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開催日:2015.11.21(土) 13:00開演場所 :松本市音楽文化ホール・メインホール(693名収容)2003年~2005年まで三年連続の全国大会出場を果たすなど、吹奏楽の名門校として君臨し続ける松本美須々ヶ丘高校吹奏楽部の創部50周年の記念演奏会に行ってきました。プログラムOBバンドステージ1.アルセナール2.パントマイム3.アルメニアン・ダンス パート1吹奏楽部ステージ4.高度な技術への指標5.春の猟犬6.追憶のテーマ7.昭和アイドルコレクション8.津軽海峡冬景色9.小さな世界合同ステージ10.松本美須々ヶ丘高校校歌11.燃えよ美須々サウンド12.ディズニーランド50周年セレブレーションアンコール13.花は咲く14.宝島レポートアルセナール吹奏楽の定番中の定番とも言える曲ですが、ミスズのOBバンドが吹くと並のバンドとは違う洗練されたサウンド感がありました。パントマイム平成20年度の卒業生であり、プロの演奏者である岩渕みずき氏のソロによる演奏でした。テナーサクソフォーンによる演奏でしたが、テクニックは目にもとまらぬすごいものがありまさに神業。そして一番の聴き所はその美しい音色だと思いました。私の中ではサクソフォーンはやっぱりアルトが一番きれいな音色が出るものだという先入観があったのですが、テナーサクソフォーンでここまで艶っぽいステキな音色が出るものなのかと感動するとともに、先入観を改めさせられた次第です。アルメニアン・ダンス パート1こちらも吹奏楽の定番中の定番の曲ですが、ちゃんと演奏するとなるとかなりの力量が必要な気がしますが、このあたりさすがミスズということで、細部まできちんとできている安定感のある演奏という感じがありました。高度な技術への指標ここからは現役生によるステージとなりましたが、聴くからに難しそうな曲でスミスの華麗なる舞曲を連想させるところがありました。ということで、よくやっている!という感じを受けました。春の猟犬アルメニとならぶリードの代表曲ですが、こちらもちゃんと演奏するにはなかなか大変な曲という印象がありますが、洗練された感のあるステキなサウンドがとても印象的でした。追憶のテーマサクソフォーンソロの定番曲の1つですが、私的にはこの曲はとてもお洒落だと感じています。そんなお洒落な雰囲気を名門のミスズ吹部部員とはいえ16~7歳でここまで表現できるものなのかと感心した次第です。昭和アイドルコレクション昭和が終わって27年。昭和という時代の雰囲気を生で知る世代はもうアラフォー以上になってしまう訳で、現役生の15~17歳の演奏者からすれば、生まれる前の古典とも言うべき昭和アイドルを歌の演出を加えて見事に再現していたのには驚きました。松田聖子の青い珊瑚礁などは懐かしすぎてちょっと涙ものです。津軽海峡冬景色青函連絡船が廃止されてどのくらいになるのか・・・、来年からは青函トンネルに新幹線が走るということもあってなにやら感慨深いものがありましたが、ボーカルを加えての演出に改めて名曲だと思いました。小さな世界なにやらカッコイイアレンジの小さな世界でした。スイングのリズムも加わって、難易度はけっこうある感じでしたが、それをこのようにスマートに演奏するのはさすがミスズというところでしょうか。松本美須々ヶ丘高校校歌ここからは現役・OBの合同ステージとなりますが、まずは校歌というところです。それにしても校歌もこのようにフルオーケストラ的なカッコイイアレンジになると壮大なものを感じるところです。燃えよ美須々サウンド今から20年前に開催された創部30周年記念演奏会で、当時顧問であった高橋雅大先生が作曲された曲とのことですが、曲の冒頭がチューニングのように始まるというちょっと面白い曲になっていました。ディズニーランド50周年セレブレーションミスズ50周年にかけて演奏された訳ですが、この曲もミスズにかかると何やらスケールの大きさがちょっと違うぞ・・・という感がありました。このあたりは吹奏楽はやはり人数か・・・というところもありますが、その人数がまとまりを持ってくると向かうところ敵なしかと感じるところがありました。花は咲くこちらも大編成の利点を生かして、奏者の半分くらいが歌い手にまわって曲の魅力をいやがおうにも高めた感がありました。やはり歌の曲は、詞の力があると魅力は倍増するのだろうというところです。宝島最後はやはりこちら!高校生バンドが最も得意とする楽曲だけに、こなれた感は半端ないものがありました。まさにグランドフィナーレというところです。まとめ今回、ミスズの歴代顧問の高橋雅大先生、山岸明先生、白木貴仁先生、下島斉先生が参加して指揮をとりましたが、それぞれの時代での積み重ねが今日まで続いているという50年の歴史の重みを感じる演奏会だったと思いました。
November 24, 2015
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開催日:2024.12.14(土) 14:00開演場所 :相模女子大学グリーンホール 大ホール(1,790名収容)関東を代表するバンドで市民に寄り添った楽しい演奏会を開いている相模原市民吹奏楽団の定期演奏会に行ってきました。プログラムゲスト 土気シビックウインドオーケストラ第1部演奏:相模原市民吹奏楽団1.シルバークレスト/J.スウェアリンジェン2.Mont Fuji-富士山・北斎の版画に触発されて-/真島俊夫3.カントゥス・ソナーレ/鈴木英史4.交響詩「ローマの祭り」より/O.レスピーギ(佐藤正人編曲) I.チルチェンセス IV.主顕祭第2部演奏:土気シビックウインドオーケストラ5.川の流れのように/見岳章(真島俊夫編曲)6.ONE!/樽屋雅徳7.イギリスの讃美歌の調べによる交響的行進曲/C.T.スミス8.たなばた/酒井格9.SOUSA'S HOLIDAY 星条旗よ永遠なれ/J.P.スーザ(真島俊夫編曲)合同演奏9.歌劇「ローエングリン」よりエルザの大聖堂への行進/R.ワーグナー(L.カイエ編曲)10.クリスマスキャロル・ファンタジー/Traditional(星出尚志編曲)アンコール11.Yours!(建部知弘作曲)レポートシルバークレスト演奏会の幕開けはスウェアリンジェンが一番最初に書いたと言われるコンサートマーチでのスタートとなりました。曲目解説によれば、イタリアカサマツの幼木を題材に書かれた曲とのことで、これから成長してやがては大木になってゆく未来を想像させるものがありました。Mont Fuji-富士山・北斎の版画に触発されて-2014年の12月に行われた第50回記念の演奏会の委嘱作品ということで、初演から10年の節目ということで今年は5月のグリーンコンサート、全日本吹奏楽コンクールの自由曲としても演奏され、まさに相模原市吹の2024年を象徴する曲という感がありました。演奏にあたって円熟味が増したというお話がありましたが、同じ曲をやり続けるということに対して、福本先生からオーケストラでは同じ曲を何度も演奏するのは当たり前のことというお話もあり、まったくその通りと思いました。このあたり、録音という技術が無かったクラシックの時代では庶民が音楽を親しむには生演奏を聴くしか方法が無かった訳で、「またあの曲を聴きたいな…。」と思ったら演奏会に足を運ぶということが日常だったということを考えると、Mont Fujiをまた聴きたいから演奏会に足を運ぶということにもつながるのかなと思いました。カントゥス・ソナーレゲストの土気シビックウインドオーケストラの音楽監督である加養浩幸氏の指揮で相模原市吹が演奏するという大変めずらしい演奏の機会となりました。演奏に先立って福本先生から「同じ曲でも指揮者が変わると違う演奏になる。」とのお話があり、全くもってその通りと感じました。この曲は5月のグリーンコンサートでも演奏され、私も拝聴していたものの時間が経っているため朧げな印象にはなりますが、その時の演奏と色が違うという感想を持ちました。交響詩「ローマの祭り」より/O.レスピーギ団内アンケートでやりたい曲1位に選ばれたとのことで、自分自身の首を絞めたというお話もありましたが、今回のプログラムの半分はゲストの土気シビックウインドオーケストラのステージになるので、通常公演の半分の演奏ならスタミナも大丈夫だろうという計算もあったのかもしれませんが、それほどまでにこの曲は大変な曲というイメージが定着しているように思いました。そしてこの曲のイメージはとにかく華やかであることで、1楽章のトランペット隊のバンダファンファーレはとても目を引くところです。