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小澤征爾音楽塾「こうもり」tonight2008年7月30日東京・上野 東京文化会館音楽監督・指揮:小澤征爾演 出:デイヴィッド・ニース装 置:ヴォルフラム・スカリッキ衣 裳:ティエリー・ボスケ照 明:高沢立生振 付:マーカス・バグラーサンフランシスコ・オペラ・アソシエーション所有プロダクションを使用管弦楽:小澤征爾音楽塾オーケストラ合 唱:小澤征爾音楽塾合唱団出演ロザリンデ:アンドレア・ロストガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン:ボー・スコウフスアデーレ:アンナ・クリスティアルフレート:ゴードン・ギーツオルロフスキー公:キャサリン・ゴールドナーファルケ博士:ロッド・ギルフリーフランク:ジョン・デル・カルロブリント博士:ジャン=ポール・フシェクールフロッシュ: 小迫良成(7月21日、8月2日)大浦みずき(7月24日、27日、30日) おもしろかったですね~予想外の展開で、これはこれで新しい。日本語とドイツ語が入り乱れてもうわけがわかんなくなってるのにしっかり字幕がついているし…恐るべしこの脚本と演出と歌手たちという気がしました。フォルクスオーパーはドイツ語でアドリブかましまくって何もわかんなかったでもこれはすべてのギャグがよ~くわかった1幕の椿姫、リゴレット、トゥーランドットの三連発にはびっくり、でもこれは序の口だった第3幕はさらにすごいことが…こうもりってこういうエンターテイメントだから楽しめればいいのよ!それにね~ボー・スコウフスさま(既に敬称)がもう~もう~すごくかこよくって~惚れました。ポッ(鼠先輩じゃないですよ)背が高くて金髪(のかつら)、てんぱった感じの歌い方。もうやけくそなの?っていういつもの歌い方。芝居うまいしダンスうまいしもう~好き~~~~ボー・スコウフスってレパートリー広いですよね。オペレッタからモーツァルト、ワーグナーまで!今回初生だったので感激。見て良かった!今回歌はアンドレア・ロストとボー・スコウフスだけがもう傑出していた。声量が違うんです。ボー・スコウフス、ほんとにすばらしかった~ またぜひ見たいです。オペレッタで!テノール(アルフレート)はルネ・コロを聞いたばっかしなんで…(笑)比較になりませ~ん。フォルクスオーパーもめっちゃおもしろかったけど、こっちはドメスティックなおもしろさ(笑)ですね~「日本の笑い」だったわ。そうくるとはな~と今でも笑える。Related Linksウィーンフォルクスオーパー「こうもり」
2008年07月30日
DIE WALKÜRE:Dirigent Christian ThielemannInszenierung Tankred DorstBühnenbild Frank Philipp SchlößmannKostüme Bernd Ernst SkodzigSiegmund Endrik WottrichHunding Kwangchul YounWotan Albert DohmenSieglinde Eva-Maria WestbroekBrünnhilde Linda Watson Fricka Michelle BreedtGerhilde Sonja MühleckOrtlinde Anna GablerWaltraute Martina DikeSchwertleite Simone SchröderHelmwige Edith HallerSiegrune Wilke te BrummelstroeteGrimgerde Annette KüttenbaumRossweisse Manuela BressBAYREUTH 2008の生中継が始まっています。オペラキャスト様、いつもありがとうございます。きょうオペラキャストさまによると、ティーレマンのワルキューレが日本時間の23時から放送されますがジークムントはエントリック・ヴォトリッヒらしいです。この人はバレンボイムのヴォツェックのアンドレです。音だけだと味気ないですね~姿が見たいわ。しかしティーレマンのリングはもう聴いたはずです。今年のウィーンの…何もかもごっちゃになってよく思い出せません。もう年だわ…ヘルムヴィゲのエディット・ハッラーは新国立劇場の『魔弾の射手』ですばらしいアガーテを歌いました。
2008年07月29日
パリ国立オペラ初来日公演 2008ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」2008年7月27日(日)東京・渋谷・Bunkamuraオーチャードホール演出:ピーター・セラーズ映像:ビル・ヴィオラ指揮:セミヨン・ビシュコフトリスタン:クリフトン・フォービスイゾルデ:ヴィオレッタ・ウルマーナブランゲーネ:エカテリーナ・グバノヴァクルヴェナル:ボアズ・ダニエルマルケ王:フランツ・ヨーゼフ・セリグメロート:サムエル・ユン牧童/若い水夫:アレス・ブリシャイン舵手:ユリ・キッシンパリ国立オペラ管弦楽団・合唱団※内容を書きますので未見の方はご注意ください。セミヨン・ビシュコフ!すばらしかった。オケ鳴らしすぎだ~(笑)。歌手に喧嘩売ってんのか?というぐらい。パリ国立オペラ管弦楽団の音は重厚で、最初から最後まで音がビンビン飛んでくる。気持ち良かった。オーチャードの音響のせいもあるだろうが、NHKホールで聞いたベルリン国立の音がOFFだとすると完全にONだった。その分歌手は大変!でも実力派揃いだったんで大丈夫でした。歌手ですが、ブランゲーネのグバノヴァがすばらしかった。ウルマナも貫禄ボディに貫禄の歌唱、すばらしかった。心配していたクリフトン・フォービス、彼のいつもヴィヴラートがかかった歌い方は好きではないが、彼も圧倒的な歌唱だった。最後までもったし、どんどん幕が進むにつれてすばらしくなった。さすがトリスタン歌いだ。クルヴェナルのボアズ・ダニエル君はいちばん多分歳が若い。若々しくてすてきな歌唱でした。音量はオケに負け気味だったけど、ローマン・トレケルに比べたらぜんぜん大きい声。そしてゼーリヒ!彼は役者ですね~彼が出てきた瞬間にドラマが現実のものとなった。他の人はね~まったく演技してない。だいたいこの演出は演技ってものがゼロに等しいの。その理由はおわかりのとおり。そう映像演出のせいなんです。全編偏執的にこだわりのある絵が流れ続ける。水がテーマ。ちょこっと炎。ほとんど水に溺れているような感覚をずっと味わい続ける。この演出は賛否両論あると思う。ともすると、というか絶対、映像が主役になってしまっている。歌手は影絵のように歌うだけで、歌っているのにスポットが当たっていないシーンもある。照明もまったく疑問だった。しかし、しかし。その疑問符のつく演出、最後のシーンですべてが相殺されるんです。これは絶対体験するべき!(テーマパークか?)というか衝撃的で立ち直れなくなる。ヴィオレッタ・ウルマナにちょっと悪い気がします。どばーと出ていた涙が、ピタッと止まり、え?え?え? 何これ?というわけで口をあんぐり開けたまま衝撃的に終わってしまう。やっぱヨーロッパだな~と、しかもフランスから来たオペラだな~と納得の舞台でした。ちょっと思ったんですよね、これからこういうのがオペラ演出の主流になっていくんじゃないかって。だってはるかに映像の方がかきわりよりリアリティあるわけですよ。美男で若いトリスタンが出てくるわけですよ。オールヌードが出てくるわけですよ…森、そして海、河、水の中、炎、逢引の夜の闇…見事に表現されてしまうわけですよ、視覚的に。う~ん、う~ん でもきっと日本人のオペラ好きのほとんどはこの演出を嫌だと言うでしょう。歌手がそえものになるからです。こんな豪華の歌手が添え物かよ!って思っちゃいますもんやっぱり。まあ、その映像に酔うね、ちょっと。今でも森の匂いや、海や水で溺れそうだ。そして現実の歌手の存在と至高の音楽にはさまれtoo much 情報量多すぎじゃん~となる。だからセットも演技もないんだな~とひとつのおとぎ話の伝え方ではある。第1幕舞台上に大きなスクリーン。寝台の上に女性が2人。序曲が終わるといきなり3F上手バルコニーで歌いだす若い水夫。イゾルデとブランゲーネ。トリスタンとクルヴェナルが現れる。セットも何もなく、四角いスポットが上手と下手にきってあるだけ。衣裳は黒。全員黒。男は現代のかっこう。女性はロングドレス。一方映像のほうはすごくめまぐるしい。最初は海面の絵。このへんはまだ良かったが波が激しく打ち付けだす。歌っているのに映像が強いので気がそらされる。そのうち男と女(中年?)が登場する。まあ…その…予想はしてたんですけど、脱ぎだす。ブランゲーネがやってくるとクルヴェナルがかばうように歌う。傷つけられたブランゲーネにイゾルデはタントリスの話を始める。トリスタンは寝台に横になっている。毒の薬を飲むつもりで実は媚薬を飲んでしまう2人。第2幕第2幕良かった~暗い夜。森の中。狩に向かう人々のサーチライトがだんだん遠くなる。イゾルデがトリスタンを思って女神について歌うとき、背後で炎が燃え上がる。これははまったなあ…松明を消すとトリスタンがやってくる。炎を越えて。イゾルデ(映像)は何百ものろうそくの明かりを灯す。乙女心が表現されている。トリスタンがやってくる。このえんえんと続く二重唱がめちゃめちゃすばらしかったです。ほんとにすばらしいのですばらしいとしか書きようがない。降り来よ 愛の夜…夜の帳が愛を連れてくる。しかし彼らは実は監視されていた。メロートとマルケ王に。下手のバルコニー?で歌う見張りのブランゲーネ。実にすばらしい。映像はとにかく水の中に沈んでいく男女のイメージ。入水のイメージ。彼らは水の中で死んでいく、そういうイメージ。映像の男女がさきほどは中年だったのに20前ぐらいの若い男女になっている。ゼーリヒが登場する。マルケ王。オーラがただよっている。舞台で存在感のある人ってほんと違うよねえ。今まで彼は好みではなかったが大好きになった。意外とハンサムです。彼が慟哭して歌う。ゼーリヒはトリスタンに抱きつくがその手を押し戻すのはトリスタン。トリスタンはまるで王の嘆きなど聞いていなかったように歌いだす。二人の世界。二人は死出の旅に出ようと歌っているのだ。現実世界に二人はもういないのにそれがわからないメロートは背後からトリスタンを刺す。ゼーリヒはそのナイフを取り上げ信じられないように見つめている。マルケ王はトリスタンを殺そうとは微塵も思っていなかったのだ。メロートが最後の音でがくっとひざをつく。第2幕了第3幕故郷のカレオールで死んだように眠るトリスタン。今度は3Fバルコニー下手にコールアングレ。うまい~めちゃうまですわ。その下の階に羊飼い(多分)舞台上の下手で彼にこたえるクルヴェナル。ダニエルの見せ場。彼はグレーのGパンにグレーのトレーナー。普段着か(笑)。実に良かった~この歌手はまた別の演目でぜひ見たいと思った。哀しい調べで目を覚ますトリスタン。トリスタンの歌唱もほんとすばらしかった。ほんとにすばらしいのですばらしいとしか書きようがない。トリスタンが忠義者のクルヴェナルを褒める。「お前は俺に忠誠を誓ってくれた」うん。うん。(ダニエルうなずく)「マルケ王にも忠実だった」そう。そう(ダニエルうなずく)「王を裏切った俺にもついてきてくれた」まあね(ダニエル仕方ないという身振り)これ受けた~演技らしいものはほんとここだけ。それも離れている。ふつう主君を心配して寄り添うとか抱きつくとかしそうだがいっさいそういう演出はないの。不思議だよねえ~まるで紙芝居の声を出している人みたいな。トリスタンがイゾルデを思うとき、イゾルデの映像が浮かびあがる。砂漠のような蜃気楼でよく見えないが女性がやってくる。早く会いたいイゾルデに…この映像は効きますよね~イゾルデがやってくる。トリスタンはもう虫の息で顔をわずかに上げて彼女を見る。そして絶命。イゾルデは彼にすがるでもなく、絶望を歌い続ける。ブランゲーネとマルケ王らがやってきて、死体の数が増える。そしてイゾルデの絶唱!ここが…ということで音が消えてたっぷり10秒近く沈黙が支配していた。あとは嵐。おつかれさま~
2008年07月27日
BAYREUTH 2008July 26TRISTAN UND ISOLDEDirigent Peter SchneiderInszenierung Christoph MarthalerKostüme & Bühnenbild Anna ViebrockChorleitungEberhard FriedrichTristan Robert Dean SmithKönig Marke Robert HollIsolde Iréne TheorinKurwenal Jukka RasilainenMelot Ralf LukasBrangäne Michelle BreedtJunger Seemann Clemens BieberEin Hirt Arnold BezuyenEin Steuermann Martin Snell あまりにもすばらしくて悶死しそう。イレーネ・テオリンは今年の10月の新国立劇場の『トゥーランドット』でタイトルロールを歌います。すごそうだな~ロバート、長く伸ばして思い入れ込めて歌ってました~1幕のところユッカ・ラジライネンがクルヴェナル3カ国でアナウンスするのがすごい~独語、英語、仏語の順です。
2008年07月26日
ロイヤル・バレエ2008年日本公演 INDEXシルヴィアSylvia2008年7月3日(木) 18時30分シルヴィア(ディアナのニンフ): マリアネラ・ヌニェス アミンタ(羊飼い): デヴィッド・マッカテリ オリオン(邪悪な狩人): ティアゴ・ソアレス エロス(愛の神): マーティン・ハーヴェイ ディアナ(狩り、純潔の女神): マーラ・ガレアッツィ2008年7月4日(金) 18時30分シルヴィア(ディアナのニンフ): マリアネラ・ヌニェス アミンタ(羊飼い): ルパート・ペネファーザー オリオン(邪悪な狩人): ティアゴ・ソアレス エロス(愛の神): ジョシュア・トゥイファ ディアナ(狩り、純潔の女神): ラウラ・モレーラ 2008年7月5日(土) 13時00分シルヴィア(ディアナのニンフ): サラ・ラム アミンタ(羊飼い): フェデリコ・ボネッリ オリオン(邪悪な狩人): ヴァチェスラフ・サモドゥーロフ エロス(愛の神): ブライアン・マロニー ディアナ(狩り、純潔の女神): マーラ・ガレアッツィ 2008年7月6日(日) 13時00分シルヴィア(ディアナのニンフ): マリアネラ・ヌニェス アミンタ(羊飼い): ルパート・ペネファーザー オリオン(邪悪な狩人): ティアゴ・ソアレス エロス(愛の神): マーティン・ハーヴェイ ディアナ(狩り、純潔の女神): マーラ・ガレアッツィ ガラGALA(大阪)眠れる森の美女The Sleeping Beauty2008年7月11日(金) 18時30分国王フロレスタン24世: クリストファー・サウンダース お妃: エリザベス・マクゴリアン オーロラ姫: ロベルタ・マルケス フロリムント王子: ヨハン・コボー 式典長/カタラビュット: アラステア・マリオット カラボス: ジェネシア・ロサート リラの精: マリアネラ・ヌニェス 2008年7月12日(土) 13時国王フロレスタン24世: ギャリー・エイヴィス お妃: ジェネシア・ロサート オーロラ姫: ローレン・カスバートソン フロリムント王子: イヴァン・プトロフ 式典長/カタラビュット: ジョシュア・トゥイファ カラボス: ジリアン・レヴィ リラの精: ローラ・マカロッチ2008年7月12日(土) 18時国王フロレスタン24世: ギャリー・エイヴィス お妃: ジェネシア・ロサート オーロラ姫: タマラ・ロホ フロリムント王子: フェデリコ・ボネッリ 式典長/カタラビュット: ジョシュア・トゥイファ カラボス: エリザベス・マクゴリアン リラの精: イザベル・マクミーカン 2008年7月13日(日) 13時国王フロレスタン24世: クリストファー・サウンダーズ お妃: エリザベス・マクゴリアン オーロラ姫: サラ・ラム フロリムント王子: ヴァチェスラフ・サモドゥーロフ 式典長/カタラビュット: ジョシュア・トゥイファ カラボス: ジリアン・レヴィ リラの精: ローラ・マカロッチ2008年7月13日(日) 18時国王フロレスタン24世: クリストファー・サウンダース お妃: エリザベス・マクゴリアン オーロラ姫: マリアネラ・ヌニェス フロリムント王子: ティアゴ・ソアレス 式典長/カタラビュット: アラステア・マリオット カラボス: ジェネシア・ロサート リラの精: イザベル・マクミーカン 2008年7月14日(月) 18時30分国王フロレスタン24世: クリストファー・サウンダース お妃: エリザベス・マクゴリアン オーロラ姫: ロベルタ・マルケス フロリムント王子: ヨハン・コボー 式典長/カタラビュット: アラステア・マリオット カラボス: ジェネシア・ロサート リラの精: ローレン・カスバートソン+++Related Links Royal Opera House Sleeping Beauty 2006 (DVD)The mime scene rehearsal - That's the story of Swan LakeSlava Samodurov and Gary Avis
2008年07月26日
ABT まとめABT in Japan 2008 INDEX東京公演ガラ7月17日(木) 19:007月18日(金) 19:00海賊音楽/A.アダン振付/コンスタンチン・セルゲーエフ原振付/マリウス・プティパ芸術監督/ケヴィン・マッケンジー管弦楽:東京ニューシティ管弦楽団CAST:メドーラコンラッドアリギュリナーラランケデム7月19日(土)ニーナ・アナニアシヴィリマルセロ・ゴメスホセ・カレーニョミスティ・コープランドゲンナジー・サヴェリエフNina AnaniashviliMarcelo Gomes Jose Manuel CarreñoMisty CopelandGennadi SavelievDay1 Part1Day1 Part2 Gennadi Saveliev showed "The 540 kick"7月20日(日) 13:00ミシェル・ワイルズコリー・スターンズエルマン・コルネホ加治屋百合子ジャレッド・マシューズMichele WilesCory StearnsHerman CornejoYuriko KajiyaJared Matthews2008年7月20日(日) 17:25~17:50マッケンジー版スワンレイク プレトーク7月20日(日) 18:00パロマ・ヘレーラデイヴィッド・ホールバーグイーサン・スティーフェルシオマラ・レイエスエルマン・コルネホPaloma HerreraDavid HallbergEthan StiefelXiomara ReyesHerman CornejoDay2 Soiree7月21日(月・休) 13:00ジリアン・マーフィーゲンナジー・サヴェリエフエルマン・コルネホマリア・リチェットサッシャ・ラデツキーGillian MurphyGennadi SavelievHerman CornejoMaria RiccettoSascha Radetsky白鳥の湖オデット・オディールジークフリート王子ロットバルト7月23日(水) 18:30ジュリー・ケントマルセロ・ゴメスデイヴィッド・ホールバーグJulie KentMarcelo GomesDavid HallbergPart1Part27月24日(木) 13:00ニーナ・アナニアシヴィリホセ・カレーニョ ジャレッド・マシューズNina AnaniashviliJose Manuel CarreñoJared Matthews7月24日(木) 18:30イリーナ・ドヴォロヴェンコマキシム・ベロセルコフスキーゲンナジー・サヴェリエフIrina DvorovenkoMaxim BeloserkovskyGennadi SavelievPart1Part27月25日(金) 13:00パロマ・ヘレーラデイヴィッド・ホールバーグサーシャ・ラデッキーPaloma HerreraDavid HallbergSascha Radetsky7月25日(金) 18:30ジリアン・マーフィーイーサン・スティーフェルジャレッド・マシューズGillian MurphyEthan StiefelJared Matthews***滋賀公演SHIGAGALA7月26日(土)18時びわ湖ホール+++大阪公演OSAKA海賊7/27(日)15:00 フェスティバルホール演奏/オペラハウス管弦楽団CAST:ニーナ・アナニアシヴィリマルセロ・ゴメスミスティ・コープランドゲンナジー・サヴェリエフホセ・カレーニョNina AnaniashviliMarcelo Gomes Jose Manuel CarreñoMisty CopelandGennadi Saveliev***Related Links Part1ABT Swan Lake (DVD) (2005)
2008年07月26日
はいはい~暑い日々が続いています。 個人的には最近急にバレエモード再燃で熱いです! きょうは(テニスの)トロントのマスターズシリーズでジョコビッチとガスケがクオーターファイナルで負けてしまってがっくりなわたくしですが、ここまでなかなか熱いバレエの夏を楽しんでいます。 前半戦のトップ10を考えていました。全幕公演1.パリ・オペラ座バレエ 「ル・パルク」 マニュエル・ルグリ、レティシア・プジョル2.ロイヤル・バレエ 「眠れる森の美女」 タマラ・ロホ、フェデリコ・ボネッリ3.ABT 「海賊」 アナニアシヴィリ ゴメス カレーニョ サヴェリエフ ラデツキー4.バーミンガム・ロイヤル・バレエ 「美女と野獣」 イアン・マッケイ5.ABT 「白鳥の湖」 ケント ゴメス ホールバーグ ラデツキー6.パリ・オペラ座バレエ 「ル・パルク」 ニコラ・ル・リッシュ7.ロイヤル・バレエ 「眠れる森の美女」 ヌニェス、ソアレス8.バーミンガム・ロイヤル・バレエ 「コッペリア」 吉田都 イアン・マッケイ9.ロイヤル・バレエ 「眠れる森の美女」 ラム サモドゥーロフ ギャリー・エイヴィス(フランスの王子)10.ロイヤル・バレエ 「シルヴィア」 ヌニェス ペネファーザー ソアレス11.ABT 「海賊」 スティーフェル ヘレーラ コルネホ ホールバーグ12. ロイヤル・バレエ 「シルヴィア」 ラム ボネッリ サモドゥーロフ13.ABT 「白鳥の湖」 ドボロヴェンコ ベロセルコフスキー サヴェリエフガラ公演1、マラーホフ・ガラ Aプロ、BプロRelatedTop 10 2003-2007+++それからご報告ですが、ミラノ在住、ロベルト・ボッレファンの amica さまのブログ「ロベルト・ボッレのバレエな日々」をリンクさせていただきました。わがままを聞いてくださり、ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2008年07月26日
ABT スワン・レイク Day2 Soiree ドボロヴェンコ ベロセルコフスキー サヴェリエフ Part2第3幕さあお待ちかね!やっと舞踏会。パドトロワのメンバーが踊る。きょうの民俗ダンススペインはクラウチェンカ君が目立ってました。背が高くて金髪。この子は海賊のコールドでもかっこよかったです。多分。でもやっぱナポリのジョゼフ!(Joseph Phillips )きょうのお相手はトビン・イーソンイーソンが4回転、ジョゼフが4回転。イーソンが4回転、ジョゼフが5回転。足を変えたピルエット、これも返す。しまいにはわけわかんなくなるぐらい二人で回っていて飛び跳ねていて実に若々しくて楽しかった!王女たちと王子のダンス。王子は鬱々としている。そこに現れたフォン・ロットバルトとオディール姫。サヴェリエフさん~マントの扱いがきのうもかっこよかったけどサヴェリエフさんもかっこいい~ばっと腕にかけて外して女王の椅子の横に置く。そして王女たちを踊らせる。最初の足を後ろにややあげた2回転、最後がぐらつく。最後のピルエットも3回転でぐらついた。しかし例のシェネは3-3-3-3ときっちりゴメスと同じように踊った。ロットバルトは王女たちをまるで奴隷のように手を振って追い払う。さあ、娘の登場だ!ロットバルトは自分のマントを引きずって袖に消える。黒い衣裳にそろえた王子とオディール、実に美しい。ここのアダージョもすばらしかった。ロットバルトはもうマントをつけている。オデットはロットバルトが呼ぶと忠実にやってくる。ロットバルトが何事か囁くとうなづく。王子をじらせ!じらす。誘惑しろ!誘惑する。という感じで王子は翻弄されていく。きのうゴメスがろくろのようにケントを回していたところ、マキシムも9回転させていた。最後のオデットがピルエットからぴたっと止まるところ、音楽が終わったのと一瞬遅れて止まった。マキシムのヴァリ。心配したがまったく問題なかった。足を空中で打ち鳴らすバットゥリー。トゥール・ザン・レール。まりのように左右にはねる真ん中から前に進み出てくる。トゥールザンレールからピルエット4回転。これを2回。ここ、きのうのゴメスは音楽に遅れ気味だった(アンヘルも)マキシムはぴったり合わせて来た。さすがです。このカップルは実に音楽的。音楽を聴いている。黒鳥のヴァリ。ケントと同じく導入は2-1,2-1の回転。コーダ。王子のグランジュテにジュテアントルラセ。そしてマネージュ。黒鳥のフェッテ・アントゥールナン、彼女はきっちり音楽に乗せて、初めの2回以外は全部シングルで回った。ガラ公演でも見たが驚異的な音楽に合わせ方。びっくりする。予想はしてたけど。そして王子のぐるぐる回るフェッテ。終了。ロットバルトが罠にかかったなとほくそ笑んでいる。お母様お願いです。ではロットバルト伯にお願いしなさい。お願いします。娘はあっちだ。しかし手をとろうとすると邪魔するロットバルト。誓うのだ!誓います。見るが良い!泣くオデットの幻影。もう遅い。オディールをさっとマントで隠すロットバルト。式典長もマントでオディールを隠し、オディールははける。オディールが消えるように見せている効果。ロットバルトも魔術を使って消える。王子は虚しく扉を叩き続ける。第3幕了第4幕ハクチョウたち王子の前に現れるオデット。鷲みたいに力強い。神々しいほど。怪物との戦いも「怪物よ!死ぬが良い!」とオデットがやっていた。きのうとイメージ真逆なんですけど~マキシムの飛び込みは「オデット、待って~」スタイル。怪物の苦しみ方も良かった。笑えた~全幕了~ おつかれさまでした。
2008年07月24日
ABT スワン・レイク Day2 Soiree ドボロヴェンコ ベロセルコフスキー サヴェリエフきょうはサヴェリエフさんのフォン・ロットバルトを見に行ったのに~彼のフォン・ロットバルトはホールバーグとまったく異なった。一言で言えば「地味」だった(笑)。ダンスもきれてなかった。きのうのホールバーグが出していた圧倒的な悪のオーラ、存在感というものがまったくなかった。きのうのホールバーグはまるで「ダース・ベイダー」だった。その代わりサヴェリエフさん、めっちゃ演技が細かかった。オディールと王子のグランパドドゥのアダージョでロットバルトを見ていたのはあたしだけ?きょうはまさにイリーナ・ワンマン・ショー!だった。他に他を睥睨するオーラを放つ人がいなかったのでイリーナの一人勝ち状態でした。夫のマキシムとのパドドゥはどれも筆舌に尽くしがたいすばらしさだった。パートナーリング、こんなに息が合うのはほんとにすごいこと。やっぱり他人じゃない。第3幕の民俗ダンスの時、王子は舞台上にいなかった。王女たちとの踊りの段になって出てきた。だからすごく心配しちゃった。やっぱり王子がステージ上にいないなんてしまらない。マキシムは体調が悪かったのだろうか?踊り自体にはまったくそれは感じられなかったが。マキシムはまさに生まれついての王子。ダンスも完璧。ちょっと老けた王子だが、王子オーラもばりばりで安心して見ていられる。そういう意味では流してたかな。きのうのマルセロは一挙手一投足におお~へえ~あれ~と注視していたわけで。とにかく舞台が締まったのは2幕のイリーナが出てきた瞬間から。第1幕のパドトロワも全体的には「もっとがんばりましょう」だったんで。フレッシュトリオでいいのだが女性の約1名はいまいちだった。ベンノはすごく上手だがもういっぱいいっぱいでがんばってます!という感じ。彼には経験が必要でしょう。回転はうまくなかったし。第3幕は民俗ダンスはとにかくナポリ以外はまったくおもしろくない。ナポリのジョゼフはきょうも最高でした~黒鳥のPDDはしびれさせた。おつかれさま~ここまで見ちゃうともう後はルグリさまの全幕スワンレイクしか残されていないような気がする。何を見ても満足を知らないならもうルグリしかないんじゃない。プロローグサヴェリエフさん、出て来かたがまるで人形のようで怖かった。でもそのおひげ~やめて~おひげ付だとまたオジサンランケンデムモードになっちゃうじゃない。はずしなさい!第1幕王子の登場貴族の踊り。だんだん踊っている組が増えていくのがおもしろい。最初は2組で3,4,5,6と増えるんです。男たちの踊りは2列でまったく別な踊りをフーガのように踊るのですごくおもしろい。王子も踊りだす。パドトロワの女性たちが入場する。女王さまのおつき。狩の道具をもらって大喜びの王子。パドトロワ。ベンノはブレイン・ホーヴェン君。この子は男っぽくて、いかにも王子の悪友達というイメージ。二人で散々女泣かしてる?という感じ。ホーヴェン君はアントルシャもジュテもポールドブラもいいのですが、回転が苦手。最後の決めでよろっとなり決まらなかった。終わって王子に「いや~ちょっと今のいけてなかったね~」と素で演技していた。美女がベンノを誘いに来ると、「俺、ぜんぜんのらないっすよ。」と言い訳しながら踊りだす。そして踊りたげな王子に「どうぞ」と渡す。王子は疎外感を味わう。王子のソロ。美しい~でも頭の中ではきのうゴメスはこれをどう踊ってたんだっけ?と考えてた。王子が森に行ってしまうと、農民たちが踊りだす。これが実にエネルギッシュなダンスで、さきほどの貴族の踊りと異なっていておもしろい。とにかく女性をリフトし回す。これはけっこう好きでした~女性の体をひねるような変則的ジャンプ?もあっておもしろい。第2幕森の中にさまよいこむ王子。怪物が見ている。この怪物、きょうはロマン・ズービン。この子はきのう演じたアイザック・スタッパスの子供怪物?ってぐらい童顔が可愛い。体型も子供怪物~王子の前に現れたスワン。彼女は正真正銘の王女だった。しかも気が強い!オデットのくせに気が強い~オデットのヴァリの後半ではびしばしきれのあるアントルシャとパッセの連続で、すごくかっこよかった。惚れた~王子との出会い。マイム。ロットバルトがやってきて王子が射ようとするがなぜかオデットは怪物をかばう。スワンたちが登場する。弓を持ってスワンの前に現れた王子。オデット「私のスワンたちを撃たないで!」もちろんですとも。アダージョ。とにかくほんとにすばらしい。王子はちゃんとオデットを頭がさかさまになるまで3回リフトしました~さすがマキシム。きのうのゴメスは最初の2回はやってなかったから。小さいスワンに大きいスワン、そしてオデットのヴァリコーダ。コーダの最後の決めポーズで王子がオデットを高くリフト。マキシムはそのままおろさずぐるっとそのまま歩いて1回転してそしておろした。かっこいい~スワンたちが逃げていく。ロットバルトが現れたのだ。オデットも操られてしまい、王子は取り残される。Part2に続く
2008年07月24日
ABT スワン・レイク 初日 ゴメス ケント ホールバーグ Part2第3幕宮殿の広間。ベンノと友達。(パドトロワ)それから各国の賓客たち。ハンガリー、スペイン、イタリア、ポーランドの各国の王女たち。美しく着飾っている。彼女たちのいわば応援団が各国の民俗舞踊を献上する。チャールダーシュお次がスペインの踊り。コーリースターンズ! めだってました~ナポリの踊りはジョセフ・フィリップスとクレイグ・サルスタイン。この衣裳はやめてほしい。アメリカっぽすぎる、ここだけ。道化か?踊りはシンメトリカル。なんでシンメトリカルに踊る必要があるのかまったくわかりませんが。後半のピルエット合戦がすごかったです!多分クレイグが4回転するとジョセフが5回転。また4回転、すると5回転。今度は別の回転、また回転。実にすばらしかったです。そしてマズルカ。各国の王女たちが踊り始める。さきほど踊った男性のソリストたちとペアで踊る。王子はいやいや品定めで踊り始める。そこはやっぱり色男のジークフリートなので姫たちは胸キュンになっている。すごくセクシーな王子の魅力が出ていて、はっとなる。例えばリフトしてだんだん下から上にゆっくり差し上げていくとか。見つめる目線とか。こういうとこがたまらなくセクシーなゴメス。王子は一列に並べた王女とそのカバリエを眺める。おつきの男性はそれぞれ王女に耳打ちする。「きっと姫様に決まりますよ!」しかし結局王子は煮え切らない。女王に促されるが、「選べません、誰も…」王女たちは傷つく。そこへファンファーレ。登場したフォン・ロットバルトとその娘。きゃ~かっこいい~ ディヴィッドさま~フォン・ロットバルトは貴族。女王に許可をいただくと各国の王女たちとまとめて踊り始める。王女たちはまるで妖術に吸い寄せられるようにメロメロになる。そのあとロットバルトは一人で踊りだす。まるで力を誇示するかのような踊り。難しい回転のコンビネーションをこなす。ブラボそして例のシェネはゴメスがDVDで音楽に乗せて 3-3-3-3ときれいに切ったのに対し、ホールバーグは3-3-6と後半をつなげて回りきった。これはこれですばらしい。大拍手!ロットバルトが合図すると、王子とオディールのグランパドドゥが始まる。ゴメスは白鳥との踊りより黒鳥との踊りの方がいいような気がした。ジュリーケントはまさに女優!さきほどは可憐な絶世の美女オデット、今度は妖艶な美女、オディール。彼女の演技は実に説得力がある。王子が見ていないときに鋭い目でにやっと笑っている。怖い~甘美なパドドゥで、ゴメスが海賊のグランパドトロワの時の様に素になっている。すごくうれしそうで溌剌としている。他の版、ヌレエフ版だと背後でオデットが泣き叫ぶ幻影が出てくるところで、ゴメスはケントを回す回す。こないだのときのように10回転ぐらい回してた。周囲からため息が漏れる。終了。大拍手。ゴメス君がほんとにうれしそうにケントを讃えていて、好感触。ゴメスのヴァリアシオン。彼はほんとにグラン・ジュテとジュテ・アントルラセは世界最高ですね。美しい!ダイナミック。ほれぼれする。トゥールザンレールもまったく問題ない。すばらしい。オディールのヴァリアシオン。ここはDVDのジリアンが3-2、3―2なところがケントは2-1、2-1.つまり出だし2回転のピルエットで入って足を下ろさずに後ろに斜めに伸ばして1回転のコンビネーションを2回。コーダ。ゴメスのトゥールザンレールで空中で足はルティレ、そのまま地面に下りるときに足を下ろさずにアラベスク、この技が実にすばらしかったです。そしてフェッテ。黒鳥のグラン・フェッテ・アントゥールナン。ケントは頭2回転で入ってあとはずっとシングル。でもがんばった。最後にまたゴメス君が回して(8回転)GPDD終了。「お母さん、決まりました!」「結婚させてください。」オディールの手をとろうとするがロットバルトが払いのける。「誓いたまえ!」「誓いますとも!」その瞬間、ロットバルトは王子を乱暴に後ろを向かせる。そこには嗚咽するスワンの姿が。王子は驚愕してその幻影に駆け寄る。そのすきにオディールはどこかに消えてしまう。ロットバルトは○○を○○させ○○する。第4幕ハクチョウたちの踊り。テンペストが吹き荒れ、嵐と共にロットバルトが現れる。オデット。王子がやってくる。王子とオデットは寄り添う。悲しみのパドドゥ。ロットバルトは王子に言う。「よく考えてみろよ、お前は自分で選んだんだ。あの女を」「呪いは解けないのさ!」王子は戦うがロットバルトに痛めつけられる。オデットは言う。「私は死にます。」あっという間に走っていって、すると王子はーーーロットバルトは…(割愛)全幕了+++カーテンコール。
2008年07月23日
ABT スワン・レイク 初日ゴメス ケント ホールバーグコーリー・スターンズ!初めて見ました。いや、いいですねえ~彼はきょうスペインの踊り。背がすらっと高くて抜群のプロポーション。踊りもなかなか良かったです。彼が踊っているときは彼をがん見していました。すみません、ゴメスさん。それから家庭教師が良かった~ なんかすごく意味ありげでなんかたくらんでる?と邪推してしまうほど。ロットバルトの野獣の方も良かったです。演技がすごくて思わずうれしくて笑ってしまいました。一番感動したのはゴメスの「高飛び込み」。10.0の高得点を叩き出しました。サッシャ・ラデツキー、まさにベンノにはまってました。踊りが非常に良かった!ホールバーグのフォン・ロットバルトはまさにきょうの白眉。すばらしかった。美しすぎる。まさに魔王。金髪に碧眼。ものすごい鋭い目でにらみつける。いや~悪魔の虜になっちゃいました。主役のお二人なんですけど、ケントもゴメスも超絶技巧をあやつるタイプではない。だからそういう意味ではABT東京ラストナイトのジリアン・シュティーフェル組には盛り上がりでは負けるかもしれない。でもすばらしかった!美男美女で良かった。プロローグビーストにつかまりスワンにされる姫。ここは要チェック!ホールバーグが出てきた途端、あまりの美しさに気が遠くなりそうになりました。第1幕お城の外。王子の誕生会で農民や貴族がつどっている。ベンノが楽しそうに踊っている。王子が入場。ゴメスの王子様は意外とカワユイのです~まさに少年。初々しかった~もう~目が釘付け。可愛い。王子の踊り。お母様がやってくるがドレスの裾が引っかかって前に進めない(!)すかさず誰かが引き剥がしてくれた。ホッ。「王子や、プレゼントですよ。」「何ですか?」「わあ、クロウスボウですね。ありがとうございます!」思わず家庭教師に駆け寄って喜びを表す王子。しかし女王は釘を刺す。「でもジークフリートや、そろそろ身を固めておくれ」いきなり顔が曇る王子。「は、はい、わかっています。それは…」女王がいなくなる。ベンノは女友達2人と3人で踊り始める。良かった~ラデツキーさん。実にパが精確できちんとしている。これぞバレエだ!という踊りだった。パドトロワが終わると、妖艶な美女がベンノを誘う。この美女はベンノに気があるのだ。「踊りましょう?」「いやいいよ僕は今踊ったばっかしだし…」「あらあ大丈夫よ、ね?ね?」というわけで踊りだすベンノ。いろんな美女にちょっかいを出してはすぐ捨てるのがくせになっている王子はもう嫉妬している。「僕とも踊ってくれますね?」いきなりの高貴な方の登場にとまどう美女。「恐れ入ります」かしこまってしまう。ずいずいずいとゴメスは美女に向かって強引に迫っていく。臣下に有無を言わさない行動は王子らしい一面。女性は王子にまったく気がないが踊りだす。踊りが終わると、他の王子に気がある女性たちがぐるぐる王子を取り囲んで回り始める。「え?どうして?」家庭教師はしぶい顔。「また若様の放蕩が始まった…」王子は4人の美女をいなすが皆入り乱れて踊りだす。さきほどの美女を口説こうとしたらベンノがさっと連れて行ってしまった。「あ、あれ~」二人はもう親密に話し込んでいる。取り残された一人ぽっちの王子。すごく疎外感を味わっている。顔がどんどん暗くなっていく。「ねえ先生、僕はどうしたらいいんですか?」「若様はお一人で考えることが必要です。」「頭をお冷やしなさいませ。」王子はてんぱって出奔してしまう。慌てて後を追うベンノ。人々はそんなことも知らずに楽しく踊り始める(乾杯の踊り・テンポ・ディ・ポラッカ)ベンノはクロスボウを携えていく。家庭教師はさきほどの美女をエスコートする。第1幕了第2幕森。王子がやってくる。王子は悲しく一人で踊っている。ベンノがクロスボウを持ってくる。王子はまた思いつめたように感情をほとばしらせて踊る。「そうだ!狩をしよう。これで鳥を撃つんだ!」そう口に出すが、なぜかそうではないような気がして頭が痛くなる。ベンノが言う、「僕もお供させてください」「だめだ!」思わず叫んでしまい、王子もびっくりする。ベンノはちょっと傷つくが王子を一人にして去る。「家庭教師には彼についているように言われたんだけど…彼は今精神が不安定だからって… でも仕方がない。帰ろう。」王子は森に分け入る。月明かりに光り輝く湖面の見えるところに出た。断崖絶壁がある。洞がある。不思議そうにそれらを見る王子。「ここは一体?」「あっ鳥だ!飛んできた。」「狩のチャンスだ。」王子は矢をつがえる。しかし王子が見たものは目を疑いたくなる光景だった。鳥が見る間に人間に変わったのだ。王子は驚き、隠れる。現れた白鳥の姫はそれはそれは美しい生き物だった。王子は思わず駆け寄る。ボウを手にしていたため、白鳥姫は驚いて逃げる。「逃げないで、お願いだ…」「ここにおいで。」「きみは誰? どうしてこんなところにいるの?」「私は白鳥の女王です」「女王?それは失礼しました」ひざまずく王子。「あの湖を見て! あの水は全部私の母の涙で出来ているの。」「えぇっ?」「あの洞に住む悪い男が、私を鳥に変えてしまったの。 私が元に戻るのは誰かが永遠の愛を誓ってくれたときだけなんです。」(以上マイム)王子はいきなり誓おうとする。「やめて!」ロットバルトが現れる。王子はどうしたらいいか考える。「この化け物を射なきゃ!」ボウを取りに行って構える。「やめて!」オデットは立ちはだかる。(化け物を傷つけたら私たちは永遠に人間に戻れないわ…ということなのかどうかはわかりませんが…)オデットはいなくなり、白鳥たちが現れる。王子はオデットを探す。オデットが現れ、甘美なパドドゥが始まる。小さな白鳥大きな白鳥コーダ大きくオデットをリフトするジークフリート。持ち上げるのは、最初の2回はさかさまにするのでなく、そのまま持ち上げる。3回目は姫の頭を下にするぐらい大きくリフトした。ロットバルトが現れ、白鳥たちを追い払う。姫も抗えず去っていく。取り残される王子の前に鬱蒼とした森の木々が立ちはだかる。第2幕了Part2 へ続く。
