地球を眺める人に化けた侵略者たちのシーン。このドラマで気になったのが、バックグラウンドミュージックでした。それは、奇妙なリズムや響きであり、それが陰気で無表情な侵略者たちを表現する絶大な効果があったようです。 このドラマでは毎回、最初にストーリィのさわりの部分からまずスタートしました。その後、いつものイントロシーンが始まります。それは、このドラマの端緒となった出来事のシーンを再現し、そのオープニングナレーションで主人公ビンセントの境遇が理解できるようになっており、その後、ドラマのさわりに続く話が展開されることになります。この様なドラマスタイルのために、毎回、新しいストーリィを初めて観る人でも、容易にこのドラマが理解できるような構成に工夫されていました。 毎回繰り返されるオープニングナレーションの日本語版の内容はこうでした!・・・・・・「 ・・・遠く、暗い宇宙の奥から、地球を目指してやって来るもの・・・それを今、私たちは、『 インベーダー 』と呼ぼう。滅びゆく星からの侵入者たち、彼らの目的は、地球を我が物にすることにあるのだ。・・・デビット・ビンセントは、とある夜明け、仕事を済ませての帰り、激しい疲労と戦いながら車を走らせていたが、迷い込んだ田舎(いなか)道で、彼ら『 インベーダー 』を目撃した。・・・この一瞬から若き建築家の人生は大きく書き換えられたのである。 人間の姿をした宇宙からの侵入者『 インベーダー 』が地球にいる限り、デビッド・ビンセントは、この恐るべき事実を全世界に訴えなければならない運命を背負ったのだ。・・・」日本語のTV版です。このさわりの部分が終わると、いつものイントロシーンが始まり、日本語のオープニングナレーションを聞くことができます。これは、1967年2月に放映されたものです。この「脅威の核爆弾」は、続きもYOUTUBEにあるので、興味ある人はどうぞ!『 インベーダー 「脅威の核爆弾」 1 』 写真は、主人公デビッド・ビンセント役を見事に演じた俳優ロイ・シネスです。日本のテレビでは、その声優は露口茂氏が演じました。このドラマの制作総指揮はクイン・マーチン、制作は、アラン・A・アーマー、音楽は、ドミニク・フロンティアが担当しました。とにかく、ドラマに流れるシーンごとに合わせた音楽の独特な雰囲気が醸し出す効果は凄いものがあります。これまた日本語版での雰囲気あるナレーターは、加藤和夫氏です。(Thanks) !! ↓(ありがとう)^^)/~~ ♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。♪
2011/05/23
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★☆ ドイツアフリカ軍団と戦う『RAT PATROL』 ★☆ "RAT PATROL" is a war action TV drama in the United States of the 1960's ~ 海外ドラマの多かった時代のTV番組のひとつ ~ 1960年代のアメリカの戦争アクションTVドラマでは、アメリカ本国とほぼ同時に日本のテレビでも公開されていたのが、あの有名な『 COMBAT(コンバット)』ですが、それに続くもののひとつに『 RAT PATROL(ラットパトロール)』がありました。このドラマも好評で、その後も何度か民放ではリバイバルして再放送されていました。 「RAT(ラット)」とは、「ネズミ」のことですが、ネズミの様に神出鬼没で素早く走り回る奇襲部隊を意味しているようです。このドラマは、第2次大戦下の北アフリカの砂漠がその舞台であり、ドイツアフリカ軍団に対し、重機関銃を載せたわずか2台のジープで奮闘したアメリカ・イギリス連合国の4人の兵士たちの活躍を描く戦争アクションというものでした。私は、当時、小学生か中学生ころだったようですが、毎週欠かさず観ていた番組でした。REALISTは、皮肉にもいつも待ち伏せで大損害を受けてもめげずに立ち向かう古き騎士団の隊長の様なドイツ将校ハンス・デートリッヒ大尉(ドイツ人のハンス・グデガストが熱演)の方に魅力を感じていました。 この番組の開始時に流れたいつものシーンで、主演者の紹介がありました。