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6/30(木)おはようございます。今日で6月も終わり、今年も半分終わりです。早いですね。まだ今年立てた目標の半分もいっていないのに月日は無情に過ぎます。悔いが残らない毎日を過ごしていきたいものです。佐々木譲『エトロフ発緊急電』新潮文庫。日米開戦前夜、米国は日本が真珠湾を奇襲すると言う情報を入手した。米国は一人の日系人スパイを日本に派遣した。斉藤賢一郎その人で、スペイン戦争義勇兵として戦った過去があり、そこで革命に幻滅し、殺し屋となっていた。彼は、ハワイ経由で日本に潜入し、在日韓国人・金森の協力を得て情報収集を始めるが、金森は憲兵に射殺されてしまう。その後、恋人を日本軍に殺されたことからスパイ活動の手助けをするようになった宣教師・スレンセンは斉藤を匿い、司令官隊の最終集合場所と思われる択捉島の単冠湾へ行くよう指示をする。斉藤は叩き上げの憲兵である磯田の執拗な追跡を受けながらも何とか単冠湾に辿り着く。宣造という駅逓の使用人に助けられた斉藤は駅逓の主人である岡谷ゆきのもとに連れて行かれる。ゆきは祖父が亡くなり、駅逓を継ぐため択捉島に戻って来たのだが、ハーフであることから過去様々な迫害を受けていた。ゆきは斉藤を駅逓に逗留させ、身の回りの世話をするのだが、ついには恋に落ちてしまう。斉藤はスパイとしての米国への打電を行いながらも、またゆきのことを愛おしいと思っていた。しかし、磯田の足音がすぐそこまで迫っていたのだった。佐々木譲というと直近では「道警」シリーズや、「警官の血」が有名ですが、その面白さの原点はこの作品にあるんじゃないかと思っています。スパイものとしての記念碑的作品で、第3回山本周五郎賞受賞、第43回日本推理作家協会賞長編部門受賞、第8回日本冒険小説協会大賞国内部門大賞受賞、「このミス」1989年版第4位となっていますね。厚い本ですが、夢中になること請け合いです。【中古】 エトロフ発...価格:200円(税込、送料別)脂肪はいりません・・・そうだったのか・・・元気ハツラツかな?励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月30日
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6/29(水)おはようございます。暑い毎日が続きます。まだ梅雨明け宣言出ていないような気がする・・・。早くも水分取り過ぎでタプタプな感じ。太ってないよ、念のため体調管理に気を付けていきましょう。京極夏彦『ルー=ガルー』徳間書店。2030年代の都市においては、ヒトとヒトは端末(モニタ-)によって繋がっていた。徹底した管理社会であり、常時、現在地情報は把握され、全ての行動は統制されていた。端末だけが頼りの社会は、物理的接触(リアルコミュニケーション)が極めて希薄でもあった。14歳の牧野葉月は平凡な日常に退屈していて、コミュニケーション研修と称して行われる週1回の登校の帰りに、友達ともつかぬ間柄の歩未(あゆみ)と高台から街の風景をただ見ていた。そこに天才少女と言われる美緒が現れ、他愛のない話をして去っていった。ところが、美緒が落としていったディスクを葉月が見つけ、それを歩未と一緒に美緒に届けることにした。その道すがら研修を休んだ祐子と出会った彼女たちだったが、それが大きく変貌を遂げる日常のきっかけとなった。次々と殺人が起き、祐子が行方不明となったのだ。祐子と接触したことから事件に巻き込まれた葉月は、歩未、美緒、そして祐子と関わっていた雛子、麗猫の助けを借りて真相を追求していく。徐々に真相に近づいていく中で、葉月は外にはモニタの中だけの世界とは違うものが広がっていることに気付き始めるのだった。果たして真相は?設定を公募し、それを基に書かれた本作ですが、スピーディーな展開で面白かった。映画化は失敗だったけど。秋に続編が出版されますね。早くもamazonで予約してしまいました。本当は、早く京極堂シリーズ『?の碑』が出て欲しいんだけどね。 【中古】単行本(小説・エッセイ) ルー・ガルー - 忌避す...価格:110円(税込、送料別)これはヤバい・・・斬新なメニューですと言われても・・・ 励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月29日
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6/28(火)おはようございます。今日はかなり暑くなりそうですね。長期予報では、昨年程ではないが平年より暑いという見通しが出されましたね。体調管理には気を付けていかないといけません。パワーを付けるためにウナギと思ったら、稚魚が育たず平年の6割前後の価格上昇とのこと、ちゃんちゃん。ロジャー・ローウェンスタイン『天才たちの誤算-ドキュメントLTCM破綻』日本経済新聞社。 『最強ヘッジファンド LTCMの興亡』日経文庫。ジョン・メリウェザー率いる天才集団LTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)の設立から破綻までをを描いたドキュメント。ソロモン・ブラザーズの債券アービトラージ部門で実績を挙げ、名を馳せたメリウェザーが、国債の不正入札の責任を取らされる形でソロモンを辞め、その後立ち上げたLTCMはノーベル賞受賞学者2名を含む大学教授と有名トレーダーを揃え、1992年2月に運用を開始した。運用を開始すると数理モデルやデリバティブを駆使し、年率40%という驚異的なリターンを叩き出し、当初12.5億ドルで始めたファンドの資金も借入れを含めると1,000億ドルまで資金を集められるにまで至った。ファンドの手法は主として、ある2つの債券間のスプレッドが拡大した時にデリバティブを交えてポジションを作り、スプレッドが収縮に利益機会を見出すアービトラ―ジ取引であった。それこそ星の数ほどある債券からコンピューターを駆使して、銘柄を抽出、レバレッジをかけて巨額な資金を投入することで、もともとわずかしか得られないスプレッド縮小からの利益を最大化していた。運用を開始して4年間はそれこそウォール街を席巻する程の勢いがあったLTCMに翳りが出てきた。参加者が増えたことで、債券アービトラージ取引にうま味が無くなってきたのだ。また、運用する資金が巨額になってきたため、リターンを出すのには新たな収益源が必要になってきたのだ。そこで、LTCMはエクイティ・ボラティリティー取引という、株式のボラティリティ―(変動幅)が拡大した時に株式指数のオプションを売って、ボラティリティ―の縮小に賭ける取引に手を染めることにしたのだった。ところが、それが転落の始まりだった。1998年8月、ロシア市場が崩壊したのだ。後にロシア通貨危機といわれるものであった。LTCMが保有しているロシア債も2ヵ月前の半分となった。TCMは1兆ドルのデリバティブ残があり、日々悪化してゆく市況に伴い破綻の影が忍び寄ってきたのだった。そしてついに破綻が現実のものとなる寸前に至り、その影響の大きさからFRBが仲裁を図り、この破綻回避への道筋を取らざるえ負えなくなったのだ。まさに歴史は繰り返すですね。今、欧州債務危機が騒がれていますが、昨今は大きな危機の到来のスパンが短くなってきていますね。それだけに過去に学ぶ必要があるのかなと思い、読み返してみました。トレードの手法やその時々の人間心理が克明に記されていて、非常に役立つと思います。結局はポジションを維持出来ていれば想定通りの利益を享受していたのに、安く他の投資銀行に買い叩かれたというのは、まさにリーマンショックを連想させ皮肉なものです。最強ヘッジファンドLT...価格:550円(税込、送料別)お洒落なのはわかったけど・・・座れるもんなら座ってみぃやこれはデカい励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月28日
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6/27(月)おはようございます。ちょっと遅れました。今週も良い1週間でありますように。加藤実秋『ホワイトクロウ』創元推理文庫。短編4編を収録。高原晶と塩谷がオーナーのclub indigoはオープン三年目を迎え、ホストからの要望もあってリニューアルをすることになる。ジョン太がコネを使って、売れっ子インテリアデザイナー・笠原に内装の改装を依頼、了承される。改装工事には約二ヶ月かかり、その間はなぎさママに紹介された元タイレストランでの仮店舗営業となるのだった。相変わらず騒々しいclub indigoのメンバーに降りかかる事件が描かれる。「神山グラフィティ」アフロがトレードマークのジョン太は、神山商店街にある神山食堂がお気に入りで足繁く通っていた。安くて美味い、特に魚料理は絶品だった。そして、もう一つの理由、それはアルバイトの加奈ちゃんに惚れてしまったのだ。そんなある日、神山食堂を含めた商店街全体がスプレーで落書きをされるという事件が起こる。加奈ちゃんにいいところを見せたいジョン太は、ホスト仲間のDJ本気と、同じくホストで元ナンパ師だったモイチの協力を得て、犯人を捕まえようとするのだった。「ホワイトクロウ」club indigoの改装工事が始まった。内装を仕切る笠原は売れっ子インテリアデザイナーであった。だが、そのアシスタントの仁美がオフィスを出たまま失踪する。仁美はジョン太のお客さんであったが、笠原とデキていて、失踪を知った笠原は同様のあまり仕事が手につかなくなり、改装工事に遅れが出始めた。リニューアルオープンが刻々と迫ってくる中、club indigoのメンバーは仁美を懸命にさがすのだった。シリーズ第3弾ですね。相変わらず軽快なテンポでサクッと読めます。4編中2篇しか紹介していませんが、他の2篇も面白いです。このシリーズはドラマ化されたので、ご存知の方も多いと思いますが、原作をお読みでなければ、是非1度読むことをおススメ致します。 【中古】単行本(小説・エッセイ) インディゴの夜 ホワイ...価格:240円(税込、送料別)ヤク中・・・こう使うのか・・・一生無理まさに大トロ・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月27日
