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おはようございます今月16・17日は、センター試験で、娘が受験しました。とても寒い日で したね。秋田大学の周りは、バスが何台も連なり、車も多くて、大渋滞でした。みんな無事希望の大学に合格しますように!!!★☆林正彦先生の講演「すばる望遠鏡の10年」 ~世界最大級の望遠鏡が見た「宇宙」~16日、国立天文台ハワイ観測所所長 林正彦教授の講演がありました。林先生は、ハワイ島マウナケア山頂にある、すばる望遠鏡を運営管理し、世界でも有数の研究をなさっている方です。秋田市は、ひどい天候でしたが、林先生は常夏のハワイから来てくださいました。秋田市中心にあるカレッジプラザには、これまでに無いくらい人々が集まり、私もやっと座りました。老若男女350人以上の参加だと思います。★☆YOUTUBEのすばる望遠鏡プロモーションビデオ★http://www.youtube.com/watch?v=NT5bqBOzLjk&fea..夜空に浮かぶすばる望遠鏡 写真 国立天文台すばる望遠鏡についてのお話をまとめました。★すばる望遠鏡がなぜ優れているか ・天文台の場所・・・ハワイのマウナケア山頂は標高4200mで、雲が無く、殆ど雨が降らず、地球大気の影響が少ないので、最も観測に適している。 ・ドームの形・・・ 円筒型。空気の影響を受けない、熱を効果的に排出する。 ・ ・主鏡 ・・・ 口径8,2m。厚さは20cmの一枚ガラスでできている ・アクチュエーター・261本のアクチュエーターで、主鏡のゆがみを補正 ・主焦点・・・・・・一度に広い視野を撮影できる ・レーザーガイド星を用い、波面補償光学で、映像をより正確なものに補正★すばる望遠鏡の成果 ・アンドロメダ銀河の星々を写す ・アクチュエーター・261本のアクチュエーターで、主鏡のゆがみを補正 ・主焦点・・・・・・一度に広い視野を撮影できる ・レーザーガイド星を用い、波面補償光学で、映像をより正確なものに補正★すばる望遠鏡の成果 ・アンドロメダ銀河の星々を写す 250万光年も離れた アンドロメダ星雲の星々や星雲をクリアに撮影。 アンドロメダ星雲 写真 国立天文台・星形成領域の撮影 S106 IRS4 明るい中心には、赤外線源 IRS4 と呼ばれる大きな星があります。 その星の年齢はまだ 10 万年、生まれたばかりです。 星から噴出したガスや塵などは、美しい双曲上の流れを形作っています。 星形成領域 S106 IRS4 ・原始惑星円盤の撮影→惑星系の形成モデル ぎょしゃ座AB星の側の原始惑星円盤を撮影 ・最も遠い銀河上位トップ20の内、すばるは19個発見 ・最も遠いガンマ線バースト (この記録は2009年、破られた) ・ライマンαブローブ・・距離120億光年の不思議なライマンα放射ガス塊を、多数発見 ・系外惑星の直接撮像・・・GJ758の恒星に、惑星をコロナグラフで発見 「新装置HiCIAO」で第二の太陽系探しを開始 ☆太陽型星GJ758の惑星をコロナグラフで発見 ☆GJ758の惑星候補天体の直接撮像写真 国立天文台 ★すばる望遠鏡は進化する・・現在広角カメラは8000万画素 3年後には、8億万画素になる★観測が正確・・・最も遠い銀河「IOK-1]の赤方偏移の値は Z=6,96 赤方偏移の値を正確に出しているので、信頼度が高い ☆最も遠い銀河「IOK-1」 □の 中心にあるうっすらとした赤い天体 写真 国立天文台 ☆ビッグバンから現在までの宇宙進化のイメージ図。 右上のビッグバンから順に、38万年後の宇宙背景放射のゆらぎ (NASAのWMAP衛星による宇宙マイクロ波背景放射の画像 「IOK-1]はビッグバンから7億8千万年後の宇宙に発見された銀河 ★ダークマターの3次元分布を解明 万有引力の法則から求められる質量と、光などの電磁波で観測できる質量との差で求められる2時間の講演で、以上の内容をお話してくださいました。 日本の高い精密機械の技術と観測技術が、世界をリードする研究をし、世界中の研究者から信頼されているのですね。とても充実した、楽しい講演でした。今日23日は、同じカレッジプラザで。インフレーション理論を世界に初めて提示した佐藤勝彦先生(東京大学)の講演があります。午後2時からです。とても楽しみです(*^_^*)
2010.01.22
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こんにちは皆様のおかげで、拙い私のブログが30000ヒットを越えましたたくさんのご訪問、コメントに感謝申し上げます(*^_^*)いろんなことをご報告したり、ご相談したり、とても楽しい1年半でした。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。♪音楽♪が専門ですが、いつの間にか大好きな天文学のことでも、いっぱいになってしまいました(^o^)音楽も、私が子供の頃から考えると、ビックリするくらい盛んになりました。クラシック音楽は、毎日世界中の音楽家が、日本のどこかでコンサートを開いているくらい多くなりました。日本人演奏家もとてもレベルが高くなり、世界のコンクールで入賞したり、音楽会を開催しています。ポップスも、素晴らしい演奏がたくさんありますね!天文学も、現在は宇宙観測機器の発達で、ものすごく遠い世界を見ることができ、美しい銀河や星雲の姿にも感動します。ガリレオ・ガリレイが初めて宇宙を見た日から400年、現代は、宇宙時代と呼んで良いほど、新しいことがどんどん発見され解明されています。これからも、音楽と天文学を中心に、心に残ったことを書き留めて行きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。この頃お気に入りの写真、「フェリクス星雲」です。