異論・極論・直言――マスコミが言わない解説、提言

異論・極論・直言――マスコミが言わない解説、提言

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

東聖山

東聖山

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

Iさん@ 違和感に同意する者として 解かります。 安倍元総理が、長期に政権…
873@ Re:納得出来ない日本のカーリング・チームの作戦・戦術(02/22) 昨日今日の韓国戦以来の連敗を見て、 つく…
ええええ@ Re:いじめられっ子の親に責任はないのか(11/01) 親の責任というが、すべての親が対処法を…
『昆布茶と塩麹』 @ 初めまして 私も危惧する一人です。 テレビも新聞も情…

Freepage List

2020.03.17
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
(受験優等生の暗記バカの官僚、政治家の無能、無策ぶり)
 武漢ウイルスは依然、世界で猛威を振るっているが、この問題に対する日本政府
の対応については、多くの識者、マスコミが猛烈に批判をしている。
 実際、官僚、政治家の対応はひどいものだった。
 日本では、政治家はともかく官僚は優秀で、彼らに任せておけば、日本はうまく
運営されていくという事が長く言われて来た。
 筆者が散々取材をした官僚達は、既に80歳代以上から若い人でも、60歳を
過ぎているが、こうした人と話をしていると、この人には敵わないと感じる人が
何人もいた。

 今の50代、40代の官僚は話をしていても、首を傾げる話をする人が少なく
ないし、筆者が採用で面接、選考をした、今、20歳代、30歳代の東大、京大、
早慶の学生はほんの一握りの人を除いて、どうしてこんな人が育ってしまったの
かと思えるくらい、頭の固い人が多い。
 筆者は前にも書いたが、60歳以下の東大、京大、早慶など一流と言われる大学
の卒業生が本当に使えない人が多くなった理由は教育にあると思っている。その
教育の間違いがそのまま、今回のウイルス対応でも、もろに出た感じである。
 今の一流大学の学生出身者は、子供の頃から、受験勉強に精を出して来た。そし
て、その競争に勝って、一流大学に入り、一流企業や官庁に就職している。
 その教育の最大の問題は、問題には常に正解があると教えられ、信じている事、
そして、正解は1つしかないと考えている事である。

も、教科書や参考書に載っていない事については、全く知らないし、興味がない。
だから、複眼的にものを見るという事をしないで、大きくなっているのだ。
 それが世の中に出ると、正解は1つではなく、AもBもCも正解という事はいくら
でもあるし、状況が良くわからない時、前例がない時には、正解がないという事が
いくらでもある。

優等生の暗記バカという人達はどう対応して良いかわかなず、立ち往生してしまっ
て、何もできないのだ。

(WHOの考えに従い、マスクなしで、クルーズ船に乗った厚労省官僚)
 何もできないから、官僚達は何もしなかったのであるし、それでも、何か基準を
求めたので、中国に買収されたと言われるくらいひどい状態のWHOの事務局長が
言った話に飛びついたのである。
 WHOが「まだ、緊急事態ではない」と言ったので、クルーズ船に行った厚労省
の幹部がマスクも防護服もつけずに、船に乗り込んだし、乗客、乗員の検査をする
にあたっても、検疫官に防護服も着せずに、ウイルスに感染させてしまったのだ。
 未知のウイルスで、過剰なまでの防御態勢をとるという発想は全くないのである。
こうした官僚は批判されると、「だって、WHOがまだ、緊急事態ではないと言っ
たので、その考えに従っただけ」と堂々と言い、自分は間違っていないと開き直る
のである。
 また、今でのマスクが不足していて、どのドラッグストアに行っても、品切れ
で、入荷は未定という貼り紙が貼ってあるが、このマスク問題で、担当の役所で
ある経産省がした事はただ1つで、ネットでの転売を禁止するという事を言った
だけである。
 これが筆者が若い頃の通産官僚なら、紙製のマスクは8割が中国製だという事に
気が付き、入荷が難しいと直ぐに判断して、原材料が充分にある布やガーゼでマス
クを作る事を考え、全国の縫製業者に補助金を与えて大増産をさせて、そのマスク
を政府が買い上げ、国民に配っていた事はしたはずである。
 そして、ネットでは、キッチンタオルのペーパーやタオルなどから、手作りの
マスクの作る方法を紹介している人がかなり以前から何人もいるが、こうした話を
テレビでいち早く紹介し、マスクが手に入らない人でも、自分で作れる事をPR
していたはずである。
 この2つをすれば、今時、マスク不足などという馬鹿げた事はなくなっていた。
 でも、今の受験優等生の暗記バカの官僚は、紙製を布製に変えるというような
事は思いもよらないのだ。
 マニュアル、規則通りの行動すれば、自分は批判されない、そういう思いで、
ずっと勉強をし、仕事をして来たので、発想を変えてみるという考え自体がない。
 加えて、ウイルス問題は厚労省の案件なので、下手に手を出すのは止めようと
何もしなかったのである。国民のためとか、自分達が何が出来るかというような
発想はそこには微塵もないのである。
 子供の時から、先生に言われた事を無批判に丸暗記して、優等生で通って来た
人間にとって、人を思いやるとか、発想を変えてみようという考えなど全くない
のである。