そして今回は曲を切らずにそのまま4楽章に突入する形になりましたが、本当に賑やかなお祭りの雰囲気がよく出ているように感じました。そして有名なよっぱらいのトロンボーンソロを経て、フィナーレはそこまで引っ張るかという豪華な構成でとことん盛り上がっての終幕はやりきった感がすごく伝わってきました。川の流れのようにここからは土気シビックウインドオーケストラによる演奏となりました。演奏後に音楽監督の加養浩幸氏より「選曲にあたって、ここに集っていただいた皆さんが一曲も知らないことがないよう心掛けている。」とのお話がありました。このあたり、演奏者視点とすればどうしても自分たちが演奏したい曲を羅列してしまいがちなのですが、聴衆者視点を忘れないことが大切ということを改めて感じました。そういった意味では、この川の流れのようには、百点満点の選曲なのかなと感じました。ONE石川県立小松明峰高等学校吹奏楽部の委嘱により2013年に樽屋雅徳氏によって作曲された楽曲でNo.1・Only 1・みんなはひとつ の意味が込められている曲とのことで、キーワードとして挙げられていた「疾走感, 明るい, かっこいい」の言葉通りの印象がある曲と感じました。イギリスの讃美歌の調べによる交響的行進曲日本ではなかなか演奏されない曲とのことでしたが、それもそのはずでこの曲は加養氏がアメリカに行って買ってきたものとのことでした。私自身C.T.スミスの曲は難しいという印象があったので、世間一般的にはどうなのだろうとAIに聞いてみたところ、「アメリカの作曲家クロード・トーマス・スミス(C.T.スミス)の楽曲は、難曲として知られています。」という回答であり、こちらの楽曲も聴いた印象として、御多分にもれず難曲の片鱗があちこちに感じられました。たなばた加養氏より、この曲は誰でもという訳にはいかないけれど、吹奏楽をやっている人ならおなじみの曲!ということで取り上げたとのお話がありました。私自身、今年は別団体&別パートでそれぞれ1回づつたなばたを演奏する機会があり、かなり時間をかけて練習したこともあり、演奏を聴き進めると楽譜が脳裏に浮かんできて、ここはどんなふうに演奏するのだろう?といった興味が尽きないところで、ある意味模範解答をもらっているようなところもあって、とても楽しいひとときになりました。SOUSA'S HOLIDAY 星条旗よ永遠なれこちらは土気シビックステージのアンコールという形での演奏となりましたが、土気シビックの演奏会の定番アンコール曲として演奏されているとのことで、そのこなれ感が極まったノリノリのサウンドに圧倒されました。歌劇「ローエングリン」よりエルザの大聖堂への行進ここからは相模原市吹と土気シビックの合同演奏ということで160名の大人数は、オーケストラピットを上げてステージを広くした状態でギリギリの配置で、床が抜けるのでは?という圧倒感がありました。その大人数の中で、曲の入りはとても静かに。そして山を登るようにだんだんと盛り上がってゆき、終盤に至って頂点に達した時の解放感は格別のものがありました。クリスマスキャロル・ファンタジー「神の御子は今宵しも」~「諸人こぞりて」~「牧人ひつじを」~「柊飾ろう」~「天には栄え」~「もみの木」~「ああベツレヘムよ」という讃美歌7曲がメドレーになったクリスマスを控えたこの時期ならではの楽曲で、シンフォニックなサウンドでクリスマスを演出したいバンドにオススメの楽曲ということではありますが、難易度がニューサウンズ・イン・ブラス基準で星4つということで、うまく演奏するのが大変そうな曲という印象がありました。実際に演奏を聴いた感じでは、なかなかに凝った編曲になっていて、こんな曲をスマートに演奏する相模原市吹・土気シビックはやはり日本のトップバンドなのだと感じた次第です。Yours!演奏会の締めくくりはおなじみのYours!ですが、門外不出の相模原市吹のテーマ曲とはいえ、今回は同席している土気シビックの皆さんも加わっての演奏になりました。私の知る限り市吹以外のバンドがこの曲を演奏するのは初めてなのでは?と思いますが、そういったことも含めて歴史的瞬間に立ち会った形となりました。まとめ今回は、土気シビックウインドオーケストラを丸ごとゲストに迎えるという大きな企画があった訳ですが、驚くべきはその人数で、パンフレットに記載された演奏者数は相模原市吹が81名。土気シビックが82名ということで、合計163名。私も過去このような大人数の合同演奏に参加したことはありましたが、バランスを取るのがなかなか大変で指揮者の方が苦労されていた感がありましたが、そこは一流の指揮者と演奏者の集団ということで、さすがのまとまり感の演奏という印象がありました。
December 14, 2024
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開催日:2014.6.29(日)13:00開演場所 :長野県松本文化会館大ホール(2,000名収容)中信地区の吹奏楽の名門校である豊科高校吹奏楽部の定期演奏会に初めて行ってきました。プログラム第1部 クラシックステージオープニング ~豊科高校吹奏楽部ファンファーレ~1.セドナ2.「斎太郎節」の主題による幻想3.コンサートマーチ「青葉の街で」4.バレエ音楽「中国の不思議な役人」より第2部 織田浩司(オリタ・ノボッタ)スペシャルステージ5.青春の輝き6.JOYFUL SAXOPHONES7.オーバー・ザ・レインボー ~虹の彼方に8.セプテンバー ~September~9.宝島第3部 豊吹オリジナルステージ10.音楽劇「ボーイフレンド(仏)」11.合唱 ~夢みたものは12.ディープ・パープル・メドレーレポート豊科高校吹奏楽部ファンファーレファンファーレがあるのは柳町中だけかと思ったら、豊高にもありました。こちらは弱奏部もあるちょっと長めのファンファーレでした。セドナライニキーといえばこれ!というイメージですが、わりと容赦のないハイスピード演奏・・・金管のスタミナは温存できるが木管・シロフォンは大変そうだなという印象がありました。それにしてもこの曲のスローな部分の曲調は癒されると同時に力強くてパワースポットのセドナそのものだなと改めて思いました。「斎太郎節」の主題による幻想原典が漁師の歌ということで、もちろん歌詞もある訳ですが主題による幻想・・・ということで、どう幻想するのかがキーになるのかなという感じがありましたが、ある意味バンドのカラーが出やすい曲なのかもというところです。コンサートマーチ「青葉の街で」この曲の注目点はやはり後半のバスーンのソロなのか?!ということで、ついついそこにばかり耳が行ってしまうのですが、バスーンの音は他の楽器に埋もれやすい音色のような気がするので、難しいと改めて感じました。バレエ音楽「中国の不思議な役人」よりトロンボーンがやたらと元気な曲!というイメージですが、中国っぽい感じはあまりなく課題曲5的な現代曲っぽくて旋律がはっきりしないのでつかみどころが難しいのかなと思いました。青春の輝きニューサウンズインブラスのサクソフォンとバンドのための青春の輝きという譜面だと思いますが、サクソフォーンのゲストを迎えて演奏するにはもってこいの曲という感じです。私自身織田浩司氏の音色を生で聴くのは初めてでしたが、どちらかというとメタルっぽい芯のしっかりしたよく通る音色なのかなと思いました。JOYFUL SAXOPHONES豊高サクソフォーンパート+織田氏がステージ前に陣取るというレイアウトで演奏されました。まさにサクソフォーンのために書かれた曲というところです。オーバー・ザ・レインボー前半はバラード調で後半からアップテンポ調のノリノリになっていっきに盛り上がるというご機嫌なアレンジの虹の彼方にでした。セプテンバー織田氏の主導のもと観客席をまきこんでのライブ風ステージとなりました。このあたりやはりゲストの力は大きいなと感じるところです。宝島やはり締めはこれか!という織田氏のサクソフォーンソロによる宝島は聴き応えがありました。さらに織田氏が演奏しながら客席に降りてくるサプライズもあって大きく盛り上がりました。音楽劇「ボーイフレンド(仏)」修行僧が仏に恋するという新感覚ストーリーによる音楽劇ですが、ロミオとジュリエット的なところがあったりしてとても分かりやすく面白い仕立てとなっていました。このあたり東洋的な文化の仏を西洋的な表現でしてしまおうという高校生の発想の柔軟さに感嘆した次第です。合唱 ~夢みたものは手話を交えての合唱ですが、豊高では練習の終わりを必ずこの曲で締めているそうです。ディープ・パープル・メドレー高校生バンドの定番曲ということで、パワフルな演奏とマーチング的な要素もあるカッコイイ振り付けを楽しませて頂きました!まとめ総勢54名という大編成バンドらしく標準的なパートに十分な人数を揃えた上で特殊管のコントラバスクラリネットを用いるなど充実したサウンド感がありました。このあたりはさすが名門校という感じです。また顧問の細萱先生も指揮のない時は自らパーカッションに加わって演奏を盛り上げるなど、生徒たちとの一体感がよく感じられるところがありました。
