クルマ、バイク、鉄道模型など趣味で人生を楽しむ

クルマ、バイク、鉄道模型など趣味で人生を楽しむ

2024.04.24
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カテゴリ: バイク
W1SAは高校生の時から近所のオジサンがW1を乗っていていつも腹に響く快音を響かせながら疾走する姿をうらやましく見ていました。メッキタンクもなかなかいいのですが、当時の私にはやや渋い旧車の感じがして欲しいとまでは思いませんでした。ただ、1972年ころ、大学生になってクルマに乗るようになってからW1SAを見かけるようになって注目し、その後、W3がZ1登場後に発売されたのも知っていましたが、結局クルマにシフトしたため、思い出に留まっていました。
しかし、38歳ころから昔乗っていた、あるいは憧れていたバイクを集めてレストアするようになってからはK1、K0、DT1に続き、早い段階の44歳で雑誌広告を見て日野のウエマツから比較的程度のいいW1SAを購入しました。今から30年ほど前ですから、ウエマツも先代の社長が河原を占拠して廃品回収業と中古バイクの販売をされていた状態で現在の派手な事業活動からは想像もできません。
買ってから、W1クレージーズの会長様にコンタクトしてご自宅にお邪魔し、タンクキャップ、ブレーキやレバー、ウィンカー関係の純正部品とマフラーやゴム類のリプロ部品を分けていただき、本格的にレストアを始めました。いつもの調子で、オリジナルの新車状態に戻したくて、シートやタンク、ヘッドライトケース、メーター、リアランプ、チェーンカバーなどの新品をヤフーオークションやショップ、部品交換会を回って約10年掛けて集めては部品の交換を続けました。また、シートに関しては、ツーリングでの乗る心地を優先して、W3の新品も手に入れて適宜交換しながら楽しんでおりました。
しかし、マフラーだけは中々手に入らず、半ばあきらめていましたが、2年前に山形のバイク店が廃業に当たって在庫を出品処分されているのを見つけ、即座に16万円で落札することができました。奇跡に近い出来事でした。代わりに交換で出品した状態のよいW1クレージーズのリプロマフラーに入札が殺到し、8万円で売れたくらいでしたから。
現在、ほぼ新品状態になって大変満足しております。72歳になって650くらいの手軽なバイクが乗りやすく感じるようになりました。XS-1Bとともに最後まで手許に残るバイクと思います。


この写真はW1クレージーズのリプロ大根マフラーを付けていた状態です。ヘッドライトケースとリアショックはオリジナル新品を別途保管し、好みでメッキパーツを付けています。




当時はまとめて「ダブワン」と呼んでいて、あまり「W1SA」とは呼んでいなかったようです。このカタログには「650-W1SPECIALと書いてありますが、カワサキは総じてモデルの寿命が長くてシリーズ化されるためか、マッハⅢに代表されるように製品名を途中でよく変更しました。














オリジナル塗装です。ウエマツから買った時は、日焼けしたオレンジ色にレストア塗装されたタンクが付いていました。





ゴムホースの金属カバーは別途保管しています。タンクは綺麗ですが、為念でフィルターを付けています。






















W3の新品シートを付けた状態です。基本的にツーリングに行く時だけ交換しています。


確かにマフラーは後端が絞られています。時々最近の雑誌ではW3とW1SAの違いとして、W1SAは大根マフラー(実はW1クレージーのレプリカを装着している個体が多いための誤解か)で、W3は後端絞りと書いてありますが、間違いですね。昔の話なので、段々何か正確か、知る人も減ってきて曖昧になってきました。




昔からカワサキの国内版カタログは六甲山とか、芦屋浜とか近場で撮影して制作費を安く上げていました。現代の眼では無造作なスナップみたいでカタログ写真らしくないのが当時の雰囲気を思い出させます。





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Last updated  2024.04.27 10:36:51
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