★☆『 The Rat Patrol Intro theme 』★☆ この写真の4人がこのドラマの連合国側のキャストであり、向かって上右側の「サム・トロイ軍曹」(クリストファー・ジョージ)は、でラットパトロールのリーダーで快活で非常にチーム全員から頼りにされている人物、上左側の「ジャック・モフィット軍曹」(ゲイリー・レイモンド)は、アメリカ兵主体の中では唯一のイギリス兵、しかもインテリの考古学者でもある、下右側のマーク・ヒッチコック二等兵(ローレンス・ケーシー)は、良家のおぼっちゃま育ちだがアメリカの名門校出でしかも女性にもてる人物、下左側の「タリー・ペティグリュー二等兵」(ジャスティン・タール)は、運転技術の名手で、国では密造酒の運び屋をしていたという人物・・・という組み合わせのユニークなチームでした。アメリカのジープに関する話題をひとつ 第2次大戦当時、アメリカ軍が使用したジープは、『ウィルス・ジープ』と呼ばれていますが、この四輪駆動のジープの運動性能は非常に良かったようで、終戦後に日本に進駐していたアメリカ軍もこの車両を多く使用していました。昔、お年寄りから聞いた興味ある話では、山口県の防府市に受験祈願で有名な学問の神様「菅原道真公」を祀った『防府天満宮』があるのですが、ここの正面にある急勾配の石階段の数百段を頂上まで一気にパトロール中のアメリカ兵が乗車したままのジープで時々駆けあがっていたのを見たことがあったということでした。その階段を観て・・・その時、階段を見ながら想像ができなくて、「そんなことがアメリカのジープはできるのか?これは、凄い!」と思いましたね。 このドラマの毎回終了時のシーンで、リリー・マルレーヌの歌が聞えます。★☆『 The Rat Patrol End theme 』★☆ 「CONBAT」でもそうでしたが、アメリカ製なので仕方がないのですが、現実にはドイツ軍の方が圧倒的に強かったのが事実でも、このドラマではいつもあっさり奇襲攻撃で輸送部隊などが攻撃されて大変な損害を受けるドイツ軍のデートリッヒ大尉の方に同情してしまうことがありました。このドラマは架空の物語ですが、これに似たような部隊は存在しており、それがイギリスの「S.A.S」という特殊部隊で、このドラマ同様にアフリカの砂漠でドイツ軍相手にジープに重機関銃を複数装備し、ゲリラ戦法を駆使して活躍した部隊でした。おそらく、このドラマはその部隊をモデルにアメリカナイズしたものだと思います。【中古】プラモデル 1/35 イギリス S.A.S. ジープ 「ミリタリーミニチュアシリーズ No.33」 ディスプレイモデル [35033]楽天で購入ありました!これが、そのタミヤの「イギリス・S.A.Sジープ」です。最近感じるテレビ番組内容変化の謎 最近の日本の海外TV番組では、アメリカの最新のTVドラマでは、『Xファイル』あたりが最後となり、ほぼTV画面からアメリカ連続TVドラマは消滅してしまい観る機会もなくなりました。情報公開されないので、TV業界がどうして”韓国”にそれほどこだわるのかその原因が分かりませんが、TV関係者がアメリカ嫌いで韓国びいきなのかどうか?・・・アメリカTVドラマの代わりに・・・NHKでも民放でも急に”韓国ドラマ”が大半を占める様になったという妙な・・一大変化がありますね。どうしてでしょう??謎です。 (Thanks) !! ↓(ありがとう)^^)/~~ ♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。♪
2011/03/01
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★☆ 『木枯らし紋次郎』で知った紋次郎のニヒルとクールの意味 ★☆ ~ 定番のセリフは、『あっしには関(かか)わりのねえことで』 ~ 子供のころ、テレビの時代劇ドラマの中でもとても印象的で、ある意味ちょっとそれまでの時代劇の雰囲気とは大きく違う「ニヒルでクールな大人の男のイメージ像」に衝撃を受けたのが・・・笹沢左保原作の股旅シリーズの時代小説を1972年からテレビドラマ化で放映が始まった『木枯らし紋次郎(中村敦夫主演・市川崑監督)』でした。 このドラマのオープニング主題歌の上條恒彦が唄う『だれかが風の中で』も・・・最近の外国人が「カッコイイ!」を表現する言葉の「COOL(クール)!」でした。それにも加えて、当時はまだ、REALISTが小学生低学年でしたが、ナレーター芥川隆行の味わいのある語りにも強く感銘を受けたことを思い出します。★☆『木枯し紋次郎のテーマ 』関連動画 ★☆ COLDWIND MONJIRO Theme song「木枯し紋次郎の」のTVオープニング動画をご覧あれ !! 