2008年07月23日
Gennadi Saveliev showed "The 540 kick" in Japan 3 times in a row-- it was amazing. サヴェリエフさんのやっていたありえない技はこれです。多分… 向きは逆でしたけど… naomi さま、いつもありがとうございます。 540 トルネード・キック The 540 kick, also known as inside turning kick, jump inside kick, tornado kick and Xuanfengjiao Corsaire Coda ちなみにダンサーはデニス・マトヴィエンコ。
2008年07月21日
ABT Swan Lake (DVD) (2005)choreographed by Kevin McKenzie Odette-Odile : Gillian MurphyPrince Siegfried : Angel CorellaMarcelo Gomes : von RothbartBenno, the prince’s friend : Herman CornejoPas de Trois:Herman CornejoErica CornejoXiomara ReyesNeapolitan / Aristocrat : Craig SalsteinNeapolitan : Carlos LopezCzardas - soloist : Gennadi SavelievItalian Princess / Cygnette : Maria Riccetto Polish Princess / Swan / Aristocrat : Sarawanee TanatanitHungarian Princess / Swan / Peasant : Zhong-Jing FangSpanish Princess / Swan : Anna LeceicaCzardas (soloist) : Jennifer Alexander Michele Wiles : Swan (soloist) Cygnette :Anne Milewski ... Cygnette / AristocratKarin Ellis-Wentz ... Cygnette / AristocratMarian Butler ... Cygnette / AristocratKelley Boyd ... Cygnette / Peasant Aristocrat : Julio Bragado-Young Wolfgang, tutor to the prince : Frederic FranklinRothbart (the Beast) : Isaac StappasThe Queen Mother : Georgina ParkinsonMaster of Ceremonies : Victor Barbee Stella Abrera ... Swan (soloist) Alexei Agoudine ... Aristocrat Kristi Boone ... Mazurka / Swan / Aristocrat Bo Busby ... Mazurka / Peasant Maria Bystrova ... Spanish Dance / Swan / Aristocrat Amanda Cobb ... Peasant Buck Collins ... Peasant Carmen Corella ... Spanish Dance Sasha Dmochowski ... Mazurka / Swan / Aristocrat Kenneth Easter ... Czardas / Peasant Ashley Ellis ... Swan / Czardas Michael Glickes ... Elegant Gentleman Jeffrey Golladay ... Czardas / Peasant Alexandre Hammoudi ... Mazurka Melanie Hamrick ... Swan Laura Hidalgo ... Swan / Peasant Carrie Jensen ... Czardas / Swan / Peasant Yuriko Kajiya ... Swan Vitali Krauchenka ... Spanish Dance Sarah Lane ... Aristocrat Jared Matthews ... Aristocrat Ilona McHugh ... Swan Simone Messmer ... Czardas / Swan / Aristocrat Patrick Ogle ... Mazurka / Aristocrat Luciana Paris ... Mazurka / Swan / Peasant Alejandro Piris-Niño ... Czardas / Aristocrat Flavio Salazar ... Czardas / Peasant Adrienne Schulte ... Swan / Aristocrat Arron Scott ... Peasant Caity Seither ... Swan / Peasant Sarah Smith ... Peasant Angela Snow ... Mazurka / Swan / Aristocrat Melissa Thomas ... Swan / Aristocrat Danny Tidwell ... Peasant Eric Underwood ... Spanish Dance / Peasant Jennifer Whalen : Swan Roman Zhurbin : Mazurka+++マッケンジー版スワンレイクはDVDで発売されている。3年前の感想。しかしこれとはキャストがぜんぜん違うのでかなり別物になる予感アリ。期待高まる~スワンレイクは「特別」中の「特別」な作品なので、ほんとは全キャスト見たいぐらい。王子の踊るシーンもけっこうあるのでね。できたらゴメスはロットバルトも見たかったな~それからパドトロワは誰が踊るんだろう。コルネホでしょうか。怪物にブーイングするのはお約束でしょうか。しかし意外とこの作品は落ちと導入部、ロットバルトのソロが入っているという点では異なるけれどもそれ以外は細かい振り付けとか、かなり伝統版と同じっぽい。だからものすごく変えているというわけではない。ナポリの踊りが誰なのかが気になる。
2008年07月21日
ABT2008年7月20日(日) プレトークマッケンジー版スワンレイクについて。登壇者:マッケンジー、ゴメス、ケント。通訳さん:マッケンジーさんが日本で始めて踊ったのはスワンレイクなんですって?マッケンジー:そうです。私が初めて日本に来て踊ったのは1980年牧阿佐美さんのバレエ団です。そのとき初めて日本を知りました。だから牧さんを尊敬しています。自分のヴァージョンのスワンレイクを作るときもすごく影響を受けています。通訳さん:マッケンジー版について:マッケンジー:2000年に自分のヴァージョンのスワンレイクを作りました。水曜に日本で初めてお見せしたいです。いろんなヴァージョンのスワンレイクを自分は踊っているので作品を作るときにも影響を受けました。以前のヴァージョンは、完全版として初めてやったもので、私のキャリアでやってきたものに影響を受けている。ストーリーが直截的にわかるものだった。スワンレイクは典型的な古典悲劇という点でいろんな見方ができる。ジークフリートの観点から見ると、美しいスワンに出会って恋に落ちながらも彼女は自分の奥さんにはできないと悟っている。王子は美しい白鳥に似た別の人と出会い、別の人だと気づいていながら彼女を選んでしまうのです。王子は物語の最終的には、許すこと、痛みを感じることを示唆しているのです。私のヴァージョンは2人のダンサーが踊っている。それぞれ表現ロットバルトの二面性、とても悪魔的で野獣のような部分、もう一つはステキな殿方として登場する。対極の二面性。デザイナーもそう考えました。映画のように一人でプロローグで表現することにした。二面性を提示することにした。通常は ですが、1,2幕、3,4幕を一つにまとめた。ヴィジュアル的にも楽しんでいただける。通訳さん:ケントさんに伺います。ケント:世界中いろんなところで踊っています。ボリショイでもABTヴァージョンをやっています。古典的作品なので実際の部分はそんなに変わらない。しかしマッケンジーさんの意図するところはとってもロマンティックで独自のものを付け加える余地がある。愛と許し、愛が試されること、愛が壊れることが美しく表現されている。ゴメンナサイ(日本語)ケント:ケヴィンのヴァージョンは2つめの休憩がカットされているので話の進行がわかりやすくなる。短い中で表現するのが我々の表現。ロットバルトもブラックスワンも引き立つ。孤独、得ることの出来ないものへの欲望も表現されることになった。白鳥も悲劇の象徴として描かれることがなく、イノセントな状態(何も知らない状態)から話が進んでいくのがいい。通訳さん:(ゴメスに)DVDでロットバルトを踊っていますが今回は王子を踊る。この2つの役はどちらがお好きですか?ゴメス:(笑) ロットバルトもジークフリートも魅力的なのでどっちが好きかとかは言えません。ケヴィンのおかげでいろんなことがわかりますし、どちらの役も自分の一部として感じられます。どちらも高貴な人です。ロットバルトは先を読んでいますが、ジークフリートは現状しか見ていない。とても対照的です。(プレトーク了)+++ABT Swan Lake PretalkAppearance: Marcelo Gomes, Kevin McKenzie , July Kentinterpreter: (to McKenzie) When you danced in Japan for the first time, it was Swan Lake, I heared.McKenzie: Yes, I very first visit to Japan, it was Maki Asami Company, with Japanese dancers, so I respect Asami Maki so much.aspect one quote--(About Swan Lake McKenzie version)It is a great honour to doing start Swan Lake on Wednesday,Kent danced first versionI grew up more love story I made itSwan Lake is a Classic what is tragedy one is point of view, he went and fell in love wonderful pure beast woman. then realize queen love both met here before take major of characters love she is able -- she has both --Unique Rothbart became two people supernatural role, very very differrent roles, beast and smell both -- stage ageless handsome prince, both incredible result truth is unusual to change so I say this goinghappy to have people same personhe can change shapes was able to make two acts play together, incredible dancers background enormous touch of production. Julie Kent: Dancing Swan Lake helps us very --all free productionSwan Lake terribly watch choreography specially for there is too many changes. ABT. But the tension of the was very romantic. my own of role focus the human issues classical interpretation ballet the test come with braken --GOMENNASAI (I'm sorry)Kent : so many really served I thinkreally does tooin the end and characters also as to the drama act1, the first prince little more excited that's why one of the production there is something about very charming innocent it wasn't figure this stories.interpreter: (to Gomes) : You did danced in DVD as Rothbart and you gonna dance on Wednesday the Prince. Which role is your favour?Gomes: (Laughing) Kevin's choreography in the studio , he have such - so the story thatit's developed as experience on stage, as the match, so much power, and I can't say I like Rothbart or the Prince, both game exactly Sigfried is the fallen love and read both story.----
2008年07月20日
ABT「海賊」2008年7月20日(日) ソワレやっぱりキャストが違うと別もんでしたね。きのうがあり得なかったんで…ホールバーグが目当てでこのチケットを取った。明日にしとけば良かったな。彼の成長を楽しみにしていた。しかし成長したのは体の大きさだけだったのか…ランケンデムのコルネホはやっぱりすごかった!1幕だけなのがもったいないす。もっともっと見たかった。何ならアリもやってほしかった(ありえないことだけど)イーサンは金髪で白くてそれはそれは美しかった。気力みなぎっていた。良かったと思う。おなかがきれいに割れていて、かっこよかった~しかしアリの役ってやっぱり天が許したほんの何人かの天才にしか許されていない役ではないだろうか?サラファーノフカレーニョアンヘル…そしてラスタ・トーマス。イーサンのアリはレアだとは思うがイーサンはやっぱりコンラッドが良かったんでは?しかしABTもいろいろキャストの組み合わせを見せてくれるので実に楽しめる!感想はそんなとこです。第1幕幕が開くとランケンデムが踊っている。柔らかな足運び、信じられないほどのばね、コルネホはマラーホフに少し似ている。しかしマラーホフはまたまったく別の世界を持っている。足を左右に上げるダンス。そしてピルエット。目を瞠る高速のピルエット、6回転、余裕で美しく決めた。2回。彼は必要以上に自分を高めている気がした。昼間踊ったから疲れが出ないように必死だったのだろうか…あとで聞いてびっくりした!ジャンプの高いこと! 空中で足を2回打ち鳴らすバットゥリー。信じられないほど空中に浮かび上がっていた。アリとコンラッドがやってくる。メドーラの登場。メドーラに惚れてしまうコンラッド。一方ランケンデムは3人の女性を踊らせるこの3人目がすごかった。DVDではジリアンがやっているのかしら。レナータ・パヴァムという人でしょうか。回りながら斜めに舞台上手に移動するところ、すべて3回転。最後は5回転してた?もしかして新回転女王?3年後が楽しみ。3人の女性をパシャが断ったので上物を出してきた。ギュリナーラだ。シオマラ・レジェス。ギュリナーラとランケンデムのパドドゥ。見るほうは力入りました。きのうのすごかったゲンナージ・サヴェリエフとどういう違いを見せてくれるのか。彼のヴァリ。空中2回転の連続。そしてフェッテ。苦もなく回る。中央で進み出てくるところ、やった! トゥールザンレールの4回連続。すごいわざだ!そして最後はサヴェリエフと反対の側(下手・しもて)で片足を前に伸ばす、もう片方の足を曲げるいわゆる空中に座り込むような姿勢の抱え込みのジャンプを見せた。サヴェリエフだけではなかった。大拍手。そしてギュリナーラのヴァリ。コーダ。コルネホ。あのものすごい空中回転ではなかった。マネージュはサヴェリエフが見せたのと同じ、体をぐるぐる回転させながらのマネージュ。すごい~大拍手。第1幕了。第2幕洞窟。グランパドトロワ。イーサン!そしてパロマ。アダージョ。イーサンのヴァリ。まったくアンヘルがやっているのと同じように踊っていたと思う。パドシャの形に足を交差させて1回転するジャンプ。ステージを斜めに横切る空中で足を入れ替えて開くジャンプ。大拍手。パロマのヴァリ。パロマはものすごくすばらしかった。彼女のピルエットはほんとに大変そうに見えないが実はすごい。次はコンラッドのソロ。前半は非常に良かったデヴィッド・ホールバーグ。しかし後半の部分で足が合わなくなり多分1回ジュテを省略したと思う。繕っているようではあったが…難しいマネージュだからこういうこともあるでしょう。コーダ。アリ。大きく足を前で打つパ。マネージュ。高速のグランジュテ。しかしここでオーケストラが急に音をゆっくりしてしまった。イーサンに合わせようと指揮者が急にテンポを落としたのだ。したがって最後のところは微妙な感じを私は受けた。パロマはものすごくすばらしかった。抜群。彼女はフェッテ3回転で入り、前半はずっと2回につき1回ダブルを入れてきた。それも苦もなくやってそうに見えるからすごい!イーサンのフェッテ。なんとアンヘルのようにジャンプしながらのフェッテを見せた。3回ぐらい飛んだかしら。客席がどよめいた。すごい~~大拍手!やっぱり海賊はこのパドトロワにつきますね!お芝居がいろいろあってコンラッドとメドーラの愛のパドドゥ。ここが、すごいリフトがあるんですけど、頭をまっさかさまにするようなのが2回。これきのうのニーナとゴメスはやっていたけど、ホールバーグは不完全だった。上で止まらない。すぐ下ろしちゃう。思い切りが悪かったのか?ほかのリフトでも上げてすぐ下ろすというのがあった。ホールバーグ肩を痛めているのか?DVDでケントがスティーフェルの肩で逆立ちするところ、やってなかった。肩の上に乗せるというパに変わっていた。その後の吊り下げはあった。第2幕了第3幕夢のシーン。コンラッドたちが助けに来る。コンラッドの踊り、ここは良かった。難しいマネージュ。普通に飛んで次は真横に180度開脚で飛び、マネージュを続けるという…ホールバーグ、ダイナミックでした。第3幕了。