(政治家も受験優等生暗記バカの集団)
 マスコミや野党は安倍首相や政府を散々、批判するが、では、かつて、昭和40
年不況の時に、指導力を発揮した田中角栄や、前の東京五輪の時に、汚れた墨田川
に空気を大量に注入する事を指示して、川をきれいにした河野一郎、10年で国民
の所得を2倍にすると約束して、7、8年で達成する政策を進めた池田勇人という
ような政治家はどうして、今はいないのだろうか。
 これも理由は簡単である。
 そもそも、戦後の自民党政治は優秀な官僚の助言や、彼らの欧米に追い付き、
追い越せという政策を採用し、戦争で廃墟となった日本を復興させた。
 しかし、そのシンクタンクであるべき官僚が、上に書いた教育のおかげで、全く
使いものにならなくなってしまっているのに、それに頼り、官僚達の意見や政策
に依然として、おんぶしているのだから、何も有効な策は出せないのだ。
 もっと言えば、東大、早慶出身者がかなりのウエートを占める国会議員自身、
受験優等生の暗記バカなので、官僚同様、ものごとを大所、高所から見て、頭を
ひねるという発想がないのだ。
 だから、財務省の間違いだらけの財政均衡主義で、日本を20年、30年に
わたって大不況になっても、それを何とか変えようとする政治家が現れないので
ある。
 では政治家、官僚だけが無能、無策であったかと言えば、それは違う。
 テレビに出て来た多くの医者、専門家という人の話は、違うよというものが
目立った。
 ネットで、中国で実際に患者の検査、治療にあたった医師が「このコロナウイル
スは従来のコロナと全く違う道のウイルスだ。人によって発症の仕方、症状が異
なり、従来の常識が通用しない」と何人もが言っているのに、日本のテレビに
出た医者は「コロナウイルスや風邪やインフルエンザと同じ仲間で、致死率は
低いし、恐れる事はない」と何人もの人が言っていた。
 自分が知らない事、これまでの常識が通用しない事に対して、従来の常識で
考え、それを国民に伝える事で、国民の危機感をなくしたという意味で、彼ら
の罪は極めて重いと言える。
 もっと言えば、一番の問題は普通の日本人の反応、対応の鈍さである。
 武漢ウイルスがかなり問題になって来ていた時期に、電車に乗っている人で
マスクをしている人は半分以下だったし、スーパーなどに行っても、マスクを
している人は少し前まで、3分の1以下だった。
 テレビ、新聞が大騒ぎをする前から、ネットでは深刻な状態を伝えていたが、
そうした情報には見向きもしなかったのである。

(財務省の財政均衡主義を打破する大チャンス)
 こう書いて来ると、日本は終わったとも思えるが、タイトルに書いたように
筆者は、今回の武漢ウイルス問題は、日本にとって、天が与えた戦後最大の
神風だと考えている。
 まず、この騒ぎで、習近平の来日が延期になった。天安門事件の時に、天皇
を訪中させた事で、世界の中国制裁の輪を日本が取り除き、今の中国の横暴を
作る原因となった事の繰り返しは、とりあえずはなくなった。
 また、東京五輪はまず、100%延期は中止になるだろう。そして、中国人
を中心に外国人観光客を多く入れて、それで収入を得ようという考えも修正
されるだろう。
 インバウンドは大きいと言うが、日本が不況から脱して、多くの日本人が
1年に数回旅行をするようになれば、インバウンドの数倍の金が観光地や旅館
に落ちるのであり、あのうるさい中国人の会話を聞かなくて済むだけでも、
心地よい。
 また、日本企業の多くが中国に進出し、中国製の部品に頼っているが、これ
がいかに危険かが、改めて理解された。
 中国に進出した企業が中国から撤退し、日本の地方に工場を少しでも戻せば
疲弊した地方経済に大いにプラスである。
 今回の武漢ウイルスだけでなく、SERSや新型インフルエンザなど、これから
も10年に1回は中国発の大きな問題が発生する事が予想される。それだけに
今の、「中国に抱き着き、心中状態」の日本を是正する大きなチャンスをウイ
ルスが与えてくれたのである。
 そして、武漢ウイルス騒動の最大のメリットは、20年、30年続く不況の
中で実施した消費税の引き上げと、インバウンドの減少、東京五輪の延期で
更に大不況になるのは、必至の日本だからこそ、財務省の無能官僚がしがみ
ついている「税制均衡主義」を放棄させ、国債の大増発で、落ち込む景気を
大きく下支えをする絶好の機会となる事である。
 また、グローバリズムがいかに危険か、防衛、防疫がいかに大切かを国民に
思い知らせたという意味でも、武漢ウイルスはまさに神風となる大きなチャンス
なのである。
 そのためにも、前に書いたように、安倍首相が1年後には辞任する事を宣言し、
消費税の3年間の中止、年20兆円の国債発行を5年続ける事、東京五輪の延期
を宣言し、1年間死に物狂いで仕事をする事が重要である。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020.03.17 12:36:34
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: