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10/31(月)おはようございます。今日で10月も終わり。明日からは冬服にしようかな。今週は木曜日休みなので少しは気が楽ですね。さあ、1週間頑張っていきましょう!東野圭吾『聖女の救済』文藝春秋。真柴綾音と真柴義孝夫妻は離婚することになっていた。義孝のライフプランにはある時期が来たら子供を作ることが予め決められており、それが無理である場合離婚すると言うものだった。作りものの笑顔を張りつかせて、その夜に綾音が主催するパッチワーク教室の講師にして愛弟子の若山宏美、猪飼夫妻を招いてのパーティーが始まった。子供を授かったばかりの猪飼夫妻は幸せそうであった。パーティーが終わって、綾音は父の具合が悪いと言って札幌の実家に帰る事を宏美に告げた。その数日後、宏美は自宅で死んでいる義孝を発見する。死因は亜ヒ酸による毒殺で、飲んでいたと思われるコーヒーに混入されていた。捜査に駆り出された草薙と内海であったが、草薙は綾音を一目見て茫然とする一方、内海はひょんなことから綾音に疑いを持った。しかし、綾音には犯行当日札幌の実家にいたというアリバイがあり、毒物の混入経路も依然として不明なままであった。捜査を続けていくと義孝の女性関係が派手だったことが分かり、どうやら現在付き合っているのは宏美で、しかも妊娠しているらしかった。どうしても綾音犯行説が捨てきれない内海は、湯川に捜査の協力を依頼する。 綾音が離れた場所から義孝を殺したトリックを解明して欲しいと言うものだった。しかし、湯川をもってしてもそのトリックの解明に苦戦する。ようやく出した答えをもとに内海にある指示を出した湯川だったが、その指示を行った内海からの報告を聞いて湯川は驚きを禁じ得なかった。湯川が出した答えとは、『虚数解』、理論上はあり得ても、現実にはありえないという実に奇妙な結論だった。そのトリックとは一体何なのか?タイトルにある「聖女の救済」も意味深ですね。ある意味「容疑者Xの献身」を暗示させるような感じです。ガリレオシリーズは安心して読めますね。これも面白いです。ガリレオシリーズ最新作の「真夏の方程式」より個人的には面白いと思います。ますます円熟の境地を感じさせる出来栄えです。【送料無料...価格:1,700円(税込、送料別) そうだったのか・・・着地失敗~犬の社会も厳しそうですいつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月31日
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10/30(日)おはようございます。今日は少しゆっくりの更新です。天気は下り坂のようですね。体調を整えて明日に備えたいものです。良い1日でありますように。有栖川有栖『闇の喇叭』講談社。広島、長崎のみならず、京都にまで原爆を落としされたことで、日本はついに無条件降伏をし、北海道はソ連、沖縄はアメリカの統治下に入り、北海道はソ連の意向のもと「日ノ本共和国」として独立を果たした。そして平世21年においても、日本国内では北のスパイが暗躍、政府は警戒を強め、統制は厳しいものとなっていた。徴兵制がしかれ、テレビ・新聞は報道規制を「受けていた。私的探偵行為は重罪とされ、探偵狩りが行われていた。空閑純(そらしずじゅん)は、警察が直せない世の中の歪みを直す探偵として名を馳せた両親に育てられが、母親はある事件を追う最中に行方不明となっていた。純が巻き込まれるのを恐れた父親の誠は母の出身地である奥多岐野に移住し、絵本作家として生活をしていた。奥多岐野は長閑で、純は同級生の有吉景以子、小嶋由之らと平和な高校生活を過ごしていた。町の名物男で本業は酒屋だが、北のスパイ狩りと称してパトロールを行っている伊敷、多岐野鉄道で唯一の若手運転士・福永、町では新参者で東京から来た白石などともそこそこ上手にやっていた。そんな平和な町で身元不明の男性の死体が見つかった。山道で見つかったその死体は、死後5日程経っているようだったが、首には索状痕があり明らかに殺されたものであった。徴兵制が敷かれており、その際に指紋も登録されることもあって、身元は簡単に割れるものと思われたが、登録にない死体だった。北が絡みそうな事件となり、中央警察から明神警視監がやって来て指揮を執ることとなった。明神は帽子を被りサングラスをした謎の女が奥多岐野をうろついていたのを見たと言う伊敷か事情を聴くが、駅のらくがき帳に「わたしはわたしになりたい。自分探しの旅の途中にて」という書置きがあったことなども大して捜査に役立つとは思えなかった。明神はあちこちで事情聴取を続け、純の家もその例外ではなかった。ところが伊敷が海慧鼻のがけ下で死体となって見つかったのだ。死体からは睡眠薬が検出されたことから他殺で、明らかに身元不明の殺人事件と関係があるように思われた。明神がミスに気付いた時には、すでに駅のらくがき帳はなくなっていた。伊敷との金銭関係のもつれがあった者は3人に絞られた。白石、景以子の母・すゞ子、伊敷の妻・黎子であった。いずれもアリバイが成立しているとはいえない状況だった。そんな中、明神は行方不明の女が実は身元不明の死体の本人ではないかと閃き、確認を行うとその通りであることが判明した。捜査は一気に進展するかに思われたが、がけ下にあった伊敷の死体の意味が分からない。誠は現場へ純とともに出向き、純の推理を聞き、そして純の推理がほぼ当たっていることを告げた。純はそれをどう警察へと伝えるかに腐心していたが、家に人だかりが出来ていることを聞き、家に戻ると、そこには明神が父を逮捕するところであった。誠はマークされていたのだ。連行される前に、誠は言った。トリックについては間違いないが、犯人は純が推理した白石ではないのだと・・・。少女探偵・ソラの誕生前夜として書かれた作品。同時にソラが初めて手掛ける事件として「真夜中の探偵」というタイトルで刊行されてます。時代背景が強引な気がしないでもないけれど、トリックはよく考えられています。本格の拘る作者ならではですね。最近ブログで紹介した作品とプロットが一部似ているところがあります。興味がある方は読んで、是非指摘下さい。【送料無料...価格:1,680円(税込、送料別)こんなアメちゃんは・・・肺活量の勝負・・・ぬくもりが大事・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月30日
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10/29(土)おはようございます。いい天気が続きますね。もうすぐ10月も終わり、今年もあと2ヵ月。振り返って後悔がないように残り2ヵ月を過ごしていきたいですね。良い週末を。沼田まほかる『9月が永遠に続けば』新潮文庫。水沢佐知子は精神科医の夫・雄一郎と別れ、一人息子の文彦と暮らしていた。雄一郎は性的暴力を受けてトラウマを持った亜沙美を患者としてカウンセリングしているうちに亜沙美と関係をしてしまい、佐知子を捨てて亜沙美とその娘の冬子とともに現在暮らしていた。41歳の佐知子には息子には言えない秘密があった。それは免許を取得すべく通っている自動車学校の教官である犀田と関係を持っていたのだ。犀田に別れた雄一郎の影を見た瞬間から、その年下の男のが忘れられなくなった挙句の果てのことであった。そんな折、高校生の息子・文彦が失踪した。同級生の服部ナズナを家に送って、ゴミを出しに行ったまま忽然と姿を消したのだった。動揺した佐知子は雄一郎に連絡をするが、雄一郎にも事情があるようであった。一向に文彦の行方が分からないまま、佐知子はある新聞記事を目にした。犀田が電車に轢かれ死んだという記事であった。犀田が冬子の写真を定期入れに入れていたことを事情聴取を受けた雄一郎から佐知子は聞かされた。また、冬子が文彦と何らかの関係があることも、文彦の友達などの話からわかったのだった。そんな冬子が自殺を図ってしまう。その背景には、佐知子を慄かせる雄一郎と亜沙美の忌まわしいまでの過去が関係していたのだった・・・。第5回ホラーサスペンス大賞受賞作。ん~、明るさが無い物語。後味は良くないです。これでもかという位、どろどろした人間関係が炸裂!ジャック・ケッチャムを彷彿させる嫌な感じ。人物描写は優れたものがあり、こういうのが好きな人は好きなのだろうなぁ。【送料無料】九...価格:660円(税込、送料別)何か間違ってる・・・舎弟関係・・・意味が・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月29日