2008年07月20日
ABT「海賊」2008年7月19日(土)Part2第2幕。洞窟。そしていよいよ2幕です。2幕だけでも値千金だった。ガラかと思った(笑)コンラッドとメドゥーラが踊る。ニーナ・アナニアシヴィリとの情緒あふれるパドドゥ。ニーナはすべての動きが「ニーナ!」。ほかのダンサーとまったく違う。確固としている美しさがある。姫というより女王。下手にはけるメドーラ。ビルバントがやってくる。コンラッドが女に腑抜けにされているのが気に入らない。奴隷とランケンデムが連れてこられる。「連れて行け!」ホセ・マヌエル・カレーニョは来日しなかったアンヘルのきゅうきょの代役だが、彼が代役なら誰も文句は言いません。優美。優雅。落ち着き。彼はすべてを持っている。彼が先導し、ニーナが出てくる。アリもまじえた3人のグランパドトロワ?アダージョ。ゴメスはニーナを回す回す。10回転ぐらい回してたがこれを2回ぐらいやった。客席がどよめく。これでもう一気にお祭りムードになだれこんだ。アリが空中に高くメドーラを持ち上げる。アリがひざまずきアダージョ終了。アリのヴァリ。カレーニョはすばらしく基本に忠実に美しく優美に踊った。彼の特徴のある、4回転したらあとの2回転はブレーキをかけつつゆっくりになって美しく止まるという神技、これを見せてくれました。今度はニーナ!回りながら足を後ろに伸ばす超絶技巧。パッセ。実に美しい。ピルエット。高速ピケターンとシェネのマネージュ。客席をわかす。そしてコンラッド!ゴメスのソロはまさに筆舌に尽くしがたいすばらしさだった。高くて柔らかいジャンプ。グランジュテにジュテ・アントルラセ。後ろに上げるあしは常に高い(落ちてない)ゼレンスキーがやってた技のような、マネージュの時に足をアラベスクのように90度上げて後ろに伸ばしながら高くふわふわ回っていく。ダイナミック!あまりにもすばらしく本人も照れたのかうれしかったのか素になって普通に全速力で走って袖に飛び込んだ!客席爆笑。お祭りだ~(このソロはDVD版では場所が違う。)コーダ。メドーラのグラン・フェッテ・アントゥールナン。カレーニョのフェッテ。普段カレーニョさんは絶対回りすぎて汚くなるということをしないのだが、きょうは違った。もう~できるだけ回って見せます!と決意でもしたのかほとんど最後の方笑いながら回ってた。よほど超絶技巧合戦にのりのりだったらしい。メドーラの高速ピケターン。ここでもうショウがストップ状態。3人に大拍手!いやもうまさにエンターテインメント。これぞABT!あとは流れはご存知ですよねはぶきはぶき。(これサラファーノフのときにも書いた)どうしても海賊ってそうなっちゃうね~ビルバントの踊り。コールド。メドーラ「お願い奴隷を解放してあげて!」「う~~ん。ま、いいか。」(ケロッ)怒る仲間たち。仲間たちとコンラッドのけんかになるがコンラッド強すぎ。全員ぶっ飛ばしてしまう。囚われの女性たちは解放される。ビルバントと仲間の怒りのダンス。「コンラッドを殺してやる!」ビルバントは一計を案じる。あの男を連れて来い!ランケンデムが連れて来られる。この眠り薬をたらした花をコンラッドにかがせるんだ!実験してみせる。「やだ!」「死にたいのか!」「じゃあやりますよ。」鼻をつまんで花を持って退場。寝台に向かうコンラッドとメドーラ。愛のダンス。愛の飛び込みリフト。パンシェから体を反らす。ぐるぐる回す。また飛び込み。2回。まっさかさまに、メドーラの頭がなる高度なリフト。2回。よく落ちないな~と感心する。メドーラがコンラッドの上で逆立ちするような体勢のリフト。(あったかな)最後はメドーラをまっさかさまに吊り下げるようなホールド。大拍手。コンラッドのマネージュ。またメドーラの飛び込み。寝台で戯れる2人。そこにやってくる花を掲げた子供たち。花を嗅いだコンラッドは昏倒してしまう。起きない!おかしいわ!マントをかぶった怪しい男たちが現れる。ビルバントはメドーラに無理やりキスしてびんたを食らう。メドーラは男の腕を刺す。メドーラはランケンデムにさらわれる。アリがコンラッドを起こす。ビルバントはランケンデムのたくらみでメドーラがさらわれたとコンラッドに告げる。第3幕はああ~もう書くことないです。夢のシーンがあってメドーラたちを取り戻そうとするコンラッドたち。ギュリナーラと踊るシーンでは、勢いあまってニーナが手をついちゃうシーンも。コンラッドのソロ。寝椅子にねそべって幸せそうに見ているメドーラ。「でもビルバントがあなたを眠らせ殺そうとした犯人なのよ!」苦悩しながらあっさりビルバンドを殺しちゃうコンラッド。逃げる~エピローグ。また船が難破。船が崩壊して暗転したときに舞台上で大きな声で誰かがしゃべっていてびっくり。でも何事もなくめでたしめでたし***カーテンコール大サービスのカーテンコールでした!ゴメスが出てきて、「さぁおいで!」と手を差し伸べる。出てこないので再度。すると、ニーナがゴメスの腕の中に飛び込んでくる。これは感動的でした。おつかれさまでした。
2008年07月20日
ABT in JAPAN 2008Le CorsaireMedora : Nina AnaniashviliConrad : Marcelo Gomes Ali : Jose Manuel CarreñoGulnare : Misty CopelandLankendem : Gennadi SavelievBirbanto : Sasha RadetskyPasha: Victor BarbeeOdalisque: Maria Ricetto Kristi Boone Veronika Part ABT「海賊」2008年7月19日(土)上野・東京文化会館 演出 : アンナ=マリー・ホームズ振付・台本改訂 : コンスタンチン・セルゲーエフ原振付 : マリウス・プティパ音楽 : アドルフ・アダン,チェーザレ・プーニ,レオ・ドリーブ, リッカルド・ドリゴ,オリデンブルク公爵台本 : ジュール=アンリ・ド・サン=ジョルジュ,ジョゼフ・マジリエ装置・衣裳 : イリーナ・コンスタンチノヴナ・チビノワ衣裳デザイン補足 : ロバート・パージオラ照明 : メアリー・ジョー・ドンドリンガー指揮 : オームズビー・ウイルキンス管弦楽 : 東京ニューシティ管弦楽団コンラッド: マルセロ・ゴメスビルバント: サッシャ・ラデツキーアリ: ホセ・マヌエル・カレーニョランケデム : ゲンナジー・サヴェリエフメドーラ : ニーナ・アナニアシヴィリギュリナーラ : ミスティ・コープランドセイード・パシャ : ヴィクター・バービーオダリスク : マリア・リチェット,クリスティ・ブーン,ヴェロニカ・パールト豪華なキャストだった~こんなすごいの他にない?感じ主役6人がカーテンコールで出てきたときは壮観!とにかくもうゴメス!そしてサヴェリエフ!前回不調もしくは降板の2人の思いっきりはじけた姿を初めて見た感じ。スーパースター満載のまさに「ギャラクティコ」ABT。全幕というより「全幕ガラ」バレエというより「バレエ祭り」お祭り男アンヘルがいなくても激しく「祭り」になってました~(笑)プロローグ船が難破ランケンデム(サヴェリエフ)にさらわれる女性たち。第1幕市場。奴隷を売りにきたランケンデム。ランケンデムと商人たちの踊り。奴隷たちを連れて行けと命じるランケンデム。ランケンデムは兵士の登場の気配で逃げる。赤い服を着た衛兵たちが集団で登場する。ビルバントが登場する。ビルバントのソロ。奴隷のアリが先導し、海賊の首領コンラッドさまが現れる。コンラッドのダイナミックなダンス。(ソロ)足を空中でコネコネするのはあったかな。明るいオーラを発するマルセロ。ランケンデムが言う。さあ~別嬪の登場だぜ!アリはそれをコンラッドに伝える。美しいメドゥーラが輿に乗って入場してくる。ヴェールをかぶっている。ヴェールを自分で取る。見ていたコンラッドのハートは打ち貫かれる。メドゥーラは彼に花を渡す。「これ見て見て!俺に気がある!」有頂天のコンラッドはアリにメドゥーラを連れて来いと命ずる。コンラッドのソロ。カプリオール。最後に床にひざまずいて上体を後ろに反らす。美しい!メドゥーラの登場。グランジュテにジュテアントルラセ。シェネ。パドドゥ。メドゥーラはコンラッドと踊る。すかさずランケンデムがひきはがす。「こいつは高いんだ! こーんなに金貨をつんでもらわなきゃな」「ねぇんだろ? 用はないね!」コンラッドは仲間に「こ~~~んなに金貨を積めって?あるわけないだろ、くっそ~」コンラッドは入ってきたパシャを利用することを思いつく。メドゥーラに思いっきりパシャをからかわせるのだ。ランケンデムはまずは女3人を踊らせる。品定めするように見ている。女3人のアダージョ、それぞれのヴァリアシオンがあり。コーダに入る。サヴェリエフは2人目3人目が踊っているときには姿が見えなくなっていたが、3人目で戻ってきてパシャに売り込んでる。踊り終わる。さあどうだ!?3人じゃいらないな~もっと別嬪がいいのじゃ。何?じゃあ仕方ない。これでどうだ!ヴェールをかぶったギュリナーラ(コープランド)の登場。自分でサポートに行くランケンデム。ランケンデムとギュリナーラとのパドドゥ。おなじみの音楽に乗ったリフト。リフトして下りていやいやするギュリナーラののけぞり。ヴェールとってと懇願するパシャ。スロウなパドドゥ。ギュリナーラが180度真横に足を開くリフト。良かった~ランケンデムのソロ。ステージを奥からまっすぐ前に出てくるところのジャンプは足はルティレだが1回転ずつの4回?だったんであらあらやっぱり重いのかしらと思っていた。これマラーホフはしっかり4回ともダブルだったですから。しかしその後がすごかったんですよ。ヴァリの最後は片足を前に出して伸ばしたまま回転した。ブラヴォが出た。ギュリナーラのヴァリアシオン。両足トゥで立って小さく足を変えながらジャンプする。ミスティコープランドもめっちゃうまいダンサーですね。複雑なピケターン、しながら2回転しながら移動して行く。この技もすごい~実は、サヴェリエフは前回すごく期待していて見ていたのだけど、後半不調になったのか、玉突きキャスト移動の中で、思っていたほどドンキのエスパーダでははじけなかった。それに前回はもっと細かった。今回別人のようにがたいがよくなっていた。ひげもつけてるからもうおじさんモードに入っちゃったの?と激心配。でも踊りだすとそんなことはなくて!もうすごい!炸裂ですわ。男っぽいワイルドで奔放な踊り。しかも他の人がしないわざを入れてきている。やっぱり体が重いのかしらとの心配は杞憂だった。そんなことはないない。スピード感あふれるマネージュ。そしていよいよサヴェリエフのコーダ。はああ~これがあり得なかった!!!ラスタトーマスが海賊の最後で見せた、空中足回転?のわざ。サラファーノフは海賊のアリのヴァリで2回連続でやってた。これを4回?ぐらい連続でやった。はねたあしを180度回転させその足で着地する。だと思ったけど違うかも。しかもきれいに足が半円を描く。とにかく1回でもどよめいたのにこれを何度もやったんですよ。それで終わりでなく、今度はよくイレク・ムハメドフが見せる、体をぐるぐる回転させながらのマネージュ。これで会場をどよめかせた。締めはフェッテ。(あったかな?)はあああ~~ 打ち貫かれちゃいましたハート。ギュリナーラのコーダ。シェネのマネージュどうだ!とパシャに見せ付けるランケンデム。大拍手。次はニーナ。ニーナが踊り終わってレベランスし人々がみんなそっちを見ている中で、驚いたことにずっとサヴェリエフは他の商人と商売の話をしゃべっていて後ろを向いている。演技しているのだ。ずっと。これはすごいな~と感心。メドゥーラは結局パシャに買われてしまうが、アリたちが追いかける。コールド。ビルバントと女性のダンス。コールドとビルバントたち。ちょこっと踊るコンラッド。この海賊ではコンラッドもけっこう踊る。ゴメスは別人のようにきょうはじけていた。美しいグランジュテで飛びまくり。飛ぶたびにはああ~~~~ため息がもれる。美しい。ダイナミック。柔らかい。世界のトップ5に入る男性ダンサーじゃないかしら。光り輝いていた。見とれていてほとんど憶えていない。(照)コールド終わり。コンラッドが剣を持って参上。メドーラが帰ってきてランケンデムは捕らえられる。第1幕了。Part2へ+++Related Linksマリインスキー・バレエ『海賊』サラファーノフマリインスキー・バレエ『海賊』ゼレンスキーABT in Japan 2005 INDEXABT in Japan 2002 GALAABT BLOG (Japanese)ABT in Japan 2008 (Official) (Japanese)ABT HOME
2008年07月19日
ABT GALAABT in Japan 2008 INDEX東京公演ガラ7月17日(木) 19:00≪「ラ・バヤデール」 パ・ダクシオン≫ ミシェル・ワイルズ/デイヴィッド・ホールバーグ ≪「マノン」 パ・ド・ドゥ≫ ジュリー・ケント/マルセロ・ゴメス ≪「白鳥の湖」第2幕のパ・ド・ドゥ≫ イリーナ・ドヴォロヴェンコ/マキシム・ベロセルコフスキー≪シナトラ組曲≫ ルチアーナ・パリス /マルセロ・ゴメス≪「ドン・キホーテ」 パ・ド・ドゥ≫ ニーナ・アナニアシヴィリ/ホセ・カレーニョ ≪ラビット・アンド・ローグ≫ ※トワイラ・サープの新作、日本初演パロマ・ヘレーラ/ゲンナジー・サヴェリエフ/ジリアン・マーフィー/デイヴィッド・ホールバーグ/エルマン・コルネホ/イーサン・スティーフェル 7月18日(金) 19:00 ≪「ラ・バヤデール」 パ・ダクシオン≫ ミシェル・ワイルズ/デイヴィッド・ホールバーグ ≪「眠れる森の美女」 パ・ド・ドゥ≫ イリーナ・ドヴォロヴェンコ/マキシム・ベロセルコフスキー ≪「メリー・ウィドウ」 パ・ド・ドゥ≫ ジュリー・ケント/ホセ・カレーニョ <振付:ロナルド・ハインド 音楽:フランツ・レハール>≪シナトラ組曲≫ ミスティ・コープランド/マルセロ・ゴメス ≪「海賊」 パ・ド・ドゥ≫ シオマラ・レイエス/ホセ・カレーニョ ≪瀕死の白鳥≫ニーナ・アナニアシヴィリ≪ラビット・アンド・ローグ≫ ※トワイラ・サープの新作、日本初演パロマ・ヘレーラ/ゲンナジー・サヴェリエフ/ジリアン・マーフィー/デイヴィッド・ホールバーグ/エルマン・コルネホ/イーサン・スティーフェル
2008年07月18日
Devil's Holiday Variation (Samodurov) - Royal BalletRoyal Ballet 2004AshtonViacheslav SamodurovSlava Samodurov +++Viacheslav Samodurov, from Russia to the Covent Gardenなんと!これは貴重な彼のインタビュー。生い立ちが語られている。意外な素顔。食べ過ぎ注意。+++ヨハネス・ステパネクが語る、ウェイン・マグレガーの「クロマ」踊っているのはベンジャミンとワトソン?+++Gary Avis rehearsing with Darcey Bussell 2007Song of the Earth - Intro & rehearsals - Darcey Bussell+++Edward Watson and Gary Avis talking about Rose Adagio Alina Cojocaru, Rose Adagio (Rehearsal)+++
2008年07月15日
Anthony Dowell and Antoinette Sibley rehearse Rupert Pennefather and Lauren Cuthbertson in the mime scene from Act II of Swan Lake. Royal Ballet 2006Dowell-- The chat. you gonna say, you gonna say,in this place here, look at the stage, just here why?She said,Antoinette Sibley :I am the queen of the swans. Anthony Dowell:You the queen! Now I bow to you.AS: you suddenley think when he is very nice to me. not frightened has been very gentle, - you see over there , point the lake, the lake is my mother's tears. yes, that's lovely.AD: this is pretty amazing so stunned if she says the lake is my mother's tears, you just think , my god holy expansive water then you come back just in time for she go away you say listen again, so she's gonna tell you more. But- AS: over there one wicked person makes me into swan, then you say, But if one loves me, marry me, swear to it, I swan then you stop into --no moreAD: into the mime scene for please,MimeAD: You're great on my mother's tears, AS: neck is beautiful, then you got to go you just begin to get over there AD: 'cos the story becomes magical when you say the lake is my mother's tears, that's really --so passion AS: Your mother saw what happened to you, I mean he took you away, my mother's tears, whole thing behind the story, she, lost daughter taken away by Rothbart, she cried and cried and cried so daughter made the lake, so that is the story of Swan Lake.
