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一連のダン・タバコ社(DTM)製20gパウチ物の最後は「サンデーズベスト」です。この煙草の100g缶のレポートは2019年7月に、20gパウチについては2022年10月にアップしています。 チェリー系の着香煙草なのですが、少し普通の果物系のニュアンスがあって、ドギツイ感じではありません。ですから、チェリー系着香で感じる事が多い違和感は殆どありません。 ただこれ、米国某情報サイトによると、着香内容は「Fruit / Citrus」なのだそうで、チェリーの表記がありません。えぇ!? これ「Citrus(柑橘)」? 更に、輸入元である柘製作所のHPでは「完熟したベリーとアプリコットのフレーバー」とあります。えぇ!? これ「アプリコット」? ・・・米国某情報サイトと輸入元と自分で、それぞれ違った解釈になっています。まぁ、DTMの着香は意外に複雑なものが多いので、煙草の状態とか感受性の違いで、味わいの感じ方がそれぞれ違って来るのでしょう。この辺は余り真面目に考えない方が良いかも知れません。 実際に吸ってみて、自分で感じたものが全てです。[違った解釈の煙草ブログは此方 Click!]
2023.09.17
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ダン・タバコ社製20gパウチ物の続きの今回は「パーフェクトブレンド」です。この煙草の100g缶を初めてレポートしたのは2020年5月で、20gパウチについては2022年9月にレポートしています。 これの100g缶を吸った時や前に20gパウチを吸った時は、この煙草の喫味について柑橘や蜂蜜の味のオーソドックスな着香だと感じたのですが、今回吸ってみると、それとは随分と違った喫味に感じました。何だかコーヒー牛乳のような、ちょっとロースト感のある甘味なのです。ちょっとラットレーの「ブラックバージニア」にも近い喫味です。 で、米国某情報サイトで着香内容を調べてみますと「Honey, Vanilla」となっており、これだけ見ると前に感じた喫味の方が合っているように見えます。一方、ブレンド内容を見ますと、「Black Cavendish, Virginia」となっており、これはラットレー「ブラックバージニア」と同じです。う~ん、これはどういう事なんだろう。 もしかしたら、今回のパウチでは着香が飛んでしまって、ベースの煙草の味の方が前に出て来ていて、それで葉組なりの味の方に近付いているのかも知れません。 このように、吸う度毎に味が違って感じられるという事は、パイプ煙草では良くあります。特に着香系で多いかな? ですから、毎回異なる煙草を吸って違いを楽しむ場合に於いても、同じ煙草を間を開けて何度も吸うのは、それはそれで意味があるのではないかと思っています。吸う度に味が違って感じられるので、銘柄数は有限でも、もう無限に味の違いを楽しんでいられるという・・・。(笑) パイプ喫煙は、一生飽きずに続けられる趣味なのかも知れません。[飽きない煙草ブログは此方 Click!]
2023.09.10
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ダン・タバコ(DTM)の20g物を続けて吸います。今回は「ミロンガ」です。これの100g缶をレポートしたのは2017年4月で、20gパウチの方は2022年10月の事でした。 この煙草、開封時は結構コッテリなバニラ香なのですが、吸ってみると酸味があって、果物&バニラの軽快さが美味しい着香煙草です。ですから、着香好きの方には常喫に適した煙草で、その常喫向けという意味で、100g缶での供給は適切なのではないかと思われます。・・・が、やっぱり100g缶というのは。特に初めて吸うにはハードルが高かったのでしょう、余り売れなかったのか、こうして20gパウチが販売されるに至っています。「20gパウチで試してみて、気に入ったら100g缶を買ってね」という供給サイドのメッセージが垣間見えます。 「100g缶のお試し用」という以外にも、20gパウチには消費者側のメリットがあります。それは携帯に適しているという点です。50g丸缶は言うに及ばず、50gパウチであっても、そのまま外に持ち出すにはちょっと大きく、わざわざ別の小さなポーチとかに移し替えて持ち出している方もいらっしゃるかと思います。その点20gパウチは、持ち出すには丁度良いサイズなのではないでしょうか。少なくとも、従来携帯に最も適していたと思われる最小サイズの50g角缶と同じ位の携帯性があると思われます。 最小サイズの50g角缶で供給される煙草は非着香フレイク物ばかりでしたから、それと同等の携帯性がある梱包で美味しい着香煙草があると、着香好きとしては嬉しい限りです。 持ち出し用の煙草として、20gパウチ物を常備しておくのも良いかも知れません。[メリットがある煙草ブログは此方 Click!]
2023.09.06
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前回は間違えて50gパウチ物を吸いましたが、今回はちゃんと20gパウチ物を吸います。ダン・タバコの「ロンドンブレンド」です。この煙草の100g缶を最初に吸ってレポートしたのは2020年4月で、20gパウチの方は2022年10月の事でした。 ちょっと前までは週に2回のブログ更新で、毎回一つの50g銘柄を吸うというペースで丁度良かったのですが、最近どうも吸うペースが落ちていて、週に二つの銘柄(計100g)を開けるのが厳しくなっています。日常の喫煙回数は減っていないのに吸う量が落ちているのは何故かと考えると、どうも最近はパイプへの煙草の詰め方が少し緩めになっているような気がするのです。意識的にそうしている訳ではないのですが、緩めに詰めてスカスカのドローでスタートし、吸いながらタンパーワークで適度なドローに調整していくような吸い方になっています。こういう吸い方だと、一回当たりの喫煙量が減り、同じ回数吸ってもトータルの消費量が少なくなります。 もう10年以上パイプ喫煙を続けて来て、自分の吸い方は完全に固まっていると思っていたのですが、どうもそうではなく、まだまだ変化し続けているようで、ちょっと驚いています。そして、吸い方の変化は良いとして、不足する記事数をどう確保するのかが問題です。ブログ更新を週一回に減らすと、今度は相対的に吸うペースが速くなり過ぎる事になりますし・・・。どうしましょうかねぇ。 で、取り敢えず今回は「ロンドンブレンド」というラタキア銘柄を吸う事によって誤魔化しています。私の場合、出勤前の朝にもパイプを吸うのですが、周囲の非パイプ喫煙者からの評判が悪いラタキア銘柄は朝には吸えません。ですからラタキア銘柄を開けた際には、非ラタキア銘柄も開けておいて、朝はその非ラタキア銘柄を吸うようにしています。今回は前の「ザモルトハウス」を消費し切っていない段階で「ロンドンブレンド」を開けた訳ですが、「ロンドンブレンド」はラタキア銘柄ですから、同時に二つの銘柄が開いていても一応は従来の私の吸い方を踏襲している事になります。で、このまま続けて20gパウチを暫く吸い続ければ、当面の記事数=消費銘柄数は確保できる見通しです。 ただ、その20gパウチ物の数銘柄を吸い終わった後はどうしましょう。そんなに頻繁に20g物を吸う訳にも行きませんし、近付く年末には100g限定缶が出るでしょうから、そこで再び記事不足になる可能性が高いです。 早急に銘柄レポート以外の記事ネタを確立する必要性に迫られています。(;^_^A[驚きの煙草ブログは此方 Click!]
2023.09.03
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当ブログでの記事ストックが不足して来たので、ダン・タバコ社(DTM)の20gパウチ物を幾つか吸って、記事数を確保しようと思います。で、先日その20gパウチ物を纏めて買ったのですが、今回吸っている「ザモルトハウス」は20gではなく50gでした。いや、本気で20g物の「ザモルトハウス」を買ったつもりだったのですが・・・。 で、何でこんな間違いを犯してしまったのか考えてみると、今回の「ザモルトハウス」50gパウチは同社の20gパウチと縦横の大きさが全く同じで、厚みだけが違うという形態をしており、普通の他社製50gパウチよりも縦横が小さいのです。それでパッと見で手に取ってしまい、間違えたという訳です。orz ・・・何て紛らわしいんだ・・・。 この煙草を最初に吸ってレポートしたのは、普通サイズの50gパウチが2012年8月で、50g缶入りが2021年10月の事でした。 考えてみれば、昨年発売されたDTMの全ての20gパウチ物は、それまで100g缶でしか販売されていなかった銘柄でした。一方「ザモルトハウス」は普通サイズの50gパウチと50g缶入りが販売されていて、100g缶物の設定はありませんでした。買う際にその事に気付いていれば、今回のような間違いは犯さなかっただろうにと思います。 でも何でこんな紛らわしい50gパウチをDTMは販売しているのでしょう。DTMの現在の日本向け製品ラインアップにおいて50gパウチ物は非常に少なくなっています。多分、この「ザモルトハウス」ともう一つくらいしか無かったように思います。一方、20gパウチ物は、昨年数銘柄が発売になりました。50gパウチ物よりも20gパウチ物の方が多いのです。こうなると、50gパウチの大きさを20gパウチと同じサイズにした方が輸送コストの面で有利なはずです。もしかすると20gパウチに無理くり50gを詰め込んで、パッケージの製造コストも抑えているのかも知れません。実際、今回購入した「ザモルトハウス」のパウチは、開封前から少しだけ封の接着が剝がれて穴あき状態になっており、中の煙草の乾燥が結構進んでいました。本来20g入りに設計されたパウチに、強引に50gを詰めたので、封が甘くなったのではないでしょうか。 そんなこんなで、今回の「ザモルトハウス」の喫煙は色々考えさせられる喫煙となってしまいました。複雑な気分です。[考えさせられる煙草ブログは此方 Click!]
2023.08.30
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夏の限定物を吸い終わったので、マックバレンの集中喫煙に戻ります。今回は既に廃止銘柄となっている「バージニアフレイク」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2015年4月の事でした。 この煙草を最初に吸った当時、それまで日本ではパウチ物しか売っていなかったマックバレンが、少し高価な缶物フレイクを発売したので、随分と驚いたのを覚えています。これからは高級路線に行くのかと。でも、結局は当初発売になった数銘柄以上にはラインアップは増えず、ちょっと前に終売になってしまいました。尤も、終売になったのは日本向けであって、米国では現在も継続販売されています。ですから、日本向け終売が輸入元の判断なのか製造元の判断なのかは別として、日本では期待した程は売れなかったという事なのでしょう。悪くない煙草だと思うんですけどねぇ・・・。 やはり日本のパイプ煙草市場は小さ過ぎて、新しい銘柄が定着するのは非常に難しいのかも知れません。元々小さい上に、更に縮小傾向にある市場ですから、そこに割って入って定着するのは至難の業なのでしょう。でも新規銘柄がないと市場の閉塞感が強まって、益々市場の縮小傾向に拍車がかかり、厳しさは加速して行きます。 こういう悪い流れは時代背景を考えると仕方ない部分はありますが、少なくとも何とか緩和したい所ではあります。そういう意味で、昨年ダン・タバコ社から大量に新製品が輸入されたのは良い努力の一つだと評価したいものです。今後マックバレンにもそうした努力を期待したいと思います。[期待したい煙草ブログは此方 Click!]
