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マックバレンから新発売になった「ベルベット レッド」を試してみることにしました。 まずは、パッケージが少し変わっています。厚手の紙筒の内側に、やはり紙製の柔らかいパウチが仕込んであり、そのパウチの中に煙草が入っているという形です。パッケージカラーは全体的に艶消しの黒で統一されています。 開封直後の香りは、柑橘類、蜂蜜ともう一つ酸味を伴った甘い香りが混ざるのですが、これがこの煙草の解説文とかに出てくるアマレットの香りなのでしょうか。 煙草は、ブラック・キャベンディッシュのみのラフカットで、全体の見た目が本当に真っ黒です。こげ茶程度の色の葉もちらほら見えますが、基本的にはパッケージのデザイン通りの色=艶消し黒です。これは、初めて見ると非常にインパクトがあります。 湿気は非常に高く、触るとベタ付く位です。ほとんど濡れていると言っても過言ではないでしょう。緩めに詰めた方が良さそうです。 喫煙序盤、香りから想像できる通りの味が来ます。要は甘い味と香りなのですが、果物系・柑橘系の酸味があるので、ベタッとした甘さではなく、どちらかと言うと爽やか系です。また、アマレットの味だと思うのですが、アーモンドのようなナッツ系の味も少し混ざっているので、味に尖った所がなく、非常に吸いやすいです。 こうした味と香りは喫煙中盤以降に徐々に弱まっていき、やや粉っぽい乾いたコクのある甘味に変わってきます。バージニア系の軽快な甘さとは違った味なのですが、捉え方によっては着香が抜けた後のスカスカな味と言えなくもないので、ちょっと退屈に感じます。 けれども、この退屈な段階を過ぎて喫煙終盤になると、俄然、煙草味が強まり、丸みを帯びたコクのある甘味が出てくると同時に、煙量も増えて全体的に「煙草吸ってるぜ!」感が強まります。これはちょっと意外な展開です。 で、最後の最後にいよいよ何にもなくなって、喫煙終了。全体的には、変化に富んだ楽しい喫煙になりました。 非常に湿気た煙草なので、火付きは予想通り良くはありませんでしたが、火持ちは意外に良かったです。残り香・後味ともに、割りとすっきりしていて、好感が持てます。 という事で、パッケージや煙草の真っ黒な外観とは裏腹に、非常に変化に富んだ華やかな喫煙が楽しめる美味しい着香煙草でした。定番の着香煙草として長く愛される製品になるかもしれません。[定番の煙草ブログはコチラ Click!]
2011.09.11
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手巻き煙草関連で取り上げられる事の多い「スタッド・オートマールスム」ですが、ここまで試してきた手巻き、ミニ・パイプ、キセルのどの吸い方でも、今一つピンと来るものがありませんでした。それなら、いっその事、普通サイズのパイプで吸ってみたらどうなのだろうと思った訳です。 使用したパイプは、火皿内径21mmのクラウン・バイキング(9mmフィルター仕様)で、加湿後のスタッド・オートマールスムをだいぶ硬めに詰めて吸ってみました。少し加湿したとは言え、一般のパイプ煙草よりも乾燥気味な上に、刻みも細いためです。 この吸い方ですと喫煙序盤から、甘味を伴った熟成された酸味と、紙巻や葉巻で時々感じるような粉っぽくて香ばしい味がかなり感じられ、これはこれでパイプ煙草として十分に成立しているような気がします。う~ん、湿度はもっと高い方が良いかなぁ。 乾燥気味なのと刻みの細さで、火付き・火持ちは非常に良く、どんどん燃えるのでタンパーワークがちょっと忙しいですが、気を付けていれば、それほど高温にはなりません。 喫煙中盤以降も基本的には同じ味で最後までいきますが、不思議とドライ・シガーっぽい風味が強くなってきます。で、その中に甘味の片鱗が見え隠れするのですが、「甘い」とはっきり言える程には主張してきません。 何か本当に加湿前の非着香ドライ・シガーを吸っているような味です。鼻から抜いた煙の中にアンモニア臭的な部分を感じるところは、まさに熟成の浅いドライ・シガーそっくりに感じます。 で、喫煙し終わって思ったのは、この煙草は普通のパイプ煙草として普通のパイプで吸うのが一番美味しいなという事です。しかも、できるだけしっかり加湿した方が良さそうです。 刻みが細く乾燥しているので、手巻きやミニ・パイプでもいけますが、やはりパイプ煙草はパイプ煙草なのだと思います。 ただ、パイプ煙草として他のパイプ煙草銘柄と比べた場合、特に際立って云々するほど美味しいという訳でもなさそうです。40gで1,050円と、比較的安いパイプ煙草ですし、その辺は価格なりかなぁ、という感じです。 まぁ、手巻きでもミニ・パイプでも普通に吸えるオールマイティーさが、もしかしたらこの煙草の味の部分を越えた最大の売りかも知れません。[美味しい煙草ブログはコチラ Click!]
2011.09.06
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サミュエル・ガーウィズの「ベスト・ブラウン・フレイク」を吸い始めました。同じくサミュエル・ガーウィズの「フル・バージニア・フレイク」を以前に吸った事があり、とても美味しいと感じたので、それと加工工程が途中までは同じだと言われる「ベスト・ブラウン・フレイク」も、いつか試してみたいと思っていたのです。 開封時の香りは、お湯に入れる前のティーパックのような感じで、これが所謂「干草」の香りらしいのですが、私は干草の現物を匂ったことがないので、ティーパックのようにしか感じられません。香り自体は非常に弱く、開けた缶に鼻をかなり近付けないと匂えません。 カットは写真のように、少し崩れそうな感じのフレイクで、湿気は比較的強い方だと思われます。あまり弄るとフレイクが崩れそうだったので、缶に入っている枚数は数えていません。サミュエル・ガーウィズの他のフレイク物と大きさは同じようなので、枚数も同じなのではないかと思います。 着火して吸い始めますと、予想していた通り、バージニア系非着香の美味しい味が序盤から来ます。砂糖を少しだけ入れた上等の紅茶のような、あの味です。微かに重量感と酸味もあるかも知れません。香りは開封時とほとんど同じですが、一瞬だけ牧場臭さ≒牛臭さが鼻先を掠めます。 以前に吸った「フル・バージニア・フレイク」に比べると、味に少し重さが加わっているような気がします。雰囲気的には、熟々した感じと酸味を弱めた「スリー・ナンズ」のような感じです。 こうした味は当然ながら最後までほとんど変わりません。またフレイクなので、喫煙時間もだいぶ長いです。ですから、ともすると途中で味に飽きてしまう可能性もあるかも知れませんが、それほど強い主張をしてくるような味ではないので、淡々と吸い続ける事ができます。 喫煙終了後の後味とルームノートは、・・・う~ん、特にこれと言った物は残っていないような・・・。(笑)もしかしたら、余りにもオーソドックスな後味とルームノートなので、慣れで感じなくなっているのかも知れません。 火付きについては、湿気が多めのフレイクということもあって、良い方ではありませんが、火持ちの方は予想した程には悪くはありません。 さて、ネット上の情報を眺めていると、私も以前に吸った事のある「フル・バージニア・フレイク」の方が人気があるようで、記事数はそちらの方が多いように見受けられます。私個人としても、どちらかを選ぶとなると、多分「フル・バージニア・フレイク」を選ぶと思います。あちらの方がやや軽い味だと思うのですが、私個人はどちらかと言うと、そういう軽快な甘味がある煙草の方が好きだからです。 とは言え、それほど大きく違っている訳でもないので、どちらでも良いかなぁとも思います。 まぁ、とにかく美味しい非着香フレイクである事は間違いないです。(^^ゞ[間違いない煙草ブログはココ Click!]
2011.09.05
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スタッド・オートマールスムをミニ・パイプよりも火皿の小さいキセルで吸ってみたらどうなるのでしょう。キセルで吸うには刻みが粗いので、あまり期待はできませんが、とにかく物は試しです。 キセルでは煙道が長いので、手巻きやミニ・パイプよりも煙が良く冷やされて、甘味を感じ取りやすくなるのですが、乾燥したスタッド・オートマールスムでは、そうもいきませんでした。ミニ・パイプで吸った時よりも美味しくはなっていない気がします。 一旦70mmの手巻き煙草(フィルター無し)にして、それをキセルに挿して吸ってもみましたが、それでも特段美味しくなったという事はありませんでした。 それで、例によって加湿した後なのですが、加湿による味わいの変化は確かにあって、熟成された煙草に特有の甘味を伴った酸味を特に感じられるようになりました。けれども、それで美味しくはなったのですが、火種の維持が非常に困難になってしまいました。キセルの小さな火皿分の煙草を燃やし尽くすのに、3回くらいの再着火が必要な程です。 美味しいと言えない事はないと思うのですが、これほど再着火を要求されると、さすがにキセルで吸うのには抵抗があります。キセル向きの煙草だとは言えない気がします。 加湿前と同様に、70mm手巻きの状態でキセルに挿して吸いましたが、ここまでやって、やっと煙草らしく吸えるような感じです。 う~む・・・。[物は試しに他の煙草ブログはいかが? Click!]
2011.09.04
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スタッド・オートマールスムが作られ始めた1875年という時代を考えると、この煙草はクレイ・パイプのような小径のパイプで吸う事を想定しているような気がします。そこで、手巻きの次に火皿内径16mmのミニ・パイプで吸ってみました。使用したパイプは、柘製作所扱いのイタリア製パイプ「ピッコロ」です。 このピッコロは普段は、シケモクに残った煙草の葉や中途半端に残ったパイプ煙草、葉巻のシケモクを刻んだ物とかを集めて吸うのに使っている物で、いつも火皿の底に珊瑚の砂を入れて吸っています。今回も同様の吸い方をします。 まず、一晩加湿する前の乾いた状態の物をピッコロで吸いました。 経験上、例えミニであっても、パイプで煙草を吸うと、他の吸い方よりも甘味を強く感じる事が多いのですが、乾燥したままのスタッド・オートマールスムでは、喫煙序盤で予想していた程には甘くなりませんでした。同じ乾燥状態の手巻きでの喫煙の際よりも煙草らしい味が出てきてはいるのですが、美味しいと思える程にはなっていません。 喫煙中盤以降になって、甘味・酸味・熟成されたコクなどが出てきて、やっと煙草を吸っている感じにはなってきたのですが、予想していた程には届きません。常喫として何となく吸うには良いかもしれませんが、「美味しい煙草」としての奥深さに欠けるような味です。 それで、やはり加湿後の味の変化も確認する事にします。 加湿後のスタッド・オートマールスムをミニ・パイプで吸うと、甘味を伴った酸味を大分はっきりと感じ取れるようになりました。この味は、比較的熟成された煙草に特有の物と思われ、これなら美味しい煙草として十分楽しめそうです。 でも考えてみると、この方向性の味なら、普通のサイズのパイプでもいけるような気がします。パイプ系の他の吸い方だとどうなるのでしょう?[経験のある煙草ブログはコチラ Click!]
2011.09.02
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新パッケージになったラールセンのパウチ物の三つ目になります「ザ・マスターズ・ブレンド」です。写真右側が新パッケージですが、良く見るとパッケージに描かれた絵柄そのものは変わっていないことが分かります。そして、当然ですが中身は全く変わっていません。 開封時の香りは、落ち着きがあるにも関わらず、かなり華やかな香りで、蜂蜜、柑橘系果物、チョコレートといったところが感じられます。同じラールセンのパウチ物で比べると、ファイン&エレガントよりも落ち着いた甘さで、「メロウ&テイスティ」よりも軽やかな感じです。 カットは、ラフカットと細めのリボンカットの混合で、全体的には割りと細かい刻みになっています。湿り気は普通くらいでしょうか。 パイプに詰めて着火しますと、開封時の香りの通りの味がします。チョコレート系と蜂蜜系の甘味に、柑橘系の酸味を加えた味で、軽快になり過ぎずに適度に落ち着いた甘味を楽しめます。このバランスは、なかなか絶妙です。 ・・・あぁ、やっぱり自分はラールセンの着香煙草と相性が良いなぁと、つくづく感じます。このマスターズ・ブレンドは軽過ぎず重過ぎず、華やかながら落ち着いているという、本当に絶妙のポイントを突いてきてくれます。 私は同じくラールセンの「ファイン&エレガント」を常備煙草にしているのですが、実はこの「マスターズ・ブレンド」も常備煙草の第二候補として、いつも心に留めている銘柄だったりします。 こうした絶妙なバランスの味は、大きく変化する事なく最後まで続きます。火付き・火持ちが良いので、どんどん燃え進み、気付いたら全部灰になっているような感じで、非常に気楽に吸い切れます。 喫煙終了後の後味も爽やかで、ルームノートもイイ感じです。全体的に、非常に良質の着香煙草という風合いで、その分煙草らしさという面では物足りないかもしれませんが、それを補って余りある美味しさだと思います。しかも1パウチ1,250円なので、内容の割りには高くない価格設定です。 という事で、この煙草は、着香好きのパイプ・スモーカーさんには、ぜひともお奨めしたい銘柄の一つです。[お奨めの煙草ブログはコチラ Click!]
2011.08.29
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前に吸ったラールセンの「カーリー・フレイク」が予想以上に良かったので、続けて同じくフレイクの着香煙草「ファイヤー・ダンス・フレイク」を吸ってみることにしました。 開封時の香りは、ナッツ、クリーム、紅茶の葉、干草、みかん・・・といったところで、爽やか系とクリーミー系の香りがちょうど半々で混ざったような感じで、非常に複雑です。ただ、あまり強い香りではないです。 カットは写真のような崩れかかったフレイクで、湿気はだいぶ強い感じがします。50g缶に入っているフレイクの枚数については、フレイクが崩れそうだったので数えませんでした。 今回はこのフレイクを2枚ほど、火皿内径22mmの大き目のパイプに詰めて吸います。詰め方については、まず1.5枚分のフレイクを折り曲げて詰め、その上から解した0.5枚分を乗せる感じです。かなり湿った感触の煙草なので、フレイクを折り曲げて詰めるだけでは火付きに不安があり、一部分を解した訳です。 喫煙序盤、意外と着香成分が来ません。ほとんど着香されていないような味と香りです。柑橘系の酸味と甘味、熟成の進んだバージニア系特有の干草のような香りと甘味、そこら辺が控えめに出てきている感じです。 いや、これ本当に着香なのかどうか疑ってしまうような味わいです。こういった味なら、ブレンドの仕方によっては非着香でも出せるような気がしますが、それは多分、私が強い着香に慣れ過ぎているせいでしょう。 喫煙中盤過ぎまでこういった味が続きますが、そこからはバージニア系のよく熟成された味が前面に出てきます。上等の紅茶を思わせるあの味です。ただ、最初から出ていた味の一部分が拡大されてきたような雰囲気なので、ガラリと変わったという程ではありません。 という感じで喫煙終了。後味は非常に軽く、残り香も軽快です。火付きは予想通り良くはありませんでしたが、火持ちはまぁまぁでした。喫煙時間は、フレイク2枚で2時間半を越えましたから、フレイクらしい喫煙時間ではないでしょうか。 全体的に、コッテリした甘さではないので、暑い今の季節でも抵抗なく吸えます。ですから私個人としては、冬の暖炉の前で燻らすより、夏の夜のキャンプの焚き火の傍で吸いたい煙草だと感じます。 この「ファイヤー・ダンス」に関する情報では、サミュエル・ガーウィズ社が米国の顧客向けに商品化したのがこの銘柄であるとの事。なるほど、アメリカ煙草のイギリス的解釈という雰囲気の味と香りに、ちゃんとなっていると思います。[ちゃんとした煙草ブログはココ Click!]
2011.08.23
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ラールセンの丸缶「No.32 カーリーフレイク」を吸い始めました。ラールセンでは数少ないフレイクの煙草です。W.O. ラールセン No.32 カーリーフレイク [50g] パイプたばこ <デンマーク産> 開封時の香りは、レーズンとナッツに少しクリームといった感じの香りで、典型的な欧州タイプの着香と言えると思います。酸味がありますので、あまり甘ったる~い香りではありません。 カットは一辺が40mm前後の正方形のフレイクで、多分28枚くらい入っています。上の写真の右下に写っているのが14枚分くらいの塊で、これが缶に二つ入っています。で、この塊が厄介で、一つの塊は非常に硬く固まっていて、一枚一枚フレイクを剥がそうとしても、剥がれる前にバラバラに崩れてしまいます。一方、もう一つの塊は逆にユルユルで、塊ごと持ち上げようとしても、フレイクがペラペラと剥がれます。 こんな様な状態のフレイクなので、一枚を折り曲げて云々というような詰め方では思うようにいかず、バラバラになったブロークンフレイクを詰めるような雰囲気になりました。 ブロークンフレイクを詰める際は、私は次のような詰め方をしています。適当な量の煙草を解さずに火皿に一気に投入し、ボウルトップから飛び出した分だけを指で中に押し込む程度にします。折り曲げる過程で自然とバラバラになった普通のフレイクを詰めるような感じです。 随分といい加減な詰め方ですが、案外これで普通のフレイクと同様な吸い方ができたりします。 さて、着火して吸い始めますと、序盤の味は開封時の香りそのままです。果物系の酸味のある甘さに、ちょっとナッツ系のクリーミーさが混ざるような感じで、非常にさっぱりとした味です。 この爽やかな味は、中盤以降に徐々にバージニア系の軽快な甘さに変わっていくのですが、完全に変わり切る事はなく、最後の方まで着香成分を味わうことができます。ですから着香煙草としては優秀な部類に入るのではないでしょうか。やはりラールセンの着香は上手いなと感じさせます。 喫煙終了後の後味や残り香も非常に爽やかなもので、ベタッとした部分は殆どありません。火着き・火持ちもフレイクにしては良い方ではないでしょうか。あまり手間がかかる雰囲気はありませんでした。 という事で、とても美味しい着香フレイクだと思うのですが、何故かこの煙草の話題は巷で耳にする事が殆どありません。地味なデザインの缶が災いしているのか、それとも、そもそも着香系フレイクというジャンルに人気がないのか・・・。 こういうパイプ煙草って、イイと思うんですけどねぇ・・・。[人気の煙草ブログならココ Click!]