June 29, 2014
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開催日:2015.5.24(日) 13:30開演場所 :長野市若里市民文化ホール(606名収容)カマキリ先生こと藤森章先生を慕って集まったメンバーで構成されたというかマーズバンドの演奏会に行ってきました。プログラム第1部 全体合奏1.マーチ「春の道を歩こう」2.妖怪ウォッチ・コレクション3.グレート・ムービー・マーチズ4.コンチェルティーノ(クラリネット:春山俊介)第2部 カマーズメンバーによる一芸披露A.ホルンチームB.金管チームその1C.金管チームその2第3部 全体合奏1.吹奏楽のための第一組曲 第一楽章:シャコンヌ 第二楽章:インテルメッツォ 第三楽章:マーチ2.歌劇「カルメン」組曲より 1.トレアドール 2.前奏曲~第一幕への前奏曲~ 3.アラゴネーズ 4.ハバネラ 5.ジプシーの踊りアンコール1.ゆっくりした曲2.ラデッキー行進曲レポートマーチ「春の道を歩こう」季節的にはちょうどよい曲でもあり、また曲想からオープニングにも向いているということが改めてわかりました。いろいろな意味でコンクール以外でも使える曲なのかもしれません。妖怪ウォッチ・コレクション子供向けの曲といえばこれ・・・というくらいメジャーな妖怪ウォッチですが、パロディーっぽいがシリアスな場面もあり、そのあたりが妖怪のおどろおどろしさを表現しているのかもしれません。グレート・ムービー・マーチズクワイ河マーチ、ハティ大佐のマーチ、スタートレック、レイダースマーチと過去の偉大な映画作品のマーチをメドレーにした曲です。いずれも聴いたことがあるのでコンサートの1ピースとしてよい曲だなと思いました。コンチェルティーノ今回の演奏会の藤森章先生の唯一の指揮曲ということでより気合を感じられました。ソロクラリネットは春山先生ということでこれは豪華な演目! 低音から高音までをフルに使った演奏を大いに楽しませて頂きました。カマーズメンバーによる一芸披露こちらは3チームが登場。それぞれ一芸の名に相応しい演奏でしたが、特に印象に残ったのはホルンチームのエルカミーノレアルで、聴き始めは抜粋だろう・・・と思っていたらなんとフル演奏!これには度肝を抜かれました。ホルンだけでここまでやるとは・・・。吹奏楽のための第一組曲先週に続いてこの曲を聴くことになりましたが、それだけにこの曲は多く演奏される名曲なのだろうという印象を受けました。歌劇「カルメン」組曲よりカルメンは断片的にいろいろなところで耳にしますが、5つの楽章をまとめて聴く機会はなかなかないもので、なるほどカルメンはこういう構成になっているのかと勉強になった次第です。ゆっくりした曲アンコール1曲目は静かな曲ということで、耳休めのコーヒーブレーク的なものがありました。聴いたことがあるのですが曲名を思い出せず・・・。でもとてもすてきな曲です。ラデッキー行進曲ウィーン音楽のアンコール定番曲。演奏会の締めにはよい曲だなと改めて感じた次第です。まとめカマーズバンドは1年半に1回のペースで演奏会を行っているとのことですが、演奏会の様子から藤森先生とともにとてもよい雰囲気を持っているバンドだなと感じました。
May 30, 2015
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開催日:2024.10.16(月) 13:30開演場所 :中野市市民会館ソソラホール(781名収容)Musikkapelle Nagano 第4回演奏会に行ってきました。プログラム1.交響的序曲 J.バーンズ作曲2.行進曲 作品99 S.プロコフィエフ作曲(J.メレディス編曲)3.主よ、人の望みの喜びよ J.S.バッハ作曲(A.リード編曲)4.スラブ行進曲 作品31 P.I.チャイコフスキー作曲(木村吉宏編曲)休憩5.朧月夜 岡野貞一作曲(森田一浩編曲)6.砂山 中山晋平作曲(天野正道編曲)7.故郷 岡野貞一作曲(真島俊夫編曲)8.「ラピュタ」~キャッスル・イン・ザ・スカイ 久石譲作曲(森田一浩編曲)9.ガブリエルのオーボエ E.モリコーネ作曲(R.ロングフィールド編曲)休憩10.風紋(原典版) 保科洋作曲11.遥か 伊藤有里作曲12.3つのジャポニズム 真島俊夫作曲 1.鶴が舞う 2.雪の川 3.祭りアンコール13.故郷 岡野貞一作曲(真島俊夫編曲)レポート交響的序曲オープニングは序曲という演奏会の黄金パターンでのスタートとなりました。眩い光を放つようなオープニングのファンファーレに続いてアップテンポのテーマ。そして中間部は、じっくりと時間をかけいくつかのソロを挟みながら語り掛けるような曲調。後半は派手に盛り上がって終わるという早-遅-早の構成がとてもわかりやすいと感じました。そしてバーンズの作風の特徴でもあるのか、連符が多用されており、これは奏者泣かせのところもありそうですが、躍動感を得るには重要な要素なのかなと感じました。行進曲 作品99演奏人数を大幅に絞っての演奏となりました。藤井氏の曲紹介では昔のロシアのCMの曲とのことで、コミカルな曲調が面白く、尺もすっきりと短く楽しめた感がありました。主よ、人の望みの喜びよ再び大編成での演奏となりましたが、私も10年ほど前にこのA.リード編曲版を藤井氏の指揮で演奏したことがありますが、ブレスを取るところがない…。ということで、管楽器での演奏には不向きな楽曲という印象がありましたが、そこは大編成の利点を生かして、交代でブレスを取るなどの工夫をしているようで切れ目のないとても滑らかな演奏を聴かせていただきました。スラブ行進曲 作品31暗めの曲調のスタートがこれぞロシア音楽という印象でしたが、曲が進むにつれてだんだんと明るくなり、最後は違う曲のような華やかさで終わるという変化ぶりにロシアの夜明けのようなイメージがありました。朧月夜~砂山~ふるさと演奏前に藤井氏と飯山高校吹奏楽部の代表者の生徒さんとのトークがありました。またここからの4曲はMusikkapelle Naganoとゲストの中野西高校ウィンドアンサンブル部、中野立志舘高校吹奏楽部、飯山高校吹奏楽部との合同演奏となり、3曲続けての演奏となりました。その中で砂山は、私も演奏したことがあり、とても懐かしく聴かせていただきました。「ラピュタ」~キャッスル・イン・ザ・スカイ演奏前に藤井氏の中野立志舘高校吹奏楽部の代表者の生徒さんとのトークがありました。同高校の吹奏楽部は、現在部員10名で活動されているそうで、地理的には、ホールのすぐ隣が学校という好立地という印象がありました。楽曲は地元中野市出身の久石譲氏をリスペクトした選曲といった形かなというところですが、数多くあるラピュタの編曲版の中でもシンフォニック寄りのサウンドがとても印象的でした。ガブリエルのオーボエ演奏前に藤井氏の中野西高校ウインドアンサンブル部の代表者の生徒さんとのトークがありました。部員13名で最近1年生が1人加わったとのことで、会場から暖かい拍手がありました。演奏は、高校生の皆さんと藤井氏という編成で、ソロを奏でる藤井氏とそれを盛り上げる高校生の皆さんの融合感がとても素晴らしく、感動のひとときになりました。風紋(原典版)全日本吹奏楽コンクールでは、課題曲という形で毎年4曲づつ新曲が提供され、全国で演奏されている訳ですが、コンクールが終わるとほとんどの曲は再演される機会はぐっと少なくなる印象があります。そんな中で、この風紋、天国の島、さくらのうたなどの数曲は繰り返し演奏されており、その人気ぶりは特別なものがあります。また今回演奏される風紋は原典版ということで、時間制限で織り込めなかった部分を追加再構成したものになりますが、聴くにあたっては、追加された部分を探すような耳もあって、新鮮な感触を受けた次第です。遥かMusikkapelle Naganoの委嘱作品にして世界初演ということで、藤井氏より今日の演奏会のメインという位置づけの曲との紹介がありました。また作曲者の伊藤友里氏へのインタビューがあり、中野市の美しい風景とそこで暮らす人々の営みが遥か先まで続いていって欲しいという願いを込めて書いたというお話がありました。楽曲は、人々の営みを思わせる情景を感じる雰囲気でスタートし、続いてゆったりとした中間部では中野市の美しい風景を思わせるシーン。そして再び人々の営みのシーンが表れ、フィナーレはそれらが融合するという形で、じつによく情景が想像できる素晴らしい曲であると感じました。3つのジャポニズム真島俊夫氏の代表作であまりにも有名な楽曲ですが、日本文化の色を音楽で表現するという意味では、原点となる曲という印象がありました。3楽章からなる大曲ですが、あまりにも素晴らしすぎる故か楽章ごとに拍手が入るということもありましたが、その後に発表された真島氏の数々の名曲を想いつつ楽しませていただきました。まとめこれまでの演奏会と同様にMusikkapelle Naganoとゲストの飯山高校吹奏楽部、中野西高校ウィンドアンサンブル、中野立志舘高校吹奏楽部の皆さんは、10/12・13と当日の3日間のリハーサルで曲をまとめて演奏会に臨む形は変わらずとのことでしたが、今回中野市市民会館「ソソラホール」オープニング記念コンサートということで、リニューアルしたホールのお披露目の雰囲気もあってとても新鮮な感じのする素晴らしい公演という印象を受けました。
