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毎年九月の最後の週末にVDP主催の競売会が行われています。金曜から三日間一日ずつ、モーゼル、ラインガウ、ナーエで開催されています。2006年の時にモーゼルとナーエのに参加しているのですが今回も同じ二ヵ所に参加しました。当初エーベルバッハでのラインガウのも行くつもりだったのですが、同じ土曜日にモーゼルで魅力的な試飲会があることを知ってふたつを天秤にかけたところ競売会を諦めることにしたのです。競売会の様子はmosel2002さんがレポートを書いていますし、システムなども含めて僕も2006年の時のを書いていますのでこのイベントに興味がある方はそちらをみてください。会場は同じですしシステムも変わってないので。ただ競売をするコミッショナーは増えたみたいですが。今回は会の様子については省かせていただきます。まずはモーゼルです。前日の新酒試飲会で体力的(内蔵的)にも精神的にもかなり疲弊いしていたので、翌日からの試飲会攻勢にも備えて、午後からの五時間ひたすら甘いワインを飲み続ける競売会本会の参加は諦めて休養することにしたのです。それでも午前の試飲会で全種類飲めているので充分です。全体的な感想としては、2006年(2005年産のワイン)の時より感動するものが少なかったように感じました。それには二つの理由があってひとつは年の出来、質の問題です。もうひとつは値段相応なのかと感じてしまったからなのです。同じアウスレーゼでも競売会用のほうが値段が高くなることがほとんどですし、競売会に参加していない醸造所のゴールドカプセル(以下GC)のほうがもっと安くておいしいというのをいくつも知っています。なので質と値段のバランスを考えた場合ありえないなと思うものが多かったのでした。値段を考えなければおいしいのだけれど、ということです。でも競売会用のワインを入手することはお金持ちの人とドイツワインマニアにとってのステータスという一面もあるので僕の感想はナンセンスかもしれません。この感想を持ったのはたくさんのワインを経験したことによって感じ得たことともいえるかもしれません。では気になったワインを少し。2006年の時には05のローゼン、フリッツハークなどシュペートレーゼでいくつかすばらしいものがあったのですが、今回は皆無にひとしかったです。その中でSAプリュムのWehlenのシュペートレーゼは気になりました。ちょっとすっぱいと感じましたが数年熟成したらすごくなるのではと思いました。今回は競売会では購入するつもりはありませんしたが、唯一買いたいと思ったのがこのワインでした。エゴンミュラーのアウスレーゼGCはさすがというものでした。クリーンなのだが嫌みのないエーデルズースらしい甘みがありました。ただ自分で購入するには手が出ない値段です。そういうものも試飲ができるのがこの試飲会の醍醐味でもあります。ツィリケンもよかったのですが(特にアウスレーゼGC)、2005年産がすばらしかった印象が強いのでそれとくらべてしまうと、とは思いました。J.J.プリュムは前日の一連のラインナップのほうがおいしいと感じました。値段は関係なくです。前日の試飲会でファンになったBuschはこの日もよかったです。03のTBA(貴腐ワイン)が飲めたのはとてもよい体験でした。まだ著名なところのTBAの経験は少ないということもありますが、僕が今までに飲んだことのない味わいでした。トロッとしていて複雑さを感じるナッツの風味が口の中をかけめぐります。でももっと熟成してたらもっとおいしくなるのは間違いないです。前日の前のヴィンテージのアウスレーゼコーナーにあった05のベーレンアウスレーゼはここまでの複雑さはなかったのですが、きれいなタイプの甘口ワインでこっちも僕は好きです。 奥さんはずっとこの笑顔なのです。奥さんの人柄も僕がここの虜になった理由のひとつです。事前に出品するリストは発表されているのですがそれをみて今回一番楽しみにしていたのがフリッツハークの05のTBAです。僕が一番好きな醸造所なのですが、TBAはまだ飲んだことがなかったのです。BAはうちに眠っていますが。正直にいえば期待に応えるものではありませんでした。といってもめちゃくちゃうまいのですが、ハークのものと考えるとそれ以上を期待していまったのでした。濃厚さが足りたいかなーと感じたのです。と書いてるワインですが、ハーフサイズが1030ユーロ、750mlが2306ユーロ(25万円ちょっと)で落札されているワインです。ハーク親子です。僕はお父さんが日本に来たときにゴーミヨのハークのページにサインしてもらったことがあります。 といったところで次回ナーエ編に続きます。
