2006/10/21
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カテゴリ: 複数産地
先日ご紹介した天然石20個セット。

まずはもう一度全体像を。


では、左上から順番に。
一番手はカーネリアン。

和名で言えば紅玉随。ヘマタイトによって赤くなったカルセドニーです。
……が。赤いのは帯状に一部分だけ。
カーネリアンと言うにはちょっと厳しい色合いです。
発色の原因がリモナイト(褐鉄鉱)になって色合いが茶色っぽくなると


上段左から2番目はヘマタイト。

赤鉄鉱です。カメラが写り込まないポジションを選んで撮りました。
ビーズに加工されているヘマタイトは、人工的に合成されたものがほとんどだと言いますが、
これはどうでしょう?

上段左から3番目

ピクチャー・ジャスパーです。アースカラーが渋いです。
要するにこれは商品名なので、検索すると
いろんな模様のピクチャー・ジャスパーが出てきます。

上段4番目

おなじみ、アベンチュリン。
アベンチュリンという割にキラキラしてません。

緑色=アベンチュリンではありません!

上段右端。

レッドジャスパー。
気合いの入った不透明石です。磨いてあってもぽつぽつ小さな穴が空いていて、
個人的にはジャスパーというには不思議な風合い。


2段目左端

正体不明ブラック・ストーン! 名前そのまんまの「黒い石」
アブシディアンでもなさそうだし、トルマリンと言うには重さが違うような。

2段目左から2番目。

キラキラしてないレッド「アベンチュリン」
この石とカーネリアンを比べると、微妙な質感、不透明さ、均一さ。
このあたりが、この石がクォーツァイトではないかと考える所以。

2段目左から3番目

グリーンスポットと名前が付いていました。
これも見たまんまの、緑の斑点がいっぱいの石。
緑の部分に若干透明感があってきれいです
ツリー・アゲートと言われている石ではないでしょうか。
海外サイトでは、ツリー・アゲートをデンドリチックアゲートの一種だと言っていましたが、
緑色のデンドライトというのはないだろうと思うので、却下。
おなじみの石なのに、アゲート、ジャスパー類は実は謎がいっぱい。

2段目左から4番目

黄玉と言えばトパーズ。
しかるにこれはトパーズじゃあないでしょう。
質が低い不透明トパーズ……でさえなくて、全く別の石。
「おうぎょく」ではなくて読んで字の如く「黄色い玉(ぎょく)」って感じでしょうか。
染めを疑ってみたのですが、黄玉とか、イエロージャスパーで検索すると、
中国の彫刻で妙に黄色い石がヒットすることと、
実物の微妙な濃淡が、ちょっと天然っぽいので、
期待を込めて黄色い謎の石と言うことに。手ざわりはジャスパーに似ています。

2段目右端。

これまたおなじみ、スノーフレーク、オブシディアン。
漢字で書けば雪片黒曜石。ただし、雪片の部分がとても少ないです……。
一度、タンブルでスノーフレークの部分に赤い色が入っているのを見かけました。
そういうのもあるようです。


これでやっと半分。しんどいので、残りは明日!







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Last updated  2008/04/23 11:14:55 AM
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フォレスト@ Re:”メタ”からアゼツを考える。(09/28) アゼツライトは水晶にもならないただの石…
スターブラリー@ Re:名前を使う、意味を使う(10/08) この写真に掲載されている水晶は、販売予…
spiranthes@ Re:Vサイン!(11/15) 55度24分のベローダ(Belowda)式双晶かもし…
販売者@ Re:分りやすいです。(09/30) スーパーセブンが、過去くず石だったとい…
通さん@ Re[4]:深紅であるはずの石(12/10) わ!わ!こちらにお返事をありがとうござ…

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