October 14, 2024
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開催日:2011.6.18(土)13:30開演場所 :長野県松本文化会館大ホール(2,000名収容) 6月は定期演奏会が重なる時期でなかなか思うように公演を聴けない訳ですが、土曜開催という利点もあって初めて松本蟻ヶ崎高校吹奏楽クラブの定期演奏会に行ってきました。第1部1.フラッシング・ウインズ2.天国の島3.ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら第2部~ドリルステージ~4.レイダース・マーチ5.サウンドオブミュージック6.TIME TO SAY GOODBYE7.Star Wars第3部~ゲストステージ~8.カルメン幻想曲 フルートソロ:鍬田玲緒奈9.フルートとオーケストラのためのコンチェルトより第1,3楽章 フルートソロ:米窪怜10.「七つの絵 有元利夫に捧ぐ-サクソフォン、ピアノ、バリトンのための-」より 第4曲「春」・第6曲「7つの音」・第7曲「終曲~第1曲想い出を運ぶ人によるコーダ~」 サクソフォンソロ:中村伸夫11.ディスコ・キッド~演出ステージ~蟻吹×Disney 楽しい仲間と夢の世界へアンコール12.メイク・ハー・マインレポート演奏会の構成は座奏・ドリル・ゲスト・演出とかなり充実した内容で聴き応え十分でした。その中でも特に印象に残った曲をレポートしてみました。フラッシング・ウインズ演奏会のオープニングでよく耳にするヤン・ヴァンデルローストの代表的な曲ですが、圧倒的な躍動感と底抜けの明るさが聴く側に元気をくれるような曲です。このあたり節目節目の独特なタメ(停滞感→変拍子で対応か?)が、メインテーマの前進感とのコントラストを高めているように感じました。ちなみにティンパニーとシロフォンが最高にカッコイイのでパーカッショニストが重要かもしれません。天国の島今年の課題曲の中で音楽的におもろしいかも!というインスピレーションを一番感じるのがこの曲のような気がします。北海道の天売島の印象を描いた曲なのですが、おそらく天売島に視察に行った団体が真の意味でこの曲の覇者となるような気がしました。ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずらコンクール自由曲の定番ですが、なんといっても「豪華で聴き栄えがする」のがティルの最大の売りのようにも思えます。ちなみに冒頭のホルンソロはなかなかですが、それも見せ場の1つという感じです。ドリルステージ全4曲・・・しかもこれだけの複雑な曲を全部暗譜+ドリルとは恐れ入るしかありません。それがドリルだよ!と言えばそれまでですが、暗譜する文化のない座奏専門の側からすると驚異的と感じました。ディスコ・キッド冒頭の「ディスコ!」のかけ声もありました。またグロッケンシュピール+シロフォン最高です。こういう曲はどうしてもホーンセクションが注目されがちですが、音に輪郭を付けるマレットパーカスが果たしている役割の大きさを再認識した次第です。ゲストステージ松本蟻ヶ崎高校を経て音大へと進んだメンバーによるステージですが、はじめてこういった趣旨のステージを拝見しましたが、改めて松本地域の文化度の高さを再確認した次第です。蟻吹×Disney 楽しい仲間と夢の世界へ30分におよぶ大演出ステージは圧巻でした。ディズニーのおなじみの曲のオンパレードだけに聞き手もとても親しみやすく、「ディズニーと吹奏楽」まの相性の良さを感じたところです。まとめいろいろな意味でクオリティーの高い演奏会であったように思いました。また聞き手を飽きさせないよく練られた構成も秀逸だと思いました。余談ではありますが、松本蟻ヶ崎高校では課外活動をクラブ活動と呼んでいるようです。ということで団体名称は「松本蟻ヶ崎高校吹奏楽クラブ」となるそうです。さらに余談ですが、県内にはこうした名称の団体として「篠ノ井高校吹奏楽クラブ」もあり、いわゆる課外活動を「部活動」「班活動」「クラブ活動」と三者三様とするそれぞれの校風の違いがおもしろいかも・・・と気が付きました。
July 16, 2011
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開催日:2024.4.14(日) 14:00開演場所 :松本市音楽文化ホール・メインホール(693名収容)フィルハーモニック・オーケストラ・松本の7thコンサートに行ってきました。プログラム開演前1.弦楽四重奏 アルルの女よりファランドール2.フルート四重奏前半1.スッペ:「軽騎兵」序曲2.シューベルト:交響曲第8番《未完成》 I Allegro moderato II Andante con moto後半3.チャイコフスキー:交響曲第4番 I Andante sostenuto II Andantino in modo di canzona III Scherzo:Pizzicato ostinato. Allegro IV Finale:Allegro con fuocoアンコール4.ロッシーニ:ウィリアム・テル序曲レポート弦楽四重奏~フルート四重奏開演前のアンサンブル演奏で2チームが登場しました。コンダクターの近藤聡氏が自らヴァイオリンを手に登場しての弦楽四重奏。続いてのフルート四重奏は、フルート特有の淡い音色の魅力を感じられるところでした。「軽騎兵」序曲冒頭のトランペットが特徴的なスッペを代表する序曲の1つですが、私事ながらこの曲は2回ほど演奏しており、特に1回目はコンクールの自由曲で暗譜するほどやっていたことから、いまだに演奏を聴くとその時の楽譜が想い出されるところで、懐かしさ半分ということでとても楽しく聴かせていただきました。交響曲第8番《未完成》パンフレットにとても詳しい曲目解説が掲載されていましたが、そこにシューベルトの人となりとして、ある侯爵家で開かれたパーティーで伴奏を担当したシューベルトは、歌い手が称賛をあびている中で一人ぽつんとしていたところで、それを気の毒に思った侯爵夫人が賛辞を贈ろうとすると、「心遣いはありがたいが、自分のことは全然心配しないでもらいたい、無視されるのに馴れきっているばかりか、そのほうが窮屈な想いをしなくてすむ」と書かれており、シューベルトを身近に感じたエピソードだと思いました。また未完成の未完成たる所以についても諸説あることも含めて書かれており、そんなミステリアスな部分も含めて充実した2つの楽章を大いに楽しませていただきました。交響曲第4番冒頭部分がどこかシバの女王ベルキスを連想させる感じがあるのかなと思いましたが、その後は解説にも書かれていたチャイコフスキーは稀代のメロディーメーカー!とのことにまさしくその通りだなと思いながら繰り出される旋律の数々を楽しませていただきました。印象的だったのは、1楽章のくるみ割り人形の金平糖の踊りをより発展させたような5連符のキャッチボールが面白いなと思ったり、3楽章のピッツィカートを聴くにつけ、その弾ける音色はとても心地がよいけれど、最近の弦楽器はスチール弦が多いだろうからピッツィカートを多用すると指の腹に血豆ができやしないかとハラハラしたり、4楽章の終盤のこれでもという豪華さに感動したりと、いろいろな発見がありました。また演奏後に指揮者の近藤氏が演奏者の皆さんに向かってブラボー!と喝采を送ったのも素晴らしいパフォーマンスでした。ウィリアム・テル序曲アンコールは、抜粋演奏でトランペットのファンファーレから最後までの演奏になりましたが、いわゆる一番有名な部分ということで、その小気味よい演奏を大いに堪能させていただきました。余談ながら、これもロッシーニ風ということで、わざとらしい強奏部の中の弱奏部は力をためているようで面白いと感じました。まとめ指揮を務める近藤氏のことは、昨年のサンテラス100回記念ロビーコンサートで初めて知りましたが、その時に松本の方でオーケストラをやっているというお話を伺い、機会があれば聴いてみたいと思っていたところ、偶然手にしたチラシで公演を知り今回の拝聴となりました。どこかお笑い芸人を彷彿させるような近藤氏の独特なキャラクターは、とても親近感を感じるところがありました。そして演奏後に次回の第8回演奏会(2022.9.22)の演奏会の予告として前プロはシュトラウスの皇帝円舞曲。本プロ1がチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。本プロ2が同じくチャイコフスキーの交響曲第6番悲愴との告知がありましたが、それもじつに興味をそそられる形でお話され、予定さえあえばまた足を運びたいと感じました。
