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最近自宅で飲むワインといえば、福袋のボトルか6本○○円のセットものかスーパーに並んでいる安ワインばかりですが、この日は59才の誕生日だったので、セラーに寝かせているボトルの中から開けることにしました。このラモネは海外からの購入品ではなく、リリース後まもない時期に国内のショップから購入したものです。抜栓してみると、コルクは非常に上質ですが、中間ぐらいまで染み出しています。しかも触ってみるとヌルッとしていて、比較的最近染み出してきた感じです。長年自宅のセラーで寝かせていた他のボトルの状態に鑑みても、コルク中部まで染み出すような温度変化はなかったはずなので、コルク自体が少し痩せてきていたのかもしれません。そんなわけで、少し不安を抱えながらグラスに注ぐと、色調はかなり麦わら色がかったイエローながら、黄桃、白桃、それに黄色い花、クリームブリュレ、マロングラッセなどの芳香が立ち上り、大丈夫、状態は良好だと安堵しました。口に含むと、豊かな果実味を中心とした外向的な味わいです。酸は溌剌としていて、それでいてエッジは丸く、なんというかキラキラしたイメージです。口の中で抑揚があって、フィニッシュは繊細にバランスがとれていて、余韻も長い。実にイイですね。久しぶりにラモネを飲みましたが、あらためてとても上質な作り手だと感心しました。★★★★☆小瓶2本に分けて冷蔵庫で保存。翌日は香りもまだよく残っていて、初日に劣らない素晴らしい香味を発揮してくれました。翌々日も十分に楽しめるレベルでした。15年近く経過したボトルでも、状態のきちんとしたものは結構日持ちするものなんですねぇ。ワインを飲み初めの頃、ワインバーなどでよく出された、ボロ雑巾のようなヘタったグラスワインは一体なんだったのだろうかと、今更ながら思います。まあ、店によっては数週間経過したようなものを平気で出していたのかもしれませんが‥。
2022年11月28日
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GWに突入。ということで、いつものACブルや福袋ボトルでなく、セラーの少しよさげなワインを開けることにしたのですが。いつどこで買ったのかもよく覚えていません。確か某店の限定セールで仕入れたような。輸入元はTSCさん、楽天の千歳さんですね。コルクがきつくて抜栓するのに苦労しました。液漏れや染み出し染み上がり等はなし。グラスに注ぐとかなり濃いイエローの色調で少し麦わら色がかっています。。これはやや危ないのではと私の直感が告げます。案の定、最初は香りが全くたちません。少し時間が経つと、黄桃やミネラル、ヘーゼルナッツ、クリームブリュレといった香りが出て来ました。ただ、芳香力自体はか細いものです。飲んでみると、桃を思わせる果実味はあるものの、酒躯はやや細身で液体の密度感に欠けます。酸もあるにはあるのですが、やや締まりがなく、全般に少しばかりビニールっぽい酸化のニュアンスも感じます。ん〜、こじんまりとバランスは取れているんですけどね。ラフォンのクロ・ド・ラ・バールに対する期待値には遠く及ばない水準です。ブラインドだとプイイフュッセとか答えそうです(苦笑)。90年代後半のボトルで問題視されたPMOが今も続いているのか、それとも単にボトル差キュベ差なのか・・。よくわかりませんが、とりあえずワイン会などに持参せず晩酌で消費したおかげで二次被害を出さずにすんだのは不幸中の幸いだったということにしておきましょう。★★☆
2018年05月04日
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上の子供16歳の誕生日ウイークと称して、記念ビンテージの02年を何本か開けました。最初に選んだのはアルノー・アントのムルソー1級。なぜか最近はあまり名前を聞きませんが、一時はNEXTコシュデュリ、ラフォンともてはやされていたような・・。そういえば、ジャノボスとかミシェル・クトーとかも最近見かけませんが、どうしているんでしょうね。グラスに注ぐと、かなり濃いイエローで、麦わら色というか少し飴色っぽいニュアンスも見えます。これは酸化してしまっているかもという色調です。香りはトップノーズに濃厚なマロングラッセ風味が感じられるものの、その後寡黙になり、だんだんと洋ナシやビニール的な香りが前面に出てきます。飲んでみると、う〜ん、やはりかなり酸化が進んでいますねぇ。すりおろして茶色くなったリンゴのような果実味。酸が優っていて、全般に酸っぱい味わい。フィニッシュには苦味が混ざります。飲めないほど酷い香味ではないのですが、飲んでいて楽しいとは思えません。熟成ワインの性質上受け入れなければならないリスクとはいえ、長年寝かせた結果がこの味わいというのは、やるせないものがあります。そういえば、我が娘もJKとなって最近一筋縄でいかなくなってきています。ここまでヒネてしまわないことを祈りたいです(苦笑)。コルクはとてもしっかりとした文句のつけようのないもので、上に染み出してきた形跡もありませんでした。状態というよりはおそらく造りや酒質の問題(PMOとか?)ですかね。★★☆
2018年01月18日
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例によってうきうきさん福袋銘柄です。当然まだ早いだろうなぁと思いつつ開けたのですが、それ以前に・・。香りが全くしません。何故??まだ閉じているのだろうということにして、一口飲んでみると、甘いキャンディのようなアタック。健全な果実味というよりはベットリとした砂糖水的な甘みです。酸にも締まりがなく、少しビニール的なニュアンスもあって、総じて空虚でフラットな味わい。冷蔵庫で少し冷やすと、今度は酸がピーキーになり、フィニッシュにエグ味を感じるようになりました。でもって、香りは相変わらずまったく出てこない。といってブショネの要素は感じられません。あらためて色調を観察すると、14年というビンテージにしては黄緑的要素がないのも気になります。完全に逝っているというものではないにしても、状態が万全でないのではないのかと疑いたくなってしまうボトルです。あるいは、単にネゴシアンとしてのマニャンの実力がこんなものなのか(昔はそんなことなかったはずです)。最終的な判断は小瓶に残した翌日の香味で判断したいと思います。★★翌日:小瓶に密閉したものを飲んでみると、最初の一杯は白桃や黄桃、バニラなどの香りが前面に出てきましたが、それ以降徐々に沈黙。味わいは相変わらずフラットさを感じるものです。う〜ん、どうなのかなぁ。最初に香りが開いたあたり、劣化ボトルとの烙印を押されるほどではないにせよ、流通過程で丁寧に扱われたとは到底思えないボトルでした。福袋ボトルに最良のコンディションは望みませんが、作り手の評判を貶めかねないようなボトルは勘弁してほしいものです。
2017年10月06日
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地味目ですが、好きな作り手。ザルとのグラスに注ぐと、色調は黄緑がかったクリアなイエロー。香りは閉じ気味ながらも黄桃、グレープフルーツ、、甘栗、アカシア、ミネラルなどの素性の良さげな香り。口に含むと、アタックから柔かくなめらか、それでいてビビッドな果実味が口の中で気持ちよく広がります。酸のエッジは丸く、テクスチャーはどこまでも滑らか。甘く外向的な味わいですが、後半には苦味が加わり、単調になるのを防いでいます。若干優等生すぎるキライはありますが、今の時点で万人に好まれそうな、安定感のある香味です。ただ、同じ作り手の1級銘柄のようなタイトさはないので、CP的にはちょっと微妙かもしれません。美味しいですけどね。★★★☆
2017年07月07日
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心境の変化、もしくは体調の変化でしょうか。自宅でブル白を開けることは滅多にないのですが、この日はなんとなくちょっと良いシャルドネを飲みたくなって、たまたまセラーの手前にあったこのボトルを開けることにしました。少し黄緑がかった中程度からやや淡いイエロー。香りは白桃や黄桃、レモン、アカシア、ミネラル、それに少しばかりマロンやナッツ系ニュアンス。口に含むと、お、いいですね。08年といっても果実味はまだみずみずしく、トロピカルな要素は感じられず、テクスチャーはなめらかながらキラキラとした酸があって、涼しげなシャルドネです。