読書家とっすぃのうさぎ跳びマインドブログ

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2025年07月29日
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テーマ: 読書(9627)
カテゴリ: 読書

こんにちは、とっすぃです!

今回は、読者さんから教えていただいた超絶おすすめの一冊『もしアドラーが上司だったら』について熱く語らせていただきます。

いや〜、これマジでいい本見つけました!小倉広さんの著書なんですが、もう脳がとろけるスタイルのビジネス書で、学びになるし感動もできる一石二鳥の名作です。あなたに絶対買って読んでほしいと心から思った本なので、ぜひ最後までお付き合いください!

皇居ランナーから始まる運命の出会い

まずは簡単なあらすじから紹介していきますね。

主人公は30歳のサラリーマンの「リョウ」。物語は皇居の周りを、この主人公のリョウがランニングしているところから始まります。

皇居周りを走ってる人って、なんかハイカラというか上流階級な感じしますよね!私もちょっと皇居走るの憧れてます(笑)

主人公のリョウも「皇居周りを走っている人かっけー!」って思って、自分も「俺もイケてる感じだし、早起きして仕事前にジョギングしちゃったらかっこいいんじゃないか」的な感じで走っていたわけです。

するとあるとき、目の前にスーツで走っている人がいたんです。背も低くて、汗をダラダラ流しながら、まさしく ドラえもんみたいな人が走っていました!

そのドラえもん的生物を抜き去ると、そのドラえもんが話しかけてきたんです。

「よろしく、僕はドラ」

こうやって馴れ馴れしく話しかけてくる謎の人物。実はこの人物こそ、その日から同じ部署に異動してきて上司になる「ドラさん」だったんです!

アドラー心理学のエキスパート、ドラさん登場

このドラさん、マジでいい上司でして。なんとドラさんは アメリカの大学院でアドラー心理学を専門で学んできたすごい人で、名前の「ドラ」は「ドラえもん」ではなく**「アドラー」から実は来ていた**んです!

アドラーといったら、フロイトやユングと並ぶ偉大な心理学者。詳しく説明すると5000万文字くらいかかるので割愛しますが(笑)、とっても独特な考え方をする人で、人によってはめちゃくちゃポジティブになれたり勇気がもらえる考え方なんです。

この主人公のリョウは、仕事をする上で失敗した時とか落ち込んだとき、このドラさんが教えてくれるアドラー心理学を学んでどんどん成長していくという物語なんです。

アドラー心理学は私も初めて知ったときからめちゃくちゃ活用させてもらっていて、本当に生きるのが楽になりました。個人的にもめちゃくちゃオススメの心理学です!

【重要】自分のできているところに注目する

ここからが本題です。この考え方ができるとどんどんいろんなことがうまくいくようになるので、鼻の穴かっぽじってここで学んじゃいましょう!

ジョギングをサボってしまった朝

主人公のリョウは、夜更かしでゲームばかりしていて、やろうと思っていたジョギングをサボってしまいます。そして遅刻ギリギリで出社するんです。

一方で、ドラさんはちゃんとランニングキャップをぶら下げていて、今日も皇居を走ってから出社していました。

それを見てリョウは「このままじゃダメだ!イケてる大人になれないぞ!」こうやって自分を追い込むんです。

そんなリョウに対して、ドラさんはこう言います。

「リョウ、どうしたのかね?朝から大きな溜息をついて。もしかしたら君は自分を責めているのではないかね?」

こうやって優しく声をかけるんです。ドラさん優しい!

するとリョウは「はい、今日も僕はジョギングができませんでした。一方ドラさんはきちんと走ってらっしゃる。僕は自分が情けないんです」こうやって答えます。

劣の注目 vs 優の注目

するとドラさんが「自分を追い込む必要なんかないよ」ということを説明し始めるんです。

「ジョギングをサボったことは客観的な事実。それに対して主観には2つの選択肢がある」

**一つは「できていないこと」に注目してダメな自分を責めること。 これはアドラー心理学では「劣の注目」**と言います。「このままじゃダメだ」「自分はできてないヤツだ」といった感情です。

**一方、もう一つの選択は「できていること」に注目すること。 できていないことではなく、できていることに注目する。これを「優の注目」**と言います。「俺頑張っている!」そうやって自分で勇気づけ、心にガソリンを入れるんです。

これを聞いたリョウは最初「いやいや、そんなポジティブになれないから困ってるんだよ」こうやって思うんです。確かにそんな簡単じゃないと思いますよね。

週に2日「しか」?「も」?

そしてリョウはこう言います。

「結局、先週なんて5日間のうち2日間しか走ることができなかったんです」

実はこの発言が重要でして!これ見方を変えると「1週間のうち2日間 走れている」ということなんです。

だからドラさんは「週に2日も早起きして、その後仕事までしている。なんてすごいじゃないか!そこに注目するんだ」こうやって言うんです。

これめっちゃポジティブな考えで、私も大好きです!