April 14, 2024
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開催日:2024.9.28(土)17:00開演場所 :キッセイ文化ホール中ホール(746名収容)松商学園吹奏楽部OB・OG会現役合同演奏会へ行ってきました。プログラム第1部 ~OB・OGステージ~1.錨を上げて2.おジャ魔女カーニバル!!3.アイドル4.おどるポンポコリン5.日本を勇気づける名曲メドレー第2部 ~現役生ステージ~1.アルセナール2.ドラゴンの年3.ディープパープルメドレー4.学園天国5.コンサートマーチ「風薫る五月に」第3部 ~合同ステージ~1.可愛くてごめん2.エル・カミーノ・レアル3.風林火山4.マツケンサンバ25.ジャンボリミッキー!アンコール1.宝島2.フラッシングウインズのような曲3.松商学園校歌レポート錨を上げてアメリカ海軍の公式行進曲になりますが、こういった古風なマーチでオープニングというのもなかなか味があって良いと感じました。おジャ魔女カーニバル!!テレビアニメ『おジャ魔女どれみ』の初代オープニングテーマという紹介がありました。リリースが1999年ということで、どこか20世紀アニメの懐かしさがあり、ビートのきいた力強い楽曲は勇気100%のようなノリが感じられました。アイドル2023年リリースの今をときめくYOASOBIの大ヒット曲ですが、どこか影を感じるようなところもあり、ある意味今の世相をよく反映した楽曲と感じるとともに、共感するところがありました。おどるポンポコリンOBOGの家族が加わっての演奏となりました。また来場者にもタマゴマラカスが貸与されて参加型の演奏となりましたが、驚いたのはその貸与量で、これだけのマラカスをどうやって集めたのか…いずれにしても購入されたものだとは思いますが、演奏中にシャカシャカ音が会場中に響き渡る様は壮観なものがありました。日本を勇気づける名曲メドレー愛は勝つ、どんなときもなどの1990年代の名曲の多くが収録されたアラフィフ世代にとっては青春どストライクの楽曲というイメージですが、私自身も何度か演奏したことがあり、その時のことを想い出しつつも改めて秀逸なメドレーだなと感じました。アルセナール現役生ステージの始まりは、あまりにも有名なヤン・ヴァンデルローストのコンサートマーチで幕開けとなりました。時期的に3年生が引退して1・2年生での編成でしたが、45名ほどの大編成となっており、その迫力に圧倒されました。ドラゴンの年中日高校県大会で金賞を受賞したと紹介がありました。P.スパークの楽曲の特徴として、聴き映えが良くなるよう書かれているが、アマチュアが演奏するとキズが目立ち、かなり練習しないとなかなかそのように聞こえないという難点がある印象がありますが、そこは大会で演奏した曲ということでさすがのクオリティーと感じました。そして編成にコントラバスクラリネットが入り、その地響きのような重低音も圧巻でした。ディープパープルメドレーリリースは1996年と今から28年も前の楽曲ですが、宝島、オーメンズ・オブ・ラブについでスクールバンドの大定番曲という印象があります。ベルアップなどのパフォーマンスも相当に格好良く、この激しい動きはスクールバンドだからこそできるものと感じました。学園天国観客参加型というで、掛け声の演出に加わりました。演奏前に練習しましたが1回目はいまひとつで「もっと声を出して下さい!」と気合が入っての2回目で「とても良い感じです!」となり、本番では会場全体で大変盛り上がって大成功となりました。コンサートマーチ「風薫る五月に」アンコールでの演奏となりましたが、この曲は歴史ある日本バンド・クリニック委員会の委嘱作品で巨匠の保科洋氏によるもので、A・リード氏にも褒められた秀逸曲です。今回中日大会の課題曲で演奏した縁で取り上げられましたが、改めてさわやかでステキな曲と感じました。可愛くてごめん3部の合同ステージは、OBOG約50名と現役生約45名が加わって約100名での超大編成での演奏となりました。オープニングは、SNSで絶大な人気を誇る中村千鶴のキャラクターソングで2022年リリース。楽しい雰囲気でスタートの高揚感を感じさせるものがありました。エル・カミーノ・レアル2曲目は、吹奏楽の神様A・リード氏の代表曲の1つですが、おそらく格好良さという点ではナンバー1ではと感じます。私の中では2016年に放映されたテレビドラマ「仰げば尊し」でコンクールに出るための自由曲として生徒たちが取り組んでいた曲としての印象が強いです。また私自身過去2回ほどそれぞれ違うパートで演奏したこともあり、100名という大編成のド迫力の演奏に触発された感もありますが、今日聴いてみてまた機会があればやってみたいと感じた次第です。風林火山千住真理子氏の兄、千住明氏による楽曲ですが、つい半年ほど前に千住明氏のVIVANTを演奏した縁もあって、この曲調のドラマチックさは千住明氏以外は考えられないといった印象を受けました。風林火山は山本勘助が主人公でしたが、私の中では真田丸のオープニングがこの曲だったら良かったのに!と聞くたびに感じるところです。マツケンサンバ2サイコロタイム!ということで、テレビ番組で見かけるような巨大なサイコロが登場しました。このサイコロで何を決めるのか?と思ったら、指揮者を決めるとのことで「指揮者が急に変わっても演奏はできる。」ことを証明しますという趣旨で、さいの目の結果、OB指揮者の池上氏となりました。そしてこの曲では、再びマラカスが貸与され、ボーカリストとダンス隊が登場。いずれも現役生からの選抜で、元気いっぱいの歌とダンスで大いに盛り上がりました。ジャンボリミッキー!2回目のサイコロタイム!さいの目の結果、学生指揮者の鳥居氏が指揮者に選出され、ミッキーの手をはめて指揮という楽しい演出がありました。こちらもダンス隊が登場し、平台の客席全体まで進出してダンスが行われるというサプライズがあり、さらに盛り上がりました。宝島アンコールは定番の宝島でしたが、定番のアルトサクソフォーンソロは1回目は2人で2回目は全員で演奏するというスタイルになりました。またHからの金管群のソロは人数の迫力もあって壮観なものがありました。フラッシングウインズのような曲27年に渡って顧問を務めた丸山先生の指揮での演奏となりました。曲名のアナウンスが無かったのですが、どこかフラッシングウインズの似た雰囲気の飛翔系の楽曲と感じました。松商学園高校校歌ラストは校歌でしたが、過去何度か松商学園高校吹奏楽部の定期演奏会で聴いたことがあったので親しみを感じつつの終演となりました。まとめ10代~60代のOBOGが集っての演奏会とのことでしたが、1部がOBOG単独。2部が現役生。3部が合同という充実したプログラムに加えて、OBOGステージでは家族の参加。現役生では元気な演出とアンコール。3部ではサイコロの登場といった、サプライズ的な企画が盛りだくさんでとても楽しいステージとなっており、歴史ある松商学園高校吹奏楽部の世代を越えた結束も感じた公演となりました。
September 28, 2024
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開催日:2024.3.24(土) 13:30開演場所 :飯山市文化交流館なちゅら大ホール(500名収容)Musikkapelle Nagano 特別演奏会に行ってきました。プログラム前半1.春の猟犬(9分)2.勇気の旗を掲げて(4分)3.フロンティア・スピリット(4分)4.スパルタクス(15分 )※ゲストとの合同演奏:飯山高校吹奏楽部、中野西高校ウィンドアンサンブル後半5.鷲の舞うところ(5分)6.天使の糧(5分)7.シンフォニックバンドのためのパッサカリア(7分)8.風がきらめくとき(4分)9.歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲(約10分)アンコール10.さくらのうたレポート春の猟犬アルフレッド・リードのアルメニアンダンス・パート1、エル・カミーノ・レアル、春の猟犬は、私の中では有名曲御三家としてイメージされていますが、その中で唯一季節感があるのがこの春の猟犬ということで、まさに今の時期にふさわしい楽曲と感じました。音楽は、演奏をするにも聴くにもイメージが大事と常々言われることですが、この曲を聴くにあたっての私のイメージは、真っ白い雪の平原と針葉樹林がベースとなっており、そこに猟犬がいるという感じです。そうやってイメージを膨らませてゆくとより曲を楽しめるのかなと思いました。勇気の旗を掲げて2024年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲を初めて生で聴きましたが、タイトルから連想するに双頭の鷲の旗を掲げてをリスペクトしているのかなと思いました。冒頭の旋律は、ひねりが効いていて演奏者泣かせ?とも思いましたが、そこは課題曲なので運指的にちゃんと演奏しやすいよう考えられているのかも?というところです。フロンティア・スピリットこちらも2024年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲ですが、フロンティアというとアメリカの西部劇のようにどこか野性的で荒々しい感じを連想するところですが、この楽曲は語り掛けるような旋律がとてもほのぼのとしていて、トリオもやさしい感じであり、ある意味洗練された都会的な雰囲気を感じるところもあるように感じました。スパルタクス現在、68歳になるベルギーの作曲家ヤン・ヴァンデルローストは、現在までに多数の吹奏曲を世に送り出しており、巨匠と言われていますが、その作品といえばフラッシングウインズ1988年、カンタベリーコラール1991年、アルセナール1995年などが真っ先にイメージされるところです。そしてスパルタクスは、ヤン・ヴアンデルローストが若かりし頃の1988年の作品ということで、楽曲を聴いていて、どこか若々しい挑戦的な感じを受けました。今回の特別演奏会は、演奏者として学生をメインに構成というコンセプトなので、コンサートのコンセプトと選曲が素晴らしくマッチしている!と感じずにはいられないところでした。鷲の舞うところゲストの飯山高校吹奏楽部と中野西ウィンドアンサンブルの皆さんとの合同演奏ということで、藤井先生よりみんなで楽しく演奏できる曲ということで選んだとのお話がありました。この楽曲は吹奏楽の演奏会ではよく耳にする楽曲であり、おなじみ感も手伝って聴く側の私もおおいに楽しんで聴かせていただくことができました。天使の糧ここ数年でフランクのヴァイオリンソナタを何度か聴く機会があり、そのたびにこの天使の糧を想い出していた訳ですが、ようやく本家本元の天使の糧を聴くことができ感無量なひとときになりました。この曲は、本日の演奏会の指揮をつとめる藤井先生と12年前に出会って初めての演奏会で演奏した楽曲の1つであり、当時よくこの曲で合奏をスタートさせウォーミングアップをしていたことを懐かしく想い出しました。シンフォニックバンドのためのパッサカリア日本の吹奏楽の黎明期である1968年に吹奏楽の研究を目的として指導者たちを中心に発足した名古屋ディレクターズバンドに高校生で参加したという細谷照代氏によるお話があり、そこで作曲者で故人の兼田敏氏のことにもふれられ、この名曲の歴史の一旦を感じることができました。そして私自身この曲は、コンクールの自由曲でひと夏取り組んだという特別な曲の1つということもあって感慨深いものがありました。風がきらめくときこちらも2024年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲ですが、どこか無機質な感じがあり、題名の通り風を感じながら聴く曲という印象を受けました。これまでもこういった毛色の曲が課題曲の中に1つは入っていることが多かった気がしますが、静かでスローテンポの曲ほど演奏者に集中力と緊張感を強いるものなので、この曲を演奏するとしたら、空気感が張り詰めたものになりそうだなと感じました。歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲ワーグナーの名曲で、冒頭のフレーズは特におなじみですが、それをフルで聴く機会はじつはあまりない気がしていて、今回は吹奏楽の重厚なサウンドで10分におよぶ名曲の全てを堪能させていただきました。さくらのうたアンコールは、少し早いものの来週には開花するであろうさくらをモチーフにした作品で季節感ぴったりなこちらの楽曲となりました。おそらく歴代課題曲の中でコンクールが終わってからの演奏回数はトップクラスの人気曲であることに間違いないと思いますが、私にとって特別感は、12年前にこの曲で藤井先生の指揮のもとコンクールに取り組んだという想い出が昨日のことのように回想されたことで、改めて音楽と想い出の結びつきの強さを感じた次第です。まとめMusikkapelle Naganoの演奏会は、藤井先生の曲紹介とそれにまつわるエピソードを生の声で聴くことができるのがとても貴重なものと感じました。また私事ながらかつて一緒のステージで演奏したメンバーが何人か演奏者として出演しており、変わらずに活躍しているのを知ることができたこともうれしい出来事となりました。
March 24, 2024
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開催日:2026.6.22(日) 13:30開演場所 :上田市交流文化芸術センター サントミューゼ大ホール(1,650名収容)2019年以来、7年ぶりに上田高校吹奏楽団の定期演奏会に行ってきました。プログラム開演前プレコンサート1.マリンバ独奏 チャルダッシュ ヴィットーリオ・モンティ第1部1.Runner of the spirit2.上田高校校歌3.民衆を導く自由の女神4.ザ・ガーズ5.翠風の光第2部音楽劇「音は時をこえて」6.Wii 似顔絵チャンネルBGM7.行進曲ハ長調「帰営ラッパ」WoO 208.ヨルク軍団行進曲WoO 189.「小組曲」 II.シチリアーナ III.スケルツォ10.愛をこめて花束を11.浪漫飛行12.カノン ニ長調第3部 オリジナルステージ Our Dream In The Night13.オープニング 夢のような庭14.空飛ぶ夢 ストームライダー組曲15.お菓子の夢 くるみ割り人形 on POPS16.ゾンビの夢 ハリウッド・マイルストーンズ17.ゾンビの夢 スリラー18.みんなの願いがつまった夢 夢と勇気、憧れ、希望19.エンディング ザ・バンドワゴン19.合唱 虹レポート開演前プレコンサート開演前のプレコンサートでは、マリンバによるチャルダッシュの演奏が行われました。マリンバによるチャルダッシュと言えば、2021年秋~2022年初頭にかけてサントミューゼのレジデントアーティストとして塚越慎子氏が上田へ訪れた際に、地域ふれあいコンサート、アナリーゼワークショップ、リサイタルの全ての公演で演奏した曲ということで、かなり強く印象に残っていたこともあり、当時の演奏を回想しつつ楽しませていただきました。Runner of the spiritオープニングは、久石譲が「走り出す高揚感と感動」を表現した楽曲で、箱根駅伝のCMでおなじみの曲になりますが、あたかもこれからはじまる演奏会が曲をリレーしてゆく駅伝のように捉えられ、オープニング曲としてはうってつけで、じつにうまい選曲をしたなと思いました。校歌いかにも校歌という曲調が印象的ですが、どちらかというと古風な感じです。演出として応援団風の数人の男子生徒が体を反り返らせてステージ前方で歌唱するというものがあり、若々しさを強く感じるところでした。民衆を導く自由の女神人気作曲家・樽屋雅徳氏の代表作の1つですが、曲目解説によればフランスの画家ウジェーヌ・ドラクロワの同名絵画をもとに、七月革命を描いた作品とのことで、革命の流れがドラマチックに表現されているところがいかにも樽屋氏の作品らしいところで、私自身もつい数か月前にマードックからの最後の手紙を演奏したところだったので、ストーリーこそ違え共通点を見出したひとときになりました。ザ・ガーズここからは夏コンに向けての演奏かと思いますが、ブリティッシュスタイルのマーチは古風な中にも気品を感じられるところで、このような曲が課題曲として全国で演奏されていることに、音楽の原点を感じたひとときになりました。翠風の光コンクールの自由曲としては定番の大曲ですが、曲目解説によれば、長生淳氏の「波の穂」「蒼天の滴」に続く作品として作曲されたとのことで、春から初夏へと移り変わる季節から夏の情景で締めくくられるという、まさにいまの季節感にぴったりの楽曲と感じ、またこれから夏へ向けてこの曲に取り組んでゆく生徒さんたちも季節感をリアルに感じてゆけるのだろうなと感じました。音楽劇「音は時をこえて」カノン進行に焦点を当てた劇とのことで、AIで調べたところ、カノン進行(Canon chord progression)は、クラシックの名曲『パッヘルベルのカノン』に由来するコード進行です。ベースラインが階段状に下降するのが特徴で、日本人の耳に馴染みやすく、数多くのJ-POPやアニソンで採用されている「魔法のコード進行」として知られています。とのことで、じつによく練り上げられた脚本とコミカルな登場人物。凝った衣装も素晴らしく、そしてなんといってもカノン進行を取り上げたということが、じつに吹奏楽部らしい音楽劇だと感じました。※都合により3部が鑑賞できなかったので、レポートが無いことを御容赦ください。まとめ上田高校吹奏楽団は、定期演奏会の他にウインターコンサートがあったりと地域の中で活発に活動している印象がありますが、パンフレットにも記載があったOBOG会の松奏会があり、会員総数1,100名以上で毎年吹奏楽を楽しむ会という演奏会を開いているとのことで、このあたり屋代高校吹奏楽班の奏鳩会と同様、世代を越えたつながりを持っていて、生徒さんたちが卒業してもずっと音楽に関わってゆける受け皿になっていることが、じつに素晴らしいことだと感じました。
June 21, 2026
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開催日:2019.9.8(日)10:15開演場所 :長野県民文化会館大ホール(2,173名収容) 8年ぶりに東海吹奏楽コンクールの職場一般の部に行ってきました。東海大会は長野・愛知・静岡・三重・岐阜の5県の代表で行う大会で会場が持ち回りということで、長野県内で聴けるチャンスは数年に一度ということになります。課題曲1.「あんたがたどこさ」の主題による幻想曲 2.マーチ「エイプリル・リーフ」3.行進曲「春」4.行進曲「道標の先に」5.ビスマス・サイケデリア1プログラム 表彰 大学名 課 自由曲1.銀 古祀ひかりウインドオーケストラ (愛知) 2 古祀 2.金 白子ウインドシンフォニカ (三重) 2 「GR」よりシンフォニックセレクション3.銀 ルロウブラスオルケスター (愛知) 1 富士山-北斎の版画に触発されて- 4.銅 松本シビックウインドオーケストラ(長野) 3 スピリッド・アウェイ「千と千尋の神隠し」より5.金代 Nissin Wind Orchestra (愛知) 1 交響詩「ドン・ファン」※金代は、東海支部代表として全国大会に出場レポート古祀ひかりウインドオーケストラ(愛知)吹奏楽の名門校である光ヶ丘女子高等学校・吹奏楽部OGバンドのひとつとのことですが、バンド名は昭和63年度のコンクールで保科洋作曲「古祀(こし)」の演奏をしたことに由来するそうです。2015年に結成された若いバンドで、東海大会初出場とのことで今後が楽しみなところです。自由曲は2年連続で古祀を演奏するとのことですが、バンド名にもなっている大切な曲であることは容易に想像できます。来年も古祀!という選択肢もありそうですが、ある意味究極の深堀りとクオリティーの追求を求め続けたらどうなるのか?!ということで、そういうバンドがコンクールにあっても良いのではないかと感じた次第です。白子ウインドシンフォニカ(三重)歴史あるバンドで東海大会常連団体かと思いますが、流石のクリアなサウンドに圧倒されました。自由曲「GR」のシンフォニックセレクションはメロディアスなところが多い楽曲なので、歌心も必要かと思いますが、そのあたりも抜群のものがあり、心に響く感動のひとときになりました。ルロウブラスオルケスター(愛知)ワインレッドのユニホームが目を引くとてもお洒落なバンドという印象ですが、不思議なものでその赤色が演奏の色として加わっているように感じました。そして課題曲はあんたがたどこさ、自由曲は富士山と2曲とも和テイストで揃えたあたりもよい構成と思いました。富士山は2014年に相模原市民吹奏楽団の委嘱で作曲された真島俊夫の日本三部作「三つのジャポニスム」「鳳凰が舞う」に続く集大成とも呼べる作品で、高難易度なのは容易に想像できるのですが、曲を完成させた時の充実感は富士山登頂に似ているのかなと想像しました。松本シビックウインドオーケストラ(長野)東海大会初出場ということもあり注目のバンドでしたが、課題曲も自由曲もとてもクリアで気持ちの良い演奏で、これは見事に少数精鋭の良さが出ていたように思います。余談ながら自由曲のスピリッド・アウェイ「千と千尋の神隠し」よりは、いわゆるコンクールで勝てる曲というカテゴリーの曲の中に入るかと思いますが、それも上手く演奏してこそということで、実力と曲の良さがかみ合っていた感がありました。特に後半の曲が交差する場面でのソプラノサクソフォーンの入りは音色もタイミングも鳥肌もので記憶に残る好演だったように思います。Nissin Wind Orchestra(愛知)a吹奏楽の世界では有名な日進中、日進西中を擁する日進市で昨年4月から始動した新しいバンドですが、日進中・日進西中のOBOGが多数参加しているそうで、残念ながら中学高校の部に比べると東海大会とはいえ客席にも空席が目立ち、盛り上がりに欠ける職場一般の部にとっては新しい風を吹き込んでくれそうな期待がありました。その演奏は、じつに見事・・・。あんたがたどこさのクオリティーはこれまで聴いた中では最高レベル。そして自由曲ドンファンも終始耳が離せない好演と思いました。さしづめ東海地区に新たなスター楽団誕生という感がありました。*** その2に続く ***
September 10, 2019
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開催日:2026.5.5(月) 14:00開演場所 :千曲市文化会館 あんずホール(760名収容)GW恒例となっている長野県の吹奏楽伝統校である屋代高校吹奏楽班のOBOG会である奏鳩会のコンサートに行ってきました。プログラム第1部1.コンサートマーチ「虹色の未来へ」2.ミュージカル「レ・ミゼラブル」より第2部 特別演奏~屋代高校吹奏楽班のみなさんによる演奏~3.屋代高校校歌4.夕映えの丘5.白雪姫セレクション6.テンプター第3部~屋代高校吹奏楽班3年生の皆さんと合同演奏~7.ANTHEM 「アンセム」~吹奏楽のための8.銀河鉄道999~奏鳩会による演奏~9.ディズニーヴィランズ・メドレー10.タイタニック・メドレーアンコール11.エルクンバンチェロレポートコンサートマーチ「虹色の未来へ」オープニングは、2018年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲より。当時は人気の課題曲で演奏していた団体が多かった記憶がありますが、久しぶりに聴いてみると未来への希望を彷彿とさせるあたたかな調べがとても心地よい楽曲と感じました。余談ながら、この曲はウインズスコア社長の郷間幹男氏による作曲ということもあってか、現在ウインズスコアにてすぐに楽譜を購入できる形となっているので、2018年当時に楽譜を入手していなかったバンドでも容易に演奏することができる楽曲となっています。ミュージカル「レ・ミゼラブル」よりレ・ミゼラブルもいろいろな編曲版がありますが、その中でも今回演奏された森田一浩氏の編曲版は、冒頭のリコーダーアンサンブルという画期的な演奏からはじまって、じつにドラマチックで聴き映えのする構成で、コンクールの自由曲としても度々耳にするところでしたが、おそらく今日のステージで演奏しているメンバーの多くが一度なりと演奏している方が多いと考えられ、そのためか演奏に手慣れた感があり、終盤のピッコロの見せ場ではバンダ演奏を取り入れるなど、円熟の演奏という印象を受けました。屋代高校校歌パンフレットの裏面に屋代高校校歌の記載があったので、プログラムには無いがどこかで歌うのだろうな…と予測しておりましたが、2部の始まりでの演奏となりました。余談ながらつい1か月ほど前に、私自身も出身校のOBOGとして現役生の主催するコンサートに出演させていただき、その時に校歌を現役生と一緒に演奏させていただくという機会があったのですが、やはり学生時代の校歌というものは決して忘れることのない格別なものがある訳で、そういった意味では奏鳩会のコンサートで校歌が歌われるということは世代間をつなぐ接着剤のような役割として必須なのだろうと感じた次第です。夕映えの丘先週のスーパーコモロウインドオーケストラの演奏会に続いて2回目の拝聴となりましたが、少し影のある寂しげな曲調から明るい明日へとつながる変化がとても心地よく、2026年の課題曲の中では一番好きかなと思えるようになりました。こういう曲ならばコンクールが終わった後もコンサートの1ピースとして長く演奏され続けるかもという予感もありました。白雪姫セレクションワンソング~口笛吹いて働こう~歌とほほえみと~ハイホー~小びとのヨーデル~コラール~いつか王子さまが収録されているBRAIN社の販売譜ですが、元祖ディズニー・メドレーと曲がかぶるところがあり、どこか懐かしく聴かせていただきました。7分半という尺も演奏会のメインプログラム級として聴き応えがありました。テンプター初めて聴く曲だったので調べてみましたが、それによれば第11回以降のシンフォニックジャズ&ポップスコンテストの課題曲として作曲されたとのことで、「テンプター」とは悪事へ誘惑するものの意、定冠詞"the" が付くと、転じて「悪魔」の意味になり、この曲での「テンプター」のイメージは、藤子不二雄A氏のマンガで描かれるあのセー ルスマンのイケメンホストバージョンといったところでしょうか。とのことですが、いろいろなパートにソロがあり、これまたコンサートを盛り上げる1ピースとして良曲だなという印象を受けました。ANTHEM 「アンセム」~吹奏楽のための2010年の初演奏以来、もう何度目の拝聴か…という感じですが、改めて想うのは、何度聴いても心に響く素晴らしい曲だということ。そしてそうなると毎年1回は聴いておきたい曲になってきていることに気づかされたところです。繰り返しになりますが、いわゆるそのバンドでしか演奏することができない門外不出の曲を持っている団体はそう多くはないはずで、さらにこのように毎年その曲を演奏して語り継いでゆくということになると、私の知る限りでは相模原市民吹奏楽団のYours!くらいしかありません。そんなことから、アンセムをまた次回も聴けることを楽しみにしたいと感じました。銀河鉄道999劇場版エンディング曲ですが、こちらはロケットミュージック社の販売譜で20人以下でも聴き映えがするように書かれた小編成対応版ということでしたが、それを80名越えの大編成で演奏すると、大ユニゾン感が前面に出て来て、それもまたよいと感じたひとときになりました。ディズニーヴィランズ・メドレーこの曲について私的にはファンティリュージョンの短調バージョンというイメージを抱いていますが、改めてこういう素材に目をつけた鈴木英史氏もなかなかの卓見だなと思うところですが、光と影。光だけでは成り立たない。光は影がなくては輝かないみたいなところもあり、こういった曲の存在意義は大きいと感じずにはいられないところでした。タイタニック・メドレー1997年に公開された不朽の名作タイタニックですが、私自身1つの映画を劇場で複数回見ることはほぼない中で、タイタニックだけは劇場で3回見たという想い出の作品であり、その音楽をこのような形で聴けたことが感無量なところでした。エルクンバンチェロアンコール曲は、屋代高校の18番とも言うべき曲ですが、控えていた生徒さんたちも合流して、おそらく楽器を持っている全てのメンバー(実行委員長の発表では120名超)がステージに集まり、超大編成での演奏となりました。まさに奏鳩会コンサートという吹奏楽の祭典の締めくくりにふさわしいど迫力のグランドフィナーレになりました。まとめ奏鳩会コンサートは、コロナ禍によって2020年~2022年は行われず、2023年は関係者のみ。そして前々回、5年ぶりに一般公開という形で完全復活。今年はその3回目となった訳ですが、出演メンバーを拝見すると幅広い年代の方が参加する一方で令和以降卒業の若い世代の方が増えてきており、屋代高校吹奏楽班の伝統が脈々と引き継がれていることを改めて感じました。
May 4, 2026
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開催日:2026.8.2(日) 14:00開演場所 :上田市交流文化芸術センター サントミューゼ小ホール(320名収容)読売交響楽団 上田定期演奏会 関連プログラムの読響メンバーによる室内楽演奏会に行ってきました。プログラム1.ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第1番 op.18-1 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ 第2楽章 アダージョ・アフェットゥオーソ・エド・アッパッショナート 第3楽章 スケルツォ:アレグロ・モルト 第4楽章 アレグロ2.ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第12番「アメリカ」 op.96 第1楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ 第2楽章 レント 第3楽章 モルト・ヴィヴァーチェ 第4楽章 フィナーレ:ヴィヴァーチェ・マ・ノン・トロッポアンコール3.シューベルト:アヴェ・マリアレポート弦楽四重奏曲 第1番 op.18-18月23日の読売交響楽団 上田特別演奏会で演奏されるベートーヴェンの交響曲第5番「運命」に関連した選曲ということで、全16曲におよぶベートーヴェンの弦楽四重奏曲の1番目の曲は、ベートーヴェンの作品群の前期にあたるとのことでした。運命はベートーヴェンの中期の作品ですが、いわゆる有名な運命の動機「タタタターン」が、既にこの弦楽四重奏曲第1番の第4楽章にも登場しているとのことで、ベートーヴェンの作品群は、前期・中期・後期とあり、それぞれ特徴があるけれど、基本となるものはすべての期を通してあるものなのだなと感じました。弦楽四重奏曲 第12番「アメリカ」 op.968月23日の読売交響楽団 上田特別演奏会で演奏されるドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」に関連した選曲ということで、「アメリカ」は、新世界とほぼ同時期に作曲された曲だが、ドヴォルザークが夏休みで訪れた避暑地でくつろいでいた3日間で完成させたという曲で、第3楽章では避暑地の情景も表現されていることで、それぞれの楽章で色あいの異なる情緒豊かな楽曲と感じました。アヴェ・マリアアンコールは、ベートーヴェン、ドヴォルザークとくれば…残りはシューベルト!ということで、8月23日の演奏曲シューベルトの交響曲第7番「未完成」にあやかってのアヴェ・マリアの演奏となりました。まとめサントミューゼのオーケストラ公演では、これまでも関連プログラムとして室内楽演奏会や指揮者によるアナリーゼといった催しが行われてきましたが、今回は8月23日の上田特別演奏会の関連プログラムとして、8月23日の公演チケットを持っていれば無料。持っていなくても500円という破格値でこの濃密な1時間強のステキな演奏会を聴くことができるというとてもうれしい企画であり、このあたりはサントミューゼの基本理念である育成に合致した事業展開の最たるものだなと感じた次第です。そして今日の公演では、また1曲目と2曲目の曲間のMCで、出演した4名の奏者(ヴァイオリン伊藤真奈、ヴァイオリン堀内星良、ヴィオラ正田響子、チェロ芝村崇)の皆さんがそれぞれ自分の言葉でお話をしてくださり、曲の解説だけでなく、音楽以外のプライベートなこと(ディズニーが大好き…。演奏会の前日に上田入りして別所温泉に泊まってリフレッシュした!等)もお話いただき、ある意味オーケストラ公演だけの鑑賞では知りようのない演奏家の姿を身近に感じられたひとときになりました。
August 2, 2026
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