日々おだやかに、心豊かに

日々おだやかに、心豊かに

2023.05.11
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カテゴリ: 備えるもの
毛利元就は、元は安芸国の小豪族でしたが
その手腕で一代で中国地方を統べる大大名に
なりました。


そんな凄腕の武将が「いくさ」という非常時、
兵士の「やる気スイッチ」を押すために用いた食べ物があります。
これは私たちの非常時にも役立つと思いますので
文献に残っているものを書いて置こうと思います。


毛利元就は陶晴賢(すえはるかた)との厳島の戦いの折、
兵士たちに兵糧の入った3つの袋「三日兵糧」を与え、
それぞれの腰に付けさせました。

​ひとつめの袋に入っていたのは、 です。​
餅はごはんよりも軽く、コンパクトでありながら
カロリーは1.5倍にもなる、力めし。
白米は2~3時間で空腹になるところ、
餅は腹持ちがよく、スタミナが続くので、
奇襲にも強く、非常時にも強い。

非常食として重宝されたそうです。


​ふたつめの袋には、 焼き飯 。​
​味噌​ をたっぷり塗ったおむすびを焼いて、保存性を高めてあります。
餅で戦い、疲れたところでそのままがぶりと食べられる握り飯。
身体を癒す良質たんぱく質の味噌付きです。


​3つ目の袋に入っていたのは、 生米 。​
これは戦が長引いた時のための予備で、炊飯用です。
おかゆにすれば数日は生きられます。




冷蔵庫もない時代、
3日間いのちを長らえ、力仕事に耐えられる食を備えたこの智慧を
私たちも今後に生かす時があるかも知れません。

いま私たちは電気やガス、石油といった燃料とインフラに支えられて
便利に豊かに日々暮らすことができますが
それはほんの何かのきっかけで容易く失われるものでもあります。


戦国の乱世は、遠い昔のおとぎ話ではありません。

時代はめぐる。







また、
戦国の世は、天災に運命を左右された時代でもありました。
天下を取った豊臣秀吉さえも、大地震で伏見城を失い、人生の希望も失いました。
天正3年に起きた天正地震では、城ごと滅亡した大名もいます。


いくさと天災。
まさに現代に生きる私たちと同じです。


ここのところ、大きめの地震が続いています。

地震のひとつの目印となる太陽活動や地磁気を観測している人々も
強く防災を呼びかけています。


天災は忘れたころにやってくる。


日々の備えは、明日をつくる糧。
いまから備えて損はありません。




5 年保存​ できる真空パック非常用・備蓄用の切り餅です。
無添加。越後製菓のおいしいお餅です。





自宅で熟成させる仕込み味噌。
このまま手を付けず家の涼しいところに置いておけば、
3年は保存できますね。
何がなくても、日本人には米と味噌さえあればなんとかなる。






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Last updated  2023.05.12 11:12:36
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