2010.10.31
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何から書いてよいか迷いましたがまずはこの試飲会からです。毎年9月の最後の週末には競売会が行われているのですが、今年はその金曜日のモーゼルの競売会の前日に例年は初夏に行われている新酒試飲会が同じトリアーで行われました。モーゼル在住の人にはいつ開催しても関係ないでしょうが他の地域、ましてや他の国から来る人間にとっては二日連続でのイベント開催はとてもうれしいかぎりです。場所はこの宮殿です。中はこんなかんじです。思っていたより人が多くてびっくりしました。VDPに加盟している(ワインに鷲のマークがついてます)モーゼル、ザール、ルーヴァー地域の醸造所30ヶ所がブースをだしていてそれぞれのブースで試飲することができてだいたいのところは辛口から甘口までバリエーション豊かに8種類のワインを用意していました。その状況を知って幸せだと思うのと同時に、全部飲むのは不可能だと悟りました。200種類以上を3時間で飲まなくてはいけないのですから。ということで気になるところから飲んでいきました。それでも8種類飲んでいると時間がなくてなるので気になるものだけ飲んでいきました。全種類飲んだところもありますが。感想をちゃんと書いていくと膨大な量になるので気になったところだけ書いていきます。出品していたワインのほとんどがすばらしくとても好印象だった醸造所は2つありました。この二つのところはほぼ全種類飲みました。そのひとつはザールのオーテグラーヴェン(Von Othegraven)です。ここのは日本にはレギュラー商品としては輸入されていませんが何種類かは飲んだことがあったのですが、自分の好みにはあまりあわないところだなーという印象だだったのですが、2009年産のはとても質が高いと思いました。この試飲会の前にザールに行ったときにレストランでここの09年のAyler Kuppのカビネットを飲んだのですが、心地よい甘みでよいバランスできれいなワインでした。そのワインだけでなくそれと同様好印象なワインが多かったのです。ですが面白いことに系統がふたつに分かれていて、ボリュームがあってザール独特の風味があるものと、先に書いたようなきれいなワインとタイプが二分されていました。それが面白いことに畑ごとの特徴ではなく、畑、等級、甘口辛口ばらばらにその特徴があったことでした。たとえばカンツェムのアルテンベルクAltenbergのカビネットは風味が強かったのにシュペートレーゼはきれいで高貴という言葉があてはまるようなワインで対照的で、同じシュペートレーゼでもオックフェンのボックシュタインのはにおいが強かったのです。甘口が中心のラインナップだったのですが辛口でもアルテンベルクのグローセスゲヴェックスもやわらかくて僕の好みでした。ザールのレストランでは08年の辛口仕立てのMAXも飲んだのですがこれも良かったので、2009年が特別良かったというよりは今勢いのある醸造所、という捉え方のほうがあっている気がしました。その日の夜にマニアの方々と市内のワインバーに行くことになったのですが、そこではワインも買えることができるのですが、好印象だったアルテンベルクのGGとシュペートレーゼが置いてあったので購入しました。次の日には同様に試飲会で好印象だったシュロスリーザーの2006年のベーレンアウスレーゼも購入したのですが、これらは試飲メモで二重丸をつけていたもので、この試飲会で二重丸をつけたのは10個もなかったのですがその中で3つもショップで発見できたのはとてもラッキーでした。試飲会の話に戻りまして、好印象だった醸造所のもうひとつはブッシュClemens-Buschです。高品質なのはもちろんなのですが自分の好み、という意味合いも強いです。わりとすっきりとした飲み口のワインが多いので。人によってはこういう系統は物足りない、と感じるもしくは評価が低いと思います。 辛口から甘口まで満遍なく質のよいワインがありました。下のほうのクラスであるVom roten Schieferでさえびっくりするものでした。ぶどうの香りがすごくて口の中でも同じニュアンスが強く広がります(すみません、もしかしたらこれはGrauen Schieferの感想かもしれません。好印象だったのはRotenのほうで間違いはないのですが。)。ぶどうといっても他のワインで同じようなニュアンスのものはほとんどなくてとても独特なものです。ベーレンアウスレーゼもすごく良かったのですが100ユーロを超えるのでなかなか手は出せない高級品です。ここだけでなく他の醸造所にもいくつかあったのですが、同じ畑でもその中の一部分の畑の葡萄だけで別にワインを造っているところがあります。特に辛口に力を入れているところに多くグローセゲヴェックスでそういうワインがいくつかあったのですが、そういうものは別名のもののほうが個性的でなおかつ質が高いような気がしました。個人的な感覚かもしれませんが。テロワールの特性を生かせる部分、もしくは特異、特別な部分だから区別して醸造しているだけはある、と思ったのでした。ここのもMarienburgでもRothenpfadと付けられたGGのほうが先のようなぶどうのかおりもして個性的で好印象でした。他にはMilzのファインヘルプ2種類やラインハールトの甘口などもよかったです。以前から好きだったり期待していたところのではすばらしいワインにあまり出会えませんでした。といってもVDPに加盟している醸造所なのでほとんどのワインは一定のレベルには達している高品質なワインなのですが。あと興味深かったのはJ.J.Prumです。最近のは前と少し傾向が変わってきているのかなーと感じていたのですが、今回の試飲で自分なりに解釈はできたような気がします。08と09のヴェーレンのゾンネンウーアのカビネットの飲み比べができたのですが(08はドイツワインフェストの時に飲んでいます)、08はクリアーだったのですが09は昔からの僕が知っているプリュムっぽいこの土壌独特の風味がして少し複雑みがありました。ゾンネンウーアのシュペートレーゼは上の二つの要素を両方とも感じたのです。(微妙なニュアンスなので具体的に表現しなくてすみません。)そのことから土壌の個性は大事にしつつスタイリッシュなスタイルに少しチェンジしているのかなーと僕は感じました。変化というよりは進化なのかなと。ただ軽くてプリュムとしては物足りないワインが多くなったのも事実な気がしました。全く飲んでない醸造所がいくつもあるほど量が多かったです。PrumはJ.J.Prumしか飲んでいませんしザールも少ないです。このラインナップの中では優先順位が低い醸造所でも飲んでおけばよかったというワインがリストをみたらいくつもあって後悔しています。たとえばホスピチェンのピースポートのSchubertslay(単独畑です)のGG。この畑のはけっこう好きなのとErst Lageに認定されていたのでこれをその時にみつけていれば必ず飲んでいたのでした。最後に急いで甘口だけ飲んだところもあるし、メモに飲んだことは書いてあるけど味の記憶は全くない、といワインもいくつかああって量が多すぎるのも困り者だと思いました。有名な醸造所のが飲み放題で、みたことのある造り手がそこらじゅうにうろうろしていてドイツワイン好きにはパラダイスな環境なのですが、実際には飲みたくても多すぎて飲めないワインがある、という生き地獄だったのでした。とここだけでもすごい量と質なのですが他にもブースがあるのを途中で知りました。そのブースに30分以上時間を費やすことになって飲みたいのに時間が足りないという上の生き地獄の要素を強めることになったのでした。それは前のヴィンテージのワインを各醸造所が提供していてそれを集めたコーナーでした。2007年から1986年までのもので(90年代が一番多かったです)、シュペートレーゼ(少しだけ辛口あり)から極甘口までありました。今数えたら48種類でした。これは会終了後のそのコーナーの残骸です。ゴールドカプセル(アウスレーゼ)が多いのがおわかりいただけると思います。このブースだけでも試飲会が成立してしまう量とラインナップでした。気になったのだけ飲んだのですが(30種類くらい)、その中にはもう完全に飲み頃をすぎているものもあってリストを見たときの期待よりは満足度は少なかったです。その中でもブッシュの05ベーレンアウスレーゼ、フィッシャーの99三ツ星アウスレーゼ、グランスファシアンの86シュペートレーゼは光っていました。86のは古酒すぎず軽めなのなけど熟成した苦みもあって古酒でないと存在しないすばらしいワインでした。というようにタイプや系統の違うワインが膨大な量あった試飲会だったので筋立てた比較はなかなか難しかったです。