東京のAPF通信社の契約記者である長井健司さんが
ミヤンマーのヤンゴン中心部で反政府デモと治安部隊
の衝突のあおりで流れ弾に当たって死亡した。
長井さんは「誰も行かないところには行かなくてはならない」
と言うのが口ぐせで、映像を通じて真実の姿を映し続けてきた。
アフリカでエイズに苦しむ人々やアフガニスタンやイラクで
戦争に苦しむ人々を映像にとり世界に紹介してきた。
今回も25日にヤンゴンに入って2日後の27日の事件である。
彼のように身の危険を顧みず貧しい人々、困っている人々を
照らし味方しようとする勇気はなかなか持てるものではない。
私たちが普段何気なくテレビや新聞で見ている映像は彼達の
不断の努力がそのウラにあることを知るべきであろう。
長井健司さんのご冥福をお祈り申し上げます。
中国がミヤンマーの軍事政権の後ろ盾となっていることは
暗黙の事実である。
国連安全保障理事会で出ている制裁論議をけん性して
「関係各方面が自制を保って当面の問題を適切に処理し、
事態を一層複雑化、拡大させないよう希望する」と述べた。
中国としては同じ様な政治体制のミヤンマーを庇い、民主
主義体制になることを嫌っているのである。 表面では世界
の仲間のような顔をしているが中味は共通する独裁政権
擁護の国民弾圧スタイルなのである。 人権も関係なし。
政権さえよければそれでいいのである。 天安門事件しかり、
法輪功事件もどれだけの幹部たちを抹殺したことか?
中国にはミヤンマーの軍政をかばう理由が他にもある。
中国は、欧米の制裁をよそに政府に巨額の経済援助を行い
見返りにミャンマー領海内の石油・天然ガス鉱区の採掘権を
獲得。 また同国インド洋沿岸に中国海軍の寄港地を確保し
「南下戦略」の足場を固めているのだ。
ミヤンマーは中国に任せてはいけない。 国連が乗り出して
スーチーさんを救い出し、民主主義政権の誕生を応援しなく
てはならない。
豊中市公園のバラ。
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