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6/26(日)おはようございます。休みは早いですね。昨日出掛けていたせいか、特にそう思います。今日はゆっくり身体を休める予定です。暑くなってきたので体調管理に気を付けましょうね。高殿円『トッカンVS勤労商工会』早川書房。京橋署は京橋中央署となって、錨貴理子(34歳)、錦野春路(25歳)らが着任していた。鈴宮深樹(通称ぐー子)は社会人4年目、特別国税調査官として2年目になるが、いまだに自分に自信が持てず、周りにも認められていないとの思いから焦燥感を抱いている。 そんな折、直属の上司・鏡雅愛(別名京橋中央署の死神)が担当だった大衆食堂「からかわ」の主人である唐川成吉が自殺をする。妻の詠子は、成吉の日記を読んで、鏡から脅迫を受けていたとして、訴えることを決意する。その詠子を弁護しようとするのが、勤労商工会の顧問弁護士で、鏡を追放し正義のヒーローになろうと目論む吹雪敦だった。ところが鏡は何の弁明もせず、自分から行動を起こそうともしなかった。いつもの鏡らしくない言動に心配をしたぐー子に思わぬ助っ人が現れた。鏡の幼馴染の弁護士・本屋敷真事(自称ジョゼ)と、里見輝秋であった。ジョゼによると、唐川家の名義が成吉から詠子に名義変更を行っているとのことであった。2人の助けを借りて、鏡を助けようと奮闘するぐー子に、同僚の錨からお願いをされる。担当している株式会社ホツマが計画倒産を企てているとのタレコミがあり、それを見張ってて欲しいというのだ。錨が今、免脱税の起訴手続きに追われており、その大変さを知るぐー子は自分も鏡の件の他、株式会社グリーンフーズの悪質な税金滞納案件を抱えているにもかかわらずOKをしてしまう。調査をしていくと、ホツマは今にも裁判所に破産申し立てをしそうな勢いであった。そして恐れていたことが現実となった・・・。果たして、ぐー子はそのピンチを潜り抜けられるのか?そして鏡の訴訟の行方は?トッカンシリーズ第2作。前作が面白かったので読んだのですが、期待に応えてくれました。ライトノベル出身だからでしょうか、キャラにそれぞれ魅力があってキャラ立ちしていて、読んでいて楽しいです。触れなかったのですが、署長の清里や木綿子さん(別名夜の担当班)など魅力的なキャラも読みどころの一つかと思います。読み易いし、おススメです。【送料無料】トッ...価格:1,680円(税込、送料別)二人用???これは偽装なのか・・・半額と言われても・・・ねぇ女体盛りか・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月26日
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6/25(土)おはようございます。天気予報は雨なのに、今晴れているんだけど。出掛ける予定があるけど、傘どうしようかな?良い休日をお過ごし下さいね。樋口有介『誰もわたしを愛さない』創元推理文庫。柚木シリーズ第6作。今度は長編。女にゃモテるがいつも金欠の柚木は、月刊EYESの編集の石田から新しい担当として小高直海を紹介される。そして渋谷のホテルで殺された女子高生についてのルポを依頼されるのだが、行きずりの犯行のように思われ全く気乗りがしない。しかし、原稿料1,000円アップという釣り餌にものの見事に引っ掛かり、その依頼にOKしてしまう。捜査を開始すると、出てくる出てくる美女だらけ。今風の高校生の眩しさにドキッとし、美人エッセイストや不倫相手の冴子に翻弄され、娘の加奈子にもやり込められながらも、柚木は事件がどうやら怨恨によって引き起こされたことに辿り着く。果たして真相は?簡単過ぎたかな?ちゃんとミステリーしていて面白いんだけど、このシリーズは柚木の妙に悟りを開いた数々のつぶやきや、美女との会話が楽しかったりする。個人的にはかなり好きな作家なのですが、世間的な評価は今一つですね。面白いと思うんだけどな。【送料無料】誰も...価格:882円(税込、送料別)気をつけ!これぞセミヌード・・・微笑ましいです励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月25日
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6/24(金)おはようございます。今週は何となく早く過ぎました。今日も暑くなりそうですが、アフターファイブはビールが美味しそうですね。良い週末をお迎え下さい。ショーン・タン『アライバル』河出書房新社。意を決して妻子と別れ、海を越えて単身で異国に渡った主人公である父親の物語。舞台は地球上どこにも存在しない架空の国で、そこで彼が目にしたのは、全くの異文化で、見たこともない建物や乗り物、食べ物だった。苦労しながらも、やがて彼は同じ境遇の人々と出会い、少しずつ新しい生活に馴染み、希望を見出していく。時間が経って、生活の基盤が整った彼は妻子を自分のもとに呼び寄せるのだった。そして、呼び寄せられた幼い娘は新しい環境へすぐに慣れて、今度は逆に彼女が新しい移民に小さな救いの手を差し伸べるのだった。この本はサイレント・グラフィック・ノベルという新しいジャンルの絵本で、セリフとか説明などが一切省かれているのですが、絵を順に見ていくだけでストーリーが理解出来るようになっています。なので、上のあらすじも人によって捉え方が違うかもしれません。セピア色で描かれた絵がまるでトーキー映画のようで、思わず感情移入してしまいます。恐らく時間をおいて読むならば、読むたびに違う印象を得ることが出来ると思います。これはすごい絵本ですね。是非お手にとって見て頂きたい絵本です。お子さんがいる方なら、見ながら感想を交わすのも面白いでしょうね。 【送料無料】ア...価格:2,625円(税込、送料別)洗車しないと誤解を招く・・・俺、砂になる!うぉ、人が燃えてる・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月24日
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6/23(木)おはようございます。昨日は暑かったですね。電力使用量も急増して、東京電力の想定を上回ったようですね。つくづく見通しの甘さが目立つ企業です今は雨が降ってますが、午前中には止んで、蒸し暑くなりそうです。体調管理に気を付けて頑張りましょう!坂木司『先生と僕』双葉社。連作短編集。5編を収録。僕、伊東二葉は18歳にして極度の怖がりで、人が殺される小説はいまだに読めない。そんな僕が大学に入って最初に出来た友人が山田で、「推理小説研究会」なるものに入ることを誘われ、つい頷いてしまった。十三歳の瀬川隼人は、塾に通うか、家庭教師をつけるかを母親に迫られていた。勉強は嫌いじゃないし、そこそこできたりするのだけど、そんな時間があるなら好きな本を読んでいたいと思っていた。そんな折、隼人は公園で佇んでいる僕に「家庭教師をしてくれないか」と声を掛ける。正確には「家庭教師のふりをしてくれる人」を探していたのだ。僕は勉強を1時間教える代わりに、隼人からミステリー小説について1時間教えてもらえるという秘密の約束を交わして、家庭教師を引き受けたのだった。こうして「先生と僕」の関係が出来上がったのだが、ミステリー小説好きで、結構な美少年の隼人は身近な謎や事件にすぐ顔を突っ込み、僕を困らせるのだが、思わぬところで僕の能力が役立って、解決を導いたりするのだった。2つだけちょっと紹介。「先生と僕」参考書を見に、本屋に行くと並んでいるギャル系雑誌に電話番号と援助交際希望の付箋が貼られていた。電話をしてみると古本屋に繋がるが、身に覚えが無いと言う。再び本屋に戻ると、女子高生が同じ付箋を見て電話をしていた・・・。「見えない盗品」ハムスターを飼っている隼人はネットでインチキくさいペット販売サイトを見つける。『○月○日入荷予定。ちなみにペットサービス○崎にて収穫予定(笑)』という文章に違和感を持った二人は、その収穫場所に行ってみることにしたのだが・・・。相変わらずの面白さでした。以前もいくつかこのブログで紹介しているのですが、最近のマイブームの作家の一人ですね。読後爽やかなプチ・ミステリーという感じかな?【送料無料...価格:1,470円(税込、送料別)痛そうです・・・強引な床屋さんです・・・近寄るな、危険!励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月23日
