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(前ページからつづき)〇鴨川沿いの道 梓が往診用の道具を抱えて歩いている。 少し先を沖田が1人歩いている。 梓が小走りになって沖田に追いつく。梓「追いつきましたわ。病人なのに足が速いのね」 梓は息をきらしている。 驚いて周囲を見る沖田。沖田「梓さん離れてください、京の町を私と一緒に歩いてはいけません」 沖田が梓に叱るように言う。 行く手から4人ほどの侍が歩いてくる。沖田「梓さん、急いで引き返してください」 そういうと沖田が河川敷へ降りていく。 前方から来た男たちが沖田の方に向かって走っていく。侍A「新選組の沖田だな」沖田「違うと言ったら」侍A「身のこなし刀の鞘は伝え聞いた沖田と見受けた」 沖田が梓と反対方向に駆けだす。 侍たちが沖田を追いかける。 梓は呆然と立ちすくむ。 沖田に追いついた男が背後から切りかかる。沖田が踵を返して刀を振り下ろす。侍A「ぎゃ!」侍Aが叫び声のあと崩れるように倒れる。他の侍たちがばたばたと逃げていく。立ちすくむ梓の傍に沖田が戻ってくる。梓「切った方の手当ては」沖田「絶命しています。近寄ってはいけません。私はこれから会所に届けてきます」 梓が悲しそうな顔で沖田をみる。沖田「私は人の命絶つのが仕事なのです。あなたは人の命を助ける人。違いすぎますね。あなたにこんなところを見せたくなかった」 沖田が梓の傍から離れていく。 沖田の姿が梓の視界から遠のいていく。 完4000字という枠内の作品で、梓と沖田の恋は表現不足と言う指摘を受けましたが(ゼミの中で)、早世の沖田総司にも淡い恋があったと書きたかった。京の町を焼け野原にして皇室を長州に遷そうと企てていた長州藩士の会合を未然に防ごうと「池田屋」に乗り込んだ新選組。正義のために行動したことが、時代のうねりの中で「勝てば官軍、負ければ賊軍」。池田屋事件で1人で数人を切って、労咳のために血を吐き倒れたと言われる沖田総司。新選組と会津藩士の悲劇は想像力を掻き立てます。
2017.07.17
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(つづき)〇和田道庵宅玄関前・外 新しく立て直された建物の門前で沖田が佇んでいる。梓が道具を抱えて背後に近づく。梓「何をぼんやりしておられるの沖田さん。私が刺客なら殺されていますよ」沖田「刺客なら殺気でわかります」梓「それにしてもご無沙汰でしたね。体は大丈夫なのですか」沖田「薬はちゃんと飲んでおります」梓「山崎さんがいつも薬をとりにいらっしゃって、手伝ってくれるので助かります」沖田「山崎もいろんなことを学べると喜んでいます。道庵先生いらっしゃいますか」梓「いますが、今日は私に診させてください」沖田「私は道庵先生の患者ですから」 沖田が当惑した様子。梓「これでも私は長崎で沖田さんの病気の治療を学んできたのですよ」 玄関から道庵が出てくる。和田「おい、梓、そんなところで沖田さんをいじめていないで上がってもらいなさい」 〇道庵の部屋・中 上半身裸の沖田に梓が聴診器を当てている。梓「外見は立派ですけど、中はかなり弱っていますね。この肺でよく剣術の稽古などしておられますね」沖田「よくなっておりませんか」梓「貴方の肺はひびの入ったお茶碗のようなものです。大事にそっと使えば割れないまま保てるし寿命はのびるのです」沖田「私の仕事は京都の治安を守ることです。自分の体を腫物を扱うようにできません」梓「では、新選組をおやめになったら。今のままではひびの入った茶碗を金づちで叩くような生活をしておいでですよ」 梓が熱心に言う。 沖田「手厳しいですね」 梓の剣幕に沖田が少しわらう。梓「笑い事ではありません。ご自分の体のことですよ。真剣に考えてください」 梓が沖田をみる目から涙が溢れ出る。 沖田が戸惑った顔で梓をみる。(つづく)
2017.07.13
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シナリオセンター研修科の最後の課題は「時代劇」でした。アクションで沖田総司を書いた時に労咳に蝕まれた体で幕末に新選組の隊員として、隊の命令に従って、暴徒たちを剣で取り締まった沖田総司。ひたすら、純粋に剣を使って職務を果たし、剣の名手としておそれられながら25歳で労咳で亡くなった沖田総司。そんな総司にも青春らしき出会いがあったと書いてみたくて創作しました。「幕末・剣士と女医」 登場人物 和田梓(22)女医和田道庵(48)梓の父、医者沖田総司(22)新選組 一番組隊長副長助勤 山崎進(30)新選組 副長助勤侍A(22)長州藩士侍B・C・D 〇(物語の舞台)京都の大通りN(ナレーション)文久4年・池田屋事件の10日後、長州屋敷に幕臣派が放火した火が京都の町を広く焼き尽くした。大火から5日後も四条通り脇はまだくすぶりつづけている」通りを歩く梓(22)は速足になる。路地を曲がると焼け残った土塀がある。土塀の中に入ると粗末な小屋がある。小屋の外には大勢の人が並んでいる。 〇和田道庵の診療用仮小屋・中 和田道庵(48)が十人ほどのけが人を手当している。 そこに梓が中にはいってくる。梓「お父様、ただいま長崎から戻りました」和田「おう、梓か!いいとこに戻ってくれた。さっそく手伝ってくれ」梓「わかりました」 和田が怪我人の手当てを続ける。 梓がいったん奥に行ったあと割烹着をきて戻ってきて和田を手伝う。 〇道庵の診療所の仮小屋・中 梓が白い割烹着姿で大勢のけが人の手当てをしている。 沖田総司(22)が小屋に入ってくる。沖田「道庵先生はいらっしゃいますか」 梓が沖田をいちべつする。梓「父は出かけておりますが、ちょうど人手が必要でした、手伝っていだだけますか」 梓がきびきびと言う。沖田「何をすればよいのですか」 梓の前で戸板に乗った男がうめき声をあげている。梓「この方の足をひっぱってください」 沖田「足を引っ張るのですか」梓「火事の時に屋根から落ちて股関節脱臼しているのです。思いっきり引っ張ってください」 梓が肩を押さえて沖田が足をつかむと男は悲鳴を上げる。梓「もっと強くまっすぐに引っ張るのです」 沖田が力を込めて男の足をひっぱる。カチッと言う音梓「もう大丈夫、しばらくは歩かないほうがいいですよ」 梓は男に言い次の患者のところにいく。 梓「たらいの水で傷を洗って下さい」 梓が沖田に向かって指示する。 男の傷口が深くえぐられて骨が見える。 歯を食いしばってうめき声をあげる男。洗いながら沖田は貧血で倒れかかる。 真っ青な顔で卒倒しそうな沖田を梓が見る。梓「どうされました」沖田「傷が深くて私の手に負えません」梓「洗うだけなのに!男のくせにしっかりしてください」 山崎進(30)が2人の前に現れる。山崎「沖田さん大丈夫ですか。私がお手伝いしますから休んでいてください」沖田「山崎さん、どうしてここへ」山崎「沖田さんの護衛を土方さんにたのまれて後を追いかけてきました」 梓は山崎にテキパキと指示して次々に患者の手当てをしている。 × × ×(同場面で時間が経過) 和田道庵が入ってくる。 梓が手をとめて和田を見る。 梓「四条河原の避難所はもういいのですか」和田「切り上げてきた。ここが梓一人で大変だろうと思ってね」梓「お手伝いの人をよこして下さったからなんとかなりました」和田「手伝い?どこも手一杯でどこも出せないと断られたよ」梓「あらっ、そこにいるお2人は?」 沖田が和田の方に歩み寄る沖田「先生ご無事でなによりです。来るのが遅くなって申し訳ありません」和田「沖田さんじゃないか。具合はどうだい。この騒ぎで無理したんじゃないか」 梓が驚いた顔で沖田をみる。梓「この方とあちらの方がお父様が手配してくださった医者の見習いの方と思って手伝っていただいてました」和田「この方は患者だよ」梓「患者さんとも知らずに申し訳ありませんでした。ちょっと待っていてください」 梓が奥に入っていく。和田「今日はこんなありさまだから、薬は後日とりにいらっしゃい」沖田「そうさせていただきます」 梓が湯のみを持ってくる。梓「私の勘違いで疲れさせてしまいましたね。元気のでる妙薬ですので召し上がって」 沖田が湯のみを覗きにおいを嗅ぐ。沖田「お酒ですか」梓「葡萄の酒です。気付け薬にもなります」 沖田が湯のみの液体を一気に飲む。 青白かった沖田の顔に赤みがさす。和田「葡萄酒も酒の弱い人だとかえって目が回る。大丈夫ですか沖田さん」 山崎が沖田の傍に来る。山崎「沖田さん大丈夫ですか」沖田「強い酒ですね。でも、体がジャンとしました。では、先生、薬は後日いただきにまいります」和田「明日の晩までには用意しておくよ」山崎「沖田さんの薬は私が取りにきます」和田「では、そうしてください。沖田さんが京の町を歩くのは危険ですからね」 梓が沖田と山崎を不思議そうな表情でみている。梓「山崎さんは医学の心得があるようですね」山崎「父が漢方医なので多少はあります」梓「道理で手際がよくて助かりました」山崎「明日も早めに来てお手伝いいたします」梓「そうしていただくと助かります」和田「梓、このお2人は新選組の方たちだよ」梓「新選組?患者さんの沖田さんと医学の心得がある山崎さんでいいじゃないですか」 和田と梓が患者の治療に取り掛かる。 沖田と山崎は仮小屋を出て行く。(つづく)
2017.07.11
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(前回からのつづき)〇街道の峠道(早朝) 山南敬介と沖田総司が立ち止まる。 眼下に朝焼けの京の町が見える。 沖田「山南さん、本当に良いのですか。私は山南さんを師と仰いできたのです。その山南さんが女のために新選組を抜け出すことが許せない気持ちと、生き抜いてほしいと思う気持ちとが今、ここへきても戦っているのです」山南「俺もお前も、もう生きるも死ぬも、居場所は新選組しかないのかもしれない。ご法度で追いかけてきたお前に真剣勝負で負けたからには、戻って沙汰を待つしかない」 〇屯所の庭(朝) 山南と沖田が裏戸をくぐると庭に近藤勇(31)が立っている。近藤「戻ってきたか!山南君。法度だぞ!」山南「わかっています。覚悟して戻りました」 × × ×(同庭で時間が経過) 切腹の場がととのっている。 左前に着物を着た山南が北に向かってすわる。 沖田は白装束に菊一文字を握っている。検視役は近藤勇。 山南の目の前の桜が満開に咲き誇っている。近藤が山南にかわらけを渡して銚目の子から酒を左酌で2度注ぐ。山南が舌で酒の味を転がして飲む。酒の配膳を近藤が手づから下げ、短刀の乗った四方を山南の前に置く。沖田「介錯人沖田総司」沖田が名乗り、山南に一礼して後ろに回り刀に水を掛け構える。山南は近藤に一礼して、右肩を脱いで左手で短刀をとり右手に持ちかえる。左手で腹をなで、へそ上に短刀を突き刺し左から右へ切る。 沖田が菊一文字で介錯する。 一瞬の春風が山南の目の前で舞っておちていく。 完
2017.07.04
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〇《回想》8か月前・和室・中 T・文久4年夏壬生の新選組屯所の中の山南の自室。床の間に刀が置かれている。 山南と沖田が対座している。沖田が床の間の刀をちらりと見る。山南「総司、体の調子はどうだ」沖田「なんとか稽古ができるくらいになりました」山南「江戸に帰って養生したらどうだ」沖田「私の居場所はここだけです。明日死んでも近藤さんや土方さんや山南さんのお役にたちたいのです」山南「じゃあ、いい刀を持て。池田屋で何人もの長州勢をたたききって刀をぼこぼこにしたと聞いた」沖田「たしかに、使い物にならないほどです」山南「じゃあ、この刀を見てくれ」 山南が床の間の刀を沖田に渡す。沖田「拝見します」 太刀袋から取り出して鞘を払う沖田。 細見造りの優美な姿の刀、沖田の手が震える。沖田「あっ!ひょっとして御所構え!菊一文字ですか」山南「そうだよ。鑑定書もある」沖田「ど、どうしたんですかこれ」山南「なじみの骨董屋で見つけた。池田屋依頼、剣の達人として名をなしたお前が持つのがふさわしい。君はもう長州勢に付け狙われる存在だ」沖田「でもこの刀は私の所持金では無理です」山南「池田屋討ち入りに参加できなかったのに配分金をもらうなんて後ろめたかった。お前の役に立ちたかったから、その金で頭金は払ってきた。あとの支払いはゆっくりでいいと承諾ももらってきた」沖田「そんな、山南さんの金で私の刀なんていけませんよ」山南「この名刀を使いこなせるのはお前しかいない」沖田の目が刀にすいよせられている。沖田「でも、この刀から離れられそうもありません」 沖田が刀を鞘に納めて立ち上がる。沖田「局長に前借の相談をしてみます」 沖田の全身から活気がみなぎる。 (つづく)
