気ままなデジカメ片手の散歩路

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2016年02月23日
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カテゴリ: 写真散歩
昨年2015年は 戦後70年ということで
マスコミでは いろいろな特集が組まれた

それなりにNHKをはじめ民放や 新聞雑誌でも
頑張った番組を見て読んだ 初めて知ったことも多かった

でも 次の日には
政府垂れ流し情報や 芸能ネタやスキャンダルが一面トップ
それを見ている自分がいる


そんな日常に 自戒を込めて
70歳に近い自分と 家族に考え思いを果たしてみなければ



戦後70年01

太平洋戦争とは なんだったのか?
どうして起きたのか どのように終結したのか?
学生時代の授業(今も同じでしょう)では 教えられていない

その時代の 国際社会との関係 政府や官僚や軍部の考え
そして 一般民衆の生活とか心情は?
日の丸振って行進し 熱狂した我々の父母たちの心情は?


戦後70年02


関連書籍を いくつか読みました・・・が
諸説紛々 解答なんてありません

その痕跡を 自らが探し 考えていくしかない分からない
そして このテーマを必死に記録し書き残された書籍や映像に
真摯に尊敬を込めて 向き合いたいと思う





千葉県柏市の「キネマ旬報シアター」で
塚本晋也の『野火』を観てきた

戦後70年03



塚本晋也は 大岡昇平の「野火」を高校生時代に読み
『鉄男』などで世界的に評価される映画監督となった後
10年ほど前から 映画化を決心し



戦後70年04


戦争の現実を 戦死者の数字や統計的な記録でなく
映像として 匂いや音や肌感覚として 描ききりたい
と 文字通り必死の覚悟の魂が 表現されている

「キネマ旬報シアター」




原作をご存知の方なら想像されるように
リアルに人間のおぞましい残酷さや悲しさが映像化されています
真正面から向き合う覚悟を持ってご覧ください。





*蛇足:塚本晋也氏は「三幸社の塚本ディレクター」の息子さんです
    当時から苦笑しながら「映画を撮るんだってよ」なんて・・・
    こんな巨匠になられて さぞ喜ばれていることでしょう





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最終更新日  2016年02月23日 23時21分32秒
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