大学教員からのMessage

大学教員からのMessage

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

むむむぽん

むむむぽん

カレンダー

コメント新着

むむむぽん @ Re[1]:やや重めの風邪(07/14) 藻緯羅さんへ ある程度滞在歴がないと資…
藻緯羅 @ Re:やや重めの風邪(07/14) 無事、回復されたようでよかったです。  …
むむむぽん @ Re[1]:北屯市場(06/16) 藻緯羅さんへ このお店はそうでもありま…
藻緯羅 @ Re:北屯市場(06/16) このような写真を見ると、  独特の臭いが…
むむむぽん @ Re[1]:台中市北区国民運動中心(05/30) 藻緯羅さんへ 意味を考えてつける場合も…
2010.02.10
XML


博士の愛した数式

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「ぼくの記憶は80分しかもたない」博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた―記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。

【著者情報】(「BOOK」データベースより)

小川洋子(オガワヨウコ)
1962(昭和37)年、岡山県生れ。早稲田大学第一文学部卒。’88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。’91(平成3)年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年「博士の愛した数式」で読売文学賞、本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

数学者とそこに派遣された家政婦とその息子との心温まる物語でした。

主人公の家政婦は毎日博士のために夕飯を作って,家族のように団欒しつつ,翌日には名前から何からすべて忘れてしまっているため,また名前から名乗らなければいけません。

しかし,博士の数学に対するひたむきさと,子どもに対する愛情のかけ方は並みのものではありません。

家政婦は次第にそんな博士の話す数字や数学の魅力にひかれていきます。


記憶の続かない数学者という一見,テーマにしにくそうな対象ですが,数学に対する理解を深めつつ読み進むことができました。

博士は私生活のことに関しては無関心で,家政婦はそれらの面倒をみなければなりません。
しかし,家政婦は数学の魅力を教えられたことをきっかけとして,博士の人間性に教えられる場面も出てきます。

博士のひたむきさと周りのサポートが胸を打ちます。
それはお互いに赤の他人でありながら,今の家族ですら失われつつある絆を感じさせるからだと思います。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.02.10 00:58:19
コメントを書く
[音楽・テレビ・映画・小説] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: