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4年目にしてとうとうカンタが一人で塾へ行きました。 身体が大きくなっても 塾の時だけはママチャリの後ろに乗り 何度も話し合い 子どもの椅子を撤去し 二人で自転車で行くようになり 付き添いかたを変え 一人で帰れた日もあり さらにそこから カンタは自転車で 私は歩きでついていくになり 1つめの曲がり角で私を確認 2つめの曲がり角で私を確認 そのあとは一人でビュンビュン塾まで行けるようにはなっていました。 帰りも迎えにいってカルディで買い物をしたあとは 自転車のカンタは先に 徒歩の私はゆっくり帰る でしたので、もう絶対に一人で行ける確信はあったのです。 それで今度は水曜日のじいじ付き添いデイにお迎えはなしで一人で帰って来なさいと話をしていました。 嫌だ、無理、後ろにいてくれると思っているから一人で帰れるんだ。 などの言葉の嵐で、決行するか? いや、これで塾まで崩れたらやばいぞ でも行けるはず …行ける、 カンタを信じてみよう と思っているところで、まさかのじいじが風邪と肋骨にひびで欠席! チャンス到来。 カンタも事の重大さはわかっています。 が、わかってはいても 突然の予定変更にパニック 行けるはずがないよ! 今日はお休みする! 無理に決まってる! いいえ、無理ではありません。 お母さんは無理だと思ったら行きなさいとは言わない。 「行ける」「できる」と思っているから言っています。 カンタはできます。行きなさい。 無理だよ! 無理じゃない、できるの、行けるの。 行けないなら、カンタは行けないから無理だなって思ったら絶対に言わない。 デイには行くから(じいじが来ても行きはじいじと一緒で帰りは一人でという話をしているときに、じゃあデイは休むと言っていた)塾は休みで! 無視 デイでラジオ体操やるって約束してるから行かなくちゃ…無理!やっぱり無理だよ! 出社するために家を出る時にはカンタは玄関の床にふせっていました。 でもひたすら 「できるから」 「お母さんはカンタができると思っているから言っている」 じゃあね、と家を出ました。 どうかな、行くかな?行けないかな? しばらくしてカンタから電話。 …塾は行くことにしたけどデイは休む… くら~~い声です わかった~!デイには伝えておくね! じゃあ、塾頑張って! デイはダメだったか… 塾、行けるかな でも自分で行くと言ってきたから行くだろう 塾に行く1時間前にカンタより電話 …やっぱり塾は行けないよ… 行けるから行きなさい。だいじょうぶー! …がちゃ うーむ 無言でがちゃ切りか むーー 塾に行く時間にカンタから電話 じゃあ、行ってくる! !! はい!!! いってらっしゃい!!! 気をつけて!!!!! じゃーーーね! はーーーーーーーーーい!! やったーーーーーーーーー!!!!!! 行ったーーーーーーーーー!!!!!! 塾の先生にも連絡。 送迎が必要なのもわかってくれていて(お迎えにいなくてパニックで泣き出したこともあるので)カンタが塾を出た後に嬉しそうに「カンタ君、今塾を出て一人で帰りました」と連絡をくれました。 夜、心配で電話をくれたじいじも、ばあばもそれを聞いて泣いていました(笑) 本人、帰ったコールあるかな?と思っていたら特になし。 もう思いっきり褒めたかったけど、褒めすぎるのは逆効果になるのも今まででわかっているから、さらっと流そうと思っていました。 それでカンタに帰るコールするといつも通りに「はーい!」それでいつも「今日のおやつは~で」というのが帰るコールの流れなのですが、いつも通りの声で 「今日のおやつは少しゴージャスなドーナッツで♡」 って。 うんうん、少しゴージャスなやつね。 うんうん。 よく頑張りました。 ありがとう。
June 15, 2017