2011.08.18
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キューブカットの煙草を吸ってみたくなって「キュービック クリーミーナッツ」を買いました。50g入りの缶で1,350円と、缶入りにしては安い価格設定になっています。 開封しますと、珍しい事に、口の開いたビニール袋に入れられた煙草が出てきます。香りは名前の通り、ちょっとクリーミーなナッツ系ですが、果物系の香りもだいぶ強いので、意外と爽やかな感じです。 カットは本当に一辺が5mmくらいのサイコロ状で、指で摘むと結構乾いていて硬いです。カットが小さい上に手触りが硬いので、揉み解すのは大変そうです。ですので、揉み解さずにパイプに詰めてみる事にしました。キュービック・クリーミーナッツ [50g] パイプたばこ <ドイツ産> まず火皿にコロコロとキューブを入れ、ボウルを指でトントン叩いて煙草を落ち着かせ、最後にタンパーで煙草表面をスリスリして均します。これで着火します。 火床作りには手間がかかります。1回の着火では表面全体を炭化させる事ができず、4~5回は着火とタンパー操作を繰り返したでしょうか。火付きは良くないです。 けれども、一旦火床ができると、火持ちは意外と良く、ストレスなく吸い続けられます。むしろ燃え過ぎて、過燃焼気味になりそうです。この辺の感覚は、ちょうど石炭や木炭を燃やすのに似ています。着火には苦労するけれども、一旦火が着けば後は勝手に燃え進んでくれるという感じは、石炭や木炭と同じです。 喫煙序盤の味は、ナッツと言うより、果物系・柑橘系の味の方が強いような気がします。それにクリーミーさが加わっているのですが、その部分はあまり強くないので、全体的には爽やか系の味です。香りについても同じような傾向です。 ただ、味も香りも控えめで、あまり強くは主張してこない感じがします。 この味わいは、喫煙中盤を過ぎてもそのまま続きます。どこかでバージニア系の味わいに変わってくる事を予想していたのですが、それがいつまで経っても出てきません。序盤とほとんど変わらない味と香りが最後まで続いていきます。序盤からの味と香りの出方を控えめにする事によって、最後までその味と香りを継続させているような雰囲気です。 これまでに経験してきた着香煙草では、喫煙中盤から着香成分がなくなり、元の煙草の味になっていくのが普通だったのですが、このキュービックでは最後まで序盤と変わらない味が続いたのです。何故このような事が可能なのかは分かりませんが、もしかしたらキューブカットという形態に関係しているのかもしれません。或いは、今回はやや小さめのボウルのパイプで吸ったのですが、その辺も関係しているかも知れません。 という事で、喫煙終了。最後まで爽やかに美味しく吸えました。 キューブカットということで、着火して火が落ち着くまでの手間がかかりますが、それ以外は何の不便もなく美味しく吸う事ができました。後味も残り香も比較的爽やかなので、チェーンスモークしてもいけるかも知れません。 缶入りの煙草としてはリーズナブルな価格ですし、カットの面白さもあるので、この煙草はもうちょっと人気があっても良さそうな気がします。[人気の煙草ブログはコチラ Click!]
2011.08.12
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OKサインのモナリザがとってもカワイイ「ダ・ビンチ」を吸い始めました。 ネットショップさんとかの情報では「キャンティワインで味付け、バニラと蜂蜜で上品な甘さに」なんて書いてあります。 開封時の香りは、濃いブランデーの香りにチョコレートを混ぜたような感じです。・・・ネット上の情報と、自分の感覚の違いを改めて痛感させられます。所詮、私の感覚なんてそんなもんです。(笑) ちょっと渇き気味な感じで、少しラフなリボンカットです。ネット上の情報では少し硬めに詰めることが推奨されているようです。 喫煙序盤の味は、チョコレート系のドシッとした甘さを、蜂蜜とブランデーで薄めたような感じで、柑橘系のような爽やかさではありませんが、しつこくない甘さで好感が持てます。また、この段階での香りは、開封時の香りとほとんど同じです。 ダ・ビンチのこうした甘さは、喫煙中盤に向って徐々に、バージニア系の軽快な甘さに置き換わっていきます。そして中盤を過ぎる頃には、ブランデー微着香のバージニアブレンドと言っても良いのではないかと思う位になります。 着香成分が薄くなってくると、この煙草が本来持っている味が見えてくる訳ですが、このダ・ビンチはその価格に見合った美味しい煙草を使っているようです。着香成分がなくなっても、美味しい煙草として最後まで楽しめました。 という事で喫煙終了。火付き・火持ちはかなり良いです。特に何にも考えなくても、ストレスなく吸い続けられます。後味・残り香は、少し強めに残る方でしょうか。 全体的な性格としては、缶の「OKサインのモナリザ」が良く表しているような気がします。まさに、「モナリザ」という古典の名作に「OKサイン」という現代的軽さを足した雰囲気です。こういうのは、気難しさがなく、落ち着いた楽しさ・美味しさがあって、私は好きです。[名作煙草ブログはコチラ Click!]
2011.08.07
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JTの海外委託生産品「ロックンチェア2」を吸いました。 JTは今回の震災で大きなダメージを受けましたが、パイプ煙草は全数が海外委託生産のため、影響を受けませんでした。それ自体はパイプスモーカーとしては良かったのですが、国産品のパイプ煙草が消滅したままになっているという事で、ちょっと複雑な心境です。 もしかしたら、JTには既にパイプ煙草や葉巻を製造するノウハウは残っていないかもしれません。 さて、「ロックンチェア2」ですが、開封時の香りは、昔良く食べたガムにそっくりな香りです。このちょっと甘めの爽やかな香りは多分メープルシロップの香りだと思うのですが、私にはガムの記憶しかありません。(笑) カットは比較的細いリボンカットで、ちょっと乾燥した手触りです。火付き・火持ちの良さを予感させます。 着火直後も香りは同じで、私にはガムの匂いとしか思えません。味は、果物系とか柑橘系の味で、甘さは適度に抑えられています。かなり軽い喫味です。以前試したスタンウェルのガラナに似ています。 軽い喫味は終盤近くまで続きます。終盤に入ると、煙草らしい紅茶っぽい軽快な甘さが表に出てきます。皆さんが良くご存知のあの味です。序盤からの味が軽いので、自然にこの味に移行してくるような感じです。 で、その状態で喫煙終了。全体的に非常に軽い喫味で、軽く吸い続けて常喫するにはちょうど良いかもしれません。後味・残り香は、やはり私にはガムを想起させる爽やかな甘さで、しつこさは全くありません。 火付き・火持ちは普通でした。すぐに消えてしまう風でもありませんし、勝手に燃え進む訳でもありません。オーソドックスな線だと思います。 全体的にインパクトがあるという訳ではないのですが、こういう爽やかな味の煙草も悪くないです。暑い季節でも抵抗なく吸えそうな雰囲気で、自分としては、ガム代わりに吸っても良い感じです。 ・・・何か、ガムガムと私の方がしつこいですが。(笑) スタンウェルのガラナに似た雰囲気があるので、ガラナが美味しく吸えた緩詰めで後日吸ってみたところ、予想が的中し、一層美味しく吸えました。チョコレート系の甘味が判別できるようになり、それまでのガム味に加えて、一層お菓子っぽくなりました。また、火持ちも更に改善されました。[自然な煙草ブログはコチラ Click!]
2011.08.02
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マックバレンの低価格パウチ入り煙草「セブンシーズ」シリーズの「レギュラーブレンド」を吸ってみました。非常にオーソドックスなパイプ煙草だと思います。 「セブンシーズ」シリーズでは、「ゴールドブレンド」を以前に吸った事があります。実はそれが、私が人生で初めて購入した三つのパイプ煙草銘柄の内の一つであったりします。 当然ながら当時は喫煙技術が全くなってなくて、普通に吸うのさえまともに出来ていませんでした。ですから味もへったくれもありません。特に「ゴールドブレンド」は上手く吸えず、良いイメージは持てませんでした。 最近は、何とか普通に吸えるようにはなってきたと思っているので、セブンシーズを再評価してみたくなったのです。ただ、どうせなら同じシリーズでも違う銘柄の方が面白いかと思い、今回の「レギュラーブレンド」にしてみたという訳です。 開封時の香りは、角の取れたビターチョコレートのような感じで、何かをローストしたような香ばしい香りが混ざります。煙草は非常に湿気ており、かなりベタ付きます。この湿気の多さは、喫煙時のジュースの元になりそうで、そういう意味では初心者向きではないのかもしれません。 湿気が多いので緩めに詰めて吸い始めますと、チョコレートっぽい適度に抑えた甘味がなかなか良い感じで味わえます。着火後の香りは、ロースト臭がなくなり、非常に柔らかなバニラチョコレートです。う~ん、ミルクも少し入ってるかな? 湿気が多くて警戒していた割りには、不思議と火付き・火持ちはそれ程悪くはないです。煙量は少し多めでしょうか。 こうした喫味は中盤過ぎまで続きます。バージニア系の煙草感が出てくるのは、煙道に向って煙草を斜めに押していくようになる終盤になってからです。それも、はっきりと前面に出てくる訳ではなく、かなり控えめです。バージニア系の甘味が強くは出ないので、全体的にはソフトなキャラメルのような味になっています。 これほど長く着香分が主役として続くのは、私としては余り経験がないのですが、特に強い主張をしてくるような類の味ではないので、気持ち良く美味しく吸い続けられます。 そんな感じで喫煙終了。着香分が最後まであったので、後味はちょっとベタ付く感じでしょうか。味に酸味がほとんど感じられなかったので、甘いお菓子を食べた時の後味とよく似ています。 湿気の多い煙草だったはずですが、ジュースの発生に悩まされる事はありませんでした。 全体的に、最初から最後まで一貫してオーソドックスな欧州系着香煙草の雰囲気でした。変化が少ないという意味では、少々退屈な部類に入るかもしれませんが、それだけに常喫銘柄として淡々と吸い続けるには良いかもしれません。 「ゴールドブレンド」で抱いた良くないイメージは払拭できたかもしれません。[良いイメージの煙草ブログはコチラ Click!]
2011.07.27
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ラタキア感が強くなく、私にとっては比較的吸いやすいサミュエル・ガーウィズの「パーフェクション」なのですが、何とかもっと吸いやすくして、出来る事なら毎日吸いたくなるぐらい美味しくできないかと、ちょっと試行錯誤してみました。 まず、パイプはローランドのXLを使う事にしました。このパイプは火皿内径が20mmあり、現在一応は私の一軍ローテーションに入っているパイプです。他の一軍パイプに比べると、やや美味しくないパイプなので、行く行くは二軍に落とそうと思っているパイプです。さしずめ一・五軍といったところでしょうか。 このパイプに3mmペーパーフィルターを挿入し、更に火皿の底に珊瑚の砂を敷いてみる事にしました。珊瑚の砂は、中間煙道のパイプとか、ジュースが出過ぎて吸い辛くなる場合とかに使っている底上げ用アイテムなのですが、フィルターと同じように、冷却・吸水作用もあるような感じがします。パイプの基本性能を上げてくれるアイテムだと思っています。 で、ペーパーフィルター+珊瑚の砂で強化されたローランドXLでパーフェクションを吸い始めますと、大幅に吸いやすくなっていました。 ザラザラした雑味がなくなり、ラタキア臭も穏やかになりました。味も分かりやすくなって、熟成されたオリエント葉に特有の出汁の効いた旨味成分のような味を感じ取れます。 これはだいぶイイ感じです。 こうして吸っておりますと、煙草としての甘味は、MM965ほどは強くないのが分かります。逆に、まろやかな旨味・コクについては、このパーフェクションの方が奥深い感じがします。甘味よりも、旨味とコクで吸わせるという意味では、ちょっと大人な感じの喫味です。甘い煙草の合間に吸うにはちょうどいいかも知れません。 柘製作所のカタログでは、パーフェクションにはバニラの香りがあるとのことなのですが、残念ながら今回も私には明確には判別できませんでした。香りの中に甘い物が混ざるので、その部分なのかも知れません。 喫煙終盤になってくると、バージニア系の軽やかな甘味が少し顔を出してきます。オーソドックスな煙草味が混ざってくる感じです。なかなか良い感じです。これなら、ラタキアが得意でない私でも吸おうという気持ちが出やすそうです。 という事で、喫煙終了。これまで吸ったラタキア物の中では、一番抵抗なく吸う事ができました。今回の吸い方は私としては「有り」でした。 パーフェクションは今後この方法で吸っていきたいと思います。[「有り」な煙草ブログならココ Click!]
2011.07.25
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サミュエル・ガーウィズについては、企業買収がどうのこうのとか、洪水で工場がどうのこうのとかの噂があって、市場に十分な量の製品を供給できていないようで、多くのショップさんで欠品を起こしています。 ところが、私の行きつけの煙草屋さんに聞いてみますと、輸入元の柘製作所に注文すれば割りと入ってくるとの事で、実際幾つかの銘柄の在庫が、その煙草屋さんにはありました。状況が改善されてきているという事かも知れません。 同社の煙草では「フル・バージニア・フレイク」を以前に吸った事があり、非常に美味しかったので、また別のを試してみたいと常々思っていました。で、その煙草屋さんに在庫のあったこの「パーフェクション」を買ってきた訳です。 柘製作所のカタログによると、この煙草はバージニアとオリエントのブレンドという事になっています。これに対して、「TobaccoReviews.com」の情報では、バージニア、オリエント、ラタキアのブレンドとなっています。柘製作所のカタログは、ブレンド内容を余り厳密には表記しない傾向があるようなので、鵜呑みにしない方が良いかもしれません。 実際、パーフェクションの缶を開封しますと、強くはないですがラタキアらしき匂いが漂ってきます。とは言え、正直に申し上げると、私の鼻はオリエント葉の熟成臭とラタキアの匂いとの区別ができない事があり、あの手巻き用シャグのドラムにラタキアが入っているような気がしたくらいです。信用はできません。 パイプ初心者の私は、未だにこのラタキアの匂いが得意ではなく、ダンヒルのMM965を吸っていた時は喫煙の度に負けそうになるので、なかなか消費できず、一缶空けるのに半年もかかってしまいました。 このパーフェクションでは、そこまでラタキア臭が強くないので、まだ何とか我慢できるのですが、やはり時々嫌になります。 柘製作所のカタログによると、バニラの香りがするらしいのですが、私にはほとんど判別できません。弱めのラタキア臭以外は感じ取れません。 味については・・・。何かネガティブな記述ばかりで、物凄く申し訳ないのですが、今の私にはちゃんとした評価ができそうにありません。ラタキア臭が気になって、味が良く分からなくなっているのに加えて、ラタキア用に使っているパイプが、私としては余り美味しい喫煙ができない物だからです。 それでもがんばって味を探り、ラタキア臭が弱まった喫煙終盤に、丸みを帯びた甘味と微かな酸味、バージニア特有の紅茶のような味などを感じ取る事はできましたが、美味しいとか、そうでないとかのトータル評価が出来るレベルまでにはなりませんでした。 喫煙終盤で、何とか煙草を吸っている感じにまで辿り着けたといった感じです。あと、少なくともMM965よりは抵抗なく吸えました。 火付きは悪くないと思いますが、火持ちはそれほど良くはないようです。再着火の頻度は比較的多かったように思います。 ・・・いやぁ、私にはまだラタキア物の正当な評価は出来そうもありません。美味しく吸える手持ちのパイプが増えて、ラタキア用にも回せるようになれば、状況は変わってくるとは思うのですが、それにはまだまだ時間がかかりそうです。(T^T) パーフェクションも、MM965のように半年とまではいかないものの、一缶吸い終わるのに1ヶ月以上は確実にかかりそうです。[正当評価の煙草ブログは Click!]
2011.07.22
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人気の高いパイプ煙草銘柄「テイク・イット・イージー」を吸い始めました。思っていたより上品な甘さで、ちょっと驚きました。 缶に貼られた絵は、イイ感じですよね。パイプを吸いながら釣りをしているオッサンの後ろで、ペリカンが釣れた獲物を横取りしようと待ち構えている・・・。そんな絵です。人物が黒いシルエットなのにペリカンには色が付いていますから、この絵の主役は、多分ペリカンです。(笑) 開封時の香りは、砂糖漬けのレーズンです。ベタベタに甘い訳ではなく、果物系の酸味が少し混ざります。葉の刻みは粗く、中には数センチはあろうかという大きさの葉も混ざっています。湿気は、多過ぎず少な過ぎず、適度な感じです。 喫煙序盤、香りから想像されるそのままな甘さで、美味しく喫煙できます。味にも果物系の酸味が加わっているので、全体的には砂糖系の甘さなのですが意外にしつこくないです。ちょっとナッツ系の味が混ざってるでしょうか。香りも、開封時同様、非常に美味しそうな良い香りです。 こうした味と香りは、喫煙中盤を過ぎても続きます。果物系の酸味のお陰か、意外に飽きずに吸い続けられます。バージニア系の煙草らしい甘さが前面に出てくるのは、喫煙の終盤辺りになってからなのですが、かなり良いバージニアを使っているようで、この段階でも非常に美味しく喫煙を続けられます。 この煙草が人気なのは、本当に頷けます。実際に美味しいです。 そんなこんなで、喫煙終了。 火付き・火持ちは良い方でしょう。デカイ刻みの葉が多かったので多少心配していたのですが、杞憂に終わりました。後味も、非常に爽やかで、連続2ボウル吸っても行けるんじゃないかと思わせる程です。ただ、ニコチンはかなり効いていますので、本当に連投したらヤニクラは避けられないと思われます。 ルームノートはやや強めに残ってるでしょうか。良い香りですが、慣れない人が同室している場合は、少し遠慮した方が良いかも知れません。パッケージの絵のように、風通しの良い場所で吸うのが適当でしょう。 とにかく、人気に違わず美味しい煙草でした。こういう煙草なら、普段は着香系を吸わない人でも、美味しく吸えるのではないでしょうか。着香好きなら、必須の銘柄かもしれません。[必須の煙草ブログならココ Click!]