というか、10年経っているはずなのに、ほとんど熟成感を感じないのもまたどうなのかな、と思いますが、ゆっくりじっくり飲んでいると、きっと最後の方は良い感じになりそうな予感がします。もっとも、自宅では諸般の事情(片付けとか入浴とか)から、そうなる前に飲み切ってしまうんですけどね。★★★☆→★★★★小瓶に残した翌日、冷蔵庫で冷やして低めの温度から始めたら、クリームブリュレ的な芳しい香りが前面に出てきて、味わいも初日より甘く外向的になりました。おそらくレストランなどに持ち込んで、ゆっくりと飲んだら最後のほうはこんな感じになったのだろうな、という香味でした。二日に分けて良かったとつくづく思いました。ザルトのブルゴーニュグラスで飲んだのも良かったのかもしれません(初日は木村硝子29オンス)。楽天でミシェル・ニーロンを検索
2017年06月30日
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少しグリーンがかったイエローの色調。香りは青リンゴや白桃、柑橘類、アカシア、ハーブなどの清々としたもの。口に含むと、フレッシュな桃のような果実味の第一印象。酸は強靭だったりピンと張りつめたようなものではありませんが、しなやかに酒躯を支え、口の中での抑揚もあって、フィニッシュには果実由来の甘みに少しばかりの苦味がアクセントとなって余韻を複雑にしています。ややあっけらかんとした香味ながら、要素の質感の高さは1級にふさわしい水準です。小瓶に残した翌日は、マロンっぽい香味が前面に出てきて、より外向的になりました。ベルナール・モロー、地味目ながらいい作り手だと思います。★★★★
2016年03月29日
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珍しいムルソーの赤。何年か前にウメムラさんで安く売られていたものです。色調は黒味がかった濃厚なルビー。香りは、うっ、いけません。前項で書いたばかりの馬小屋的なものです(苦笑)。蒸れた雑巾のような臭いが健全なベリー系の果実香をマスキングしています。飲めないほど酷いものではないので、なるべく空気に触れさせるべく、グラスを途中で木村硝子28オンスからレーマン(マルヌ)のブラングラスに変えてみました。今回の馬小屋は劣化ではなく、なんらかの菌による汚染だと思います。というのも、飲んでみると味わいは思いのほか良好だからです。重心が低く、くぐもった感じのいかにもボーヌ的な果実味。酸はしっかりとしていますが、エッジが丸くなめらか。滑らかといえばタンニンも豊富ながらなめらかに溶け込んでいて、総じてバランスがよく、整った味わいです。とはいえ、積極的にリピートしたいかと問われればそれほどのものでもなく、やはりムルソーって、あえて赤に挑むよりも無難に白を作っておいたほうが…と言いたくなってしまう微妙な(値段なりの)ボトルでした。★★☆
2016年02月16日
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何でしょう、これ?スマホのアルバムに残っていました。どこかで誤ってシャッターが押されてしまったようですが、結構アートな写真になってますよね。さて、この日の夕食はピザで済まそうということになりました。ピザにあわせるワインは悩ましいです。トマトソースの酸味と味わいが強くてデリケートなワインは合わせずらい。ボジョレとか安価なメルロとかモンテプルチアーノあたりを持ってきたいところですが、あいにく手持ちのストックがないし、なんとなく白を飲みたい気分。となると、ソアヴェとかローヌの白とか?う~ん、どちらもないなぁ、ゲビュルツか安いシャンパーニュかな、とセラーをあさっていてこのボトルに行き着きました。シャサーニュの99モルジョと一緒に昨年の11月22日にドラジェさんで特価で購入したルイラトゥール。インポーターはAMZ。先日飲んだシャサーニュは残念ながらほとんどご臨終間際のボトルでした。http://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201412240000/ということで、酸化してシャバシャバになっていたとしても、それはそれでピザの相方にはよいかなと半ば自虐的な気分で抜栓。ところが、、、こちらのボトルはしっかり生きていたから皮肉なものです。色調は濃いイエローで麦わら色がかっています。黄桃、カリン、キンモクセイ、シナモン、モカなどの強くはないけれども整った香り。飲んでみると、やや酸が緩めで水っぽい味わいながら、果実の甘みもありほどよい熟成感とあいまって、6k弱の購入価格に見合う味わいです。前回のシャサーニュを飲んだときには、酸がやや緩くて長期の熟成に耐えられなかったのかなと思いました。今回はより酸が強靭なピュリニー1級だったことが生死の分かれ目?になったのかなと。★★★☆★楽天でルイラトゥールを検索★
2015年01月15日
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渋谷マークシティのこの店、娘のお気に入りです。(^-^)ドラジェさんのセールで安く出ていた銘柄。ピュリニーの1級が5780円、シャサーニュのモルジョが5千円と99年にしては破格のプライスだったので、半ばギャンブル心で注文してしまいました。値段に若干幅はあるものの、他店でも割と広く売られていたようですね。インポーターはAMZ。で、飲んだ感想ですが、「安物買いの銭失い」でした(苦笑)。悪いとっても完全に劣化しているわけではありません。ポテンシャルに乏しい酒躯ゆえか飲み頃を過ぎてしまった印象です。香りはあまり立たず、マロンにビニール系のやや酸化したニュアンスがまざります。口に含むと、酸がダレて酒質は薄められたような印象があり、後味には少し苦味があります。飲み進めるうちにだんだんと香味に厚みと甘いニュアンスが出てきましたが、最初の印象を覆すには至りませんでした。もう一本のピュリニーもこんな感じなんだろうなぁと思うと鬱です。これなら安いコルシャル一本買った方が幸せだったなぁと。★★
2014年12月24日
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昨晩は昔の職場の先輩と二人で久しぶりに銀座の「オーディン」さんを訪問しました。コース料理のほうは相変わらずCPのよい、力のこもったフレンチでしたが、これに併せるべく私が持ち込んだワインがどうにもイマイチだったんですよねぇ。一本目はジャドの02ピュリニー白。過去にも何本か飲んで、いずれも無難な熟成を遂げていたので、特に不安も抱かずに持参しました。ところがこれが失敗。注ぎたてこそモカっぽい熟成フレーバーが感じられたのですが、徐々にビニールや洋ナシなどの酸化系の香りが支配的になり、味わいも酸が腰砕け気味。同席した先輩は「丸くなりすぎている」とコメントしていましたが、言わんとするところはよくわかりました。う~ん、残念。★★気を取り直して次は赤です。。
2014年04月16日
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新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。表題のワインは新年一本目というわけではなくて、30日に自宅で飲んだワインです。ラフォンの村名、それも03年。かわばたさんのサンデーセールで買いました。ビンテージに思い入れがなければなかなか買わない銘柄かもしれませんね。ワイン会に持参するにはやや微妙なポジションだし、せっかくなので年末休みに家で開けることにしました。グラスに注いでみると、まだ黄緑の残るイエローの色調。濃さは中程度でしょうか。香りは、お、イイですよ。柑橘類や白桃、ミネラル、白い花やバニラ。ラ・マルヌでは爽やかな柑橘香やミネラルが、木村硝子22オンスでは白桃やバニラ系の落ち着いた香りが主体になります。29オンスはその中間位。味わいは酸が気持ち緩めでありますが、果実味は充実しており、口の中での表情も豊かです。ラ・マルヌでは酸味が強調されるのに対して、木村硝子22オンスでは果実の甘みが、29オンスでは後半の微妙な苦味を伴ったフィニッシュが強調されます。いずれにしても予想していたよりずっと良好な味わいで、私が最近ワイン会に持参してイマイチだった99シャルムなどよりずっと魅力的でした。あまりに美味しかったので、瞬く間に一本開けてしまい、風呂も入らずに轟沈、夜中に気分が悪くなってマイりました。来年は少し飲む量を控えなければ…。★★★★
