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都会の人の憧れ、直島に行ってきました。安藤忠雄氏の講演会でした。日経の「私の履歴書」の連載が本になったので、その内容を中心に語っていました。犬のコルビジェの話とか。夕食会ではベネッセミュージアムの作品のそばであんなにのみくいしては危険なのではないかと思ったけど、あかんぼーつれてきている人もいて、みんな床に座り込み、すっかりホームパーティと化していました。食べ物はおいしく、ホテルの人は感じが良かったです。ところで私があそこのコレクションで好きなのは、コンセプトが前面に出たアートではなく、ホックニーの大きな浜辺の絵です。「うまい」感じがないのにすっと入ってくる絵です。ホックニーは日本美術が好きなので、なんとなく日本画の感じもします。そのむかし、渋谷のSEEDホールというよく行った映画館で、ホックニーについての映画を見たのですが、ゲイがプールで遊んでいる以外の筋はあったっけ?彼の作品のエッセンスは入っていたかも。あのころそういえば私は絵を描いていませんでした。雨の夜でしたが、ベネッセのプライベート桟橋までホテルのバスがでることになり、高松までチャーター船で戻れたのでよかったです。行きは天気がよく、高速船だったので、外の席がとても気持がよかったです。50分かかるフェリーより速くてリゾート感があるので1200円だけどお勧めだと思いました。今回、一応地中美術館にはいかなくちゃ、と思って、バスの予定などがんばって調べて行ったのですが、予想以上に「うーん」なものでした。建造物自体は、見せる建築に対する、隠す建築、という命題を果たしているので、ああそうですか、というしかないのですが、演出がサイテーというか、、、、。別棟の「チケットセンター兼バス停」で整理券もって待たされたんですが、こういうのって、ディズニーとか、USJでアトラクション待ってるの当たり前の都会の人はOKなんでしょうけど、冷める。お茶会の「待合」ほどかっこよくないです。美術館の中ではいくとこいくとこカフェの店員みたいな女の子が説明というか誘導というかやってて、8人ずつしかみられないのでコンクリの廊下で待てとか、モネを見るのにスリッパにはきかえろとかできるだけしゃべるなとか、「管理される芸術」の見本みたいな感じで、ちっともビックリもわくわくもしなかったです。特にショックだったのは、生あたたかい汗ばんだ脱ぎたてスリッパをはかされたこと。どんな美女でもいやです!人間は五感でアートを楽しむんじゃーなめとんのかー。睡蓮以外はコンセプショナルなインスタレーションなので、いいたいことがわかったらはいはいそれでおしまいな感もあり、しかも、ほとんどの時間コンクリの廊下に囚人のように並ばされていたので、私はちがーう!と内心叫び続けていたのですが、高揚した気分の方もいたようにみうけられたので、人によって感じ方ってちがうのね、というしかないですね。ただ、批判するわけではないのですが、つくった人(ベネッセの人?安藤さん?)の人生観て、やっぱ「この世は地獄、芸術だけが天国」なのかなあ、とか、思ってしまう。あるいは、今「V」とかやってるけど、「地球脱出宇宙船」っぽい。とか。まあこの島がシェルターなのか、「ドクター何とかの島」なのかはわからないけど、「環境とコラボしたアート」という流行や「島おこし、金かせげ」を超えた意図があってしかるべきでしょう。私設ですから。地中の牢獄から見せられる空。それをアートと呼べという。渡る世間は鬼ばかり、その中で芸術コレクションに救いを感じるのはもちろんアリだろうけど、私はオツカレビジネスマンの心のオアシスのために絵を描いていたっけ?と振り返るとそうでもないような。そんな役目は金麦買って待ってる奥さんやキャバクラのお姉ちゃんにまかせて、私は違うことをしていたい気もする。芸術はなぐさめかもしれないが、同時に真実や、預言であってほしいような…。
2012/09/02
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