そのワインを分析するだけで精一杯だったので。(お披露目、アンテナ的な社交性を重視したイベントなので全部を飲んで勉強してもらうという意図はこのイベントには全くないと思いました。)好きなワインを探すにはこういう試飲会は最高なのですが、知識とするための勉強のための経験にするには、ちゃんとテーマを決めてターゲットを狭めながら飲まなくてはだめだなーと思いました。それには犠牲(飲みたいけど飲めないワインが増える)をともなうので勇気が必要なのですが。といっても古酒ワインをいろいろ経験できたし、地域ごとの09の傾向もなんとなく把握できたので楽しかっただけでなく勉強としても経験値をあげることはできました。
2010.10.23
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気がつくとだいぶ日があいてしまっています・。そろそろ始動します。その前に、ドイツから帰ってきてから飲んだワインを書いてみます。人のお祝いで、などいろいろな理由があって開けているのですが、ドイツで大量にワインを購入したのでセラーのワインを減らさなくてはいけない、というのが頭にあるので、行く前よりももう二度と出会えないワインに容易に手をのばすことができたのでした。それに新しい若いヴィンテージをたくさん飲んだのでそれらとの比較という意味もこめて、記憶がまだはっきりしている今のうちに飲んでおこうと思って開けたものもあります。J.J.Prum 05 Wehlener Sonnenuhr アウスレーゼ ゴールドカプセル オークションワイン帰国した日が母親の誕生日だったのでいきなり大物を開けちゃいました。競売会用のワインで同じ等級のふつうのものとは別物です。こちらのほうがグレードが高いと思ってください。ちなみにゴールドカプセルとさらにその競売会用ワインが存在する醸造所がいくつもあります。ややこしいですよね。特にプリュムとフリッツハークはひとつの年の同じ畑の中で数多くのアウスレーゼが存在しています。このワインはオークションで競り落としたのではなく、2008年にベルンカステルのワイン屋で購入したものです。2006年のモーゼルの競売会で試飲しているのですが、その時はあまり好感度は高くありませんでした。ゴールドカプセルとランゲゴールドカプセルがずば抜けていたということもあるのですが。で前置きがかなり長くなりましたが、予想通り06年の時よりおいしく飲むことができました。濃厚なアウスレーゼというよりは飲み口は細いのだけど縦に長い凝縮された甘みを感じます。メロンのヒントです。色々飲んだあとの締めとして期待するとちょっと肩透かしをくらうかも、というものですが、すばらしいアウスレーゼでした。こういうタイプは5年くらいで飲むのがちょうどよいかもとも思いました。エゴンミュラー 04 シャルツホフ QbA若いワインとの比較と、今回ザールのワインに注目することになったので他の醸造所との比較、という意味合いもこめて開けました。この年のは他の年のQBAより飛び抜けて良くて、もっと若いときに何度か飲んでいました。この年はプリュムのはQBAも好みでした。どちらもかなり格下げした葡萄だと思います。で久しぶりに飲んだら少し酸っぱく感じました。残糖がそこそこあったので良いバランスだったのが甘みが抜けてきたからだと思います。5年経っているので、09のワインを飲んで5年後が想像できるザールのワインは少なかったのですが、そういうこともあって、しっかりと造ってあるすっきりめ(finehelpあたりということ)のワインは2、3年のうちには飲んだほうが良いのではと思いました。標準的なグーツワインはもっと早く飲んだほうがよいのは僕が言うまでもないと思います。もちろんボリューム、複雑みのあるファインヘルプは5年は問題ないものもあるのは間違いないです。僕が経験している中ではフォルクセムやそのうち書くペーターロイアーにそういうワインはいくつかありました。Johannishof 07 Rudesheimer Berg Rottland シュペートレーゼJohannishof 05 Rudesheimer Berg Rottland シュペートレーゼこの07は醸造所で3本買って今回のが二本目でした。買って間もなく開けたときも今回も2日目以降に感じる重たい強烈な甘さは共通していました。ベーレンアウスレーゼといわれても疑わないというほどの糖度のあるワインです。甘みが強い、といよりはどっしりした甘みを感じるのです。