2014年01月01日
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パリゾって、実にいろいろなAOCのワインを作っていますよね。最近では赤だけでなくシャブリとかコルトンシャルルマーニュなども作っているようです。ちなみにこのシャサーニュは赤。虎ノ門のVSVさんの店頭で買いました。パリゾ好きの私ではありますが、上位銘柄はともかく、下位グレードになると必ずしも手放しで褒められないと思っています。技巧が目立ってしまうというか、あの樽っぽさに辟易とさせられることが少なくないからです。特にあまり作柄のよろしくない年についてはその傾向が強いように思われます。このシャサーニュもそういう意味ではあまり期待せずに開けたボトルだったのですが…。いやあ、これは素晴らしかった。いつものパリゾ節を05のポテンシャルの高い果実味が受け止め、とても二線級の(失礼)村名赤とは思えないような上質な香味でした。黒系果実のコンポート、スパイス類、エスプレッソ、それにうっすらとスーボワ。パンと張った緊迫感のある果実味とよく熟した柔らかなタンニン、それにしなやかで伸びのある酸。やや味付け濃い目ながらも、問答無用の美味しさでした。いつもなら自宅ではせいぜいボトル半分でやめておくのですが、この日はあまりに美味しかったので、一本ひとりで飲んでしまいました。(そして例によって撃沈→夜中の1時に目が覚めて眠れなくなるという毎度のパターン。)ただ、村名で今このレベルとすると、特級などはまだまだ早いかもしれませんね。05年は寺田ににマジシャン2本あるのですが、いつ開けようか悩ましいです。★★★★☆★楽天でシャルロパン・パリゾを検索★
2013年07月11日
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シャサーニュモンラッシェ・マルトロワ2000(ニーヨン)麦わらがかったいい色合いのイエロー。缶詰の黄桃のような甘いシロップ系の香り。洋梨、塩ビ的ニュアンス少し。飲むと甘く外向的ながら、やや酸が緩くフラットな印象。正直、あまりピンとこない味わい。〆はシャンパーニュ濃いイエローで気泡は穏やか。カリンや黄桃、トースト、キンモクセイ。飲んでみるとほんの少しランシオ的要素を感じるものの、口中での広がりと豊かなコク、余韻の豊かさ複雑さはさすが。この日は体調がよくなかったせいか、どのワインを飲んでもピンとこなかったです。こんなことは珍しいんですけどね。帰りに喜楽に立ち寄り。チャーシュー麺。
2012年05月03日
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以前、MARUYAMAYAさんで安く購入したニーヨンのバックVT。もっと古いのもあったのですが、状態も含めてこの辺が無難かなと‥。少し麦わら色のニュアンスの見える、グリーンがかったイエロー。複雑な色あいです。香りがすばらしい。黄桃やアプリコット、キンモクセイ、バニラ、シャンピニオン、それにヘーゼルナッツやモカ系の熟成香。開けたてこそ、ほんの少しヒネたニュアンスが見えましたが、時間とともに消失して、綺麗な熟成香になりました。味わいはクリーミーで酸が丸くなめらかでありながら、酒質にダルなところはなく、きっちりタイトにしあがっています。含み香も豊かで、口の中で抑揚もあり、さすが1級と思わせる内容です。結構熟成感があったので、日持ちはしないかな、と思いましたが、小瓶に残したものを翌々日に開けてみたら、思いのほか美味しく飲めました。最近のVTも買い足そうと思ったら、結構高いんですね。★楽天でニーヨンを検索する★
2011年07月28日
