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正社員として働いたら、
年金ってどれぐらい増えるの?
自分の頭で考える生活設計。
『 ネット記事を読む 』
※消費者の視点。
1年働いたら年金はいくら増える?
2015/9/11 All About
和田 雅彦さんという人のお話。
以前、ある女性から
「例えば1年間正社員として働いたら、
年金って
どれぐらい増えるものでしょうか?」
という質問を受けました。
この方は専業主婦なのですが、
ようやく子育てがひと段落したので
働こうと思っているとのこと。
働くといっても、正社員にするか、
パートにするか、どういう働き方を
するのが良いのか思案されているようで、
その際に年金がどうなるのかも
気になるご様子でした。
誰しも
「保険料を払って、それが将来の
年金額にどのように反映されるのか」
は知りたいものでしょう。
そこで今回は、
払った保険料と将来の年金額との関係を
検証してみます。
1年間の勤務でどれだけ年金が増える?
ケーススタディ
仮にこの方(Aさんとします)が1年間
会社員として働いた場合、
どのくらい年金が増えるのでしょうか。
【前提条件】
・年齢は35歳
・平成27年9月から1年間勤務で、
厚生年金に加入
・年収240万円
(月給20万円、交通費・賞与なし)
・年金額は、現在の制度で計算
(再評価率は考慮せず)
この期間分として受け取れる
厚生年金の計算式は、現状、次のとおりです。
「年収の12分の1
×5.769/1000
×加入期間(スライドは考慮せず)」
したがって、Aさんのケースで考えると
「20万円×5.769/1000×12カ月
=約1万3800円」
つまり
年額で1万4000円弱増えることになります。
(計算の便宜上、
100円未満の端数を切り捨てしている)
ちなみにAさんの
厚生年金保険料は、
毎月1万7828円
(平成27年9月~平成28年8月)。
これを12カ月払うわけですから、
1年間の合計で21万4000円程です。
ということは、
21万4000円支払うことで、
65歳以降に毎年1万3800円を受け取れる
とも考えられます。
21万4000円÷1万3800円=約15.5、
つまり 15年かかって
ようやく 元が取れる
計算になります。
厚生年金だけでなく国民年金も受け取れる
この試算結果だけをみると、
65歳から支給が始まって、
ようやく元を取れるのは80歳。
「これでは全然お得じゃない!」
って思ってしまいますよね。
しかし、
厚生年金保険料には、
国民年金の保険料も含まれています。
国民年金にも12カ月加入している
こととなるため、厚生年金に加えて
国民年金も増えることになります。
Aさんのように、
今まで第3号被保険者だった方は、
国民年金の保険料を払わなくても、
その期間の老齢基礎年金が受け取れます。
そのため、
国民年金が増えるということではありませんが、
現在
国民年金の保険料を支払っている方
については、国民年金の保険料を払わなくて
老齢基礎年金が増えることになります。
国民年金の計算式は
「78万100円(平成27年度価格)×加入期間/480」。
今回のケースに当てはめると、
「78万100円×12/480= 約1万9500円
」
となります。
ということは、
年金額は、
厚生年金1万3800円に国民年金1万9500円を
加えた計3万3300円程増える、
ということになります。
そうすると、
21万4000円÷3万3300円=約6.4、
つまり 6年と少しで元が取れる
という計算に
なりますね。
※当然のことですが、この金額はあくまで
現在の制度を元にしたケーススタディであり、
将来の受け取りを保障するものでは
ありません。
また、実際に年金を受け取るには、
受給資格期間を満たさなければなりません。
年金はやっぱりコツコツと積み立てるもの!?
一般的に「サラリーマンの妻」と呼ばれる人は
国民年金の保険料は払わなくて良いことに
なっていて、
しかも老齢基礎年金はちゃんと出るということ
ですから、
年金制度では非常にお得な状況にあります。
※配偶者控除はいずれ廃止へ
・・という流れになっています。
その前提で生活設計を考えたい。
ただし、収入が130万円
(今後この金額は下がる可能性がある)を超えると、
自分で国民年金の保険料を払わなくてはなりません。
国民年金保険料は年間18万程になりますので、
先ほどの年収240万円の会社員の
厚生年金保険料とほとんど変わりません。
パートタイマーの社会保険適用拡大の流れは
止められません。
お得な第3号被保険者も徐々に縮小されていく
でしょうから
、今後は
「パートで国民年金を払うなら、
厚生年金に加入したい!」
という方が増えるかも
しれませんね。
今回のケーススタディの計算金額が多いと思うか、
少ないと思うかは人それぞれでしょう。
「こんなに少ないのか!」
と愕然とした方も少なくないと思います。
しかし年金は1年間で劇的に増えるものではなく、
あくまでも長期間コツコツと増やしていくものです。
そして、そもそも働くことによって
収入が増えるということもお忘れなく!
※このケーススタディで
考慮されていないことがあります。
妻には新たな負担が発生します。
妻が正社員で働く場合は、
妻自身に所得税・住民税が
課税されます。
さらには健康保険料の負担が
発生します。
これらすべてを合わせると、
ザックリと収入の2割の金額を
負担することになります。
240万円×0.2=48万円
約48万円の負担もお忘れなく!
え・・? ちょっとがっかり?
それから・・
厚生年金保険は老後にお金をもらう
「老齢厚生年金」だけではない。
障害者になった際に受け取る
「障害厚生年金」もあるし、
死亡した場合に遺族が受け取る
「遺族厚生年金」もある。
つまり、厚生年金保険は、
『障害保障・死亡保障付き年金』
というスグレモノだということも、
お忘れなく!

厚生年金はスグレモノ? ・・っと。
1 商品販売をしない。 2
しがらみが無い。
真に消費者サイドに立つ、14年目の
ファイナンシャル・プランナー事務所。
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