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12月26日はイスラエルによるガザ攻撃から1周年、築地本願寺にて、ジャーナリスト古居みずえさんによる現地報告と、古居さんと雨宮処凛さんによる退団、そしてキャンドルを灯してFREE GAZAという文字を作るイベントがありました。 1時間ほど遅刻してしまったのですが、ちょうど、イスラエルの爆撃で家族を失った子ども達が語っているフィルムを上映しているところでした。ひとりの女の子は、暗闇の中で膝の上に誰かの首が飛んできて、それは兄嫁の首だった、と話しました。111人の親族が集まっているところにミサイル攻撃され、両親もそのときに殺されたのです。その子は繰り返しそのときの場面を絵に描いていました。血を流して倒れている両親も描かれています。いくら祖父母や弟が慰めてくれても気が晴れない、絵を描くときだけ気がまぎれると言っていました。ある男の子は弟の写真を大事に持っていますが、その写真は病院で弟の亡がらを撮ったもので、胸に2つ穴があいているのが見えます。その子は薬莢をひたすら集めていて、どうしてそんなものを集めるのか聞いても答えません。 ガザの人たちはそこから出ることも許されず、工場や農地が破壊され、ガソリンや水、プロパンガスなど不足しているので、45%が失業しています。どうやって暮らしているのかというと、国連職員などしている人が、家族のみならず親類まで養って助け合っているのだそうです。イスラエルが大きなガラスも搬入させないので、家々のガラスは割れたまま、冬が来るというのに修理できません。 在日パレスチナ人のかたのメッセージがビデオで流されました。「ガザの子ども達のことを考えてくれてありがとう。ガザの人たちに、ひとりじゃないと言ってください、一生感謝するでしょう。そして、イスラエルに、ガザの子ども達を殺さないでと強く訴えてください」 雨宮さんの「どうしてガザなのですか?」という質問に古居さんは、最初に行った海外がガザだった、日本ではガザは遠くて、パレスチナというとイスラム原理主義みたいなイメージばかりが入ってくるけれど、実際行ってみると、暖かい人たちがいて、その人達は普通の暮らしがしたいと思っている、そのギャップをなんとか埋めたくて、と答えていました。 雨宮さんは北朝鮮とイラクには行ったことがあるけれど、ガザには行ったことがなく、最近は国内の問題に関わって忙しかったのでガザについては関わる機会がなかったけれど、行かなくては、という気になったと話し、場内に拍手が起きていました。自分の目で見なくてはわからないと思っているけれど、そう思っても時間やお金がない人がいる、だから、時間とお金があって、書く職業の自分が行かなくては、と思うのだそうです。 5時から本堂の前で、竹筒のすてきなスタンドに入れたキャンドルをFREE GAZAの文字に並べ、火をつけるイベントが始まりました。イスラム、キリスト教、仏教の代表の方が、メッセージや祈りを述べ、皆でキャンドルを持って、ガザの人たちが人道的な扱いを受けられるよう願ってアピールしました。 築地本願寺はもともとエキゾチックな建物ですが、ライトアップされた光景は一段と外国の寺院のようです。
December 27, 2009
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今始まったことではないけれど、やはりマスコミはどこかおかしいと思いませんか? 鳩山不況などと書き立てているけれど、自民党、自公政権がしてきたことの検証は見かけません。自公政権のしてきたことが私たちの生活を悪くしてきたという実感があったから、国民は政権交代を選んだのです。民主党中心にかわって旧に不況になったわけでもなく、自公の失態が尾をひいているのは明らかです。あのままだったらよくなったとでもいうのでしょうか。 普天間基地についての報道もおかしいです。産經新聞はルース大使が激怒したなどと書いたそうですが、それは捏造でした。他の大手マスコミもアメリカを怒らせたら大変だ、みたいな論調で、植民地根性もいいところと思ってしまいます。 NHKがクリントン国務長官が駐米大使を呼び出したというニュースをトップで長々と報じたとき、あまりに手際よく編集されているような気がして、なにかわざとらしいと感じました。案の定、クローリー米国務次官補は呼び出したわけではなく、大使が説明に立ち寄ったと述べているそうです。すみっち通信 さん参照。 少し前にNHKが知日派の意見として流していたのは、自民党ー共和党ーネオコンと関係の深い人たち、つまり旧守派の意見でした。