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10/28(金)おはようございます。昨日は沢山のお悔みを頂きありがとうございました。いつもは1つ1つ返信をお返ししているのですが、ちょっと出来そうにありません。ここにハンドルネームだけ挙げさせて頂き、御礼とさせて頂ければと存じます。「暑がり屋」さん、「たけちゃん0219」さん、「igaiga」さん、「みゃ~おん」さん、「Maryu21」さん、「MrTangent」さん、「悠々愛々」さん、「シトラス7」さん、「ふくろう狸」さん、「mamatam」さん、「てんてん(´・ω・`)」さん、「ききなちゅ」さん、「ハック2600」さん、「ニゲル0802」さん、「陸抗」さん、「hitomi3976」さん、「楽天のねこ」さん、「だき」さん、「あんポンたん」さん、「暗黒寺壱級」さん、「パンナ321」さん、「kmimk」さん、「take-yagi-ushi」さん、「レトロ(^^)」さん、「葉月惺」さん、「レイちゃんの赤い靴」さん、「 パパ メイアン」さん、「2940ちかりーぬ」さん、「ユニコーン111」さん、「bbマッキー」さん、「O.Lois」さん。一昨日にコメント頂いた「Huちゃん」さん、「英坊2」さん、「クマチャンシェフ」さん、「むんろー」さん、「nonoka7」さん、「hnkh326」さん、「jay gatby」さん、「ヒーリングルーム美音」さんにも御礼申し上げます。ハンドルネームを挙げたことで気分を害された方がいらっしゃいましたらお詫び申し上げます。米澤穂信『遠回りする雛』角川文庫。短編集。7編を収録。「あきましておめでとう」奉太郎は千反田に誘われ初詣に出掛けることになった。巫女のバイトをする摩耶花の姿を見に行こうというのだ。ところが、ひょんなことから神社の納屋に二人きりで閉じ込められてしまった。奉太郎は大声で助けを呼ぼうとしたが、千反田がそれを止めた。由緒ある名家の子女として、この状況で助けられ、噂になるのは困るようであった。携帯電話さえ持っておらず、夜の寒さが押し寄せてくる中、奉太郎はどんな手段を使って、納戸から脱出するのか?「遠回りする雛」千反田の地元では旧暦3月に生き雛祭りがおこなわれる。奉太郎は、千反田に頼まれ、その祭りに参加することになった。12単衣をまとい町を練り歩く「生き雛」に傘を差しかける役であった。ところが、その練り歩くルート上にある橋が通行止めとなってしまった。手違いが生じて、通るべき橋が通れない事態となってしまったのだった。千反田の機転によって何とか生き雛祭りは無事終了したが、千反田はその手違いに違和感を感じ、奉太郎とともに真相を推理することにしたのだった・・・。古典部シリーズ第4作。何でも納得いかない事は追及しないと気が済まない千反田が、省エネ主義の奉太郎を巻き込んでいくパターンは相変わらず面白いです。このシリーズは読後すっきり感があって結構好きです。短編なので、あっさり読めるし、7編も入ってお買い得だと思います。【送料無料】...価格:660円(税込、送料別)ノリノリ~無理すると・・・愛情一杯励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月28日
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10/27(木)おはようございます。父が亡くなりました。昨日病院に向かって、着いた時にはもう息を引き取っていました。最後は安らかだったようです。もう少しだけでも生きていて欲しかったけれど、癌と宣告されてから3年近く精一杯頑張ってくれたのでしょうね。今日通夜で、明日告別式ですが、しっかり送り出してあげようと思います。読書の習慣は、本好きの父を見ていて、身に付いたようなものなので、感謝しています。毎週末に近所の図書館を2つも3つも車で回って、嬉々として本を借りてくる父の姿を思い出します。読書日記のブログを書き、曲がりなりにも、コメントを頂ける様になったのも父のおかげなのかもしれませんね。不謹慎でお気を悪くされる方もいらっしゃるかもしれませんが、供養の意味も込めて、ブログをアップ致します。昨日はたくさんの温かいコメントありがとうございました。田岡由伎『お父さんの石けん箱』角川文庫。父の名は田岡一雄、山口組三代目組長としてその名を知らぬ者はいない日本の極道のトップに君臨した男である。田岡に纏わる話は巷間に溢れているが、娘の目から見た父は、組員たちが威光をチラつかせ、肩で風を切って歩くことを嫌い、自らも刺青も入れず、堅気の人間以上に謙虚に生きようとして男だった。最後の博徒と言われていたが、競輪・競馬といった公営ギャンブルに押され、別のシノギとして芸能界へ進出、美空ひばり、田端義男などトップスターの興業を手掛けるに至った。麻薬の類は一切手を染めず、あくまでも合法的な収入源を持つよう組員を教育していた。家族に限らず誰にでも優しい田岡を慕う人間は多かったが、それでも家に爆弾が投げ込まれたりするのは日常茶飯事であった。父と2人きりで見た映画が、「ゴッドファーザー」と「三代目襲名」というのも印象に残っている。中学に入って少し経った時、山口組のことを尋ねると、父は「親睦団体」と答え、それに付け加えて、「人間てな、いや、男いうもんはな、弱いもんや。弱いから、淋しいから、ひとりでおられへん。そやから、みんなで集まって、嬉しいことは大きうして、悲しいことは小そうしようとするんや」と言った姿は、どこにでもいる優しい父だった・・・。暴力団を肯定する訳ではありませんが、いつ尽きぬ命であるからこそ、慕ってくる人間には優しくしようとする姿が目に浮かぶような、まさに娘だからこそ書けたものですね。僕も昨日、今日は特に、昔連れて行ってもらった所のことや、父の好きだった食べ物や映画などのことが走馬灯のように浮かんでは消えていくといった感じです。心に沁みる作品です。【送料無料】お...価格:700円(税込、送料別)人の名前か・・・殆ど出来ませんでした・・・これは憎らしいね・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月27日
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10/26(水)おはようございます。父の容態が変ったのことで病院から呼び出しを受けたので、これから向かいます。今日のブログはお休みさせて頂きます。ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願い申し上げます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月25日
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10/25(火)おはようございます。冬が近づいてきた感じですね。まだ暗い。ただ今年は何となく暖冬のような気がします。何となくなので保証は出来ないけれど。中々明るい話題が少ない世の中ですが、1日1日頑張っていきましょうね。神山祐右『サスツルギの亡霊』講談社文庫。フリーのカメラマンである矢島拓海のもとに、ある日1通の絵葉書が届いた。それは2年前に南極で死んだはずの兄・篠田英治からであった。英治は父の後妻の連れ子で、お互いわだかまりもあって、殆ど交流が無かった。そんな折、拓海に電話が入った。「兄の死の真相を知りたければ、南極に行くといい」という言葉を残して電話は切れた。その直後、拓海に南極越冬隊への密着撮影の仕事の依頼が入った。明らかに何かの力が働いている様であったが、拓海は英治の死の真相を知るため、その依頼を受けることにした。奇しくも、その部隊には兄が亡くなった時のメンバーも含まれていた。そして、警察の手が及ばない南極という厳寒の地で、事件は起きた。最初は観測隊の寝室での火災で、幸いなことに被害者は出なかったが、次に起きたのはセスナ機の火災で、隊長の衛藤が重傷を負ったのだった。人為的なものであるのは明白であったが、何の意図があって行われたのかは不明だった。越冬隊員内の雰囲気は日増しに悪くなっていき、ついに殺人が起きてしまう。あたかも亡くなった英治の亡霊が出たかのように、隊内に動揺が走った。隊員の一部は、英治が行方不明になるに至った理由を明らかに知っている様だった。そしてまた殺人が起こった。拓海は何者かに襲われ、その死体の傍らに倒れていたせいもあって犯人と目されてしまう。真犯人を探すべく逃げ出した拓海に手を貸したのは、拓海と同じく英治の死の真相を確かめるべく参加した浅倉瑤子だった。瑤子の助けを借りて、拓海が辿り着いた真実とは・・・?前作は洞窟、この作品は南極と、どちらもある意味下界から閉ざされた空間という設定は一緒ですが、こういうのは結構好きです。最初に出てきた英治の奥さんが最後にも登場します、しかもどんでん返しで。登場する人物の描写がしっかり書き分けられていて、それが最後の方で効果的に活きているような気がします。早く次作が読みたい作家です。【送料無料】サ...価格:790円(税込、送料別)真っ逆さまに~ヨイショっとくれるのか?・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月25日
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10/24(月)おはようございます。瞬きしたら朝だった・・・。まだ寝れる。体力勝負。今週も頑張っていきましょう!中川一徳『メディアの支配者(上)(下)』講談社文庫。フジサンケグループの創立者である鹿内信隆は、退役主計中尉で終戦を迎えた。戦後、あらゆる人脈と金の力を駆使して、経済界をのしあがってきた信隆は、1950年代に電波事業にその手を広げ、ニッポン放送、フジテレビ、産経新聞の実験を握るに至り、1968年にはついにフジサンケイグループ会議議長に就任した。ここに鹿内一族による支配が始まり、新聞論調としては「反共右翼」を掲げ、「彫刻の森美術館」などの文化事業にも進出、そしてニッポン放送の筆頭株主として、傘下にフジテレビ・産経新聞社を治める一大グループを完成させた。1985年に信隆から長男の春雄に議長職は世襲されたが、その春雄が43歳の若さで死去、信隆は議長に復帰すると同時に、春雄と同年代で日本興業銀行行員であった婿養子の宏明を議長代行に置いた。1990年に信隆が死去し、カリスマ的存在社がいなくなったことで、一族内での内紛が取り沙汰される事態となり、また、鹿内一族からの脱却を目論むクーデターの噂が出てくるようにもなってきた。そして、1992年7月21日、日枝久(現・フジテレビ会長)を中心とするクーデタが起き、鹿内宏明は産経新聞社会長職を解任された。わずか10分間の出来事だった。その後、日枝は宏明が最後の武器として保有するニッポン放送株を無力化させるために、ニッポン放送を上場させ、その際の増資によって宏明の持株比率の引き下げまで図った。宏明は大和証券SMBCを通じて持株を売却、混乱は収まったかに見えたが、ニッポン放送がフジテレビの尾や株主であるという資本のねじれは解消されてはいなかった。それに乗じたのが、村上ファンドであり、ホリエモン率いるライブドアであった。そして、再びフジテレビは混乱に巻き込まれていくのだった。これはおススメですね。フジサンケイグループの成り立ちから直近に至るまでのことが良く理解できます。事実だけあって引き込まれ方が半端じゃない!権力闘争は熾烈ですね。維持するのも、奪うのも。こういう事実に即した物語は、これから社会人になる学生さんにも役立つことが多いかと思います。勿論、物語としても十分面白いです。【送料無料】メデ...価格:780円(税込、送料別)【送料無料】メデ...価格:830円(税込、送料別)こんなところに・・・ゲーム好きな方に・・・目つき悪いです・・・???・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月24日
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10/23(日)おはようございます。天気がパッとしませんね。父の見舞いに行った来たのですが、つくづく思ったのは母はすごいということですね。自分も調子が良くないのに、毎日病院へ行ってかかりきり。愛情の深さというか母性を見たと言うか、とても敵わないと感じました。恐れるのは万が一があった時、がっくりしてしまい過ぎて倒れることかな。息子として出来るだけの事はしてあげたいとは思っています。朝から暗い話題ですみません。歌野晶午『春から夏、やがて冬』文藝春秋。スーパー・ベンキョードーの保安部長・平田は、ある日、店で万引きを働いた末永ますみを捕まえた。いつもは問答無用で警察へ引き渡す平田だったが、免許証の生年月日を見て気が変わり、厳重注意で見逃すことにした。平田はかつては将来を嘱望され、役員昇格に手が届くところまで来ていたが、娘の事故死をきっかけに役員昇格どころか人生の生きがい全てを失うこととなった。娘を亡くした平田の妻は精神に異常をきたし、犯人が捕まらないまま月日が過ぎ、時効が成立した直後に自殺をしたのだ。全てを失った平田はただ無為に人生を生きているに過ぎなかったが、ここにきて自身も癌に罹っていることが発覚した。ますみを見逃したのは、むすめと同い年であったからだった。そんなますみが見逃してから2日後、平田のもとに顔を出した。相変わらずみすぼらしい格好だったが、加えて前歯が欠けていることに平田は気づいた。どうやら同棲している男から暴力を振るわれているようであった。平田はなぜか放っておけずに、食事やお金を与えた。すると、ある日、ますみの同棲相手である山岸が平田のアパートにやってきた。ますみを部屋に連れ込んだ写真をばら撒かれたくなかったら、金を寄こせというのだった。暴力を振るわれることを怖がったますみが、山岸の言うとおりにしたらしかった。ますみが再びアパートに現れた時、平田は自分が癌で余命が少ない旨を告げた。同時に、500万の資金援助を申し出て、山岸から逃げて新しい人生を送るよう提案した。そして、しばらくして、ますみはその提案を受ける旨を申し出た。帰っていったますみが、携帯電話を忘れていったことに平田は気づくが、一向に取りに来る気配が無いため、仕方なく携帯電話を開くと、そこには平田を絶望に追いやる衝撃の事実が綴られていたのだった。ここからは読んでのお楽しみなので書けません。悲しい運命で繋がれていた平田とますみの行動に、きっと何かを感じられることと思います。「葉桜の季節に・・・」に似ていると言えば似ていますが、あまり救いがないラストです。たしかに最後にどんでん返しがあったことは事実です。【送料無料】春...価格:1,575円(税込、送料別)またもや一致しました・・・お腹でもキス・・・本に囲まれる生活・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月23日
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10/22(土)おはようございます。復活!昨日は励ましのコメントありがとうございました。今日は雨。ちょっと冴えませんが、逆に外出する気が失せて読書などにはいいかもしれませんね。そういう僕は外出の予定があります(笑)。良い1日をお過ごし下さい。東野圭吾『片想い』文春文庫。大学時代にアメフト部でQBを務めていた西脇哲朗は当時は全てをアメフトに捧げていた。そんなアメフト部の同窓会に出席した哲朗はかつてのチームメイト須貝と帰る途中に、会には姿を見せなかったマネージャーの日浦美月と出会った。当時の美月とは印象が変ってはいたが、本人であり、話しかけると、彼女はボールペンとノートを取り出して「どこかで話を」と書き示した。そこで、美月を哲朗のマンションに連れて行くことにした。哲朗は美月と同じくマネージャーをしていた理沙子と結婚していた。しかし、哲朗がスポーツライター、理沙子はカメラマンの仕事で忙しくなるにつれ、すれ違いが生じ、そしてある出来事が決定的となりその仲は冷え切っていた。マンションに着くと理沙子は帰っておらず、洗面所に行っている美月から事情を聞こうとリビングで待っていた哲朗の前に現れたのは、男と化した美月の姿だった。驚く哲朗に、美月は自分の中に男がいて、それが本来の自分だと言った。結婚をして子供もいるらしかったが、全てを放り出して出て来たらしかった。そんな中、理沙子が帰宅してきた。理沙子を交えて話をしていくと、美月が爆弾発言をした。人を殺したと言うのだ。美月は家を出てから、男のバーテンとして働いていて、その事情を知る者はほんの一部で、うまくやっていたらしかった。ところが、店の女の子がストーカーに執拗に追いかけられていることを知って、帰宅時にガードするようになり、ある日、そのストーカーの車を見つけ、止めさせようとし、揉み合いの末殺してしまったのだと言った。美月は自首する前に、哲朗に会いに来たのだと言った。理沙子は親友として美月にそんなことをさせられないと、匿う事を決心する。だが、事情はそんなに簡単なものでは無かったのだった。協力を仰ぐために、当時美月と付き合っていた中尾に連絡を取った哲朗だったが、その後少しして美月がマンションから失踪してしまった。一方で同じアメフト部で、今は新聞記者をしている早田は、この殺人事件の裏に潜む秘密に気付き、スクープにしようと動き出していた。何としても美月を探し出そうと、美月の行動を手繰っていくと、そこには儚くも悲しい結末が待っていたのだった。良い物語ですね。ミステリーの要素もたっぷりで、結末にかけて急展開していきます。アメフト部の中の人間関係の交錯も見事に書き分けていて、それぞれの心情の変化も読みどころの一つかと思います。文庫で600ページを超える厚さなので、ボリュームはありますが、途中からは加速してしまいました。ターボだね。性同一障害のことが話題になったりしますが、2004年当時にこのテーマを手掛けるというのはすごいことですね。【送料無...価格:860円(税込、送料別)やさぐれ・・・あちゃ~・・・さすらい・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月22日
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10/21(金)おはようございます。やってもうた! ご忠告頂いていたにも関わらず・・・。懲りずにまた土壇場で書いたもの消してしまった。疲れているのかな?さすがにこれから復活させる時間がないので、今日はお休みさせて下さい。ご訪問頂いた方にはご迷惑をお掛け致します。みんな仲良しこれも仲良し???いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月21日
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10/20(木)おはようございます。今週は長く感じます。疲れが溜まると腰が痛くなる。今日はユンケル飲んでいこう。急に寒くなってきたので、体調管理をしっかりしましょうね。良い1日を!モーリス・ルブラン『怪盗紳士ルパン』偕成社文庫。シリーズ第1短編集。9編を収録。ルパンが犯罪を生業にするようになったのは、父親が詐欺で捕まり獄死し、母親が世の中において冷たい仕打ちを受けたことから、世の中に対する不信感が高まったことがきっかけといわれている。そしてその才能を発揮し始めたルパンの手口は、即ち予め犯行を予告し、そのうえで厳重な警戒体制を敷く警察をあざ笑うかのように大胆不敵な方法で盗み出すというものだった。しかし、彼は世の中でいう悪人からしか盗むことをせず、弱きを助け、女性には敬意をもって接するため、その人気は抜群のものがあった。そんなルパンでも母親代わりに育ててくれたルパンの乳母・ビクトワールにだけは決して頭が上がらず、彼女の前にいるときだけは本心を曝け出せるのだった。「女王の首飾り」 カスティーユ宮殿での舞踏会で、ドルー・スービーズ伯爵夫人は家宝の「女王の首飾り」を身につけ、一際人目を惹いていた。しかし、翌朝その首飾りが何者かによって盗まれていることに気付いた。その保管していた小部屋は密室に近い状態で、一つだけある窓もごく小さく、人が出入りすることは不可能だと思われた。 警察は、その小部屋に首飾りが保管されていることを唯一知っていた小間使いのアンリエットを疑っていた。彼女は身の覚えが全くない嫌疑をかけられ恐れおののいていた。その横には幼い一人息子のラウールが寄り添っていた。それから十数年が経ち、フロアーニなる人物が伯爵邸を訪れた。そして、迷宮入りしていた首飾り消失事件の謎を見事に解き明かしたのだった。不幸な母親を助けようとして盗みを働いていたその子供、彼こそが・・・。「獄中のアルセーヌ・ルパン」 ルパンがガニマール警部に逮捕され、ラ・サンテ刑務所に収監中に、マラキ城のカオルン男爵は一通の手紙を受け取った。それはルパンからの犯行予告で、「貴殿の所有する美術品・骨董品を、直ちにわたし宛てに期日内までに送ること。さもなければ、わたし自身が盗みに参上する」というものだった。これを読んだ男爵は狼狽して地元の警察に相談に行くが、収監中の人間にそんなことが出来る訳がないと取り合ってもらえなかったところが、たまたま休暇でガニマール警部が来ていることを知り、男爵は頼み込んでマラキ城の警備を引き受けてもらえることになった。ところが予告はその通り果たされてしまったのだった・・・。有栖川有栖さんもある本で書かれていましたが、僕も中学生の頃ハマリました。全集を読破した記憶が鮮明です。今読んでも色褪せない面白さですね。読書も全集を読破したとか、強烈にハマったとかの体験は後々効いてきますね。皆様にもそういう読書体験はありませんか?【送料無料】...価格:840円(税込、送料別) 仲良しこれは怖い・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月20日
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10/19(水)おはようございます。今日は気温もぐっと下がり寒いようです。暖かい恰好で出掛けましょう!あとうがいの励行は風邪の予防に最適だと思います。さお、水曜日、頑張っていきましょうね。東野圭吾『探偵倶楽部』角川文庫。短編5編を収録。探偵倶楽部はその活動はベールに包まれ、一部の資産家だけを対象にしたメンバー制の調査機関である。探偵と助手という男女2人組の調査員が、顧客であるメンバーの前に姿を現すときの装いは常に黒を基調とした服装で統一されている。探偵は30代半ばの男性で濠の深い日本人離れした顔立ちで、助手の女性は20代半ばのモデルといっても通用しそうな美人である。そんな彼らの調査力は目を見張るものがあり、真相解明が難しいと思われた事件を悉く解き明かしてきたのだった。「偽装の夜」大手スーパーのオーナー社長である正木藤次郎が、自身の喜寿を祝う会が開かれた夜に部屋で縊死体となって発見された。発見したのは正木と結婚予定の江里子で、宴会が終わろうかしていた頃だった。正木の秘書の成田と江里子はデキており、正木が妻の文江と別れるのを待って正妻の座に収まり、その遺産を継ごうとしていたのだった。そこに副社長の正木高明が現れた。高明は血のつながりはないが、その才を藤次郎に買われ養子入りしていた。高明は世間体や社長の死を公表することで、実子で専務の友弘にとって代わられる可能性もあり、死体の処理について警察の通報を躊躇していた。3人の思惑が一致し、死体を隠蔽することにしたのだった。ところが、宴会の締めのため一旦部屋を後にし、再度部屋に戻ると死体がどこかに消えていた。一体死体はどこへ消えたのか?そして依頼を受けた探偵が出した答えとは?なかなか面白かった。探偵と助手は名前さえ出て来ません。こういうのもありですね。あとの4編もなかなかです。娘を気遣う父親の気持ちが切なく感じられる「依頼人の娘」も良かった。相変わらずの出来栄えでした。【送料無料...価格:540円(税込、送料別)Wall Artの数々・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月19日
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10/18(火)おはようございます。疲れが溜まっている自分を感じます。温泉でも行って疲れを癒したいな。まさにこれからはシーズンですね。11月まで祝日もないので、体調管理をしながら頑張らないといけませんね。皆様も体調管理にはくれぐれもお気をつけ頂き、これからの季節を乗り切って行きましょう!南直哉『なぜこんなに生きにくいのか』新潮文庫。世の中に空虚感が蔓延しつつある中、ますます人は生きにくくなってきている。不安に苛まれ、孤独感を味わい、自分の居場所がどこにあるかわからない、そんな人が多くなってきている。人から認められない絶望感が、生きにくさに繋がり、その結果、凄惨な殺人事件などが起きているのが現実である。果たして、この生きにくさをどう克服するのか?それは、人は誰一人としてこの世の中に生まれてくることを自分で望んだ者はいない訳で、生きるということはこの不条理を受け入れるということである。言葉を覚えたり、感情を持ったりするという事自体、親を含む他者との関係を通して形成されていく。つまり、自己とは他人に作られるものだから、そこには違和感があり葛藤が生まれるのは当然なのである。仏教には不殺生という戒律があり、それは自殺をしてはいけないということでもある。生きる意味、生きる価値とは、自殺しないこと、生きる覚悟を決める事でもあるのだ。業(カルマ)、すなわちもはや他に選択の余地がなく、そうせざるを得ない状況にあって、なお「そうせざるを得ない」ものとして覚悟とともに引受け、その上でどういう態度をとるかを決断していく、それが残された最後の自由でもあり、そこに救いが見出せるのだ。業はそれに向かって態度を決めようとする人間にしか存在しないのである。若い時から病弱で、死を意識さざるを得なかった著者が、出家をし、悟りを得て、それを著者なりに解釈し直し、誰にでもわかるよう書いた本です。人の悩みは尽きません。それは昔から万国共通です。そこから哲学が生まれたり、心理学が生まれたりしてきた訳ですが、決定的な解決方法と言うのはいまだにありません。それでも何かに頼りたいと思うのが人情で、それについて著者なりの考えが書かれています。多かれ少なかれ、納得出来る部分が見出せるものと思います。僕の説明の下手さは無視頂くとして、堅苦しくなく読めるのも良し!【送料無料】なぜこ...価格:420円(税込、送料別)何か楽しそう・・・ペットかな・・・右の写真も気になる励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月18日
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10/17(月)おはようございます。昨日はたくさんのお気遣いのコメントありがとうございました。ブログを書いていて本当に良かったです。まだ1度もお会いしていないにも関わらず、こんなコメントを頂けるのは望外の喜びです。人との繋がりの大切さを改めて感じました。拙いブログですが今後ともよろしくお願い致します。湊かなえ『往復書簡』幻冬舎。短編3編を収録。「10年後の卒業文集」6年前に結婚した高倉悦子は夫の海外赴任に伴い海外で生活をしていたが、たまたま高校時代の放送部の同級生同士の結婚式に出席した。そして、その場で聞いた話に疑問を持った悦子は、それを確認しようと友人たちに手紙を送った。放送部の部長だった浩一が、当時付き合っていた千秋とではなく、副部長の静香と結婚することとなった事件とは一体何だったのか、またその直後に行方がわからなくなった千秋の消息はどうなっているのか、悦子は追っていった。すると、谷口あずみは悦子の手紙を訝しみながらも、過去でに千秋と静香と一緒に登った松月山での事件についてのこと、そして静香に不自然なことがあったことを書き送ってきた。悦子はその事件のことについて静香に手紙を送ったのだが・・・。「二十年後の宿題」 教師である大場敦史にある手紙が届いた。そこには小学校時代の担任であった竹沢先生からある頼み事が書かれていた。竹沢先生は定年退職されると同時に病気にあり、今は入院しているらしかった。その頼み事とは、20年前に受け持っていた生徒6人の現況を調べて知らせて欲しいというものだった。恩師の頼みとあって断りきれなかった大場が、一人ずつ会って話をしていくと、そこには竹沢先生にとって悲しい出来事が起きていたことがわかった。先生が夫とともに6人の生徒を引率して向った山での水遊び中に生徒が溺れ、それを助けようとした先生の夫が亡くなったのだ。竹沢が夫とともに6人の生徒を引率して向かった山での川遊びの最中、生徒が溺れ、それを助けようとした竹沢の夫が溺れて死んだのだ。そして先生は、まさにその6人の消息を知りたいと大場に依頼したのだった。徐々に真相が明らかになっていく中で、大場は何を思うのか・・・。この著者は「告白」があまりにも有名ですが、他の作品もなかなか面白いです。1人称形式がお好きなようで、この作品も手紙のやりとりなので1人称です。告白の衝撃とまではいきませんが、3編それぞれ味わいがあって、これもありかなと思います。3つ目の「15年後の補習」は何だか献身的でほんわりきます。【送料無料...価格:1,470円(税込、送料別)こんな先生から習いたい気持ちいいかも・・・ いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月17日
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10/16(日)おはようございます。すみません、今日は読書日記はお休みさせて下さい。父親が入院したもので。お越し頂いた皆様に深くお詫び申し上げます。それでも応援頂けるのであれば嬉しいです。ユニークだね・・・チュッいつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月16日
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10/15(土)おはようございます。雨、風も結構強そうな感じです。こういう時に限って外出しなければならない予定があったりしますね。もう少ししたら出ます。といっても恐らく1時間半もあれば帰って来れると思います。後はゆっくりする予定。皆様にとって良い1日ありますよう願っています。奥田英朗『オリンピックの身代金』角川文庫。昭和39年、アジアにおいて最初のオリンピックが東京で開催されることになった。高度成長を果たしつつあった日本であったが、このことは日本中を熱狂させた。秋田出身の東大生・島崎国男は出稼ぎ先の東京で死んだ兄と同じ体験をしようと思い立った。日雇いとして飯場に身を投じた国男は、その過酷さを体験し、世の中に厳然と存在する格差を実感する。底辺の労働力があっての繁栄にもかかわらず一向に変る事がない労働条件、一握りの人間が享受するその恩恵、そうしたものに一泡吹かせたいと国男が考えるのも至極自然な流れであった。国男はダイナマイトを使い、警察官僚の家、モノレールの橋梁など次々と爆破事件を起こしていった。ところが、国家の威信をかけたオリンピック開催を控えた政府は、これら事件を隠蔽する。国男はついにオリンピックを人質に身代金を要求した。そんな中、TV局に勤め、国男と同じゼミ出身の須賀忠は、国男を追いかけていた。警察官僚の父親はオリンピックの警備責任者で、その自宅は国男の爆破事件の被害に遭っていた。同じく国男を逮捕すべく追いかけている刑事の落合は、公安と衝突しながらも、東京の平安を取り戻し、無事オリンピック開催にこぎつけられる様、捜査を続けていた。奇しくも落合の第2子の出産予定日がオリンピック開催初日だった。果たしてオリンピックは無事開催出来るのであろうか?かなり端折りましたが、こんな感じです。一時は日本総中流階級という言葉もありましたが、それも遠い昔、今は格差が開く一方で、貯蓄が無い家計が3割以上にも上る状態となっています。時代設定は何十年も昔ですが、そういった視点で読んで見るとリアルでぐんぐんストーリーに引き込まれていきます。J-WAVEじゃないけれど、ノンストップ・パワープレイ、面白かった。奥田さんも熟練の技が冴えわたって来ましたね。【送料無料】オリン...価格:740円(税込、送料別)【送料無料】オリン...価格:740円(税込、送料別)撃たれても本望・・・ピサの斜塔・・・ミニハイタッチ励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月15日
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10/14(金)おはようございます。ちょっと寝不足。寝不足はストレートに効きますね。でも今日1日頑張って明日は少し遅めに起きよう。ということで、明日のブログのアップは少なくともこの時間ではないと思いますので、よろしくお願い致します。良い1日をお過ごし下さいね。アヴィ・スタインバーグ『刑務所図書館の人びと』柏書房。著者の実体験を綴ったノンフィクション。正統派ユダヤ教の信者だったアヴィは、猛勉強の末ハーバード大に入ったものの、卒業後の身の振り方を決めかねて、結局、地元の新聞社に入社した。アヴィに与えられた仕事は毎日死亡記事を書くことだった。しかし、彼は正社員になることも出来ずに、刑務所図書館での仕事に新たに従事することになったのだった。 生まれて初めて足を踏み入れた刑務所の図書室は混みあっていた。読書のための空間とは言えず、いつもざわついていた。受刑者もさることながら、職員の中でも様々な考えを持つ人が存在していた。例えば、図書室は受刑者たちを目覚めさせる場であって、現実を忘れさせる場ではないという考えだ。図書室とは、受刑者が人生を変えたり、教養を深めたり、何か生産的なことができるようになるための場所で、著名なところでは、マルコムXは刑務所の図書館でその政治的思想を育て変貌を遂げたのだ。受刑者の自殺や密告も大きな問題であった。そのため受刑者の中での人間関係は複雑で、アヴィは自分の立ち位置に悩むことになった。アヴィはストレスで背中が常に痛む状態になりながらも、何とか活路を見出そうと保管庫を作ることを思いついた。美術書や百科事典にはさまれる「凧(カイト)」と呼ばれる囚人同士がコミュニケーションをとったりするメモや、受刑者の思い出の品などに居場所を与えようとしたのだった。時間は限りなくあっても季節も休日も周期も無く、他人と共有出来るものもない中、何かを見出したいと考えたのだった。実体験に基づいた話だけあって説得力があります。著者は上司と衝突して2年で辞めることになってしまうのですが、その2年間はストレスを抱えながらも密度が濃かったことを窺わせます。図書館といっても、ある意味特殊空間となっている場所での生活に思い悩み、もがきながらも何とか打開を図ろうとした姿勢には心打たれるものがありました。【送料無料】刑務...価格:2,625円(税込、送料別)一致しました・・・予想してみると・・・うぉ、荒技・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月14日
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10/13(木)おはようございます。昨日は温かいお言葉の数々をお寄せ頂きありがとうございます。本当に励まされました。やっぱり本が好きな方に悪い人はいませんね。毎日のコメントの返信などを通して、もっと仲良くなれたら嬉しく思います。今後ともよろしくお願い致します。神山祐右『カタコンベ』講談社文庫。東馬亮は、5年前、洞窟湖でのダイビング中、仲間と離れ命を落としかけたことがあった。それを救ったのが、ダイバーの水無月健一郎だったが、東馬を救出後、行方不明になり、その後懸命な捜索が行われるも、その姿を発見することは出来ず、捜索は打ち切られた。そんな東馬も現在は一流のダイバーとして名を馳せるようになってきていた。そして、つい最近発見された新たな洞窟の調査に参加することになっていた。その調査には生物学者の水無月弥生とその担当助教授の柳原も参加が決まっていた。調査隊は3つのグループに分かれ、順に洞窟内を調査する予定になっていた。第1グループが洞窟内に入る少し前から雨が降り出し、中止も検討されたが、調査は実施することとなり、それが悲劇を引き起こしたのだ。落石が起こり、どう来るの入口が塞がれただけではなく、増水のため水没してしまう可能性が極めて大きくなってしまったのだった。恐らく5時間程度しか時間はないと推定された。そんな折、渋滞に巻き込まれ東馬がようやく到着した。事故のことを知ったばかりではなく、洞窟に閉じ込められているメンバーに、かつて自分を救ってくれた水無月健一郎の娘・弥生がいることも知り、無謀にも単身で救助に向かうことを決意した。しかし、危険はそれだけではなかった。洞窟内に、その真の姿を隠した殺人者が紛れ込んでいたのだった・・・。第50回江戸川乱歩賞受賞作。これは面白かった。何か映画でも洞窟ものが好きだったりします。描写もさることながら、スピーディな展開であっという間に読ませてくれます。寡作な作家で、この作品以外は「サスツルギの亡霊」しか書いていませんが、今後に期待したいですね。【送料無料...価格:660円(税込、送料別)お洒落~ロシア圧勝・・・こんなプレゼント歓迎・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月13日