2023.08.27
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コールハス製「ラットレー」ブランドの「サマーエディション2023」の次は、コールハス自社ブランドの「サマーエディション2023」を吸います。 例によって缶の中にはカードが同梱されていて、そこに着香内容として「Spaghetties Spaghetti ice cream sundae」とあります。スパゲッティー!? なんじゃこりゃ? という訳で調べてみますと、「スパゲッティー」という語は元々「細長い紐」という意味があって、アイスクリームをパスタのスパゲッティーのような細い紐状にして盛り付け、トマトソースに見立てたのだと思われる赤いソース(イチゴソースか?)をトッピングした「スパゲッティー・アイス・クリーム・サンデー」というデザートがドイツにはあるようです。ちょっと検索してみると、それこそインスタ映えしそうなデザートが沢山ヒットします。それの味をこの煙草ではイメージしているのでしょう。 葉組については、ブラックキャベンディッシュ、バージニア・キューブカット、バージニアとあります。 では、早速開けてみましょう。 開封時の香りは、・・・あぁ成程、バニラアイスのような香りに、ストロベリー系の香りが混ざります。検索して出て来たデザートのまんまの香りです。カットは、ブラックキャベンディッシュが多めのラフカットとリボンカットがメインで、元はキューブカットであったと思われる小片が少し混ざります。湿気は普通で、前回のラットレーの「サマーエディション2023」より少し乾いています。 これを火皿内径19mmのパイプに詰めて着火しますと、ストロベリーバニラアイスな香りが来ました。ただ、開封時ほど露骨ではなく、植物系の青臭さも少しあります。味は、そこまで甘味が強くなく、果物的酸味もあって、これもストロベリーバニラアイスっぽくなっています。 火付きと火持ちは、まぁまぁ普通だと思います。特に気を遣うような事はありません。ただ、燃え進みは少し遅い方でしょうか。 喫煙中盤も喫味の変化はありません。もう少し舌への刺激が出るかと思ったのですが、そこまで強くはありません。ただ、吸い進むほど強まっては来ます。 喫煙終盤で少々着香分が抜けて来ましたが、舌への刺激が思った程は強くならないので、イイ感じで吸えています。 という事で喫煙終了。後味は弱い刺激とバニラアイスな風味で、残り香はストロベリーバニラアイスでした。 全体的に見て、確かに「スパゲッティー・アイス・クリーム・サンデー」と言われるデザートっぽい喫味の煙草でした。完全に夏のデザート的な煙草で、夏の限定煙草として良く出来ていると思います。 まぁ、非着香好きの方には向かないと思いますし、特徴的な味なので常喫にも向いていないとは思いますが、着香好きのための夏の限定煙草としての完成度は高い煙草です。この季節に吸えて良かったと思います。[完成度の高い煙草ブログは此方 Click!]
2023.08.23
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先日購入したラットレーの夏向け限定煙草「サマーエディション2023」を吸います。缶の表には「SUMMER BREEZE」と表記されているのですが、缶の中に入っていた説明カードには「SUMMER EDITION 2023」とあります。夏向けの限定煙草ですから「サマーエディション」とされている方が分かりやすいのでしょうが、カッコ良さは「サマーブリーズ」の方が上だと個人的に思います。 で、その説明カードによると、葉組は異なる種類のバージニアにブラックキャベンディッシュ、それとバーレーという組み合わせになっており、着香内容はマンゴー、パッションフルーツ、メープルなのだそうです。基本的には南国を思わせる果物系着香煙草のようです。 では、早速開けてみましょう。 開封時の香りは、上記の説明カードの内容の通りだと感じますが、少し草系の青臭さがあります。カットは、様々な色合いのラフカットで、湿気はやや強めに感じます。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、南国の果物っぽい香りが来ました。凡そ開封時の香りのままですが、青臭さがなくなり、吸いやすい良い香りです。味も果物系で、そこにメープルシロップな甘味が加わっています。また、最初から舌を刺す刺激が少々あり、それが更に夏向けのシャキッとした喫味を作り出しています。 火付きと火持ちは普通だと思います。特に燃えやすいとか燃え難いとかはなく、普通に吸える範疇だと思います。開封時は湿気がやや強いように感じたので、微妙に緩めに詰めたのが良かったのかも知れません。燃え進みは、少し遅い方だと思います。 喫煙中盤になり、やや着香分が後退したように感じます。元々浅めの着香だからなのか、それとも自分の舌と鼻が慣れて来たからなのかは良く分かりません。一方、弱い刺激の方は相変わらずあって、着香分が弱まった分だけ目立つようになって来ました。それだけに更に夏向けのシャキッとした喫味に感じます。 喫煙中盤以降は終盤になっても喫味の変化はありませんでした。ちょっと着香感に不足は感じますが、ベタベタした所がなく、ある意味夏らしいシャキッとした喫味なので、これはこれでありかも知れません。 という事で喫煙終了。後味は薄い果物系と少しの刺激、残り香も薄い果物系でした。 全体的に見て、中盤以降に着香分が薄れてしまうのは多少不満ですが、夏らしい喫味で良かったのではないでしょうか。 ラットレーのレギュラー品は玄人好みの本格派銘柄が多いのですが、限定品では一般的な限定物で多い着香煙草が殆どです。着香すれば味わいのバリエーションを増やせますから、毎年違う味に仕上げなければならない限定物では当然の成り行きだと思います。ただ、個人的にはラットレーらしい玄人好みの側面は、限定物でも多少は感じさせて欲しいかなとは思います。そういう意味で、今回の「サマーエディション2023」にはちょっとした物足りなさを感じます。 ラットレーのパイプ煙草はコールハス社が製造しており、ラットレーの限定物もコールハス製です。近年のコールハスは限定100g缶を頻発しており、そのネタの一つとしてラットレーの限定物も活用しているような所があります。こういうやり方については、賛否が分かれそうな気がしますが・・・。どうなんでしょうねぇ。 ・・・そして次回は、そのコールハスが自社ブランドで発売した夏向け限定100g缶を吸ってみます。お楽しみに![玄人好みの煙草ブログは此方 Click!]
2023.08.20
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 まずは限定100g缶が二つ入荷していたので、それを。そして、マックバレンを集中的に吸って来ているので、そのマックバレンの廃止になったフレイク物を一つ。それと、最近は記事数が不足しているので、早く多くの記事を書ける20gパウチ物を幾つか買っています。 限定100g缶以外は既に記事にした事のある銘柄ですし、その中でも20gパウチ物は昨年記事にしたばかりの煙草なので、全く新たな情報は少なくなりそうですが、各銘柄のレポートをお楽しみに![情報の多い煙草ブログは此方 Click!]
2023.08.16
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マックバレンの続きの今回は「オリジナルチョイス」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2013年8月の事でした。もう10年も前の事で、当時は少し変わった紙パウチに入っていたのですが、最近ではビニールの普通のパウチ入りになっています。 バニラの甘~い香りが美味しい煙草です。そこまでダークで重々しい香りではなく、少し果物的なニュアンスもあって、軽快感もあります。日本に導入された当時の「チョイス」シリーズは幾つかありましたが、現在生き残っているのは、この「オリジナルチョイス」だけです。きっとシリーズの中で一番売れたのでしょう。確かにオーソドックスながら完成度の高い着香煙草に仕上がっていると思いますし、またマックバレンのパウチ入り着香煙草の中でも個性のある味付けになっていると思います。 バニラ着香というのは、煙草の着香としては定番中の定番ですが、それだけに同じバニラ着香の中で個性を出して行くのはむしろ難しいのではないかと思います。微着香気味にしたり、逆にダークで重々しい感じにしたり、はたまたこの煙草のように果物系のニュアンスを足して軽快感を出したりと、各社各銘柄のブレンドの仕方に苦労が偲ばれます。 各社のバニラ着香煙草を同時に吸って比較をしてみるのも面白いかも知れません。[完成度の高い煙草ブログは此方 Click!]
2023.08.13
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キャプテンブラックの新製品も吸い終わりましたから、またマックバレンの集中喫煙に戻ります。今回は「ミクスチャー」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2013年8月の事でした。 洋酒系をケーシングに使用したレディラブドの煙草です。洋酒系である事と、より細かく解されている点が異なりますが、「バージニアNo.1」と良く似た銘柄だと思います。例えばパイプの慣らしに使うのであれば、「バージニアNo.1」の方が無難ではあると思うのですが、味わって吸うとなると、私は「ミクスチャー」の方が好きだったりします。洋酒系である分、味が豊かだと感じるからです。 また、これは「バージニアNo.1」と同様ですが、カットがレディラブドだというのも好きな点です。レディラブドは要は解したフレイクである訳ですが、元がフレイクなだけに、私はフレイクと同じように適当に丸め固めてパイプに詰めるだけで吸います。それで何の問題もなく吸えるので、詰める作業が随分と楽です。それでいて、火付きも火持ちもフレイク程気難しくないのです。 このように、良い煙草だと思うのですが、不思議な事に世間での存在感となると、やはり「バージニアNo.1」の方が上であるように感じます。非着香バージニア系の煙草としては最廉価であるという「バージニアNo.1」の特性が、その理由なのだと思いますが、そういう側面から見ると、「ミクスチャー」の方はちょっと中途半端な存在です。 実は「バージニアNo.1」も完全な非着香という訳ではないようなのですが、少なくとも着香を感じさせない喫味ではあります。対して「ミクスチャー」は明らかに洋酒系でありながら、結果的に微着香なので、着香煙草としては少し押し出しが弱いです。そして、着香煙草として見た場合、価格も最廉価という訳ではなく、普通のパウチ物着香煙草の値段です。味でも価格でも、他と比べて特筆すべき物がない・・・。確かにこれでは存在感が薄くなります。 ・・・世間での人気や存在感が少なくても、美味しい良い煙草は沢山あるのだという事だと思います。[存在感のある煙草ブログは此方 Click!]
2023.08.09
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今回はキャプテンブラックの流れで「チェリー」を吸っています。これを最初にレポートしたのは、2016年5月の事でした。 先日レポートした「ウォーターメロン」と「グリーンアップル」を購入した際に、もしかしたら吸っていなかったかも知れないと思い、この「チェリー」も購入しました。でも、7年も前ではありますが、やっぱり吸ってましたね。(笑) キャプテンブラックの「チェリー」は、チェリー着香の中でも相当強い部類の着香だと思っています。けれども今回吸ってみると、そこまで強烈なイメージがありません。それは何故なんだろうと考えてみますに、前回まで吸っていた「ウォーターメロン」と「グリーンアップル」の喫味が強烈に個性的だったので、相対的に「チェリー」が普通に感じられているのではないかと・・・。いくら強いチェリー着香とは言っても、あの二つに比べれば、よっぽど馴染みのある喫味です。 こんな風に、吸ってる煙草に対する感じ方というのは、季節や天気・気候、使っているパイプ等の他にも、前に吸っていた煙草が何だったかにも左右されてしまうものなんだと、改めて思い知らされました。で、そういうイイ加減な感性を元に書いているブログなんて、一体如何程の信頼性があるのかと。(笑) 特定の煙草に対する評価は、実際に自分で吸ってみて・・・、出来れば幾つものシチュエーションで何度も吸ってみてから下すべきものなんでしょうね。私も、出来るだけ多くの煙草を、出来るだけ何度も吸って、記録して行きたいと思います。[信頼性のある煙草ブログは此方 Click!]
2023.08.06
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前回に引き続き、今回もキャプテンブラックからの新製品を吸います。今回は「グリーンアップル」です。要は「青リンゴ」な訳ですが、前回の「ウォーターメロン」がかなりリアルなスイカ味だっただけに、今回もリアルな青リンゴ味が期待されます。果たして、どうでしょうか。早速開けてみましょう。 開封時の香りは、・・・う~ん、確かに熟し切っていない果物系の香りがします。ちょっと青臭いと言うか・・・。で、これがリンゴかと問われると、リンゴのようでもあり、別の物、例えば何かの花のような香りでもあり・・・。あ、でも、他の青リンゴ味のお菓子とかで良くあるような香りではあると思います。これが西洋的な感性での青リンゴの香りなのでしょう。カットは、リボンとラフの混合で、ブラックキャベンディッシュの割合は低いように見えます。湿気は、やや強めです。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、予想していた程には強くありませんが、開封時に近い青リンゴっぽい香りが来ました。酸味がちょっと前にある香りです。味もやや酸味が前にある果物系で、これも余り強烈には来ません。割りとマイルドな喫味だと思います。 火付きと火持ちは、湿気た感触の葉っぱだった割りには悪くなく、普通に吸える範疇だと思います。 喫煙中盤も基本的には同じ喫味が続きます。少々舌を刺す刺激もありますが、気になる程ではありません。・・・う~ん、このマイルドで意外と癖のない喫味は好感が持てます。前回の「ウォーターメロン」がかなり癖の強い喫味だっただけに、同じシリーズとは思えない仕上がりです。 喫煙終盤も同じ感じのマイルドな喫味が続きます。これだけマイルドだと、終盤で着香分が抜けて来ているのかどうかも良く分かりません。(笑) まぁ、癖のない喫味なので、余り深く考えずに吸うのが良さそうです。 という事で喫煙終了。後味は薄い果物系に少しの刺激、残り香は何となく青リンゴでした。 全体的に見て、お菓子で良く見る青リンゴ味に近い香りと味でしたが、そんなに強烈には来ず、ずっとマイルドな感じなので、意外に身構えずに吸える常喫系煙草だったと思います。 前回の「ウォーターメロン」は癖が強い喫味だったので、好き嫌いが分かれそうでしたが、今回の「グリーンアップル」はそこまで癖が強くないので、より多くの人に受け入れられるのではないでしょうか。二つとも煙草では滅多にお目に掛かれない着香内容なので、そういう意味でも試す価値はあるかと思います。[価値のある煙草ブログは此方 Click!]
2023.08.02
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キャプテンブラック(製造はスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG))から新製品が入荷していましたので、早速買ってみました。「ウォーターメロン」・・・要はスイカですね。この季節にピッタリの煙草なのではないでしょうか。早速開けてみましょう。 開封時の香りは、・・・あぁ、確かにちょっとスイカっぽいです。特に、やや離れて一瞬嗅ぐと、スイカっぽさが強く感じられます。近付いてジックリ嗅ぐと、ミルクとか香水とか果物、それと青草っぽい匂いといった要素があって、一言では言い表せられない複雑な香りです。カットは、ラフなリボンカットがメインで、黒いブラックキャベンディッシュの割合は意外に少なく見えます。湿気はやや強めでしょうか。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、真っ先に青臭い草の匂いが来ます。その後で香水とか何かの花のような香しい匂いが来ます。この最初の青臭さが、スイカっぽさを特に感じさせる部分です。子供の頃の夏休みに、虫籠で飼っていたカブトムシに餌としてスイカの皮を入れたりしてましたが、あの匂いを彷彿とさせます。・・・そう言えば、最近この匂いを嗅いでなかったなぁ。何だかとてもノスタルジックな気持ちになります。 一方、味の方は基本的に果物系なのですが、酸味が強めで、甘味は弱いです。こうした所は、皮の近くまで食べ進んで甘味のなくなったスイカのようです。あと、酸味が強めなせいかも知れませんが、舌を刺す刺激も少々あります。 火付きと火持ちは、湿気がやや強めの割りには悪くないです。普通にストレスなく吸えると思います。 喫煙中盤になって来ると、色々な喫味の部分が早くも抜けて来て、舌を刺す刺激と青臭さが妙に強調された喫味になりました。低廉な着香煙草ですから多くの事は望めませんが、もうちょっと奥深い味わいが欲しい所です。ただ、スイカっぽさ、特に皮の近くまで食べ進んだスイカっぽさという意味では健在です。 喫煙終盤ではスイカっぽさも大分抜けて、ちょっとスカスカした喫味になったのですが、舌への刺激はまだあって、それによって吸い応えは保たれています。まぁ安いパウチ物着香煙草はこんなもんでしょう。十分だと思います。 という事で喫煙終了。後味は青臭い刺激、残り香はスイカでした。 全体的に見て、如何にも低廉なパウチ物着香煙草という感じではありますが、スイカ味という他にはない強烈な個性が楽しめる面白い煙草だったと思います。 本当に、子供の頃の夏休み、カブトムシを飼ってた虫籠の中のスイカの皮を思い出す、この季節にピッタリの煙草です。[この季節にピッタリの煙草ブログは此方 Click!]
2023.07.30
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マックバレンを引き続き吸っています。今回は「バージニアNo.1」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2011年9月の事でした。前回の「セブンシーズ・ゴールド」と同じく、この「バージニアNo.1」も私が初めて買ったパイプ煙草3銘柄の内の一つです。ですので、最初のレポートを書いた時点で、既に3個目のパウチでした。 私はこの煙草を、新たに購入したパイプの慣らし喫煙で使う事が多いです。そうしたシチュエーションで頻繁に吸うので、今回のようにじっくり味わって吸うという事が殆どありません。パイプの慣らし喫煙でこの煙草を使うのは、この煙草がバージニア系非着香煙草で、着香とかペリクとかラタキアといった特別な味と香りが殆どなく、且つ価格が高くないからです。パイプに最初から特別な味や香りを付けたくありませんし、味わって楽しむのが目的ではありませんから、コストは出来るだけ抑えたい所です。ですから、この煙草はパイプの慣らしに丁度良いのです。 で、改めてこの煙草について米国某情報サイトで調べてみますと、葉組は確かにバージニア・ストレートなのですが、「Flavoring」の欄は「Sweet / Sugar」となっています。つまり、完全な非着香という訳ではなく、甘味付けが施されているという事です。完全に非着香だと思っていたので、これは意外です。 ・・・う~む、確かにこうして改めて味わってみると、他のバージニア系非着香煙草にはない独特の味わいが、この煙草には微かにあるように感じます。多分、目隠しテストをやってみても、この煙草は判別出来るのではないでしょうか。ただ、言われなければ気付かない程度の味わいなので、この味が最初にパイプに付いても、然程気にならないレベルです。 多分今後もパイプの慣らしはこれで行う事になると思うのですが、完全な非着香ではないという事は憶えておこうと思います。[完全な煙草ブログは此方 Click!]
2023.07.26
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マックバレン「セブンシーズ」シリーズの最後は「ゴールドブレンド」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2013年1月でした。ただ、この時が最初の喫煙だったという訳ではなく、このブログでパイプ煙草について書き始める前に、この煙草は既に吸っていたので、この時までレポートしていなかったという感じです。 この煙草は、私が初めてパイプ煙草を買った時の4銘柄の内の一つ・・・、だと思っていたのですが、2013年の記事を読むと、どうやら最初に買ったのは3銘柄だったようです。一つはこれ、後は同じくマックバレンの「バージニアNo.1」、それとラールセンの「ファイン&エレガント」です。・・・最初に買ったのは4銘柄だと長らく思っていたのですが、上記三つは思い出せても、残りの一つが思い出せずにいました。最初に買ったのが3銘柄なら、三つとも覚えていますし、納得です。 でも、いったい何時から4銘柄だと勘違いしてしまったのでしょう。この「ゴールドブレンド」を再喫した2020年7月の記事で既に4銘柄だと書いているので、2013年1月の最初の記事から2020年7月の再喫記事までの間に記憶違いが生じてしまったという事になります。幅が7年以上もあるので、随分と漠然とした話です。 まぁ本当に、人の記憶とは如何にイイ加減なものかと・・・。 逆に考えれば、自分のイイ加減な記憶を補うという意味で、このブログは自分にとって重要な役割を担っているとも言えます。今回のように間違った記憶を修正する事が出来ましたし、良く思い出せない煙草の味とかも、過去記事を読み返せば幾らかは思い出せます。 一つの趣味を永く続けて行くに当たって、何らかの記録を残して行くのは重要な事なのだと、改めて感じました。[重要な煙草ブログは此方 Click!]
2023.07.23
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マックバレン「セブンシーズ」シリーズの三つ目は「ロイヤルブレンド」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2011年12月の事でした。 この銘柄も同シリーズの他と同様に、湿気が強くて、詰める際は緩めにする必要があります。味はバニラ・蜂蜜・チョコレートといった感じで、比較的オーソドックスですが強烈ではないので飽き難い着香煙草だと思います。価格も良心的で、実は着香好きにとっての常喫銘柄にピッタリの煙草です。 この「常喫」銘柄についてなのですが、ほぼ決まっている人が多いのではないでしょうか。毎回違う煙草を吸っている私としても、「常『喫』」ではなくとも「常『備』」している煙草はあります。それはラールセン「ファイン&エレガント」なのですが、これは強烈ではないものの個性的で私の好みに合う味があり、且つ比較的買いやすい価格で売られているパウチ物で、更にお店で在庫切れになる事が滅多にない定番銘柄でもあります。 強烈ではないけど個性的で好みに合う味というのは、飽き難さに繋がります。また、買いやすい価格で、在庫切れになり難い煙草は、入手しやすく常備に適します。だいたいこの辺が「常喫」又は「常備」銘柄の条件なのではないでしょうか。そう考えると、マックバレンの「セブンシーズ」シリーズは、常喫銘柄としてはかなりイイ線を行っているのではないでしょうか。・・・う~ん、「チェリー」は味的に少し苦しいかな?(笑) 度重なる増税でどんどん価格が上がっている煙草だけでなく、あらゆる消費財が値上げされて行く昨今、常喫銘柄を高い缶物から安い「セブンシーズ」シリーズに乗り換える人も出て来ているかも知れません。[個性的な煙草ブログは此方 Click!]
2023.07.16
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引き続きマックバレンの「セブンシーズ」シリーズを吸っています。今回は「レギュラーブレンド」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2011年7月の事でした。 このシリーズ共通の欠点として、湿気が強めで、普通に詰めるとドローに問題が出るという性質は、この「レギュラー」でも同じです。でも価格が良心的ですし、着香煙草としてスタンダードな味わいがあるので、なかなか捨て難い魅力があります。また湿気が強いと言っても、緩く詰めてスカスカ気味のドローを確保すれば問題はなくなります。 この「レギュラー」は、ビター若しくはバニラのチョコレートという感じの着香で、シリーズの中でも最もありふれた・・・、いや、スタンダードな味わいの着香になっていて、それが「レギュラー」と名付けられた所以であろうと思われます。価格も合わせて考えると、最も庶民的なパイプ煙草の一つかも知れません。尤も、今時パイプを嗜む庶民が一体どれだけいるのかという問題はありますが。(笑) ・・・今時パイプを嗜む庶民が一体どれだけいるのか・・・。そう、そこが問題です。煙草を嗜む上で、これだけ手間暇かかるカテゴリーだと、色々忙しい一般庶民だとなかなか手が出せません。庶民は庶民でも、よっぽど拘りがないとパイプなんぞ続けられないと思うのですが、そういう拘りの強い人は、銘柄選びの面でも拘りがあって、逆にそれこそ「セブンシーズ」シリーズのような一般庶民向けの銘柄は選ばなくなりがちです。 多分、この辺が「セブンシーズ」シリーズが抱えるジレンマなのだと思います。[拘りがある煙草ブログは此方 Click!]
2023.07.12
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今回から暫くの間、マックバレン製の煙草を集中的に吸って行きたいと思います。まずは「セブンシーズ・チェリー」です。この煙草を最初に吸ってレポートしたのは、2012年2月の事でした。 マックバレンの「セブンシーズ」のシリーズ(40g入りパウチ)は、50g換算で1,400円とちょっとという事で、以前よりは高くなってはいますが、それでもパウチ物らしい重量単価が嬉しいシリーズです。まぁ、葉の質を誤魔化せる着香物ですし、その着香内容も大した事はなく、個性も薄いと思うのですが、別に不味い煙草だという訳でもなく、財布がピンチの時の救世主だとも言えます。・・・う~ん、湿気が強めなので、気持ち緩めに詰めないと、吸う時に少し苦労するという点が欠点でしょうか。 今回の「チェリー」は、同シリーズの中でも少し遅れて日本に輸入されるようになった銘柄です。他の「レギュラー」「ゴールド」「ロイヤル」は三つ同時に輸入されるようになったのですが、「チェリー」だけが後から追加されています。日本でのチェリー着香の人気のなさ故だと思うのですが、そういう風に遅れて「チェリー」を入れるくらいなら、どうしてもう一つの同シリーズ未輸入銘柄「ブラック」は入れないのでしょう? 「ブラック」は「dark fruit and cream」着香だとの事ですから、それの方が日本人に馴染みやすいと思うのですが・・・。この日本に導入するかどうかの判断は、製造元がしているのでしょうか。それとも輸入元? この疑問は随分昔から抱いています。 まぁ、何れにしても、物の値段が軒並み上がって行っている昨今、比較的低価格な銘柄が存在し続けている事には感謝しなければいけません。今後は、このシリーズを頼りにする頻度が上がりそうな気がします。[頼りになる煙草ブログは此方 Click!]
2023.07.09
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ロバート・マッコーネルの旧ダンヒル銘柄レプリカである「ハイゲート」を吸い始めました。旧ダンヒルの「デラックスネイビーロールス」のレプリカだそうで、バージニア&ペリクのコインカットです。この煙草を最初にレポートしたのは、2020年3月の事でした。 この煙草のペリクのブレンド割合はそれなりに高めのようで、牧場的な臭みがちょっと強く出ます。でも、この牧場臭については、私は意外に抵抗感がなく、普通に受け入れられます。同じくパイプ煙草に於ける臭い匂いと言えばラタキア臭がありますが、私はラタキア臭よりもペリクの牧場臭の方が受け入れやすいです。 この辺は不思議なもので、同じ「臭い」範疇の匂いでも、受け入れやすいものと受け入れにくいものがあります。これは人によって違うとは思うのですが、私の場合、例えば納豆の匂いはキツイですが、ブルーチーズの匂いは許容出来たりします。こういう違いは、育って来た環境とか体験がベースになっているのだろう思うのですが、私の場合、我が家では納豆を食べる習慣がなく、反対にチーズは色々と頻繁に食べるので、納豆の匂いには抵抗感があり、チーズの匂いには慣れ親しんでいます。 ラタキア臭というのは、他に似たような匂いの物が思い浮かばないのですが、ペリクの匂いは、若い頃に北海道をツーリングした際に通りかかった牧場周辺で良く漂って来た匂いにそっくりです。つまり、良い思い出の中にある匂いならば、臭くても抵抗感がなく、逆に他の体験と結び付かず、単に臭いだけの匂いだと抵抗感が生まれるという事なのだと思います。 という事で、私はラタキアよりもペリク派ですというお話でした。ちゃんちゃん。(笑)[良い思い出の中にある煙草ブログは此方 Click!]
2023.07.05
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ピーターソンの旧ダンヒル銘柄「フレイク」を吸い始めました。この煙草を最初にレポートしたのはダンヒル時代の2011年2月で、ピーターソンに移ってからは2020年4月にレポートしています。 この煙草は最近ちゃんと売れているのでしょうか。ダンヒル時代程の人気はなくなっているように見えます。ダンヒル時代の当銘柄は、価格が他の類似銘柄よりも少し安かったのと、やはりダンヒルの名前による神通力で、殆ど定番とも言える人気銘柄だったように思います。それがピーターソンに移ってからは、価格が他と同等レベルまで上がってしまった事と、ダンヒル程の神通力がピーターソンにはなさそうな事から、以前程の存在感はないように見受けられます。 けれども中身に関して見れば、ダンヒル時代の終盤でも現在でも同じスカンジナビアン・タバコ・グループが製造しており、全く同じ物だと思われます。少なくとも、味についても香りについても、私には全く区別が出来ない程度に同じです。 この辺の人気の差は、やはり「ダンヒル」という名前の神通力なのでしょう。「ダンヒル」ならパイプ煙草界隈以外でも知られている名前ですが、「ピーターソン」となるとパイプ煙草界隈以外、例えそれがシガーやシガレットといった同じ煙草界の別分野の世界であっても、殆ど知られていないブランドなのではないでしょうか。こうしたパイプ界隈の外での知名度は、パイプ界内部にも影響していると思われ、それが最終的に各銘柄の存在感の差を生み出しているのでしょう。 改めて「ダンヒル」銘の力を思い知らされると伴に、中身ではなく表面的なブランドに踊らされている我々自身を恥ずかしく思ってしまうのでありました。[人気の煙草ブログは此方 Click!]
2023.07.02
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今回はオーリックの「ゴールデンスライスド」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2011年9月の事でした。時々無性に吸いたくなる煙草です。 大きなフレイク≒所謂「ペブルカット」と呼ばれる形態の煙草で、自分で適当な大きさに千切ってパイプに詰めて吸います。 ・・・考えてみると、この煙草のように自分で適当な大きさに切ってからパイプに詰めるというタイプは、日本では既にこの煙草だけになってしまっています。ほんの数年前までは、自分でコインカットにするロープ煙草や、スライスするとフレイクになるプラグ(クランブルケーキ)とかも売られていたのですが、それらは全て廃止になってしまいました。勿論、海外ではそういった煙草も未だ売られているので、個人輸入すれば入手する事は出来ます。けれども、やはり国内販売されていないと、縁遠くなってしまいます。 自分で切ってからパイプに詰めるというのは、確かに手間がかかって面倒ではあるのですが、こういった手間も楽しみの一つになるのが、趣味の喫煙たるパイプ喫煙だと思うのです。輸入業者さんにはロープ煙草やプラグの国内販売再開を強くお願いしたい所です。[楽しみになる煙草ブログは此方 Click!]
2023.06.28
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この煙草を吸うのは、もう何度目になるでしょうか。ピーターソンの「スペシャルリザーブ2014」です。この煙草を最初に吸ってレポートしたのは、2015年3月の事でした。 何時もの煙草屋さんに未だ在庫が残っていたので購入したのですが、その時点で残り在庫が一個だけになって、先日の買出しではそれもなくなっていたので、本当にこれが最後の喫煙になりそうです。当ブログ内を検索すると、再喫記事としても少なくとも2回は書いているので、今回の喫煙は4回目以上になります。一つの限定煙草を結果的にこれだけ何度も吸う事になろうとは、思いもしませんでした。 この頃のピーターソンの限定100g缶は、缶自体に密閉性はなく、且つ中のビニール袋も開いた口を折り曲げて軽くテープで留めただけの入れ方になっているので、非常に甘い封入です。このため、今回の缶でも中の煙草はカピカピに乾燥していて、非常にヤバイ状態でした。こういう封入で、製造から9年も経過したら、そりゃ、こうなります。 ただ、再加湿するのも面倒ですし、再加湿しても飛んだ着香は戻らないので、取り合えずそのまま吸ってみる事にしました。そしたらどうでしょう、意外にも結構美味しく吸えます。勿論、いつもより硬めに詰めたり、過燃焼にならないよう丁寧なドローを意識したりしているのですが、たったそれだけの事でこれほど普通に美味しく吸えるとは思いませんでした。ちょっと辛めで、舌を刺す刺激も強めですが、それくらいの事なら普通の湿気状態の他の銘柄でも有り得る範疇です。 この煙草の葉組には、ブロークンフレイク・・・と言うより、フレイクの切れ端のような小さな板切れ状の塊が多く含まれているのですが、多分それが燃え過ぎを抑え、辛くなり過ぎるのを防いでくれているのでしょう。 こういう状態の限定煙草がこれだけ美味しく吸えるのであれば、他の古い限定煙草にも手を出しやすいというものです。ただ、どれだけ長期の不良在庫品であっても、煙草は安売り出来ないと法律で定められているので、古い在庫品を購入するメリットが消費者にはありません。この辺、何とかならないものでしょうか。 煙草屋さんの店の奥に眠っている長期在庫品を上手く売る方法があれば、煙草屋さんも助かるだろうなと思います。[助かる煙草ブログは此方 Click!]
2023.06.25
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 先月の買出しでマックバレンの煙草をメインに購入していたので、今月もその続きでマックバレンを買っています。元からマックバレンで作られている銘柄と、現在はマックバレンが引き継いで生産している元他社製銘柄です。元他社製銘柄とマックバレンからOEM供給されている銘柄を含めると、マックバレン製銘柄はまだまだあるので、来月も同じような買い方になりそうです。 購入量については抑え気味にしています。先月購入した煙草が未だ全て残っていて、喫煙&レポートのペースが全く追いついていない状況です。喫煙回数は減っていないのですが、何故か消費量が減っているようで、吸う銘柄数が減り、結果的に記事の作成量が足りていない状況なのです。このまま行くと、週二回のブログ更新ペースを維持出来なくなる可能性があるので、もしかしたら喫煙レポートと購入レポート以外の記事を随時入れ込んで行く事になるかも知れません。 という事で、各銘柄のレポートをお楽しみに![まだまだある煙草ブログは此方 Click!]
2023.06.21
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引き続きガレリアを吸っています。今回は「ラム&メープル」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2012年10月でした。 味は甘くないのに、香りは名前の通りの甘~い感じです。ただ、そこまで強い香りではなく、且つ「チョコレート」の時に感じた例の不思議な喫味の部分は、この「ラム&メープル」では余り感じられないので、全体としてはそこまで「典型的」なアメリカン着香という感じではありません。とは言え、やはり欧州系着香とは明らかに性格が異なる着香煙草だと思います。 さて、このガレリアのシリーズなのですが、製造しているのはアメリカの「Sutliff Tobacco Company」という会社で、ここは1849年にサンフランシスコで創業された米国最古のパイプ煙草メーカーなのだそうです。で、その後色々あって、現在はデンマークのマックバレン社の傘下にあるようなのですが、今でもバージニア州リッチモンドで製造を続けているとの事。ですから、言ってみれば、ここの煙草がアメリカンなパイプ煙草の基準になっている訳です。成程、納得です。 Sutliff社はマックバレン社製パイプ煙草の米国への輸入販売も手掛けているそうで、Sutliff社のパイプ煙草ラインアップを見ると、マックバレン社製パイプ煙草も普通に併記されています。ですから、マックバレン社が引き継いだ旧プランタ社製パイプ煙草とか、アンフォーラのシリーズ、スリーナンズとかもここに含まれています。 ・・・いやぁ、何だか複雑な状況になってますねぇ。(笑) 日本ではすっかりマイナーなシリーズになってしまったガレリアですが、ちょっと調べてみると面白い事が色々分かります。[面白い事が色々分かる煙草ブログは此方 Click!]
2023.06.18
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今回はガレリアの「チョコレート」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2012年4月の事でした。 典型的なアメリカン着香です。バーレー葉ベースのブラックキャベンディッシュを多用し、強い着香が施され、その香りの強さの割りには糖度は低く、味としては余り甘くありません。また、ガレリアとかつてのマクレーランドの着香銘柄で顕著に見られる独特の喫味が混ざります。この独特な部分の由来は分からないのですが、何故かアメリカ製の着香煙草で良く感じる喫味です。一体これ、何なんでしょう。 ガレリアも一頃は多くの銘柄が輸入され、店頭でそれなりの存在感を示していましたが、今はネット上で確認できる物で4銘柄、私の行き付けの煙草屋さんには2銘柄しか置いていません。マクレーランド亡き後、これ程典型的なアメリカン着香は貴重な存在だと思うのですが、如何せん、時代の流れなのでしょう。毎度の事ながら、寂しいものです。 もしかするとガレリアもそんなに長くは持たないかも知れませんから、今の内に沢山吸っておいた方が良いかも知れません。[典型的な煙草ブログは此方 Click!]
2023.06.14
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これを吸うのは久し振りです。今はスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)が製造している「ハーフアンドハーフ」です。これを最初にレポートしたのは、2012年5月の事でした。 現在はSTG製になっているとは言え、ブランドとしては1926年アメリカ生まれの歴史ある煙草です。常喫系の定番の一つですよね。 バーレー葉とバージニア葉が半分ずつブレンドされている事から、この名前になっているそうなのですが、別に非着香という訳でもなく、そこそこ果物系の着香が施されています。ただ、そんなにベタベタに着香されてはおらず、飽きが来にくい程度になっています。この辺が長く愛されて来た所以なのでしょう。 また、バーレー葉が半分を占めている割にはバーレーキックの類は弱めで、比較的吸いやすい煙草だと思います。これくらいの刺激の強さなら、特段バーレー葉を強調していない他の煙草でも普通にあります。 一つ問題があるとすれば、それは刻みが細かく、かなり燃えやすいという所でしょうか。吸いやすい事から、どうしてもスイスイ吸ってしまいますが、そうすると燃え過ぎになってしまって、喫味が乱れます。ですから、やや抑え気味に吸うのが勘所だと思います。 これからも長く続いて欲しい銘柄の一つです。[長く続いて欲しい煙草ブログは此方 Click!]
2023.06.11
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前に買っていた既出の煙草が未だ幾つも手元にあるのですが、今年から入って来た新銘柄は少ないですし、せっかくですので新規銘柄を早めに吸う事にします。ジャーマインの「エイティーントゥエンティ」です。 「エイティーントゥエンティ」つまり「1820」です。これはジャーマイン社の創業年だそうで、それを名前にする程ですから、同社はこの煙草に随分と思い入れがあるのでしょう。キプロス産ラタキアを使った煙草です。 開封時の香りは、鰹出汁系の匂いが前にある感じのラタキア臭です。割りと典型的なラタキア銘柄の匂いだと思います。カットは、少し細かい感じのリボンカットとラフカットの混合で、湿気は少し強めでしょうか。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、ラタキア物らしいドロッとした甘味とコク・旨味が来ました。ただ、果物的な酸味もあって、そこまで重量級の喫味ではありません。香りも典型的なラタキア臭の範疇で、ちょっと糸を引くようなネバネバした腐敗臭的部分もあるのですが、やはり果物的なニュアンスが少しあって、嫌みな感じはありません。ラタキアが前面に出て来る煙草でありながら、そういう煙草の中では比較的ライトな仕上がりになっていると思います。 火付きと火持ちは良い方だと思います。湿気をやや強めに感じたので、気持ち緩めに詰めたのが良かったのかも知れません。 喫煙中盤での喫味に変化はありません。ベースはドロッとした味なのに、果物っぽい酸味が良く効いていて、それが全体を重くない喫味に仕上げています。重厚感のあるラタキア物が好きな人には物足りないかも知れないのですが、少し軽快感のあるこうした味の方が常喫には向いていると思いますし、何より果物系着香の好きな私には馴染みやすい味です。 喫煙終盤も同じ喫味です。最後まで果物系の酸味があって、重過ぎにならない喫味がイイ感じです。ラタキアにありがちなドロドロネバネバした味の部分も、これで良く中和されて、随分と吸いやすかったと思います。 という事で喫煙終了。後味は果物系酸味で軽い感じになったラタキア味で、残り香も軽い感じにアレンジされたラタキア臭となりました。 全体的に見て、ラタキア物の中ではかなり軽いタッチに仕上がっている煙草だったと思います。ただ、味の濃さや吸い応えとしては十分で、薄味で物足りないという事はありませんでした。とは言え、やはり重量級のラタキアがお好きな方には向かない可能性はあります。 ラタキア物というのは、どう転んでも結局ラタキアの支配率が高くなってしまって、ラタキアの味しかしない事が多いと思っているのですが、その狭いバリエーションの中でも何とか個性を出そうとしている努力は幾つかの銘柄で垣間見る事は出来ます。今回の「エイティーントゥエンティ」は、そういう煙草の一つだと思います。[努力が垣間見える煙草ブログは此方 Click!]
2023.06.07
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今回はゴールデンブレンドの「アマレット」を吸っています。ポッシェル社製「ゴールデンブレンド」シリーズ3銘柄の最後になります。この煙草を最初に吸ってレポートしたのは、2013年2月の事でした。 アマレットというのは「アーモンドのような香りを持つリキュール」の事なのだそうですが、実際は「杏仁を使用しているものが主流」なのだそうで、この煙草に於いてもアーモンドと言うより杏の着香と言われた方がしっくりくる味わいになっています。 このように他にはない個性的な着香であるにも関わらず、この煙草に変な癖はなく、非常に親しみやすい美味しい着香煙草に仕上がっていると思います。こういう煙草は意外に少なく、同じパウチ物で見るとラールセンの「ファイン&エレガント」とかスタンウェルの「メランジェ」ぐらいでしょうか。美味しければ類似品が沢山出て、アッと言う間に個性的ではなくなってしまうでしょうから、パイプ煙草の長い歴史の中で、個性的なのに親しみやすくて美味しい煙草を作り出すというのは、とても難しい事なのでしょう。そういう意味でゴールデンブレンド「アマレット」には拍手を送りたい所です。 でも、そういう煙草なのですが、この煙草の売れ行きは余り良くはないようで、今回購入したパウチも中身がパリパリに乾燥しているほど長期の在庫になっていたようです。まぁ、ゴールデンブレンド・シリーズ自体がちょっと地味な存在になってますし、尚且つ聞き慣れない着香内容ともなると、手に取る人はなかなか多くはならないでしょう。その辺は少々残念な所です。 美味しい着香煙草なので、着香煙草好きの方には、是非とも試していただきたい銘柄です。[個性的な煙草ブログは此方 Click!]
2023.06.04
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ゴールデンブレンドの「バニラ」を吸っています。この煙草を最初に吸ってレポートしたのは、2012年の1月の事でした。 意外にもそれ程ゴリゴリ着香には感じない煙草です。着香感にしても煙草感にしても軽く感じる喫味で、日常的に「ながら喫煙」に向いているように思います。酸味を伴ったフルーツ系の風味がバニラよりも前にあるようにも感じられるので、その辺が軽さを感じる要因になっているのかも知れません。それと、舌を刺す刺激も少しあるので、それも重厚感を無くす要素です。 こういう軽い喫味の煙草というのも、それはそれで良い物です。パイプ喫煙は紙巻煙草の喫煙よりも趣味性が高いので、その喫味に対して手応えを求めがちになりますが、手応えのある煙草ばかり吸っていると、私の場合は少し疲れてしまう事があります。疲れてしまうと、1ボウルを吸い切らない内に喫煙終了し、ボウルに残った葉を捨ててしまう場合もあったりします。それは少し勿体ない・・・。 やっぱり気分的に重量級の煙草を吸いたくない日もある訳で、そういう時はこのゴールデンブレンド「バニラ」のように、気軽にスイスイ吸える煙草が良いです。 軽い煙草や重い煙草、美味しい煙草やそうでもない煙草が色々あって、そういう多彩さを楽しめるというのも、趣味としてのパイプ喫煙の良さの一つだと思います。[多彩な煙草ブログは此方 Click!]
2023.05.31
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ゴールデンブレンドの「ブラックチェリー」を吸い始めました。この煙草を最初に吸ってレポートしたのは、2013年の7月の事でした。違和感を感じやすいチェリー系の着香煙草としては、比較的上手く作られた煙草だと思います。 この煙草は、ドイツ・ポッシェル社の製造による「ゴールデンブレンド」シリーズの一つです。ポッシェル社はこの「ゴールデンブレンド」シリーズが同社のフラッグシップだとの話なのですが、パイプ煙草の分野でそれほど巨大な存在ではないように見えます。ただ、同社は嗅ぎ煙草製品の方が主力であり、そちらでは世界一の生産量を誇っていて、日本にも入っています。また、他ブランドへの煙草製品のOEM供給も行っています。こういう所は「アークロイヤル」とかも同様で、あのブランドは紙巻煙草の方が主力で、パイプ煙草はオマケ的な存在になっています。且つパイプ煙草の分野で非常に地味な存在です。案外こういう形、つまり主力は別にあり、パイプ煙草は余力で作っている・・・という形の方が細く確実にパイプ煙草を供給出来るのかも知れません。パイプ煙草の大手供給元の戦々恐々とした近年の状況と比べると、随分と安定した感じです。 新製品を次々と出したり、他ブランドや他社そのものを買収したりするようなチャレンジングな姿勢も面白いのではありますが、これから先何十年もパイプ煙草を楽しみ続けたい私としては、細く地味でも馴染みのある製品を永く供給し続けてくれるポッシェル社のような存在は、とても重要なのではないかと考えています。[重要な煙草ブログは此方 Click!]
2023.05.28
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ピーターソンのパウチ物「アラン」を吸い始めました。この頃集中的に吸って来た同社パウチ物4銘柄の最後になります。この煙草を最初に吸ってレポートしたのは、2016年4月の事でした。 バニラ+フルーツという感じの着香なのですが、そんなにガッツリ着香という感じでもなく、ベースの煙草の素性の良さも感じられる良い煙草だと思います。そう言えば、ここまで吸って来た他のピーターソン銘パウチ物も、全て抑えの効いた素性の良さを感じさせる銘柄ばかりでした。派手になりがちなチェリー着香の「コーンメイラブラック」も、チェリー着香にしては自然な仕上がりでしたし、ラタキア物の「ワイルドアトランティック」にしても、そこまでゴリゴリにラタキアが主張してくるような雰囲気ではありませんでした。勿論、ウィスキー系ケーシングの「アイリッシュデュー」もベーシックで美味しい煙草でした。 比較的新しい銘柄ですが、ピーターソンのこれら4銘柄は良く出来たシリーズだと思います。シリーズとしての構成も、微着香・ラタキア・定番着香二つと、上手く組み合わされていますし、良く考えられたラインアップになっています。この辺は流石パイプ業界に於けるビッグネーム「ピーターソン」という事なのでしょう。スカンジナビアン・タバコ・グループ製造によるOEM供給されたパウチ物なので、ともすれば軽く扱われても仕方ないシリーズだと思うのですが、そういう存在に対しても決して手を抜かない真面目さが垣間見えます。 お薦めのシリーズです。[お薦めの煙草ブログは此方 Click!]
2023.05.21
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ピーターソンのパウチ物の続きで今回は「コーンメイラブラック」を吸っています。この煙草を最初に吸ってレポートしたのは、2016年3月の事でした。 これはチェリー系の着香煙草なのですが、如何にも人工的な香りになりがちな数々のチェリー系着香煙草の中でも、とても自然な感じの味と香りになっているのが印象的な煙草で、私としてはチェリー系の中ではトップクラスの仕上がり具合だと思っています。とは言え、ちょっと深い着香で、ベース煙草の姿は殆ど見えてこないので、ラタキア至上主義の方とかバージニア原理主義の方とかには余りお薦め出来ないかも知れません。 パイプ煙草の世界では一つの定番となっているチェリー系着香なのですが、日本に於ける人気はそれ程高くないような気がします。確かに着香好きの私でも、抵抗感があるという所までではありませんが、チェリー系の着香煙草については優先的には吸いたくなりません。煙草が元々持っている味わいとチェリー系の味わいでは、相性が余り良くないと感じているからです。その辺はメンソールの紙巻煙草に対しての感覚と同じで、着香とベースの味が互いに打ち消しあうようなぶつかり合いをしているように見えてしまいます。 ところが、紙巻煙草の世界に於けるメンソールは大変に人気があり、各社から多くの銘柄が出ていると伴に、販売量もかなりのものです。対して日本のパイプ煙草界に於けるチェリー着香は、銘柄数はそこそこあるものの、話題に上る事は少ないですし、販売量も多くはなさそうに見えます。この違いは、一体何に由来するのでしょう。 もしかしたら、ユーザーが煙草に求める物が、紙巻煙草とパイプ煙草では違っているのかも知れません。パイプ煙草では煙草に味わいを求めているのは明らかだと思いますが、紙巻煙草では味わい以外の何かをユーザーは求めているのではないでしょうか。私も昔は紙巻煙草だけを吸っていましたが、その時私は煙草に味わいなどという物は求めていなかったように思います。紙巻煙草を吸うという習慣から得られる「間」とか「気分転換」、或いは口寂しさを補うツールとして紙巻煙草を吸う・・・。そういう感覚です。 そう考えると、紙巻煙草では気分転換しやすくする強いメンソールは歓迎されるでしょうし、逆にパイプ煙草に於いては元の味わいをかき消してしまう強いチェリー着香は好まれないという事になります。 同じ煙草の葉っぱでも、吸い方によって好まれる着香内容が違って来るというのは、非常に興味深い話です。[興味深い煙草ブログは此方 Click!]
2023.05.17
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今回はピーターソンの「ワイルドアトランティック」を吸っています。これを最初に吸ってレポートしたのは、2016年3月の事でした。 今では希少なパウチ物ラタキア銘柄です。とは言え、考えてみるとパウチ物ラタキア銘柄というのは昔から希少な存在で、日本市場に於いては常に片手以下の銘柄数しか販売されて来なかったように思います。ラタキア物を常喫するのは、比較的ヘビーなパイプスモーカーでしょうし、逆にパウチ物を常喫するのは、どちらかと言えばライトなパイプスモーカーだと思われますから、パウチ物ラタキア銘柄を望むユーザーというのは案外少ないのかも知れません。中途半端な存在とも言えそうです。 けれども、近年ここまで煙草の売価が上がって来ると、ヘビーなパイプスモーカーと言えども、パウチ物の買いやすい売価は非常に魅力的に見えるのではないでしょうか。ピーターソンのパウチ物は40g入りなので、重量単価で見るとやや高めのパウチ物という事にはなりますが、それでも50g缶入りの各銘柄よりも確実に安い価格で買う事が出来ます。勿論、パウチは缶に比べると保存性に劣るので、開封後はサッサと吸い切ってしまう必要がありますが、常喫にしてどんどん消費して行くのであれば、保存性の優劣は然程大きな問題になりません。 また味に関しても、この「ワイルドアトランティック」はラタキア物にしては軽めのタッチで、スイスイ吸えますから、そういう性格も常喫向きです。 ラタキア好きの常喫用として強く推奨できる銘柄であるというのが、この「ワイルドアトランティック」に対する私の評価です。[推奨出来る煙草ブログは此方 Click!]
2023.05.14
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ピーターソンの「アイリッシュデュー」を吸い始めました。この煙草を最初に吸ってレポートしたのは2016年4月の事でした。 ウィスキー系のケーシングでレディラブドですから、ある意味古典的でベーシックな煙草だと思うのですが、それだけに間違いのない美味しさがあります。ピーターソンのパウチ物は、同社の銘柄の中でも比較的新しいラインアップになるのですが、そういう位置付けでこの味わいなのですから、ピーターソンは良い仕事をしたと思います。とは言え、製造元はスカジナビアン・タバコ・グループ(STG)なので、良い仕事をしたのはピーターソンなのかSTGなのか微妙な所ではあります。(笑) それにしても最近のピーターソンのパイプ煙草は随分と静かな存在になりました。一頃は非常に多くの50g缶レギュラー銘柄を販売するだけでなく、限定100g缶を年に何回も出し、また人気があったのに撤退してしまったダンヒルのパイプ煙草を引き受けて継続販売する等、非常に目立つ存在だったように思います。ところが、ダンヒル銘柄を引き受けて以降、それまで売っていたレギュラー銘柄を幾つも廃止すると伴に、昨年などは限定100g缶を一つも出しませんでした。単に日本に輸入されなかっただけかも知れませんが、それにしても存在感がすっかり薄くなってしまいました。もしかして、会社が相当ヤバイ状況になってたりするのでしょうか。 「アイリッシュデュー」のようにベーシックで美味しい煙草を、買いやすいパウチで販売してくれているブランドなので、今後も頑張って欲しい所です。[頑張って欲しい煙草ブログは此方 Click!]
2023.05.10
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コールハスの2014年の限定煙草「リミテッドエディション2014」を吸い始めました。この煙草を最初にレポートしたのは当然2014年で、9月29日付でアップしています。 もう8年以上も昔の話になりますが、2014年はブラジルでサッカーワールドカップ(WC)が開催された年で、この煙草もそれに引っ掛けた設定だったのだと思います。この時のWC本大会に日本は出場こそ出来たものの、グループステージのグループCで1分2敗の最下位となり、決勝トーナメントには進出出来ませんでした。で、この大会で最終的に優勝したのはドイツ(日本の最終順位は32ヶ国中29位)だった訳ですが、8年が経過し、先般行われた2022WCカタール大会でそのドイツを日本が下して、グループステージ敗退に追い込んだのは、非常に感慨深いものがあります。 さて、今吸っているこの煙草なのですが、8年以上前に製造され、且つ葉は開いた口を折り曲げて軽くテープで止めただけのビニール袋に入れられた状態であるため、開封時からカラカラに乾燥していました。面倒なので、再加湿する事なくそのまま吸っていますが、まぁまぁ普通に吸えます。ただ、やっぱり最初に吸った時のレポートに書いた通りの喫味ではなく、確実に着香分は薄れています。不味いという訳ではありませんが、着香好きの私としては物足りない喫味です。 コールハス社はドイツの煙草会社ですから、この8年の間にドイツサッカーが凋落して行ったように、煙草の味も落ちてしまったかのようです。中身を替えず、封入も軽い状態で、強さを8年も持たせるのは困難なのだという事なのでしょう。[感慨深い煙草ブログは此方 Click!]
2023.05.07
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柘製作所がプランタ社に作らせた「イムコ・パイプタバコ・バニラ」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは2016年6月の事で、以来、何度か吸っています。 プランタ社は、2019年にパイプ煙草製造から撤退しましたから、今吸っているパウチは、それ以前から在庫されていた物という事になります。そのため、当然と言えば当然なのですが、中の煙草はパリパリに乾燥していて、「大丈夫?」と開封時に思った程です。 でも、実際に吸ってみると、案外普通に吸えてしまいました。勿論、乾燥した煙草を吸う訳ですから、パイプに硬めに詰めるとか、ドローを弱めにして燃え過ぎないようにするとか、そういった気遣いはしています。でも、わざわざ再加湿する事なく、あの程度の対策でそのまま美味しく吸えたのですから、結果OKです。 ・・・廃止になってから3年も経つような銘柄がお店に残っていると、何だか落ち着かない気持ちになるので、優先的に購入して消費してしまいたくなります。何年も前のイヤー煙草とか限定煙草についても同じです。勿論、逆に新製品についても早く吸いたいと感じます。 となると、今後は廃止銘柄と新規銘柄という両極端な銘柄ばかりを吸うようなブログになったりして。(笑)[大丈夫な煙草ブログは此方 Click!]
2023.05.03
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今回はアークロイヤル「フルアロマ」を吸っています。この煙草については2012年7月に最初のレポートを書いて以来、何度か吸っています。 パイプ煙草としてはシリーズになっていない単独銘柄で、且つ人気もそんなにないと思うのです。更に、欧州や米国のメジャーなメーカーではなく、ウルグアイの会社が作っています。そういう煙草であるにも関わらず、今の日本でしっかり販売されているのは、ちょっと不思議な感じがして、貴重な存在だと思います。ってか、今の日本にこういう単独銘柄って他にありましたっけ? 味も価格なりではありますが、不味い煙草ではありません。 ただ、まぁ、アークロイヤルの場合は、同ブランドの紙巻煙草の方がシリーズ化されて日本で販売されているので、パイプ煙草はそれらのオマケ的存在として「ついで」に販売されているのかも知れません。でも「ついで」であっても、私としては一向に構いません。こういう存在こそがパイプ煙草の多様性を支えている訳ですから。 今後もしっかり生き残って欲しい銘柄の一つです。[多様性を支えている煙草ブログは此方 Click!]
2023.04.30
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またまたコールハスから限定100g缶が出ていましたので買いました。「イースターエディション2023」です。名前の通り4月9日の復活祭に因んだ限定煙草で、確か昨年も同様に販売されていました。昨年の記事を読み返してみますと、缶のデザインが今年と全く同じである事に気付きます。缶に年号も入っていませんから、もしかしたら使い回しているのかも知れません。・・・いや、何もそこまで頑張って限定物を出さなくても・・・。 ま、とにかく開けてみましょう。 開封時の香りは、何かの花か化粧品のような強い香りです。缶に同梱された説明書には「Elderflower Currant Maple Honey Vanilla」とありますから、まぁ、そういう香りです。カットはラフカットとリボンカットの混合で、湿気はやや強めでしょうか。オーソドックスな着香煙草のように見えます。 これを火皿内径22mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時と同じ香りが来ました。開封時よりマイルドではありますが、やはりかなり強烈です。デパートの1階化粧品売場の中を歩いている時の感覚に近いです。・・・この香り、女性受けしそうですが、逆に男性受けは厳しいのではないでしょうか。私もこういう香りが毎日してきたらキツイので、少なくともこの煙草を常喫したいとは思いません。そういう意味では、限定煙草の香りとして適切だとも言えます。 一方、味の方なのですが、こちらは香りに比べると随分マイルドで、尖った所がありません。酸味の少ない柑橘に近い果物系の味です。味が控えめなので、余計に香りの派手さが目立つ感じです。 火付きと火持ちは良いです。湿気を強めに感じたので、やや緩めに詰めたのですが、それが良かったのでしょう。もともと湿気が強めな分、燃え過ぎる感じもありませんから、吸いやすいと思います。 喫煙中盤では喫味の変化はありませんが、強い香りには少し慣れて来ました。こういう口に入れる物らしからぬ香りが強い煙草だと、非着香派やラタキア派に方々には受け入れられ難いような気がします。着香好きの私でも、慣れるまでは時間がかかります。 喫煙終盤になると流石に着香分が少し弱まって来たように感じます。慣れもありますが、終盤で着香が抜けて来るのは良くある事です。ただ、この煙草の場合、それでベースの煙草の味が見えて来る感じではありません。強力な着香が普通の着香のレベルになるぐらいです。最後まで着香を楽しめるという意味では、見事な着香です。 という事で喫煙終了。後味はマイルドな果物系で、残り香は強い香水のような感じでした。 全体的に見て、非常に強い香水とか化粧品、或いは何かの花のような香りを最後まで楽しめる煙草でした。マイルドな味との対比で、余計に強い香りが目立ちます。 昨年の「イースターエディション」と同じ缶であるにも関わらず、着香内容は随分と違った物でした。ただ、昨年版に於いても香りが味よりも先行する煙草だったので、そういう意味では同じ方向性の煙草だと思います。・・・この「イースター」と「香りが先行する煙草」とでは何か関連性があるのでしょうか?[強い煙草ブログは此方 Click!]
2023.04.26
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トルコのパイプ煙草ブランド「ペッセカヌー」3銘柄の最後は「ラタキアフレイク40」です。前々回レポートした「ラタキアフレイク20」の2倍のラタキアがブレンドされているとのことで、かなりの重量級な味わいが予想されます。早速開けてみましょう。 開封時の香りは、「20」よりもラタキアらしい匂いが強い薫香です。「20」はラタキアらしからぬ、ちょっと食べ物の薫製のような匂いだったのですが、こちらは明らかにラタキア臭です。ただ、糸を引くような明らかに腐敗しているというようなラタキア臭ではなく、どちらかと言えば硬質な類の匂いなので、そこまで抵抗感はありません。カットは「20」と同じサイズのフレイクで、缶への入数も7枚と同じでした。湿気も同じく普通だと思います。 このフレイクを半分に千切って、火皿内径20mmのパイプにテキトーに詰めます。そうして着火しますと、軽めではあるものの明確にラタキアと分かる匂いが来ました。ただ、ネットリとした匂いではなく、開封時と同じく硬質で軽い感じのラタキア臭なので、そこまで強烈ではありません。この匂いと前の「20」の匂いとの差を考えると、「20」に於けるラタキアのブレンド割合は相当に低かったのだろうなと思います。匂いというのは、その濃度によって全く異なる種類の匂いに感じる事があるそうで、例えば「スカトール」という芳香物質は、高濃度では強い糞臭となり、逆に低濃度では花の香りを呈すると言われています。「20」のラタキア臭は濃度が十分に低かったので、ラタキアらしからぬ薫香に感じられたのでしょう。興味深い現象だと思います。 一方、味の方ですが、基本的に「20」と同じ方向性で、コクと旨味で吸わせる重量級の味です。ラタキアらしいドロッとした甘味はこちらの方が強いと思いますが、そんなに大きな違いはないように感じます。 火付きと火持ちは、前の「20」と同じく、余り良くありません。多分、パイプに詰める前に良く解した方が吸いやすいと思います。 喫煙中盤も喫味は変わりません。「20」で感じた刺激はこちらの方が弱い気がしますが、やはり基本的な味の方向性は「20」と同じです。私はどちらかと言えば非ラタキア派なので、糸を引くようなネバネバしたラタキア臭は得意ではないのですが、この煙草のような硬質で軽いラタキア臭なら、慣れもあって許容範囲です。また味について言えば、これほど重量級の濃いコクと旨味のある味は好きな部類です。 喫煙終盤も同じ喫味が続きます。この辺は「20」と同じなのですが、重量級の味がここまで続くと、やっぱり少し飽きが来ます。ですから、飽きない内に喫煙を終わらせるために、1回で吸う煙草の量を減らす or 小さなパイプで吸うのが良さそうな気がします。 という事で喫煙終了。後味は濃いコクと旨味、残り香は軽めのラタキア臭でした。 全体的に見て、「20」と同じくコクと旨味で吸わせる煙草で、且つラタキア感が明確にある煙草だったと思います。 これで「ペッセカヌー」ブランド3銘柄をレポートし終わった訳ですが、基本的にどれも同じようにコクと旨味で吸わせる濃い味の煙草だったと思います。それで、この三つの選び方という意味では、ラタキア的な要素が不要であれば「オリエンタルフレイク」を、ラタキア含みの重量感は欲しいけれどもラタキア的な臭みは不要という場合は「ラタキアフレイク20」。そして味にも匂いにもラタキア感が欲しければ「ラタキアフレイク40」を選ぶという感じでしょうか。 基本的な味わいを共有しつつ、そこに加わるラタキア要素の強弱によって選択出来るという、興味深いブランドラインアップ構成になっていると思います。[選択出来る煙草ブログは此方 Click!]
