殿上人日記

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2020年08月07日
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カテゴリ: 旅のいろいろ


2月上旬に、娘と出かけた長崎旅行​も
最終日。九十九島を遊覧をして佐世保
から佐賀県に入って、有田で昼を食べ
次は福岡県の柳川(やながわ)です
ここでは希望者は、有料でどんこ舟に




あとの人は1時間程のフリータイムです
柳川は前に一度、来た事がありますが
今回はちょうど雛飾りの時期だったので
どんこ舟には乗らず、前回も見学をした
お屋敷を拝見しようと思いました




柳川(柳河)藩主であった立花家の広大な
御殿とお庭を有料で見学が出来るのだ。
元文3(1738)年、第5代藩主立花貞俶が
柳川城の南西隅にあたる御花畠(ここ)に
別邸を築いたそうである




明治となり立花家は伯爵となっていたが
立花家の第14代当主立花寛治によって
ゴージャスな迎賓的な邸宅が明治43年に
完成し、今も当時の姿を残し地元の人から
御花(おはな)と呼ばれて親しまれている




立花家についてウィキペディアで説明すると

>南北朝時代に、大友貞宗の子の大友貞載
>が筑前国糟屋郡立花城に拠り立花を称した
>ことより始まる




>以来大友氏の重臣として重きをなしたが、
>立花鑑載のとき大友義鎮(宗麟)に背いた
>ため、同じく大友氏支流の戸次鑑連(立花
>道雪)により攻め滅ぼされ、鑑載の子・
>立花親善の代で断絶した。




>大友義鎮は大友氏の一族、戸次鑑連を立花
>鑑載・親善にかわって立花城に入れ、立花氏の
>名跡を継がせた(鑑連はのちに入道して道雪と
>号す)。鑑連自身は主家である大友家から
>立花姓の使用を禁じられたため、立花姓を
>名乗ってはいないが、立花道雪の名で知られる




>道雪は男子がなかったため、初め娘の誾千代
>(ぎんちよ)に立花城を譲り、晩年に道雪と
>同じく大友氏の庶流であった高橋紹運の息子、
>統虎を誾千代の婿に迎えて養子とした。統虎
>改め立花宗茂は斜陽の大友氏を支え島津氏
>との戦いに活躍し、豊臣秀吉の九州征伐の後、
>筑後国柳川に13万2000石を与えられた。




>立花宗茂は関ヶ原の戦いで西軍に参加したため
>(大津城攻めのため本戦には参加できなかった)
>所領を没収され流浪したが、1604年に徳川氏に
>より取り立てられ、1606年、陸奥国棚倉で
>1万石を与えられて大名に返り咲いた。




>その後、大坂の陣でも戦功をあげ、1620年、
>関ヶ原の戦い以降に筑後柳川32万石を支配
>していた田中氏が絶家したのをきっかけに
>柳川10万9千石を与えられ、旧領に戻った。
>関ヶ原で改易された武将が再び「大名」と
>して復活できた例は少なく、その中でも旧領に
>戻ることができたのは立花宗茂ただ一人である。




>江戸時代の立花氏は柳川藩主として明治維新
>まで続き、維新後は華族に列して伯爵を授け
>られた。現在の立花家は、柳川市の自邸立花氏
>庭園(松濤園)を改装した料亭・旅館・宴会場
>「御花」を経営している。




との事でして。戦国期の女性は時代に翻弄を
されたお市の方や三姉妹、細川ガラシャなど
人気がありますが、岩村の女城主のおつやや
大河の井伊直虎のように、立花家のお姫様の
誾千代もまた女城主であった




>大友氏の有力家臣(加判衆)であった戸次鑑連
>(立花道雪)の一人娘として筑後国山本郡(現・
>福岡県久留米市草野)の問本城にて誕生。名前に
>含まれる「誾」の字は“慎み人の話を聞く”という
>意味合いを含めて肥前の僧侶、増吟が名付けた。




>天正3年5月28日(1575年7月6日)、誾千代が
>7歳の時に立花城の城督・城領・諸道具の一切を
>譲られている。道雪は後継者となるべき息子が
>おらず、一人娘に城督を継がせるため、通常の
>男性当主の相続と同じ手続きを踏み、主家で
>ある大友家の許しを得た上で、姫を立花城の
>城督とした。




大友家の重臣の子であった宗茂が、誾千代と
結婚し立花道雪の婿養子となって、誾千代に
代わって家督を譲られたのだが

>宗茂が不在の間、城の守りは妻である誾千代が
>任せられていた。そのため侍女たちとともに
>武装し、敵からの攻撃に備えていた




>『大友文書』によると、「戸次伯耆守は
>大友宗麟の重臣なれど、矢傷にて脚が
>くさり衰えたり。されど娘ありて勇壮。
>城内の腰元女中、五十名ほど訓練し、
>戦初めには一斉射撃をなして敵の心胆を
>奪う」という記述がある。