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10/12(水)おはようございます。ん~、不調。いいことがあるようにと毎朝思っていても、それを覆すようなことが多過ぎ。ここで折れたら鬱とかになるんだろうね。自分の中ではここが踏ん張りどころだと思っているので、ここを乗り切れたら、いつか振り返った時にあの時は苦しかったと笑って言える気がするし、そうしたい。それに苦しんでいるのは多分自分だけじゃない。そんなことを思う今日この頃です。今日も1日頑張りましょう!玖村まゆみ『完盗オンサイト』講談社。21歳の天才フリークライマー水沢浹(とおる)は、パートナーでもあり恋人でもあった伊藤葉月と別れ帰国したが、生活することさえままならない有様で、行き倒れになりそうなところを岩代辿紹住職に助けられ、そのまま居候することとなった。その寺には斑鳩という名の子供がいて、母親の津川愛子は斑鳩を預けたまま失踪し、父親は完全に人格が崩壊している瀬尾貴弘という男であった。バイト先の工事現場ではクライミングしているところを発注者である大手不動産ディベロッパー会社の社長國生環に見つかってクビになってしまう。ところがそれは環の兄である会長肇による命令だったのだ。肇は浹のクライミングの技術であれば、皇居の濠を登り、中にある徳川家光が愛でたという樹齢550年の名盆栽「三代将軍」を盗み出すことが可能だと思っていた。そして、肇は報酬は1億円で浹のその依頼をした。ホームレス同然の生活をしていた彼にとっては途方もない金額であった。浹はクライミングを犯罪のために使うのを躊躇っていたが、葉月がドーピング疑惑でフリークライミングの大会を失格となり、スポンサーから契約違反で損害賠償を請求されていることを知り、その依頼を受けることにした。浹が考えた盗みの方法とは一体どのようなもので、その結末は?第57回江戸川乱歩賞受賞作。内田康夫さんが酷評したものの、東野圭吾さん、桐野夏生さんが推した作品です。選評通り荒削りの部分は否めないと思いますが、展開もスピーディーで読みやすいです。ただ、乱歩賞のレベルが近年落ちている気がするのは僕だけでしょうか?過去、桐野夏生さん、藤原伊織さん、福井晴敏さん、高野和明さんなど錚々たる受賞者の方々に比して、最近は小粒のような気がします。もしかしたら乱歩賞というだけで、自分の中でレベルを高く持ち過ぎているのかな?この作品も決してレベルが低いわけではないしね。【送料無料】...価格:1,575円(税込、送料別)こんなトイレは何だかなぁ・・・絶妙なバランス励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月12日
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10/11(火)おはようございます。連休中は皆様のブログをじっくり拝見させて頂きました。それぞれ個性があって楽しく読むことが出来ました。今後ともよろしくお願い致します。今週も頑張っていきましょう!貴志祐介『狐火の家』角川文庫。「硝子のハンマー」に登場した女性弁護士・青砥&防犯探偵・榎本コンビが、再び4つの事件の解決に挑みます。「狐火の家」長野県のある平和な農村で殺人事件が起きた。一家が親戚の家へと出かけている間に、一人残った西野家の長女の愛実が自宅で殺されたのだ。ここ数年は泥棒さえなく、家に施錠をするのは西野家位という至って平穏な中で起きたのだった。犯人の目的は30キロの金塊で、それが全て無くなっていた。死因は突き飛ばされ、柱に頭をぶつけた結果、脳内出血を起こしたことが原因と思われた。しかし、現場の古い日本家屋は玄関には施錠がしてあり、唯一北側の窓が空いていたのだが、その日地面は相当にぬかるんでおり、歩けばかならず足跡がつくことから、そこから抜け出したとは考えられなかった。いわゆる密室状態だったのだ。警察は家出した息子の猛の存在を知りつつも、第1発見者である父親の真之を重要容疑者として見ていた。たまたま軽井沢にきていた青砥純子はその弁護を頼まれ、渋々承諾し現場へ向かった。そして自分の休暇を楽しむためにも、榎本の力を借りた方が早いと思い、現場へと呼びだした。相変わらずの焦点ボケの純子の推理に辟易しながらも、榎本は捜査を続けていった。そんな折、第2の殺人が起きた。猛の元彼女である山崎里香がアパートで鈍器のようなもので撲殺されたのだ。明らかに猛が事件に絡んでいるのは間違いなかったが、肝心の猛の足取りは掴めなかった。そんな中、榎本が掴んだ悲しい真相とは一体何なのか?順子&榎本のデコボココンビはボケとツッコミみたいな感じで面白いですね。他3編も面白いと思います。ただ「硝子のハンマー」と比べるのはちょっと厳しいかな?ま、読んでがっかりすることはないので、そういう点では何を読んでもハズレが無い作家と言えますね。【送料無料...価格:700円(税込、送料別)一応バスケのユニフォーム・・・何か怖いね・・・それでも飛行機は飛ぶ・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月11日
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10/10(月)おはようございます。休みは早い。いつも言っている気がするけれど、いつもそう思う。皆様は充実した連休をお過ごしになられたでしょうか?ストレス解消は図れましたでしょうか?体調回復が出来ましたでしょうか?今日も良い1日である事を願っています。溝口敦『パチンコ「30兆円の闇」』小学館文庫。ヤクザものを始めとして、その道では有名なジャーナリストである溝口さんの著書。週刊ポストに連載されていたものを加筆訂正して出版されました。過去何度となくその筋の方から危険な目に遭わされながらも、多くのスクープをものにしている優れたジャーナリストですね。内容を一部抜粋して紹介します。パチンコ産業の市場規模は30兆円とされ、その規模は圧倒的な存在感を放っている。パチンコは現実的にはギャンブルと言えるが、風俗営業適性化法下の風俗産業に位置づけられる。業者はその法律の網を潜り抜けるため、ホール、景品交換所、景品問屋の間で景品を回し、換金する“3店方式”を採用している。その生殺与奪権を一手に握るのが警察で、パチンコ店の営業許可、パチンコ機の違法性審査、換金許可などありとあらゆるものをコントロールしてきた。その結果、業界との癒着は半ば当たり前のものとなり、所轄の警察署長は2~3回異動をすれば、その餞別や付け届けなどで家が建つという。また警察OBの天下り場所として多数の人間が毎年のように再就職している。まさに警察にとっての金城湯池となっているのが現状である。パチンコ台メーカーまでもが警察によって押さえられているということは、すなわちパチンコで遊ぶ客もいいように操られているということに他ならないのだ。台は遠隔操作され、出玉は抑制される。射幸性が高くなり、消費する金額も増えるという寸法である。この後に提言として、パチンコをギャンブルと認め、法律を策定し、業界における金の流れをクリアにしていくことが必要としています。現在では、業界売上は21兆円まで落ちてきており、パチンコホールの倒産も見られるようになってきました。射幸性の抑制も図られているようですが、癒着の構造は恐らく変わってないと思われます。僕はパチンコはやらないのでよくわかりませんが、昔のように球をはじいて遊ぶという域は遥かに超えていますね。ただお金のためだけにという、ある意味人間の醜い部分が出ているようなします。それを否定するわけではないけれど、官がそれを主導している感じが嫌ですね。【送料無料】パチン...価格:580円(税込、送料別)これは逆に怖い・・・やっぱいるね、海外にも・・・ヘッドホンになる!励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月10日
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10/9(日)おはようございます。今日もいい天気ですね。昨日は本の整理をしていたら終わってしまいました。それも楽しいんだけどね。そうそう3GSから4Sへの機種変更の申し込みしてきました。2日目だったからかもしれないけれど、ショップは混んでなくて殆ど待たずに受付出来ました。ちょっと拍子抜けしたけど、待つのは嫌なので良かった。さて、今日は何しようかな? 街にでも出てみようかな?横溝正史『悪魔の手毬唄』角川文庫。休養を欲していた金田一耕助は、岡山県警の磯川警部から鬼首村の温泉宿「亀の湯」を紹介され投宿することにした。折しも村の若者の間では、村出身の人気歌手・大空ゆかりの帰郷のうわさでもちきりであった。金田一は警部から23年前に起きた事件について聞かされる。それは、亀の湯の女主人・青池リカの夫である青池源治郎が殺され、犯人と目された恩田幾三は行方が分からず迷宮入りしているというものだった。金田一が投宿して3週間近くが経とうとしたある日、ゆかりが帰郷し、村では歓迎会が開かれた。だが、出席するはずだった旧家・由良家の娘でゆかりの元同級生・泰子も姿がなく、心配した村人総出で捜索をしたところ、村内の滝つぼの中で絞殺死体となって発見されたのだった。遺体の口には漏斗が差し込まれ、滝の水が崖の途中に置かれた枡を満たした後、漏斗に注がれるようになっていた。悲劇はこれで終わらなかった。泰子の通夜が行われた晩、仁礼家の娘・文子が行方不明となったのだ。翌朝、葡萄酒工場で発見された遺体には、腰に竿秤が差し込まれ、秤の皿には作り物の大判小判が置かれていた。捜査が難航する中、耕助は泰子の祖母・五百子が唄う村に古くから伝わる手毬唄通りに殺人が行われていることに気付いた。耕助がついに事件の真相に辿りついた時、そこには23年前の事件にもつながる新たな悲劇が耕助を待ち受けていたのだった。かなり昔、ハマっていました。整理していてふと手に取ったら、いつの間にか読み切ってました(笑)。著者独特のおどろおどろしい雰囲気に引き込まれますね。今や、このような作品を書く作家が見当たらないのが残念です。改めて読んでみて、まだこの著者の作品を読んだことがない方におススメしたくなった次第です。ちょっと時代がかっていて古さを感じさせるのが読みにくいかもしれません。【送料無料】悪...価格:740円(税込、送料別)お洒落なトレーラー・・・噂のロゴ一致したようです・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月09日