二年経っても大きな変化はなかったのですが、フレッシュ感がなくなって少し丸くなっているので甘みが味わいの中に溶け込んでいる印象を少し受けました。その数日後に偶然にもこの05を飲むことができたのです。一緒に飲むことになっていた人がワインをもってきてくれるということで選択肢を出してもらったときにこれがあったので迷わず選びました。実はこのワインは2006年にこの醸造所に行ったときに購入したのですが帰りの飛行機で割れていた、という僕にとって未練のあるワインなのでした。これは本当においしかったです。飲み口はやわらかく、深みのある奥にすいこまれる甘みです。ボリュームもそんなにはないので軽快に飲むことができます。熟成して、ということも多少はあると思いますが、糖と酸のバランスが良かったということが強います。このワインは二日目からは少し苦みを感じ、甘みが強くなったというわけでもありませんでした。どちらにも共通しているのは、複雑で解きながら飲むワイン、というよりは主張がはっきりして隠れもせずはっきり表れているワイン(といってもすべてを覆いつくして支配しているとういわけではないのです)、ということです。ロットランドのは急斜面で陽もしっかりと当り、川にも近い、という条件からそういうワインになるのだということがいえます。特に完熟の葡萄からその個性はよくわかります。07が05のようになるとは思いませんが、2,3年寝かせてから飲むのがとても楽しみです。Spreitzer 03 Oestricher Lenchen シュペートレーゼまだ若いときはジューシーな甘みと適度な酸があってとても好きなワインでした。好きだからなくなる前に購入してとっておいたのですが、タイミングを失いだいぶ月日が経ってしまい、あの時の喜びは超えられないということを覚悟して開けました。やはり飲み頃をすぎていました。といっても落ち着いたトーンの中に甘みを感じるシュペートレーゼが好きな方には気に入られるワインです。残りを焼き肉を食べながら飲んだのですが、脂をやさしく包み込んでくれてあわなくはなかったです。今までの経験と上の三本を加えての考察で、ラインガウのシュペートレーゼについてはフレッシュでキラキラしているうちに飲まなくてはいけないもの、時間が経って落ち着いてから飲むべきもの、がなんとなく判断できるようになった気がします。Schloss Elss 79 Kiedricher Sandgrub カビネットこれはとあるルートからのもらいものなのですが、VDPではあるけれども僕はこの蔵元について知らなかったし、お宝ワインとして大事そうにだしてもがっかりする可能性が大いにあるものだったので、親戚のそこそこワインがわかる人が来た時に気軽に開けてみました。同じタイプの同じくらいの熟成期間を経たワインを全く経験していないので、この味わいが真っ当なものなのか失敗しているのかはよくわかりませんでした。ただ飲むことはできました。おいしいの一歩手前くらいまでいっています。といっても万人受けするものではなく、僕が知っている味としてはベルギービールのランビック(天然酵母によって発酵させているすっぱいビール)を10年くらい寝かせたものみたいな風味と味わいでした。葡萄の風味がぬけているからのですが。単体というよりは少し脂のある食べ物とのほうが飲める気がしました。ハムや冷たいソーセージが適切かと。同じ年の有名蔵のシュペートレーゼも持っているのでこれを飲んだらもう少し分析できると思います。古いワインは僕は濃い色合いを見ただけでテンションがあがるしけっこう満足します。Milz 89 Trittenheim Apotheke ベーレンアウスレーゼ ゴールドカプセルアウスレーゼ以上が家にいっぱい貯まっていて減らさなくてはいけなくて、その中で理解できる人と飲みたい、というかそうでないともったいない、ということでこれを開けました。まさしくベーレンアウスレーゼのトーンです。BAらしい落ち着きのある重心の低い甘さです。ただ予想以上に、というかわずかではあるのですがフレッシュなかんじもあって、最高のバランスというわけではなかったです。あと10年後くらいがベストなのかも、と思いました。通常のアウスレーゼだと20年経てば直接的に感じる甘みは消えているので、エーデルズースは別物なのだということがよくわかりました。ただ2000年代のコールドカプセル以上のアウスレーゼのどれもが20年は持つ、ということはないよう気もしています。10年以内に飲んだほうがよいものがけっこうある気がしています。 それは長寿といわれている畑や醸造所のものでもです。二日目以降はより落ち着きがでていてまろやかになっていました。ちびちび飲むのには最高でした以上です。保存しながら細切れに書いてたらこんなに長くなってしまいました。すみません。しかも味の表現のレパートリーが少なすぎます。ちゃんと伝えたいべきワインの時にはもう少しがんばります。
