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見終わってから気付いたのですが、 大平サブロー
、 ラサール石井
、 小宮孝泰
たちが舞台でやってるお芝居の映画化だったらしいですね。舞台はかなりな人気で、ロングランの作品だったらしいのですが、映画はいかがだったんでしょう。そういえば、予想に反してお客さんがいらっしゃいました。皆さん、舞台を御存知なんでしょうか?
チラシが二種類あったので両方載せますが、下の方がいい感じだと思いました。という訳で映画が始まりました。
山田啓太くん
役の 小日向星一くん
の登場で始まりましたが、ここで、何というか、座席からずり落ちそうになってしまいました。下手クソというのでしょうか、見ていてオロオロするというべきなのでしょうか、いやはや何ともいえない始まりでした。
そこから、まあ、気を取り直すというか、落ち着くのに持参のコーヒーを一口飲んで、ちょっと周りを見回して、皆さん落ち着いていらっしゃるようなので座り直して・・・。
チョット、のんびり見始めると 「のん」ちゃん
の弾き語り絶唱シーンとか、 太平サブローさん
の「老い」の顔面アップとか、 「ちょっと、コレどうしよう?!」
的なシーンが、結構、次々と襲い掛かってきますから油断はできません。
柄本明
の名前があったなと思っていると、日本刀を振り回す斬殺シーンだったりして、 「えッ、今のが柄本明?」
って感じで、もう笑うしかないでしょう。
今は何て名前なのか知りませんが、お相撲の若花田君が年を取って出てきているに違いないと思わせる 込山晃
役の 渡辺哲さん
の熱演も笑えます。
「ああ、ぼく、いつの間にか落ち着いて笑ってる。」
ありきたりな筋立てや、上手くもない素人ムード歌謡コーラス、「それが何だっていうの?」としか伝わらない「昭和」のイメージにハラハラ・モヤモヤしながら、中盤から後半に至っては、 「よう頑張ってはります」
感が半端ではなく襲いかかってくるようです。
まさに(今ハヤリの、掛け声「まさに」ですが)、ドサ廻りのうちに、先なんてない「老い」へさしかかったオジサン・オバサンの「平成」も「令和」も「カンケーねえー」人生!と観てほしがってるいるらしい演出も見え見えなんですが、さほど腹も立たず映画は終わりました。
さすがに 「カンドーした!」
とも 「ぼくも年を取ったなあ。」
とも思いませんでしたが、 「さて、平成って何だったんだろう?」
って、ふと思いました。
でもね、こういうほのぼのバカバカしい系の「喜劇」がぼくは嫌いじゃないんですがね、何だか迫力というか、パワーがない感じがさびしかったですね。それにしても若い人に限らず、スクリーンに映しだされる「お芝居」が下手ですね。そこがよくわからないところですね。
監督 杉山泰一
原作 水谷龍二
脚本 水谷龍二
撮影 的場光生
照明 加瀬弘行 木村伸
録音 高野泰雄
美術 湯澤幸夫
衣装デザイン 高橋正史
スタイリスト 清藤美香
ヘアメイク 渡辺順子 菅野史絵 根本佳枝
編集 栗谷川純
音楽 宮原慶太
音響効果 齋藤昌利
助監督 佐藤匡太郎
キャスト
大平サブロー (天野真吾 :
ボーカル)
ラサール石井 (市村敏樹 :
コーラス)
小宮孝泰 (山田修:リーダー・コーラス)
渡辺哲 (込山晃 :
コーラス)
でんでん(西一夫 :
コーラス)
有薗芳記 (青木五郎 :
コーラス)
のん (久間部愛:歌手志望の少女)
菅原大吉 (山田英二 :
リーダーの弟)
戸田恵子(キティ岩城:歌手)
小日向星一(山田啓太:「愛」ちゃんの友達)
相築あきこ (久間部浩美:「愛」ちゃんの母)
柄本明 (久間部六造:「愛」ちゃんの祖父)
春風亭昇太(居酒屋店長 :
何故か出ている人)
2020
102
分・日本 2020
・ 03
・ 17
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