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6/22(水)おはようございます。昨日は暑かったですね、そろそろ夏の予感・・・閑話休題。ごめんなさい、今日は下ネタ尽くしかもしれません。他意はないので、ご容赦の程よろしくお願い致します。近藤史恵『ガーデン』創元推理文庫。女子大生の奥田真波が火夜(カヤ)と知り合ったのは夏の海で、華奢な身体ながら大きな瞳、赤い髪が特徴で、どことなく人を惹きつける魅惑的な娘であった。間もなく同居することになった二人であったが、ある日火夜は突然姿を消してしまう。その2週間後、真波のもとに火夜のものらしき指が入った小箱が送られてくる。真波は小箱を持ってマンションの隣人である探偵の今泉を訪ね、火夜を探してほしいと依頼する。中身を見てただ事ではないと感じた今泉は、助手の山本とともに捜索に乗り出した。火夜に拳銃を売った麻薬中毒の諏訪、火夜を日頃から見守っていた非合法カジノの元締め・飴井、そして真波も捜索の協力を申し出る。捜索を進めていく内に、火夜は藤枝という元医者の豪邸の庭園にいるらしいことがわかる。しかし、そんな中、遂に恐れていたことが起こってしまう。諏訪に続いて真波が何者かに殺されてしまったのだった。あたかもそれは、庭園が血を欲しているかのようであった。犯人は一体で誰なのか?そしてその動機は何なのか?また、火夜には何が隠されているのか?この作品は先に出版された「ねむりねずみ」の2年前という設定なっているそうです。何とも表現しにくい不思議な作品。殺人は行われるけれど、ミステリーの色合いは薄い感じ。こういうのもありかな。面白いは面白いし。【送料無料...価格:777円(税込、送料別)昔ながらの・・・?出てこいレッドスネーク・・・ピロピロお口に合わない様で・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月22日
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6/21(火)おはようございます。天気が冴えないと気持ちも冴えない感じがします。気合いで頑張っていかないといけませんね。お陰様で坐骨神経痛は治まっています。皆様から色々アドバイスを頂き、試してみましたが、ストレッチが僕には合っていたようです。ありがとうございました。大村友貴美『首挽村の殺人』角川文庫。人口わずか1,700人弱の岩手県の鷲尻村に、東京からやって来た医師・滝本。実は前任の医師であった杉が事故死し、その後任として赴任してきたのだった。村唯一の医師として滝本は厚遇され、同時に長く居座って欲しいとの期待も寄せられた。だが、滝本にはその様な気は無く、契約期間が過ぎたら東京に戻るつもりでいた。そんな中、村人が次々と変死を遂げるという事件が起こる。しかもその遺体は何かに見立てたかのような猟奇的なものであった。それは、この村が過去「首挽村」という忌まわしい名前で呼ばれていたことを村民に思い出させるに足る事件だった。というのも、次々と起こる殺人が、村の伝承をなぞって行われているからであった。飢饉の際、人を間引くために家を訪れる「おつかいさま」の儀式、子供を川に投げ入れ首を吊ったと伝えられる橋、村民になぶり殺しにされたという娘、そしてそれが再現されているような事件に村の人々は恐怖と不信感に包まれるのだった。また、村には「赤熊」と恐れられる巨大な熊が人を襲う事件が頻発していた。滝本の下宿先はマタギの家で、そのマタギは「赤熊」を仕留めることに執念を燃やしていた。次々と起こる事件は「赤熊」が関係しているのか、それとも誰かが意図的に行ったものなのか?果たして真相は一体?ん~っ、イマイチ消化不良。第27回横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作なのですが、何となく横溝正史を真似ているだけの感が拭えないですね。「赤熊」VSマタギがいい味出しているだけに少し残念。それにしても横溝正史ミステリ大賞ってもう31回になるのですね。全然知らなかった。というか、受賞した方がその後あまりパッとしていない感じがする。まっ、読書は人それぞれ好みがあってしかるべきだし、いいのかな。【送料無料】...価格:780円(税込、送料別)何が!・・・かなり頑張りましたライスでナイス!・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月21日
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6/20(月)おはようございます。パッとしない天気が続きますね。今週も頑張っていきましょう!スペンサー・ジョンソン『人生の贈り物』扶桑社。少年はある時、老人から不思議なプレゼントの事を聞いた。老人は「それはかけがいのないプレゼントで、もらった人はずっと幸せでいられる。そして、そのプレゼントはそれ自体が財産で、それがどこにあって、どんなに素晴らしいものかは誰もがわかっているはずで、ただ忘れているだけなんだ」と言った。少年はそれが何かを知りたくて仕様が無かった。やがて少年は若者になったが、一向に幸せは訪れず、老人に声を荒げてプレゼントとは何かを聞くのだった。しかし、老人は「自分にはしてあげたくてもそれが出来ない、それが出来るのは君しかいない」と言うだけだった。若者はそれを自分で探してみることを決意し旅に出るが、結局徒労に終わり老人のもとへと帰ってくるに至った。老人は彼を快く迎えてくれた。老人は彼と話している時は楽しそうで、彼もまた楽しかった。老人は決して豊かでは無く、たいていは一人ぼっちであるにも関わらず・・。それから何年かの日々が過ぎて、かつての若者は再びあのプレゼントのことを思い出す。老人は既に亡くなり、男は孤独で不幸だった。それでも「かけがいのないプレゼント」を探し続けるのを諦めきれずにいた。ところが天啓に導かれたかのように、その意味がわかったのだった。「かえがいのないプレゼント」とは「プレゼント(現在)」のことだったのだ。男は幸せだった。かけがいのない今を生きている喜びに満ち溢れていた。だが、それも長続きはしなかった。というのは、そのことを知るために長い年月を無駄にしてしまった後悔が彼を襲ったのだ。同時に、未来の事を考え、彼はまた悲観的になってしまうのだった。ただ、彼のこれまでは無駄ではなかったのだ。彼には叡智が蓄積されていたのだ。そして悟った。「過去を振り返り教訓を得たり、未来を考え準備するのは賢明なことであるが、過去に生きること、未来に生きることは賢明ではない。それは現在の自分を否定することだから」「思い通りにいかなかった過去を悔やみ、どうなるかわからない未来を思い患うのは、現在を生きていないということ。それは苦しく、みじめで、不幸なことだ」「過去もその時は現在だった。そして未来も現在になる。現在の瞬間こそが、経験できる唯一の現実なのだ」「かけがいのないプレゼントとは、いまあるがままの自分であって、自分から自分に与えるもので、それを受け入れることで幸せになれるのだ」男はうれしかった。幸せだった。また何十年か経ち、成功を収めた彼も老人になった。すると老人に話しかける幼い女の子の姿があった。彼は女の子に言った。「それは、かけがいのないプレゼントなんだ」と。15分もあれば読めてしまう本ですが、忘れがちな大切なことを思い出させてくれる良著だと思います。人を羨んだって、憎んだって、何も変わらない。あるがままの自分を受け入れて、精一杯現在(プレゼント)を生きる、まさにその通りですね。知らず、涙してしまう可能性大ですが、是非一読をおススメ致します。 【中古】単行本(実用) ≪エッセイ・随...価格:340円(税込、送料別)謎のオブジェ・・・結構欲しいかもルー少なくね?目玉おやじ用・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月20日
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6/19(日)おはようございます。『借りぐらしのアリエッティ』をDVDで観ました。スタジオ・ジプリの作品は期待がどうしても大きくなってしまうのですが、それを加味してもい面白かったです。もう1本観た『ウォール・ストリート』はやや期待外れでした。休みの日は映像と活字で過ごせると何となく幸せですね。レオ・ブルース『三人の名探偵のための事件』新樹社。その夜、サーストン医師の家ではウィークエンド・パーティーが催されていた。夜の11時過ぎ、サーストン夫人の部屋から悲鳴が聞こえ、サーストン医師らは部屋に駆けつけるが内側からカギがかかって開けることが出来ない。何とか扉を壊して部屋に入ると、ベッドで首を切られて死んでいる夫人の姿があった。部屋の窓が開いていたが、犯人がそこから逃げたという形跡も無かった。すぐさま警察に通報し、ビーフ巡査部長が現れ、捜査を開始する。ところが、誰が呼んだのか3人の名探偵も現れる。執事を従えた青年貴族・サイモン卿、卵型の頭に外国なまり丸出しのアメ・ピコン氏、古ぼけた聖職者のマントを着た小男・スミス神父の3人であった。彼らは、セイヤーズの生んだピーター・ウィムジイ卿、クリスティーのエルキュール・ポアロ、チェスタトンのブラウン神父にそっくりで、独自の捜査からそれぞれの推理を披露してゆくのだった。そして、密室の謎、動機、犯人について、彼らが出した結論は三者三様であったが、その結論にビーフ巡査部長が異を唱えるのだった。一体、誰の推理が正しく、真相は何だったのか?上記3人の名探偵が出てくる本を読んだことがある方なら、思わずニヤリとする場面があると思います。そう言った意味ではパロディーなのですが、内容は本格物と言っても過言ではありません。著者は30年以上前に亡くなられているのですが、1998年になってようやく一部ファンが待ち焦がれていた邦訳が本書です。2000年の「このミス」4位になってますね。これを出版したのが、大手出版社じゃないのがまた素晴らしいですね。知られていない面白い小説、ミステリーなどを世の中に知らしめるのは出版社の大きな役目の一つだと思うので、これからもそういう動きを望みたいです。是非、一読して欲しい本の一つですね。【送料無料】三人の...価格:2,100円(税込、送料別)やってもうた・・・アングルの妙あっ!・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月19日
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6/18(土)おはようございます。今日はゼミのOB会。イマイチ迷ってます。行ったら行ったで楽しいのだろうけれど、ちょっと遠いんだよね~。雨だったら行くのを止めようと思ったのだけど、また微妙な天気で・・・ま、どちらにしろ充実した休みを過ごしたいものです。皆様も良い休日をお過ごし下さい。堀内昭利『市場の神々-為替ディーラーの光と影』GENEX。最盛時には市場の5割に絡んでいたと言われ、東京外為市場のドンと呼ばれた著者の自叙伝的小説。1975年から1997年までの為替ディーラーとしての人生を、1年ごとに区切って、その時の経済事情や事件、相場を張っていた際の心境などを交えて淡々と綴っています。相場を張っている者にはどうしても避けることが出来ないストレスの話や、当時では珍しかったスカウトで外資系金融機関に来て、コミットしたノルマとの葛藤の日々について、そして、プレーヤーの傍ら、ドイツBHF銀行東京支店の立ち上げに参画、組織を整備したものの最後は支店閉鎖という激動の中で、邦銀と外銀の違いや日銀・大蔵省(現・財務相)とのやりとりなどが描かれています。本の中にはテクニカル的なことが書いてあるわけではなく、また発注システムなども整備されておらず、著者は昔かたぎのディーラーだと思います。勘は鋭く、人情に厚いけれど、感情の起伏が激しいみたいな。それでも何十年とトップディーラーとして相場の波を乗り切ってきただけあって、その言葉には含蓄かつ説得力がありますね。相場の知識が無くて面白く読めるし、相場に関わっている方なら読んで損は無い本でしょう。「若いディーラー、ディーラーを目指す人たちへ」と題したあとがきからいくつか抜粋して紹介して終わりにしたいと思います。「いつまで経っても英語すらできないなら去るべし」「3年経っても稼げないなら去るべし」「相場を張るのが好き、ディーラーの仕事が好きと言う事と、勝ち抜くと言う事は別問題」「この世界は自分の煩悩との闘いであることを肝に銘じるべし」「負けた時の引き際を誤らない事」「負けても言い訳をしない事」臭くないのかな?入店拒否?ノーブラです・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月16日
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6/17(金)おはようございます。九州は猛烈な雨だったらしいですね。ブログにコメントをお寄せ頂ける方々にも九州にお住まいの方がいらっしゃるので、距離は離れていますが心配になります。しかし、近年天候不順というか自然災害というか、地球温暖化の影響かもしれませんが、とにかく極端ですね。住生活の安定が脅かされているような感じが否めませんね。ともあれ、金曜日。もうひと踏ん張りしましょう。ティム・オブライエン『本当の戦争の話をしよう』文春文庫。大学院生の時に徴兵され、ベトナム戦争に歩兵として従事した著者の、その時の体験をもとにして書かれた短編集で22の短編を収めています。ほんの一部だけ紹介。「本当の戦争の話」本当の戦争の話と言うのは全然教訓的じゃなく、それが人間の徳性を良い方向に導くこともないし、高めることもない。多くの場合、本当の戦争の話は信じてもらえず、信じられる話は眉唾だと思った方がいい。真実とはそういうものなのだ。結局のところ、本当の戦争の話というのは戦争の話ではないのだ、絶対に。「兵士たちの荷物」ジミー・クロス中尉はマーサという大学3年生の娘から来た手紙を大事に持っていた。ビニールに包みリュックの底にしまい、1日の仕事が終わったあとに色々夢想しながらひと時を過ごすのだった。クロス中尉が望んだことは、マーサが彼を愛してくれることだったが、手紙にはその類の事は触れられていなかった。しかし、自分の部下が死ぬに至って、彼は自分がうつつを抜かしていて、注意が散漫になっていたせいだと自分を責めるようになる。兵士たちの荷物とは、実際に彼らが担いでいる様々な荷物だけではなく、同時に背負わされている精神的なものも指すのだ。そしてクロス中尉はマーサからの手紙を燃やすのだった・・・。「本当の戦争の話」は本文を抜粋した方が分かり易いと思ったので、そうしました。この本、村上春樹さんが翻訳しているんですよね。だからかもしれませんが、結構読み易くて、すんなり入っていけます。まあ、1999年、ピューリッツァー賞、全米批評家協会賞の最終選考に残った位だから、それだけ支持があったということだろうけれど、思った以上に面白かった。1つの短編が長いもので30ページ程度、短いものだと10ページ前後なので、22の短編集といってもあっという間に読めてしまいます。それにしても村上春樹さんの翻訳は抜群ですね【送料無料】本当...価格:680円(税込、送料別)妻と熊???・・・あまりうれしくないけど・・・なぜ裸?ご愁傷様・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月16日
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6/16(木)おはようございます。今週の土曜日に大学時代のゼミのOB・OG会があります。僕がいた頃は女性はいなかったのに、最近は男性との比率が半々になっています。教授も偉くなっちゃったし、すごいことです。果たして同期の連中は出席するのかな?クレア・キップス『ある小さなスズメの記録』文藝春秋社。第2次大戦下のロンドンで、ピアニストの老婦人が生まれたばかりでありながら瀕死状態のスズメの子を拾った。右翼と左足に不具合を抱えた、そのスズメはクラレンスと名づけられ、以後死ぬまでの12年間、婦人の愛情を一身に受けながら生活を共にする。クレランスは常に夫人と一緒で、婦人の枕の上に置いた古い毛皮の手袋の中で眠り、夜明けにチュンチュン騒ぎ、髪の毛を引っ張って起こしては朝食をせがんだりするのだった。そんなある日、婦人は芸を教えることを思いつく。クレランスは、トランプやヘアピンを使った芸だけじゃなく、ピアノに合わせて歌ったり出来るようになった。そして、それらの芸は空襲で防空壕に押し込められている子どもたちにとって、大きな慰めとなると同時に希望の灯ともなったのだった。しかし、そんなクレランスにも寿命が迫りつつあった。11歳を過ぎたある日、籠から出てきたクレランスはそのまま倒れた。卒中であった。かろうじて一命は取り留めたのだが、それは僅かばかり寿命が延びたに過ぎなかった。1952年8月23日にクレランスは死んだ。耳はきこえるものの、目はほとんど見えない中、婦人の手のひらで身体を横たえ、ふと気が付いたように老婦人に声をかけ、そのまま動かなくなってしまったのだった。クレランスは老婦人だけではなく様々な人々に希望を与え、その天寿を全うしたのだ・・・。老婦人が著者でもあるのですが、クレランスとの生活を淡々と出来るだけ私情を交えずに描写しています。逆にそれが悲しみの深さを感じさせ、涙を誘います。薄い本で1時間もかからず読めます。メチャクチャ良い本なので、是非本屋さんで手に取ってご覧になってみて下さい。装丁もシンプルでいい感じです。 【送料無料】ある...価格:1,500円(税込、送料別)バーコード風で決めてみました忘れない暗記法・・・喜んで・・・下ネタか励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月16日
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6/15(水)おはようございます。菅首相、この期に及んでしぶといですね。よっぽど居心地いいんですね。結局自己中心ということでしょうか。もっと滅私奉公的な政治家はいないのかな?ロバート・R・マキャモン『スワン・ソング』福武文庫。1980年代後半、第三次世界大戦が勃発、ソ連が放った核ミサイルはアメリカ主要都市を破壊、アメリカ全土は荒廃の地となった。偶然にもその時ガソリンスタンドの地下室にいて、火傷を負いながらも命が助かった少女・スワンは、元プロレスラーのジョシュと生き残るための旅に出る。外に出た二人が見たものは、全てを失った大地と辛うじて生き残る事が出来たわずかな人々だけだった。スワンには植物と心を通わせることが出来ると言う特殊な能力があったが、その能力に伴う使命が課せられていることはまだ知らなかった。一方、地下鉄の下水路で九死に一生を得たバッグ・レディのシスターは、偶然見つけた不思議なリングに導かれ、スワンを探していた。そのリングを執拗に追いかけるデーモンもまたスワンのもとへと導かれていく。そんな中、崩壊した核シェルターから脱出したベトナム帰還兵のマクリン大佐とゲームおたくのローランドは狂気に走り、人類の全滅を望む得体の知れないデーモンの加勢も得て殺戮の限りを尽くすのだった。そしてスワンがシスターと出会い、使命を悟った時、人類の存亡を賭けた最後の戦いが始まるのだった。マキャモンの傑作の一つ。スティーブン・キングをこよなく敬愛しているせいか、作風が似ている感はありますが、キングより読み易いです。他、「スティンガー」、「少年時代」なども面白いですね。まだ読んだことが無い方は是非1度お試しあれ。自ら掃除・・・竜巻もラブ注入飛行機雲もラブ注入アホやなぁ~励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月15日
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6/14(火)おはようございます。昨日は坐骨神経痛の件で温かいコメントを頂きありがとうございます。みなさん色々ご存知なんですね。教えて頂いたことをネットで見たら理解が深まりました。ネットだけでは限界がありますね。皆様に感謝です短いですが、コメントには返事を書いていますので、良ければ見てやって下さい。ジャック・ケッチャム『隣の家の少女』扶桑社文庫。1958年の夏にことだった。当時12歳のわたし(デイヴィッド)は、隣の家に引っ越してきた美しい少女メグを見て一瞬にして心を奪われる。メグと妹のスーザンは両親を交通事故で亡くし、隣のルース・チャンドラーの家で暮らすことになったのだった。メグは美少女であったが、妹のスーザンは交通事故で身体が不自由だった。ルースは女手ひとつで3人の子供を育てていて、わたしはよくルースの家に遊びに行って泊まったりしていたのだが、やがてルースがメグを虐め始めた。身体の不自由なスーザンを引き合いに出されることで、メグには虐待に耐えることしか出来ないのを良いことに、ルースの虐待は更にヒートアップする。失踪した夫が残した地下の核シェルターに監禁し、遂には息子たちまで加わり、この世のものとは思えない虐待の限りを尽くすのだった。そして、メグへの虐待に近所の子供達も加わる様になり、わたしもそれに乗じて暴力の蜜の虜になってしまうのだった。しかし、ますますエスカレートする虐待によって良心の呵責に耐えられない様になり、わたしは何とかメグを救い出そうとする。だが、その計画は脆くも崩れ去り、更なる悲劇がメグには待ち受けていたのだった・・・。スティーブン・キング絶賛らしいですが、今まで読んだうちで最悪の後味。苦手な人は途中で読むのを止めるだろうな。なら紹介するの止めろって? その位救いのない作品ですね。ある意味こんな小説を書けるというのもすごいと思います。でもあちこちで同じ様な感想を書いている人が多いので、実は読んでいる人も結構いるんだな~。【送料無料】...価格:720円(税込、送料別)スワロフスキーが好きな方に・・・やりがちかも・・・何をそんなに急ぐ?励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月14日
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6/13(月)おはようございます。坐骨神経痛がなかなか治らず難儀しています。マッサージって効くんですかね?運動したら逆効果?初めてのことなので、うまく対処出来ていないのが現状ですディクスン・カー『三つの棺』行きつけの酒場でいつもの仲間と陽気に飲んでいたシャルル・グリモー教授のところへ見知らぬ男が現れた。男は俄かには信じられない奇怪な話をした後、名刺を差し出した。そこには奇術師のピエール・フレイと書かれていて、「近日中にある男が教授を訪ねるが、それが自分だったら良いが、弟だったら教授の命が危ういだろう。」と伝えて去っていった。ギデオン・フェル博士は友人のランポールからこの話をハドレイ警視と共に聞かされる。一方、グリモー教授宛に奇妙な手紙が届き、それから目に見えて教授の様子がおかしくなった。「三つの棺」が描かれた絵を購入したり、極端に怯えた姿をするなど奇妙な姿が目立つのだった。その後奇妙な振る舞いをしはじめたと聞いた博士は心配となりハドレイ警視とともに教授の邸宅へと向かった。しかし、その心配は現実となり、邸宅に着くやいなや銃声が響いた。鍵のかかったドアを破って中に入ると、銃で胸を撃たれ瀕死の状態でグリモー教授が倒れていた。そこには犯人の姿は無く、一つしかない窓は開いていたが、外の庭には積もった雪が綺麗なまま残っていた。いわゆる密室の状態であったのだ。翌日、事件は思わぬ展開を見せる。事件に深い関わりがあると思われていたピエール・フレイが路上で死体となって発見されたのだ。至近距離で撃たれたものと判断されたのだが、周りには彼の足跡以外なく、目撃者もいなかった。ただ、悲鳴と「二発目はお前にだ。」という言葉を耳にしたのみであった。果たして、フェル博士は二つの殺人の謎にどのような答えを出すのか?説明するまでも無いかも知れませんが、密室ものの傑作とされる作品ですね。フェル博士の密室講義があまりにも有名です。翻訳に問題があるとしばし言われていますが、それを差し引いてもミステリーファン必読でしょう。この作品にだけではなく他の作品群も含めて、病みつきになること請け合いです。贅沢過ぎ・・・限界超えてますヨーダすげぇ・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月13日
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6/12(日)おはようございます。いつもコメント、応援頂きありがとうございます。このブログも初めてから10ヵ月を超えました。ここまで続けてこれたのは、皆様の応援の賜物だと思っています。感謝世の中星の数ほどあるブログの中で、ご訪問頂けるありがたみをいつも感じながら、これからも頑張っていきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。水野敬也『四つ話のクローバー』文響社。人生にとって大切な要素である「成功」、「幸せ」、「人間関係」、「死生観」について、4つの話を通じ、著者は語りかけます。「深沢会長の秘密」頭部が馬なのに、スーツを着こなすベンチャー起業家の深沢響(深い影響=ディープ・インパクト)が語る「たった一つの成功法則」とは?「では言おう。この世界に存在するたった一つの成功法則とは――」「成功法則とは?」「『頑張る』。以上だ」「ハッピーコロシアム」「紅白歌合戦」を遥かに超える視聴率を叩き出している番組とは、金持ちの男と貧乏人の男を比べ、どちらが幸せかを脳内神経伝達物質計測装置によって計測された幸せ指数により決めるライブ番組だった・・・。「見えない学校」不運にも駅のホームで地縛霊になってしまった男が、生き返る事を望み「あの世の学校」で様々な事を学ぶのだった・・・。「氷の親子」死ぬことを運命づけられた親子が深夜の遊園地で行われる「行先の決まった最後の旅」に出る。夜が明け、命のともしびが消えた時、かすかではあるがそこには希望が残っていた。そしてまた新たな一歩を踏み出すのだった・・・。あっという間に読めます。そういった意味ではコストパフォーマンスが悪いです面白いのは面白いのだけど、「夢をかなえるゾウ」の2番煎じは否めない感じがするのが唯一の難点でしょうか。ただ、そう言いつつも読んでしまう僕のような人間もいるし、難しい自己啓発本を敬遠される方にはもってこいの本ですね。笑える自己啓発本に興味がある方にはおススメです。【送料無料】四...価格:1,500円(税込、送料別)そういう事だったのか・・・マサ子さんの顔が見たい!忍耐の賜物・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月12日
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6/11(土)おはようございます。結構強い雨です。今日はちらっと買い物に出て、後は家でゆっくりです。皆様も日頃の疲れを癒して下さいね。仕事の方は頑張って下さい真保祐一『連鎖』講談社文庫。チェルノブイリ原発事故。それによって放射能汚染食品がヨーロッパから検査対象外の第三国経由で日本に輸入されていたという大きなそのスクープをものにしたフリーライターの竹脇が自殺を図った。新たなネタを掴んで動いていた矢先の自殺で、それは極めて不自然さが漂うものだった。かつての恋人で、今は竹脇の妻、そんな女性と不倫をしている検疫官の羽川は、親友である竹脇の自殺を知る。不自然な竹脇の自殺の真相を追う羽川は、一方で厚生省の元食品衛生監視員として汚染食品の横流しを調べていた。やがて、横流しの実態が明らかになり、芋づる式に闇ルートが浮かび上がってくることとなった。また、そこには竹脇の足跡も同時に残っていたのだった。そして真実に迫る羽川に、死を想像させる脅迫が舞い込んでくる・・・。著者のデビュー作。綿密な調査のもと書かれた力作にして、第37回江戸川乱歩賞受賞作。この後に続く「取引」、「震源」、「盗聴」など2文字のタイトルが多い作家です直近の作品とは色合いが違うので、初期の作品群を読んでいない方は読まれることをおススメ致します。「ホワイト・アウト」をご存知の方も是非どうぞ。【中古本】 取引...価格:200円(税込、送料別)怖ぇ~よ・・・どうもすみません・・・バスに座布団1枚!励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月11日
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6/10(金)おはようございます。金曜日。土日休みの方はごゆっくり、お仕事の方は方の力を抜いて、ともにリフレッシュしてまた頑張りましょうね。伊東計劃『虐殺器官』ハヤカワ文庫。サラエボが核爆発によって吹き飛ばされた後も、テロの嵐は治まる気配が無く、内戦や民族間の争いが頻発していた。先進諸国はテロ排除のため、IDチップを埋め込み個人認証を行い管理体制を強化していた。クラヴィス・シェパード大尉はアメリカ情報軍・特殊検索群i分遣隊に所属しており、そこは特殊部隊の中で唯一要人暗殺を行う部隊であった。マインド・コントロールとハイテク装備のもと紛争地域へ潜入、冷酷な殺人マシーンと化し任務を遂行していた。そんな中、後進諸国各地で起こる内戦や民族虐殺のの背後に常にその存在を囁かれる男がいた。米国人のジョン・ポールという男で、彼が行く先々で大量虐殺が起こると言うのだ。クラヴィスはチェコ、インド、アフリカと彼を追っていくのだが・・・。一体ジョン・ポールの目的とは何なのか?そして彼が操ると言われる「虐殺器官」とは?著者のデビュー作にして、「ベストSF2007」国内篇第一位、「ゼロ年代SFベスト」国内篇第一位になった作品です。SFはミステリーほど読まないのですが、物凄い才能が垣間見える作品ですね。面白かった。ストーリーはシンプルなので、あとは読んでのお楽しみということで残念なことに著者は早逝されたのですが、今後新たな作品が読めないだけにこの作品は輝き続けるのではないでしょうか。おススメ致します。 【送料無料...価格:756円(税込、送料別)激しいね・・・場所違くね?ブログ辞めて猫になる励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月10日
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6/9(木)おはようございます。円/ドルも再度の79円台。円高というよりはドル安でしょうけれど、しばらく反転は厳しいかもしれませんね。財政が厳しい中で、頼ることが出来るのはドル安による輸出拡大でしょうから。日本企業の底力あってこそ、取れる政策なんでしょうけどね。東野圭吾『真夏の方程式』文藝春秋社。柄崎恭平は両親の出張のため、父の姉夫婦のもとで夏休みの残りを過ごすことになった。恭平の伯父・重治と伯母・節子の営む「緑岩荘」という旅館は玻璃ヶ浦にあって、電車でそこへと向かっていたのだが、目の前に座る縁なしの眼鏡をかけた背の高い男性から声を掛けられ、玻璃ヶ浦でどこか泊まれる場所を知らないかと尋ねられた恭平は迷わず「緑岩荘」を教えた。恭平が「緑岩荘」に着いて、しばらくすると伯父夫婦の娘・成実が帰ってきた。成実は玻璃ヶ浦の奇麗な海を守るべく環境保護運動に沢村というフリーライターと携わっていて、少し前まで行われていたデスメック社の海底資源開発についての説明会に反対派として出席していたのだった。するとそこに恭平が電車で一緒だった男性がやってきた。男性は湯川と言い、帝都大学准教授で成実が出席していた説明会の関係者であった。寂れていく一方の玻璃ヶ浦では「緑岩荘」も例外では無く、宿泊客も湯川の他には、塚原と言う初老の男性だけだった。ところが、その塚原が行方不明になり、翌朝になって海岸の岩場で死体となって発見された。頭の傷から酔って岩場より転落したものと思われたが、解剖の結果一酸化中毒と分かり他殺が濃厚になった。塚原の身元を調べると、定年退職した元警視庁の刑事で、どうやら刑事時代に殺人罪で逮捕した仙波という男に絡んだ何かを調べていたようだった。捜査本部が設置され、警視庁の刑事・草薙は断られると思いながらも、湯川に協力を求めると湯川はそれを承諾する。草薙は湯川が何か既に感づいていることを知り、内海とともに東京で出所後の仙波の居場所を突き止めるべく捜査をするのだった。捜査は進展し仙波の居場所が分かる傍らで、湯川もまた真実に迫っていた。そんな折、重治夫婦が突然自首をしてきた。重治の不自由な体で死体を岩場まで運ぶのは無理だと思われたが、沢村がそれを手伝ったと同じく自首をする。湯川は仙波に会うために一旦東京に戻り、仙波が入院する病院で話をし、自分の推理に確信を持つが証拠はなく、仙波が真実を墓場まで持っていくことは明らかであった。湯川はある人物の人生を狂わせる事を防ぐため、玻璃ヶ浦に戻るのだった・・・。ガリレオシリーズ最新刊。面白かった。ガリレオと加賀恭一郎とどっちかと言われたら困ってしまうね。今回の結末は玉虫色になってますが、湯川の優しさが身に沁みるとだけ言っておきます。これもドラマ化されそうな気配・・・。【送料無料】...価格:1,700円(税込、送料別)透明人間?・・・コーチにっこり雷の正体はあなたでしたか・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月09日
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6/8(水)おはようございます。ちょっと疲れ気味。頑張っていきましょう!垣根涼介『月は怒らない』集英社。梶原は多重債務者の借財の整理を生業としていて、ある日、債務者の戸籍謄本を取りに訪れた市役所である女性を見た瞬間、その女性に眼が釘付けになってしまう。そして、破れかぶれに誘いをかけて、いまこうして付き合っている。名前は恭子という。弘樹は大学生で、ある日、バーでチンピラに絡まれて目の前で転んだ女性を助け起こした瞬間、恋に落ちていた。合気道を祖父から習っていたものの、多勢に無勢、入院することとなった。見舞いに来た女性に捨て身の誘いをかけて、今こうして付き合っている。名前は恭子という。警部補の和田は、妻との仲も冷え切っていた。そんな中、勤務先である交番近くの市役所に自転車で通う女性を見るのがいつしか楽しみとなっていた。そんな彼女がある日、夜の公園で佇んでいるのをパトロール中に見た和田は、また会えることを願ってしばしば公園を訪れるようになった。そして、再度会えた公園で友達になって欲しいと彼女に懇願する自分がいた。条件付きの友人関係ながら和田は満足だった。彼女の名前は恭子という。彼女はプレゼントも何も欲しがらず、謎に包まれた女性だった。そんな彼女を訝しく思いながらも、3人はますます惹かれていくのだった。彼女は誰も寄せ付けない強固な部分があって、何かを手探りで探しているように見えながらも、どこか浮世離れした女性であった。しかし、彼女はある決断をすることにした。彼女の決断とは一体何なのか?そして彼女が求めていたものとは?小説「すばる」で連載していたものの単行本化。著者のことばをそのまま借りると、「サウダージ」や「クレイジーヘブン」の世界観に共通する系譜として読んで欲しいということらしいです。ネタバレのなってしまうので詳しく書きませんでしたが、人が求めているのはそれぞれ違っていて、それを埋めるもの、埋めてくれる人を探しているということは共通しているということかな。サクっと読めましたが、考えさせられることがある作品でした。難し過ぎたようです・・・俄然不安・・・こんなチュッパチャップス望む・・・懲りずに下ネタ励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月08日
