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2021.05.21
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​​山形梢 編「赤ちゃんと百年の詩人 八木重吉の詩 神戸・育児編」(ほらあな堂) ​​
 ​ 赤ん坊が わらふ 八木重吉

   赤んぼが わらふ

  あかんぼが わらふ
 わたしだって わらふ
  あかんぼが わらふ ​​
​  ​​この 「読書案内」 で、以前、 八木重吉 の詩の、ちいさなアンソロジー詩集 「六甲のふもと 百年の詩人」(ほらあな堂) ​を手作りした 山形梢さん のことを紹介したことがあります。​​
​ その 山形さん が続編、 「赤ちゃんと百年の詩人 八木重吉の詩 神戸・育児編」(ほらあな堂) を作られました。​
山形さん は、 おチビさん が1歳の誕生日を過ぎたころ、小さなアンソロジーを手作りして届けてくれました。その手ぎわというか、勇気というか、心もちにとても感動したのですが、今度は、日々成長していく おチビさん の笑顔を見ながら作った詩集のようです。
 ようやく歩きはじめたらしい、 おチビさん の手を引いて、 旧御影師範の跡地 を訪ねて写真を撮ったり、 石屋川公園あたり で水遊びをしたりしながら選んだ詩を編集した冊子のようです。
 先日、 山形さん のお住いの近くで おチビさん と半年ぶりに再会しました。目をぱちくりさせた驚きの表情がとてもかわいらしかったのですが、怪しい徘徊老人はお友達にはしていただけなかったようで、うってかわった渋面から涙かあふれる前に退散と相成りました。
おどろきの
かたまりよ、
わたしの
ちいさなむすめ
うまれてから
まるひとつのもも子
おまへの からだは
たましいのように おどろいてゐる
草のように おどろいてゐる
「欠題詩群(二)」1924年10月 ​​

 詩人の薄幸な人生の、つかの間のよろこびを断片のように書き残した詩のことばの中に名をのこした長女 桃子 ですが、4歳で父を亡くした彼女もまた、父の不幸を追うように14歳で他界したことが解説に記されていました。
山形さん が、幼い命の輝きに目を見張る暮らしの中で、新たに見つけた、 八木重吉 の詩の喜びと悲しみが伝わってくる詩集だと思いました。​​
 なかなか手に入れることが難しい冊子だと思いますが、どこかの古本屋の店先で見つけたら、手に取ってみてほしい、気持ちのこもった「小さな本」だと思います。

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最終更新日  2021.05.21 16:55:50
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