2017.07.01
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(前日からのつづき) 山南が引くと見せかけて踏み込んで沖田の面に刀を下ろす。が、沖田の刀にはじき返され手首に刀が当たる。山南の手首から血が流れる。2人の殺気に周囲の人影はしのを残して散っていく。山南がじりじりと後退していく。沖田が距離を縮めていく。沖田が踏み込んで全身で山南をつく。山南は横に体をかわしながら剣先は沖田の胴をねらうが、かわされる。山南がじりじりと後退していく。沖田の次の鋭い打ち込みで山南が跳ね飛ばされてしりもちをつく。沖田が刀を上段に構える。その時、山南の体にしのがおいかぶさる。沖田の顔から殺気が消えていく。沖田「山南さん、この女と逃げてください。もともとあなたを切るために追いかけてきたのではないのです」 山南がしのを体からどける。山南「しの、お前は1人でふるさとの海を見に行け」 しのに路銀を渡して山南は座り込んで腕を後ろにまわす。山南「総司、縄を打て」 沖田はそんな山南に縄を打たないまま馬上にもどる。 沖田「貴方に縄などうちたくありません。逃げてもいいですよ」 立ち上がった山南が馬の横に立つ。山南「総司とうとう最後までお前には敵わなかったな。近藤さんのところに連れて行け」 総司が山南を哀しい目でみる。 京へと向かう総司の後ろから山南もゆっくりとついていく。しのが呆然と2人を見送っている。 〇街道の峠(夜明け) 夜明けの街道を馬に乗った沖田に並んで山南が歩いている。 眼下に朝焼けの京の町がみえてくる。 沖田が馬を降りる。沖田「屯所で近藤さんが待っています」山南「他流試合で近藤に不覚の1本をとられて、名誉挽回に試衛館を訪ねた時に、師範代だという青二才のお前に敗れてから、もう4年になるな」沖田「先ほども勝ちたくはありませんでした。でも、勝ってしまった。私は労咳で長くは生きられません。あの女と行きたかったら、ここで私を切ってから行ってください。山南さんが見つけてくれた私の刀で切られる覚悟で追いかけました」 沖田が袖口の内側の白装束を見せる。山南「北辰一刀流、小野派一刀流免許皆伝、腕に覚えがある俺が労咳病みの総司に敗れたんだ。隊に帰れば切腹だ。その時はお前がその菊一文字で介添えしてくれ」(つづく)
2017.06.29
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「登場人物」山南敬介(32)新選組総長沖田総司(21)新選組一番組隊長しの(22)遊女・山南の女近藤勇(31)新選組局長・・・シナリオでは〇は場面でセリフ以外はと書きで状況を説明・・・アクションの課題で新選組の剣の達人「北辰一刀流の山南敬介」と「天然理心流」の沖田総司の戦いを書いてみました。「物語」〇街道(朝) 上り坂の街道を山南敬介(32)が遊女しの(22)の足に合わせてゆっくり歩いている。しのは赤い鼻緒の草履をはいて山南の後を苦しそうに歩いている。茶屋が見えてくる。山南「しの、ひとやすみするか」 山南が振り向いて言うと、しのがコクンとうなづく。 〇茶屋・中 運ばれてきたあんをかけた団子をしのがほおばる。しの「海はまだまだ遠いの」山南「次の峠を越したら大津宿だ。海はその向こうだ」 団子を食べ終わったしのが立ち上がる。 2人は街道を歩きだす。 〇峠の上り坂・ 満開に咲く桜の木の下で2人が花を見上げている。 しのがかがみこんで苦しそうに咳込む。 山南が手ぬぐいをしのにわたす。 しのが起き上がると手ぬぐいに血がにじんでいる。山南「この峠を越えると琵琶湖が見えるぞ」 2人が歩き始める。 2人のまえに突然、馬に乗った沖田総司(21)が現れる。 沖田「山南さんはこの女のために隊を逃げだしたのですか」 馬上の沖田がしのをにらんでいる。山南「この女と一緒に海が見たかったのさ」 沖田が馬から降りる。沖田「山南さんが新選組から逃亡するわけを知りたくて追ってきました。納得できる理由ならこのまま帰ります」山南「新選組の大義名分に飽き飽きして、人を切るのが嫌になった。この女に海を見せたがったから、この女は郭から俺は新選組から逃げだしてきたのさ」沖田「納得できません。武士の手本として師と仰いでいた山南さんが、遊女のためにご法度するなんて許せません」山南「逃亡の罪は隊の掟だと、ここでお前に切られるか、隊に連れ戻されれて切腹するかだ。労咳病みのお前に俺が切れるかやってみろ」 山南が刀の鯉口をきる。馬を近くにつないで戻ってきた沖田も刀を抜く。山南「しの、俺たちから離れろ!」 しのが後ずさりして山南から離れる。 刀を抜いて睨み合う2人を人が遠巻きにしてみている。始めに山南が頭上から沖田に攻め入る。沖田が刀の先を払って素早く右に移って打ち込みをはずし、山南の胴を襲う。沖田の剣を受け止めた山南の剣と沖田の剣がつばぜり合いしながら2人の体が移動していく。(つづく)いろんな幕末小説の中から私が独断と偏見で創作したものです。剣道に詳しい人がいたらこういう立ち合いはないと思われるかもしれません。
2017.06.28
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今日でシナリオ教室の研修科を卒業しました。シナリオ教室研修科30作品目最後の課題は「時代劇」でした。その少し前の課題が「アクション」だったのですが、子供のころは東映の時代劇をよく見に行ったから、アクションと言うと「剣」しか思い浮かばなかったので時代劇の剣の戦いを書きました。剣術と言うとやはり幕末。武士も町人も教養として「剣術」を習っていた時代。各名門道場のトップ、塾頭、師範代の腕を持つ人たちが幕末に活躍した。ですから「アクション」は「幕末の剣の戦い」しか思いつかなかったのです。中でも幕末の「新選組」って「正義と信じて行動して敗軍となると悪者になってしまった」やりきれない存在なのです。「アクション」と「時代劇」の2つの課題には司馬遼太郎さんの本を読む中で魅力を感じた「沖田総司」を書きました。時代劇がテレビドラマから消えかかっている今、時代劇をたくさん見た私が書いた方がいいのは「時代劇、剣と人」かもしれないとかってに思って書いてみました。一話20×10枚でもブログに書くのは長いので小出しに書いてみます。