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10/8(土)おはようございます。休みは少し遅めですみません。昔から寝ないと持たないので、睡眠時間は大切です。年とともに体力が落ちて来たと言う過酷な事実もあるけれど・・・。天気も良くお出掛け日和ですね。良い休日をお過ごし下さい。森見登美彦『恋文の技術』大学院生の守田一郎はクラゲの研究に従事しているが、その実験室は京都から遠く離れた能登で、実験は失敗続き、指導の谷口からは怒鳴られる毎日であった。そんな一郎は孤独と無聊を慰めるべく文通の腕を磨こうと思い立った。また、稀代の文通上手として名を馳せようと京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくった。その裏には、どんな女性であっても手紙一通で落とすことが出来る技術を磨きたいと言う浅はかな野望があり、一郎は文通武者修行の励んでいた。時には能登半島水族館のイルカに相談をし、時には和倉温泉で湯に浸かり、時には羽咋へUFOを探しに行くという日々を過ごしながら、ひたすら手紙を書いては送ると言うことを繰り返していた。一郎は文通の中で、友人の小松崎友也の恋の相談に乗ったり、はたまた大塚緋沙子先輩からはいいように弄ばれ、大学時代の恩師である森見登美彦先生と目的の無いやり取りをしたり、女子高生の妹には見栄を張って説教を垂れたりするのだった。一郎は筆まめで、饒舌であったが、何故か未練がある伊吹さんへの恋文だけは思う様にかけないのだった。淡々と続いていく手紙のやりとりが面白いです。伊吹さんへの手紙は大抵違う方向に逸れてしまったりします(笑)。上手く想いを伝えられたのかどうかは内緒。いまや恋文なんて死語になりつつあるような気がしますが、手紙の良さを味わえる、そんな作品です。【送料無料...価格:651円(税込、送料別)結局失敗?・・・休んでるしこれはすごい・・・有名かも楽しそうだけど・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月08日
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10/7(金)おはようございます。恐らく今日のブログでスティーブ・ジョブスを取り上げている方は多いのではないでしょうか?僕も御多分に漏れず取り上げました。僕が大変お世話になっている方も「喪失感に尽きる」とおっしゃっていました。完璧主義者で妥協を許さないその性格は時として、激しい衝突を生んだのですが、結果を見ればジョブスには如何に先見の明があったのかが分かります。天才と称されるあの才能が失われたのは残念過ぎますね。良い週末をお過ごし下さい。ジェフリー・S・ヤング&ウィリアム・L・サイモン『スティーブ・ジョブス 偶像復活』東洋経済新報社。やはり急なCEO退任は病気のせいだったのですね。実は結構ショック。あの誰をも魅了するスピーチが見れなくなるのですね(泣)。やすらかにお眠り下さい。合掌。実は『スティーブ・ジョブス 驚異のプレゼン』を紹介しようかなと思っていた矢先だったですが、あえてこの本を紹介。ちょっと古いけどね・・。スティーブ・ジョブスの生い立ちから始まって、すい臓がん摘出から復帰し、iPodシャッフルを発表するまでを描いた物語。共同創業者であるスティーブ・ウォズニアクとその後の不和に至るまで、Macの販売不振から赤字に転落しアップルを追われ、ピクサーを設立、そしてアップルに復帰するまで、iPod開発・大ヒットからすい臓がんに罹り一時現場を離れるものの、復帰しiPodシャッフル発表まで等、波乱万丈と言ってよいのジョブスの人生が記されています。ジョブスの他人には無い天才的ひらめきや人を魅了するスピーチなど、まさにカリスマ的存在となっていく一方で、共存する独断専行的な性格や行動、ジョブスなくしてはアップルは語れないのですが、そのジョブス自身の光と影を余すところなく描いています。ジョブスに関する本は色々ありますが、この本はおススメです。最後に、2005年6月12日のスタンフォード大学卒業式で行ったスピーチは感動の名スピーチと言われており、ご存知の方は多いと思います。Youtubeなどでは、訳付きの動画も多数アップされています(14分程度)ので、ご興味のある方は是非観て下さい。【送料無料】ステ...価格:2,310円(税込、送料別)サンドアート・・・もっと光を・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月07日
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10/6(木)おはようございます。今週は長く感じます。3連休が待ち遠しいです。身体の芯から疲れている気がするので、今日はユンケル飲んで頑張ります。風邪をひかない様に気を付けつつ頑張りましょう!誉田哲也『感染遊戯』光文社。姫川玲子シリーズのスピンオフ的なストーリー。短編4話を収録。「感染遊戯」勝俣(通称:ガンテツ)は、三軒茶屋で起きた会社役員殺人事件捜査本部に乗り込んだ。そして、資料の提出を求めたが、玲子は渋ったため、勝俣は過去のある事件について語り始めた。それは15年前、勝俣が公安に異動する前の事件で、濱中薬品社員の長塚淳が自宅玄関前で殺された。犯人は出頭してきたものの、詳細は語らず黙秘を貫いた。勝俣は被害者の父である利一が、元厚生省の役人で非加熱製剤を流通させた張本人であることをから、感染症の被害者の家族を洗っていった。やがて明らかになった男の素性は、輸血が原因で感染し自殺を図った大友麻由の父である大友慎治であったのだ。そして、今回の殺人事件の被害者は長塚利一であった。大友は服役中の亡くなったため、犯人ではありえない。しかし、勝俣はこの事件の背後にも復讐の予感を感じていたのだった。 「沈黙怨嗟」世田谷区北沢警察署の強行犯捜査係配属の葉山は、署の受付に喧嘩の仲裁を願い出た谷川千尋に同行して署を出た。何でも祖父の正継が殴られたのだと言う。その相手は将棋サロンで知り合った堀井辰夫のようだった。きっかけは些細な事で、正継が堀井を家に呼んで将棋をしている最中に待ったをしたことが逆鱗に触れ暴行に及んだらしかった。ところが、その際に「お前に殺された」と言っていたという千尋の証言から、葉山が調べを進めていくと、そこには堀井の妻がてんかんの発作で死んでいた事実が分かった。谷川正継はかつて「年金のゴッドファーザー」と異名をとっていたのだが、厚生年金の支給遅れというあってはならない事態を引き起こした張本人でもあったのだ。この支給の遅れがぎりぎりの生活をしていた堀井家を直撃し、節約のためにてんかんの薬を控えた結果、堀井は妻を亡くすことになったのだった。その事情を知ってしまった葉山の取った行動とは・・・?このシリーズはそもそも皆キャラ立ちしているから、スピンオフしても面白いですね。本当に最近は警察ものが多いですね。好きなジャンルなので、ウェルカムなんだけどね。16日に試験があるため、読書のペースが遅くなっているのが現状ですが、それが終わったら沢山読みたいものが積んである状況です。こうして読みたい本が増えていくと読むことには一生不自由しませんね。献本歓迎です!なんてね。また「ストロベリー・ナイト」でも読み返したくなってきた(笑)。【送料無料...価格:1,680円(税込、送料別)乗せてしまうな・・・多分、恐らく、絶対おいおい違うだろ・・・ かなり間抜けです・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月06日
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10/5(水)おはようございます。まだ雨は降っていませんが、予報は雨です。傘を持って行かないといけませんね。今日も良い1日を!桂望美『Lady,Go』南玲奈は23歳で高校を卒業以来、派遣で生活をしている。生活はぎりぎりで貯金は殆ど無い。しかも、フラれた勇太に20万円あげてしまったので、いまや生活はピンチである。来月はアパートの更新もあるので、早く次の派遣先を決めなければと思いながら、メールでえみりとやりとりをしていると、えみりは自分も勤めているキャバクラでの体験入店を勧めてきた。美人でもなく、地味で、やや暗め、おっぱいが大きいわけでもない。無理に決まっている。そう思った玲奈だったが、1日に2万円もらえると言うのだ。でも、えみりは自分の成績のために玲奈を店に紹介しようとしていたのだった。そんな玲奈に救いの手を差し伸べてくれたのは、高校の同級生のお姉ちゃん、麻生泉だった。記憶にある泉は、地味で、ブスではないが平均点よりは確実に下のはずであったが、見違えるように綺麗になって魅力的な女性に変わっていた。泉は六本木のキャバクラで美香という名で働いていた。泉は、玲奈に昔の自分を見ているようだと言い、素質あると思うとも言った。そして、美香は玲奈を店で働かないかと誘ってくれた。玲奈は入店を決意、様々な失敗などを乗り越え、女性として成長を遂げていくのだった・・・。「県庁の星」の水商売版ていう感じがしました。テンポよく読めて面白かったです。自分の気の持ち方で人生は変わってくると言う事ですね。自分に自信を失っている人には大きな励みとなるのではないでしょうか?おススメです。【送料無料】...価格:760円(税込、送料別)亡霊か・・・虫になる!楽しいのかな?励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月05日
