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2014年03月21日
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 一昨日のこと。所長が休みだったので出勤するつもりでいたI。それが8時10分過ぎ所長が間違って出勤し、「休みの日には休まれたほうがいいですよ」と伝えたが、「事務仕事が残っているから今日は働く」と。

 Iには、所長が出勤しているので休んだほうが良いと思うと電話で話すが,ポカ休は自分の信条から出来ないと出勤してきたが、玄関の前から泣きだし、やっとのことで「今日は働けません」と所長に伝え事務所を去って行った。

 最近 同僚Iは所長が居ると職場を離れ、患者さん宅の移動中にゼリー飲料などを飲んでやり過ごしていた。自宅では食べられるのに、仕事中は全く空腹感がなく低血糖で手が震えたりしているそう。所長の近くに行くと、のどが詰まり声が出なくなり、心臓がバクバクして息がつけない。

 所長を以外のメンバーには、1月末に伝えできるだけフォローを皆でするようにしていた。問題は 同僚Iと所長が二人になるとき。メンバーへの苦情を同僚Iに伝え、それを何となくメンバー全員に伝えるように仕向けていたようだ。
愚痴をこぼしたり、メンバーの欠点を話したり、ときには 「Iが所長になればよいのに」とか、「私が所長で困っているでしょうなど」とも。そのくせ、朝礼など公的な場では何も言わないのだ。

 Iは最古参の一人で、業務全般を習熟しており、他の訪問看護事業所や居宅介護支援事業所などと顔見知りであり、所長が移動当初 I宛に電話や文書がくるのも気にいらなかったらしい。「何でIさんあてにみんな連絡があるの」ともいったという。

 こういったやりとりは、1対1の場面で起こったことらしく、メンバーは殆ど気がつかなかった。

 正月明けから、腹痛も起こすようになり、これ以上今の職場で働き続けることは無理と判断し、退職届を提出したが受け取らず、部長に相談するので待ってほしいと言われて1カ月、何の音沙汰もなし。「今のままで退職はできない。次の後継者を育ててからでないと締めさせない」とまでいったそう。

 この話をきいて、すっかりこの所長に呆れ果ててしまい「Iさんが辞めてしまうのは寂しいけど、体を壊してまで働き続けることないからもう早く退職してしまいなさい。直属の上司を飛び越えても仕方ないので、部長に直接話をしていいんじゃない」。それが2月中旬のころ。




 何でこんな深刻な事態になるまでIを追い込んでしまったのだろうか。

 少数職場は、職責者もメンバーと同様に現場業務をこなしながら管理業務をせざるをえない。ましてや、経験のない職場に配属されたら、最低半年か一年は現場業務を一から学ばなければならない。職責でもメンバーから一つ一つ教えてもらわないと仕事ができない。

 看護ケアの進歩は著しく、数年前までの知識や技術が役立たないことも多い。 

 約一カ月半、前職の所長からオリエンテーションを受け現場業務に入ったころは、明るく元気な方だなぁ、といった印象しかなく、まさかパワハラをする所長に育っていくとも思いもせず。

 職場会議は開かないし、会議録を公表しないし、突然クレームを厳しい文面で連絡ノートに記入したり、ちょっと変な人かなぁ、という感じはしていた。訪問記録を記入せずに何日も自分の机の上に置いておいたり、他の事業所からの新規受け入れの情報を皆に伝えていなかったり、少しずつ所長不在時に対応に困ることが増えて行った。

 訪問看護は春夏秋冬を最低1クール経験しないとなかなか把握できないから仕方がないかと受け止めていたが、Iから所長の言動をきくまで、その実態をメンバーは知ることがなかった。

 前任の所長は管理業務経験が長く、Iを頼り、Iもその期待にこたえ、主任という役職は無いものの管理業務の一部を引き受け懸命に頑張っていた。前任は、その彼女の頑張りを認め彼女を立てていた。その時期には、所長に対してIから殆ど苦情をきくことは無かった。まぁ、簡単に言ってしまえば、主任にしなで、うまく使いこなしていたに過ぎない。

 職場の決定は、所長とIとの相談で決めることが多く、前任も職場会議を開くとか、研修会に積極的に受けさせるとか、カンファレンスを開くことも殆どなかったし、メンバーは、命じられたことを命じられたように仕事をすれば特に注意を受けることなく職場で仕事ができるといった具合だ。

 少数職場にありがちな運営方法だろうが、これでは人は育たない。一人ひとりの患者に合った最適なケアを工夫することができない。さらに、患者の状態が安定している場合は問題が表面化しないが、状態に変化があったときには対応が遅れて状態を悪化させてしまう。

 少数職場でも、組織的運営に心掛けなければ、様々な問題がいずれは表面化して大変な事態を招くことになる。

 今回のIさんの件は、不幸にもIさんの身に起こってしまったが、従来通りの管理方法が続くなら、次の犠牲者が生まれるかもしれない。




 好き嫌いの私的感情を職場に持ち込まないで、冷静に状況と人物を観察して作戦を何通りも立ててやっていくしかないだろう。まずは、メンバーが元気に明るく働けるように頑張るしかないかな。






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最終更新日  2014年03月22日 05時46分37秒
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