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僕のレクイエム----今は亡き祖母へ----貴方が亡くなってから15年の歳月が流れていきました。悲しかった。辛かった。しかし、あの時の私には理解することが出来なくて、貴方には解っていたことを今さらに感じることが多くなりました。月日とともに貴方への感謝と不思議な繋がりを想うのです。おばあちゃんの作ってくれた牡丹餅はおいしくて楽しみだった。おばあちゃんの味噌汁は、具がたくさん入っていたね。野菜もたくさんでした。おばあちゃんの肩はいつも凝っていて硬かったけど、叩くのが嬉しかった。おばあちゃんの教えてくれた遊びを今も覚えているよ。僕が貧乏でお金が無い時はダンボールにイッパイ!ふるさとの食べ物を送ってくれたね。いつも心配して電話をくれたおばあちゃん。僕が家出をしたときは心配で体を壊してしまったね、、、長男とおじいちゃんに先に逝かれたおばあちゃん。ごめんなさい。僕が一人きりで苦しくなったときには不思議と手紙をくれました。一番嬉しかったです。あなたは1000キロも離れた知らない土地に尋ねてきてくれました。泣いてしまいました。おばあちゃんはどうしてそんなに心配ばかりさせる僕に尽くしてくれたのですか?おばあちゃんはどうしてそんなに自分のことを省みないで何でもやってくれたのですか?ゴメンね。。貴方の二人目の孫は、貴方には何も恩返しは出来ませんでした。勝手に貴方の孫になってしまった私でよかったのでしょうか。血の繋がりとはどんなものでしょうか?貴方にとって私はどんな存在だったのでしょうか?けっして恵まれた人生ではなかった貴方の幸福はどこにあったのですか?貴方はどうして、あれほど優しく笑顔のひとなのですか?最近僕は、おばあちゃんの気持ちを考えています。そして、少しだけ、ほんの少しだけ、貴方の気持ちを理解できるようになりました。きっと貴方は自分に正直で素敵な女性なのですね。僕の大切なおばあちゃん。貴方は今、どこにいるのでしょう?こんなに僕を考えさせてすぐそばにいるに決まってる。僕の心の中で少しだけ生きているのですか?もしかしたら貴方の魂は社会に融合して、私達を見つめているのですか?いなくなったわけはないよ!人間に魂の繋がりがなければ、社会性は生まれないと、僕はおばあちゃんを見て感じたんだ。人に優しく出来る人はどこかでたくさんの人たちと心が繋がっているんだよね。そうでしょ?貴方の心は、みんなの心に、僕の心に絶対に生きています。ありがとう!僕の大好きなおばあちゃん。 そして、一生懸命に生きていてくれて本当に感謝しています。大分、、、遅れてしまったけれど、今はじめて貴方にレクイエムを贈ります。松尾多聞 涙に書く 青 雲 遠く懐かしき青雲よ貴方は銀河を秘して銀河を秘して時に鳥を渡らせ白雲の風雅を顕す貴方が抱擁は母の慈悲その厳かな恋愛をもって柔軟な光りを大地に溢し給う清澄なる水面に舞うこと眩きばかり乙女の瞳に映りしは未聞の夢の如く見上げては希望の温もりを与うなり我は貴方が恋愛を供し給う者にあらず享受すべき器にあらざれどかたじけなくも大地に這い生ける者なり嗚呼その恋愛よ我が心に零れ伝わる銀河の雫よ我に大河の希望を語らせ給えあたわざるも青雲をして愛が灯ると誰が庭にもあまねくそこにあると愛は与うるものなれども受くる勇気によりて更に大海を指して広がると私の「青雲」をBGMで読んでくださいね。クリック
2006.09.29
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あ こ が れそう君は夢見ていたね優しい母となることをいつも話してくれたねどんな子供を育てるかそう君は願っていたねみんなが幸福であれと誰でも夢は持てるって恥じらいと情熱の中で人はみなどこかで繋がって人はみな同じ夢を追うのよだのにみんながしらんぷりそこにだけほとばしる夢にそこだけにすこし風が散る平凡で幸福をつかみたいのそれはたいへんなことでも心が繋がる家族がほしいの海原がうねり続けるように風がいつも吹き続くように太陽はまた登りくるようにわたしは憧れを忘れないわたしは夢を見つづけるけっして私ははなれない僕もいま夢見ていますみんなの心が繋がっていつか大きくなれるよ僕もいましがみついているボロボロになった夢でもね忘れない言葉を宝物にしてみんなが本当はのぞんでいるこころの時代を待っているよ詩・TAMON素敵なBGMで読んで見てくださいね。クリック絵はこの作品のために彼女が書いてくれました。
2006.09.29
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粉 雪戸惑い降りる粉雪よみたされぬ私の心よ夜空に浮ぶ三日月と悲哀をこめて舞踊れ時に歯止めがあるなら僕の言葉を打ち消して彼女に優しくできるから揺れずに心を決められる夜をかなでる粉雪よ静かに彼女を眠らせて詩・TAMONBGMつきを聞いてくださいね。クリック絵は彼女がこの作品に書いていただけました。
2006.09.29
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桔梗(キキョウ)の詩口もとをまるで風船のよう膨らませては溜息のひとひとり静かな夏の日に窓をおでこに押し当てて熱を逃がして逢いの時ひと重ふた重の藍の空ポンと飛び出し駆けてゆけ風に揺られて咲いてゆけ涙を溜めたつぼみ花膨らませては待っているひとり静かの花桔梗清楚に貴くたたずんで熱を逃がして愛の詩ひと重ふた重の藍の花悲しみ吐いて咲いてゆけ空に染まって咲いてゆけ詩・TAMONBGMつきはここをクリック画像は彼女がこの詩のために書いてくださいました。
2006.09.29
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黄金色の秋 黄金色の葉が落ちていく優美にためらうように目前の空間を踊りながら黄金色の銀杏は辿りつく育まれし大地の懐へとそして最後のくちづけを青葉の春を熱き成長を嵐の混迷を豊かな糧を最後のくちづけに託して僕はここにいる 僕のくちづけは何を語るの君に伝わることがあるかな明日のことも知らないけれどいま歩き出してみよう君に逢いに行くんだ僕はくちづけるんだ僕らが黄金色に輝くようにBGMつきはここでね。画像は彼女に書いていただきました。
2006.09.29
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