2006/02/18
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カテゴリ: 北アメリカ産



名前はピンクでも、「ピンク色です」と言うには淡く白っぽい色合いで、
強いて言えば「桜」のような色。

桜といえば、ピンクですけれど、実物の桜(ソメイヨシノ)の花びらを一枚、手にとってみても、それは白ではないようだけれど、
ピンクと言うには淡い、それなのにたくさん集まると、確かにピンク色に見える色合いです。
ちょうど、このカルセドニーもそんな色。
白くはないけれど、やわらかく層を重ねることでほんのり色味を感じます。

こんなやさしい色合いなのに、紫外線で緑色に蛍光するのだそうですが、
蛍光した姿は見たことがありません。


まるで花びらを重ねた花のよう。
私にとっては、むしろローズクォーツよりも「女性」を感じさせる石です。

カルセドニーは、成分としては水晶と同じですが、
ずっと温度が低い環境で結晶します。
いろいろ調べていたら、200度以上では水晶(石英)が晶出するが、
人肌程度の温度ではオパールになるのだという説明を見つけました。

オパールは、カルセドニーよりも低い温度でできるもので、
厳密に言うと結晶していない石です。
このことから考えると、200度以下~人肌以上
……高温水晶と低温水晶のように厳密な境界ではないでしょうから、
およそ100度前後の範囲が、カルセドニーが結晶する温度ではないかと思われます。


カルセドニーの形は、もっと自由で柔らかです。
特に、このピンクカルセドニーの半透明な色合いは、
石と言うよりも、生命組織のような雰囲気。
アップにすると、ちょっと石には見えません。

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Last updated  2007/09/04 10:55:38 AM
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フォレスト@ Re:”メタ”からアゼツを考える。(09/28) アゼツライトは水晶にもならないただの石…
スターブラリー@ Re:名前を使う、意味を使う(10/08) この写真に掲載されている水晶は、販売予…
spiranthes@ Re:Vサイン!(11/15) 55度24分のベローダ(Belowda)式双晶かもし…
販売者@ Re:分りやすいです。(09/30) スーパーセブンが、過去くず石だったとい…
通さん@ Re[4]:深紅であるはずの石(12/10) わ!わ!こちらにお返事をありがとうござ…

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