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「これは見なあかんやつやな。」 とか思っていると、封切り直後、さっそく
「見たで!ワールドカップの決勝と同じくらいハラハラドキドキで疲れるで。」 と ピーチ姫 から報告が入りました。
「もちろん行くで!」まあ、こういうのやり取りがあって、やってきたのが 109シネマズハット です。冬休みに入ってしまったので、混みあっていることを覚悟してきましたが杞憂でした。ほんと、ここはいい映画館です(笑)。
「ハンカチいるで!」
「バスケがやりたいんです。」 こんなことばシーンや、 バスケットボールはド素人の 花道くん が
「左手はソエルだけ。」 と、ぶつぶつ念じながら誰もいないコートでシュート練習をするシーンは(ああ、もちろんマンガのですよ)、今でもありありと思い浮かんでくる傑作マンガです。
「元気やったかね、君たち!」 懐かしさが、画面の中で出来上がっていく絵とともにこみあげてきて、 68歳の老人 の涙腺はダダ洩れ状態でしたが、そこから約2時間、知ってはいるものの、圧倒的な苦闘の連続の中で、ぽつりぽつりとファンならだれでもが知っている名セリフがあって、挙句、あと 5秒 という最後の最後、敵のゴール下でボールを持った 流川楓 の眼差しがチラッと花道を見て、すごい パス を受け取った 桜木花道 のボールを構えた瞬間の つぶやき に息をするのを忘れて目を瞠りました。マンガを知らない人には全く分からないことを書いていますが、ファンなら誰でもわかる話なのです。どうせ繰り返し読んでいるに違いないのですから。(笑)
「左手はソエルだけ!」
リョータくん
の重い過去と現在の葛藤が挿入された結果、 宮城リョータくん
にとっての 山王戦
という新しい スラムダンク
が出来上がっていて、これだけ、スポーツの中の身体の動きの描写に、卓越したリアルな描画力をもつ 井上雄彦
が、やはり、作品全体としては人間が描きたいのだということが、素直に伝わって来て、感動でした。何はともあれ 拍手!拍手!
でしたね。
監督 井上雄彦
原作 井上雄彦
脚本 井上雄彦
作画監督 江原康之
美術監督 小倉一男
撮影監督 中村俊介
編集 瀧田隆一
オープニング主題歌 The Birthday
エンディング主題歌 10-FEET
キャスト
仲村宗悟(宮城リョータ)
笠間淳(三井寿)
神尾晋一郎(流川楓)
木村昴(桜木花道)
三宅健太(赤木剛憲)
2022年・124分・G・日本
2022・12・26-no143・109ハットno20
追記2022・12・26
ゆかいな仲間
の カガクくん
から訂正が入りました。 山王戦
は 2回戦
で、 1回戦
は大阪の 豊玉高校
でした(笑)。マア、本人も バスケばか
だった、今でもか(?)というわけで、よく覚えていらっしゃいますね(笑)。1回戦を2回戦に訂正しました。
是枝裕和「怪物」109シネマズ・ハットno28 2023.06.18
市川準「トニー滝谷」パルシネマ 2023.05.29
伊丹十三「静かな生活」こたつシネマ 2023.04.23