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6/7(火)おはようございます。東京電力の株価も下げ止まる事を知りませんね。これも早めの対応がなかったせいでもありますね。株主責任を明確化にして、例えば減資なり、原発部門分離なりをして公的資金を入れるなどを早めに打ち出した方が、株価にとっては良かったかもしれません。株価が下がる評価損が増えるマインド低下の悪循環に陥っている気がします。これでは景気の先行きに慎重な中、消費意欲は起きないですね。やれやれ。大沢在昌『新宿鮫X 絆回廊』光文社。新宿署の鮫島はある家電量販店でヤクの売人である露崎を見かける。露崎は昔かたぎの売人で物も良く、あくどい商売をしないことである種の敬意を払われている男だった。そんな露崎だったが、あろうことか鮫島にヤクの受け渡し現場を見られたことで、ある情報と引き換えに見逃してくれるよう持ちかける。それは、出所したての白髪の大男が露崎に対して「須動会」を口にし、拳銃を融通してくれるよう頼みに来たと言うのだ。しかもその銃で警官を殺すと言っていたとのことだった。鮫島は署内で唯一心許せる、生活安全課課長の桃井に相談をする。桃井は松沢という須動会にいた男が指定広域暴力団・関東共栄会の2次団体である栄勇会へ移ったことを鮫嶋に教える。鮫島は引退した「須動会」の組長・姫川のところへその男と松沢について心当たりがないかどうかを聞きに行く。すると松沢は今は吉田という姓に代わっていて、それは女房が残留孤児2世でその日本姓を名乗っているらしいとのことだった。そんな折、鮫島の恋人である晶がボーカルを務める人気バンド「フーズ・ハニィ」に対して、覚醒剤使用容疑で内偵が入っていることを鮫島は知る。そのことが明らかになった場合、鮫島が辞めることを何よりも願っている勢力にとってはまさに打ってつけの口実となる事を知っている桃井は、もしそうなった時には決断が必要だということ鮫島に告げる。一方、鮫島が聞き込みを行った姫川が殺されるに至って、事件は結束が強く、何をも恐れない過激なグループである「金石(ジンシ)」が関わっていることがわかる。ところが、「金石」を調べていくと内調(内閣情報調査室)の下部機関が情報を押えているという壁に突き当たる。しかもそこには、鮫島の同期で、ある事件により依願退職をした香田が在籍していた。どうやらエス(情報提供者)が「金石」と関係があるようだった。「金石」は鮫島に協力をしてくれていた露崎をも殺してしまう。白髪の大男の手掛かりは潰えたかに見えたが、法務省からの出所者回答から、白髪の大男が樫原ということがわかる。そして樫原が殺そうとしている警官とは桃井である事もわかるのだった。栄勇会と樫原に何らかのつながりある事を知った鮫島は、栄勇会本部に出向き、組員に連絡を取らせて、吉田と話をする。樫原の居場所を教えろと話す鮫島に、吉田は明日の夜まで時間をくれといい鮫島は了承する。その間、ついにメンバーから逮捕者が出た晶は記者会見を行い、鮫島とはとうの昔に別れたというコメントを発表する。全ては鮫島を想ってのことだった。悲しみを背負いながらも、桃井の命を救うべく、鮫島はついに香田に樫原の情報を取りに行くことにした。香田は鮫島に対し、憎しみ、叩き潰したいと思っていたことを吐露しながらも、最後には鮫島に樫原の身元引受人を教える。樫原の身元引受人は笠置敏美という男で、バー「松毬」を営んでいた。「松毬」へと向かった鮫島と桃井は、そこに思わぬ人物がいることに気付いた。樫原の息子であり、内調のエスであり、「金石」へヤクを流している張本人である陸永昌であった。そして、樫原が現れた時、また悲劇が起こる。もみ合いの中、笠置の銃弾が桃井の命を奪ったのだ。そんな中、這う這うの体で逃げることに成功した永昌であったが、実は鮫島を殺すべくヒットマンを呼び寄せていたのだった・・・。恐らく本書を通じて著者が訴えたい大きなテーマは「別れ」かな。恋人、恩人、上司、息子との別れ・・・それに対してどうすることも出来なかった自分に無力さ・憤りなどが切々と伝わってきます。新宿鮫シリーズ、これからの展開は難しいと思うわ。楽しみでもあるけど。【送料無...価格:1,680円(税込、送料別)サング(ラ)スあるそうです・・・ハト使い?・・・普通入れませんが・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月07日
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6/6(月)おはようございます。今日も暑くなりそうですね。今週も頑張っていきましょう!昨日は温かいコメントありがとうございました東野圭吾『時生(トキオ)』講談社文庫。宮本拓実と妻の麗子は、息子の時生(トキオ)がグレゴリウス症候群に罹っていることを知った。麗子の家系には過去同じ病気で死んだ人間が何人もおり、妊娠した時に堕胎することを麗子は決めていたのだが、拓実の強硬な説得によって生んだ子であった。そんな時生はすくすくと育っていくが、中学校も卒業間際という時になって発症したのだった。有効な治療法が無いその病気に罹った息子の最期を見守るしか出来ない拓実と玲子であったが集中治療室の外で「その時」を待つ麗子に、拓実はある言葉を告げた。「ずっと昔、俺はあいつ(時生)に会ってるんだ」。そして拓実は、23歳だった自分に、時を越えて会いに来た息子の事を語り始める。出会いは浅草の「花やしき」だった。そのころの拓実は何をしても長続きせず、同棲している千鶴のヒモ同然の生活を送っていた。悪質なキャッチセールスを先輩とともにしていた拓実にトキオと名乗る青年が近づいてきたのだ。住む場所も無く、お金も殆ど持っていないトキオを何となく見捨てておけない気分になった拓実はトキオを部屋に連れて帰る。トキオと暮すようになってから日が経ったある日、千鶴が拓実に警備員のアルバイトの面接を受けるように言ってくる。お金を渡され、しぶしぶ面接に行った拓実はお金を無駄遣いしたばかりか、面接官と喧嘩をし帰って来てしまう。そしてその夜千鶴は部屋に戻る事無く、失踪してしまう。千鶴の行方を探し始めた拓実だったが、トキオは千鶴とは結ばれないことを拓実に告げる。それを完全否定し、なおも千鶴の行方を探そうとする拓実にトキオは一緒に探す条件として拓実を過去捨てた実の母に会うことを何とか納得させる。わずかな手掛かりをもとに千鶴を探していく内に、どうやら千鶴は男と一緒に逃げていて、何かの事件に関わっているようであった。ヤクザや政治家などが関わってくるに及んで、遂に千鶴の行方が分かった。一緒にいた男は岡部といい、某通信会社で賄賂を政治家に渡していたという証拠を握る重要人物だったのだ。やがて事件が解決し、千鶴と本当の別れをした拓実は今一度、母と会うことを決意する。そしてトキオは自分の役目は終わったかのように姿を消すのだった・・・。ん~っ、上手く紹介出来てないかも?ダメ男だった拓実が未来から来たトキオによって変わっていくというのがメインに据えられているのですが、正直あまりにダメ男過ぎ・・・。それでもお父さんのことが大好きなトキオの一途さには心打たれるものがありました。麗子との出会いもラストに出てきて、その出会いにトキオが果たす役割には感動されることと思います。奇しくも今日は、ガリレオシリーズ最新作「真夏の方程式」が出る日。また楽しみが増えそうです。【送料無...価格:790円(税込、送料別)サメがこんなところに・・・ラブ注入~・・・休憩場所ちゃうで~励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月06日
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6/5(日)今晩は。ただ今戻りました。が、疲れましたので、申し訳ございませんが、読書日記の更新はお休みします。皆様のおかげで10万アクセスを超えることが出来ました。大変感謝しております。今後ともよろしくお願い致します。激痛だと思うわ・・・アホやなぁ~・・・.gif" alt="funny gifs" />負けず劣らずアホやわぁ~・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月05日
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6/4(金)おはようございます。これから大阪へ出掛けます。帰るのは明日になるので、ブログのアップが遅れますので、よろしくお願い致します。先日、このブログで紹介した『ユニクロ帝国の光と影』ですが、出版した文藝春秋社を相手取ってユニクロが差し止めと、損害賠償2億2千万円の訴訟を起こしましたね。かなり痛い所つかれたせいなのか、それとも事実無根のことなのか、興味沸きますね。桐野夏生『ファイアボール・ブルース』文春文庫。新興女子プロレス団体PWPに所属する火渡は元アマレス王者で、「ファイアボール」とも言われるストロング・スタイルのプロレスでファンを惹きつけていた。その付き人である近田は、火渡に憧れてOLから転身を図った変わり種だったが、いまだに1勝も出来ず、後輩にも負ける日々が続いている。団体の中はそれこそ有象無象だらけで、例えばアロウ望月は社長のお気に入りで後輩苛めをするのが何よりも好きなレスラーだった。そんな折、レッスルジャパンのリングに変則男女混成タッグマッチで火渡が出場することになる。ところが、タッグパートナーのイヤらしい行為に激怒して、ジェーンという女性レスラーが試合中にリングを去ってしまうという前代未聞の事が起こってしまった。そして、彼女はそのまま行方不明となり、身元不明の遺体として発見されることとなった。火渡は彼女が何故殺されたかを知ろうと、プロレス記者の松原と付き人の近田とともに真相究明に乗り出すのであった。また、プロレス業界の光と闇の部分を身を持って感じた近田は、火渡に突き放されることを繰り返しながらも成長を遂げ、遂に念願の初勝利を挙げるのだった。面白かった。一気読み。殺人事件の謎は物語には大きく影響していない感じです。それよりか、虐げられながらも火渡に懸命についていこうとする近田の成長を綴った物語といった方が良いかもしれません。爽やかなエンディングでした。続編も出ていますね。【中古本】 ファイアボー...価格:200円(税込、送料別)具になりたいお祈り中・・・ちょ、ちょっと待った・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月04日