水瓶座の方向にある「螺旋(らせん)状星雲、NGC7203」です。またの名を「神の目星雲」、「フェリクス星雲」と言い、地球に最も近い惑星状星雲です。地球からは、約690光年の距離です。この星雲は、太陽のような恒星が最後を迎え、星からガスを放出し美しく輝いています。昔、天文学者が望遠鏡で見て、惑星のように見えたので、惑星状星雲と呼ばれています。この星雲の中心にある小さな白い点は、星の最後の姿・白色矮星です。12万度という高温になって、辺りを放射しています。星雲はとても複雑な形をしており、現代のハッブル宇宙望遠鏡やスピッツァー赤外線衛星などで、星雲内部のガスの塊や、複雑な形をどのように作るのか分かってきました。初めはドーナツ状だと思われてきましたが、現在は、中心部は大きな球形で、周りを大きく放出したガスや塵が取り巻いていると分かっています。 上の写真の一部を拡大したもの NASA ハッブル宇宙望遠鏡 さらに拡大した写真 NASA ハッブル宇宙望遠鏡 ガスの濃い部分が、中央の白色矮星からの放射光と爆風で、拡大しています。 このボールの様に見えるガスの塊は、1つずつが地球くらいの大きさだそうです。 らせん星雲 スピッツァー赤外線衛星による写真 NASA複雑なガスの円盤が幾重にも星雲を取り巻いているのが分かりました。まだ、なぜこうなっているか解明されていませんが、周りを取り巻く彗星がチリをまき散らしながら、回っているのではないかと思われています。
2010.01.11
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皆様 こんにちはお正月は、いかがお過ごしでしたか?私が住んでいる秋田は、暮れからずっと天気が悪く、元旦の部分月食や満月を見ることができませんでした。でも、1月はまだまだ楽しいことがたくさんあります。★1日 部分月食 天文学ファンクラブのメンバーぶどうぱんさんが撮影してくれました 元旦の部分月食 撮影 天文学ファン倶楽部 ぶどうぱんさん 兵庫県たつの市★15日 部分日食 西日本に住んでいる方は、夕方太陽が欠けたまま沈むのを、ご覧になれます。 月は新月で見えませんので、美しい星空を見られます。★16日 林正彦先生講演 「すばる望遠鏡の10年」 ~世界最大級の望遠鏡が見た「宇宙」~ 林正彦先生(国立天文台ハワイ観測所所長)・林先生インタビューhttp://kenbunden.net/nins06/article/080909.html・すばる望遠鏡10年の歩みhttp://www.nao.ac.jp/naojnews/data/nao_news_0194.pdf#search (2009年のパンフレット、長いです。)★16日 宇宙少年団秋田分団 第3回活動 林先生の講演と同じ、カレッジプラザで開催されます。 林先生の講演を楽しみにしています。 ★23日 佐藤勝彦先生講演 「宇宙の誕生と未来」 ~宇宙を読み解く挑戦~ 佐藤勝彦先生(東京大学数物連携宇宙研究機構特認教授) アメリカのアラン・グース博士と同時期になりましたが、それぞれ独自に 研究され、 世界で初めて「インフレーション宇宙論」を世に送り出した方 です。 今、インフレーション理論は、宇宙論の主流を占めています。 佐藤先生の著書は、たくさん出版されています。★30日 1月の2度目の満月「ブルームーン」が見られます。 2010年で、最も地球に近い大きな月です。 皆様も観測してみてくださいね。★31日 秋田アトリオン音楽ホールで、アンサンブルコンサートが 開催されます。 私が指揮者を務める合唱団も出演します。
2010.01.07
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明けましておめでとうございます 昨年は、大変お世話になりました 今年もよろしくお願いいたします 皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます 今年は、歌をたくさん歌いたいと思います 日本の太陽観測衛星ひのでが捉えた太陽 国立天文台皆様は、このお正月いかがお過ごしですか?きっとゆっくりなさって、楽しくお過ごしのことと思います。元旦は、せっかくの月食と満月の一日でしたが、あいにく日本海側はひどい暴風雪で、見ることができませんでした。我が家と父の家、周りの道路と、何度も雪かきをしていました。早くお天気になると良いですね NASAは、世界天文年を記念して我が銀河の中心画像を公開 しました。 米航空宇宙局(NASA)は2009年11月10日、世界天文年を記念して、ハッブル宇宙望遠鏡、スピッツァー宇宙望遠鏡、チャンドラX線観測衛星を総動員して製作した天の川銀河の中心部の画像を公開しました。 天の川銀河の中心部は、光を吸収する厚いちりに覆われて見えませんが、赤外線やX線撮影によって中心部の活動をとらえることができます。画像中心部のやや右よりにある白っぽい部分が銀河の中心部。画像全体の幅は0.5度角で、満月に相当する大きさです。こちらは素晴らしい天の川銀河の動画です。あれ!音楽は聴いたことが・・・ごゆっくりご覧くださいね。 ★動画 天の川銀河全景 NASAスピッツアー赤外線衛星 動画提供 惑星テラ見聞録http://cosmos-vision.net/universe/SpaceTelescope/2008/UTV-2008-006-L.htmlNASAは、スピッツアー赤外線衛星の撮影した44万枚以上の写真を合わせ、地球から見た銀河の全景を発表しました。こちらの画像は、80万枚のフレームを合わせた天の川銀河全景です。 スピッツアー赤外線衛星による天の川銀河全体像 NASA
2010.01.01
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