舞台の時代背景は、江戸時代の天保年間に設定されており、上州新田郡三日月村(現群馬県太田市付近)の貧しい農家に生まれた薄幸な子供時代を過ごした紋次郎は、10歳の時に家を捨てて渡世人となり、日本全国を渡り歩きますが、ドラマでは、既に大人の男となり成長した姿で、ボロボロな大きい三度笠を被(かぶ)り、薄汚れた道中合羽を羽織り、長い楊枝(ようじ)をくわえているのが彼の独特なスタイルでした。 この紋次郎役は、その後、菅原文太(1972年・映画作品のみ)、岩城 滉一(1991年)、江口洋介(2009年)なども演じたこともありますが、どれも違和感があり、やはり、役柄にピッタシはまっていたのが、中村 敦夫(あつお)の演じる紋次郎だと断言できます。★☆ 『 新木枯らし紋次郎ed 』関連動画 ★☆ 「木枯らし紋次郎」のエンディングの動画をご覧あれ !! この動画は、「木枯らし紋次郎」シリーズのある話のエンディングシーンですが、1時間ドラマのある話が終了するときに毎回共通しているのが、最後の芥川隆行氏の・・・「木枯らし紋次郎、上州新田郡三日月村の貧しい農家に生まれたという、10歳のときに国を捨て、その後一家は離散したと伝えられる。天涯孤独な紋次郎、何故、無宿渡世の世界に入ったかは定かではない。」・・・と、必ずいつも同一のナレーションがありました。 この作品は、それまでの渡世人ドラマのイメージとは大きく異なり、他人との関わりを極力避け、自分の腕一本で生きようとする紋次郎のニヒルなスタイルと、主演の中村敦夫のクールなたたずまいが絶妙にミックスし、空前の大人気番組となりました。また、ドラマの中の殺陣(たて)シーンについても、侍ではない渡世人を前提としたぎこちない刀さばきのリアルさを追求したものに仕上がっていました。 【送料無料】【smtb-u】【中古】国内TVドラマDVD 木枯らし紋次郎 DVD-BOX<7枚組> 3価格:12,600円(税込、送料込)(Thanks) !! ↓(ありがとう)^^)/~~ ♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。♪
2010/10/24
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★☆ 武器商人・ならず者国家など、現代世界にも通ずる社会派SFマンガ ★☆ To the modern world, such as arms merchant and rogue States social conservative SF manga ~ 小学校低学年で『サイボーグ』や『ロボット』の軍事化を感じた先進アニメ ~ 『サイボーグ009(CYBORG 009)』と言えば、石ノ森章太郎氏の代表的アニメ作品であり、これが発表された当時(1964年以降)は、手塚治虫氏の『鉄腕アトム』、横山光輝氏の『鉄人28号』と並ぶSFマンガの金字塔的作品でした。当時の少年マンガ雑誌やテレビ・映画館でのアニメ放映を愛好する多くの子供たちは、誰から教えてもらうわけでもなく、この様なマンガを通して、正義と悪の意味、個人と社会の関係、サイボーグやロボットの意味、戦争を画策する武器商人と世界制覇を目指す悪のテロ集団や軍事独裁国家の関係などの現代社会にも通づる現実世界のしくみを自然と学ぶことができました。 ★☆ 『サイボーグ009(CYBORG 009)』関連動画(YOUTUBE) ★☆ 「Cyborg 009 -tagatameni-サイボーグ009 ~誰がために~」 この『サイボーグ009(CYBORG 009)』は、暗躍する世界の武器商人の協力のもとに軍事力で世界制覇を目指す超軍事組織『黒い幽霊団(ブラック・ゴースト:BLACK GHOST)』が、戦争に勝利するために実験用に開発したのが、001から009までの9人のサイボーグ戦士たちであり、世界中の民族から拉致(らち)・誘拐され、それぞれに特殊能力を組み込んだサイボーグ(改造人間)に変貌されます。しかし、騙(だま)されて人間のサイボーグ化の作業に従事させられていたアイザック・ギルモア博士は、『黒い幽霊団』が悪の組織であり、世界制覇のための軍事力として有効なサイボーグを利用する計画があることを知り、9人のサイボーグとともに反乱をおこし、悪の組織を相手に戦うというストーリィです。 ★☆ 『サイボーグ009(CYBORG 009)』関連動画(YOUTUBE) ★☆ 『Cyborg 009』 Opening(1968年)オープニングテーマ1968年にTV放映化された『サイボーグ009』の服装は白色でした。