2011.07.12
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ラールセンのパイプ煙草の内、パウチ物のデザインが変わって、お店の在庫分についても順次新しいパウチに入れ替わってきています。ラールセンの煙草のファンである私としても、新しいパッケージに切り替わったら、前に吸ったことのある銘柄でも、改めてそれを買うようにしています。で、今回は「メロー&テイスティ」を買ってきました。写真の向って右が、新パッケージです。 「メロウ&テイスティ」は甘くて美味しい煙草です。 開封直後の香りは、優しい感じのバニラ・チョコレートです。微妙に柑橘系の酸味が混ざるでしょうか。ラールセンらしい良い香りです。 葉は粗めのカットで、湿気は普通ぐらいです。 フランク・メソッドでパイプに詰めて吸い始めますと、開封時と同様の優しいバニラ・チョコレートの香りが鼻をくすぐります。とてもイイ感じです。 喫煙序盤の甘さは意外と強くなく、割りとスッキリした甘さです。微妙に混ざる柑橘系の酸味が、甘みに軽快さを出しているのだと思います。 喫煙中盤を過ぎてくると、着香成分が抜けてきて、味が徐々に煙草らしい甘みに置き換わっていくのですが、元の着香自体が割りとスッキリした甘みなので、大きく味が変わるという雰囲気ではありません。 で、そういう流れで、最後まで軽快な甘さを保って喫煙終了。 火付き・火持ちはかなり良い方だと思います。煩わしい程には再着火が必要になる事はありません。 全体的な味の傾向から言えば、同じくラールセンのパウチ物である「ザ・マスターズ・ブレンド」から少し酸味を抑えて単純化したという感じです。その「ザ・マスターズ・ブレンド」を真ん中とすると、右側に「メロー&テイスティ」があり、反対側に「ファイン&エレガント」があるというイメージでしょうか。吸い比べると面白いと思います。 で、その「ザ・マスターズ・ブレンド」も、新パッケージを近々買ってくる予定なので、吸い始めたら、またご報告したいと思います。[美味しい煙草ブログなら Click!]
2011.06.29
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ちょっと久し振りのフレーク物です。「エリンモア・フレイク」を買いました。これ、美味しいですねぇ。 缶が小さいので、本当に50g入っているのか不安になりますが、手に持った感じが重いので大丈夫そうです。(笑) 缶が小さいということは、携帯に向いているという事かもしれません。 開封直後の香りは、よく熟成された煙草らしい香りで、少し果物系の酸味が混ざるでしょうか。干し葡萄とかを連想させる香りです。 煙草のカットは写真の通り、小さめのフレイクで、これが25枚入っていました。ということは、1枚2gです。大き目のパイプで2枚4g、小さめのパイプで1枚半の3gといったところでしょうか。めちゃくちゃ分かりやすいです。 湿気は少し多めでしょうか。 今回はローテーション的に内径22mmの大柄なパイプを使用しますので、このフレイクを2枚投入します。1枚のフレークを長辺方向にクルクル丸めて、その円柱を立てる感じで詰めます。2枚目も同じように上から重ねて詰めて、上面は平らに均す程度にし、余り押し固めないようにしました。当然、ドローはスカスカです。でも、フレイク物は、これくらいスカスカにして吸った方が美味しく吸えると、少ない経験から感じています。 湿気たフレイクを殆ど解さずに詰めると、火着きは悪くなります。表面を炭化させる下準備の段階でも、1回の着火だけでは足りないです。このエリンモアも同様に火着きは悪いのですが、その段階から既にこの煙草の美味しさが垣間見えます。 喫煙序盤から、非常に美味しいです。煙草らしい甘みの中に、果物系の酸味を伴った甘みが加わり、全体として非常に爽やかな美味しさです。煙の香りも、やはり果物系の香りを伴っており、非常に快適です。これは美味いですねぇ。 ただ、この段階では火持ちも悪いので、何度か再着火することになります。また、ちょっと放置しただけでも、割りとすぐに消えてしまいます。まぁ、フレイクって、こんなモンですよね。 火持ちの悪さは、喫煙中盤でやや改善されるものの、何も意識しなくても燃え続けるという程にはなりません。けれども、煙草の美味しさは相変わらずで、果物系の味と香りがやや弱まるものの、全体的にまろやかさが増し、非常に気分良く吸い進むことができます。 喫煙終盤で、運悪く3時間ほど喫煙を中断せざるを得なくなったのですが、再開後も味わいは殆ど変化していないようです。煙草らしい軽やかで深い味わいが本当に最後まで続きます。ただ、火持ちに関しては、やはり良い方ではなく、何度か再着火を余儀なくされました。まぁ、私はライターにも萌える性質なので、好きなライターの出番が増えるのは、それはそれで嫌いではないです。(笑) そういう感じで喫煙終了。 全体的に、非常に良く出来た自然な味わいの美味しい煙草です。香りもキツイ訳ではなく、甘ったる~い香りで部屋が満たされるという訳でもありませんから、人前で吸っても嫌がられないと思われます。缶が小さいので携帯にも向いていますし、フレイクも小さいので、外出先でのショートスモークなんかにも適しているのではないでしょうか。 そして何と言っても美味しいです。常喫銘柄にしても良いかもしれません。[持ちの良い煙草ブログなら Click!]
2011.06.20
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「キャプテンベスター ハニー&ラム」を吸い始めました。リーズナブルな価格の甘い煙草です。 開封時の香りは、蜂蜜かキャラメルかという感じで、ラムのような洋酒系の香りは弱いです。葉のカットは、解されたブロークン・フレイクといった感じの粗さで、4cm位はあろうかという硬い葉脈部分も混ざってたりします。全体的に、やや渇き気味でしょうか。 大き目のパイプに詰めて火を着けますと、喫煙序盤からかなりの甘さを感じます。割りとネトッとした蜂蜜系の甘さで、香りも同様にネトッとしたキャラメル系の香りです。ラムは香りの方に少し混ざるでしょうか。ほとんど子供用のキャラメル菓子を食べてる感覚に近いです。 この甘さは意外にしつこく、喫煙中盤を過ぎる頃まで続きます。煙草らしい軽やかな甘さが出てくる終盤においても、序盤のネトッとした甘さが口の中に残り、甘ったる~い雰囲気は継続します。ちょうど、歯の裏にくっついたキャラメルが取れずにずっと残っているようなイメージです。 そんなこんなで、喫煙終了。後味にも、ネトッとした甘さが残ります。 火付きは悪くないのですが、火持ちは意外に良くありませんでした。乾いている感じを受けたので、硬めに詰めたのが悪かったのかもしれません。 と、いうことで、とにかくネトッとした甘さに支配された喫煙になりました。ですから、午前中や昼間ではなく、夜間のまったりとした時間帯に吸うのが良い煙草であると思われます。甘甘です。[甘い言葉の煙草ブログなら Click!]
2011.06.10
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「スリーナンズ」に挑戦しています。初心者が試すのはちょっとアレかも知れませんが、何事も経験です。(笑) 開封一番、煙草が腐る一歩手前のような、すっぱい感じの漬物臭が香ってきます。果物でも腐る直前が一番旨いと聞きますし、ちょっと期待させます。見た目は、写真右下のように、ロープ煙草を薄く輪切りにした形で、解すと細いリボンカットのようになります。 この煙草に関しては、製造元が変わる以前はペリクの代表的な銘柄だったが、今はペリクらしさは薄くなったという事を聞いています。もはやペリクは入っていないという説も聞きます。私は今までペリクを味わった事がないので、この煙草のペリクらしさがどの程度なのか判断できませんが、少なくとも、このすっぱい香りは今まで経験したことのない物です。 詰め方については、解さないディスク状の煙草を何枚かそのままボウルに入れ、最後に2~3枚を解して上に乗せると良いと聞いています。まずは、この詰め方を試してみます。やや湿気が多いような感触なので、気持ち緩めにしておきます。 喫煙序盤、あのすっぱい香りは幾分薄れ、何だか牧場の傍を通った時に感じる匂いに近い香りがしてきます。・・・ちょっと牛臭いんです。(笑) 私はむしろ好きな匂いですが、一般受けはしないかもしれません。 味は、やや酸味のある穏やかな甘さで、予想よりかなり軽快な味です。香りと合わせて独特な喫味を構成しています。 緩めに詰めたせいか、意外と早く喫煙中盤に差し掛かります。ここら辺りから、牛臭さの中に煙草らしい香りと味が出てくる感じになります。酸味を伴った甘さは継続し、特に重厚な感じではないので、匂いさえ気に入れば常喫でも悪くないかもしれません。 終盤まで来ると、牛臭さがだいぶなくなり、普通の美味しい煙草を吸っている時の紅茶っぽい味と香りになります。微かに残る牛臭さは、他の煙草とは違う賑やかし位の感じで、悪くないです。 と、いう事で、喫煙終了。 喫煙序盤で何度か再着火したので、火付きは良い方ではなさそうです。けれども一旦安定すれば火持ちは良く、最後までスルスルと吸えました。 見た目と匂いの割には、意外に普通に美味しい煙草でした。 残り香は、やっぱりちょっと牛臭いです。ですから、牛の匂いがプンプンする牧場で吸ったら、逆にこの煙草の牛臭さが気にならず、更に美味しく吸えるかもしれません。(笑)[煙草がプンプンするブログなら Click!]
