2008/06/25
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カテゴリ: 北アメリカ産
レッドベリル!


初日、例年よりも人出が少ないという意見がありますが、
私にとっては前年と同じくらいのぎっしりすし詰め状態だと
思っていた人混みのなか、
知り合いの石好きさんと、あっちこっちのお店をチェックして回っていたときのことです。

小さいけれど、遠目にも鮮やかな色彩の石。
表示を見ると「Red Beryl」。
同時に目に入ってきた「Each \1000」

えーと。


レッドベリルということはわかります。
エメラルドやアクアマリンと同じベリルの仲間で、
マンガンによって濃いピンクに発色している石。
採れるのは世界でわずかに数カ所。
数センチの結晶が最大級のものという、ベリル族きってのレアな石。
鉱物名はビクスバイト(Bixbite)。
ところがビクスビアイト(Bixbyite)という、一文字違いで全く別の石があるので、
ややこしいためにレッドベリルの通称の方が知られています。
宝石業界の方では、「レッド・エメラルド」と呼ばれていたりもしますが、
エメラルドは誰がなんと言おうと緑の宝石の代表格。
赤い緑の宝石なんて、変です。



えーと。
「Each \1000」ってことは、ひとつ千円?
「¥」だからドルじゃなくて円だよね?
思わず、一緒にいた石好きさんにも同意を求めました。
「ひとつ……1000円?」


石の大きさはわずかに7、8ミリ。
小さいです。
しかし、大きさはもうちょっとありましたが、ずっとずっと色の淡い石を
3倍以上の値段で買いましたよ?


結晶の頭(端面)はないけれど、柱面はばっちり。
それにこの色。
濃いピンクと言うよりホット・ピンクとでも言いたい、鮮やかな色!

これはもしかしなくても掘り出し物!

……ということでめでたく色鮮やかなレッドベリルをゲット♪
最終日にものぞきに行きましたが、3分の2以上が売れていて、
色が浅い結晶ばかりが残っていました。
やっぱり、皆さん気が付いて買ってる。
初日に見つけたのはラッキーだったかも。

どころで、色が浅い結晶を見るとわかりますが、レッドベリルのピンクは、
赤に白を混ぜたピンクよりも、若干紫がかっています。
なので、某「クリスタル百科事典」で、
レッドベリルが「オレンジ・赤の石」に分類されているのが納得できません。





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Last updated  2008/07/02 03:48:01 PM
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フォレスト@ Re:”メタ”からアゼツを考える。(09/28) アゼツライトは水晶にもならないただの石…
スターブラリー@ Re:名前を使う、意味を使う(10/08) この写真に掲載されている水晶は、販売予…
spiranthes@ Re:Vサイン!(11/15) 55度24分のベローダ(Belowda)式双晶かもし…
販売者@ Re:分りやすいです。(09/30) スーパーセブンが、過去くず石だったとい…
通さん@ Re[4]:深紅であるはずの石(12/10) わ!わ!こちらにお返事をありがとうござ…

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