TESTAMENTO

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2021.01.13
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カテゴリ: 考えたこと
天動説から地動説へと転換したように、視点を変える必要があるのではなかろうか?
 ガリレオガリレイへの宗教裁判で地動説は異端の説とされ、有罪判決により生涯軟禁状態に置かれ、その汚名がそそがれたのは350年後であった…という。

 COVID-19のパンデミック拡大は現在進行中であり、人間社会の築いてきた社会構造を破壊しつつある。
 特に、資本主義経済下で効率化最適化を果たしてきた先進国のビジネスモデルは、根底から見直しが必要ではないかと思われるまでに痛めつけられている。
 感染対策と経済対策を並行して行なうという対応策は、成功事例が見られないように思われる。
 バランスを取りつつ医療崩壊を起こさない範囲で経済活動を維持するという政策は、出来そうで出来ない難題であろう。

 ワクチン接種が始められたが、集団免疫の効果を期待するには70%程度の接種率が必要であると言われており、変異種への発生による影響も不明のままである。
 WHOの発表では、今年中の抑え込みは不可能であるとのニュースが出されていた。
 ブラジルからのニュースでは、中国産ワクチンの効果は50%程度であると発表された。


 医療現場では既に正常な体制を維持できない状態になっていると都市部からのニュースが伝えている。
 施設設備的にもマンパワー的にも過剰な感染者増加に悲鳴を上げている。
 限られた医療体制の中で既に患者受入れの選別をせざるを得ない状況であろう。
 目の前の患者に対してトリアージを行なわざるを得ない状態となり、臨戦態勢を解くことが出来ないでいるという。

 おそらく、一定の閾値を超えた途端に死亡者の増加を抑えきれなくなってしまうだろう。
 弱者は切捨てざるを得ず、軽症者は野放し状態に置かれて更に感染者増加に寄与することになる。
 そのデータがニュースとなった時には、既に手遅れということになるのだろう。

 生きるということ、命を繋ぐということに、真剣に取り組まなければならない状態にあると言えるだろう。
 様子見をしている間に状況が好転するという期待は持たない方がいいと思われる。
 ウィルスは感染者増加に伴い次々と変異し、その存続のためにワクチン等へ適応して行くことも考えられる。
 今までの常識が通用しない世界が目の前にある、と覚悟を決め、それぞれの行動判断に責任を持つべきだろう。





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最終更新日  2021.01.30 21:09:57
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