2017.06.27
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シナリオを勉強し始めて1年、基礎科→本科→研修科の半分の課題提出ズミ。まだまだ映像のシナリオ作家デビューは見えてこないのですが、今年の夏に友人に頼まれて書いた舞台台本が先月上演されました友人の話では来年の上演のための台本の依頼だったのですが・・・「こんなのはどう?」と郵送したら、「他のメンバーにも見せてみる」の返事。それならと思って、シナリオ勉強中の仲間や先生に診てもらって「訂正台本」を書いて送ろうとしていたら、「この前の台本で練習始めているからセリフ変えないで」とのこと。えっ来年なのにとビックリしたら、なんと今年の舞台でやるとのこと。自分の舞台作家デビューなので、上演の日に他県のその舞台を見に行きました。神社の奉納祭の舞台で、なんと私は警察署長さん隣の席で「舞台作家○○〇」と書かれた席。演じる人はみなその町内の芝居愛好者。でも、主役の男優さんが上手い方で私のつたない台本も彼の名演技で拍手喝采こんなに上手な魅力ある男性が演じてくれるなら、彼の魅力をもっと引き出せる台本を来年は書きたいなとおもうのですが・・・はたして依頼があるかどうか
2016.12.08
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大川小学校の判決はどうでるのだろうか?予測できなかった大惨事として行政側は罪を問われないのだろうか?釜石市の「津波てんでんこ』の合言葉で94%生存できたことを思うと大川小学校の悲劇はどんな判決がでても聞くのが辛すぎる。シナリオを勉強中の私は本科20作品、研修科30作品の課題を自分なりにはその3分の1を「2011年3月11日から立ち直っていく逞しい人たち」をテーマに書いている。体験したわけでない私にとって記事を通して知る知識から想像しながら、フィクションを作り上げている。先日は「津波てんでんこ」と言うタイトルで20×20×10(10分のシナリオ)を書いてゼミで発表した。大学の先生に教わった『津波てんでんこ』「今より高く 今より遠く 今すぐ 誰の支持も待つな 自分の命は自分で守る」の教えを受け継ぎながら実践した釜石の子供達の話を、釜石に住む一家の小学生の女の子を主人公に「あの日」を書いた。(私のシナリオの一部)場面2011年3月11日朝 佐藤家DK・中 佐藤昇(42)と佐藤涼子(40)と佐藤進一(14)が朝食を食べている。 佳純(68)と美春(12)が外から戻って席に着く。佳純(祖母)「このところ地震が多いからみんなもあの言葉忘れるんじゃないよ」進一(中2の兄)「『津波てんでんこ』だろ、大丈夫、釜石の子供はみんな知っているよ」佐藤(父)「それにしても最近は地震が多いから、みんな『狼少年』になりそうだよ」涼子(母)「うちのホームのお年寄りたち大地震の前触れだって騒ぎだしたわ。きのうはキジの鳴き声聞いたっていう人もいるのよ」美春(小6)「あれ、キジの鳴き声だったのかな?私も変な鳥の声聞いた気がする」佳純「本当か!昔から、海鳴りとキジは大地震の前触れだというから、今朝は雲の色も変だし今日あたり大きなのくっかもしれんぞ」佐藤「津波てんでんこだから、地震の時はまず自分が逃げるんだぞ」 美春が不安そうな顔をする。美春「津波てんでんこの言葉を先生たち知っているかな」佐藤「大地震の時は進一も美春も先生の指示がなくても、山に逃げるんだぞ。いいな」進一「先生が知らなかったら、俺が先生におしえるよ」佳純「そうだ、海に近い中学校の生徒が先頭 になって逃げて、みんなに『山に逃げろ』って声をかけると良い」(続く)こんな朝からあの日の一日を書いて中学生たちが小学校そばを通る時に屋上に避難していた小学生に「もっと高いところに逃げよう」と言いながら逃げて避難所の「福祉会館」も危なくなって、「もっと高い介護施設まで逃げよう」と言い、中学生が小学生たちの手を引いて逃げた。と書いたら聴講していたゼミの中から「進一がいい子すぎる。今時の中学生はちがうでしょ」と感想を言われたけれど私が見たあの日の記事の中にたしかにあった。「釜石の奇跡」は町ぐるみで津波の備えを伝承して実行できたこと。昨日、孫に大川小学校の悲劇を聞かせて「津波てんでんこ」の話をしたけれど、7歳ではまだピンとこないらしい。今度、孫に読み聞かせるために「津波てんでんこ」の話を童話にしようかなと思う。
2016.10.26
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「運命は変えられるけれど宿命は変えられない」とこのブログでも書きましたが、私が今、通っているシナリオ教室での次の課題が「宿命」なのです。占い師としてこの課題はきちんと「宿命」を書かないとと思うものの難しい課題です。この世に生まれた時に天から授かった「本質・性格」与えられた「役割」。「運命」は与えられた役割を果たすためにたどる道のり「運命」。誕生日が同じでも「運命はさまざま」です。宿命の中で自分が方向を選択して「運命」を作っていくのです。算命学では性格判断を重視します。その性格を表すのが「十大主星」。性格が行動性向を選択する。天中殺も「役割」を示唆します。生年月日を木火土金水の陰陽→甲乙丙丁戊己庚辛壬癸で置き換えて日干支から出す十大主星。それもまた木火土金水の陰陽の性格・本質→行動性向なのです。私自身、自分が進んできた道やこれから進もうとしている方向は「自分の役割=宿命」を目指している気がします。還暦過ぎた周囲の友人たちをみても天中殺と胸の星で今を生きているように思えます。「宿命」の課題で書いた「シナリオ」に納得できずに、今週は「シナリオセンター」に行く気がおきませんでした(大雨のせいもあって)。書き直しても書き直しても納得できない「宿命ドラマ」来週には納得できる作品が完成できるでしょうか?