でもですね、天邪鬼なリョウはまだこう言います。

「たったの2日程度で調子に乗っている。そんな甘っちょろいことでいいんですか?それじゃダメ人間になりますよ」

人は現状に満足しても歩みを止めない

ここからが私も読んでいてめちゃくちゃ勉強になったのですが、**「人は現状に満足しても歩みを止めない」**ということなんです。

ドラさんはリョウに「人生で自分が進歩したこと、一番頑張った事」これを聞くんです。

するとリョウくんは一つだけある話をします。新規事業開拓で営業の電話をした時、最初は上手くアポが取れなかったけど、話し方の工夫をしたり声の抑揚を変えることで次々とアポが取れて売上を上げることができた、と。

するとドラさんが「その時のことを思い出してくれよ。いいか、リョウ君はその時、次々とアポイントが取れて『できている自分』に注目していた。どんな気分だった?」

リョウは「最高の気分で、自分って最高かも!そう思いました」こうやって答えます。

さらにドラさんはこう言います。

「うーん、じゃあその時『もうやめた!現状維持でいいや』こうやって思ったかい?それとも『まだまだいけるぞ!もっとできるぞ!』と思ったどっちだい?」

こうやって聞くんです。

そこでリョウは、その時「もっともっと上を目指したい」と思っていた事を思い出すんです。

小さな成功体験が人を成長させる

この話、聞いてどうですか?バリそうじゃん!と私も共感しました。

人って「自分には価値がある」こうやって思えると、どんどん勇気が湧いて自然ともっと頑張れるんです。

だからどんなに小さいことでも、できていることに注目すれば、自然とその人って頑張れるように出来てるんですよ。

これよく「小さな成功体験を積み上げろ」って言われてるのと同じ理由なんですよね。小さな成功体験で「できている自分」を自覚できると、自然とやる気が出てくるんです。

だからですね、あなたももう何でもいいです。朝起きれたとか、歯を磨けたとか、挨拶できた。こういった小さな小さな成功体験を「優の注目」で考えることができれば、勝手にやる気が出てくるという話なんです。

これは考え方を今まで「劣の注目」だったのを「優の注目」に変えるだけ。今この瞬間からできますので、ぜひやってみてください!

物事を多面的に見る〜円錐の法則〜

3つ目は「物事を多面的に見る」という話です。

リョウがあるとき、仕事でものすごいミスをしてしまうんです。でもドラさん、ここでもめっちゃいい人なんです。怒られると思いきや「とってもいい経験だったね」こうやって言うんですよ。

天邪鬼なリョウくんは「いやいや、さすがにこれは失敗は失敗ですから。こじつけすぎじゃないですか?」こうやって返すんです。なんか生意気ですよね(笑)

円錐から学ぶ多面的な見方

するとドラさんが説明を始めます。

「ドラさん、円錐って知ってる?」

「はい、小学校の時に習いました。底が○になっていて、上に行くほど細くなって、てっぺんが針の先のように尖っているあの形ですよね」

「その通り!では質問。それを真横から見たらどんな形かね?」

「三角です」

「ビンゴ!では円錐を持ち上げて、底の方から見たらどんな形?」

「えっと...○です」

ここでリョウくん気づくんです。 円錐は横から見ると三角、底の方から見ると○。これどっちも嘘ではなく本当のことなんです。

つまりですよ、 失敗は確かに失敗ですが、それは見方を変えると「経験」でもあるんです。

先ほどの話のように「劣の注目」だけではなく「優の注目」をした方がどんどんやる気が出るから、「経験だ」と捉えたほうがお得なんですよね。

リフレーミングの力

この話、どうですか?あなたが今まで ネガティブに考えていたこと、例えば思い出したくない失敗とかってありますよね。私も500万個くらいあります(笑)

でもそういったものも、この円錐の理論で考えてみると、今まで気づかなかった側面が見えてくるんです。

  • トラウマがあったから成功できた
  • 失敗があったから今活かせている

これって絶対見つかると思いますよ。ぜひあなたもやってみてください。

実生活で使えるリフレーミング術

ちなみに、この円錐の話って本の中でも言われているんですが、一般的には**「リフレーミング」**というやり方なんです。物事を見る枠組みを変えて違う視点で捉えると、ポジティブに解釈できる状態になるというやり方なんです。

私はこれをイライラした時にやるようにしています。

例えば、並んでいる列に突然割り込まれた時って嫌じゃないですか?その時に「うわ最悪!やばーい」って思ってると、どんどん気持ちがネガティブになっていくんですよね。

ここで「あ、あのおばあちゃん急いでるんだな。ここで順番を譲っている自分、超イケてる」こうやって考えると、本当にイライラしなくて済むので、生きるのがマジで楽になるんですよ。

マジでこのリフレーミング、毎日使えます!やればやるほど心の筋力が上がっていく感じするんでおすすめです。ぜひ色んな場面でやってみてください。

まとめ:人生が楽しくなる3つのポイント

というわけで、今回のまとめです!

  1. あらすじ- 皇居ランナーとアドラー心理学の上司の出会い
  2. 自分のできているところに注目する- 劣の注目から優の注目へ
  3. 物事を多面的に見る- 円錐理論とリフレーミング

いやー、この本の素晴らしさが私の語彙力で10%でも伝わっていたらマジで嬉しいです。本当にいい本なので、さらに気になる方はぜひ手に取ってみてください!

この本を読んでから、私自身も「できていることに注目する」「多面的に物事を見る」ということを意識するようになりました。そうすると本当に、日々のちょっとしたことでもやる気が出るようになるし、失敗や嫌なことがあっても「これも経験だな」って思えるようになるんです。

たった2つの考え方を変えるだけで、こんなにも人生が楽しくなるなんて思ってもみませんでした。

あなたもぜひ、明日から「優の注目」と「リフレーミング」を試してみてください。きっと今まで見えなかった世界が見えてくるはずです!

それでは、今回はここまで。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


※この記事が役に立ったと思ったら、ぜひシェアしてくださいね。一人でも多くの人にアドラー心理学の素晴らしさが伝わりますように!






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最終更新日  2025年07月29日 05時55分14秒
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