華麗の空~本を楽しく読むブログ

PR

カレンダー

プロフィール

雪風ジョルノ

雪風ジョルノ

2005/03/30
XML
テーマ: いい言葉(573)
少し前、
「完訳・ファーブル昆虫記」(岩波文庫/山田吉彦、林達夫訳/全10巻)
について書きました。
前篇 【本能のスイス銀行口座は56513なんです。】
中篇 【自分、不器用ですから。】
後篇 【ハイリスク・ハイリターン】


これを機に、 三巻 の途中で止まっていた読書を再開しました。

しばらく読み進めてゆくうち、こんな言葉に出会ったんです。

「人間は考える葦である。」

有名な、 パスカル の言葉。

なんと嬉しいコトに、本書注釈に上記の言葉の前後文が載っています。

それは一篇の詩といっていいでしょう。

ぜひ紹介したく、以下引用掲載します。




だが、それは考える葦である。

それをおしつぶすためには、全宇宙が身ごしらえするを要しない。

一つの蒸気、一つの水滴もそれを殺すに足りる。

しかしながら、宇宙が彼をおしつぶすような際にも、

人間は彼を殺すところのものよりもなおはるかに高貴であるだろう。

なぜなら、彼は自分が死ぬること、

そして宇宙の彼にまさってすぐれていることを知っており、

宇宙はそれについては何も知らぬからである。


日本語訳、

いつか「ファーブル昆虫記」の原著(フランス語)を読んでみたいナ。

そんな野望を心の片隅に抱く筆者なのでした。

本日ハコレニテ尾張。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005/03/31 09:50:55 PM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: