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2021.02.20
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カテゴリ: 本のこと
降り注ぐ雨と光を全身に受け止めるように胸を張った。この雨は意外に温かい。でも、涙より冷たい。


阿川大樹 著 実業之日本社



書き下ろしの小説です。
台風で繰り上がった終電により、とある5人の運命が変わっていく様子が描かれています。


読みながら、奇妙な繋がりを感じました。

それは、同じ台風を共有しているからというだけではなく、
もしかしてオムニバスになっているのでは?と考えてしまう構成。

前の物語のシーンのどこかに、
次の物語に登場する人が




確証はもてませんが。笑
証拠はないので、私の考えすぎかも。




1話目の登場人物は
29歳の、まだ芽が出ない女性。
いきなりの親近感。笑


29歳と言えば、もちろん大人。
大人だから、何でもわかったふりを
するけれど

どうにもできない感情が
不意に訪れた非日常にあることも
あって。



ないはずなのに
不器用にみえる様子が描かれていて
素敵です。
不器用ではないはずなのに、を
感じさせるセンス。



親心がわかりすぎる。
それに応えてあげたい気持ちの方が、立場的にもっとわかりすぎる。


何が幸せで
どれが真実であるかは
その人次第、ですよね。
個人的には面白い発想のストーリーだと思いました。

作者さんの出身といいますか、
ご経験からこのような発想が
出てきたのかしら。と思いました。



第3話。
個人的に一番好き。
うーん、何で好きかと言われたら
大学の話っていうのは
ワクワクするから。
それだけではなく、
素直な気持ちで読むと
驚きが連続しておこる話。

結末の予想が何度かひっくり返される。



第4話。
可愛らしい〜。
そして、
急いでいるときこそ、
われ先にとならない気持ちを
持ちたいと感じました。



第5話は、1話目のアナザーストーリー。
内容に大きく関係はないけれど、
店を見つけた時の「いい店を見つけた」
感覚が好き。



台風の非日常さ…

って、自分の生活だけでなく

当たり前だけれど
それぞれにとっての
「自分の生活」に
影響が出ていて、

同じ空の下の物語として

とても面白いまるで神様視点で
読めるストーリーばかりでした。


非日常ってソワソワ不安にも
なるけれど
どこかワクワクもホッともする
瞬間があります。

とても上手く描かれていて
面白かったです( ´∀`)


短編いいなぁ。







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最終更新日  2021.03.30 23:33:47
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