2023.04.23
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新たに日本に輸入された「ペッセカヌー」ブランドの二つ目は、非ラタキア銘柄の「オリエンタルフレイク」です。輸入元の解説ではトルコ産オリエントのラタキア加工品がブレンドされていないだけで、それ以外のブレンド内容は前回の「ラタキアフレイク20」と同じなのだそうです。前回の「ラタキアフレイク20」が美味しかっただけに、今回も期待できます。 早速、開けてみましょう。 開封時の香りは、薫製臭のない干草臭で、少し酸味のある果物的な香りも感じます。カットは前の「ラタキアフレイク20」と同じく、横約8cm×縦約4cmのフレイクですが、厚みが少し増えて約3mmくらいあります。それだけに、缶にはこのフレイクが6枚しか入っていませんでした。このサイズのフレイクとなると、フレイク半分でも1回の喫煙では多いかも知れません。でも微妙にコントロールするのは面倒なので、私は半分を1回で吸おうと思います。湿気は普通です。 このフレイク半分をテキトーに丸めてパイプに詰めて着火しますと、軽い焚火系の匂いが来ました。微妙に果物的な香りも感じます。これは非着香バージニア系ブレンドのフレイクらしい香りです。味は、前回の「ラタキアフレイク20」に比べると軽く感じますが、甘味や酸味よりもコクと旨味で吸わせる味わいで、重量感がそれ程ないだけに常喫向けだと思います。成程、「ラタキアフレイク20」からラタキアを抜くとこうなるのかと納得出来る味と香りです。 火付きと火持ちは余り良くありません。「ラタキアフレイク20」よりも厚みの増したフレイクですから、これは仕方ありません。むしろ、この厚みのフレイクにしては良く燃える方だとも言えます。 喫煙中盤でも喫味の変化はありません。微かにある刺激は「ラタキアフレイク20」よりも少ない上に、コクや旨味も程良く、こっちの方がより常喫向けだと感じます。輸入元の解説では「隠し味にイチジク、リコリス、グレープ、蜂蜜を僅かに配合」とあるのですが、それらを明確に意識する事は出来ず、本当に隠された味になっているようです。 喫煙終盤も同じ喫味です。コクと旨味が十分にあって比較的濃い味だと思いますが、「ラタキアフレイク20」程には重量級ではないので、割りとスイスイ吸えて、何時の間にか吸い終わっているような感じがします。 という事で喫煙終了。後味には適度なコクと旨味、残り香には焚火系に微かな果物系が混ざっていました。 全体的に見て、コクと旨味で吸わせる美味しい煙草ですが、そこまで重厚ではないですし、変な癖もなく、やや濃い目の常喫系煙草として楽しめる銘柄だったと思います。 米国某情報サイトに記載がない程のマイナーなブランドであるにも関わらず、これ程の味わいを出せているというのは、ちょっと驚きです。きっと世界にはまだまだ知られていない名品が沢山あるのでしょう。パイプ煙草の世界には、今知る以上の奥行きがありそうです。[奥行きのある煙草ブログは此方 Click!]
2023.04.19
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聞いた事のない煙草が入荷していたので買ってみました。米国某情報サイトにも記載がなく、ネットで検索した断片的な情報しかないのですが、トルコのパイプ煙草メーカー「Gladora Tobacco」社が製造しているブランド「ペッセカヌー」です。今回三つの銘柄が柘製作所によって輸入されました。2022年に行われたパイプワールドカップ2022トルコ大会に於いて競技用に使用された煙草なのだそうです。 今回の記事では、その三つの中から、まずは「ラタキアフレイク20」を吸ってみます。ラタキア物のフレイクは限られた銘柄数しかない希少な存在で、私も随分久し振りに吸います。 開封時の香りは、薫製っぽい匂いなのですが、ラタキア臭さとは少し違っていて、どちらかと言えば非ラタキアのオリエント葉を熟成させたようなコク深い干草系に近いです。カットは、横約8cm×縦約4cmの大きなフレイクで、厚みも約2mmと分厚いです。缶にはこのフレイクが7枚入っていました。50g入りの缶に7枚のフレイクという事は、1回の喫煙でフレイク半分くらいが丁度良い感じでしょうか。湿気は、フレイクとしては普通だと思います。 このフレイクを半分にして、火皿内径20mmのパイプに適当に詰めます。そうして着火しますと、普通のラタキアとは少し異なり、どちらかと言えばハムとかの薫製品の工場から漂ってくるような薫製臭に近い匂いが来ました。食べ物の薫製品に近い匂いなので、抵抗なく受け入れられます。味の方ではナッツ系に近く、甘味よりも酸味が前にあり、旨味が非常に豊かで、奥深さを感じます。かなり美味しい煙草です。 火付きと火持ちは、どちらも余り良くありません。湿気が強い訳ではないのですが、フレイクとしては分厚いカットになっているので、それだけ燃え難いのでしょう。パイプに詰める前に良く解せば改善されるかと思いますが、それで喫味も変わって来ると思われるので、その辺は好みの問題でしょうか。私はフレイクを折り畳んだだけで詰める方が好きだったりします。 喫煙中盤でも喫味は変わりません。う~ん、ちょっと舌と喉・鼻腔を刺す刺激が出て来たかな。 輸入元の解説によると、この煙草はトルコ産の在来種とトルコ産バージニア、それとトルコ産オリエントのラタキア加工品からなるブレンドなのだそうです。つまり、完全にトルコ産の煙草葉だけで作られている訳です。それで米国某情報サイトにも記載がないくらいですから、これまでトルコ国外には殆ど輸出されていなかったのかも知れません。そういう煙草、しかもこれだけ美味しい煙草が日本で吸えるというのは、実はとてもラッキーな事だと思います。 喫煙終盤も同じ喫味が続きます。薫製臭とは言えラタキア臭さとは少し違う匂いで抵抗感が少なく、且つ旨味が豊かで美味しい煙草なのですが、ここまで吸い進んで来ると、その強い味わいに少し飽きが来るかも知れません。ですから、あの大きなフレイクを半分だけパイプに詰めたのは正解だったと思います。ライトに吸うなら1/3でも良かったでしょう。それくらい味わいが強いです。重量級の肉料理の後に吸うと丁度良さそうです。 という事で喫煙終了。後味には深いコクが残り、残り香はラタキアっぽくない薫製臭でした。 全体的に見て、普通のラタキアとは少し違う食べ物っぽい薫製臭と深いコクが美味しいフレイク煙草だったと思います。久し振りに重量級の煙草を吸った感じです。 50g缶の煙草としては日本での売価設定が少し高いような気もしますが、あの大震災に見舞われたトルコにそれだけお金が行くのであれば、それも悪い事ではありません。トルコの早期復興を願いながら、この「ペッセカヌー」ブランドを味わいたいと思います。[重量級の煙草ブログは此方 Click!]
2023.04.16
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今はマックリントックの「イルカミーノ」を吸っているのですが、これは既に廃止となっている煙草で、製造はプランタ社でした。これを最初に吸ってレポートしたのは、2013年10月の事です。 最初に吸った2013年当時、この煙草は日本で発売になったばかりでした。そして廃止になったのは2021年だったと思います。日本では10年と持たなかった事になります。この煙草の場合、製造会社自体が業界から撤退し、それに伴う銘柄廃止だったので、必ずしも当てはまらないのかも知れないのですが、さほど人気のないパイプ煙草銘柄の日本での販売期間というのは、こんな程度のものなのでしょうか。 個人的には短く感じるのですが、人気の割りに長かったと感じる方もいらっしゃるかも知れません。人気銘柄は長く作られ、不人気銘柄は短命で終わるというのは予想できますが、具体的な年数としてどうなのかが分かりません。実際の所、パイプ煙草の銘柄としての平均寿命というのはどれくらいなんでしょう。パイプ煙草業界全体が縮小傾向なので、今は昔より平均寿命が短くなっていると思われますし、何だかちょっと気になります。 ・・・まぁ、でも、一消費者としては目の前にある煙草しか吸えない訳ですから、こんな事を気にしても仕方ないのではありますが・・・。[長く続く煙草ブログは此方 Click!]
2023.04.09
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今回はジョン・エイルズベリーの「リミテッドエディション2023」を吸います。コールハス社製で、「コールハス」ブランドの「イヤーオブザラビット」や「リミテッドエディション2023」と同じタイミングで日本に入って来た煙草です。また、「コールハス」ブランド2銘柄+「ジョン・エイルズベリー」ブランド1銘柄という組み合わせは、年初に吸った三つの冬季限定銘柄と同じ組み合わせです。・・・まぁ、限定品商売の是非については、この場では書かないでおきます。 ジョン・エイルズベリーの煙草については、年初に吸った物が初めてで、今回のは二つ目という事になります。レギュラー銘柄が日本では売られていない状況で、限定銘柄だけが二つも入って来るというのは、大変に珍しいパターンだと思います。 まずは、とにかく開けてみましょう。 開封時の香りは、乳製品のクリームのような香りの中に何かのハーブのような草木系の香りが混ざっています。八角とかのようにも感じます。カットはラフカットとリボンカットの混合で、黒いブラックキャベンディッシュが適度に混ざった一般的な着香煙草の見た目です。湿気は普通です。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、ハーブ系の中にクリーム系が混ざったような香りが来ました。開封時とメインが入れ替わった感じです。味に於いては、甘味は少なく、微かな苦みをともなった独特な植物系の味がします。こういう感じの味は、他の煙草でも味わったような記憶があるのですが、それが何だったのかは思い出せません。少なくとも頻繁に出会うような味ではありませんが、決して不味い訳ではなく、これこれで「苦み走ったイイ男」的な味わいがあって悪くないです。 火付きと火持ちについては問題ありません。テクニック的に普通に吸える煙草だと思います。 喫煙中盤も同じ喫味です。ハーブ系の香りと少し苦みのある植物系の味です。味は円やかな訳ではなく、ちょっとシャッキリした感じなので、菜の花のお浸しを思い起こさせます。ですから、夜より昼、秋冬よりも春から夏に合う味わいだと思います。 喫煙終盤になって多少円やかさが出たようにも感じますが、基本的な喫味は同じです。着香が深いのか、若しくはベースのブレンドによる喫味が多くを占めるからなのかは分かりませんが、最後までこの独特な味わいが続きます。一般的な着香煙草にあるような尻すぼみ感がないのは良い事です。 という事で喫煙終了。後味はちょっとクリームの混ざったようなハーブっぽい植物系で、残り香もハーブ系でした。 全体的に見て、パイプ煙草では余り見られない独特なハーブ系の味わいが楽しめる煙草だったと思います。しつこい甘さや、強過ぎると感じるような癖もないのに個性的な味わいがあるので、好みによりけりという部分はあるかとは思いますが、人によっては常喫でも行けるような煙草だと思います。逆に個性的という意味では、限定煙草としても適切なのではないでしょうか。 私としては、限定煙草としてあるべき姿の煙草だったと思います。[個性的な煙草ブログは此方 Click!]
2023.04.05
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前回に引き続きコールハスの限定100g缶をレポートします。今回は「リミテッドエディション2023」です。これもイヤー煙草のような名前なのですが、前回の「イヤーオブザラビット」の方がアジア人としてはイヤー煙草に相応しい名前のような気がします。もしかしたら「イヤーオブザラビット」が干支を名前に入れているだけに中国を中心とした東アジア向けで、今回の「リミテッドエディション2023」がその他の地域向けのイヤー煙草だったりするのかも知れません。 ま、とにかく開けてみましょう。 開封時の香りは、少し酸味のある果物を漬けたリキュールのような感じです。缶に煙草と一緒に入っていたカードには着香内容が「シャンパン、ストロベリー、クロワッサン」とあるので、クロワッサン以外はほぼ納得出来る香りです。・・・でもクロワッサンの香りは良く分かりません。 カットはリボンカットとラフカットの混合で、黒いブラックキャベンディッシュと思われる葉のブレンド割合はそれほど高くない感じです。湿気は普通です。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時よりも円やかになり、且つ少し温められたような果物系リキュールのような香りが来ました。リキュールを温めて飲んだ事がないので、訳の分からない表現になっていますが、直感的にそんな感じがしました。味の方もとても円やかなのですが、こちらの方には果物的な酸味はなく、薄い甘味を伴った穀物的な味がします。・・・そうか、この辺がクロワッサンなのか! ってな感じです。 火付きと火持ちは良いと思います。且つ、それほど燃え過ぎるような感触もないので、テクニック的に吸いやすい煙草です。燃え進みは少し早いかな。 喫煙中盤も喫味的には殆ど変化はありません。ややマッタリとした喫味なので夏向きの喫味ではないですし、かと言って冬向きと言えるほどには重厚でないので、丁度今の季節に合っているかも知れません。 喫煙終盤になって来ると着香が抜けて来て、少し薄味の喫味になって来ました。同梱のカードによると、ブレンド内容はバージニアとブラックキャベンディッシュだそうですから、ブラックキャベンディッシュのベースになっているであろうバーレー葉の姿が前に出て来た感じでしょうか。しかもバージニアの方の甘味はそれほど強くないので、全体的に薄味になってしまっているのだと思います。ちょっと物足りない感じがしますが、こういう流れは着香煙草では珍しくないので、不満だという訳ではありません。 という事で喫煙終了。後味は薄いリキュール系で、残り香もリキュール系でした。 全体的に見て、終盤で少し物足りなくなりますが、ちょっとマッタリ系のリキュール味が美味しい煙草だったと思います。 この煙草は日本に年が明けてから入荷したので、年末年始には間に合わず、結果的に春前から春真っ只中にかけての寒さが緩んできた時期に吸う事になる方が多いと思います。一瞬季節を外してしまっているかと思ってしまいますが、喫味としては春ぐらいに吸うのが最も合うように私は感じました。 図らずもベストの時期に吸えて良かったと思います。[良かった煙草ブログは此方 Click!]
2023.04.02
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ダビドフの超高額「イヤーオブザラビット」の次はコールハスの「イヤーオブザラビット」を吸います。こっちは普通の限定100g缶なりの価格です。(笑) これは名前の通りコールハスのイヤー煙草という事になろうかと思うのですが、それって確か年初に吸いませんでしたっけ? ・・・って年初に吸ったのは「ウィンターエディション」という名前だったのですが、どうやらそれはイヤー煙草ではなく、冬季限定煙草というような位置付けになるのでしょう。殆どのブランドでは「冬季限定」≒「イヤー煙草」になってて、私の好きなラールセンでもそうなっているのですが、今年のコールハスは別になっています。去年までのコールハスは、同じように限定100g缶が複数出ましたが、カジノとかイースターといった、年とは別のものに因んだ煙草になっていました。こういうのを見ると、何だかコールハスが限定品の出し方で迷走しているように見えます。それと、これだけ限定銘柄を頻発するというのも如何なものかという思いもあります。 ま、それはさて置き、とにかく「イヤーオブザラビット」を開けてみましょう。 開封時の香りは、爽やかさと甘さのある果物系です。缶に同梱されているカードに着香内容が書かれていて、それは「ライチ、チェリー、レモングラス」となっているのですが、凡そその通りの香りだと思います。カットはラフカットで、真っ黒いブラックキャベンディッシュが半分近くを占めているように見えます。湿気はやや強めでしょうか。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、甘い柑橘に近いような香りが来ました。開封時の香りと同じような香りです。成程、ライチとチェリーとレモングラスを合わせた香りです。味もやはり果物系で、甘味も結構感じます。ふむふむ、こういう爽やかな甘さのある喫味は、私の好物です。 火付きと火持ちはやや重めに感じますが、普通と言える範疇だと思います。これくらいだと油断して吸っても燃え過ぎになり難いので、むしろ吸いやすいかも知れません。 喫煙中盤は序盤と同じ喫味が続きます。甘さのある柑橘に近い果物系の喫味です。やっぱりこういう味は好きです。微かに舌への刺激があるのですが、気になる程ではなく、快適に吸えます。 喫煙終盤になると徐々に着香が薄れて来て、バーレーっぽい硬質な感じが出て来ました。缶に同梱のカードには、ブラックキャベンディッシュとバージニアに加えてバーレーもブレンドされていると書かれているので、ブラックキャベンディッシュがバーレー葉ベースであろう事を考えると、この煙草にはかなりの割合でバーレーが含まれている事が予想されます。ですから着香が抜けて来た段階でバーレーっぽさが表に出て来るのは当然の流れだと思います。ただし、それ程バーレーが多いであろう割りには、バーレー特有の舌への刺激が強くないので、上手く作られたブレンドであると言えると思います。 という事で喫煙終了。後味は硬質なコクと果物系の甘味、残り香は柑橘に近い果物系でした。 全体的に見て、私好みの柑橘に近い果物系の喫味が美味しい、良い着香煙草だったと思います。舌への刺激も然程気にならず、全体を通して快適に吸えたのが良かったです。 今回の煙草は私好みの味で良かったのですが、限定銘柄を頻発している最近のコールハスの動向は少し気に掛かる所です。割りと小手先で出来てしまいそうな着香煙草を出しまくる限定品商売に頼ってしまう状況というのは、将来的に不安が残ります。 私の杞憂に終われば良いのですが・・・。[私好みの煙草ブログは此方 Click!]
2023.03.29
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今年もダビドフの高額イヤー煙草が発売になりました。今年は卯年なので「イヤー オブ ザ ラビット」という名前です。昨年のこの銘柄は限定物にしては珍しくラタキア物だったのですが、今年は普通の着香物のようで、缶のラベルに記載されたブレンド内容はバージニア&バーレーとなっています。 それでは開けてみましょう。 開封時の香りは、柑橘系なのですが、食べ物の柑橘類と言うよりは、柑橘系の香水のような匂いです。ちょっとムスク系のような香りも混ざっています。カットはラフカットとリボンカット、それとブロークンフレイクの混合なのですが、刻みが非常に荒く、大きい葉だと幅が5mm超、長さが数cmにもなります。ちょっと心配になる荒さなのですが、やや渇き気味の手触りなので、普通に燃えそうです。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、柑橘系の味と香りが来ました。甘味よりも酸味の方が少し前にある喫味で、柑橘系の着香が好きな私としては嬉しい喫味です。あ、香りには少しムスク系もあるような気がします。それと、最初からちょっとした刺激が舌・喉・鼻腔を刺すので、トータルとしてシャキッとした味わいになっています。 火付きと火持ちについては、非常に荒い刻みの割りには良い方だと思います。やはり少し乾いた感触だったので、荒さの割りに燃えやすくなっているのでしょう。この辺のバランスは上手く出来ていると思います。 喫煙中盤になって柑橘と刺激という基本的な喫味は変わらないのですが、火持ちが急に悪くなって来ました。普通に咥えて、普通にドローをしているはずなのですが、何故か頻繁に立ち消えします。ここに来て刻みの荒さが効いてきたのかも知れません。それでドローを強めにしてみたのですが、そうすると刺激が強まって喫味が落ちてしまいます。ここは諦めて、普通の吸い方を継続し、再着火を繰り返すしかなさそうです。 喫煙終盤になると着香分が少し後退し、バーレーっぽい硬質なコクが見えて来ました。そのコクのお陰で喫味に重量感が出て来たように感じます。煙草感が増したとも言えます。また、火持ちについては少し改善され、再着火の頻度は減りました。この終盤の喫味だけを見ると、結構本格派のハードな煙草のようです。 という事で喫煙終了。後味は硬質なコクと刺激、それと少しの柑橘といった感じで、残り香は柑橘系でした。 全体的に見て、意外に本格派でハードな喫味の上に、柑橘系のカバーが被せられているような煙草だったと思います。シャキッとする喫煙でした。 まぁ、例によって一般的な限定煙草の2倍以上の価格なりの内容があるかと聞かれると、そうだとは決して言えない煙草だと思いますが、確かに美味しくて良い煙草だとは思います。ただ、話のネタにするにしても、これほど高額になると、ちょっと厳しい・・・。orz 「ダビドフ」ブランドのファン向けのパイプ煙草だと割り切る事が出来れば、それなりにアリなのかも知れませんが。 毎年、この煙草をレポートする度に同じ事を書いているような気がします。ダビドフのレギュラー品の米国に於ける売価は、他ブランドと同じような価格になっており、ダビドフが特別高い価格で売られているのは日本だけのようです。 こういう価格設定というのは、海外との距離が近くなっている現代に於いて如何なものかと、いつも思います。[煙草ブログは此方 Click!]
2023.03.26
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今月分の煙草の買出しに行ってきました。購入したのは上の写真の通りです。 ダビドフの高額イヤー煙草が入っていたので、まずはそれを購入しています。高額だからと言って内容が高級だという訳ではない煙草なので、経済的に大ダメージです。orz それと、コールハス製の限定煙草が三つも入荷していたので、それも買っています。・・・あれ? コールハス製の限定煙草って、年初に吸いませんでしたっけ?(笑) それぞれ100g入りの缶なので、全部で400gになります。凡そ一か月分です。 今回の買出しでは全て限定銘柄となりましたので、なるべく早く吸ってレポートしたいと思います。お楽しみに![高級な煙草ブログは此方 Click!]
2023.03.15
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今回はスタンウェルの「クラシック」を吸っています。これを最初に吸ってレポートしたのは、2011年10月の事でした。 この銘柄についてネット上で改めて検索してみると、ネット通販各店舗で軒並み品切れ若しくはカタログ落ちしています。そう言えば、パウチのデザインも前に吸った「メランジェ」や「バニラ」のような新しいものではなく、ずっと前に吸った時のままになっています。もしかしたらパッケージデザインが更新される前に既に廃止銘柄となっていて、前のパッケージのまま後は流通在庫のみとなっているのかも知れません。・・・おいおいマジかよ・・・。 「クラシック」という名前からは想像し難いフルーツ系の軽やかな着香煙草です。プラムの着香なのだそうですが、柑橘系のようにも感じますし、果実酒のようなニュアンスもあります。こういう着香は私の好物です。これが無くなるのは痛いなぁ・・・。orz 希望的観測をするなら、新パッケージへの更新期に当たって旧パッケージ品を意図的に捌かしているのかも知れません。それなら近々新パッケージとなって在庫が戻って来る筈ですから、それを期待したい所です。 まぁ、スタンウェル・ブランドのパイプ煙草の銘柄数は、ここ数年で随分と減って来ていますので、この「クラシック」が廃止となっていても不思議ではないのですが・・・。[期待したい煙草ブログは此方 Click!]
2023.03.12
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今回はスタンウェルの「バニラ」を吸っています。例によってスカンジナビアン・タバコ・グループ社製の煙草で、これを私が最初にレポートしたのは2012年11月の事でした。 名前がもろに「バニラ」ですし、確かにバニラの香りなのですが、それよりも果物・柑橘、或いは蜂蜜といった辺りの香りと味を強く感じます。酸味があって華やかで軽やかな喫味なのです。これは美味しい・・・。 このバニラ着香というのはパイプ煙草では定番中の定番となっていますが、実際の喫味は銘柄毎に実に多彩で、今回のスタンウェル「バニラ」のように軽快な喫味の銘柄もあれば、逆にベタッと重いダークな喫味になっている銘柄もあります。同じバニラでも喫味の幅は非常に広いと感じます。ですから、「バニラ」という名前から喫味をある程度は想像出来ますが、そこから先の実際の喫味については実際に吸ってみないと分かりません。中身を完全には表現しきれない「名前」という存在の限界とも言えますし、「名前」という単語・言語では表現しきれない程に現実は多様で複雑だとも言えます。 ・・・言葉を使ってブログを書いている私が言うのもアレですが、リアル・現実・現物というのは、言語や映像といったインターネットで伝達出来る範囲を遥かに超えて複雑で奥深いものです。一つのパイプ煙草銘柄について幾らインターネットで調べようとも、実際に自分で吸ってみないとリアルな喫味は分かりません。 是非、色んな煙草を試してみて下さい。[多彩な煙草ブログは此方 Click!]
2023.03.08
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