2011.06.03
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ラールセンの「no.50 スウィートミクスチャー」を吸い始めました。ラールセンの丸缶は初めてです。 日本でレギュラー販売されているラールセンのパイプ煙草は主に三つのグループに分かれています。単価1,250円の50g入りパウチ、単価3,800円100g入りで個性的な缶のもの、そして単価1,700円50g入りの丸缶です。 私は、ラールセンの煙草が全般的に好きで、行きつけの煙草屋さんに在庫されているラールセンは、ラタキア物以外、手当たり次第に試してきたのですが、丸缶のシリーズは今回が初めてです。丸缶のシリーズは人気がないのか、その行きつけの煙草屋さんではこれ一缶だけしか在庫していませんでした。 ラールセンについては、他の丸缶はもちろん、100g缶にもまだ試していない銘柄があるので、近いうちに買いたいとは思っているのですが、その煙草屋さんで注文すべきか、それとも通販で買うべきか迷っています。煙草屋さんでの仕入れはカートン単位になるでしょうから、1個しか買うつもりがないのに注文してしまうと、ちょっと申し訳ないような気がするのです。W.O. ラールセン No.50 スイートミックスチュア [50g] パイプたばこ <デンマーク産> さて、この「no.50」ですが、開封時の香りは、思いっ切りキャラメルです。目隠しテストをしたら、多分10人中8人がキャラメルと答え、2人がチョコレートと答える位ではないでしょうか。甘い味を予感させる良い香りです。 着火して吸い始めてみたところ、味も香りもやっぱりキャラメルです。森永のミルクキャラメルしか思い浮かびません。想像していたほどベタつく感じの甘さではありませんので、「上品」とか「まろやか」とかいった言葉が似合いそうです。 ラールセンの中での味の傾向としては、柑橘系の香りが混ざり華やかな「シグネチャー」のような感じではなく、シンプルで素朴な「1864」の系統に属する感じです。「1864」がビターチョコレートのような味だったのに比べると、この「no.50」では、ミルクをたくさん足したような味です。 火付き・火持ちはそれほど良くありません。ちょっと油断すると、火が消えがちです。やや湿気が多めで、ブロークンフレイクに近い刻みの粗さなので、気持ち緩めに詰めるのが良さそうです。 喫煙の中盤を過ぎる頃から徐々にバージニア系のスッキリした甘さが前面に出てきます。が、それも束の間、そこから程なくして喫煙終了。まぁ、バージニアのすっきりした甘みは、この煙草の後味をスッキリと気持ち良く終わらせるための演出くらいの感じでした。 全体的に、まろやかでクリーミーなキャラメルの味と香りでありながら、「しつこさ」とか「くどさ」はあまり感じず、気持ち良く穏やかに吸える美味しい煙草だと思います。後味も気持ち良いです。 缶のデザインが如何にも味気ないので、その辺りが不人気の原因なのではないかと思うのですが、内容的にはとても好きな煙草でした。 そして、やはりラールセンと自分は相性がいいなと思わせる煙草でした。[相性ばっちりの煙草ブログ探しなら Click!]
2011.05.20
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ドイツ製の着香煙草「エリーゼ」を試しています。甘~い煙草です。 パッケージにはシャンパン着香である旨が書いてあるのですが、開封時の香りは、シャンパンの香りもさることながら、チョコレートの香りを強く感じます。 この香りは吸い始めても同様で、味もかなりのチョコレートです。そのチョコレートっぽさは、例えば桃山2と比べたら、だいぶ力強い感じです。まさに、日本のチョコレートとドイツのチョコレートの違いとでも申しましょうか、そういう雰囲気です。 煙草が比較的乾いた感じなので少し硬めに詰めたつもりだったのですが、燃焼が速いのか、あっと言う間に喫煙中盤に到達します。煙も多目でしょうか。 ここへ来て少しずつ煙草っぽい甘さも出てくるのですが、チョコレートの甘さはまだ効いています。香りも甘~いまま続きます。 ところで、この「Elys?e」という単語なのですが、辞書を引いてみますと、フランス語で「(ギリシャ・ローマ神話の)極楽浄土」という意味なのだそうです。かのシャンゼリゼ通りも綴りは「les Champs-Elys?e」だそうで、現フランス大統領官邸のエリゼ宮も「Elys?e」だとか。そう言えば、この煙草のパッケージに描かれた絵も、フランスの凱旋門のようです。 「エリーゼ」と言えば比較的良く耳にする単語なのですが、私はずっと女の子の名前だと思ってました。そのイメージは、ベートーベンの「エリーゼのために」から来るのですが、その「エリーゼ」の綴りはドイツ語で「Elise」で、確かに女性の名前なのだそうです。ですから、煙草の「Elys?e」とはちょっと違うということだと思います。 まぁ、カタカナにしてしまうと、外来語も返って混乱してしまうということでしょうか。来日した外人さんも困ろうというものです。(笑) とか何とかやってる内に、喫煙終盤です。この辺でやっと熟成したバージニア系の甘みが前面に出てくるのですが、それも束の間、底まで燃やし尽くして喫煙終了。最後まで甘~く美味しく吸えました。 火付き・火持ちは大変良いです。ともすると燃え過ぎるので、タンパーワークがちょっと忙しいですし、喫煙時間も大分短くなります。もっと硬く詰めてた方が良かったかもしれません。 全体的に、「極楽浄土」という名前のイメージ通りの甘さです。燃えが速いので、個人的には、もうちょっとのんびりと吸わせて欲しかったところですが、燃え過ぎになった瞬間も匂い等で把握しやすかったですし、難しさはないですから、吸いやすい方ではないでしょうか。 美味しい「極楽浄土」でした。[極楽な煙草ブログはコチラ Click!]
2011.05.15
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前に、満足感が得られないというファースト・インプレッションを書いたスタンウェル「ガラナ」なのですが、どうにか美味しく吸えないものかと、その後色々試行錯誤してました。 で、まぁ何とか「この吸い方かな。」と思えるところまで持って来れたので、ご報告しておきます。吸い方としては、2種類がイイ感じになりました。 まず第一の方法です。 この煙草は割りと乾いたブロークン・フレイクなのですが、パイプに詰める前になるべく揉んで、細かく解します。それを、いつもより硬めに詰めます。 ドロー強め、火種大きめ、煙多めで、煙は舌先ではなく口腔内の下奥もしくは喉辺りで味わうくらいの感じで吸います。タンパーは頻度多めに使い、ドローがスカスカになるのを極力減らします。 もちろん、薄味でも楽しめるように体調、特に舌の状態の良い時を狙って吸います。そうしますと、ファースト・インプレッションの時とは違うはっきりとした味を楽しむことができました。 序盤では、爽やかな蜂蜜レモンの味がします。なかなか好きな味です。中盤辺りから煙草らしい味、砂糖少なめの紅茶風の味が前面に出てきて、喉から鼻に抜いた時の適度な刺激が、ちょっと嬉しい気持ちにさせてくれます。 中盤以降の甘みは、バージニアブレンド系の軽快な爽やかさで、なかなか良いです。 こんな感じでドンドン燃やして喫煙終了。上手く美味くできました。(笑) こういう燃やし方をすると、ボウルが結構熱を持ちますので、厚手のドッシリとしたパイプで吸うのが良いと思います。また、ウトウトするようなのんびりペースですと味が引き出し難い感じですので、チャキチャキ吸うのが向いているようです。そして味も爽やか系なので、夜のマッタリした時間帯ではなく、午前中とか昼間とか、気分も上げ上げの時間帯に吸うと美味しい感じです。 第二の方法は、これのほとんど真逆の方法です。 ブロークン・フレイクということで、フレークを折り畳んで詰めるような感じで詰めます。煙草をほとんど解さずに、大きめの一つまみでボールに入れ、火皿からはみ出た分だけを軽く押し込む感じです。当然、ドローはスカスカになります。 で、これをフレークを吸う時の気持ちで、ゆるゆるスースー吸います。 喫煙序盤はややぼやけた印象の味なのですが、中盤から終盤にかけては、しっかりとした煙草の味になります。その味をベースとして、レモン味が加わるという具合です。 フレイクを吸う時の感覚ということで、小さめのボウルで吸うのが良いかもしれませんが、煙草が渇き気味の分だけ、燃焼温度が上がり気味になりますので、ボウルの大きさの選択としては迷いどころです。私はいつもの大き目のボウルで吸っています。 と、いうことで、いやぁ、知識としては知ってはいたのですが、意識的に詰め方・吸い方を変えて探ることで、こんなに煙草のイメージが変わるとは思いませんでした。 ま、何度か吸って薄味に慣れただけかもしれないのですが、それを言っては探求のし甲斐もなくなりますので。(笑) いい勉強になりました。[本当に勉強になる愛煙ブログならコチラ Click]
2011.05.10
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スタンウェルの「ガラナ」を吸い始めました。 いやぁ、「ガラナ」と呼ばれる香りは、昔一度嗅いだことがあったと記憶していたのですが、どうやら記憶違いだったようです。予想していた香りは、もっとベタッとして癖の強い香りでした。 ところが、これの開封時の香りは、どちらかというと爽やか系で、ちょっと化粧品っぽいかな。デパートの1階のあの香りを、もっと軽く清清しくした感じです。レモンのような香りも混ざります。 着火した直後の喫煙序盤では、その香りは少々丸みを帯びたものになり、リラックスできる感じになります。味の方は、・・・う~ん、ちょっと薄味かな。薄い蜂蜜レモンのような味がちょっとします。パンチ力はありません。 開封当初からかなり乾いた感触だからなのかもしれませんが、気化する成分が少なくて味わいを減らしているような雰囲気もあります。 ウィキペディアによると、ガラナの種子にはカフェインが豊富に含まれているそうです。カフェインは、覚醒作用で有名ですが、実は服用した直後は眠くなるものです。で、その時間帯を過ぎると今度は眠れなくなる訳です。 この煙草の中にカフェインが含まれているかどうか分かりませんが、喫煙中盤に差し掛かる前に、ちょっと眠気が襲ってきました。がんばって喫煙を続けます。 喫煙中盤になって味が少し濃くはなりますが、大きくは変化しません。時々ふっと煙草らしい味が顔を覗かせる瞬間がありますが、長続きしません。香りは序盤と同様に柔らかく漂っています。 終盤に差し掛かってきて、ちょっとキャラメルっぽい味と香りが微かに出てきます。けれども、甘みの全体量としては、ほとんど多くはなってきません。香りも大分煙草っぽくなってきますが、まだ序盤と同様の香りが残っています。 いやぁ、自分の舌が馬鹿になってるのではないかと思うくらい、濃い味が来ません。味のなくなったガムを何時までも噛み続けているようなイメージです。 おいおい、まさか、このまま終わっちまうんじゃなかろうな、と思っているうちに、本当にこのまま喫煙終了。香りは好きなのですが、終始一貫して味らしい味が来ませんでした。舌が馬鹿になってるのか、何か吸い方を間違ったのか、単に私が下手なのか・・・。 火付き・火持ちは良いです。割りと勝手に燃え進んでしまうくらいのイメージです。やはり葉っぱが乾燥気味なんでしょう。 もしかすると、もっとバンバン燃やして吸った方が良かったのかもしれません。バンバン燃やすために、わざわざ乾燥気味にしてあるとも考えられます。 何か満足感の得られない喫煙になってしまいました。この煙草の美味しい吸い方について、もうちょっと研究してみます。[十分に研究された煙草ブログならコチラ Click!]
2011.05.06
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ダンヒルの「ロイヤル・ヨット」を吸い始めましたので、インプレします。まぁ、超有名な銘柄ですので、今更という感じですが、自分の記録用ということもありますので、ご容赦下さい。m(__)m 開封時の香りは・・・。いやぁ、「煙草の香り」としか言いようがないですねぇ。ラタキア無しの非着香で、それほど深くは熟成された感じではないので、香り立ちは弱く、まぁ、こんな感じなのかなぁと思います。やや酸味があって脂っぽい香りが混ざるかな。 刻みは、パイプ煙草にしては細く、キセルは無理にしても、手巻きだったらいけそうな感じです。 喫煙序盤、着香系では喫煙終盤に出てくる煙草らしいコクのある味わいが、いきなり来ます。噂通り、ニコチンが強めの感じです。 香りは、やはり「煙草の香り」で、無添加の葉巻の香りに相通ずる雰囲気があります。甘みは強くないです。 中盤に入ってくると、甘みに軽さが出てきます。何か味に重みを増す着香成分が中盤になって飛んで弱くなり、バージニアの軽快な甘さが前面に出てきたような趣です。 ここで舌が少しピリピリし始めました。ニコチンが効いています。 で、このままの感じで終盤まで行って喫煙終了。 火付き・火持ちは問題ないと思いますが、燃焼は少し遅い感じがしますし、何も考えずに吸って勝手に燃えていく風という訳ではありません。ジュースはやや多めに出ているような気がします。 全体的に、余計な物がない煙草らしい煙草というところでしょうか。そういう意味では、好きであれば常喫に向いた銘柄であると思いますし、逆に言えば、優等生的でやや退屈な部類に入るかもしれません。 個人的には、派手派手しい着香物の合間に吸うと、トータルの喫煙ライフの中でメリハリが出てイイかなという感想です。実際、これの後には華やかな着香物を吸いたくなりました。[ベテランスモーカーのブログならココ Click!]
2011.04.28
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ラールセンのパウチ物のパッケージがリニューアルされ、国内の流通在庫も順次切り替わってきているようです。私の常備煙草である「ファイン&エレガント」も、地元の煙草屋さんでの在庫分が切り替わり、この度初めて新パッケージを買ってきました。写真右が新パッケージで、左が旧パッケージです。 ま、そういうことで、いいチャンスですから、改めて「ファイン&エレガント」のインプレッションを書いておきたいと思います。 まぁ、1,250円のパウチですから、そんな高級な代物ではありません。人によっては「スカスカ」と表現されることもあります。 開封時の香りは、柑橘系の香りが非常に爽やかですが、場合によっては、ムッとするほど強く感じることもあるかもしれません。実際、この煙草を手巻きでストレートに吸うと、香りが強すぎて私も少し気持ち悪くなりました。 けれども、喫煙の度に何度かパウチを開けているうちに、強すぎる感じはなくなってくると思います。 味は、全体的に軽やかです。喫煙序盤は香り通りの爽やかな甘みで楽しめます。後半から終盤にかけては、さすがに香りは弱くなるのですが、軽やかな甘みは継続し、吸い終った後の後味も、気持ちの良いものです。 こうした軽快な味と香りが、人によっては「スカスカ」したものに感じるのだと思います。確かに、寒い時期に吸うと、物足りなさを感じるかもしれません。けれども、暑い時期には、これぐらいの軽やかさの方が美味しく吸えると思うのです。 ところで、この新しいパッケージなのですが、だいぶ雰囲気が変わりましたよね。前のパッケージも好きですが、今回のパッケージもなかなか良いと私は思っています。ただ、このクリーム色って、スタンウェルのパウチにも使われていませんでしたっけ? ま、いっか。[重厚な愛煙ブログなら Click!]
2011.04.23
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ダニッシュ・ブラック・バニラ(パウチ40g)を吸い始めました。う~む、噂に違わぬ甘さです。 開封時の香りは、レーズン入りのケーキのような感じで、甘さの中にしっかりした酸味が感じられるものでした。 ところが吸い始めてみると、その酸味が弱まり、ちょっと人口甘味料っぽい香りと甘さが前面に出てきます。 この香りは何だろう? ちょっとイメージしていたバニラの香りと違うんです。何かの花の香りのような・・・。 ややベタ付き気味の甘さを、ちょっとした酸味で緩和し、それに加えてこの独特の香りです。決して悪い感じではないのですが、ちょっと女の子が好きそうな全体像と申しましょうか・・・。 中盤を過ぎて終盤に差し掛かった頃になると、あの独特の香りと甘さが薄まり、煙草らしい香りと甘さになってきます。着香成分が抜けて、ベースとなっている煙草の味と香りが主役になってくるという感じです。 熟成した感じは希薄ですが、スッキリした甘さなので、とても気持ち良く美味しく吸えます。 そして、この状態で喫煙終了。序盤の甘さを考えると、後味は非常にスッキリしていました。逆に、残り香はさすがに強いですね、イイ香りですが。 火付き・火持ちは良いです。変に再着火が必要になるような場面はありませんでした。また、喫煙後の舌のピリピリ感も非常に少ないです。 全体としては、う~ん・・・、どうなんでしょう? 序盤から中盤過ぎまでの甘さと香りが嫌いでなければ、かなり美味しく吸えると思います。個人的には嫌いではない煙草です。ダニッシュブラックバニラ [50g] パイプたばこ <ドイツ産> この煙草には、缶入り50gとフレイク50gという別バージョンがあり、もしかすると味わいに差があるかもしれません。特にフレイクだと、同じパイプを使ったとしても詰め方が異なってくる訳ですから、別の味になってるかもしれません。 グラム単価は、パウチが一番安いです。ダニッシュブラックバニラ・フレイク [50g] パイプたばこ <ドイツ産> ダニッシュ・ブラック・バニラは、割と人気があるようですので、吸ったことがある方も多いと思います。 楽天での購入者レビューも、パイプ煙草にしては非常に多く投稿されていますので、そちらもご参考いただければ、よりイメージが掴みやすいのではないでしょうか。[ベテラン・パイプスモーカーのブログなら Click!]
