老父のつぶやき

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2018年12月25日
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テーマ: 原発(26)
カテゴリ: 読書感想文
自閉君の図書館ツアーに付きあって、たまたま見かけた本である。時間が限られていたので、廃棄物の処理のところを中心にしか読めなかった。桜井よしこ・奈良林直氏の対談形式である。

原発推進派の言い分を目にする事は少なかったので読んでみたが、およその内容は「白金族の他の金属と混ぜれば半減期は短くなり、千年で1/4となる・・」と言うような記述だった。要するに「薄めれば影響はなくなる・少なくなる」と言う事だと思った。

これは公害が華やかな1960-70年代の「濃度規制」の論法である。その後「総量規制」となったのは、「希釈を大きくすれば排水を流して良い」が通用しなくなったからだ。

さらに、「ガラス封入物の管理は二千年の歴史が有る日本であれば可能」などとも書いてある。これも無責任な話。将来が千年単位で保証される合理的根拠はない。「反原発は感情論が強く科学的根拠に欠ける」との記述もあったが、自己矛盾といえよう。

核サイクルに関する部分もあった。「ロシアや中国が高速増殖炉の実験に成功した、日本は置いて行かれる」広大な土地があり、人が住んでいないところがあちこちにある国と、密集する国とを同じレベルで語るには無理があろう。

放射線は物理現象で、これを完全に制御する事はできない。重力を消す事と同じくらいに困難だ。高速増殖炉にしたところでゴミは出て、始末はできない。そんなものを子孫に残すくらいなら、再生可能エネルギーを個人で持つ方がよほどいいと思う。そしてそれは実現不可能ではない時代だ。

あくまでも「核のゴミ」の部分を読んだだけの感想である。





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最終更新日  2018年12月25日 20時32分00秒
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