2016.09.22
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シナリオ教室9か月(2か月お休み)の間に30作品ほど書いたのですが、「無法松の一生」は演じてもらうチャンスがあるのですが、授業で書いた作品は日の目を見ることはないでしょう。研修科の課題はけっこう難しくて、先回は「背信」でした。裏切りと背信の違い?辞書には裏切り→約束や信頼を破る。予想に反する。背信→信頼を裏切る。信義に背く。と書いてありますが・・・・悩んだ末にこんなストーリーにしました。一本の電話が家庭崩壊を招いた物語あらすじ単身赴任中の遠藤栄一(38)が郷土料理の店で知り合った安西香織(39)から、「あなたの人生の邪魔はしないわ」と誘われて肉体関係をもってしまったが、電話も会社も実家の住所も教えないまま別れた。(郷土料理の店で出身地だけは言ってしまった)4年後の偶然を装った再開。そして1本の電話が「家庭崩壊の始まり」になった。(前中省略)後半○秋田駅・ロータリー(朝) T(テロップ)「4年後夏」車体に「遠藤自転車」のロゴのある白いバンから遠藤が下りてくる。 運転席の遠藤美智子(43)が窓を開ける。美智子「次はいつ帰ってくるの」遠藤「紅葉の時期に帰るよ。親父とおふくろわがままだけどよろしくたのむよ。今度帰省したら2人で温泉に行こうよ」○駅ビルの前。 ロータリーから駅ビルに向かっていく遠藤。 安西栄治(3)と香織(44)が遠藤の前に立つ。 思わず美智子の乗る車を振り向く遠藤。 美智子の乗る車が去っていく。香織「偶然ね。やっと会えたわ」遠藤「10時6分の新幹線に乗るので、失礼するよ」香織「それも偶然だわ。私も今から10時6分に乗って大曲に帰るの」 ○新幹線「こまち」の座席 窓際に栄治、真ん中の席に香織、通路側に遠藤が座る。遠藤「お子さんいくつ?」香織「3歳半」遠藤「結婚したんだね」香織「してないわ。未婚の母よ。美容師やって育ててるわ」遠藤「まさか、俺の子なんて言わないよね」香織「あなたの子よ。あのころに妊娠したの。 母親になる最後のチャンスだったし、あなたの人生の邪魔しない約束だから1人で生んだの」遠藤「・・・・今日は偶然だよね」香織「この子に父親の顔を見せたかったから、何度も秋田駅に来たのよ」遠藤「・・・なにが目的なんだ」香織「私も私生児で父親の顔しらないから、この子には父親の顔見せたかったの」 栄治が無心に窓の外をみている。香織「新幹線が大好きだから秋田から大曲まで回数券買って暇を見ては乗せているの」栄治「ママ、今度ははやぶさに乗ろうよ」香織「こまちは途中ではやぶさと連結するから、途中ではやぶさに移ってこのまま東京に行こうか」栄治「うん、はやぶさで東京に行く」香織「栄ちゃんお名前とお年をこの小父さんにちゃんと教えてあげて」栄治「あんざいえいじ・3歳です」 遠藤の顔を見ながらはっきり言う栄治。複雑な表情の遠藤。香織「せっかく会えたのですもの、東京まで一緒にいくわ」 ○遠藤家リビング(夜) T(テロップ)「次の年の春」遠藤寛(70)と遠藤純子(66)と遠藤真一(15)と遠藤綾香(13)と栄一(43)と美智子(43)が夕食後の一家団らん中。寛「秋田勤務に戻れてよかったな。もう当分は転勤はないんだろう」遠藤「もう43だからね。勤続20年で勤務地を選べるようにはなっているから、転勤は希望しなければないと思うけど」純子「単身赴任5年、ご苦労さまでした。何かと不便だったでしょ」綾香「私は東京の高校行きたかったな」真一「僕だって東京の大学に行く気でいるよ」遠藤「じゃあ、パパが東京にいたほうが良かったのか」綾香「そうだよ、2年後は東京勤務選んでよ」寛「母さんが足を悪くしてからは家のことだけでなく店のことも美智子さんにまかせっきりだから、家族で引っ越されると困るよ」純子「店が続けられるのも美智子さんがいてくれるからだよ。栄一がいないことよりも美智子さんがいなくなったら店もやっていけないよ」栄一「(冗談風に)もうこの家の大黒柱はママなんだね」 電話のベルが鳴る。美智子「私がでます」 美智子立ちあがって受話器を取る。美智子「はい、遠藤です」栄治(電話の声)「僕のお父さんいますか」美智子「こちらは遠藤です。間違ってかかっていますよ」栄治(電話の声)「僕のお父さんは遠藤栄一です」 子供の隣で女が言葉を伝えている気配。美智子が絶句して、栄一の顔を見る。美智子「小さな男の子が遠藤栄一という僕のお父さんにごようですって」 栄一の顔色が変わる。寛と純子が栄一を凝視する。 ポカンとした顔の真一と綾香。(完)妻が夫の赴任地についていかなかった訳を「夫の実家の家業の一員としての役割」とか、家業を息子が継ぐほどでない事業で、車のロゴから香織が電話番号割り出せたこと。香織がストーカーまがいで遠藤栄一を誘う理由とかいろいろ考えました。ゼミで発表したときにクラスメートの感想は・・・「香織がなぜ遠藤に惹かれたのかわからない」「電話が突然すぎる」とか・・・・いろいろアドバイスあり。課題と枚数が決められての中で精いっぱいドラマを作っています。
2016.07.27
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寅さんのモデルとも言われる「無法松こと富島松五郎」今まで映画やテレビや舞台で名優によって演じられてきた無法松。私が素人劇団のために書いた「無法松の一生」のあらすじは以下無法松の一生(あらすじ) 舞台は九州の小倉。喧嘩ぱやくて博打好きな車夫の富島松五郎(33)は、無法松と呼ばれていた。ある日、いじめられてケガをした少年、吉岡敏雄を助けて吉岡家に連れて行ったことで吉岡良子(30)に出会う。継母にいじめられて育った松五郎は女嫌いだが、良子の美しさと優しさは菩薩に見えた。良子の夫の吉岡小太郎(陸軍大尉)とも酒を酌み交わす仲になったある日、小太郎が肺炎で死んでしまう。良子と敏雄の役に立ちたいと吉岡家に出入りするが、敏雄が熊本の五高に行ったあとは、自然と足が遠のくが、良子への思いは消えない。