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2005年12月08日
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JOHN LENNON 享年40歳

たぶん今日は世界各地でジョン・レノン氏の「イマジン」が流れることでしょう。

Imagine there’s no heaven (想像してごらん、天国なんてないんだと)
It’s easy if you try (やろうと思えば簡単さ)
No hell below us (僕らの足下には地獄なんてない)
Above us only sky (頭上には空があるだけさ)

Imagine all the people living for today
(全ての人が今日を生きていると想像してみて)


It isn’t hard to do (そんなに難しいことじゃない)
Nothing to kill or die for (殺すことも死ぬこともない)
No religion too (宗教だってない)

Imagine all the people living life in peace
(全ての人が平和に暮らしていると想像してみて)

Imagine no possessions (想像してごらん、所有するものなんてないんだと)
I wonder if you can (貴方にできるかな?)
No need for greed or hunger (欲望も飢えも必要ない)
A brotherhood of man (人類の兄弟愛を)

Imagine all the people sharing all the world
(全ての人が世界を分かち合っていると創造してみて)


But I’m not the only one (だけどボク一人じゃないはずさ)
I hope some day you’ll join us (いつの日か貴方も僕らに加わってくれれば)
And the world will live as one (世界はひとつになるでしょう)

スタンダードと言うよりは世界の名曲のひとつになった詩ですが、実はアメリカの911テロ以降、ほとんどのラジオ局で放送禁止、あるいは放送自粛となりました。
テロリストへの報復がアメリカ国家において優先されたからです。

広告だというのに広告主の名前もなく、紙面一面、白地にたった一行のメッセージが書かれてありました。

Imagine all the people living life in peace.

勘の良い読者にはそれがジョン・レノン氏の未亡人であるオノ・ヨーコ夫人からのメッセージだとすぐに気が付いたはずです。
この当時ニューヨーク市民は連日連夜、「戦争」や「報復」という言葉に翻弄されていました。
マスコミのインタビューに答えて「今伝えたいメッセージは全てこの広告の中にある」と一言語っただけでした。
理不尽な暴力によって夫を奪われたニューヨーカーの代表が民衆に送ったメッセージでした。

せっかくですからオノ・ヨーコ夫人のインタビューのスクラップもご紹介しておきましょう。

We are one world, one people whether we like it or not. Aren’t we?
I mean, I can pretend we’re divided into races and countries and we can carry on pretending that until we stop doing it. But the reality is that it is one world and it is one people.

「私たちはひとつの世界、ひとつの『人間』なんです。好むと好まざるとに関わらず。そうでしょ? なんと言うか、私は、我々が国や人種で別けられているフリをすることはできるし、私たちはそのフリを止めるまでずっと演じ続けることもできるの。でも、真実はひとつの世界でひとつの『人間』だってこと」(プレイボーイのインタビューより)

果たして想像するだけで人類の平和が実現できるかどうかはわかりませんが、人間の存在のすべてが「思う」ことから始まるとすれば、まずは思わなければ何も始まらないのかもしれません。

このジョン・レノンのイマジンが発表されたのは1971年ですから、当時委員長はまだ16歳の夢見る少年でした。
この詩は確かに衝撃的でした。
本当に人類全員が祈りを込めて想像さえすれば、平和は実現できると手放しで信じていました。
でも必ず水を挿すヤツがいますね。

「おまえ、やっぱり甘ったれだな。言うのは勝手だけど誰がメシ食わせてくれてるんだ?そういうことは自分でメシを食えるような一人前になってから言え」

はい、おっしゃるとおりでございます。
すぐに右左に転ぶ思春期は、転び方を間違えると両極端なところがあります。

「差別や不公平を生み出す社会が悪い!大人が悪い!壊せ!腐った世の中を」

はいはい、若さは暴力的なものです。ROCKの魅力はなんといってもWILDさです。

「世界を救うのは愛だ!愛こそすべて」

そうです。愛だけが世界平和を実現させる唯一の方法なのです。

「おまえねぇ、人を愛するには条件ってものが必ず出てくるんだよ。誰彼構わず無条件で人を愛せるのかおまえ?」

う~ん、確かに。無条件で愛することができるのはジーザスかマザーテレサのような人しかいないでしょう。

ということで、オノ・ヨーコさんの超越した理論は、いきなり究極の真理をズバリ語っておりますが、どーらく者の委員長としてはひとつの世界、ひとつの「人間」に辿り着く前に、ひとつの世界に生きているのは男と女しかいないってことに、う少し関わっていたいと思います。男にとって女は永遠の謎ではないでしょうか?

IMAGINEという名曲を残した偉大なアーティスト、ジョン・レノン氏の遺作もヨーコ夫人との愛をテーマにした「ダブルファンタジー」でした。
WOMANなんて曲も素晴らしい内容ですよね。
晩年のジョン・レノンの顔はちょっとした哲学者のようでもありました。
あのビートルズの頃の不良っぽいシャウトも年齢を重ねるに従って穏やかな仙人のような声になっていきました。
天文学的数字と言われる印税や財産を所有し、世界の音楽史に名を残した彼は決して思考を停止させることはありませんでした。そして世界平和を実現させるためにはまず男女の愛を成就させるべきと語っていたように思えて仕方がありません。

12月8日、一年に一度、平和と愛について考える日、そしてジョンとヨーコのメッセージに従って今日はゆっくりと想像してみます。





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最終更新日  2005年12月08日 07時23分25秒
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