2008年07月15日
ロイヤル・バレエ「眠れる森の美女」7月13日(日) ソワレ国王フロレスタン24世: クリストファー・サウンダース お妃: エリザベス・マクゴリアン オーロラ姫: マリアネラ・ヌニェス フロリムント王子: ティアゴ・ソアレス 式典長/カタラビュット: アラステア・マリオット カラボス: ジェネシア・ロサート リラの精: イザベル・マクミーカン ―プロローグ― 澄んだ泉の精: 崔由姫 お付きの騎士: リカルド・セルヴェラ 魔法の庭の精: ローレン・カスバートソン お付きの騎士: フェルナンド・モンターニョ 森の草地の精: ヘレン・クロウフォード お付きの騎士: ヨハネス・ステパネク 歌鳥の精: イオーナ・ルーツ お付きの騎士: ジョゼ・マルティン 黄金のつる草の精: ラウラ・モレーラ お付きの騎士: エルンスト・マイズナー リラの精のお付きの騎士: 平野 亮一 妖精のお付きたち、貴族、伝令官、カラボスの手下: 英国ロイヤル・バレエ団 ―第1幕― フランスの王子: デヴィッド・マッカテリ スペインの王子: マーティン・ハーヴェイ インドの王子: ジョシュア・トゥイファ ロシアの王子: トーマス・ホワイトヘッド オーロラ姫の友人: ヘレン・クロウフォード、セリーサ・デュアナ、カロリン・ダプロット、ベサニー・キーティング崔由姫、イオーナ・ルーツ、エマ・マグワイヤー、サマンサ・レイン 編み物をする女たち、ガーランド、ワルツ、貴族: 英国ロイヤル・バレエ団 ―第2幕― 伯爵夫人: ジリアン・レヴィ 王子の側近: ジョシュア・トゥイファ 王子の随員、狩りの一行、妖精たち: 英国ロイヤル・バレエ団 ―第3幕― フロレスタンと姉妹たち: 蔵 健太、ヘレン・クロウフォードサマンサ・レイン 長靴を履いた猫と白い猫: ジョナサン・ハウエルズ、エリザベス・ハロッド フロリナ王女と青い鳥: ローレン・カスバートソン、佐々木 陽平 赤ずきんと狼: イオーナ・ルーツ、ヘンリー・セント=クレア グラン・パ・ド・ドゥ: マリアネラ・ヌニェス、ティアゴ・ソアレス おとぎ話の主人公たち、妖精のお付きたち、小姓たち: 英国ロイヤル・バレエ団 ***プロローグカタラビュットがアラステア・マリオット。プロローグはこの人に釘付けでした。お化粧して着飾ったおかまきゃらのカタラビュット。虚栄心が強い。招待客リストを「自分が仕切ってるんだぞ!」と言わんばかりに男たちにわざと見えるように掲げてみせる。こういうとこが細かい。カラボスにいじめられるところは、もう大声で泣きながら髪をむしられてる。すごくおかしくて可哀想。彼は痛めつけられるとさっさと袖に入ってまた元通りきれいに着飾って出てくる。やっぱり美は彼の生きる目的なので、虚栄心を捨てきれない。王様にいじめられているのも可哀想。プロローグはやっとセルヴェラが崔さんのお付の騎士役で見られて良かった!でもなんとなく疲れてるっぽかった。第1幕4人の王子はマカテリ、ハーヴェイ、トイファ、ホワイトヘッド。これも(マカテリ以外)美形揃い。特にトイファのインドはすごく似合ってた。彼のエキゾチックな大きな瞳にインドの衣裳がぴったり合っていた。モデルみたいだった。さていよいよだ。オーロラ姫が飛び出してくる。可憐に踊る。スピーディで表情も愛らしい。王様は告げる、君はいろんな宝を生まれたときから授かったんだよ、美しい顔に性格に声、そしてもう大人だ。この4人の王子から伴侶を選びなさい。(そんな無茶な!)オーロラは踊りだす。ローズ・アダージョ。最初のバランスも難なくこなす。ピケアラベスクからアテールに下りてパンシェも華麗に。薔薇を受け取りながらピルエットの回転数を増やしていくのも完璧。花を渡して、今度は花を受け取りながら王子の前を移動していく。そして最難関のアチチュードプロムナードから手を離すバランス。ロホほどの長いキープはまったくなかったが(そもそもタマラがありえないのだ)完璧にこなした。大拍手が沸きあがった。オーロラのソロ。ポワントでロンドウジャンブアンレール、軸足を引き付けて膝の後ろにパッセ。美しすぎる。ピルエットは根性を見せた。4回転を4回。マネージュは最初は小さく飛んでいてどんどん高速になっていく。美しく可憐に気品のある踊りを完璧に踊った!大拍手。そしてコールドはさんでコーダ。ここはスピード感あふれる展開。片足を空中に投げ出すようにして移動するパ。すごいスピード。複雑なマネージュを高速でこなした。すばらしい!しかしカラボスが現れ、姫は眠りについてしまう。第2幕狩に来た王子。ティアーゴはやっぱり王子様キャラではない。なんか雰囲気があんちゃんなんだよね。かれは鬼ごっこを断ると、お付がいたぶられるのを愉快そうに眺めていた。このおつきがジョシュア。ジョシュアは勢いあまって男たちの方まで突き飛ばされて戻されるといったこともやってヴァリエーションをつけていた。王子のソロ。ティアーゴはすごくジャンプ力があるのでトゥールザンレールは実に見事だし、複雑な回転のパもそつなくこなしていた。しかし王子様オーラがない。高貴な手足の先の運びといったところが感じられなかった。「男の踊り」と「王子の踊り」はおのずと違うものなのだ。王子の前にオーロラの幻影が現れる。表情も何もかもすばらしいヌニェス。1幕2幕3幕の表情の変化も見事。オーロラの踊り。グランバットマン。オーロラのコーダ。高速にギアチェンジしたヌニェス。第3幕グランパドドゥ。アダージョ。フィッシュダイブがすばらしかった!高速で回り、決める。この2人がパドドゥを踊る部分は実に息が合っている。しかもスピードのあるところがぴったり合っているので実に見ごたえがある。王子のヴァリアシオン。らくらくとトゥールザンレールをこなすティアゴ。彼のマネージュは前半は小さく回ってからグランジュテするというもの。後半のグランジュテ&高速シェネのコンビネーションは同じ。オーロラのヴァリアシオン。コーダ。ティアゴはフェッテを見せるがちょっと気合が入りすぎていたかな。続いてヌニェスが出てくる。タマラがやっていたようなコーダのフェッテはなし。やるんじゃないかと期待していただけに残念。あれはタマラだけの技なんだね。グランジュテで飛び回る感じの踊り。しかしオーロラのマネージュは実に高度でスピーディなもの。目で見てもうまく説明できないぐらい…最後の高速ピルエットはすごかった。ホールド付で2回転すると、ティアゴが彼女をホールドなしで2回転ぐるぐるまわす。この繰り返し。すごい!この技は久しぶりに見た感あり。2人のコンビネーションは最高だった。まさにヌニェスの圧倒的な煌きを見せ付けた宵であった。ブラヴァ!やっぱ眠りはオーロラだよ!というのが実感な夜でした。
2008年07月13日
ロイヤル・バレエ「眠れる森の美女」7月13日(日) マチネ Part2第2幕フロリムント王子一行が森に狩にやってくる。森の広場で休憩しましょうとお支度を確認する王子のおつき(ハウエルズ)。スラーヴァが登場。王子様だ~赤い上着が似合う~神経質そうな表情。彼は鬼ごっこを迫られると「おまえが」「やりなさい」と即おつきに命ずる。人に命ずることに慣れている。鬼ごっこさせられる憐れなおつきを一顧だにしない。ひたすら物思いに沈んでいる。鬼ごっこでおつきにお尻をさわられて伯爵夫人はむっとしている。「殿下、沈んでいらっしゃるのね。」「そうかい? 気にしないでくれ。」「踊ろうか」ノーブルな貴族の社交ダンス。こういう何気ないダンスも実に美しいスラーヴァ。骨の髄までバレエの基礎が染み込んでいる。ロシア系だとそう思ってしまうだけなんだろうか。彼のムーヴメントの美しさはクラシックバレエに特有のものだ。そこに獲物が出ました!とお知らせが来る。人々は狩に戻る。王子はさっさと自分で上着を脱ぐ(ボネッリは脱がせてもらってた)人払いをし、例のソロを踊りだす。アラベスク。パンシェまたアラベスク、パンシェ。足を後ろに伸ばしたまま回転し足をパッセにして2回転ぐらいする難しいパ。移動は両足をそろえて、小さく飛ぶようにジャンプする。スローでメランコリックな王子のソロ。ここだけ雰囲気が違う。そしてソロが終わると、リラの精が現れる。「悲しい顔をしていますね。」気持ちを見抜かれどきっとする王子。「ほっといてください。」「事情をお聞きしたいわ。」「実は、女性の夢を見るんです。」「この方?」王子はオーロラの幻影を見せられ動揺する。振り返ると幻影は消えている。あぁどうしたら会えるのだろう?待って!王子の前にオーロラが現れる。あの夢のように悲しい顔をしている。王子は両手で空中にオーロラを差し上げる。空気のように軽い。3回。そして王子のホールドでピルエット。チェロのソロが始まり、オーロラはリラの精の後ろに隠れる。王子が近づこうとすると、王子はほかの精たちに引き戻される。まるで魔法のように。焦燥感を漂わす王子、どうして近づけないんだ。森の中をさまようようにコールドの中をさまよう王子。王子が下手(しもて)でたたずんでいるとオーロラが近づいてきてまた離れる。それが繰り返され、チェロが弦の合奏に変わったとき、ついに王子はオーロラをまたホールドする。ピルエット。甘い甘い時間。オーロラは去り、王子は追いかけて下手にはける。コールド。オーロラのソロ。オーロラはグランバットマンの多用されるソロを踊る。オーロラのコーダ。オーロラを王子は追いかけてくる。王子はリラに気持ちを打ち明ける。彼女と結婚したいと告げる。オーロラはいなくなってしまい、コールドたちも夢のようにいなくなる。王子はリラに懇願する、グランジュテにシェネ。船が現れ、舞台を走る。鬱蒼とした森を抜けて行く船。王子は景色を眺めてびっくりしている。船から下り、消えていく船を不思議そうに眺める王子。ねずみが現れ、王子は思わずよける。リラがねずみを退治し、カラボスもやっつける。宮殿への入り口が裂ける。王子はリラの精に大きくうなづき、閉ざされていた宮殿に入っていく。カラボスが起き上がると広間に瞬間移動している。広間で眠る姫と下々。カラボスはベッドの上の鏡の中に隠れる。リラがやってくる。王子は姫の場所を案内される。でも起きない!どうしたらいいんですか?「よく考えるのよ。」「そうか!」王子は姫にキスする。その瞬間鏡にひびが入り、カラボスは絶叫する。王子と姫が見つめあう。第2幕了。第3幕。マチネのパドトロワはハーヴェイ。全身筋肉の男前~ 踊りも良かったです。でもきのうのポルニン君の方が好み。全体的に重い感じ。ハーヴェイは。この役は柔らかさと若々しさがほしい。長靴猫がセルヴェラ。お面をしているのでまったく彼だとわからなくて残念。フロリナ王女の崔さんはすばらしかったです。そしてついにグランパドドゥ。アダージョ。フィッシュダイブ3連発。王子のソロ。振りがボネッリと違いました。バットゥリー3回だったところ、サモドゥーロフは2回目は斜めに飛ぶトゥールザンレールをはさんできた。高度な技です。そして大変なトゥールザンレールの4連発。決めました。マネージュはボネッリは前半は体をブーメランのように回転させながら回る高度なマネージュ、後半はグランジュテにシェネ、グランジュテにシェネのパターン。サモドゥーロフは前半のマネージュは、ジャンプし足をひざにつけた姿勢で空中で1回転するというもの。後半のグランジュテシェネはいっしょでした。オーロラのソロ。コーダ。王子のソロ。3回連続のトゥールザンレール、そして足を伸ばしたフェッテ・アラスゴンド。最後はピルエットで締める。女性のコーダはグランジュテし左右に移動するもので、きのうのタマラのようなフェッテは一切なかった。これはヌニェスも同様。きのうのタマラのは「眠り」じゃなかった(笑)。片足けんけんで下がってホールド付のピルエット、女性は体を大きく横に倒したりする。決まった!フィナーレで皆が踊ってアポテオーズ。大団円。
2008年07月13日
ロイヤル・バレエ「眠れる森の美女」7月13日(日) マチネ・ソワレマチネでは私の王子様、サモ様を堪能~ああもう何も憶えてない…この胸のトキメキしか…(脳天気モードをお許しください。)それからギャリーのフランスの王子!仕切る仕切る。客なんだからそんなに仕切らないの!ギャリーはお兄さんモードになってました。ソワレはおまけだったのですがどうしてもヌニェスが見たくて…神さまお許しください、この悪魔の3連チャンを。ジョナサン・コープさまもまたお見かけしまして眼福の宵でございました。ヌニェスはほんとにすばらしかったです!ティアゴも誇らしそうにしてました。ほんとにキスしてるし~ご馳走様~これで2008年のロイヤルは私にとっては終わりました。オーケストラにも大喝采!実に良かったです。まともなホルンを聴けてうれしいですよ!ソワレのカタラビュット、やっとマリオットを見られました。彼は最高おもしろかったです。やっぱりトイファ君はまだまだでした。眠りはカタラビュットとリラの精が実は肝だったりするんだけど…それからポルニン君! マチネでは歌鳥の精のお付で登場。目が釘付けでした。ソワレではやっとセルヴェラが登板。マチネでは猫で見えなかったのでソワレは顔が見えただけでも良かったです。きのうのタマラとボネッリはもう伝説としておいといて、きょうもそれぞれ見るべきところが満載でおもしろかったです。だいたいきのうのタマラのフェッテ、きょうの組はやってなかったですよ。微妙な振り付けの違いがそれぞれあってそこもおもしろかったです。+++7月13日(日) マチネ国王フロレスタン24世: クリストファー・サウンダーズ お妃: エリザベス・マクゴリアン オーロラ姫: サラ・ラム フロリムント王子: ヴァチェスラフ・サモドゥーロフ 式典長/カタラビュット: ジョシュア・トゥイファ カラボス: ジリアン・レヴィ リラの精: ローラ・マカロッチ ―プロローグ― 澄んだ泉の精: 崔 由姫 お付きの騎士: トーマス・ホワイトヘッド 魔法の庭の精: ローレン・カスバートソン お付きの騎士: フェルナンド・モンターニョ 森の草地の精: ベサニー・キーティング お付きの騎士: 蔵 健太 歌鳥の精: カロリン・ダプロット お付きの騎士: セルゲイ・ポルニン 黄金のつる草の精: サマンサ・レイン お付きの騎士: エルンスト・マイズナー リラの精のお付きの騎士: 平野 亮一 妖精のお付きたち、貴族、伝令官、カラボスの手下: 英国ロイヤル・バレエ団 ―第1幕― フランスの王子: ギャリー・エイヴィス スペインの王子: マーティン・ハーヴェイ インドの王子: ヨハネス・ステパネク ロシアの王子: トーマス・ホワイトヘッド オーロラ姫の友人: 崔 由姫、リャーン・コープ、セリーサ・デュアナ、カロリン・ダプロット、エリザベス・ハロッド、エマ・マグワイヤー、ヘレン・クロウフォード、ロマニー・パジャク 編み物をする女たち、ガーランド、ワルツ、貴族: 英国ロイヤル・バレエ団 ―第2幕― 伯爵夫人: イザベル・マクミーカン 王子の側近: ジョナサン・ハウエルズ 王子の随員、狩りの一行、妖精たち: 英国ロイヤル・バレエ団 ―第3幕― フロレスタンと姉妹たち: マーティン・ハーヴェイ、ベサニー・キーティングヘレン・クロウフォード 長靴を履いた猫と白い猫: リカルド・セルヴェラ、イオーナ・ルーツ フロリナ王女と青い鳥: 崔 由姫、蔵 健太 赤ずきんと狼: エマ・マグワイヤー、ヨハネス・ステパネク グラン・パ・ド・ドゥ: サラ・ラム、ヴァチェスラフ・サモドゥーロフ おとぎ話の主人公たち、妖精のお付きたち、小姓たち: 英国ロイヤル・バレエ団 ***プロローグカタラビュットはジョシュア。カタラビュットは基本的に宦官、おかまである。男なのにお化粧している。派手な帽子と衣裳を着ている。これは舞台を覆う幕に書かれていて立っている漫画のような男。この絵はカタラビュットである。カタラビュットは満足げに招待客のリストをチェックしている。