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職場の同僚と飲みにいこうという話になり、近場がいいよね、ということで、表記「ピアット・デル・ベオーネ」を再訪しました。ピアット・デル・ベオーネhttp://r.tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13113423/ホームページ上でBYOを謳っているだけでなく、ワイン会用のプランなどもあり、ワイン愛好家には心強い味方です。この日はアラカルトでいろいろ注文しました。これ以外にピザとパスタも頼んだのですが、酔いが回るとどうしても写真を撮るのを忘れてしまいます。持ち込んだワインは、ミクルスキのムルソーとユドロバイエ。ムルソー・ポリュゾ08(ミクルスキ)まだ若いのを承知で持参しましたが、う~む。若いということを差し置いても、イマイチでした。ファットな酒躯に、蜜っぽく甘い果実味。素直に美味しいともいえますが、一方で陰影に乏しく単調さは否めません。プイイフュッセやマコンあたりだったら、まあこんなものかなと思いますが、これでムルソー1級といわれると、ちょっと残念かなと。TODAさんのセールで村名なみの価格で購入したものなので、値段相応といわれればそれまでですが‥。ピアット・デル・ベオーネさん、この日頼んだメニューはどれも美味しくて、お値段はひとり5K弱とリーズナブル。ご一緒した方々にも好評でした。少人数なら、ワイン会プランよりも、アラカルトで注文したほうがCP高いですね。なお、月曜日ということもあってか、あまり杯が進まなかったので、もう一本持参したユドロバイエは預かってもらうことになりました。一ヶ月以内に再訪したいと思います。
2011年05月18日
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昨年yohさんに飲ませていただいた90リュショットにノックアウトされて以来、すっかりラモネファンになってしまったshuzです。(ちなみに家でペットを飼うことになったら、ポンソかラモネと名づけようと思っています(笑)。)新しいVTを中心に何本か買い揃えていますが、集めるばかりでなくたまには飲んでみようということで、まだ早いのを承知で07年の村名を開けてみることにしました。黄緑がかった輝きのあるイエローの色調。グレープフルーツやレモン、アカシア、バニラ、それに強めのミネラル。飲んでみるとまだ若く、瑞々しい果実と張りのある酸がせめぎ合っているものの、エッジが丸くなめらかなテクスチャーもあって、今の時点でも結構美味しく飲める懐の広さがあります。といっても複雑さはありませんし、温度が上がってくると、中盤の味わいに緩さが見え始めますが、そこはまあ村名ですから、仕方ないところでしょう。ラモネといえばシャサーニュですが、ピュリニーもイイですね。次は少し古めのボトルを飲んでみようと思います。★楽天でラモネを検索する★
2011年03月04日
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先日の「双葉メルロ」試飲会の前座に私が持ち込んだものですが、これがなかなかよかったです。白桃や白い花、ミネラルなどに控えめな樽香が絡む心地よい香り。味わいは、まだ若い村名とあって、驚かされるようなものは何もありませんが、きっちりと芯のある味わいのバランス感覚とヤスリをかけたようなエッジの丸いなめらかなテクスチャーに好感が持てます。ニーヨンは特級となると高額だし、1級クラスはやや地味な印象がつきまとうしで、あまり積極的に買ってきませんでしたが、近年のVTを中心に少し買い増そうかと思います。
2011年02月11日
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先日届いたロブマイヤー・タイプIIIグラスのデビューに開けたのは、パリゾの若いビンテージです。前にも書いたように、パリゾのワインって、若いうちはみな同じような味がする(もっとも、熟成したらどうかといえば、大して経験がないのでわからないのですが‥)ことを逆手にとって、ヴァンシュールヴァンさんで、一番安いプライスタグがついていたボトルを買ってみました。グラスに注ぐと、例によって濃い色調のルビー色です。エッジはまだ紫っぽいですね。香りはダークチェリーやカシスのコンポート状の果実や焦げ臭、エスプレッソなどに加えて、鮮烈なスパイス香があります。かなり初期的な香りなので、今後どう育っていくかというところでしょう。味わいもまたスパイシーで、酸が強めに感じられるのはF師匠の仰ったようにグラスの特性なのでしょうか。果実味は濃厚でタンニンもややざらついた感じ。05年となると、さすがにこのクラスでもまだ早いようです。美味しいですけどね。ロブマイヤーですが、脚が短くて思いのほか持ちにくいですね。少し慣れが必要なのかもしれません。次回はリーデルのヴィノムと並べて飲み比べてみようと思います。★楽天でロブマイヤーを検索。★★楽天でシャルロパン・パリゾを検索。★
