上司や取引先の年配男性には、チョコにこだわらず趣味のワインや本などを渡すのも好印象となり、ビジネスチャンスになる可能性もありそうだ。 バレンタイン&ホワイトデーは本命の恋人の日のはずだが、集団意識を大切にしている日本人はピライペトに自分が好きな人(本命の人)にプレゼントを贈る一方で、公開に周りの人 にプレゼントを上げる。義理チョコをもらって、恐縮を感じてお返しを送る人もたくさんいる。 台湾社会には義理チョコを送る慣例がないけれども、友人や親戚が結婚する際にお祝儀袋を贈るとか、赤ちゃんが1月歳になったら、「満月」のケーキ、赤い卵を贈るとかすることになっている。 「No man is an island」ということわざがある。地域文化もさまざまがあれば、決まりや義理もさまざまがある。自分たちの社会に受け入れられるように、その決まりや義理を身につけて、守っている。「もう疲れた!」、「面倒くさいなぁ」という嘆きもある。世間知らずの人が周りの人に嫌われる人といっても、ただ人間関係の義理を知らない人かもしれないのだ。 物事の正しい筋道というのは必ずしも正しいわけではない。ただその社会にふさわしいだけだ。 わたしにとって、義理ということは地域社会を作るのに欠かせないものだが、いつも世間の義理にこだわったりしたら、大変だと思う。 義理社会は複雑なものだ。