祭りの日、帰省した敏雄が連れてきた先生が盆踊り会場の太鼓に興味を示し、本当の小倉の祇園太鼓を聞きたいという。敏雄の大事な先生の願いに応えて、松五郎がやぐらに上がって太鼓を打ち始める。「蛙打ち、祇園太鼓流れ打ち、勇み駒、そして暴れ打ち」と上半身裸で踊るように打つ松五郎(47)の太鼓打法に黒山の人が集まって見入る。打ち終わった松五郎は花火見学に先生と敏雄が去ったあと、思わず良子の手を握る。驚く良子。無法松は逃げるように良子の元から去っていく。そして、雪の降る夜に雪の中で死んでいった松五郎の48歳の生涯。彼の遺品には良子が渡した祝儀袋が開封されないまま保管され、少ない給金から貯めた敏雄と良子の名義の貯金通帳が残されていた。稲垣浩監督が演出し坂妻さんが演じた「小倉・祇園太鼓を打つシーン」のクライマックスは今の太鼓集団の打法に伝承され、松五郎の良子に対する思いは「男はつらいよ」のマドンナに尽くす寅さんの優しさに通じるのでしょう。やはり私がオリジナルで書いてきたシナリオには、この松五郎のような魅力ある主人公や映像に映えるクライマックスシーンは書けません。いつか、こんなに見る人を魅了できるシナリオを書きたいものだとつくづく思いました。
2016.07.24
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シナリオ・センターの基礎科→本科→研修科と進んでいます。クラスメートたちはシナリオのコンテストに応募したりしているのですが、まだ勉強途中で今年と来年は天中殺でもある私は、まだ応募する自信はありません。でも、今まで情報週刊誌→ラジオ番組(毎週1時間)をやってきたせいか、毎週20×10×20枚のシナリオを書きあげるのは苦にならないのです。本科20作品を提出して同期の誰よりも早く研修科に進みました。そろそろ自分の作品を映像化したいと思う気持ちも出てきたのもたしかですが・・・そんな私に「舞台台本」の依頼が舞い込みました。友人たちと旅行中に「シナリオって舞台台本も入るの?今まで台本書いていた人が死んじゃって、今年はいままでやったのを再演するけど、来年の劇の台本書いてくれないかな」と頼まれたのです。もちろんOKしました。課題を書いてゼミで発表するだけの日々から舞台劇作家としてデビューできるのですから、地方の中堅都市で1年に1回行われる(もう10年以上)素人劇団の舞台劇。原稿料がもらえるかどうかわかりませんが、天中殺中は職業としてのスタートは開運にはならないので、勉強の気持ちで取り組みました。注文は(1)誰もが知っている物語。(2)セリフが少ない(3)泣ける人情もの(3)舞台チェンジは3回くらい(4)30分くらいのもの。「白波五人男は?」「勧進帳は?」の提案に「セリフが覚えられないよ。泣かせる話がよい」のことで、「では、無法松の一生は?」と提案したら、「いいね。でも舞台チェンジは少なくね。子役はいないよ」早速、古い映画のDVDを借りてきたり、小説を読んだりして、そして、私なりの「無法松」を書き上げました。「無法松の一生」って何度も映像化されているんですね。坂東妻三郎、勝新太郎、三船敏郎他、小説発表前に映画化され、名役者さんによって松五郎が魅力ある男にになっています。見せ場はなんと言っても祇園太鼓を松五郎が打つシーン。祇園太鼓の流れ打ちや勇み駒の打ち方は監督さんが生み出したものだそうです。昔からの小倉太鼓よりもずっとリズミカルで・・・その打法が今の有名太鼓集団の打ち方に引き継がれているようです。そして、松五郎こそが「男はつらいよ」の車寅次郎のヒント。私の台本でそんな松五郎を表現してもらえるかな?書き上げた「舞台台本」気に入ってもらえるかしら?でも、このチャンスも「言葉は言霊」シナリオの勉強を始めたことを伝えてある。ラジオの仕事をしていたのを知っている。古い物語を結構知っている。やはり開運は「言葉で伝えていたこと」と「人脈」です。
2016.07.23
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「魅力」辞書には人の心を引き付ける不思議な力とある。シナリオセンター研修科の最初の課題は「魅力ある男」で2週目は「魅力ある女」なのです。思えば、小説も映画もテレビも主人公が魅力があるかどうかが見続けるポイントです。司馬遼太郎さんの「竜馬がいく」の坂本龍馬。「燃えよ剣」の土方歳三や沖田総司。など司馬さんの小説は主人公の魅力で読み進めてしまいます。映画やテレビドラマでも歴史上の魅力的な人が主人公だとどんな風に描かれているのだろうとみる気が起きます。映画やテレビドラマだと演じる俳優さんの魅力で見るかどうか決めるのですが、最近は夜のテレビ番組を見る時間がないことや、どうしても見たくなる俳優さんが少なくて見なくなりました。シナリオの勉強しているから、第一話はみるように心がけているのですが・・・主人公の魅力やストーリー展開が次回も見たいと思わなくなったのは私自身が感性が鈍くなったのかと反省したりするのですが・・・シナリオ教室の先生にお聞きしたところ、ストーリーは興味もってみているけど、魅力ある俳優さんが減ったとおっしゃっていました。先生も「キムタクとか福山さんの作品は局も力入れているので面白いのが多いけど、最近のは・・・・」とおっしゃっていました。やはり魅力ある俳優さんが魅力ある主人公を演じて、ストーリーが面白くなければなにかと忙しい日々、映画を観に行ったり、毎週テレビをみたりできませんね。さて、第一回目の課題「魅力ある男」を20×10×20(ページ)で表現するにはどんな男性をイメージして描くか??竜馬風?旅情のレナード風?結婚しない女性の話を聞きながら王子様やヒーローはいないから身近にいる男たちの良さに気付いてあげてと思うことたびたびなのですが・・・「大勢の女性たちを引き付ける魅力ある男って」と考えると???まだイメージできないのです。キムタクや福山さんのような魅力的な男をイメージして「複雑な魅力ある男」のストーリーを考えてみようかしら?それとも「レナード」のような「魅力的な女たらし、ヒモ男」を描こうかしら?