>宗茂が文禄・慶長の役で不在の間、秀吉は
>誾千代を言葉巧みに名護屋城に呼び寄せ
>手込めにしようとしたが、それを察知した
>誾千代はお付きの女中に鉄砲を構えさせて
>護衛させ、また自らも武装をして乗り込んだ
>為、それに恐れをなした秀吉は手も足も
>出なかったとされる。




>関ヶ原の戦いの時には、居館から甲冑を着て
>出撃、先に柳川西側の渡船口にて鉄砲隊を構え
>射撃して鍋島水軍を近づけず、そして南側へ
>往き、自分が別居中の宮永村にて攻め寄せる
>加藤清正軍を威嚇して、加藤軍の進軍を改道
>させたとされている。




なかなかの女城主ぶりだ。しかし夫婦仲が良く
なかったようで、彼女は後年は、別宅に住んで
子供もいなかった。宗茂の実弟の子を養子とし
後世に繋いだようである




こちらは立花伯爵家のお嬢様。この邸宅が
完成した同じ年に誕生された立花文子嬢は
林野局にお勤めのお婿さんと全国をまわり
終戦後には柳川に一家で戻り、お婿さんが
立花家16代当主となったのだが




華族制度は廃止され、膨大な財産税を
払う為に、東京の不動産を処分しても
借金が残ってしまったそうだ。そこで
この柳川の大きな屋敷で、料理旅館を
始めたそうですよ




昭和25年に料理旅館「御花」を開業し
伯爵家のお嬢様だった女将の文子さんの
口癖は「なんとかなるわよ」との事で
今でも「御花」は料理旅館をしながら
お屋敷も有料で公開をしており




春先には、艶やかな雛飾りが座敷に
飾られている。こういったものも
その時期に行かなければ。柳川の
さげもんも見たかったしね。ウィキ
ペディアによると




>さげもんは、福岡県柳川市に伝わる風習。
>吊るし飾りのひとつ。女児の生まれた家庭
>では、その一生の幸せを願い雛壇は父方の
>実家から、さげもんは母方の親戚、母、
>祖母が用意する。




>元々は奥女中の嗜み教養のひとつとして、
>お姫様が生まれると琴爪入れなどに使う
>袋物を姫様の健やかな成長を願い繕い
>贈ったのがはじまり。やがて吊るし雛へと
>型を変え柳川まりとともに伝承されて
>きた風習である。




>また彼女らの里帰りを通して庶民にも伝え
>られた。裕福な家庭は雛壇をさらに豪華に
>ひきたてる為、部屋中にさげもんを飾りつけ
>客人を招いた。あるいは雛壇を用意できぬ
>家庭でもその代わりとして布団ハギレで縫い
>合わせ心をこめた初節句の祝いとした。




>人生50年と言われた時代に女性は一歩引いて
>49年と配慮した意味を含ませ、さらに中央に
>特大柳川まり2連を加え計51個とする事により、
>人生50年よりも長生きできるように願をかける。
>これを初節句の際、雛壇の横に左右対で飾る。




>これに類する風習として静岡県東伊豆町の
>「雛のつるし飾り」、山形県酒田市の
>「傘福」(笠福)がある。

との事で、艶やかな雛飾りをじっくりと
楽しむ事が出来た。立花宗茂と誾千代夫妻




地元では大河ドラマ化も狙っているらしい
誾千代以上に立花宗茂も人気があるようだ
何でも秀吉と家康を魅了した、戦国最強の
武者が浪人になり、再びの返り咲き

ウィキペディアで彼の事を紹介すると




>(九州平定)戦後、秀吉はその功を認めて筑後国
>柳川13万2000石を与え、大友氏から独立した直臣
>大名に取り立てた。このとき秀吉は宗茂を「その
>忠義、鎮西一。その剛勇、また鎮西一。」「九州の
>逸物(原文:誠九州之一物ニ侯)」と高く評価した




>文禄の役でも立花軍が明軍を食い止めたために
>戦機が生まれ、小早川隆景などの日本軍が明軍を
>撃破した。宗茂はこの激戦で騎馬まで血塗れとなり、
>二つの首を鞍の双方に付け、刀は歪んで鞘に戻せ
>なくなったという。




>『甫庵太閤記』に「鬼神も敵す可らざる御功績も
>あり」と記述があるので、柳川の民からも「鬼将軍」の
>異名で呼ばれた。小早川隆景は「立花家の3,000は
>他家の1万に匹敵する」と評価し、秀吉からも「日本
>無双の勇将たるべし」との感状を拝領した




>小田原征伐に従軍、岩槻や江戸に参陣。
>2月1日、秀吉は諸大名の前で宗茂を、
>「東の本多忠勝、西の立花宗茂、東西
>無双」と評し、その武将としての器量を
>高く褒め称えた




