TESTAMENTO

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2007.06.24
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カテゴリ: 滅亡への日記
メガロポリス東京の地下は深々度開発が継続して進められている。
おそらく莫大な費用投資がそこには行なわれていることだろう。

関東大震災の発生確率が既に高まっていることは周知の事実であり、関東平野の地盤が地震に対して特異な挙動を示すことも判っている。

その柔らかい地盤形成の原因でもある富士山の噴火確率もまた高まっていることが時折報道されている。

地球温暖化に伴う海面上昇は、既に秒読みが始まったかのように様々な現象が報道される段階にあり、わずかな海面上昇でメガロポリスは危機的な状況にさらされる可能性が高いことも容易に予測される。

一極集中型社会の成果であるメガロポリスの社会的要請を満たすために、その土地には莫大な投資が成されている。
一方、地理的要因によるその土地への自然災害発生の危険性の高まりは、既に十分予測されるものとなっている。

おそらくメガロポリスへの資本投下は、それでも継続されて行くことだろう。
その投下資本の全てが無に帰す恐れがあると判っていても、過去から現在へと続いているその流れを中途で放棄したり軌道修正することは至難の業であろう。



予知は出来てもそれを予報することに意味があるのかどうか判らない、と言った教授がいた。
予報に対して対応できるだけの受け入れ体制が無ければ、それは混乱をもたらしパニック状態を作り出すだけなのかもしれない。

歴史的に水利土木事業を制することが為政者の役割であった。
強大な自然エネルギーといかにうまく付き合って行くかということがその原点にあったのだろう。

いま人類の驕りは、自分達が自然を制御できるという視点にあることだろう。
その自然の中に自分達がいて、その環境の中から逃れることができないのだということを忘れていることだろう。






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最終更新日  2011.03.23 01:30:48
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