言葉の意味(虐げる待遇)とは違うように使われるみたいです。

子どもを支配してしまうことが本当の意味なんですね。

番組内でもわが子を殺害してしまったニュースを見て,次は自分かもと思って事前に児童養護施設に預けた母親がいました。
自分でどうしようも抑えることができない…悲しいけれど周りを巻き込みながらできることもあると思いました。 (2008.07.21 20:08:20)

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2008.07.21
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テーマ: 生き方上手(711)
ETVワイド ともに生きる の再放送を見ました。

子どもの虐待について扱ってました。

石田衣良,ソニンがゲストでした。
虐待をしてしまう母親,小さい頃に虐待を受けた子どもや子育てに苦しむ母親が苦しい胸の内を明かしていました。

虐待をしてしまう母親には,壮絶な 葛藤 がありました。
一方では,子どもの頃に受けた母親からの虐待に苦しみつつも,子どもには自分が受けたかった愛情を注いでいます。
自分の子供には自分の受けた悲しみを二度と味わわせたくないと精一杯愛情を注いでいます。
お弁当には彩りに気をつけて,冷凍食品は使わないように手作りを心がけています。


小さい頃には自分で自分のお弁当をつくってもっていったそうです。
他人と比べて見劣りのする弁当に気まずい気持ちになったそうです。

それに引き換え,自分の子ども(娘)は,自分の愛情のおかげで素直な子に育っています。
子どもへの手紙には,「ママが大好き」と綴られていました。
しかし,そうであればあるほど,子どもに対してうらやましい気持ちがわいてくるそうです。
自分は母親に支配されていたのに,なぜ自分の子どもはこんなにも不自由なく愛情たっぷり育てられているんだろう。
そのうらやましいという感情は,憎しみの感情になることもあるみたいです。

この母親は, 愛情を注がなければという理想の母親としての自分 と, 過去に受けた傷がもたらす子どもへの憎しみを持つ自分 との間で揺れ動いています。
担当医は自分が子どもの時にしてもらいたかったことを自分の子どもにしてあげればいいとアドバイスしているそうです。


次に,過去に受けた虐待を告白した少女について紹介されました。

その少女は高校生のときに他人と打ち解けられずに人間関係をうまくつくることができませんでした。
カウンセリングを受ける中で,自分が小さい頃に受けた虐待が原因であることがわかりました。
嫌だったことを徐々に思い出した彼女は,思いつくままにその思い出をスケッチブックに描きました。

その絵が残虐なシーンばかりでショックでした。

机の下に隠れていると,母親や祖母が引きずりだそうとします。
それに抵抗するために,机の脚に必死にしがみつく様子が描かれていました。

布団の中で丸まっていたときには,外から足で蹴られたそうで,布団の中でうずくまって,足がその周りにたくさん描かれていました。
そのときには,「なぜ急所をやらないのか。殺してしまえばいいのに」と思っていたそうです。

また幼いときには,車でどこかに連れていかれて山の中に置き去りにされたそうです。
必死に走り去る車を追いかける場面が描かれていました。
今から考えると助けを求めたことを後悔したそうです。
偶然でもいいから崖に足を滑らせて死んでしまえたら楽だったのにと思うことがあったといいます。

高校生までは,服装を親に決められていたそうです。
自分の希望する服はすぐに却下されて,親の選んだ服装を着ると,「芸能人みたい」と褒められます。
しかし,それを着ていくと,明らかに周りの友達からは浮いた格好だったようです。

母親が機嫌のいい時がたまにあったそうです。
いい成績をとった時です。
しかし,悪い成績だと烈火の如く怒られたそうです。

いつの間にか母親の機嫌をいつも気にしているようになります。
母親の顔色に合わせて自分の性格を演じ分けています。
それを学校でもしていると,性格がころころ変わることに対して,「なんなのあの子?」と当然不思議に思われます。
そうして,うまく他人との関係が築けなくなってなっていったそうです。

わかったことは, 過去に受けた虐待による傷は,ずっと癒えずに現在の自分に影響を及ぼし続ける ということです。

子どもは一番弱い存在です。
だから親の愛情を受けなければいけません。
親しか頼るものがありません。
その時期にもし自分が虐待を受けてしまったら,それは決して癒えることのない傷となって消えることがありません。
親に支配されて育つと,自分の意思がなくなってしまいます。
親がしたいことを感じとって行動してしまいます。
だから,自分が何をしたいのかがわからなくなってしまいます。

このように,自分の子どもをペット化して,願望を押し付ける親がいかに多いことか。
ファッションの押し付け,習い事の押し付け。
友達のような感覚で親と子どもが対等な関係を築いているケースも多いです。
この場合も,親からの愛情を受け取ることができないような気がします。

過去の傷を癒すためには,親との関係を見直すこと以外にないような気もしました。
子どもには罪はありません。
親が変わらなければ解決するのは難しいと感じました。





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最終更新日  2008.07.21 13:44:03
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Re:「虐待」(07/21)  
流花 さん
虐待の連鎖はどこかで絶たなければ続いてしまう。

幸いにもわたしの周りには虐待を受けた人もしている人もいないけど・・・

愛すべき対象に虐待をしてしまう・・・虐待している方も本当は苦しいのでしょうね・・・ (2008.07.21 19:35:13)

虐待って  
むむむぽん  さん

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