植草さんが主張する、米・自民・財・官・マスコミの悪徳ペンタゴンという構図が見えてきます。 郵政民営化選挙のとき、筑紫哲也さんでさえもデレビでは、「官から民へ、の『民』とはどの『民」なのか、よく考えてください』と目で訴える以上のことはできませんでした。マスコミはコントロールされていると考えてよいと思います。たとえば週刊金曜日みたいに広告に頼らない独立系のメディア以外は。 マスコミが言わないので、ついでに、ネット上で見かけた小泉政権の成果、一覧表です。阿修羅掲示板より一人当たり名目GDP、下落の一途 労働法改悪で貧困層激増 生活保護100万世帯突破、過去最高 経済成長率、2位から14位に転落 企業の余剰貯金、過去最高の83兆円で金詰り 外資の不良債権ビジネス支援 家計の赤字転落、60年ぶり デフレ脱出、2006年も失敗 派遣ビジネス&サラ金、国の制度支援で3期連続最高益 5年間で自殺者20万人、家出35万人、自己破産100万人 外国人労働者77万人、過去最多 外国人労働者を10倍に受入拡大整備 銀行への公的資金通じて外資に国富流出 雇用者賃金 8年連続ダウン新卒者の90%が非正社員、ピンハネ派遣の隆盛 出産激減で出生率見通しを大幅修正、少子化加速 受刑者7万人突破 、終戦直後以来最高 市場原理奨励で東京の一極集中加速、地方過疎で国土破壊銀行締め付けを推進、貸し渋り横行、企業の連鎖倒産 無貯蓄世帯の割合23%、過去最高 郵政民営化・・・郵貯を外資のエサに、国内循環から外す 外資の支配構造へシフト・・・三角合併合法化 経済諮問会議(輸出大企業)の政治実権を制度拡大 富を生まない金融マネーゲームだけ活性化
December 24, 2009
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二泊三日で関西方面に行って参りました。名古屋の徳川美術館でのある会に出席するのが目的でしたが、せっかく紅葉の季節なので、その前に滋賀県と京都に行きました。 最初はヴォーリズの建築と近江ミッションや近江兄弟社などに興味があって、訪れた近江八幡ですが、今回は長命寺に行きました。808段の石段の上にある、西国三十三カ所霊場の三十一晩札所です。武内宿禰が長命を祈願し300歳までの長命を保ち、聖徳太子がそれにああやかって開基したと言われているそうです。ご本尊は観音様ですが、境内に武内宿禰のご神体という岩があったり、太郎坊権現社があったり、神仏混淆の歴史が感じられます。 バスの終点、長命寺までは私も含め3人の乗客がいたのですが、その中のひとりの若い女性と歩いていたら、もうひとりの旅慣れた年配の男性がタクシーで通りかかり、拾ってくださったので、往きは楽させていただきました。観音様は先月ご開帳で、普段は秘仏なので拝見できませんでしたが、よく晴れた暖かい日、空気が澄んでいて静かで、琵琶湖が見下ろせて気持ちがよかったです。紅葉もきれいでした。帰りは石段を歩いて下りました。形がばらばらの石を積んで作ってある階段で、一段ずつ高さもちょっとずつ違うし、気を使いながら下りたら、翌日かなり強烈な筋肉痛になりました。時々あの石段を上り下りしていたなら、ぼけ防止にもなりそうです。 そのあと、JRと京阪を乗り継いで、紫式部が源氏物語の構想を練ったという石山寺に行き、しじみご飯を食べながら、ライトアップの開門を待ちました。石山という名前のとおり、斜面のところどころに大きな石があり、ここも階段を上り下りしながら一周します。ライトで照らし出された風景はなんとも幻想的ですばらしいものでした。秘仏の観音様がご開帳中で、拝見しつつお参りすることができました。体内から発見された4体の仏像も拝見しました。夕暮れ間近の石山寺の境内です。 大津に一泊して翌日は三井寺に行きました。長命寺で道連れになったかたから、京都はすごい混雑だったと聞いたので、滋賀県でゆっくりすることにしたのです。三井寺の町は琵琶湖疎水が流れていて、閑静な佇まいです。こちらも階段を上ったところに観音堂がありました。ご開帳中の観音様はかわいらしいお顔をしていました。来年の春にもご開帳の予定だそうです。うっかりそこだけで帰りそうになり、駅まで行って気がついて本道の方へ戻りました。有名な鐘を撞かせていただきましたが、タイミングが難しかったです。お昼頃京都へ移動しました。どこかなつかしい大津の商店です。
December 1, 2009
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