婦人たちはそれより赤ちゃんを見たくてたまらないのでカタラビュットにお願いしている。男たちに招待客リストを見せるカタラビュット。自己満足している。伝令。「王様のおつきです!」カタラビュットは恭しく迎える。クリストファー・ソーンダースはロンドンで見たくるみで包容力のある大人のドロッセルマイヤーを演じていた。ギャリーとダブルキャストだった。その話はおいといて、マクゴリアンとの申し分のない高貴なカップル。彼はカタラビュットに尋ねる。万事うまくいってるのか?「もちろんです。王様」「招待客リストをご覧ください」「ふむ…」「まあお前がそう言うならな。」鷹揚な王様。リラの精たちがお祝いにやってくる。皆キャバリエを引き連れている。崔さんとトーマス・ホワイトヘッド、彼はすごくハンサム。カスバートソンとモンターニョ、キーティングと蔵さんダプロットとポルニン。サマンサ・レインとマイズナー。リラのお付は平野さん。カスバートソンは大柄で笑みをたたえたダンサー。ここは女性たちがソロを踊るのみで男性たちはまとめて踊るので残念だが、きのうのパドトロワのポルニンがやはりすばらしいばねを見せていて目が釘付け。(ウクライナ、キエフ出身のSergei Polunin )きょうのリラはローラ・マカロッチ。彼女は雰囲気は美しくて手足が長くオーロラにぴったりだが、踊りはいまひとつだった。ヌニェスのリラを映像で見たばかりだったのであまりの落差に愕然とする。伝令が告げる。「来ました!」誰が?「カッカッ…」「カラ…」「怒り心頭です!」ジョシュアは慌てる。「王様。大変です。招かれざる客がやってきました。」「怒り心頭だそうです!」鸚鵡返しに繰り返す。王様はジョシュアの招待者リストをひったくる。「何?」「何という失態だ!」ねずみがいやらしく王妃に迫る。カラボスが現れ、王妃に敬意を示す振りだけしながら嫌味に文句を言う。王妃「そんな、何かの間違いですわ…ねぇあなた?」王様「間違いであるものか。招待しなかったのはあのカタラビュットだ!」カラボスはカタラビュットをいためつける。リラの精たちが取り囲む。彼女たちは礼を尽くす。しかし「はは~~ん」とカラボスは冷笑を浮かべている。「あんたは こ~~んなに手をひらひらさせちゃって! キモインだよ!」ショックで後ろを向く妖精。今度は上手の妖精に、「あんたなんかこんなに自己陶酔しちゃって(腕をなでるしぐさ)お笑いだね!」「まぁ、ひどいわ!」(ここは昨日のマクゴリアンの方が演技がうまかった)そして姫に呪いをかける。王様は動揺する王妃を連れて脇へ行く。リラが呪いを緩和する。カラボスは去っていく。人々は緊張から解き放たれる。王妃が姫のゆりかごの側に立つ。人々は王妃に向かって敬礼する。プロローグ了。第1幕オーロラの16歳の誕生日。編み針を取り上げられる女たち。お祝いが始まり、ここの群舞でもポルニン君が踊っている。出ずっぱりなのですね。センターの男の子はデーミアンにそっくりな(髪型も)とっても美しい男の子。誰なんでしょう。(ブラジル出身の Erico Montes 君です。多分)実は花輪の踊りの前にもう4人の王子は出てきている。きょうのマチネはフランスの王子がギャリー・エイヴィス!目が釘付け。それにスペインがハーヴェイ、インドがステパネク、ロシアがホワイトヘッド。とにかく美形揃い!オーロラが登場し、その美しさに王子たちは胸キュンになっている。ギャリーはなんてすてきなんだと袖で一人ごちている。ローズアダージョはバランスははらはらさせるものだった。セアラ・ラムはステップ系は実に得意だが、バランスは苦手らしい。手を長い時間離さないのでこっちが緊張しまくってしまった。しかし無事に終了し胸をなでおろす。次のオーロラのソロはセアラはいきいきとすばらしいステップで踊る。ピルエットはタマラが4-4-4-5だったところが3-3-3-3。充分でございます。オーロラのコーダカラボスに渡された針を指に刺してしまう。ギャリーの演技がすごくってそっちばっかり見てしまう。カラボスを追いかけて舞台を走り回る王子たち。4人の王子はオーロラを抱えると宮殿に入っていく。リラは人々を眠りにつかせる。第1幕了。マチネ Part2 に続く。
2008年07月13日
Royal Opera House Sleeping BeautyRelated LinksSleeping Beauty - Royal Opera HousePrincess Aurora: Alina CojocaruPrince Florimund: Federico BonelliKing Florestan XXIV: Christopher SaundersHis Queen: Elizabeth McGorianCattalabutte: Alastair MarriottCarabosse: Genesia RosatoLilac Fairy: Marianela NuñezThe Royal BalletThe Orchestra of the Royal Opera HouseChoreographer: Marius PetipaAdditional choreography: Ashton / Dowell / WheeldonRecorded live at the Royal Opera House, Covent Garden, London on 5th December 2006資料これは姫がコジョカル王子がボネッリリラがヌニェス。カラボスはロサート。これを見る限りヌニェスのリラを見なかったのが悔やまれる。それからタイプは違うけど明らかにきのうのタマラの方がキレキレ。止めとかスピード、とにかく出色だった。ボネッリがそれに触発されてものすごかったし。コジョカルは天性の柔らかさ。アリーナは緩急がすごいんだよね。***Carlos Acosta - Sleeping Beauty rehearsal - Royal Balletこれは例の王子の2幕のソロをダウエルがアコスタに振り付け指導する映像。すごい貴重だ!
2008年07月13日
ロイヤルバレエ日本公演2008「眠れる森の美女」2008年7月12日(土) ソワレ上野・東京文化会館Part2※内容を書くので未見の方はご注意ください。第2幕100年の月日が流れた。森に遊びに来たフロリムント殿下一行。まず王子の側近(アラステア・マリオット)が出てくる。彼は前回のシンデレラで意地悪な大きいお姉さんを演じました。きのうはモーズリーだったみたいなので、この役に期待。さぞおもしろいんだろうと…。彼は一行を招き入れる。王子の取り巻きの一団が入ってくる。衣裳は垢抜けている。18世紀から19世紀後半に移行している。そして王子が遅れて登場。やっとボネッリにお目見えです。主役がこんなに後から出てくる演目って…とホント不思議です。私だったら1幕とかプロローグで布石を打つなあまあそんなことはいいんです。王子様はうかない顔。「どうなさったの? 暗くふさぎこんでいらっしゃるわ」女友達が話しかける。「暗いだって?そうなんだ。ここんとこよく眠れなくてね。夢に女の人が出てくるんだ。『助けてください』って言ってるような気がするんだ…」(ここまで言ってません)「僕のことはいいから踊ってよ!」王子は気の乗らないダンスをする。「さあ今度は鬼ごっこよ。殿下、鬼をお願いします!」「え?僕はいいよ。」「彼にやらせて。」王子の側近はいつもこういう損な役回り。目隠しをすると女性たちを追っかけるがつかまらない。最後の最後でやっとつかまえたのは一番身分の高そうな王子の友人の女性。目隠しを喜んで外すが女性の冷たい目線に迎えられしゅんとなる。これ笑うところなんでしょうが、客席凍ってました~(笑)。さあみんな船遊びでもしましょうか、なのかよくわからんが何かが到着したような知らせでみんないなくなる。王子は一人になりたくて残っている。ここから王子のソロ。これは普段はないと思う。音楽も振り付けも斬新で違ってた。これがもう絶品だったのです!ボネッリすばらしい。やわらかい体。彼は苦しいせつない気持ちをこめて踊る。アラベスク、そのままキープ。またアラベスク。移動も変わっていて、クラシックバレエでしないような移動の仕方。ここの振り付けはまたチェックしたい。王子が踊り終わると何かが現れる気配にはっとする。王子はいつのまにか夢の世界に引き込まれている。別の次元に来てしまったのだ。そして来た!リラの精が。彼女は王子に尋ねる。同じように。「どうして悲しい顔をしているの?」「実は夢に女性が出てきて、」「それはこんな人?」オーロラ姫が眠るさまが映し出される。思わず駆け寄る。そして走り戻る。また幻想に駆け寄るがもう消えている。「今のは?」「100年眠っているお姫様よ。あなたの助けを待っているの。」「えぇ!」オーロラ姫(の幻影)が現れる。コールドに囲まれる。王子はオーロラをリフトする。このオーロラは幻影なので空気のように持ち上げねばならない。3回。王子は片手でオーロラのウエストを持って上に差し上げる。オーロラは上から斜めに王子を見下ろすようなポーズ。ボネッリがんばりました。完璧。そしてホールドつきのピルエット。しかし彼女はリラの精のかげに隠れてよく見えない。彼に近づこうとしない。ここからが大好きなところ! チェロのソロに乗せて、二人の出会いが語られる。しかし他の版のように直接踊らず、オーロラとリラは王子をじらしている。美しすぎる音楽。この音楽に載せたマニュエル・ルグリと小出さんのパドドゥがすばらしく、ノックアウトされた数年前を思い出す。あれを超えるものをまだ見てない。そしてオーロラのヴァリ。これがまたすごかった。グランバットマン。ロホはピケアラベスクして、その姿勢のまま体の角度を変えてパンシェする。コーダロホは片足を大きく振り上げて蹴りだすように下手に斜めに移動するパを見せる。ダイナミック。タマラは足を後ろに伸ばしたまま2回転し足をひきつけ1回転、軸足を変えて2回転という高度なパを2回繰り返す。そしてマネージュ、ピケピルエット、シェネで締め。すごい!!王子は現れた天使のついた乗り物に乗ってリラとそのお城を目指した。ねずみが出てくる。カラボス。カラボスはリラの精にやっつけられる。皆が眠る宮殿。寝台で眠る乙女。王子は「どこに姫が?」「こちらです」姫は王子の口付けで目覚める。王様も大喜び。「父です。シクヨロ!」喜びの第3幕へと続く。第3幕いよいよ大宴会が開かれる!第3幕の序曲、抜群! 聞き惚れた。この指揮者はテンポが良くて実に良い。音がキレてた。おかげでタマラもキレキレ。幕が開くとカタラビュットと王様王妃様王様がキューを出すと、人々が入場してくる。これがまたすごい人数。そんでもってもうディベルティスマンの面々が一気に出てくる。パドトロワ、猫たち、青い鳥とフロリナ、赤頭巾と狼、そしておとき話から出てきたプリンスとプリンセスが出てきた(笑)「美女と野獣」「アラジンとジャスミン」「シンデレラと王子」すごく受ける~オーロラと王子が現れる。音楽が続けさまにすぐディベルティスマンに入る。このへんの流れも見事。まずはパドトロワ。「フロレスタンと姉妹たち」、これは普通はなんとかの精たちが踊る音楽を使って踊っていた。もう~これがすばらしかったんです。3人のアダージョ、そしてそれぞれのソロ。そしてコーダ。フロレスタンのセルゲイ・ボルニン、すばらし過ぎる。とにかくすべてが美しい。ジュテは高いし、動きはノーブルで、完璧。王子様より王子様らしかった。女性のヘレン・クローフォード(代役)とサマンサ・レインもテンポの速い踊りをうまく踊っていた。コーダではボロニンは高速グラン・ジュテを見せる。ここでもうテンション上がっちゃった~次は猫組。かぶりもの~そしておっと、もう青い鳥が来た。ホセ・マルティンとラウラ・モレーナ。ホセは前回見たほどのテクニックぶりはあんまり感じなかった。充分うまいのですが~青い鳥はもっと無機質な感じなんだよね~なんてったって鳥なんだから。フロリナも良かったけど初々しさが足りない。それにホセがホールドして回るところで、ホールドが遅かったのかよくわからないが下に落ちちゃってた。ホセのソロ。ブリゼボレは完璧で、その後、アントルシャしてトゥールザンレールするところ、どうも回転のあとぐらつく。そしてコーダで二人揃ってステップしながら踊る。ここは好きなところ。良かった。そして赤頭巾!イオーナ・ルーツ、すばらしかった! 彼女も主役オーラを発している人、演技がすばらしかった。狼はホワイトヘッドだけど、かぶりものなのでまったく美顔が見えない~そしていよいよグランパドドゥ。3幕の展開の速さにもうくらくらきている。超有名なパドドゥ。オーロラ姫ののけぞりから入る。タマラはここでも驚異のバランスを見せる。後ろを向いて片足でバランス。手を放す。フィッシュダイブは3回。決まった。そしてまたバランス!アダージョも圧倒的なタマラの世界。拍手が鳴りやまない。タマラが退場してボネッリが残ると静まり返る。王子様のヴァリ。すばらしかった。あまりにも古典で難しいこのヴァリ、彼は完璧に踊った。まずはバットゥリー。高い。そして超難度のトゥール・ザンレール連発は、非常に高いし柔らかいし着地も見事に決まった。すばらしい!そしてタマラ。タマラのヴァリも大拍手。拍手が鳴り止まない。そしてコーダ。ボネッリのバットゥリー、そして足を伸ばしたフェッテ、アラスゴンドそしてそのままピルエット。完璧で最高に美しかった!ところがすぐにタマラのフェッテが始まる!タマラはいきなり3~4回転すると、足を軽く曲げて伸ばしたままフェッテを始めた。信じられない!客席はどよめく。そしてピルエットを2回、そしてまた足を伸ばしたまま回るこの繰り返しで最後は5回転した。その時はさすがによたったがご愛嬌。もうわけわかんないぐらい客席は盛り上がってた。と、いうわけでフィナーレに突入!今までの登場人物がみんなちょっとずつ踊る。そしてアポテオーズ。王様と王妃様も移動。大団円。大喝采!お疲れさまでした~
2008年07月12日