2009年12月08日
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昨日は私の誕生日でした。美味しそうなパテがあったので、私には珍しく、いい白ワインを開けようと、セラーの中から出してきたのが表題の銘柄だったのですが‥。ミシェル・コラン・ドレジェは、04年でしたか、引退して、今はお二人の息子さんに畑を譲っているとのこと、このシュバリエ・モンラッシェも今はフィリップ・コランの名前でリリースされてますね。このボトルは、01年ごろ、経営危機に陥ったあるネットショップが(当時伝説となった)全品半額セールをやった際に購入したものです。抜栓してグラスに注いでみると、かなり濃いめの黄金がかったイエロー。香りは、う~む、ほとんど立ち上ってこない上、奥の方に消し炭のようなあまり好ましくないニュアンスもあります。味わいは香りほど酷くはなく、厚みのある酒躯とモカっぽい含み香が本来の姿の片鱗ぐらは感じさせてくれます。いずれにしても、残念なボトルです。いわゆるPremature Oxidation(熟成前酸化)というヤツでしょうか。シェリーっぽさはないんですけどね。それとも、入手の経緯が経緯なので、流通段階ですでに痛んでいたのでしょうか?だとすると、同じ経緯で入手したボトルがまだ何本もあるので、それらの状態も気になるところです。いずれにしても、誕生日のボトルがこれでは収まりがつかないので(笑)、今晩リベンジの意味で、同じショップから入手した赤を開けてみようと思います。↑写真は94年。割と安いですね。
2008年11月28日
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このボトル、いつどこで購入したか、判らなかったのですが、楽天の購入履歴を遡ったところ2003年の正月に、尾張河野酒店にて、2本入り1万円の福袋で買っていたものだというのを突き止めました。購入履歴が照会できるのってこういうとき便利ですね。(^^;。ちなみに、もう1本入っていたのは、ジャン・ラフェの2000クロ・ヴージョでした。で、このボトル、しばらく存在すら忘れていたのですが、たまたまe.Robert Parker.comで飲み頃を検索したところ、ニーヨンの2000年の他の1級銘柄が既に「LATE」になってましたので、早々に開けることにした次第です。色調は、黄金色がかった中程度のイエロー。香りはシェリー的なヒネたニュアンス。その後、モカ、黄桃、洋ナシ、マロングラッセ、時間差で柑橘系果実やバニラ。しかし、全般に閉じ気味で、熟成したシャルドネらしい華やかな芳香を発散することは最後までありませんでした。とはいえ、味わいはまだまだイケます。甘く凝縮感のある果実味を、キレがありながらもエッジがなめらかな、上質な酸がよく支えています。後半に苦みというかエグミというか、ややギクシャクしたフレーバーを感じるあたり、若干、このボトルのコンディションはどうだったのかな、という気がしないでもないですが、まあこの程度なら不問としましょう。それにしても、どこかにも書きましたが、わが家で熟成させたボトルって、温度管理は万全のはずなのに、なぜかこんな感じのが多いのが悩みの種です。↑こちらは2004年ですが‥。‥と書きましたが、このボトル、翌日になって劇的に変わりました。まず香りがグンと出てきました。シェリー的傾向はありますが、劣化というほどではなく、充分楽しめる香りです。味わいも蜂蜜的な甘みが乗って、艶やかになりました。総じて、古酒の入り口にさしかかったような熟成具合で、これなら5年寝かせた甲斐があったというものです。逆に言うと、初日だけでしたら、このワインのポテンシャルを全く発揮させてやれなかったともいえるわけで、ワイン飲みとして、まだまだ未熟だと痛感しました。(^^;
2008年03月22日
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