2010.10.19
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書かなくてはいけないことが山ほどあるのですが、やはり僕にとってははずせない部分なので少し書きます。ZeppTokyoでの一日目東京初日Underworldのライブに行ってきました。やはり彼らはすごかったです。毎回盛り上がる曲Two month offやBorn Slippyは今回も狂気乱舞でしたが、今回はいつもは脇役な曲が今回は神ががってました。特に僕が今回のベストだったのはRezのあのシーケンスの後からのCow girlでした。いつもRezのあの瞬間がライブの山場なのですが、今回はCow girlがすごすぎました。盛り上がる音を使った曲ではないのですが、否定するところが全くない非の打ち所のない完璧な音のかたまりに完全にひきこまれていました。あれは体験しないとわからないと思うのですが、きっと同じようなことを書く人がいると思うのでそういうのを参考に想像してみてください。ふたつの曲が混ざり合ったバージョンをライブで聴いたのは僕の記憶ではかなりひさしぶりのはずなのですが、この形をやっただけでもサプライズだし、さらに順序が逆、そして最高、というのに本当に度肝を抜かれました。というように今回、曲順などそういうところもアンダーワールドらしさが満開でまさにアンダーワールドのライブでした。その後の二曲、ニューアルバムでの6、7曲目もすばらしかったです。これは僕がトランスが好きだから、ということもあると思いますが。King of snakeもすばらしかったです。たぶん昔からアンダーワールドが好きな音楽好きの人ではこの曲をベストにあげる人も多いのではと思います。アンコール二曲は、僕が覚えているライブのほとんどで毎回後半にやっている定番の二曲ですがやっぱりすごかったです。またか、と少し飽きてるのだけどそれでも楽しんでしまうという鉄板です。特に最後のMoaner(ですよね?レーザービーム大活躍の曲)で最後カールさんがテーブルの上に乗ってた時の光景は本当にすごかったです。あの時のを映像でみてみたいです。ニューアルバムでのライブは今までと違う雰囲気になる、というのはアルバムを聴いて想像できたのですが、やはりそうで小さいハコでやった理由がよくわかりました。あのくらいの空間のほうがああいう明るい曲だったら空気がうまくまとまるんだ、と感じたのでした。カールさんあいかわらず踊りまくってました。けっこう年なのに。というか今まで以上に動きが激しかった気がします。体が元気なううち、無理をする直前まで僕らをこれからも楽しませてほしいです。まわりをみたら30代が多かったです。クラブ通い現役のころにアンダーワールドの魔力にはまり今もぬけだせない、というアンダーワールド大好きな人たちばかりでした。この人たちは僕も含めてまだまだ追いかけていくので飽きずにまた日本にきてほしいです。若い人たちが本当に少なかったです。やはりその世代はエレクトロなんですね。エレクトロのように表面でわかりやすいのとは違い、アンダーワールドには耳で聞こえてきたその先、心に響く伝わるものがあるのです。ぜひ若い人たちにもそういう体験をしてほしいと思います。特に曲を作っている人たちには彼らの緻密な構成はすごく勉強になると思います。何気ないブレイクの間でも、他の人がだれもやらないような音の入れ方をしていて(ドラム系とかを)、しかもまったく耳障りなところがなく完璧なタイミングだったりと本当にすばらしいのです。とわからない人には全く伝わらない自己満足ブログになりました。ヨーロッパに行っている間にアゲハでの追加公演が決まり、気がついたときにチケットの抽選の申込期間に間に合ったのは一ヶ所だけで、ドブロクニクのネットカフェから申し込んだのですが当たりませんでした。とても無念ですが一度すばらしいものを体感できただけで感謝しなくはいけません。それでは。
2010.10.08