2016.05.08
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昨年9月から通い始めたシナリオ教室通い、11月に「本科」に進級して本科の課題は原稿用紙20枚(20×10)のシナリオを20作品発表するでした。最短5か月と思っていたのですが、旅行でお休みしたりして6か月かかって昨日卒業しました。同期では最短で、先輩たちにも「早い!」とビックリされました。さて、次は「研修課」に進む予定ですが、研修課はコースが沢山あって、選ぶのに1か月コースリサーチして6月から進級予定。小1ともうすぐ3歳になる息子の子育て中で同居の次女は「えっ、まだ通うつもり。本気でシナリオライターになれると思っているの」と、かなり不満そうです。「そろそろ時短を解消して本気で働きたいんだけれど」との、ことなのですが・・・私にとって月2回の鑑定の仕事と週1回のシナリオ教室通い以外は娘の育児支援にあてているのですが・・・時代が変わっても「子育て中の母親」の大変さは変わりませんね。それに、最近は以前にも増して小学生の親たちの学校参加が多くなっているのです。娘の大変さはわかるけれど、やはりいくつになっても自分の可能性にチャレンジしたいのです。 「算命学だって面白いから勉強し続けてプロになれたのだから、シナリオだっていつか自分の作品を世に出せるかもしれないよ」 と、6月から研修科に進む予定です。 研修科は原稿用紙20×10×20枚で30作品、最短で8か月。もちろん、最短での卒業をめざします。昨日は同級生たちに「卒業祝いお茶会」を開いてもらって、連休明けはOB含めたクラスメートたちの「飲み会」にもお誘い受けて、志を同じくする24歳~72歳までのクラスメートたちと熱く語り合うことの醍醐味も格別です。
2016.04.27
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「一億総活躍社会」となれば「日本の人口の大きな塊である団塊世代」の生き方が日本の景気を左右するのではないかという思いです。昨年秋からシナリオの勉強を始めて、本科卒業条件のシナリオ20作品の18作品を提出して、残り2作品。3月は「よろこび」「悲しみ」「お節介」の課題を前に、テレビで放映された「東日本大地震と津波」の傷跡をみていたら、やはりこの体験は伝えていかなけれいけないことだと思って、その内容でドラマ作りをしたのですが、ゼミ形式のクラスので発表は、意図がなかなか伝わらずに力不足を痛感。4月に、後2作品を提出した後は、その先の研修課に進んで勉強しなければと思っているところです。そうすると、作品を映像化できる頃にはもう70歳になっているかもしれない・・・のですが・・・今の教室のクラスメートたちは20代~70代と年齢層はさまざまです。若い人たちの感性と発想力に(かなわないな)と思いながらも、長く生きてきたからこそ「伝えたい、伝えなければいけないことがある」と思うのです。今週のゼミでは70代の女性は「澤田美貴さんのサンダースホームの功績」をシナリオにしてわたくしは「2011年3月11日で人生が変わってしまった人」をドラマにしたのですが、映像として表現できるまだにはまだまだ力不足です。でも、課題をこなす以上に「伝えたいことがある」強みゼミが終わった時「めげずに頑張って行こう」と励まし合いました。去年9月まで地元FM局で放送していた番組は「今、あなたに伝えたい」という名で日本の文化や世界の名画の話と懐かしい名曲で構成した番組でした。年だからと引っ込み思案にならずに長く生きてきたからこそ「伝えたいこと、伝えなければいけないこと」があるのです。9月に入学してから1度も休まず、必ず課題を提出しながら続けてきているシナリオ教室ですが来週からは「桜紀行」でお休みすることに・・・でも、4月に本科を卒業すること目指して、あと、2作。66歳~68歳、仕事を退職した人も多いはずですが、現役で働いている人たちの多さは年金問題のせいか、長年の生活習慣のせいか・・・・世のため人のため自分のために健康で「一億総活躍時代」を生きたいものです。
2016.03.17
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昨年9月からシナリオの勉強を始めて、半年過ぎました。基礎科から本科に進級して、20作品の課題を毎週書いていくのは同期では私だけ。5か月で本科を卒業できると思ったら、1月は3週しか授業がなかった。中でも、悩んだ課題は「ヒモ」。書くだけ書いて、ゼミ形式の教室で読んだら「酷評」されてしまった。「ヒモ男は女に貢がれる魅力がないとダメ」「貢がせ上手な甘さと優しさと、金になるならどんな仕事もさせる凄み」「自分が働かないで、女の稼ぎをむしり取る男」クラスメートや先生のアドバイスにもイメージがわかない。授業のあと、若いクラスメートに聞いてみた。私「女に稼がせるダメ男ってどんな男」A「稼ぐ力がなくても信念のブレない男」B「美形で優しくて、母性本能をくすぐるタイプ」同年代の友人に聞いてみると・・・C「留置場で泣いているっていう、今の清原って、母性本能くすぐられるわ」E「働かないダメ息子」などなど・・・いろんな「ダメ男の魅力?」に会話が弾む。作家やシナリオライターさんたちって、いろんな人間を観察しているんだろうと改めて思う。とりあえず提出した「ヒモ」のシナリオ。あと、5本提出すれば進級できる。頑張ろう。
2016.03.04