★☆ 『【本予告編】 映画『009 RE:CYBORG』(サイボーグ009)』 ★☆ 歌はなく演奏のみですが、迫力があります。★☆ 『サイボーグ009(CYBORG 009)』関連動画 ★☆ 平成版『サイボーグ009』のオープニングテーマ2001年~2002年にTV放映化された平成バージョンです。★☆ 『サイボーグ009(CYBORG 009)』関連動画 ★☆ Cyborg 009 Ending. 002と009の最後のシーン『サイボーグ009』40周年記念切手シートに付属していたアニメ画像 ★☆ 『サイボーグ001~009』の人種・能力編 ★☆001➜ロシア人(名はイワン・ウィスキー) 赤ん坊でも電子頭脳に勝る頭脳の持ち主でテレパシーで会話ができる。 テレキネシス、テレポート、サイコメトリーなどの超能力がある。002➜アメリカ人(白人種で名はジェット・リンク) 空を飛べ、マッハ5の速度が出せ、009以外で唯一加速装置を持つ。003➜フランス人(女性で名はフランソワール・アルヌール) 50km四方の物音を聞きわける耳と遠くまで見える目をもっている。004➜ドイツ人(名はアルベルト・ハインリヒ) 全身が武器になっている。005➜アメリカ人(インディアン種で名はジェロニモ・ジュニア) 鋼鉄の皮膚と100万馬力の力を持つ怪人。006➜中国人・広東省出身(名は張々湖(ちゃんちゃんこ)) 口から高熱火炎を吐き、地中にもぐりこめる。007➜イギリス人(名はグレート・ブリテン) 細胞組織を変化させ、どんなものにでも化けることができる。008➜アフリカ・ケニア人(名はビュンマ) 体内で酸素が製造でき、強い体組織で深海での活動が自由にできる。009➜日本人と白人種のハーフ(名は島村ジョー・物語の主人公) トータルバランスの取れた高い性能と強い力を持っている。 002を上回る高い性能の加速装置をもつ。 (Thanks) !!↓(ありがとう)^^)/~~♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。♪
2010/07/24
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★☆ 外国作品が多く国際色豊かだったテレビ番組の時代 ★☆ Memories of "Voyage to the bottom of the sea" ~ 次回番組のくる日が待ち遠しかったSF冒険ドラマ ~ REALISTの子供時代の1960~80年代当時のテレビは、『ポパイ』、『トムとジェリー』、『ディズニー』、『ウッドペッカー』などのテレビマンガやSF冒険ドラマ、戦争アクション、西部劇、ホームドラマなど多種多様な欧米発の最新の連続ドラマが番組時間の多くを占めており、ドラマを通じて欧米の最新ファッションや流行、文化や生活様式、国際的な話題、欧米の最新のTV番組、芸能情報などを知ることができました。多分、テレビ文化の点では、現在の内向きな鎖国状態の番組構成に比べ、日常のテレビ鑑賞を通じていつも外国人や外国文化に触れていた環境下にあったので、現代の子供たちよりもはるかに国際的な感覚があっただろうと思います。 今回は、REALISTが小学校低学年当時、テレビの前で釘づけになり、毎週次回放映の来る日が待ち遠しかったSF冒険ドラマのひとつである『 原子力潜水艦シービュー号 』をご紹介しましょう。 原子力潜水艦シービュー号(英語タイトル~Voyage to the Bottom of the Sea)は、アメリカのSF映画『地球の危機』のテレビドラマ化作品で、企画・製作は、映画「タワーリング・インフェルノ」、「ポセイドン・アドベンチャー」の監督で知られるアーウィン・アレン(Irwin Allen)指揮によるもので、1964~1968年までアメリカABC系列で4シーズンにわたり110話が放送され、日本では、1964年~1965年までNET(現テレビ朝日)で放送され、1967年~1969年にかけては東京12チャンネル(現テレビ東京)から、『 原潜シービュー号 海底科学作戦 』のタイトルで放送されました。 ★☆ ワクワクさせたドラマストーリィの展開と概要 ★☆ From children to adults enjoyed SF adventure drama ~ 子供から大人まで楽しめたSF冒険ドラマ ~ SF冒険ドラマ『 原子力潜水艦シービュー号 』のストーリィの大まかな概要は、ネルソン海洋調査研究所(N.I.M.R:Nelson Institute of Marine Research)の所長、ネルソン海軍提督が自ら設計した最新鋭の「原子力潜水艦シービュー号」に乗船し、クレーン艦長以下の乗組員らとともに・・地球のあらゆる海洋調査の他、当時の米ソ冷戦時代象徴の諜報活動から、巨大生物との遭遇、宇宙人との戦いまで、あらゆる任務に挑み話題が展開される・・というのがこのシリーズのストーリースタイルでした。毎回、ハラハラドキドキシーンの連続で、テレビの前で手に汗握るドラマでした。1時間番組でほぼ1話が終了する構成でしたが、中には1話で2回続き2時間という構成もありました。子供でも大人でも楽しめる内容で、海底での潜水作業シーンなどを見ていると、夏休みの海水浴が待ち遠しくて、水中メガネにシュノーケル、足ひれ(フィン)まで装着して海に潜り美しい海底の風景を観たくなったものです。 アメリカのメビウス社製「原子力潜水艦シービュー(SEAVIEW)号」のプラモデルキットのパッケージアートです。これは、海底から一気に浮上するテレビシーンの再現ですね!カッコイイ! 左写真の左がネルソン提督、右がクレーン艦長で、右側写真の下がモートン副長です。ドラマでは潜水艦の内部やスーパーコンピュータのあるハイテクなコントロールルームなども精巧に仕上げられており、右写真では、ソナーか水中レーダーで海底に潜む異様な物体を探知したシーンのようです。 これは、輸入版の映画DVDのボックスアートです。クレーン艦長役の声優"納谷悟朗"さんの声は同時期にテレビ放映中だった戦争アクションドラマ『コンバット』に登場のヘンリー少尉役の声にも使われていましたが、違和感はなくクレーン艦長の声としてもとてもなじんでいました。 ★☆ ドラマのCAST(配役と声優) ★☆ 〇ハリマン・ネルソン提督:リチャード・ベースハート (声:黒沢良)〇リー・クレーン艦長:デビッド・ヘディスン (声:田口計、納谷悟郎)〇チップ・モートン副長:ロバート・ドーデル (声:愛川欽也、二瓶秀雄)〇カーリー・ジョーンズ:ヘンリー・カルキー (声:諏訪孝二)〇シャーキー:テリー・ベッカー (声:椎原邦彦)〇ライリー:アラン・ハント〇コワルスキー:デル・マンロー (声:羽佐間道夫)〇パターソン:ポール・トリンカ〇スパークス:アーチ・ウィティング (声:緑川稔)〇ドクター(艦医):リチャード・ブル (声:千葉順二) 〇日本語吹替版ナレーター:浦野光 原潜シービュー号の主要装備は、魚雷発射管が4門とミサイル発射管(ポラリス型核弾頭ミサイルを発射可能)が16門で、2人乗りの小型潜航艇「ミニ・サブ」及び「フライイング・サブ」というカブトガニの形状に似た空中飛行も可能な潜航艇を装備していました。右の絵の下部に描かれているのが、まさにその「フライイング・サブ」で、艦首下部の格納庫から発進しました。 ★☆『 原子力潜水艦シービュー号 』関連動画(YOUTUBE) ★☆ ドラマが始まる最初のイントロシーンとテーマミュージック。子供心にワクワクしました。★☆『 Voyage to the Bottom of the Sea - Tune 』★☆『 原子力潜水艦シービュー号 』のドラマ中の思い出ある場面の一部★☆『 A TRIBUTE TO THE SEAVIEW.wmv 』★☆これは、英語版ですが、当時のTVでは、もちろん吹き替え版でした。 (Thanks) !! ↓(ありがとう)^^)/~~ ♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。♪
2010/06/28
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☆日本でも大人気だったアメリカTV映画「コンバット!」★American Film TV "Combat!" was very popular in Japan. 「コンバット!(COMBAT!)」は、アメリカのABC放送で1962年~67年の間、TV映画ドラマとして放映された1時間番組で、全部で152話ありましたが、画像は大半がモノクロで、最後の25話だけがカラー画像でした。この番組は、日本国内でも、TBS系列で1962年11月7日から毎週水曜日の午後8時からの1時間番組でしたが、当時は大変な人気で、どこの家庭の茶の間でも親子や家族みんなでこのアメリカの最新ドラマを楽しんでいたように思います。