ロイヤルバレエ日本公演2008「眠れる森の美女」2008年7月12日(土) ソワレ上野・東京文化会館国王フロレスタン24世: ギャリー・エイヴィス お妃: ジェネシア・ロサート オーロラ姫: タマラ・ロホ フロリムント王子: フェデリコ・ボネッリ 式典長/カタラビュット: ジョシュア・トゥイファ カラボス: エリザベス・マクゴリアン リラの精: イザベル・マクミーカン ―プロローグ― 澄んだ泉の精: 崔 由姫 お付きの騎士: トーマス・ホワイトヘッド 魔法の庭の精: ラウラ・モレーラ お付きの騎士: フェルナンド・モンターニョ 森の草地の精: マーラ・ガレアッツィ お付きの騎士: ヨハネス・ステパネク 歌鳥の精: サマンサ・レイン お付きの騎士: ジョゼ・マルティン 黄金のつる草の精: ヘレン・クロウフォード お付きの騎士: 佐々木 陽平 リラの精のお付きの騎士: 平野亮一 妖精のお付きたち、貴族、伝令官、カラボスの手下: 英国ロイヤル・バレエ団 ―第1幕― フランスの王子: デヴィッド・マカテリ スペインの王子: ヨハネス・ステパネク インドの王子: ヴァレリー・ヒリストフ ロシアの王子: ルパート・ペネファーザー オーロラ姫の友人: ヘレン・クロウフォード、セリーサ・デュアナ、カロリン・タブロット、ベサニー・キーティング崔由姫、イオーナ・ルーツ、エマ・マグワイヤー、サマンサ・レイン 編み物をする女たち、ガーランド、ワルツ、貴族: 英国ロイヤル・バレエ団 ―第2幕― 伯爵夫人: ジリアン・レヴィ 王子の側近: アラステア・マリオット 王子の随員、狩りの一行、妖精たち: 英国ロイヤル・バレエ団 ―第3幕― フロレスタンと姉妹たち: セルゲイ・ポルニン、ヘレン・クローフォードサマンサ・レイン 長靴を履いた猫と白い猫: ジョナサン・ハウエルズ、ベサニー・キーティング フロリナ王女と青い鳥: ラウラ・モレーラ、ジョゼ・マルティン 赤ずきんと狼: イオーナ・ルーツ、トーマス・ホワイトヘッド グラン・パ・ド・ドゥ: タマラ・ロホ、フェデリコ・ボネッリ おとぎ話の主人公たち、妖精のお付きたち、小姓たち: 英国ロイヤル・バレエ団 ***タマラ降臨~~~~!きょうは絢爛たるロイヤル・バレエの世界を堪能しました。タマラ、回る回る。とにかく数え切れないぐらい(笑)回ってた。バランスもまたかましてくれたし。会場は興奮のるつぼと化しました。そしてボネッリが実はすごく良かった!もう~ボネッリのすばらしいダンスはかなりハイレベル。見た目派手なタマラと違って、すごく基本に忠実にしかも完璧に美しく踊った。フェデリーコも実にブラボでした。さらに私が大注目したのは3幕でセルヴェラの代役でパドトロワを踊ったセルゲイ・ボルニン!彼はすばらしかった。王子様も即踊れるレベル。ノーブルでジュテは高く、何もかも美しい。彼はあっという間にプリンシパルになりますね。ということで見所満載のロイヤル「眠り」!もうあした以降は見るのが怖い。きょうで打ち止めにするべきなぐらいすごい公演でした~※内容を書くので未見の方はご注意ください。プロローグ美しい王女が産まれた宮殿。奥のゆりかごで眠る赤子と乳母。これからお祝いが開かれるのだ。ド派手な式典長(カタラビュット)はジョシュア・トイファ。王様と王妃の入場。ギャリーの王様、似合ってない~(笑)。マフィアの親分に見える~でもうれしい。彼が出ずっぱりということはとにかくうれしい。いろんななんとかの精とお付のキャバリエーが出てくる。けっこう配役変更があった。崔さんのパートナーはトーマス・ホワイトヘッドになっていた。トーマス・ホワイトヘッド、めっちゃ男前ですわ~ラウラ・モレーラのパートナーはフェルナンド・モンターニョ。彼はアフリカ系。すごく上手でした。ジャンプが高い! 1幕のコールドでも目立ってました。ガレアッツィのお付はステパネク。彼は長身でノーブルなハンサム。ホセ・マルティンも抜群のバネを披露していた佐々木さん、平野さんが出ていた。みんなでお祝いをしているとカラボスがやってくる。ねずみが引いてくるんですけど。「くるみ」か?(笑)「どうしてあたしを呼ばなかったのさ!」と王様に詰め寄る。「なんだって俺は知らん。あいつに聞け!」式典長は震え上がる。「あの、その…」「お前か!」激怒したカラボスは式典長をいたぶる。カラボスは呪いをかける。「この子は針を刺して死ぬのさ!」「そんな!」王妃はプライドも捨ててカラボスに懇願する。「どうかお慈悲を!」「やめろ!そんなやつにひざまずくな!」王様は激怒する。王妃を連れて行く。「へへ~ん、泣いたってダメだよ。この子は死ぬんだ。」「そんなことはありません。」リラの精が現れる。「100年眠るだけですわ。」みんな安心する。カラボスは去っていく。白煙。皆カラボスが去った下手を凝視している。雰囲気がなごむが、王様は式典長を思いっきりにらみつけて去っていく。やっぱギャリーだ~。ギャリーの王様はすごく気が強くて決断力が早くて切れやすくて慈悲がない。王妃にだけはにこにこしているものの。かなり名君というより暴君に近い。さすがギャリーはそうでなくては。プロローグ了。第1幕16年たった。きょうはオーロラのお誕生日。彼女のデビューの日。お城では編み針を持った女たちが逮捕される。カタラビュットは編み針を取り上げる。王様は女3人に死刑を宣告する。その振り上げた手を押しとどめる王妃。王様はしぶしぶ許してやる。さあ~お祝いだ。例の花輪の踊りが繰り広げられる。コールドにモンターニョ。踊りが終わるともう4人の王子が出てきている。展開はや!オーロラがやってくる。大拍手。最初のソロからまばゆいばかりの主役オーラを発する。さすがだ。王様は大喜び。4人の王子とのローズアダージョが始まる。まずはバランス。手を放してまた握る。その繰り返し。王子はフランスがマカテリ。スペインがステパネク。美形。インドがヒリストフ。そしてロシアがルーパート・ペネファーザー。いや~実はルーパートが一番見たかったんです。出てくれて良かった。リラのお付を降板してたからどうしたかと思ったけど。帽子にひげで誰だかわからん!!でも背がすらっと高くて優しい目をしてたのでわかりました。生意気に小芝居もしていましたよ~(笑)オーロラは抜群のバランスを見せた後、一列に並んだ王子たちの前をピケアラベスクしながら移動していく。これがまたすごい。王子のホールドは一切ない。彼女は一人でアラベスクしてアテールに降りてパンシェ。完璧。今度は薔薇を一輪ずつ王子たちにもらう。1回転、2回転と回転数を上げ、最後は4回。ルーパートは薔薇を渡す前舞台の下手(しもて)でなにやら考え事。間に合うのかと思ったら間に合った。彼なりに姫の虜になった王子を熱演していた(のか?)オーロラは薔薇を王妃に渡す。今度はまた薔薇をもらいながら王子の前を移動する。そして極めつけのバランス。立って手を握ってもらい1回転してまた手を放すの繰り返し。3番目がルーパート。ルーパートの前でちらっとぐらつくがキープ。4番目のマッカテリの時は手を離しそのまま10秒ぐらいキープ。驚異的。どよめく客席。そしてそのまま手足を伸ばしきってフィニッシュ!大拍手。いきなりテンション最高潮に上がった。そして今度はオーロラのソロ。ヴァイオリンソロが絶品!指揮者も彼女のスローな踊りに合わせていた。酔った!ロホはロンドゥジャンブ・アンレールをポワントで繰り返しながら斜めに移動する。ものすごいのはその後のピルエット。4回転を3回。その後のフィニッシュで5回転。さすがに5回転目はぐらつく。しかし驚異的だ。ありえない。そのあとはスピーディなマネージュ、ピケピルエット、シェネで締める。大拍手。そこに現れた不気味な老婆。王様が立ち上がる。「なんだあいつは!つまみ出せ!」回りはオロオロ。彼女に糸紡ぎの針をもらったオーロラは喜ぶ。王様は「いい子だからそれを渡しなさい!」「嫌よ!」はらはらする王様と王妃。「痛い!」針を刺してしまうオーロラ。駆け寄る王様と王妃「大丈夫だわ」安心してオーロラの手の甲にキスするギャリー。あの~パパですか?かなり「ドーター・コンプレックス」なパパ。パパ盲愛。しかしオーロラはやはり倒れてしまう。カラボスが姿を現す。4人の王子は剣を受け取り退治しようとするがまたも白煙と共にカラボスは消えてしまう。リラの精が現れ、皆を眠りにつかせる。下手の階段を上がっていくオーロラを抱いたフランスの王子。そして城は100年の眠りについたのだ。第1幕了。Part2 に続く
2008年07月12日
ボリショイ・バレエ団パリ公演「スパルタクス」スパルタクス: カルロス・アコスタ フリギア : ニーナ・カプツォーワ クラッスス: アレクサンドル・ヴォルチコフ エギナ: マリア・アラシュ 音楽: アラム・ハチャトゥリヤン 管弦楽: コロンヌ管弦楽団 指揮: パーヴェル・クリニチェフ 美術: シモン・ヴィルサラーゼ 振付: ユーリ・グリゴローヴィチ 収録: 2008年1月 パリ・オペラ座 ガルニエ宮放送:2008年 6月30日 NHK BS2カルロス・アコスタ。実は初見でした。カリスマ性がすごい~なんかすごく伝わってくる感情表現。それにすごく男っぽい~クラッススのアレクサンドル・ヴォルチコフは知らない人でしたけど、すごい運動能力。体が締まっていてアスリートみたい。フリーギアのカプツォーワは今度の日本公演に出演するようですね。見たい! 美人です。細くて、パリオペでこのあいだフリーギアを踊った人いましたよね~あの子みたく細い。細くてくねくねでないとこの役はできませんね~スパルタクスとフリーギアの有名なパドドゥの一連のシーンはほんとにすばらしい…見ているだけでどきどき。グリゴローヴィチのこの作品には好き嫌いが分かれるところでしょうね。見てるだけで疲れるんだから踊るほうは命懸け…これでもかと形を変えたジャンプをさせられる男性ソリスト。はああ~すごい。日本人のような基本農耕民族、島国民族にはありえない濃さかもしれません…すべてを踊りで表現しようとしてるので、なかなかお話として伝わりにくい。他の作品もそうなんですよね、この人は。ゴシックの教会のステンドグラスに描かれるような表現というか絵が何枚も重ねられていくがそれはドラマにはなっていかない。お話が語られていないの。だから泣けないの。象徴的。すべては象徴で終わってしまう。ほかのロシアのオペラの作家もそういう感じってありますよ。
2008年07月11日
ロイヤル・バレエ ツアー2008大阪ガラ2008年7月8日・9日大阪厚生年金会館
2008年07月09日
ロイヤル・バレエ「シルヴィア」Day3 MatineePart2第2幕オリオンの洞窟宝物を拒否するシルヴィアを寝そべってじぃっと見つめているオリオン。このオリオンはすごくプライドが高くてノーブル。手足の運び方の所作なんかがもう、バレエしてる~ 美しい。オリオンがそれでいいの~ だけど。足の出し方一つ見て~~美しい。これがサモドゥーロフさんなのよ~と言いたくなる。そして彼は求愛しても受け入れてくれないのですごく傷ついている。心を痛めている。心の動揺が読み取られるのを恐れ、わざとワイルドに振舞ったりする。シルヴィアに拒否され傷ついている。一方シルヴィアは大切にしていた矢を取り上げられて、今まで気丈にしていたのに泣き出してしまう。かわいそうになったオリオンは後ろから抱きすくめる。ここのパドドゥがせつない!きのうのティアゴは顔を覆うシルヴィアの両手を何度も乱暴に引き剥がしていた。でもきょうのサモドゥーロフさんは優しくなだめるように手をそえていた。ぜんぜん感じが違う踊りになっている。せつないオリオンの気持ちがぐっと来るシーン。しかしオリオンは拒否され続ける。しょうがない!半ばあきらめ、手を叩き酒を持ってこさせる。杯を受け取り、奴隷につがせる。シルヴィアに勧めるが、「あたし飲まないの。」でもシルヴィアは策略をめぐらし、急に態度を変える。シルヴィアはオリオンの肩に手を置く。「おぉそうか!」勧められるままにオリオンは喜んで酒を呑む。「着替えてくるわ」シルヴィアがはけると、オリオンは美しいアラベスクをしてそのまま後ろに1回転する。ここきのうのティアゴはピルエット4回転でした。ヴァリエーションがあっていいんですね。オリオンはご満悦で奴隷の踊りを見ている。シルヴィアが出てくる。妖艶な踊り。オリオンはだんだん酔っ払いの踊りになってくる。こないだのレスコーを思い出す。今回も酔っ払い役なの、スラーヴァ。それと王子様、おんなじだ。前回と。つかまえようとしてもすり抜けるシルヴィア。矢をオリオンから取り返すがそれをまたオリオンが奪い返すところ、アクシデントで奪えなかった。すかさずセアラはオリオンに再度奪わせる。そんでもってオリオンが寝てしまう。シルヴィアは矢を取り返す。現れたエロスにシルヴィアは聞く。「私が矢を射たあの方は死んでしまったの?…」「いいや。見てご覧!」船着場のようなところでシルヴィアの帰りを待つアミンタの幻が見える。「良かった!」船に乗り込む2人。途中でどうもニンフ一同も船に乗せたらしい。第3幕ディアナの神殿の前。きょうのマチネのディヴェルティスマンのソリストたちはファーストキャストではないのである。知らない人ばかし。でもプルートのステパネクは美しい男性です。山羊はイオーナ・ルーツに替わっていた。ちっこいが実にうまいダンサーです。アミンタがシルヴィアを探しに来る。グランジュテ、そしてジュテ・アントルラセ。美しい。船が着いて女性が降りてくる。エロスの踊り。エロスは実に軽々と踊る。そして女性の被っていたヴェールを取る。シルヴィア。すぐにアミンタは抱擁しようとするが何度かエロスにじらされる。エロスが先頭で、みんなで踊っている。見つめあうアミンタとシルヴィア。いよいよシルヴィアのソロ。ここは弦のピチカートが伴奏のソロ。良かったです。そしてアミンタのヴァリ。いや~すばらしい。山羊の踊り。テレプシコーラとアポロとそのお付のものが前説で踊って、主役のアダージョ。リフトしながら上手から出てくるのだが、びっくりするぐらいセアラが後ろにしなっている。大丈夫かしらってぐらい。アミンタに飛び込んでいくフィッシュダイブ?も2回きれいに決まった。リフトしてアミンタがそのまま1回転して了。アダージョはなぜかきのうの方が良かったなあ~(しつこい)印象ですが。そしてオリオンが怒ってやってくる。オリオン、きのうのソアレスは「お前はオレの女だ!」だったけどきょうのスラーヴァは、「離れろ、人間!」そしてシルヴィアに向き直って、「お願いだ戻ってくれ、君を愛しているんだ…」(懇願)でした。アミンタとオリオンがつかみ合いになると、間を飛び回るエロス。そしてシルヴィアが神殿に逃げ込み、ディアナが現れる。オリオンは成敗され、ディアナの怒りもエロスによって鎮められる。大団円。全幕了。+++ということでロイヤルの2008公演、前回見たからなのかもしれないが前回あんなに自分の中で盛り上がったのは一体なんだったんだろうと言いたくなる。今回タケットさんがいないんですよ。キャスティングされていない。ソーンダースさんは客席で見ていたけど眠りでは登板するらしい。でもギャリーとウィル(タケット)が見たかった。ギャリーは眠りで見られそうだ。眠りでは脇でペネファーザーも見られそうだ。しかし、モーズリーがいない。アラステア・マリオットは眠りでは見られそうだ。リッカルド・セルヴェラもいない。プログラムのキャスティング表にはあるんだけど。前回の「シンデレラ」と「マノン」がすべてにおいてあまりにも良すぎたのだなあと思ってしまう。「眠り」はオールスターキャスト(出てくる人数が多い)ので期待したい。ロイヤルの濃い演技を見たい! これがないとロイヤルではない。
2008年07月05日
