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『 ネット記事を読む 』
※消費者の視点。
「得する保険」の存在を信じている人たち
保険コンサルタントの
後田亨さんという方のお話です。
2015.5.27
「読者や視聴者に
『得する保険の話』を紹介したいんです」――。
このように意気込んで、
取材に来られる記者やライターの方がいます。
※洗脳され切った記者やライターが
自分の思い通りの記事を書くから、
ますます多くの消費者が
洗脳されていきます。
また、話題のテーマが「保険」だと、
多くの視聴者が興味を示します。
我が日本では、そんなことが
繰り返されていて、多くの消費者が
お金をたれ流しています。
でも、たいていの場合、このような取材を受けると、
終始、話がかみ合わないまま終わってしまいます。
何かあった時に備える保険のコスト構造は単純です。
加入者が支払う保険料から、
営業担当者や代理店への報酬を含む
保険会社の諸経費を引いた残りのお金が、
保険金や給付金になるのです。
※当たり前。
だから保険屋さんが成り立つ。
従って、加入者に還元される保険料の割合は
必ず100%を下回ります。
※当たり前。
保険会社で商品設計に関わっている方によると、
例えば、入院等に備える「医療保険」における
還元率は70%程度とみられるのです。
つまり、
もし入院時に7万円の支払いが必要になるとして、
それを保険で用意したら10万円かかる
ことになるわけです。
※当たり前。 そうでなければ、
保険の仕組みが成り立たない。
消費者が確実に損をすることで
保険業界が成り立っている。
私がそう説明し、
「ですから、このような仕組みを利用しながら
『何か得する方法がないだろうか。
誰か知っているはずだ』 と
考えるのは、筋が違うのではないでしょうか」
と話すと、
取材に来た記者やライターの方は不満そうにされます。
※洗脳された人たちにとっては、
描いていたストーリー通りにならず、
当然・・不満です。
「一生涯の保障がある『医療保険』や『がん保険』
の場合、60歳以降に加入したら、
保険の世話になる可能性も高く、
得することだって多いのではないでしょうか」
と粘る方もいます。
※往生際の悪いおバカさん・・です。
何歳で加入しようが加入時点から
「一生涯の保障に必要なお金を分割払いする」
仕組みに変わりはないので、
いつ以降に加入すれば得するなどということには
ならないと私は考えています。
※当たり前。
もちろん、高齢で加入する場合、
給付金を受け取る確率は高まるでしょう。
しかし、当然ながら、その確率も
あらかじめ保険料に反映されているはずです。
※当たり前。
仮に7万円を受け取る機会が2倍になるとしたら、
保険料をトータルで10万円ではなく
20万円支払う仕組みになっている、とみるべきでしょう。
※当たり前。
こうした回答をすると、体験談を引いた反論が
待っています。
「60歳近い上司が保険を見直した直後に
入院して数十万円の給付を受けた」
「帝王切開で給付金をもらった知人が複数人いる。
20~30代の女性の場合『医療保険』
で得することは多いのではないか」
といった具合です。
※往生際が悪い・・。
「加入直後に入院する確率や、
帝王切開で出産する確率も、あらかじめ
保険料に反映されていると考えられないでしょうか」
※当たり前。
と答えても、
「それはそうなのかもしれませんが……」
と満足してもらえません。
自分が実際に見聞きした体験談等だと情緒的に
なってしまうので、
一般論や原則を確認しておいた方がよいと思うのですが、
記者やライターの方にとっては
自分が知った事実を否定されたように感じるようです。
※洗脳されたままなので、
何を言っても・・。
妥協案(?)として私がお話しするのは
「都道府県民共済に加入なさってはどうですか」
ということです。
※それも、ダメ。
18~60歳まで同一料金で同じ保障内容ですから、
中高年は相対的に得な価格設定になっていると
みることができます。
還元率は90%近くあります。
※損する金額が少なくなるだけで、
基本的に損すること自体は同じ。
民間の保険より損が少ないということを
「得している」と評価すべきかどうかは疑問ですが、
「それで気が済むのであれば……」
というわけです。
それにしても、不思議な感覚だと思います。
「得する話」を期待する人たちは、
金銭面で収支がプラスになることを望んでいるはずです。
しかし、
「まとまっていないお金(保険料)で、
まとまったお金(保険金)を用意できる」
という保険の利点は、
宝くじの賞金がクジに外れた人のお金から支払われるように、
「掛け捨て」になる保険料で支えられているのです。
※当たり前。
トータルでは収支はマイナスになることを
あらかじめ覚悟の上で、必要最小限だけ利用するというのが、
賢明な保険との付き合い方です。
※当たり前。
「保険加入=お金を失うこと」
保険でしか対応できない事態
のみに絞って、覚悟の上で
お金をたれ流したい。
火災保険と自動車保険とか・・。
ところが、マイナスを嫌うあまり、
高齢になってから加入すれば得なのではないかと
期待するなど、
保険料負担が増える方向で物事を考えてしまう人が
いるのです。
※おバカさんです。
判断を歪めているのは「願望」です。
人の心理はつくづくコントロールすることが難しいものだ、
と感じます。
※洗脳された記者やライターの書く記事で、
さらに洗脳される日本人が増えていきます。
しっかり、自分の頭で考えたい。
これ? もちろん、加入してはいけない。
掛金が安くても、結局は失うお金になる。
その総額は・・? 自分で算数してみよう。
そのお金があれば、何十回でも病気になることができる。
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