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10/4(火)おはようございます。冴えませんね。閉塞感が漂い過ぎていますね。そのせいでしょうか、何となく若い方たちの元気が感じられません。ハングリー精神とは言いませんが、覇気が無さ過ぎの様な気がします。頑張れ若者! おやじたちも頑張るからさ。頼んだよ。吉田修一『平成猿蟹合戦図』朝日出版。真島美月は長崎から新宿に出て来ていた。行方をくらましている夫・朋生が新宿でホストをしていることがわかったからだった。ところが既に店を辞めており、途方に暮れていた美月に声を掛けたのは、その店のバーテンダーである浜本純平だった。純平はひょんなことからひき逃げを目撃するのだが、その後報道されたひき逃げ犯は純平が目撃した人物とは違っていた。純平が見たのは、世界的チェロ奏者の湊圭司だったが、兄が身代わりとして捕まっていたのだ。それを知った純平は、朋生とともに湊を脅迫し、一儲けを企んだ。「ところが敵もさる者、今一つ詰めが甘い純平たちにとって、湊のマネジャーである園夕子は彼らよりも1枚も2枚も上手であった。しかもひき逃げ事件の裏には、湊が抱える屈辱的な過去があった。そして、一つ一つと糸が繋がっていく過程で妙な連帯感が生まれ、何と純平が政界入りをする話が持ち上がったのだった。詳しく書くとネタバレが過ぎるので控えますが、この繋がっていく話はまさに現代の猿蟹合戦を彷彿させるものだと思います。ちなみに「猿蟹合戦」は、ずるがしこい猿に騙され、挙句の果てに殺された蟹の復讐を、蟹の子供たちが栗、蜂、牛フン、臼の協力のもと果たす物語ですね。始めは重い感じでしたが、ガラッと急展開、読み味さっぱりの面白さでした。現代のストーリーテラーとしての熟練の巧さを堪能致しました。【送料無料】...価格:1,890円(税込、送料別)偶然の産物・・・マネしても・・・何の記念・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月04日
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10/3(月)おはようございます。寒くなってきました。クールビズも終わって今日からネクタイですね。延長しているところもあるようですが。こう一気に寒くなると体調管理が大変です。うがい・手洗いを励行するなどして、風邪をひかない様にしたいものです。今週も頑張りましょう!真保裕一『震源』九州各地が突然津波に襲われた。不意な出来事に、福岡管区気象台地震津波火山監視センターでは、人為的ミスもあって津波予報が間に合わないという大失態を犯してしまう。当直だった森本の判断ミスで「津波なし」としてしまい、3人の釣り人が逃げ遅れて一人が軽傷を負てしまったのだった。森本は鹿児島へ異動になり、森本を慕う気象庁地震火山研究員の江坂は森本を訪ねるが、既に退職した後でどこにいるのかさえ分からない有り様であった。あまりにも急な退職に疑問を抱いた江坂は森本の行方を追うべく独自で調査を開始する。そして同じ頃、森本の同窓の大学教授もまた観測データとともに行方をくらませていた。江坂が懸命な調査の末に辿り着いたのは、内閣情報調査室の門倉を中心とした国家的陰謀だった。そして、そこには世界各国のスパイが入り乱れる程、重大な秘密が隠されていた。「連鎖」、「取引」に続くデビュー3作目。初期の頃は、この後「盗聴」や「奪取」など2文字のタイトルが多いのが特徴ですね。丹念な取材で定評がある作家で、細部に渡って書かれています。このシリーズが誰が名付けたか「小役人シリーズ」(しっくりこないけど)というらしいですが、面白い作品の宝庫です。これが後の「ホワイトアウト」に繋がっていったのでしょうね。直近は少し軸足が変った感もありますが、初期の頃の作品はおススメです。ブック○フで安く手に入ると思うので、お手に取って見て下さい。【中古】afb 震...価格:200円(税込、送料別)・・・だそうです意味ないね・・・お茶目だね・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月03日
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10/2(日)おはようございます。毎日色々な方のブログを拝見していますが、まさに十人十色で面白いですね。参考になるし、モチベーションにもつながります。まだまだ拙いブログですが、少しでも読んで下さる方々のご参考や楽しみになればと思っていますので、よろしくお願い申し上げます。コメントなど大歓迎です。回答もしてますのでよろしくお願い致します。良い日曜日をお過ごし下さい。長嶺超輝『恋の六法全書 ガールズトークは罪ですか?』阪急コミュニケーションズ。わざとじゃなくても一気飲みをさせて酔い潰してしまった時に罪に問われるのを知ってましたか?口は災いのもとというけれど、友達などと話す人の悪口が罪になることを知ってましたか?この本は「裁判官の爆笑お言葉集」の著者が書いた新作です。借金を抱え、今日閉店する喫茶店「純喫茶ふたば」を惜しんで集まったオーナーと常連客のやりとりがあるのですが、会話のメインは3人の女性陣。店員で彼氏と別れたばかりのキョウコ、キョウコの友人で「ふたば」閉店を聞いて帰郷してきたミキ、常連客かつキョウコに親友でフミノリとの結婚記念日を迎えるアンナの3人が繰り広げるガールズトークに、法律上の問題があるのかどうかをツッコむという構成になってます。例えば、浮気のチェックで彼氏の携帯を勝手に見たりするのは罪になるのかとか、理由なくデートの約束をすっぽかすのは罪になるのかとか、同棲していた彼氏と別れ家を出る時に何を持ち出したら罪になるのかなどについて、具体的な解説とそのあとに著者のアドバイス的な回答が9つの項目にわたって書かれています。会話だけでも起承転結していて面白いし、何気なく言ったり、していたことが法律に触れるなんてことが分かるのもいいですね。そもそも法律の条文には難しくて何を言ってるのか分からないなんてことが多いので、こういう本は歓迎です。ただ、派手な装丁となっていて、表紙が赤とピンクだったりするのでブックカバーをしないととても外では読めません(笑)。【送料無料】...価格:1,365円(税込、送料別)この差は何?こういう場合・・・どっちがいい?励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月02日
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10/1(土)おはようございます。少しゆっくりの更新です。今日から10月、皆様にとって充実した1月であることを願っています。今月もよろしくお願い致します。伊集院静『いねむり先生』集英社。サブローは最愛の妻を亡くし、その深い喪失感から、次第にギャンブルと酒に溺れるようになっていった。アルコール依存症に加え、分裂症の症状も現れ、幻聴や幻覚に襲われ、暴力さえふるう様になっていった。まさに心身ともにボロボロでどん底の状態であった。そんな時、先生とひょんなことから出会った。 先生はかつては博打で生計を立てるプロだった方で、麻雀はもとより競輪、サイコロ博打などギャンブルと名が突くものは何でもする。ただ、ナルコレプシーという難病のため、時と場所におかまいなく、いきなり寝てしまうのだった。そのためついたあだ名が「いねむり先生」なのだ。サブローはもう2度と文章を書くことが出来ないと思っていた。そんなサブローは、先生の優しさに触れ、その人間的魅力に惹かれ、旅のともをしていくことで少しずつ本来の自分を取り戻していくのだった。同じく先生の魅力に惹かれていたミュージシャンIは、旅の話をサブローから聞き、少し嫉妬交りに、自分も行きたいと語ったのだった。そして、先生の視線の先にある優しさと人間的魅力には誰もが惹かれてしまうのだと二人は改めて思うのだった。著者があるインタビューで90%事実で、90%小説とのコメントを残してます。サブローは勿論、著者の伊集院静さんで、亡くした妻は夏目雅子さん、先生は色川武大さん、ミュージシャンIは井上陽水さんですね。色川武大(阿佐田哲也)さんの著書を読んだことがある方は、その見つめるものの温かさを文章から感じられたことがあるかも知れません。自暴自棄になり、自殺してもおかしくなかった程の深い絶望の淵にいた著者を救える器の広さ、包容力にきっと感動を覚えることと思います。文章自体は淡々と書かれていますが、それがまた味わいを深める形となっている気がします。おススメです。【送料無料】...価格:1,680円(税込、送料別)睡眠の秋・・・無理かも出来るようになりたい!励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年10月01日
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