2011.04.12
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ラールセンの「シンプリー・ユニーク」(写真右から二つ目の黒いパウチ)を吸い始めました。なかなか良いです。 「シンプリー・ユニーク」=「単にユニークです。」(翻訳 by エキサイト翻訳)なんて言われると、「どんだけ変わった味なんだ」と思いがちになるのではないでしょうか。私がそうでした。でも安心して下さい、ぜんぜん変な味ではありません。普通です。 ラールセンのパウチは、私としては四つ目になります。これで非ラタキア系のパウチは全て試してみたことになります。 開封時は、ブランデーかシャンパンかといった洋酒系の香りが前面に出て、中に少しチョコレートが混ざる感じでしょうか。あまりムッと来る香りではないです。 吸い始めの序盤では、洋酒系の中に、少し木の実系のまろやかな味が加わり、非常に柔らかな口当たりです。ちょっとチョコレートも入ってるかな? 甘みはやはり抑えた感じで、う~ん・・・、同じくラールセンの「1864」と似たような方向性を感じます。 中盤から後半に差し掛かって来ると、この辺から洋酒系の香りが抜けて、徐々にバージニア系の煙草らしい味と香りが来ます。マックバレンのバージニアNo.1とか、サミュエル・ガーウィズのフル・バージニア・フレイクとかで感じた紅茶っぽいアノ味です。軽快な甘さも、ちょうどあんな感じです。 何か着香系の割には、不思議と自然な味わいです。 ・・・うん? この煙草、「シンプリー・ユニーク」なのではなくて、「ユニークリー・シンプル」なのではないか? ・・・などと考えてるうちに喫煙終了。 火付き・火持ちは良く、硬めに詰めて燃え過ぎに気を付けていれば、平和に吸い続けられます。予想以上に自然な味わいの煙草でした。常喫しても、意外に飽きない味かもしれません。[ユニークな煙草ブログならコチラ Click!]
2011.04.08
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JTの桃山2を吸い始めました。開封時の香りは、・・・う~ん、何と言ったら良いのでしょう。私の中のイメージでは、「ザ・パイプ」とでも申しましょうか、着香系のパイプ煙草の典型的な香りがします。バニラチョコレートのようなラム酒のような、且つソフトで親しみやすい香りです。味は、少し軽めの甘さが、なかなかイイ感じです。パンチのない控えめな甘さで、常喫してもいいくらいです。ある意味、日本的な奥ゆかしさと、言えないこともないかな。銘柄としては、日本初のパイプ煙草ということなのですが、海外委託生産になってから味が変わったという話もありますし、「日本初」という栄誉は過去のものになっているような気がします。私、思いますに、この「桃山」といい、日本初のラタキア入りパイプ煙草「飛鳥」といい、多分日本の歴史=時代名から名前を取ったのだと思うのですが、どうしてシリーズとして続けなかったのでしょうね。甘さが強く華やかな香りのする「平安」とか、無添加で自然な味わいの「縄文」、ニコチン強めでラタキアも強い「戦国」・・・。そんな銘柄のパイプ煙草があったら、随分と楽しいだろうなと思います。それと、既にJTにはパイプ煙草を製造する技術はなくなっているのかもしれませんが、「小粋」のように純日本産の煙草葉で作ったパイプ煙草があったら、ぜひとも吸ってみたいと思ったりします。或いは、「小粋」を米の焼酎とかに浸して圧縮し熟成させたら、プラグみたいな感じになって、パイプで普通に吸えるようになったりしないでしょうか。・・・などなど、桃山を吸いながら、思いを巡らせるのでありました。桃山2、美味しい煙草です。[愛煙家の競演。愛煙ブログならココを Click!]
2011.03.31
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W.O. ラールセン シグナチュア [100g] パイプたばこ <デンマーク産>今これを吸ってます。十分美味しいです。前の「1864」と違って、少し柑橘系でちょっとクリーミーな香りが漂います。この系統の香りは、ラールセンのパイプ煙草では割と多く、「Fine & Elegant」とか「The Master's Blend」もこういった感じでしたし、限定の「2011」も近いイメージの香りだったと記憶しています。あっ、「Mellow & Tasty」が一番近いかも。ただ、この「SIGNATURE」の場合、人によっては、やや人工的な香りに感じるかもしれません。特に喫煙序盤は、結構香りが来ますので、鼻にダイレクトに煙が来るようなパイプだと、ウッとなるかもしれません。慣れれば、かなり良い香りに感じます。味の方ですが、甘さは「1864」と同等程度でしょうか。スッキリした甘さで、ベタベタした感じはありません。甘みの強さということでは、「2011」が喫煙後半から終盤にかけてドッと甘みが来ることに比べると、随分と抑えた感じです。火付き・火持ちも良い方だと思いますし、私としては割りと好きな方の煙草です。でも、個人的には「1864」の方が好みかなぁ・・・。常備している「Fine & Elegant」より上質で深みがあるのですが、値段はそれよりもちょっと高いですし・・・。まぁ、でもとにかく、今までに試した銘柄の中では、かなり上位に来るくらい、私としては好きな煙草です。[他の方の煙草ブログもお奨めです]にほんブログ村
2011.03.25
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W.O. ラールセン 1864 [100g] パイプたばこ <デンマーク産>今これを吸っています。パイプ喫煙開始以来、ほぼ1パウチor1缶毎に違う銘柄を買ってきて、色々と吸っています。50g入りですと、だいたい月に3~4種類ぐらいでしょうか。100g入りを吸い始めると、月に2種類が限度ですね。世界で販売されているパイプ煙草の種類を考えると、納得できるところまで試せるのに、いったい何年かかることやら。(笑)ラールセンは個人的に好きなブランドです。今まで何種類かのラールセン銘柄を試してきましたが、今のところ肌に合わないと感じた物がなく、全部美味しく吸えました。「2011」とかは特に美味しかったですし、「Fine & Elegant」は、価格が安いこともあり、パイプ煙草で唯一私が常備している煙草です。この「1864」も美味しいです。ラールセンは全般的にそうなのですが、「1864」も香りがとても良いです。ちょっとビターチョコレートのような香りで、開封時から期待させます。味もちょうどビターチョコレートのような感じで、非常に控えめな甘さが最後まで続き、同時に香りも続きます。火付き・火持ちも問題なく、何の苦労もなく最後まで吸い切れます。・・・ただ、まぁ、パイプ初心者の言うことですから、どこまで信用できるかというと・・・。TobaccoReviews.comでも読んで下さい、ってなもんで。それと、ラールセンの煙草の缶は、個性的なのが多いですよね。「2011」のような限定品はもとより、この「1864」や「SIGNATURE」なんかも、イイ感じです。で、この「1864」の次はその「SIGNATURE」を吸う予定になっています。請うご期待![人気煙草ブログはコチラ]にほんブログ村
2011.03.08
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昨日のパイプの会で、3月1日発売予定の新しい刻み煙草「宝船」を試してきました。結論から申し上げますと、「アリ」です。ぜんぜんOKです。刻み幅は0.1mmとのことなのですが、「小粋」より少し荒い感じはあります。しかも、「小粋」のように真っ直ぐではなく、縮れたような感じでパウチに入ってますので、見た目はやはりシャグに近いです。実際の刻みが細いこともあるのでしょうが、指先で丸めるのも、キセルの火皿に詰めるのも、何の問題もありません。火持ちも良好です。パウチでの販売ということで、開封前から乾燥しているということがないので、その点では「小粋」より取っ付きやすいと思います。で、味なんですが・・・。普通です。すごく普通です。普通に美味しいです。ベルギー製のアメリカンブレンドという触れ込みですので、少し派手でバタ臭い煙草をイメージしていたのですが、ぜんぜんそんなことありません。煙草の自然な味わいが、普通に楽しめます。逆に「小粋」のあの畳表のような香りでない分、「宝船」の方が万人向けかもしれません。価格で考えても、10g360円の「小粋」に対して、「宝船」は20gで500円ですから、むしろ「宝船」を常喫にして、「小粋」は特別な時に吸うぐらいの感じでもいいかもしれません。とにかくこれで刻み煙草の供給不足はかなり改善されるでしょうし、煙管喫煙の美味しいバリエーションが増えるので、喜ばしいことです。手造りきせる479「手綱煙管」(160mm)(煙管が流行れば、こんな煙管を愛用する方も増えるんでしょうね。)にほんブログ村
2011.02.21
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ダンヒル フレイク [50g] パイプたばこ [イギリス産] 一昨日からコレを吸ってます。「板状の煙草を折り畳んでパイプに詰めるなんて、何て男らしい吸い方なんだ!」というのが、きっかけです。(笑)実は、これより前に、サミュエル・ガーウィズのフル・ヴァージニア・フレークも試してみたのです。アレはとても美味しかったですが、喫煙中盤までは火を維持するのが難しく、苦労しました。ダンヒルのフレークはその点、火の維持はそれほど難しくはないという印象です。味は、FVFの方が好きかなぁ。何れにしても、フレーク物にもっと慣れて、上手に吸えるようになりたいなと思っています。(^^)/にほんブログ村
2011.02.19
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