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勉強は中学までなら教えられるかな、と思っていました。 先日、分数の計算がわからないといわれ、一緒に解くことになりました。 1/3は3つに割ったうちの一つで、2/9は9つに割ったうちの2つで、だから…と分数の意味から教えていってもどうしてもすっきりと理解しません。 それで連絡帳に「ここがわからないと言って教えましたがすっきりと理解していません」と書いているときに 「あ!塾のやり方思い出した!」 といってすらすらと解き始めたのです。 あーよかった!と共に、塾、やっぱりすごい~! それで、分数の意味がわかってないのに解けるのはなんでだろうと数日考えていたのですが、塾は方程式を教えてくれるのだと気がつきました。 私は勉強はわりと好きででも暗記ものは大嫌いでした。 だから漢字も嫌い。 歴史暗記も大嫌い。(話は好き) とにかく暗記ものは大嫌い、というか覚えられない。 暗記物は片っ端からすべて一夜漬けでした。 名前、物の値段は今でも全く覚えられません。 算数は九九を覚えるのは嫌いで暗唱テストをすぎればほぼ忘れ、ほとんど足し算で頭の中で計算していました。 5の位だけ覚えていればあとはそこから足したり引いたり。頭の中では 7×9=63 ではなく 7×9=5×7+7+7+7+7+=63 という風に。 効率悪そうだけど、とくにスピードが劣る訳でもなくそんな風に考えていました。 なので分数も分数の意味だけわかればあとは簡単ということで、そもそも分数ってさ、という風に理屈を一生懸命教えていました。 だって分数の意味がわかればあとの計算は簡単だと思っていたから。 思い返せば九九の時もそうだった。 ただひとつずつ、その位の数が増えていくだけだからって一生懸命に教えていました。 でも息子は最終的に意味はすっきりわかってないけど、暗算ですぱっと覚えて計算に使っている。という感じでした。 でも、それだとうっかり「さんしち…さんしち…」となったときに、絶望的に答えが出せないんです。(今は出せるけど)暗記のみで乗り切っていて、「さんしち」が3が7個ということに頭が結びつかなくて。 で、そのあたりから塾にお願いをしました。 塾ではすごくできるわけでもないけど、心配するほどではないですよって。 でも私とやるときはかならずバトルでした。どう説明してもわかってもらえない。塾ではなんでできるんだろう?やっぱり親だと甘えがでるからかな?って思ったり。そのうちわからないところは先生に聞く。ということで算数を家で教えるのは不毛すぎて基本的にはやめていました。 でもね、今回気がついたんです。 塾の教えは方程式なんだ。って。 意味はわかってなくても、解き方の法則を教えて徹底的にたたき込む。 たぶん、私のようなタイプの子にはあわないやり方。でもカンタのような子には最適なやり方なんだってすごく腑に落ちました。 例えば中学での方程式や因数分解。 なんとなくでしかその中身は理解していないけれど、ここで使えば楽に解ける魔法の方式。これを使えばこれが解けるという方程式は年号や漢字の暗記とは違う。 それが息子にとっては九九であり、塾でおそわる解き方の法則なんだなって。 よく考えたらぱっと九九で答えが出た方が楽だから九九を教わるんだよね、って。まぁ最終的にはそれだけでは乗りきれない場面も出てくると思うのですが、でもその時には本人の思考の成長もあるかもしれないし。行き詰まっても、理解できないのだからそこから先の数学は向いてないのでは?と思えると思うし。 方程式で乗り切れる間は、もうそれで良いんじゃない?と思えるようになりました。 それにしても塾の先生って凄いなぁ。と。 尊敬です。 学校でも家でも一つの方法でしかカンタに教えることができなかった。 でも塾の先生は、さっとカンタのタイプを見抜いて最適な方法で伸ばしていってくれる。し、考えが幼くても授業は待ったなしで進んでいくこともわかっていて、そこを上手に今はこれで、この方法で乗り切っていいのだと長く小中高と子どもたちを見ている経験でも知っている。 勉強を教えるということ、なめていたなと今さらになって痛感しています。
June 12, 2017
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