>徳川家康は宗茂を畏敬し賞賛していた。二条城に
>上洛した際、本多正信に、直々に絶賛した記録が
>残っている。武田信玄、上杉謙信、織田信長等の
>名だたる武将と比肩して。正信は、殿がそのように
>褒めるお方は誰にと問えば「家康公の仰に、天下に
>隠れなき立花宗茂が事よと宣ふ。」(翁物語)




>『名将言行録』では、宗茂のことを「人と
>なり温純寛厚。徳ありて驕らず。功ありて
>誇らず。人を用ふる、己に由る。善に従ふ。
>流るるが如し。奸臣を遠ざけ、奢侈を禁じ、
>民に撫するに恩を以てし、士を励ますに、
>義を以てす。




>故に士、皆之が用たるを楽しめり。其兵を用ふるや、
>奇正天性に出づ、故に攻めれば必ず取り、戦へば
>必ず勝てり」と記している。文武両道の名将で、
>連歌・書道・茶道・香道・蹴鞠・狂言・能楽・
>笛・舞曲・料理・竹製花器・手作り仏像・弓製作
>など多彩の技芸にも長けていた文化人とされる




いやぁ~。なんだかすごい。そんな人物だから
こそ、戦国を生き抜き江戸時代も将軍家からも
重宝されたのだろう。もし大河をするとしても
誰が演じるのだろう。誾千代とかは思いつくん
だけど




といった訳で、立花家のお屋敷と展示館を
見学させていただき、残る時間は柳川の
プチ街歩きを楽しもうかな。柳川は掘割と
いう水路がめぐらされた水郷です。それを




船頭さんに操られたどんこ舟に揺られ
のんびりと。2月上旬はもうマスクを
つけている人もいますね。式場から
披露宴会場へ移動する花嫁舟なども
あるそうですよ




なんだか倉敷とか佐原なども思わせる
光景ですが、やっぱ水郷は風情があり
ますね。この柳川出身の有名人は結構
あるようです。妻夫木聡、徳永英明、
北山たけしといった芸能人の他にも




大相撲の琴奨菊、横綱土俵入りの
不知火型を考えた、第十代横綱の
雲龍久吉。なんでも途中で名前が
変わったみたいです。小説家では
檀一雄




そして北原白秋もここ柳川の商家の
生まれです。ウィキペディアによれば

>北原 白秋(きたはら はくしゅう、1885年
>(明治18年)1月25日 - 1942年(昭和17年)
>11月2日は、日本の詩人、童謡作家、歌人。
>本名は北原 隆吉(きたはら りゅうきち)。




>詩、童謡、短歌以外にも、新民謡(「松島音頭」
>「ちゃっきり節」等)の分野でも傑作を残して
>いる。生涯に数多くの詩歌を残し、今なお歌い
>継がれる童謡を数多く発表し、活躍した時代は
>「白露時代」と呼ばれ、三木露風と並んで評さ
>れる、近代の日本を代表する詩人である。




どんな童謡の作詞かなと、並べれてみると
雨、あめふり、ゆりかごのうた、この道
からたちの花、ペチカ、ちゃっきり節
待ちぼうけ、砂山などなど・・・




あめふりは、ピッチピッチ チャップチャップ
ランランランで。雨は、雨がふります雨がふる
って感じです。あめふりは「コドモノクニ」と
いう児童雑誌で発表されたそうだが、他にも
野口雨情のうさぎのダンスも、この雑誌から




挿絵画家には竹久夢二や東山魁夷などの
名前もあって児童雑誌とはいえ侮れない
復刻版とかあれば見てみたいなぁ。集合
時間が決まっていたので、そろそろ
バスに戻らねば




もう少し時間があれば良かったけど、まだ
この後にも観光があるんですよ。どれだけ
充実してるんだ3日目。個人だったら既に
駅に向かって、名古屋行きの新幹線に乗る
時間かも




船頭さんによっては話が上手いとか
歌が上手いとか、いろいろあるけど
今回の人はイマイチだったとバスで
添乗員さんが言っていた。フリーで
良かったかな♪




御花の売店で、八女抹茶もなかを
娘と半分こ。福岡県八女市あたりの
八女茶の生産高は全国6位。手頃に
名物を食べるのも旅の楽しみだ




バスでどんこ舟組を待っていたら、一般
車両の利用者さんが肩ににゃんこを乗せ
車に戻ってきていた。紐をつけての観光
みたいだが、猫連れは珍しい




土岐アウトレットもわんこ連れが多いが
一度、フクロウを連れた人がいたのには
驚いた。ではでは一番最後の観光地へと
出発しますか!    つ づ く




         2020年2月10日に福岡県柳川市で撮影

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最終更新日  2020年08月07日 21時34分57秒
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