涼子の隠れ家

涼子の隠れ家

Nov 30, 2004
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カテゴリ: 心の灯り
私は幼い頃から親父の背中を見てきた。

心配性の母と正反対の本当に親バカの放任主義。
都合悪くなるとすぐ私に物を与え、自分は遊びに行く。
酒が入らないとなかなか話せない、シャイなやつ。
スポーツや音楽にはやたらとうるさい奴。

親父が音楽好きだから私もそう育った。
ピアノだって親父が勝手に申し込まなきゃレッスン行ってない。
それがあったからこそ今がある。


本当はもっと親父と話がしたかった。
小さい頃からオーケストラとか連れて行ってもらったけど、
だんだん物心つく頃から感じていた、自分なりの音楽。
それを親父に話したかった。
ううん、話していたのだけれど、いつもそっぽ向かれて。
私が感じる音楽の世界を知って欲しかった。
ただ、それだけなのに。
いつでも親父は否定する。
自分の世界じゃないとダメかのように。

音楽に同情も偏見なんてものもあるわけじゃない。
でももっと知って欲しかったよ。



最近じゃ食いつくのも疲れたから、私は言葉では伝えないことにした。



でも悔しいから親父の生きてるうちには絶対、
見せてやる、私の幼きころからの音楽心をね。





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最終更新日  Nov 30, 2004 04:49:11 PM
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