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6/3(金)おはようございます。不信任案否決!会見を聞いていましたが、菅首相も退陣を明言している訳じゃないし、何よりフラついていたのは鳩山さんでしたね。そりゃ、小沢さんも激怒するわ今日はいい天気になりそうです。元気を出していきましょう!結城昌治『ゴメスの名はゴメス』光文社文庫。政情不安まっただ中のベトナムは内戦下にあり、前任者かつ親友でもある香取の行方を探すために、坂本はサイゴンへ赴任する。親友でもある香取の身を案じているのは当然だったが、それ以外にも香取の行方に執着するのは訳があった。坂本は香取の妻と不倫関係にあったからだ。ベトナムには多少の土地鑑があり、顔見知りの記者・森垣や中華料理店を営む陳などに香取の行方を尋ねると、口をそろえて「香取は死んだ」と言う。諦めきれない坂本は、独自に香取の行方を追うことにしたのだが、尾行されていることに気付くのだった。そのことを確認するため、坂本は尾行していると思わしき男に挨拶をするのだが、男はわずかに表情を変えただけで、何も言わずに去ろうとする。坂本の勘違いだったかと思われたその瞬間、銃声が鳴り響き、男は倒れてしまう。男は死に際に「ゴメスの名は・・・」と言い残しそうこうしているうちに、主人公は自分が尾行されているらしいことに気づく。疑惑を確かめるため、彼はわざと道を引き返して尾行者らしき男に挨拶をする。男はぎくりとするが、そのまま何も答えずに歩き去る。気のせいだったかと思った瞬間、銃声が鳴り響いて男が殺される。男は「ゴメスの名は・・・」と謎の言葉を言い残し死んでしまう。坂本は現地警察のギア刑事に尋問を受けた後も、香取の行方を追い続けていき、ついに衝撃の事実を知る。香取は解放戦線のスパイ組織に取り込まれ、既に敵対勢力に殺されていた。そして坂本自身も巻き込まれ、監禁されてしまうのだった。果たして、坂本は生きて日本に帰ることが出来るのか?また「ゴメスの名は・・・」とは一体何を意味するのか?スパイ小説の嚆矢と言われ、著者の作品の中でも傑作の呼び声が高いものですね。以前から読みたくて古本屋さんなどを巡ってようやく手に入った時はガッツポーズでしたが、最近光文社文庫で復刊したので今は楽勝です。1962年の作品ですが、色褪せることがない本格物としておススメします。【送料無料】ゴ...価格:560円(税込、送料別)ご冗談はおよしになって・・・エロウータン??お茶目なアンパイアだね・・・終わり良ければ・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月03日
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6/2(木)おはようございます。冴えない天気。今日、内閣不信任案が可決されそうですね。これで、総理大臣が代わることになると、また短命ということで、国としてのリーダーシップが国際的に問われることになりそうです。だから株式市場も日本だけ取り残されているんでしょうね。自分の身は自分で守らないといけない時代が鮮明化してきた感じです。頑張りましょうね。山田正紀『女囮捜査官 味覚』幻冬舎文庫。新宿駅西口のホームレスがたむろするダンボールハウスで若い女性の死体が発見される。上半身だけがダンボールハウスに投げ込まれていたのだ。事件前日にその女性がワインを持って新宿駅西口通路に立っていたという目撃証言が得られたのだが、身元は判らずじまいで捜査は難航が予想されるのだった。そんな折、特被部に1本の電話が入る。それは明日の午後3時に新宿駅西口地下通路にワインを持った女性が現れ、その女性を見張っていれば犯人も現れるというものだった。同時に、先日殺された女性の身元をも話し、電話は切られた。早速張り込みに向かった志穂、水樹、広瀬は、大きなスーツケースとワインを持って立っている女性を見つけた。ところが広瀬は気になることがあるらしく後から合流することを志穂に言い残して尾行を外れ、水樹も同様に女性が入って出てきた銀行が気になるらしく、その確認のため尾行を外れ、志穂一人がその女性を見張る形となった。志穂が訝しく思いながらも女性を見張っていると、そこに特被部部長の遠藤が現れる。気になることがあるとのことだったが、滅多に捜査現場に出向かない遠藤がやってきたことに志穂は驚きを感じ得なかった。女性を尾行していくと、どうやら山梨行きの高速バスに乗ろうとしているようだった。遠藤とともにバスに乗り込もうとすると、面が割れている可能性を指摘され、志穂は取り残される形となった。取り残された志穂が西口地下通路に戻ると、騒然とした雰囲気になっており、嫌な予感を禁じえなかったが、その予感は当り、そこには広瀬が死体となって横たわっていた。そして山梨行きのバスの乗り込んだはずの遠藤も行方不明になり、そのバスに残されたスーツケースから尾行していたはずの女性の死体が発見されたのだった。それに続くかのように、水樹から志穂の携帯に電話があり、「さいじょう・・・ソムリエ・・・シャンパン」という言葉を残して電話は切れてしまい、水樹もまた死体で発見される。そして相模湖から顔が潰された身元不明の死体があがり、死体に引っ付いていた背広の一部から、どうやら遠藤らしいことがわかる。一方、志穂が暴漢に襲われた際に目に留めたバッジから、それが「美食倶楽部」のものであることを突き止めた東京地検「本部事件係」の那矢検事は、「美食倶楽部」への潜入捜査(囮捜査)を志穂に依頼する。「美食倶楽部」は各界の著名人で構成されていて、現在の警視総監もメンバーであり、迂闊に動くと捜査自体が潰されてしまう恐れがあるため、志穂が囮として潜入し証拠を掴んでほしいとのことだった。そして志穂が「美食倶楽部」のホステスになるためのオーディションに合格し、ワインを持って新宿駅西口地下通路で待っていると、黒塗りのベンツがやってきた。それに乗り込みワインを口にした志穂は眠り込んでしまう。目覚めた時、志穂は目の前にいる人間を見て全てを悟るのだった。その驚愕の真実とは何なのか?女囮捜査官シリーズ完結編です。このシリーズはミステリ作家の間でも評価が高いシリーズですね。しかし、予想外の結末でした。読み始めた時、もしかしてと思う部分はあったのですが、この終わり方できたかという感じです。この著者はとにかく幅広く色々なジャンルの作品を書いていますが、その中でも出色の出来だと思います。人によっては苦手な方もいるかもしれませんが、読んで損はないことは思います。意味不明・・・何かが違う・・・ノッてるかい?・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月02日
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6/1(水)おはようございます。6月。休みが無い月ですが、体調管理をしっかりして頑張っていきましょう!石持浅海『ブック・ジャングル』文藝春秋社。綾西市が綾北市を併合したことによって、幼いころから通っていた図書館が閉館になる。そして、そのことを秋元から知らされた沖野は最後の別れをすべく綾西市に戻ることにした。秋元が気を利かせて図書館2Fのトイレの窓の鍵を開けておいてくれていたのだ。一方、百合香も図書館司書の父を持ち、幼いころから親しんできた図書館が閉館になることを知り、父に頼んであったにも関わらず忘れられた「バオバブの木」という除籍された児童書を取りに、図書館へ真優と一実と忍び込むことを決めていた。奇しくも同日の夜に忍び込み、鉢合わせになった5人であったが、そこで思いもよらない事に遭うこととなった。何者かがラジコンヘリを使って襲ってきたのだ。ラジコンヘリには針のようなものが付いており、それに刺された真優は死んでしまう。毒針であった。電波障害で携帯も使えなくなっており、4人は脱出することに望みをかけて闘う。ヘリは3機飛んでいて、敵は3人と思われた。沖野と秋元は知恵を使ってヘリを叩き落としていくが、予備を用意しているらしく埒が明かない。そんな中、ようやくヘリを操縦している敵の1人を捕えることに成功した。しかし、ヘリの毒針によって殺されてしまう。沖野と秋元は、百合香が狙われていることに気付いていた。忍び込むことは誰にも明かしていないはずだったのだが、どうやら一実が百合香の父と内通していたようだった。どうして百合香の父が百合香の命を狙うのか?そして、どんな結末を迎えるのか?サラリーマンと2足の草鞋を履く作家・石持浅海、やるなぁ~。図書館という限られた空間で起こる殺人と、その背景にある様々な人間模様が上手く書かれています。ラジコンヘリとの攻防のくだりが冗長気味ではあったけれど、面白かった。お気に入りの作家の一人で、デビュー作から全部読んでいます。結構多作で、よく執筆している時間があるなといつも思っています。【送料無料】ブ...価格:1,680円(税込、送料別)これはっ!・・・怖すぎ・・・一体誰が買うの?下ネタじゃねぇか・・・その2励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月01日
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