子供たちにも大変な人気で印象に残り、小学生の男の子達が、駄菓子屋で買ったオモチャの銀玉鉄砲を全員手に持ち、誰もがサンダース軍曹になったつもりで裏山に基地を作り、未知の藪の中や山中の道を遊んだものでした。そして、人数が多ければ、アメリカ軍とドイツ軍に分かれての戦争ごっこもしていたようです。このドラマは、最近でもNHKのBS2で再放送されています。 「コンバット!(COMBAT!)」は、勇壮なテーマ曲とともに、このプロローグシーンの映像で始まった。 TV映画ドラマ「コンバット!(COMBAT!)」のテーマ曲 ★☆『 COMBAT TV Show Intro 』★☆ ☆「コンバット!(COMBAT!)」とは・・・」★ 「コンバット!(COMBAT!)」は、第二次世界大戦末期のアメリカ陸軍歩兵K中隊に所属する小隊長ヘンリー少尉と分隊長サンダース軍曹を中心とした「戦争ヒューマンドラマ」であり、ノルマンディー上陸作戦をスタートに、上陸後のフランスの地、西部戦線を舞台としたものでした。その物語の展開では、ドイツ軍との激しい戦闘、フランス人やレジスタンスとの接触、ドイツ兵や捕虜との対話、アメリカ兵同士での人間的な反発、葛藤、争い、戦争の悲惨さ・・・・等々・・単なる戦闘シーンばかりがメインではなく、奥の深い、それを鑑賞することで、いろいろ考えされる、まさに「戦争ヒューマンドラマ」というものでした。当時のテレビでは、アメリカ軍は日本語吹き替えされていましたが、フランス人はフランス語で、ドイツ軍兵士はドイツ語でしゃべりそれぞれ日本語訳が表示されていました。 トレードマークのトンプソン・モデルM1SMG自動小銃とサンダース軍曹(ヴィック・モロー) ☆憧れの「サンダース軍曹」★ この物語では、ヘンリー少尉(リック・ジェイソン「Rick Jason」)とその部下である分隊長のサンダース軍曹(ヴィック・モロー「Vic Morrow」)が、このドラマの中心人物でした。しかし、ヘンリー少尉より階級が下位であっても、部下の分隊兵士のカービー、ケリー、リトルジョンという個性的な分隊兵士や衛生兵カーターを引き連れての戦場での見事な指揮能力や統率力のあるサンダース軍曹の姿は、子供の目にも憧れの大人像を感じたようでした。迷彩カバー付きのヘルメットとトンプソン・モデルM1SMG自動小銃がトレードマークでした。ヴィック・モローという俳優が演じていたわけですが、彼は日本のファンのために来日して、サンダースの声の吹き替えの声優田中信夫氏と対談し、テレビで紹介されました。しかし、残念なことに、1982年、映画「トワイライトゾーン」のシーン撮影中に墜落してきたヘリコプターに巻き込まれ事故死しています。 左写真左が「リトル・ジョン」右「ヘンリー少尉」、中央写真右「カービー」、中央「ケリー」、右写真「衛生兵カーター」 ☆他のメンバーについて★ 「ヘンリー少尉(リック・ジェイソン「Rick Jason」)」は、ノルマンディー上陸直後は、まだ軍曹でしたが、まもなく少尉に昇進しています。ハンサムで優しいイメージの少尉でした。 「リトル・ジョン」は、分隊中で一番背が高く、優しい性格ですが、少し動作がのろい印象でした。 「カービー」は、頼りがいのある兵士で、M1918A2ブローニング・オートマチックライフルを装備していました。 「ケリー」は、フランス系アメリカ人でフランス語が話せるため、フランス国内でフランス人と遭遇した場合に、フランス語の通訳も兼ねました。黒いベレー帽を斜めに被る姿が新鮮でした。 「衛生兵カーター」は、白丸に赤い赤十字マークが描かれたヘルメットを着用していました。けが人が出た場合に備え、負傷兵からはいつも信頼されていました。 ☆テーマ曲について★ テーマ曲は、レオナルド・ローゼンマン(Leonard Rosenman)が作曲しています。また、このドラマでは、様々なシーンでバックミュージックが用いられ、その時の状況にマッチした表現で効果を高めています。テーマ曲やバックミュージックのサントラ盤のCDが存在すればきっと懐かしさで買い求めてしまうでしょうが、残念ながら存在しません。私が子供時代に街の祭りに招かれた自衛隊の音楽隊の演奏で、「コンバット!」のテーマ曲や映画「史上最大の作戦」のテーマ曲を間近に聴いた記憶があります。 ★☆『 コンバット! 田中信夫(サンダース軍曹)』★☆ ♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。♪
2008/03/16
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