ロイヤル・バレエ 2008 日本ツアー「シルヴィア」Day3 Matinee2008年7月5日 東京文化会館 シルヴィア: サラ・ラム アミンタ: フェデリコ・ボネッリ オリオン: ヴァチェスラフ・サモドゥーロフ エロス: ブライアン・マロニー ディアナ: ラウラ・モレーラ マーラ・ガレアッツィ 第1幕 シルヴィアのお付き: (変更あり、不詳)崔 由姫、ヘレン・クロウフォード、フランチェスカ・フィルピ、ヴィクトリア・ヒューイット、小林ひかる、ローラ・マカロッチ、イザベル・マクミーカン、サマンサ・レイン 水の精、木の精、森の精、 牧神、農民: 英国ロイヤル・バレエ団 第2幕 オリオンの女官: ヘレン・クロウフォード、サマンサ・レイン 奴隷: エルンスト・マイズナー、ジョナサン・ワトキンス 第3幕 山羊: 崔 由姫 イオーナ・ルーツ、ジェイムズ・ウィルキー シルヴィアのお付き: ヘレン・クロウフォード、フランチェスカ・フィルピ、ヴィクトリア・ヒューイット、小林 ひかる、ローラ・マカロッチ、クリステン・マクナリー、サマンサ・レイン、ララ・ターク ケレスとイアセイオン: イザベル・マクミーカン、エルンスト・マイズナー ペルセフォネとプルート: カロリン・ダプロット、ヨハネス・ステパネク テレプシコーラとアポロ: シンディ・ジョーダン、エリック・アンダーウッド ミューズ、春の使い、夏の使い ラッパ手、シルヴィアのお付: 英国ロイヤル・バレエ団 指揮: グレアム・ボンド 演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団キャストが変わるとずいぶん印象が違うものです。当たり前ですが。まずセアラ・ラムはびっじん!美人!背はそう高くないが体が折れそうなぐらい細いのですばらしいスタイル。足なんか棒のように細いす。踊りはきのうのヌニェスのように完璧ではないが充分がんばっていたと思う。圧倒的なオーラや自信といったものはまだないですね。これからなのかなあ~ボネッリはやっぱりうまいです。きのうのルーパートとは比べ物にならないぐらい。安定感があるから見ていてはらはらしない。でも不思議なことに二人で踊るアダージョは圧倒的に昨日の方が良かった。ルーパートがでしゃばらない気配りさん(そう見える)だからかなあ。きょうの2人に愛はあったのかな?と疑問に思う。サモドゥーロフさまは(いきなりの敬称付けをお許しください)出る場面が少なすぎてもったいないす。この役にはまっていたのはやっぱりティアゴの方だったかな。彼はノーブル過ぎて悪役に見えないのです。洞窟のシーン、すてきだったわ~(ぽ~)体も相変わらず重そうだったわ。ダイエットしてほしいわ。若い頃みたいに(鬼)。そんなこんなで主役の3人が替わったのでそのお楽しみもあり。エロスも違うキャスト。ブライアン・マロニーは正統派ハンサム。体型も細くて踊りも良かったです。正統派のエロス。ジョシュアはエロエロス(すみません)ディアナ様は弩迫力で笑わせてくれました。しかし誰も笑わないんですね~きょうも。みんなで揃って行進しだすところもかなり笑えた~そんなこんなで。ロイヤルも早く若手が育って欲しいですね。第1幕序曲牧神と妖精のダンスアミンタの登場。おぁ、主役だ。ボネッリは前回のシンデレラの王子様役以来です。あの時は都さんがパートナーで、直前の英国でテロが起きた日に行われたガラ公演のタケット振り付け作品にも出演していた。7月7日だったかな。きのうと比べると安定度抜群の踊りに、主役オーラを感じる。でも見ててハラハラドキドキ、胸キュンになるのはルーパートの方なんですよね。ボネッリはルーパート君のように口パクはしてませんでした(当たり前)シルヴィアが登場する。美しい華を振りまく。しかしイタリアンフェッテのところ、ヌニェスは足をパッセしてから振り上げていたが、セアラはパッセはなし。違う振り付けのように見えた。そして回転もヌニェスが3回回っているところも2回だったりしていた。でもがんばっていた~シルヴィアはかぶとを脱ぐ。忠実な部下がそのおぐしを直して差し上げる。部下のニンフ達も三々五々かぶとを脱ぐ。戦乙女たちは弓を振って、エロスを馬鹿にする。どうもシルヴィアが先導しているようだ。戦乙女たちは恋愛ご法度なので恋愛の神エロスを馬鹿にしているのである。エロスは微動だにしないが心の中で何とかしてこのはねっかえりの美女、シルヴィアを懲らしめてやりたいと思っている。アミンタの脱ぎ捨てられた衣服が発見され、シルヴィアは置いていた弓を手に取る。アミンタが捕らえられ引き出される。「しつこいのよ!このストーカー人間!」「そんな… 僕は君を愛しているのに。エロス様にもお願いしていたんです。どうか…」「問答無用ね!」シルヴィアはアミンタに向けて矢をつがえる。後ろの8人の部下たちもいっせいに矢をつがえる。部下たちを押しとどめるシルヴィア。しかし今度は乙女たちは半円形にぐるっと取り囲みアミンタを狙う。まるでいたぶっているようである。オリオンが橋の上から求愛するアミンタを睨みつけている。「オレの方がいい男なのに…」(いや実際)アミンタがシルヴィアに躊躇なく射られ、倒れて、物陰に隠れ、村人が現れる。村人は彼に気づかないで楽しく踊るといなくなってしまう。「そ、それはないだろ!」「気づけよ!」と這い出てくるアミンタ。セットにけつまづかなかった。やっぱりルーパートはドジ夫君。倒れているアミンタを見に来るオリオン。早く死ねよ!とばかりに怒りをこめて踊る。ところがシルヴィアがせつない愛で胸がいっぱいになって駆け込んできたので素早く隠れる。「あぁ!あたしは恋してしまった。この矢のせいね!」「でもあたしは彼を殺してしまったわ!」(絶望)そこに現れたKYなオリオン。「こんにちは。僕と付き合ってください」「え?やだわ」「んだとこら~」気を失ったシルヴィアを背負うと去る。しかしシルヴィアはエロスの矢を落としてしまう。これはアクシデント。どうするんだろうと見ていたがみんなスルーしていた。村人が来て騒ぎになりへんな男が彼を治療する。第1幕了。Part2 へ続く
2008年07月05日
ロイヤルバレエ「シルヴィア」 Part2※内容を書くので未見の方はご注意ください。第2幕オリオンの洞窟。捕われのシルヴィア。オリオンの奴隷と侍女にいろんなものをプレゼントされるが受け取らない。シルヴィアは自分に射られた愛の矢を宝物のように大事にしている。オリオンはそれを取り上げる。「返して!」返してくれない。シルヴィアは一計を案じる。きゅうに従順になる。オリオンに甘える。オリオンに酒を呑ませる。露出度の大きい妖艶な衣裳に着替えて妖艶な踊りを踊る。このシーンは出ている奴隷や侍女もいっしょに踊るシーンが多いのだがみんなハイレベルで非常にうまい!最後にオリオンから矢を取り返す。オリオンたちは酔いつぶれて寝てしまった。シェネで8回転し喜びを表す。でも帰り道がわからない!途方にくれるシルヴィア。そのときあらわれたのは!彼は嘆き悲しむアミンタの幻影を見せる。ロイヤルお得意の「乗り物」に乗ってさあ帰ろう!第2幕了。第3幕ディアナの神殿の前。ここはいわゆるディベルティスマンの出てくる構造になっている。山羊がストイコイアセイオンが例のトーマスホワイトヘッド。ボーンのスワンレイクでスワンを踊ったらしい人。筋肉質な石像のような感じの人。プルートがガートサイド。アポロがブライアン・マロニー。彼は美しい子です。最初にディベルティスマンを消化してしまうやり方はヌレエフの白鳥に似ている。お祭りモードが高まったところで駆け込んでくるアミンタ。シルヴィアはどこっ!!!そこに着いた一艘の巨大な船。美しい女性たちとエロス、そしてヴェールを被った女性。アミンタは一人一人顔を確かめるが、シルヴィアじゃない。ヴェールの女性をエロスがエスコートする。エロスが難しい振り付けのソロを踊る。この足技のソロを踊るにはジョシュアは重過ぎるんじゃ?エロスはヴェールをとる。するとシルヴィア!アミンタは感激する。美しい2人のグランパドドゥが始まる。まずはシルヴィアのソロ。有名な音楽。可憐に踊った。そしてこれが問題。ルーパート。まあなんとかあぶなげなく踊りきった。回転系は苦手だな~(苦笑)そして山羊のカップルがかわいらしく踊る。そしてアダージョ。大きくシルヴィアをリフトしながら出てくるアミンタ。すごく慎重な足運び。荘厳な美しい音楽、2人のパドドゥはとても上品で美しい!ちらしになっているまるで両腕を鳥のように広げるアミンタのシーンもばっちり。ポールドブラなどは非常に美しいルーパート。感動的だった!そしてコーダに入る。決まった!と思ったところに乱入してくるオリオン「離れろ!これはオレの女だっ!」いやそうかもしれませんけど…オリオンとアミンタはつかみ合いになる。アポロが割って入ろうとする。シルヴィアはディアナの神殿に逃げ込む。すると…ディアナが登場し、騒ぎの元凶、オリオンに矢をいかける。憐れオリオンは致命傷を負い、退場。ディアナの怒りはおさまらない。シルヴィアを責める。しかしそこでとりなすアポロ。彼はディアナに彼女が眠りに縛り付けたエンディミオンの映像を見せる。「あなたにも人を愛する気持ちがどういうものかわかるでしょう? 思い出してください!」ディアナはアポロにひれ伏す。大団円。全幕了。+++Relatedさきほどのレビューから抜粋。It is Rupert Pennefather as Aminta, however, who truly embodies the precision of the Ashton style, partly because there is a recurring phrase in Aminta's solo that refers to the shape made by an arm that has just released an arrow from a bow. Throughout 'Sylvia' the bow and arrow serves Ashton well as a metaphor for the principle of classical ballet in which contradictory forces counter each other like two hands drawing apart from a centre-point, maintaing a taut line that is expressed in the moment of release. Pennefather's impressive performance, at once gravid and light with a sense of power in store, marks him out as a rising star of the Royal Ballet.
2008年07月05日
ロイヤル・バレエ日本公演2008アシュトン振付:「シルヴィア」2008年7月4日(金)シルヴィア: マリアネラ・ヌニェス アミンタ: ルパート・ペネファーザー オリオン: ティアゴ・ソアレス エロス: ジョシュア・トゥイファ ディアナ: ラウラ・モレーラ 第1幕 シルヴィアのお付き: 崔 由姫、ヘレン・クロウフォード、フランチェスカ・フィルピ、ヴィクトリア・ヒューイット、小林ひかる、ローラ・マカロッチ、イザベル・マクミーカン、サマンサ・レイン 水の精、木の精、森の精、 牧神、農民: 英国ロイヤル・バレエ団 第2幕 オリオンの女官: ヘレン・クロウフォード、サマンサ・レイン 奴隷: 蔵 健太、ヨハネス・ステパネク 第3幕 山羊: ベサニー・キーティング、ミハイル・ストイコ シルヴィアのお付き: 崔 由姫、ヘレン・クロウフォード、フランチェスカ・フィルピ、ヴィクトリア・ヒューイット、小林ひかる、ローラ・マカロッチ、サマンサ・レイン、ララ・ターク ケレスとイアセイオン: イザベル・マクミーカン、トーマス・ホワイトヘッド ペルセフォネとプルート: カロリン・ダプロット、ベネット・ガートサイト テレプシコーラとアポロ: シンディ・ジョーダン、ブライアン・マロニー ミューズ、春の使い、夏の使い ラッパ手、シルヴィアのお付: 英国ロイヤル・バレエ団 指揮: グラハム・ボンド 演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 昨夜からいよいよ始まったロイヤル・バレエの日本公演。きょうは二晩目。シルヴィアのヌニェスはいいダンサーですね。きびきびしていてミスは一つもない。2005年の来日公演ではシンデレラでは冬の妖精、マノンではレスコーの情婦を踊っています。でもすごい色気とかすごい華はないんですね。一番プリンシパルのオーラを出していたのはソアレス。彼は存在感もダンスもすばらしい。ルーパートは相変わらずきれのない踊りをしてましたが(笑)、すっごく可愛くて、金髪でハンサムでスレンダーで美しい。何よりおっとりした優しい王子様のオーラを醸しだせている。ここが肝心~ロイヤルにおけるマチュー・ガニオのような存在かな。しかしヌニェスとのアダージョは涙出るぐらい良かったです。感動した!しかし最も感動したのは幕間にジョナサン・コープさんと遭遇したときだった。相変わらず細くて鬼のように背が高い。彼も過去にアミンタを踊っている。これは2004年11月の公演。ファーストキャストだ。当時のキャストはこうなっていた。アシュトンの振付は非常に個性的でおもしろいので、こういう古典的な設定のドラマでもなんとか見ていられる。でも欲を言えば…どろどろの人間ドラマをやってほしいなあ、ロイヤルには。ジョシュアは体が重たすぎで大変そうだった。すごくセクシーな子なんだが。筋肉が重い!という感じ。※内容を書くので未見の方はご注意ください。第1幕:序曲。オケは最近聴いたルツェルン・オケとかスポレート・オケと比べると安定感あり。何よりホルンだよ~ ルツェルン・オケのホルンの首席… ブラ1なんかやっちゃいかんよ…金管が迫力ある音を出す。うん。気持ちいい。序曲終わりに拍手も入らず、幕が開く。エロスの像。噴水。森で戯れる牧神と妖精たち。彼らがいなくなると人間の男、アミンタが現れる。彼は鬱々としている。彼はダイアナの部下の戦乙女シルヴィアに恋をしてしまったのだ。ルーパートはすらりとした美しいプロポーション。気の弱そうなアミンタですな(笑)彼はおもしろいことに口ぱくするんですよ。口をぱくぱくさせて(声は出さないんだけど)せりふを言っている。これは後半でもあったし。「シ・ル・ヴィ・ア・に・あ・い・た・い…」て感じで。彼は思いを募らせスロウなソロを踊る。一つ一つのパを丁寧に踊るのではあるが、ダイナミックな迫力や力強さ、キレはない。角笛(ホルン)が鳴り響き、弓を持ち、かぶとをかぶった勇ましい女性たちが登場する。ディアナのしもべのニンフたちだ。手足がすらりと長く背が高いニンフ役のダンサーたちに比べると、ヌニェスはラテン系なので小柄だ。でもアグレッシヴなダンスでがんばっている。テクニック的にも抜群だ。鬼のように難しいアシュトンの振付をそう思わせることなくさらっと踊れる力量がある。そんなシルヴィアを橋の上からじーっと見ている人影。オリオンだ。オリオンはシルヴィアに横恋慕している。ところがニンフ(小林さん)がアミンタの脱ぎ捨てられた上着を発見した。シルヴィアは怒り、服を袖に投げ入れる(入る前に落ちましたが)。物陰に隠れていたアミンタがニンフたちに捕われる。アミンタは床に転ばされる。「あんたね!あたしたちを盗み見してたのはっ!」アミンタはシルヴィアを愛していると切々と訴える。シルヴィアはますます怒ってしまう。アミンタは言う。「エロスにも恋愛成就をお願いしたんだ。」シルヴィアは激怒して矢をつがえ、アミンタに矢を射る。アミンタは重傷を負い、倒れる。するとそれまで動かなかったエロスの石像が動き出す。矢をつがえ、なんとシルヴィアを射ようとする。気の強いシルヴィアは逆にエロスに向けて矢をつがえる。しかし不思議なことにあたったのはエロスの放った矢だった。シルヴィアにあたった矢はエロスの愛の矢。シルヴィアはまだそれをわかっていない。「あれ?あたし平気だわ!」「まあよかったですわ。」みんな喜んで去っていく。一方取り残されたアミンタは這いずってエロスの石像の下の階段に隠れてそこで意識を失う。村人たちが現れる。村人がいなくなるとまた物陰から出てきて倒れるアミンタ。そのとき植え込みのセットにけつまづく。もしかしてルーパートはドジ夫くん? わざと?よろよろ。そういうドジなところもマチューに似てる…今度はオリオンがやってくる。オリオンは意識を失っているアミンタに嫉妬し、怒りの踊りを踊る。これがすごい~~ソアレス。アミンタのところ来てピルエット6回転、ダイナミックなジャンプに、トゥール・ザン・レール。まるで空中で止まっているような滞空時間の長いジャンプ。キレもあり、迫力で、すばらしかった。オリオンはシルヴィアをかどわかし、連れ去る。ここの2人のダンスもいいです~村人たちがアミンタが倒れていると聞き付けて助けに出てくる。すると不思議なかっこうをした白塗りの男が現れる。とにかく変な踊りで笑える。客席凍ってたけど、笑うとこです~この人が誰かは後でわかる。男はアミンタを回復させる。男はアミンタに耳打ちする。「え~っ!シルヴィアがさらわれたって!!」アミンタは駆け去ろうとするが村人たちに止められる。一同は石像にひざまずく。エロスはオリオンの逃げた方向を指差す。アミンタは駆け去る。石像は元に戻る。第1幕了Part2へ続く参考:ノイマイヤーの『シルヴィア』INDEX
2008年07月04日
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