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まずは今回ドイツワインに関してどういう歩みだったのかということを書いていきます。細かく書いていくときりがないので、ある程度滞在したワインに関して重要な街、ワイン畑をじっくりみることができた著名なワイン産地の村、試飲と購入をした醸造所(太字のものです)、ドイツワインに関するイベントのみを書くことにしました。他にも醸造所併設のレストランなどで2,3杯飲んだところなどもいくつかあるのですがそういうのを含めていくときりがないので、こういう線引きをして挙げていきました。以下のものと前日に書いた旅程をあわせてみると僕の行程の全貌がわかります(笑)。9月7日(旅程5日目) Ahr Dernau Adeneuer8日 Mayschoss Mittelrhein Boppard Matthias Müller Weingart9 フランクフルトのワイン祭り10 フランクフルトのワイン祭り Rheingau Hochheim Franz künstler Spreitzer Assmannshausen Rüdesheim11 Kloster Eberbach Shloss Johannisberg12 Württemberg Stuttgart Fellbach9月18日(16日目) Baden Baden-Baden Schloss Neuweier Pfalz Bad Dürkheim 3日間DürkheimのWurstmarkt19 Deidesheim Deidesheimでの周辺のVDP加盟醸造所のグローセスケヴェックス試飲会20 DeidesheimからBad Dürkheimまで畑の中を歩く Deinhard(Winning) Georg Mosbacher Bürklin-Wolf 21 (20日から一泊二日でフランスのアルザス) Saar Ayl 22 Peter Lauer Saarburg Mosel Bernkastel-Kues Ürzig Karl Erbes23 Trier VDPモーゼル試飲会24 VDPモーゼル競売会25 TrierからTraben-Trarbachまでのモーゼル川沿いをバス移動 Klitzekleineの試飲会26 VDPナーエの競売会(アール、ファルツ、ラインヘッセンの醸造所含む) Rheingau VDPグローセスケヴェックス試飲会 Lorch Altenkirch27 Franken Würzburg Juliusspital Rheingau Hattenheim Oestrich Schloss Vollrads といったかんじです。その日の訪れた数ではなくひとつの場所の中身の濃い薄いの差がかなりあるのでこれだけではどこが充実していたかがわからないと思います。実際は後半のほうがとても濃くて試飲会づくしの4日間は特にすごかったです。ほとんどが10ユーロ以上のワイン、平均20ユーロくらいのワイン(競売会のワインも含めて計算したら平均はもっと高くなるのはのは間違いないです)をこの4日間で200種類くらい飲んでいるので。その前日のPeter lauerとKarl Erbes醸造所もものすごく濃厚で充実した時間をすごしたので最後の週は本当に濃かったです。ただこの週はワインを飲み始めた時間が8時一回、9時半三回で、移動もあったのでほぼ毎日ワインを飲むために7時代に起きる、という日々で体的にはけっこうきつかったです。ワインを飲むために早起きをしていたということにはうけていましたが。なんだこの毎日は、と。これから徐々に中身について書いていきますが、自分にとってとても興味深かったところ、そして他の人にも伝えたいところから順番に書いていきたいと思います。なので後半の話のほうが最初は多くなると思われます。まだ一枚も写真をアップしていませんがたくさん撮ってきたので少しずつ載せていくつもりです。ただワイン畑の風景はあとで見返してみるとどこも一緒なんです。ここはあの有名な畑かーと思って写真を撮っても画としてみたら何も伝わってこないと思います。僕自身ワイン畑の風景に慣れてしまい後半は何も感じなくなってしまいましたから。話は変わりますが、最後の日の夜にフォルラーツからオーストリッヒまで暗闇のワイン畑を歩いていた時にふと出た言葉に自分自身でハッとしたので書きます。もうこれで最後だーと思って口にでたのですが、「さようならドイツ」、ではなくさようならリースリング
2010.10.03
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