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9月から通い始めたシナリオ教室通いも基礎科を終えて本科に進級。毎週の宿題は課題に沿った原稿用紙20枚(20×10)のシナリオ。昨日は本科、3回目の授業でしたが、同期では3週続けて宿題を提出したのは私だけ30年前、家事に追われる専業主婦の私が、一念発起して就業した会社では情報の週刊誌を作る仕事をしていた。独身時代ののんきな仕事ぶりと、子育てと家事で精一杯だった専業主婦時代。その私を変えたのは、17年のこの会社時代の経験かもしれない。「自ら機会を作り出し、機会によって自らを変えよ」と言う会社の社是。今、還暦をとっくに過ぎてシナリオライター教室に通って、「いつかは自分の作品を世に出したい」と、毎週20枚原稿の課題をそれほど苦にもせずやっているのは、あの会社で週刊誌の原稿に追われていた経験と地元FM局で毎週1時間放送の台本を作っていた経験があるからかもしれない。「自分を表現し行動することが生きること」30年前に再び社会に出るきっかけを作ってくれたのは宇野千代さんの言葉でした。「行動することが生きること」17年働いて介護で家に入った私を再び新しいチャレンジさせてくれたのも宇野千代さんの言葉。「能力は天与のものでなく、つくるもの」「能力は無限」その宇野千代さんが小説をかけなくなった時に、中村天風氏に出会って、再び書けるようになった。その後の宇野千代さんはベストセラー作家として以前以上の大活躍。98歳で亡くなるまで現役で仕事をされていた。今、シナリオライターに興味をもってシナリオ・センターに通い始めて3か月。「60歳過ぎて、今までの蓄積が花開く」と宇野千代さんも書いていましたが、たしかに、人生経験、見てきた映画やテレビドラマの数は若い人たちに負けない。1月20枚シナリオを4作品で20作品で卒業できる本科を最短で卒業したいと思う今日このごろです。
2015.11.25
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シナリオ・センター8週間基礎講座の8回目の課題は「ラブシーン」でした。今まで見た映画やテレビのラブシーンを名場面を思い出しながら、映像描写のむずかしさを痛感しました。それにしても、記憶に残るラブシーンって意外に少ないですね。「ニューシネマ・パラダイス」では戦後の映画全盛のころの映画のラブシーンは教会の司祭の命令でカットさせられて、映画技師のアルフレッドが亡くなる時に弟子で映画監督になったトトにそのカットフイルムを渡すように奥さんに頼んだ話がありましたが・・・私の記憶に残るラブシーンの名場面はやはり、デヴィット・リーン監督の「ライアンの娘」のシーンです。森の中のラブシーンは景色も美しく2人の愛も素晴らしかった。テレビドラマでは昔みた「金曜日の妻たち」の小川知子と古谷一行さんのラブシーン。親友の夫と子供たちを連れて出かけた海辺で手だけのラブシーンでしたが、ドキドキするほど刺激的でした。「ライアン・・」はデヴィット・リーン監督のような名監督だからこその名シーンだからと、「金妻」は古谷さん小川さんと言う俳優さんの名演技によるところが大きいですね。でも、何年たっても覚えているのですから・・ラブシーンってやはり物語のクライマックス、シナリオ・ライターの腕の見せ所なのでしょう。書けたのは「迷ラブシーン」でしたが講師の方か「大人らしい駆け引きも感じられて良いですね」と評価されましたが・・「恋や愛に駆け引きはないほうが本物」と思う私にはやはりまだまだ表現が難しい課題でした。今週からは8週間の基礎コースを終えて11月からシナリオ・センターの本科に進みました。本科はゼミ形式です。毎週、月に4回で原稿用紙20×20で20枚を課題にそってシナリオを書いて、授業で発表してクラスの仲間とお互い評論しあう形式のようです。もちろん、指導や添削してくださる講師を中心に2時間授業。昨日は、さっそう20枚のシナリオを提出して先輩や同期の方に批評をいただきました。本科1回目の課題と先輩の課題は違いますが、20作品で本科を卒業のようです。5~6ヶ月かかるのでしょうが、先輩たちの入学時期を聴いたらずいぶんと開きがありました。
2015.11.11
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9月は酉月で、酉は終わらせるの意味があります。今までの自分をひとまず終わらせて、新たなるスタートに向けて心の準備をする時。「思い立ったが吉日」とさっそく調べてみると、日中に受講できるところがありました。表参道にある「シナリオライター・センター」。さっそく行って受講してきました。 長くやってきたラジオの仕事からの引退を決めたのですが、そんな時にNHKテレビの「美女と男子」が終わって、(こんなに楽しい番組があって、ステキな役者さんがいるのに、今のテレビは団塊世代の私には面白さが解からない)との思いから、それなら自分で挑戦してみようと思いたったのです。そう思ったとたん、見つかるものです。 「シナリオ8週間コース」8月末に家族に相談しても、「冗談でしょう」という感じでしたが、9月1日にもう受講開始したと言ったらあきれられました。 でも、私は算命学の高尾学館校長の講演を聞いて、すぐに高尾学館に入学して「算命学」を勉強して「占い師」になったのですから、いつかシナリオライターになれるかもしれませんよ。趣味で習うだけのカルチャースクールなら続かない性格ですから。8週間の基礎コース→本科(5か月)→研修科(8か月)プロまでの過程は長いけれど、でも算命学で占い師になるよりも短い期間。受講生の中では私が最年長のようだけれど(何人かは中年以上でした)映画やテレビドラマを観た数は他の受講生よりも多いと思う。
2015.09.02
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